尼崎連続変死事件が報道されるようになって、しばらくは主犯格の角田美代子被告の顔写真すらメディアの報道に出てこなかったので、何で顔写真が出てこないの?と疑問に感じてから、しばらく後に写真が出てくるようになったのですが、なんと、その写真の人物は事件と関わりのない別人だったという驚くべきニュースが。美代子被告と別人の顔写真、新聞・TVに掲載 尼崎変死(朝日新聞 10月31日)兵庫県尼崎市の連続変死事件で、複数の新聞やテレビで角田(すみだ)美代子被告(64)=傷害致死罪などで起訴=として掲載、放送された顔写真が、事件とは無関係の尼崎市内の50代女性の写真だったことがわかった。女性は30日夜、報道各社に対し、顔写真を使用しないよう要請した。 朝日新聞は同じ写真を入手していたが、美代子被告ではない可能性があったため、紙面に掲載していない。 女性と、女性から相談を受けた弁護士によると、23日付読売新聞の記事やその後の読売テレビの番組などを見て、自分の写真が使われていると気づいたという。ずいぶん前に、火事か事故かは忘れましたが、幼稚園児が亡くなって、亡くなった園児としてニュースで紹介していた写真が、同じ幼稚園に通っている別の園児だったということがあって、キャスターが謝罪しているのを観た記憶があるのですが、最近も滋賀大津の虐め事件で、無関係の人の写真が加害者の親族としてネットに出回っているのをマスメディアは批判的に取り上げていましたが、マスメディアも同じようなことをやってしまっているわけです。ただ、ネットなら自分から情報を探さないといけないので、興味の無い人は嘘の情報に触れずに過ごせますが、新聞やテレビの報道は一方的で、しかも毎日繰り返し報道されるわけですから、その日数だけ否が応でも人の目に触れる機会が増幅され記憶に刷り込まれます。ですから、マスメディアは1回限りの謝罪で終わらず、別人の顔写真報道、メディア各社がおわび 尼崎変死事件(朝日新聞 10月31日)せめて一週間は、この事件を伝える度に訂正と謝罪報道も繰り返すべきではないでしょうか。また、この件に関しては夕刊フジの報道で興味深い記述がありました。美代子被告は“おばけ” 取り巻きは“おばけ軍団”住民が恐れる角田ファミリー(夕刊フジ 10月24日)「あれ、ホンマに本人の写真か? 全然顔が違うけどなぁ…」 先週末、テレビが一斉に報じた角田被告の近影。これを見た顔見知りは一様に首をひねった。 「20年ほど前の息子の入学式の時の写真で、本人(角田被告)の名前も記されているんで間違いはないのですが、(いまの姿とは)あまりに似てなく否定する人が多かった。一部の報道機関は公表をためらったほどです」(地元紙記者) 複数の関係者によると、普段から角田被告は写真を撮られることを極端に嫌がっていた。地元の知人(52)は「飲み屋で一緒になり『みんなで写真撮ろうか』ってなった時も、『私はええ。絶対写さんとってや!』とものすごい剣幕で言われたのを覚えてる」と証言する。 素性を隠そうとする行動はこれに留まらない。 赤の他人だった李正則受刑者(38)=ドラム缶詰め遺体事件で実刑確定=をいとことして迎え入れたように、複数の人物と養子縁組を繰り返して戸籍を複雑にし、本籍地も頻繁に変更。自分の名前もコロコロと変えたという。北朝鮮は工作員が拉致した人物に成りすまして、日本や韓国で多くの工作活動を展開していたことが頻繁にありました。この事件に直接、北朝鮮が関わっているとは思いませんが、(写真を撮られるのを嫌がったというのは気になる部分ですが。)在日韓国朝鮮人による戸籍乗っ取り事件なんて、たまに報道されているように、ここまで来ると、逮捕された角田美代子被告は別人による成りすましで、本当の角田美代子が死んでいたとしても驚きませんが、不思議なのは、別人の顔写真が連日報道されているのに、そのことに気づいているであろう警察が否定しなかったことです。警察が劣化しているのか、それとも・・・。警察もマスメディアも他人には「ゴメンですむか!」と言いながら、自分達はゴメンで済まして終わりですから酷いもんですが、これまで報道していたのは別人の写真であったということを理解してもらうためにも、また別人の顔を記憶から消し去ってもらうためにも、オウムの菊池直子被告や高橋克也被告が逮捕後に警察が今現在の姿を撮影した写真を出したように、本当の角田被告の写真をマスメディアに提供することが、一番手っ取り早く分りやすい訂正になると思いますし、また、写真が出ることによって、新たな情報が集まり捜査に役立つ可能性があるかもしれません。それにしても、この事件に関しては不可解なことがいっぱいですね。角田美代子被告の実弟がグリコ森永事件とも関わりがあると今週の週刊文春に掲載されていたように、この事件は奥が深そうです。 角田美代子被告のいとこ李正則は韓国籍を隠して角田姓で報道していたり、マスメディアはタブーに触れるのを恐れて、ぼやかした報道に終始しているんじゃないかと勘繰ってしまいそうになります。
首相「明日への責任」20連発、解散言及せず(読売新聞 10月29日)所信表明演説全文(時事通信 10月29日)マニフェストを守れなかったことすら責任を取らない政党と、「近いうちに」という言葉の責任も取らない首相が、どうやって、あすへの責任を果たすというのでしょうか。「あすへの責任」というのは、ニートの「あしたから本気出して頑張る」と一緒で、今日はまだ無責任で居てもいいわけです。で、明日になれば「あすへの責任」と言って、昨日までは明日だった今日も無責任でいられるわけです。それを繰り返せば毎日無責任を続けられるわけで、明日へ、明日へで面倒くさい懸案事項を先送りして、次の政権へ丸投げでバトンタッチするのです。「近いうちに」を思いついた野田首相ならではの、よく考えられた演説ですね。こっちにしてみれば、「責任を盾に居座り続けるな!さっさと解散しろ!」と思います。
一昨日のことなのですが、お向かいにお住まいの方から、急用が出来て行けなくなってしまって無駄になるからと、中島みゆきさんのコンサートチケットを2枚頂きました。1枚8400円もするチケットだし、中島みゆきさんの曲は『地上の星』など数えるほどしか知らないこともあり、最初は貰えないとお断りしたんですが、他をあたってみても行く人が居なかったので貰ってほしいということで、お言葉に甘えさせて頂戴いたしまして、昨日、神戸国際会館こくさいホールに行ってきました。客層は中高年の方が多いのかなと勝手な想像をしていましたが若い人も多く、私の隣は高校生ぐらいの年齢の人たちが友達連れで来ているようでした。場内は満席、立ち見も凄い人数で、長く人気を維持されている方だけあって流石だなあと感じました。ここから先はコンサートの感想を書きますが、今回のツアーは神戸からスタートしたばかりですから、ネタバレも含まれておりますので、もし、この日記の読者さんでツアーに行く方がいたら気をつけて読んでください。コンサートは途中休憩を挟んでの2部構成。1曲目は私でも知っていた「空と君のあいだに」でスタートしました。幕が明けてイントロが流れ、白いドレスの中島みゆきさんが登場。『ジョジョの奇妙な冒険』じゃないけど、それこそ「ゴゴゴゴゴゴ」という効果音が聞こえてきそうなほどハンパないオーラが出てました。事前にちょっと予備知識を得ようと調べたところ、先週の水曜日にNEWアルバムが発売されたばかりで、それを中心にしたセットリストなのかと思っていたら、34年ぶりに歌った唄もあったりして、どうやら新旧織り交ぜてのファンにとっては嬉しい構成だったのではと思われます。そして、MCが面白いとも聞いていたので、それも楽しみにしていたのですが、 開演前のロビーでお客さんからメッセージを募っていて、合間、合間のMC毎ににラジオのお葉書紹介みたいに、お客さんが書いてくれたメッセージカードをラジオMCのような口調で読んで、そのメッセージにユーモアを織り交ぜた感想を述べていたので、ラジオを聞いている感覚で面白かったです。あっけらかんとした、でも子供っぽい喋り方が何かに似ていると考えていたら、声優の野沢雅子さん演じる子供の時の孫悟空や悟飯や怪物くんにソックリだと気づきました。唄っている時とは違うこのギャップも面白かったです。休憩を挟んでの第2部では「地上の星」を唄われたのですが、ステージが工事現場のようなセットで、トンネルのようなところから出てきながら唄ったので、御自身でも「紅白を思い出す」とお客さんから爆笑を取っていました。基本的に前回と前々回のツアーで披露した曲は外すようですが、前回のツアーでも唄ったけど今回もどうしても歌いたいと唄われた「時代」が聴けて嬉しかったです。(この歌、私が生まれた年に誕生してるんですね!)個人的には「糸」も聴いてみたかったのですが。ラスト近くになって「世情」も唄われました。なんと、コンサートで歌うのは27年ぶりなのだそうです。聞いている時は、もちろん頭の中に金八先生で加藤と松浦が警察に連行されるシーンが脳裏に浮かびましたが、20代の時に、こんな詩が書けるって凄い人ですよ。この曲を久しぶりに選んだということは、今の日本の状況を思ってのことなのでしょう。知らない曲の方が多いわけですから、最初は正直なところ楽しめるんだろうかとも思っていたのですが、いざ開演すると、そんな心配が吹っ飛んでしまうほどに、その中島みゆきさん持っている人間性や、人間の情念を尖った言葉と愛情ある言葉で凝縮した今の歌手では到底書けないであろう表現力豊富な詩の奥深さにグイグイと引きこまれて中島みゆきワールドに魅了されてしまいました。今の音楽業界には「歌姫」が溢れかえっておりますが、あんなのは所詮、メディアや音楽業界が売り込むために言っている自称「歌姫」にすぎないだけで、今年還暦を迎えられた中島みゆきさんは第一線でずっと数多くの名曲を生み出し活躍なされてきた方なので、これこそが真の歌姫だろうって思いました。このような機会を頂かなかったら、たぶん生では観ることが無かった中島みゆきさんでしたが、何度も感動で身ぶるいさせられた、まるで1つの演劇を見たような素晴らしいコンサートでした。セットリスト<1幕>1曲目「空と君のあいだに」2曲目「あした」3曲目「最後の女神」4曲目「化粧」5曲目「過ぎゆく夏」6曲目「縁」7曲目「愛だけを残せ」8曲目「風の笛」 <2幕>1曲目「3分後に捨ててもいい」(インスト)2曲目「真直な線」3曲目「常夜灯」4曲目「悲しいことはいつもある」5曲目「地上の星」6曲目「NIGHT WING」7曲目「泣きたい夜に」8曲目「時代」9曲目「倒木の敗者復活戦」10曲目「世情」11曲目「月はそこにいる」12曲目「恩知らず」13曲目「パラダイス・カフェ」14曲目「ヘッドライト・テールライト」
Perfume海外ツアー初日大盛況にて終了「台湾、最高!」(ナタリー 10月26日)一昨日の台湾空港に到着した際も現地のファンとメディアの多さと歓迎ぶりに凄いものがありましたが、記念すべきワールドツアー初日が日本に負けず劣らずの熱い盛り上がりを見せて大成功を収めたようで嬉しく思います。この勢いで残りの国でも来訪を心待ちにしている現地のファンを感動させてくれることでしょう。◆「アイアンシェフ」13年ぶり凱旋上陸 主宰に玉木宏(産経新聞 10月25日)1993年10月から6年間フジテレビで放送されていた超人気番組「料理の鉄人」。2004年にはアメリカ企業がフォーマット権を購入し、アメリカ、タイ、ベトナムでは現在も放送中だ。番販も含めると、「アイアンシェフ」として世界約80カ国で放送され、そのエンターテインメント性は、国境を越えて世界中の視聴者の心をつかんできた。 そんな「料理の鉄人」が新たな「アイアンシェフ」として、約13年ぶりに“凱旋上陸”することになった。番組の主宰は俳優、歌手、ラジオパーソナリティー、そしてカメラマンなど多方面で活躍する玉木宏。新アイアンシェフお披露目 和の黒木純、中華の脇屋友詞、仏の須賀洋介(オリコン 10月26日)『料理の鉄人』から生まれ変わったフジテレビ系料理対決番組『アイアンシェフ』が26日スタートし、新アイアンシェフがお披露目された。和の黒木純、中華の脇屋友詞、フレンチの須賀洋介の3人がキッチンスタジアムに登場した。 黒木は料理人として伸び盛りの34歳。日本料理の名店「京味」の西健一郎のもとで修行を積み、2010年に東京・湯島に「くろぎ」をオープン。「半年先まで予約の取れない」と言われるほどの人気店で腕をふるっている。 脇屋は1997年に挑戦者として『料理の鉄人』に出場し、鉄人・陳建一に勝利して、次期鉄人に内定したが、1999年にキッチンスタジアムが閉鎖(番組終了)してしまい、幻に終わった過去がある。東京・赤坂のTurandot臥龍居はじめ4店舗のオーナーシェフを務め、上海料理の技を軸とした洗練された料理で日本の中国料理界をけん引。2010年には厚生労働省による「卓越した技能者(現代の名工)」を受章している。 須賀は、世界的に有名なフレンチの巨匠、ジョエル・ロブション氏の愛弟子。2003年4月にラトリエ・ドゥ・ロブション 六本木ヒルズ店がオープンした時、若干26歳でエグゼクティブシェフに大抜てきされた。現在はフランス在住。 初回は、4人目のアイアンシェフの座を目指して、初代和の鉄人・道場六三郎が推薦するノミニー(挑戦者)宮永賢一が須賀と、中華の鉄人・陳建一の息子、陳建太郎がノミニーとして脇屋に挑んだ。2試合ともアイアンシェフが勝利し、4人目は空席のまま次の挑戦者を待つ。昨日から始まった『アイアンシェフ』今のフジテレビだから劣化してるんじゃないのと思いつつ、『料理の鉄人』は今でも全話収録したビデオを補完しレシピ本なども揃えたほど、私の中で1・2を争うほどの大好きな番組だから、やっぱり心の中では期待している復活ではありました。タイトルが『アイアンシェフ』に変わって、記念すべき第1回の放送は2時間SPで19時から放送なのに、関西テレビは『快傑えみちゃんねる』を通常放送して、19:57から1時間の短縮番組にして放送という暴挙に出てきたので、それを知った時に「関西テレビは何考えとるねん!」と憤りを感じました。短縮版なので慌ただしさを感じる編集でしたが、前の鉄人も番組開始当初は30分番組だったので、1時間の調理(試合時間)を12分ほどのダイジェストな編集だったから、試合時間が短く編集されていることは気にもならなかったのですが、何が一番酷かったかというと、審査員の実食とコメントするところがなしで、料理完成→CM入り→CM明けで勝者発表でしたから物足りなさがありました。新鉄人の紹介に時間を費やするから仕方ないとはいえ、それって、ちょっとどうなのよと思いました。第2試合も観れませんでしたし、出来ることなら深夜にでも2時間の完全版を放送してほしいぐらいです。短縮版だったとはいえ復活した番組を観ての感想を書きます。昨今、チェーン店の料理を紹介する番組がテレビ界を跋扈し、早くて安いものほど素晴らしいとファストフードが持て囃される時代に鉄槌を加えるために料理人が手間暇をかけて真剣に作った料理の魅力や素晴らしさを伝えたいと、キッチンスタジアムを復活させた設定は良いし、料理人が真剣に料理してるところは昔と変わらずスリリングで面白いけど、挑戦者が対戦する鉄人を選べないのはどうなんでしょうか。あと、鉄人の登場はせり上がってきてほしかったし、「私の記憶が確かならば」のセリフは以前と変わらず残しておいてほしかったなあ。もっとも昔と比べて個人的に一番ダメ出ししたいのが、セットが成金趣味で安っぽく下品になって画面が引き締まらず、前のように所狭しと並べられていた高級な食材たちも見当たらず予算の無さを感じてしまうところと、キッチンレポーターが声優の太田真一郎さんの後継として、吉本興業の宮川大輔さんが起用されているのですが、五月蝿く耳障りで緊張感が台無しです。宮川さん以外は2週目以降には馴染んで気にもならなくなるでしょう。「昔は良かった」という思い出補正があるとはいえ、全体的に軽くなって重厚感が無くなった印象もあるけど、やっぱりリニューアルされてもワクワク感はあったし、料理人が真剣に料理している姿を観るのが楽しみなので毎週見続けてやろうと思います。また、Twitterの感想を見ていると、「高級な食材だけで料理する番組のどこが面白いんだか」といういかにもゆとり世代なつぶやきがあったのですが、この番組によって、こういう感想を言う人たちのような安いものが素晴らしいという間違った考え方や風潮を打破し、再び食に対する文化が向上することも願います。こちらは旧『料理の鉄人』です。やっぱり、鹿賀さんは舞台俳優だけあって迫力が違いますね。音楽も『バックドラフト』など映画音楽を使っているのも秀逸です。今観ても番組を見せるフォーマットが完成され完璧で古さもあまり感じさせません。オマケ:料理の鉄人とダウンタウンHEYHEYHEY!のコラボ企画
都知事選12・16へ 猪瀬氏vs東国原(日刊スポーツ 10月26日)猪瀬氏も東国原氏も出馬を明言してないようですが、個人的には、又吉イエス、マック赤坂、ドクター中松、羽柴秀吉の出馬も楽しみにしてます。◆解散より景気対策=「自民は無責任」−岡田副総理(時事通信 10月26日)岡田克也副総理は26日午前のTBS番組で、野党が早期の衆院解散を求めていることについて「今の経済状況は非常に厳しい。こういう時に(政治)空白ができて本当に良いのか」と述べ、解散よりも景気対策を優先すべきだと強調した。 岡田氏は尖閣諸島など外交課題を挙げ、「そういうものを全部すっ飛ばして、とにかく早く解散の日を決めろという野党、特に自民党は無責任過ぎないか」とも語った。 一方、輿石東民主党幹事長が毎日新聞のインタビューに「年内解散は無理」と述べたことについて、藤村修官房長官は記者会見で「一つの意見だ。解散権はあくまで首相の専権事項だ」と強調した。麻生政権時にリーマン・ショックの対応を邪魔して、「政権交代が最大の景気対策」と言って審議拒否していたのはどこの誰だっけ?そもそも、消費税増税法案成立を先行して、予算執行をストップし国会を閉じたのは他ならぬ与党の民主ですよ。それに、民主党になってから景気対策も対策らしい対策をほとんどとっておらず、国会を開くと野党から攻撃されるからという理由で、 ひたすら短期国会で逃げ続けてきておいて、解散が近づいてきたら、特例公債法案を通していない中で、ようやく景気対策第1弾の発表ですから、事業費総額7500億円超=経済対策第1弾を決定−政府(時事通信 10月26日)本当に恥知らずですよ。
拉致被害者だった蓮池薫さんの著書『拉致と決断』を読了しました。拉致されてからの24年間の北での苦難の生活の日々と、多くの決断についてが綴られています。日本で普通に暮らしていたにもかかわらず、ある日、見ず知らずの人間に、いきなり暴行を受けて、不気味な国である北朝鮮に拉致され、日本へ帰国することも許されず、隔離され監視された自由のほとんどない北での生活や、毎日が開戦前夜のような北の重苦しい空気、戦争になれば、自分が北に拉致されたことが日本へも知られないまま、この地で死んでしまうのではないかという言いしれぬ恐怖に支配されていたことも含めた肉体的・精神的な辛さも綴られていますが、大半は、90年代から訪れた相次ぐ干ばつや寒波による食糧難になり、毎日の食べものを確保することに困難を極めたことについての記述が多く、北での24年間の日々は常に死と隣り合わせのようですらありました。北の一般市民と違い、他国から拉致した特別な人間ということで、軍人に近い恵まれた待遇を受けていた蓮池さんでも食料の配給が減らされて、自分で田畑を耕し家畜を育てるという、自給自足に近い生活も体験されたそうです。特別な扱いを受けていた人でさえ、このような食糧難に陥っていたのですから、一般市民の特に身分の低い人達の間では飢えによる餓死者が多く出たのも無理もない話です。また、本を読み進めていると、北朝鮮の軍人であれ市民であれ、心から金一族を崇拝しているのは極僅かなのではないかと思いました。自分達が生きて行くため、崇拝しているふりをしているだけのようで、自由の制限された日常の中で、したたかに演じている様子も理解できました。ですから、今後、金王朝が崩壊するなんてことがあれば、金一族があることによって特権を得ていた軍人などエリート層は混乱に陥るでしょうが、一般市民は、自由のあまりない窮屈な日常から解放されると喜ぶかもしれません。北朝鮮での生活、日本へ帰国できてから10年、そして未だ救出されていない拉致被害者への思い、この思いについては、あとがきでも書かれていましたが、蓮池さん達5人が帰国してから10年の間に、5人が帰国して今は日本で暮らしているという情報が今も残されている拉致被害者たちに伝わっていたとしたら、次は私たちを救出してくれるのだろうかと最初は期待し、月日の経過と共にその期待は大きな絶望と落胆になり、北朝鮮に拉致された時以上に心に大きな傷となっているに違いありません。そんな拉致被害者たちの思いを政治家はどこまで理解しているのでしょうか。『拉致と決断』は改めて拉致という人権蹂躙のむごたらしさと、一日も早く残された多くの拉致被害者救出を強く望む気持ちを呼び起こさせる一冊でした。蓮池さんが書かれた書物は、翻訳された韓国の小説を含め、何冊も読ませて頂いていますが、描写力が本当に素晴らしいですね。北朝鮮で日本の出版物の翻訳作業をさせられていたことが、日本に帰国してから文章を書くことに役立っているという何んとも皮肉めいたことですが。ところで、蓮池さんの本を読んで、子供たちはこの10年近く日本で過ごしてどう感じたか興味深くなりました。蓮池さんは子供たちに在日朝鮮人だと偽って生活してきました。そして、2002年に「2週間ほど旅行してくる」と言って日本へ帰国し、そのまま日本へ留まる決断をしたことで、1年7カ月間は親と離れた生活になっていました。いつ、自分達が純粋の日本人だと知らされたのか、反日教育を受けて育っていたところに、これからは日本で生活しろと言われた時の心境や、娯楽も自由も少なく衣食住に困難を極める北での生活から一転、衣食住にも困らず刺激に満ち溢れ平和で自由すぎる国日本へ来てからの戸惑い、慣れない日本での生活など、どのように感じながら生活してこられたのか少し知りたくなりました。
後任法相に滝氏復帰=拉致担当相は藤村氏兼務(時事通信 10月24日)年齢による体力的な事情で自ら大臣の辞任を申し出た前法務大臣の滝氏に再び法務大臣をお願いするって人材難にもほどがあるってもんですが、何が一番最低な人事かというと、官房長官に拉致問題担当相を兼務させてことです。今日の関西テレビ『アンカー』で青山繁晴さんも激怒していましたが、官房長官は1日2回の記者会見や、何かの事態に備えて東京から出てはいけない決まりになっているし、ほとんどの行政の調整役も勤めたりと何かと仕事が多いわけで、そんな人に拉致問題担当相を兼務させるなんて、民主党は拉致問題を本気で解決させる気がありません、と拉致被害者家族や国民にハッキリと明示したようなものです。8人も大臣を変えられて、しかも次は官房長官に兼務させるなんて、拉致被害者家族の心情を想うと悲しい気持ちにさせられます。こんな政党はさっさと潰すに限ります。
田中法相が退院 辞任避けられない情勢(朝日新聞 10月22日)体調不良を訴えて東京・代々木の病院に入院していた田中慶秋法相が、22日午後6時20分すぎに退院した。田中氏は1日の法相就任後に外国人企業からの献金が発覚。暴力団関係者との過去の交際も週刊誌で報じられたほか、18日には参院決算委員会を「公務」を理由に欠席したことから与野党から批判が出て、辞任が避けられない情勢になっている。 田中氏は19日朝、電話で首相に「体調不良なので今日の閣議は欠席します」と連絡。東京・赤坂の議員宿舎から都内の病院に向かい、そのまま入院。法務省は「胸痛、不整脈、高血圧、貧血」と発表していた。辞任避けられない情勢って、続ける気や続けさせる気があるってほうが不思議ですよ。もしも、これでもまだ続けるようであれば、安倍氏が総裁選に返り咲いた時に、治療によって回復した病気の件で、病気を理由に辞めた奴は回復しても出てくるな、と批判していたキャスターやジャーナリストやコメンテーターは、同じように病気を理由に閣議にも出ず入院した奴が大臣を続ける資格なしって批判してくださいね。◆姿消すナース帽…現場「邪魔」、男性看護師増加(読売新聞 10月22日)「白衣の天使」のシンボルとして親しまれてきた看護師のナースキャップが全国の病院から姿を消しつつある。 「邪魔」「頻繁に洗濯できず衛生的に問題」といった不要論が現場から出ているためだ。男性看護師が増えてきたことも背景にあるようだ。 東京都新宿区の聖母病院は創立以来、約80年間着用してきたナースキャップを昨年7月に廃止した。ナースキャップを着けて働くのが憧れだったという新人看護師の竹内晶子さん(32)は「残念」と肩を落とす。 キャップの先端が点滴器具などの医療機器に接触し、「狭い病室で作業しにくい」といった声が相次いだためで、ベテランの荒木佳子さん(50)も「身軽になって働きやすくなった」と肯定的だ。現場では9割が廃止に賛成。「あった方が気が引き締まる」「清潔感がある」という意見は少数だった。 日本看護協会は「統計はないが、最近10年でほとんどの病院から姿を消した」と話す。実際、大手白衣メーカーの「ナガイレーベン」(東京)のナースキャップ売上枚数は今年1万4000枚と、10年前の7分の1以下に減っている。ナースキャップを見なくなってから長い年月が経つのに、なんで、今さら、この話題が記事になるんだろうか不思議で仕方がないわけですが、キャップと同じ時期ぐらいからナースシューズも消えてスニーカーになっていますし、ズボンのほうが動きやすいということもあって、スカートやワンピース型の制服も姿を消しつつあり、看護師はナースキャップも無くズボン姿になっていますし、研修医も含めて若い医師が多いこともあって、お年寄りは白衣姿はどれも一緒に見えてしまい医者か看護師か分らないそうで、入院してきて慣れるまでは、どの人を見ても「先生」と言ってしまう患者さんが多く、さらに男性の看護師ほど「先生」と呼びとめられる傾向にあるそうなので、お年寄りにも、パッと見て医師と看護師の区別がつく方法はないものでしょうか。この先、ナースキャップにスカートにナースシューズ姿のような看護婦さんとしてイメージするナースの姿はアイドルのグラビアや(吉木りさ さん)アダルトビデオなどのエロ業界でしか見かけなくなるんでしょうね。◆ 「Perfume WORLD TOUR 1st」シンガポール公演のライブ・ビューイングファンクラブ先行受付に申し込んだら、めでたく第一希望の神戸に当選しました。まあ、今回は全国の映画館62か所で生中継されるので、Perfumeシンガポール公演を国内62の映画館で生中継(ナタリー 10月11日)通常のライブのようなチケット争奪戦にはならないとは言え、やっぱり当選は嬉しいですし一安心です。映画館で観るライブは未体験なんで、どんなのか楽しみです。家でライブDVD観てる感覚に近いんでしょうか。ちなみに、チケット一般発売日は27日土曜日です。ライブ・ビューイング特設サイト
民主党のキャッチコピーだった「国民の生活が第一」が党を出て行った小沢に盗まれて使えなくなったから、新キャッチコピーを募集して、「国民の生活が台無し」とか「ルーピーと愉快な仲間たち」とか、楽しいキャッチコピーが集まっていたけど、けっきょく、あれってどうなったんでしょうか発表されたとは聞いてないし。「戦わずして勝つ」…輿石氏、なお解散回避(読売新聞 10月19日)18日の民主、自民、公明3党の幹事長会談で、民主党の輿石幹事長は、衆院解散について、野田首相から具体的な提案があると伝えた。 しかし、早期解散を回避する輿石氏の戦略は変わらず、首相も同調しているとみられる。事態打開は、なお不透明だ。 自民、公明両党は、赤字国債発行を可能にする特例公債法案に協力する条件として、年内の解散を約束するよう迫っているが、輿石氏は、この取引に応じず、自公と突っ張り合う“チキンゲーム”を辞さぬ構えだ。 「動かざること山のごとしだ」 当面の対応について、輿石氏はこう周辺に語っている。法案が通らないままだと、予算が足りなくなり、国民生活に影響が及ぶ。「民主党が動かず耐えていれば、自公の方が世論の批判に抗しきれなくなり、解散の確約がなくても、法案に賛成するようになる」と判断しているようだ。輿石氏は「戦わずして勝つだ」とも漏らしている。法案を通すのは与党の責任なんですが、国民の生活を人質にすれば支持を得られるなんて思っているところが、サヨクにありがちな、おめでたい思考回路ですよね。新キャッチコピーは「国民の生活が人質」でいいんじゃないでしょうか。
日本は韓国に投票…国連安保理非常任理事国選挙(テレ朝news 10月19日)国連安全保障理事会の非常任理事国の選挙が行われ、韓国が選ばれました。竹島問題で関係がぎくしゃくするなか、日本は韓国に投票したことが分かりました。 投票直前に西田国連大使は、玄葉外務大臣から「韓国に投票することとする」という指示を受け、韓国に投票しました。決選投票の末、韓国は2度目の当選を果たしました。 韓国・金塾(キム・スク)国連大使:「朝鮮半島の安全、安定は大変重要だ」 日本は投票先を公表していませんが、北朝鮮への制裁など、国連で韓国と連携していくことが重要だと判断したとみられます。昨年の11月、国王夫妻が来日して日本人を励まし、爽やかな風を運んでくれた親日の国ブータンからの支援要請があったのに、それを足蹴にして、竹島や天皇陛下への侮辱発言で一切謝罪も進展もなく、国連を利用し捏造慰安婦問題を宣伝して、世界中で日本叩きをするような反日な韓国に投票ですからね。韓国は再選出で、さらに日本を叩けると喜んでますよ。韓国メディア「安保理再選出…核・慰安婦問題で影響力強化」(中央日報 10月19日)さすが民主党は頭が狂っていると言わざるを得ませんが、次期与党に対する嫌がらせという名の置き土産も兼ねているのでしょう。 ◆野田首相、解散時期明示せず=3党首会談は決裂(時事通信 10月19日)外国人参政権と人権救済法案の日本破壊法案の成立が残っているので、来年の8月まで居座るつもりなんでしょう。◆田中法相、辞任へ…野党は任命責任追及(読売新聞 10月19日)国会に一度も出ることなく逃げ回っていた田中法相が辞任するとの報道があったのが今朝のことでしたが、夕方になって一転「大臣の仕事をする気はないが辞任するつもりはない」に心変わり。「辞任の意向ない」 田中法相、藤村長官に電話(産経新聞 10月19日)藤村修官房長官は19日の記者会見で、都内の病院に入院した田中慶秋法相から「辞任の意向はない」との電話連絡を受けたことを明らかにした。田中氏の進退については「精密検査の様子を見守る」と述べた。その後、官房長官に説得されて辞任することになったという報道も出てますが、辞任するしないでも、毎度グダグダになって醜態を曝すのも民主の伝統芸ですね。法相辞任へ…拉致家族「開いた口ふさがらない」(読売新聞 10月19日)今後、拉致問題担当大臣を兼務する田中法相が辞任すると次で拉致問題担当大臣が8人目になりますからね。適材適所など関係無しに適当に選んでポストを与えた結果によるものですが、これでは、北朝鮮も本気で交渉する気はないと舐めた態度に出てくるのも無理がなく、それに翻弄される拉致被害者家族が本当に可哀想すぎます。
石破氏側に外国人献金…3社75万円、全額返金(読売新聞 10月17日)外国人献金に関しては、特定の国の外国人に対して有利な政策を作ってもらうために政治家に献金をする外国人も居ますが、外国人献金で政治家にダメージを与えられるなら、それを逆に利用して保守派の政治家に通名で献金すれば、合法的に罪を着せることが出来て、しかも報道によって明るみになれば、献金した本人には返金されるわけで、例えば外国人参政権に反対しているなど特定の国の外国人にとって邪魔な政治家を何一つ損をせず潰せるわけです。 献金によって特定の国のために働く政治家と、保守派の政治家を貶める外国人献金を無くすためにも通名制度を廃止にすればいいんじゃないでしょうか。 ◆橋下氏「不法団体と一緒だ」と朝日批判 週刊誌報道、朝日記者は「別会社」繰り返す(朝日新聞 10月18日)朝日新聞社って部落差別が好きな人が多いんでしょうか。3年ほど前にも掲示板2ちゃんねるで、頻繁に部落差別の書き込みを繰り返していた記者がいて、最後には朝日新聞が謝罪していましたし。朝日新聞社 鉄道板荒らし問題まとめwiki 幾ら目に余る内容の記事を書かれたので気に入らないから取材を受けないって言うのは、産経新聞に「口だけ番長」と書かれたことに激怒して産経のみ取材拒否しようとした前原氏のようで大人げないです。今日の会見で、朝日の記者が「選挙で有権者の判断材料になれば」と反論していましたが、だったら、週刊朝日は国会議員・自治体首長の出自を全て調査して記事に書いてほしいものです。どう考えても、この人は純粋の日本人なのだろうか、と疑問に思う政治家も多数存在していますから。
鳩山氏が最高顧問復帰へ…民主、つなぎ留め狙う(読売新聞 10月16日)民主党は16日の常任幹事会で、鳩山元首相を最高顧問に復帰させる人事を了承した。 鳩山氏は今月10日に輿石幹事長から打診を受け、外交担当を条件に復帰に応じる考えを伝えていた。 鳩山氏の最高顧問復帰は、野田首相の政権運営に批判的な鳩山氏が離党や内閣不信任案への造反といった行動に踏み切らないように、執行部側がつなぎ留める狙いがあるとみられる。 鳩山氏は、6月に最高顧問(外交担当)を辞任し、消費税率引き上げ関連法の衆院採決で造反。党員資格停止3か月の処分期間が今月8日に終わった。鳩山元首相の外交最高顧問復帰 自民・高村副総裁「大いに驚くべきこと」と皮肉(産経新聞 10月17日)最高顧問より“最低”顧問のほうがルーピー鳩山にはピッタリだと思うわけですが、在日韓国人から献金を受けていたことを追求されて外務大臣を辞任した前原氏が、与党の政調会長に納まっていて、1年半もしたら、また閣僚にカムバックできる党ですから、外交担当の最高顧問復帰も別段驚きもしませんが、 鳩山に関しては離党や造反阻止もそうなんでしょうが、やはり解散総選挙になると鳩山の金が必要ですから、そのためにも繋ぎ留めておきたいのでしょう。外交最高顧問に復帰させ野放しにした結果、中国で勝手に尖閣領有権を放棄すると言われたり、その他の国々で日本を混乱に陥れ害悪にしかならない結果を招いても、民主党は国益より党のほうが大事ということです。復帰すると言えば、この議員も民主党に戻ってきました。民主党会派に戻る…土肥衆院議員が入会届(読売新聞 10月16日)衆院会派「民主党・無所属クラブ」は16日午前、無所属の土肥隆一衆院議員の入会届を衆院事務局に提出した。 これに伴い、民主党・無所属クラブは244、無所属は6となり、民主党会派の単独過半数(239)割れまでの人数は6人になった。 土肥氏は昨年3月、竹島の領有権主張を中止するように日本政府に求めた宣言文を韓国国会議員と発表した問題の責任を取り、民主党を離党していた。昨年、東北地方大震災が発生する前は、この土肥氏が韓国で韓国旗を振りながら「ドクトは我が領土」を歌ていたニュースで持ちきりでした。恥ずかしげもなく復帰を申し入れる土肥氏も、それを受け入れる民主党も筆舌に尽くしがたいほど酷く、土肥氏は日本のためではなく韓国のために政治家をしているような人物で、Wikipedia 土肥隆一『ニートな2ちゃんねらー日記』2012/08/17土肥隆一が、終戦記念日に韓国の式典に出席してたのがばれてしまいました。竹島に関する主張にしても、どう考えても日本政府の主張とは相容れない人物にも関わらず、単独過半数割れ阻止のために、世論の反応などを気にしていられないほど、形振り構っていられず保身しか考えていないことがよく分りますね。
北で24年、絶望の拉致生活…蓮池薫さんが手記(読売新聞 10月16日)北朝鮮による拉致被害者5人が帰国して15日で10年。 その一人、蓮池薫さん(55)が北朝鮮での24年間をつづった手記「拉致と決断」(新潮社)を17日に出版する。絶望の中、蓮池さんを支えたのは家族の絆だった。 蓮池さんは1978年7月、新潟県柏崎市の海岸で工作員に拉致された。当初は、恐怖と混乱の中で「日本に帰せ」とただ叫ぶだけだった。帰国が絶望的だと分かり、「自殺」の2文字が脳裏をかすめたこともある。 警備隊と鉄条網で守られた山あいの「招待所」に収容され、監視・教育役の「指導員」から反日的な映画を見せられ、金日成(キムイルソン)主席の論文集も読まされた。 絶望の中から一歩、前に踏み出すきっかけとなったのは80年5月の結婚だった。相手は、一緒に拉致された祐木子さん(56)。長女、長男も誕生し、「子供たちが生きる目的になった」と振り返る。 将来、北で差別を受けることなく生きていけるよう、子供にさえ「帰国した在日朝鮮人」と偽った。子供には北の礼儀作法を厳しく教え、6歳になると約150キロ離れた寮に入れた。 当時は多くの餓死者も出たとされる食糧難で、寮ではトウモロコシが主食だった。蓮池さんは子供の栄養状態が心配で、夏休みなどで帰省した子供が寮に戻る際には「1日2回、5〜6粒ずつ数えて食べろ」と煎った大豆を持たせた。 翻訳の仕事に従事していた蓮池さんは、日本の新聞を複雑な思いで訳していた。 普段は、拉致に関する記事などはスミ塗りにされ、隠されている。だが、ある日偶然、検閲を免れた1枚の写真を見つけた。97年3月の拉致被害者「家族会」結成の記事だった。髪のうすくなった父が、自分の高校卒業アルバムの顔写真を握りしめていた。その後ろには緊張気味に立つ母もいる。「生きていたんだ」。20年ぶりの“再会”の切なさに、息が詰まりそうになった。蓮池薫さん 帰国10年目の告白(NHKニュース 10月15日)北朝鮮による拉致被害者のうち、5人が帰国して15日で10年がたちました。その1人、蓮池薫さんがNHKのインタビューに応じ、平成14年の日朝首脳会談の2年前に、北朝鮮当局が一時、被害者の存在を明らかにしようとする動きを見せていたことなど、これまで語ってこなかった帰国までの経緯や拉致問題解決への思いを明かしました。北朝鮮に拉致された蓮池さん夫妻と地村さん夫妻、それに曽我ひとみさんの5人が、24年ぶりに帰国してから15日で10年がたちました。このうち、昭和53年、大学生の時に拉致された蓮池薫さんは、帰国後、大学に復学。4年前に卒業し、現在は地元の新潟産業大学でハングルの講師をしながら翻訳も手がけています。今週、北朝鮮での生活をつづった手記を出版することになっています。蓮池さんは、帰国から10年の節目にNHKのインタビューに応じました。この中で、日朝首脳会談の2年前の平成12年夏に、北朝鮮当局が一時、拉致被害者の存在を対外的に明らかにしようとする動きを見せていたことを初めて明らかにしました。蓮池さんは「北朝鮮当局から『君たちの存在を認めるが、どう思うか』という話が来て、日本の家族に知らされるならいいと思い、そう返事をした。それ以降、その話はどこかへ行ったが、初めて変化の兆しを感じた」と話しました。また、平成14年の日朝首脳会談の3か月前の時点では“拉致されたのではなく、海難事故に遭い、北朝鮮に助けられた”とする架空の筋書きを話すよう北朝鮮当局から指示されていたことを明らかにし、「シナリオがあって、それを1個1個、頭にたたき込んで、記者会見のときも親に会ったときも、そう言うように指示されていた」と内幕を語りました。そのうえで「北朝鮮には、ダメージを少なくするため、拉致被害者を少なく見せ、できるだけ日本に帰らせずに残しておくという考えがある。私についてもそうだったと思う。被害者の運命が取り引きの材料になってはならず、北朝鮮との交渉に当たっては柔軟さが必要だが、命に関わる部分では絶対に妥協してほしくない」と政府に求めました。また、蓮池さんは、その後、北朝鮮が拉致を認め帰国できた大きな要因について、深刻な食糧危機に陥っていた90年代後半の北朝鮮の国内事情を挙げ、「日本からの経済協力が是が非でも必要な状況で、体制を維持することが第1目標の北朝鮮にとって、疲弊した経済の立て直しが一刻を争う問題になっていた」と話しました。そして「今も経済状況はさほど変わっておらず、北朝鮮は日本を必要としている。多少の米の支援などで北朝鮮は動かず、交渉に当たっては、拉致問題を解決することで国交を正常化し、経済協力をするという大きな枠組みで取り組むしかないと思う。政府は、北朝鮮が動くような方針をしっかり立てたうえで、政権が代わってもその方針を貫いていく姿勢を見せてほしい」と求めました。昨夜NHKで放送された『クローズアップ現代』でも、蓮池さんのロングインタビューが放送されていましたが、帰国から10年が経過して、これまでは心の奥底に仕舞いこんでいた拉致されてから北朝鮮での過酷な日々を公にする踏ん切りのようなものがついたのは、やはり、北朝鮮に残されたままになっている他の被害者のことを考えての決断だったそうです。日本で普通に生活をしているある日突然に拉致されて、北朝鮮という得体の知れない国に突然放り込まれる。上層部から訳の分からない指示を受け、監視下のなかで生きて行かねばならないと知らされた時の絶望感は計り知れないものがあったことは容易に想像ができます。最初は抵抗をしていたそうですが、結婚して子供が生まれたことで、子供を守るために北朝鮮で行きていくしかないと覚悟したそうです。北で生活していくない中で、一番苦しかったのが90年代に飢饉になった時で、また、辛かったのが、日本の新聞を翻訳する仕事をしていた時、自分の救出を求める両親の記事を見つけた時だったそうです。そして、日本へ帰国できることが明らかになった時も、北に残る子供たちのことを考えて迷った部分もあったそうで、日本へ帰国した時は一時帰国と考えていたそうですが、北朝鮮としては国交正常化して日本からの経済支援をなんとしても欲しいわけで、その事実の重みを考えれば、国交正常化によって得られる経済支援と北朝鮮が子供を残しておくことで話が進まないことを天秤にかければ、北は子供を日本へ引き渡す方を必ず選ぶことは間違いないと結論を出して、一時帰国せず日本へ留まることを決断したそうです。自分達が帰国して10年、今も北に残されたままになっている多くの被害者の心境を思うと、私たちも帰国できるのだろうか、蓮池さん達の帰国から10年も経っているので、もうダメなんじゃないだろうかと諦めの気持ちなど、その心中は察するに余りあります。蓮池さんが仰っていましたが、残りの拉致被害者を一日も早く救出するためにも、拉致問題を解決さえすれば、国交正常化で惜しみない経済協力をすると提示し続け北朝鮮を誘惑することです。私も以前は誘拐犯に金を払うなんてもっての他、と考えていましたが、高齢になったご家族のことを考えると、これしか残されていないのではないかと思うようになっています。ただし危険なのは、野田首相が考えているような、2〜3人の拉致被害者救出で経済制裁解除と国交正常化だけはなんとしても避けなければならず、拉致被害者は救出して当たり前のことであって、たった2〜3人で野田首相を支持してはいけません。蓮池さんの本が届くのを楽しみにしています。
先週の11日から昨日14日まで、島根と鳥取に旅行してきました。ブログ「きょうの目玉おやじ」用の写真を撮影するのが目的のブログ旅でした。11日の夕方頃に島根の松江に到着し島根県立美術館から宍道湖の夕焼けを堪能し、宍道湖うさぎを撮影し、出雲へ移動して一泊。12日は、まず出雲大社へ行きました。日本最大級の注連縄にも圧倒されますが、空に目を移しますと、日本最大級の日の丸が風になびいていました。その大きさ畳72畳分。その後は、島根県立古代出雲歴史博物館へ。この博物館は珍しいことに館内すべての展示物が撮影OKなんです。博物館のあとは廃駅となっている大社駅で撮影。出雲を堪能して鳥取の境港へ移動。出雲駅ではラッキーなことに、ゆるキャラのしまねっこに会いました。境港に着いたのは19時近く。ここは水木しげる先生の故郷で妖怪達のブロンズ像がいっぱい。5月にも旅行しましたが、やっぱり癒されます。2012年05月21日(月) 水木しげる先生の故郷、鳥取県境港に行ってきました。(前編)2012年05月22日(火) 水木しげる先生の故郷、鳥取県境港に行ってきました。(後編)夜の照明に浮かぶブロンズ像を撮影しまくりました。ブロンズ像を撮影しながら旅館にチェックインして、境港で取れた美味しい魚介類を堪能し就寝。13日は朝からブロンズ像と目玉おやじの撮影です。ブロンズ像にリボルテックタケヤのフィギュアを置いて撮影していると、他の観光客も「撮影してもいいですか?」と何度も聞かれました。境港の妖怪神社で、5月に一反もめんの形の恋愛成就の絵馬買って、こんな願いを書いて奉納したのですが、まだ残っているかなと探してみたら、風雨にさらされて色褪せていましたが、ちゃんと残っていました。この願いが叶ったのか、今月からワールドツアーがスタートしますね。ちなみに、最終公演のシンガポールライブが日本全国の映画館でライブビューイングされるので、お近くの方は行ってみてはいかがでしょうか。Perfumeシンガポール公演を国内62の映画館で生中継(ナタリー 10月11日)詳しくはライブ・ビューイングジャパン境港のねこ達は前回訪れた時も感じましたが、人慣れしているのか警戒感もなくゆるいです。境港では頭の中で構想していた撮影をほぼ全て撮り終えて、前日とは違う旅館にチェックイン。14日は境港から再び島根の松江に移動して、小泉八雲記念館と小泉八雲旧邸や松江の武家屋敷を訪問しました。のんびり見学しすぎたせいか列車の時間が迫っていたので、竹島資料館を訪問できなかったのが心残りでしたが、こんな感じの旅行でした。今回の旅は、神戸の区役所で旅行用の車いすをレンタルしていたので、疲れることなく多くの場所を訪問できました。今回の旅をナビゲートしてくれた姉には感謝の言葉しかありません。旅行中に目玉おやじで撮影した写真は、「きょうの目玉おやじ」に今日から随時アップしていきますので、興味のある方は見に来て下さると嬉しいです。
明日の週刊新潮に興味深い記事が載ります。 sugawaraisshu/すがわら一秀 2012/10/10(水) 15:10:32 田中法務大臣、外国人献金問題に加え、 週刊新潮の暴力団幹部の息子の仲人写真を認める。辞任必至。https://twitter.com/sugawaraisshu/status/255913184261718016 sugawaraisshu/すがわら一秀 2012/10/10(水) 16:03:50 今、ベテラン政治部幹部と話したら主要閣僚のスキャンダル多数噴出し、 臨時国会開く前に総辞職の可能性もあると・・・。憲政史上ありえない布陣。 https://twitter.com/sugawaraisshu/status/255926600028278784週刊新潮 2012年10月18日号(2012/10/11発売) 「野田内閣」大爆発 前代未聞のスキャンダル 法務大臣「田中慶秋」と暴力団の癒着http://www.shinchosha.co.jp/shukanshincho/newest/ 暴力団と癒着している田中法務大臣が辞任なら、組関係者の結婚式に出た蓮舫と野田首相も辞任必至だと思うけど。民主政権になってから「任命責任」って聞かれなくなりましたね〜。◆ 久しぶりにこの動画を紹介します。マニフェスト、イギリスで始まりました。 ルールがあるんです。 書いてあることは命懸けで実行する。 書いてないことはやらないんです。 それがルールです。 書いてないことを平気でやる。 これっておかしいと思いませんか。 書いてあったことは四年間何にもやらないで、 書いてないことは平気でやる。 それはマニフェストを語る資格がないと、 いうふうにぜひみなさん思っていただきたいと思います。 その一丁目一番地、税金の無駄遣いは許さないということです。 天下りを許さない、渡りは許さない。 それを、徹底していきたいと思います。 消費税1%分は、二兆五千億円です。 十二兆六千億円ということは、消費税5%ということです。 消費税5%分のみなさんの税金に、天下り法人がぶら下がってる。 シロアリがたかってるんです。 それなのに、シロアリ退治しないで、今度は消費税引き上げるんですか? 消費税の税収が二十兆円になるなら、またシロアリがたかるかもしれません。 鳩山さんが四年間消費税を引き上げないといったのは、そこなんです。 シロアリを退治して、天下り法人をなくして、天下りをなくす。 そこから始めなければ、消費税を引き上げる話はおかしいんです。 徹底して税金の無駄遣いをなくしていく。 それが民主党の考え方です。マニフェスト、国民の声反映を=野田首相(時事通信 10月10日)野田佳彦首相は10日午前、首相官邸で民主党の細野豪志政調会長や馬淵澄夫政調会長代理と会談し、次期衆院選マニフェスト(政権公約)の策定に当たり「できる限り丁寧に国民の声を聴くように」と指示した。会談後、細野氏は記者団に「できるだけ早く(策定する)との指示は変わっていない。国民の声を聴く仕組み、場をつくる準備に入りたい」と述べた。 民主党は、代表選に伴い中断していたマニフェスト策定作業を9日に再開した。11月中にも取りまとめる方針だ。国民の声を反映させたマニフェストは守らないで、国民からは反対の声が多かった消費税増税(しかもマニフェストには書いていない)を決めたくせに、なにが次のマニフェストに国民の声を反映だ!ふざけるな!国民の声を反映して早く解散しろよと思います。◆臨時国会いつ?民主内も「責任放棄」…自民攻勢(読売新聞 10月10日)秋の臨時国会召集に向けた政府・民主党の動きが鈍い。 国会を開けば、衆院解散に追い込まれかねないためだ。しかし、秋に臨時国会を召集しないのは異例で、秋から年末まで国会を開かなかった例は戦後一度もない。民主党内からも「政権与党としての責任放棄と批判される」との声が出始めた。 輿石幹事長は9日の記者会見で、臨時国会の召集について、「いつ開くかは私が決める話ではない。(民主、自民両党の新執行部のあいさつが行われる)11日に段取りができるので、そこからだろう」と述べた。 輿石氏は、赤字国債の発行を可能にする特例公債法案について、「成立に向けて努力したい。それには臨時国会を開かなければ」と語った。ただ、輿石氏ら民主党執行部は、自民、公明両党から法案への協力を取り付けた上で、国会召集の運びとしたい考えだ。 民自公の協力の土台がないまま、国会を開いた場合、自民党などが内閣不信任決議案や閣僚に対する問責決議案などを視野に、政権を揺さぶってくる可能性が高い。解散をできるだけ先送りしたい民主党とすれば、「臨時国会は開かないほうがましだ」との判断につながっている。 しかし、特例公債法案の成立を来年の通常国会に先送りすれば、歳出抑制で国民生活に影響が出る。さらに、市場の信頼を失って国債の価格が下がることも懸念されている。 先の通常国会では政府が新たに提出した法案の成立率は6割強にとどまり、積み残しの法案は少なくない。首相周辺からは「政権として国会を開かない選択肢はない」との声が出ている。 自民党は攻勢を強める。 「臨時国会で法律を通していくのは与党の責任だ。いまだに臨時国会をやりたいという話もない。驚くべき状況だ」 自民党の安倍総裁は9日の全国幹事長会議のあいさつで強調し、政府・民主党に対し、早期に臨時国会を開いて、自民党の谷垣禎一前総裁と野田首相が合意した「近いうち」の衆院解散に踏み切るように求めた。あえて臨時国会を開かないようにしていることもそうですが、これも酷い話ですよ。https://twitter.com/TAIRAMASAAKI/status/255839812932759552復興予算「転用」 被災地支援が後回しでは困る(10月10日付・読売社説)民主党は酷い政治を3年も続け、そして、今は恥ずかしげもなく与党としての責任を放棄しのうのうとしているのに、自民党政権の時に比べればマスメディアの批判はゆるく雲泥の差がありすぎますし、自民党政権時代は、支持率低下など事あるごとに「総理、解散はいつですか?」と毎日、何回も解散を迫っていたマスメディアですが、「増税法案が通ったら国民に信を問う」「3党合意で近いうちに解散する」と言い切った野田首相に対して、自民党の時と同じように、連日しつこく解散をいつするのかという質問をしないのは何故なんでしょうか。この扱いの違いに憤りや違和感を感じます。◆ お知らせです。◆明日から15日頃まで日記の更新をお休みします。体調悪化とか検査入院とか、そういうのではないのでご安心ください。
山中教授「まさに日本という国が受賞した賞」(読売新聞 10月8日)◆ノーベル生理学・医学賞の受賞が決まった京都大の山中伸弥教授の会見要旨◆ 何時間か前にスウェーデンから電話で受賞の知らせをもらった。私とガードン先生の2人の受賞だが、私が受賞できたのは、国の支援のお陰だ。これは日本という国が受賞した賞と思う。iPS細胞の基礎となった研究を始めた30歳代半ば、私は無名の研究者だったが、国からの支援で研究が発展した。奈良先端科学技術大学院大から京都大に移り、さらに国の研究費をもらった。それで出来たのがiPS細胞だ。マウス、人間で成功した後も、国からの支援を5、6年間もらった。その支援がなければ、今日のストックホルムからの電話はかかってこなかった。 感想を一言で表現すると、感謝という言葉しかない。国、京都大のほか、iPS細胞を一緒に作ってくれた高橋和利氏、若い研究者らが助けてくれた。 家族にも心から感謝したい。80歳を超えた私の母に報告できたのが、本当に良かった。義理の父は医師で、私を留学中から支えてくれたが、今年亡くなり、報告できなかったのが残念だ。きっと天国で、25年以上前に亡くなった父と一緒に喜んでくれていると思う。 喜びも大きいが、同時に非常に大きな責任感を感じている。iPS細胞技術はまだ新しい技術で、医学や創薬で大きな可能性があるが、まだ医学や新しい薬の開発に役立っていない。 今後、何日間かで、受賞の意味を国民の皆さんにできるだけ私の言葉で話したい。来週からは、研究の現場に戻り、論文も早く出さないといけない。それが、このノーベル賞の意味でもある。過去の業績というよりは、これからの発展に対する期待の意味も大きい。それに報いるよう、これからも現役の研究者として研究開発に取り組んでいきたい。 ガードン先生との同時受賞が、一番うれしいと言っても過言ではない。ガードン先生はカエルの研究で、大人の細胞が受精卵の状態に戻るということを核移植技術で証明した。まさに、私のしている研究を開拓してもらった。ガードン先生が実験したのは1962年。私はその年の9月に生まれた。同時に受賞できたのは、研究者の人生として大きい。ガードン先生もまだ現役で活躍している。iPS細胞が本当の意味で、医学、創薬の応用に実現できる日まで頑張っていきたい。京大・山中教授「iPS細胞」でノーベル医学生理学賞(スポーツ報知 10月8日)会見では国への感謝を口にしたが、決して研究資金が潤沢だったわけではない。iPS細胞そのものが対象ではないが、09年には、科学技術関連事業の予算が「事業仕分け」され、削減や見直しが相次いだ。その際、山中教授は批判と不安の気持ちを述べている。今年3月には、研究資金の“カンパ”を訴え、アピールするため、京都マラソンに自ら出場した。 現在も年10回ほど渡航し、資金面など環境が整っている米国で研究している。この日、会見場では野田首相から祝福の電話が入り、教授は「国を挙げて支援していただいたおかげです」と答えていたが、胸のうちには複雑な思いがあったのかもしれない。関連リンク:山中伸弥教授が鳩山由紀夫に研究費を3分の1に減らされた所為で自らマラソン出場しカンパを乞う破目に陥っていた事が判明!山中教授がカンパを募っている「ジャスト・ギビング・ジャパン」です。京都大学iPS細胞研究基金山中教授の会見は、聞いているこちらが恐縮してしまうような素晴らしい会見でしたね。民主党によって研究費をごっそりと削られても、国への感謝を述べられておりましたが、今年3月に不足している研究資金のカンパを募るアピールをするため、京都マラソンに自ら出場させてしまうというほど、世界的に著名な研究者にこんなことまでさせていたことを恥じないで、記者が集まる会見中にわざわざ電話して、詫びの一言もなく偉業を褒めたたえる野田首相はパフォーマンス丸わかりなのですが、山中教授は人格者ですね。もし、私が同じ立場だったら、記者が集まるここぞとばかりに仕分けで削られた研究費のことで嫌味を述べますよ。> 現在も年10回ほど渡航し、資金面など環境が整っている米国で研究している。研究するなら、アメリカや韓国など海外のほうがまだ良い環境なのかもしれません。これは科学技術の研究に留まらず商品開発にも当てはまる話で、技術者が商品を日々の努力によって研究開発しているにもかかわらず、日本の企業は経営者を守って、技術者を守ろうとはしません。好きなことをやっているんだから安い賃金でもいいだろうって感覚だし。(これは科学技術分野に限らず芸術にも言えたことだけど。)リストラと称して高給取りの役員だけを残して、一番重要な技術者を大切にせず切り捨てまくったツケが回って、日本の家電メーカーが衰退の一途を辿っていると言えます。韓国のサムソンが業績を上げたのは、日本のメーカーに勤める技術開発者を日本以上の高待遇でヘッドハンティングしまくったからで、高待遇で好きなだけ研究開発できるのなら、そりゃ優遇されない日本の企業に居るより、技術開発者はそっちに行くってもんで、日本のメーカーはヘッドハンティングされても文句は言えないし、あんたいらないよって切り捨てた人材が海外の企業に再雇用された形なら余計文句は言えず、要するに技術者や現場に金を回さないし使い捨てを当たり前にしてきた企業の経営陣がマヌケで、そのツケが回ってきて今の状況になっているだけの話ですが、自分達の過ちに気付いてないから暗澹たる気持ちになります。山中教授のような研究者にしても、日本の家電メーカーで働く技術開発者にしても 少ない予算の中で研究や開発をしている科学者や技術者を日本に留まらせているのは、もはや郷土愛に近いものだけなのかもしれませんが、その気持ちに慢心しあぐらをかき国は削減し企業は搾取。それが間違っていることを自覚しないと、優秀な人材や技術が流出するばかりで国力が下がる一方です。
ノーベル賞に山中教授(産経新聞 10月8日)2012年のノーベル医学・生理学賞は、体のあらゆる細胞に変わる能力を持つiPS細胞を世界で初めて開発した山中伸弥京都大学教授ら2人が共同受賞した。ASLなど難病患者と患者を持つ家族に、どれだけ希望を与えているか計り知れない研究をしている山中教授が受賞するのは当然で確実だと思っていましたが、この分野ではほかにも受賞しそうな人が多いし、ノーベル賞では論文を発表してから10年以上経って、ようやく受賞ということも多いので、毎年、有力候補に挙げられるけど、まだ難しいかなぁと考えていたんですが、研究がスタートしてほんの数年で受賞なんて、それだけ価値のある研究だと認められた証拠ですね。本当におめでとうございます。日本が再生医療の分野で世界をリードできるよう政府として力添えを発揮して欲しいと思いますが、事業仕分けで科学分野の研究費を削った民主党は、どんなコメントを出すんでしょうかねぇ。京大・山中教授「希望奪わないで」事業仕分けの科学予算削減で ◆民主、池坊氏を参院選に擁立へ…母は公明代議士(読売新聞 10月7日)民主党京都府連は6日の常任幹事会で、来夏の参院選京都選挙区(改選数2)に、華道家元池坊青年部代表の池坊美佳氏(42)を擁立すると正式に決めた。 近く党本部に公認申請する。 池坊氏は、華道家元池坊専永氏と、池坊保子・公明党衆院議員(比例近畿)の次女。記者会見では、「いけばなの仕事をしてきた経験を生かし、文化芸術立国を目指す一翼となりたい」と抱負を語った。文化芸術立国を目指す一翼になりたいのに、文化芸術関連予算を事業仕分けでごっそり削った民主党から出馬するって意味不明。そして、母親が公明党の議員なのに何で民主党からって思ったのですが、同じ選挙区から出馬する自民党の西田昌司議員を落選させるためなのかも。民主党にとっては、多くの議員が西田氏に痛い目にあって、いわば疎ましい存在なわけです。以前から政治に興味のある池坊氏の次女としては立候補したいのだけれど、母親の所属する公明党は自民党と連帯しているので公明党から出馬は難しい。そこを民主党が嗅ぎつけて口説き落として民主から出馬させれば、池坊も一定数の票を持っているし、母親が所属する公明党を支援している創価学会員も投票してくれさえすれば、西田氏の刺客になると考えたのでしょう。 それにしても、今後、民主党から出馬する人は勇気があるのかアホなのかのどちらかです。
竹島メッセージ朴鍾佑の処分決定延期(日刊スポーツ 10月6日)ロンドン五輪サッカー男子3位決定戦で日本を破った韓国の朴鍾佑が試合後に竹島(韓国名・独島)領有を主張するメッセージを掲げた問題で、国際サッカー連盟(FIFA)は5日、スイスのチューリヒで聴聞会を開き、処分について来週に再協議することを決めた。聯合ニュースが報じた。 韓国サッカー協会がFIFAからの連絡として明らかにした。具体的な再協議日程は決まっていないという。 FIFAと国際オリンピック委員会(IOC)は試合会場での政治的な宣伝活動を禁じており、朴鍾佑への銅メダル授与は留保されている。「政治的メッセージは処分を下す」こんな簡単なことが、これほどまでに時間がかかっているのは、裏でサムソンマネーの賄賂でも飛び交ってるんでしょうかね。◆岡田氏、解散明示要求を批判(時事通信 8月5日)岡田克也副総理は5日の記者会見で、自民、公明両党が野田佳彦首相に衆院解散時期を明確にするよう求めていることについて「時期をはっきり明示しろと言った野党党首は(過去に)いないのではないか。はっきりしないと他の物事の相談に応じないというのは、まったく受け入れられない論理だ」と批判した。 自公両党が、解散時期の明示を特例公債法案への協力の前提としていることに関しては「通してほしければ妥協しろという政治が国民から不信感を持って見られている。条件を付けずに速やかに通してもらいたい」と語った。「消費税増税法案が通ったら国民に信を問う。」「3党合意してくれたら近いうちに解散します。」解散を約束して法案を通すということをやったのだから、きちんと筋を通し野党に対して解散時期を明言するのは当たり前のことなのですが、ところが、野田首相は自分で言ってきたことを平気で反故にしたことによって、今の状況になっているだけで、国民から不信感を持たれているのは、マニフェストでは嘘をつきまくり、4年間消費税は上げないを覆して消費税増税に舵を切り、「法案が通ったら国民に信を問う」とか「3党合意で近いうちに解散」と言いがら、それすらも無かったことにしようとしている民主党のほうです。重要法案を成立させる責任があるのは政権与党にも関わらず、自分達の卑怯な行為を棚に上げて、「野党が悪い」と責任をなすりつける岡田克也は勘違いも甚だしく、国民生活に影響が出る予算執行ができない状況を作っている与党になって3年が経過しても与党としての自覚がまるっきりなしな、こんな恥さらしの政党は一日も早く与党の座から退場するべきです。
帰国10年、地村夫妻会見 拉致問題進展なく「心痛い」(朝日新聞 10月4日)5人の拉致被害者の方々が帰国して、まもなく10年を迎えようとしています。一日でも早く残りの被害者の方々を救出してほしいと願うばかりですが、少し不安にさせる報道が出ています。拉致対策本部、外務省と別に日朝接触 松原前大臣が派遣(朝日新聞 10月5日)日本と北朝鮮の外務省課長級協議が北京で行われた8月末、松原仁・拉致問題相(当時)が北京に派遣した内閣官房拉致問題対策本部の事務局員ら3人が、北朝鮮側代表と非公式に接触していた。外務省は把握していなかった。日本政府内の二つの機関が連携せず、それぞれ同じ日に同じ相手と話し合うのは極めて異例だ。交渉窓口は誰なのか、北朝鮮に誤ったメッセージが伝わった可能性がある。 外務省課長級協議は8月29〜31日に行われ、日本側は小野啓一北東アジア課長、北朝鮮側は劉成日(リュソンイル)課長が代表を務めた。日朝の政府間協議は4年ぶりだった。本協議で扱う議題を決めるための予備協議の位置づけで、3日間で計7時間協議した。 関係者によると、松原氏はこの間、拉致対策本部事務局員や自らの秘書ら3人を北京に派遣。3人は8月30日夜、北朝鮮大使館そばの朝鮮料理店で劉課長ら北朝鮮代表団と会食し、日朝関係改善に前向きな松原氏の姿勢をアピールして拉致問題の解決を求めた。 これに対し、劉課長は民主党政権との交渉に慎重な姿勢を示した。外務省課長級協議で早期の本協議開催を急ぐ日本外務省の交渉姿勢に不満を漏らす場面もあったという。具体的な交渉につながるやり取りはなかった。朝日新聞デジタルでは会員にならないと続きが読めませんが、誌面によりますと、さらに具体的な内容が書いてあり、現在、外務省や拉致問題対策本部など各政府機関が独自で交渉に動き、さらに、鳩山政権時に国家公安委員長だった中井 洽氏、前公安委員長の松原仁氏とそれぞれが行動しており、それぞれ交渉内容が違っているので、北朝鮮は不信感を抱いていることや、また外務省などが情報を共有して救出活動を一本化していないので、逆に北朝鮮に利するのではないかという懸念もあるそうです。松原氏は北朝鮮で金正日の専属料理人だった藤本健二(仮名)氏に親書を渡し訪朝させたのですが、ところが、この時だけ北朝鮮はビザ発給を拒み入国させてもらえなかったので、松原氏の作戦は失敗に終わったということのようです。以前から拉致問題に取り組み被害者家族との信頼も厚い松原氏が担当大臣を更迭されたのは、青山繁晴氏の取材によると、日朝政府間協議で話し合われている日本人の遺骨返還問題で、野田総理と外務省は北朝鮮への制裁解除を検討しているのを松原氏が反対したことによるものなのだそうですが、『ぼやきくっくり』2012.10.04「アンカー」松原拉致相解任の真相&「安倍元総理は成果が出なかったので辞めた」のウソそれ以外にも、この朝日の報道が本当だとすれば、単独行動が裏目に出たことも影響しているのかもしれません。確かに、外交交渉は双方の信頼関係によって動いていくものなので、単独行動や2元外交は危うい部分が多いので避けられるべきですが、しかしながら、国交正常化後の利権目的で何度も訪朝している中井 洽氏より、一日でも早く解決させたいという熱意で動いていた松原氏の方が、まだ理解できます。また、記事によりますと、自民党総裁に対北朝鮮で厳しい姿勢を崩さない安倍氏が返り咲いたことで、野田政権の間に制裁解除が出来るよう協議に積極的になるのではないかという指摘もあります。確かに、野田政権が経済制裁解除に向けて動いているのは確かなので、今後の日朝協議を注意深く見守る必要がありますね。
田中法相に外国人の会社から献金 計42万円、全額返金(朝日新聞 10月4日)田中慶秋法相の政治団体が2006〜09年、横浜市内の中国人経営者の会社から計42万円の企業献金を受けていたことがわかった。政治資金規正法は、外国人が過半数の株式を所有する会社からの献金を原則禁止している。朝日新聞の指摘を受け田中氏の事務所が確認したところ、同法違反にあたることが判明したとして、3日に全額返金した。 問題があったのは、田中氏が代表を務める民主党神奈川県第5区総支部。政治資金収支報告書によると、横浜・中華街で飲食店を経営する会社から06〜09年に毎年6万〜15万円、計42万円の献金を受けた。 この会社について田中氏の事務所が調べたところ、経営者だった男性が中国籍と判明。男性の店で勉強会を開くこともあったが、これまで男性の国籍や、会社の株主について確認したことはなかったという。 田中氏は取材に「男性は昔からの知り合いの支持者で、毎月の勉強会の会費のつもりでいただいていた。就任早々、野田佳彦首相に迷惑をかけて申し訳ない」と答えた。就任会見で記者との会話が成立していない場面が多く、こんな人を法務と拉致担当の大臣にして大丈夫かよって思わせた田中法相。野田首相は側近から、この人だけは入閣させてはいけないと進言されていたほどだったそうですが、そういう方面で任命責任が問われるんじゃないかと思っていたら、外国人からの違法献金が発覚しちゃいました。民主党になってから、“原則”禁止なのに“違法”献金なのにも関わらず、返せばOKが当たり前になってしまっていますが、法務大臣が原則禁止の犯罪行為でもバレたら返して問題無しで通そうとするのは、盗んでもバレたら返せば良いんだろと開き直る万引き犯の思考と同じです。 こんな人物は法務大臣に相応しくはありません。法律で禁止されている外国人からの献金より、数百円の記載漏れで大臣を辞任においこむほどマスメディアに叩かれていた自民党との違いはどこからきているんでしょうか。それに、法務大臣が法を犯しているのにほとんど報道もされず、逆に、何の落ち度もない安倍氏が食べたカツカレーが3500円だったというだけで、連日批判されるというこちらの方が理解できません。田中法相の件もそうですが、在日韓国人からの献金で外務大臣を辞任した前原氏が復帰しているし、しかも、前原氏は領収書の件でまだ疑惑が残ったままになっていますから、自民党の西田氏はまた追及に忙しくなりそうですね。だから、野田首相は会見で「一日でも早く特例公債法案の成立をさせたい」なんて言いながらも、臨時国会を開かないでいるのでしょう。ところで、民主党の違法献金はマスメディアも徹底的に追及しないので、民主党内では「バレたら返せば問題ないから、どんどん貰っていいですよ」がまかり通っていて、今でも外国人から献金を平然と受け取っている議員が多いかもしれませんよ。参考ブログ:(前原氏の領収書の疑惑に関してはこちらを参照してください。)『パチンコ屋の倒産を応援するブログ』2012年 10月 01日浜の真砂は尽きるとも
小林よしのり ゴー宣道場慰安婦問題はなぜ解決しなかったのか?10月14日(日)の「ゴー宣道場」は『慰安婦問題、アゲイン!』だが、要するに趣旨は「日本の右傾化の原点に戻ろう」ということだ。 「慰安婦強制連行説」との戦いがなければ、現在の日本のナショナリズム高揚のきっかけはなかった。 アメリカの新聞から「日本は右傾化してる」と書かれる状況もなかった。 安倍晋三とはわしが「新しい歴史教科書をつくる会」の理事をやってた頃に知り合った。 亡き中川昭一もその頃に知り合った。 わしは日本の右傾化の原点からずっと観察してきた。 「空気」は変えられたのだが、結局、その原点である「慰安婦問題」は決着させられなかった。 いや、国内的には「強制連行」などないというのは常識になったが、国際的には逆に「性奴隷」という認識が拡がってしまった。 なぜそうなったのか?誰がそうしたのか? あの頃、再生したナショナリズムは、安倍政権の誕生で結実したかに見えた。 それがなぜ挫折し、なぜこのようなネトウヨとの連携という歪な形で甦ろうとしているのか? 「保守」というものの定義が出来なかったことに、大きな原因があるとは思う。 では、なぜ定義が出来なかったのか? オルテガやバークなどの海外の知識人を持ち出して、一部の知識人だけで保守とはなんぞやの定義をひけらかしても、言論オタクを作り出すことしか出来なかった。 「美しい日本」などという戯れ言が、「下痢まみれの日本」でしかないのは、もうわからなければならない。 「倫理」も「道義」もない「醜悪」なナショナリズムは、ネットの負の側面である「匿名性」を利用した「空気」の圧力で作られた。 いわば「地下ナショナリズム」というべきものであろう。 「地下ナショナリズム」が日本をさらに劣化させていく恐れがある。 若者はもう慰安婦問題の発生もその帰趨も知らない。 今こそ、原点に返ろう! いや、何度も原点に返るべきなのだ!野党の総裁に安倍氏が返り咲いたことで、毎日のように怒り狂っていらっしゃるのですが、小林よしのりさんは以前からネットに蔓延しているナショナリズムは下品で自分の考えと合わないものは、すべて「ネトウヨ」と人括りして嫌っていらっしゃるんですが、確かに、悪質なクレーマーのような在特会みたいなのがおかしいってのは誰でも分かっていて、ネット保守でも支持している人の方が少ないし、 ネットの保守言論が私も含めて品性のないものだらけで、国を愛する気持ちが劣化しているという言い分も分るのですが、 小林よしのりさんが指摘しているネット上で匿名で喚き散らしている人達の下品さというのは、けっきょくのところ、ネットというツールを得たことによって生まれた「本音」の可視化であって、マンガやブログで下品な表現をよく使って天下国家を論じている小林よしのりさんも実名か匿名かの違いでたいして変わりないと思います。まあ、もともと「ともだちんこ」など下ネタギャグ連発で人気を得たマンガ家なので上品には程遠い人ですけど。
オスプレイの報道、テレビも新聞も反対の声しか出てこないことに違和感があるわけですが、当初の予定通りに基地が辺野古に移転していれば、海の方向から離着陸できるので、もし墜落事故が起きたとしても、被害は最小限に防げていたのですが、結局は住宅地上空から進入して離着陸。 これは民主党の鳩山が辺野古移転が決まっていたのを土壇場でひっくり返したことによる結果ではないでしょうか。 ◆ 「はぐれメタルがあらわれた!」鏡のようにピッカピカだったので思わず衝動買いしちゃいました。この眩いばかりの輝き、ずっしりとした重量感は、まさに「はぐれメタル」そのものです。ゲームのように、すぐに逃げないので、手に取って眺めたり、写真も撮影できるので安心して楽しめます。
野田第3次改造内閣:閣僚名簿を発表(毎日新聞 10月1日)野田首相が1年で3回も内閣改造をしていることや、3党合意で解散を約束しておきながら内閣改造なんて詐欺行為みたいなもんですが、野党である自民党の人事を批判しているマスメディアは、こっちには文句を言わないんでしょうか。「最期の思い出作り内閣」とか、「ポストあげるから離党しないでね内閣」とか、「在庫一掃セール内閣」とか、そういうネーミングをつけないんでしょうか。あんた誰?って人が多い中、前回の内閣で唯一まともだった国家公安委員長兼拉致担当大臣の松原仁氏を替えたのは問題でしょう。松原氏は拉致問題でも積極的に活動し被害者家族からの信頼も厚かっただけに、この交代は最悪です。拉致担当大臣だけで7人も変わっており、本気で解決させようという意思がないことが分ります。しかも、次の公安委員長が元社会党で国旗国歌反対の小平忠正氏が就任しています。今回の改造で目立っているのは田中真紀子氏ですが、記憶に新しいのは10年前に小泉内閣で外務大臣を務めていた時の失態の数々ではないでしょうか。9.11テロが起きた直後に国家機密情報であったブッシュ大統領や高官の避難場所ををペラペラとテレビカメラの前で喋ったことや、体調が悪い(実は二日酔い)で海外の要人との会談をドタキャンしたり、 不法入国した金正男を「将軍様が怒ってミサイルを飛ばしてくる」という勝手な理由で慌てて釈放させ、 拉致問題解決の千載一遇のチャンスをふいにしたことや、他にも数々の失態があって、余りにも使えないレベルだということで、当時は、あんな無能の真紀子氏でもまだ人気があったにも関わらず、支持率低下を覚悟しながら小泉氏は更迭しました。政治家として政治理念や政策はなにもなく、親の七光だけで議員を続けているだけで政治家としての能力も有りません。暴言を吐いてメディアや大衆受けはしますが、暴言も酷いもので、小渕氏に対して「株上がれ〜とカブを持ちあげたら血管切れて小渕がお陀仏になった」や、子供のいない安倍氏に対して「種なしかぼちゃ」や、麻生氏には「口のひんまがった奴」などが有名なところですが、過去、バラエティ番組の『アメトーク』で、有吉弘行さんが品川庄司の品川祐さんに「おしゃべりクソ野郎」とあだ名をつけていましたが、例えるなら真紀子氏は「おしゃべりクソババァ」です。息子の嫁に罵詈雑言浴びせて息子からも絶縁されたという人間性からみても、人としてどうかしているというレベルで、 文科相という教育に携わる分野で相応しい人物とは思えません。