夫の仕事絡みのことは一区切りついたと言うものの、いまだゴタゴタしている。夫は転職活動を続けていて、この土曜日も1社面接に行くとのこと。
落ち着かないことこの上ないけれど、それはそれとして日常生活は続いていく訳で、先週末から週明けにかけて我が家は思い切り節分を楽しんだ。
週末の土曜日は家族で通天閣の豆まきに参加してきた。毎年の行事らしいのだけど我が家は初参加。私はお寺等の豆まきに行った事はないのだけれど、夫は子どもの頃に豆まきでは無いけれど、お寺の餅まきに参加した事があるらしく「上から降ってくる物を拾うのは楽しいよ」と大乗り気。今年はタカラジェンヌが豆を撒いてくれるとのこと。
豆まき開始よりも少し前に会場につくと見知らぬオジサンが「福豆は縁起がいいいんやで。頑張って取りや」と声をかけてくれた。娘もすっかり大張り切り。土曜日の大阪は暖かくて待ち時間も苦ではなかった。そして豆まきスタート。豆まきの豆は紙の小袋に入っていて、中身は大豆ではなく落花生だった。そんなに取れないかと思ってたけれど、人の取りこぼしが自分の懐に飛び込んでくるので案外沢山ゲット出来た。娘も2つほどゲット。賑やかで楽しいイベントだった。
そして。その日の夕方の地方ニュースで豆まきの様子が放送されたのだけど、大張り切りで豆をつかもうとする娘がバッチリ映っていた。(もちろん録画した)娘、大喜び。良き記念になった。ちなみに娘は月曜日に幼稚園で先生から「Yちゃんテレビ観たよ」と言われたらしい。
節分の当日。もちろん家でも豆まきをした。鬼は私。娘から本気で豆をぶつけられると、けっこう痛い。娘も成長したものだ。夕食は家で作った細巻とお味噌汁とイワシ。娘がもう少し大きくなったら恵方巻きにするかも知れないけれど、恵方巻きはまだ食べ辛いので細巻きで代用。楽しい節分だった。
そして本日、火曜日。娘の幼稚園はインフルエンザで今日を含めて2日休園。せっかく家にいるのだから……と娘と2人で節分の残りの大豆で娘と豆菓子作りなど。自分ちで買った豆に加えて、通天閣の豆まきでゲットした豆に、幼稚園の豆まきでもらった豆もあり、どうにかして食べる必要があったのだ。
豆50gに対して、砂糖大さじ2。水、大さじ1。それにお好みでバター。フライパンに砂糖と水とバターを入れて沸騰させる。大豆投入。弱火で炒る簡単レシピ。砂糖コーティングが出来たら完成。予想していた以上に美味しくて娘も私もパクパク食べた。毎年、豆まきの福豆は持て余し気味に食べるのだけど、今年はすぐに無くなりそうだ。
豆菓子を作った後は居間にお雛様を飾った。暦の上では春。寒波襲来で寒い立春だけど気持ちだけでも春を楽しまねば。
明日も娘が家にいるのだけど、何をして過ごしたものかなぁ。娘が小学校に入学したら、こうもノンビリは出来ないだろうし、今のうちに娘との時間を楽しんでおかねばなぁ……って事で今日の日記はこれにてオシマイ。
2014年02月03日(月) |
一連の詳細【最終日】 |
先週末の金曜日は民事再生を申請した夫の会社の最終日だった。
民事再生を申請したのが10月。夫の会社は事業譲渡と言う形で2つの会社に身売りする事に。夫はIT部門を引き継ぐ会社に就職が決まった。金曜日は夫の好きなケーキを買ってきて、ささやかながら夫婦2人でお疲れ様会。遅々に帰宅した夫から聞かされた話はなんとも後味の悪いものだった。
一般的に会社が社員を解雇する場合は1ヶ月前の通告が義務付けられている。今回も一応元々の会社は1月末で解雇という形になっていて、その事は1ヶ月前に知らされていた。社員は事業譲渡する会社にそのまま転籍する……と言うことになっていたけれど、実際は改めて入社試験を受けて必要な人間のみ雇用される事に。
夫の進退は少し前に知らされていたのだけれど、本業の事業を引き継ぐ新会社の採用通知は退職日に郵送で各自の自宅に届けられたらしい。実に酷い話なのだけど、郵送の紙切れ1枚で「明日から来なくていいから」って事だ。事前に不採用を知らせると「じゃあ、有給休暇全部使わせてもらいます」って社員が続出するだろうから、そういう形にしたのだろうけれど、あまりのにも酷過ぎる扱いだ。
そして夫の部署の若い人は2人も紙切れ1枚で解雇された。しかも、そのうちの1人は会社の寮に入っていて「すぐに出ていってくれ」とのこと。夫の部署では「もう、仕事なんか放っておいて家に帰れよ」と帰らせたらしい。とりあえず夫が行くIT会社の面接を受ける事にしたらしいけれど、夫が言うには「俺の周囲はこれで済んだけど現場はもっと酷かったと思う」とのこと。
「酷い1日だった」と帰宅した夫は憔悴していた。「不満があるとは言うものの自分は行き先が決まっているだけに、かける言葉がないんだよ」と夫。夫が直接係る人では2人がそんな目にあったらしいのだけど、あちこちで嫌なドラマが繰り広げられていて、金曜日は居たたまれなかったらしい。
社員にだって生活があるのだ。もう少しどうにかならなかったのだろうか。今まで頑張ってきた社員を紙切れ1枚でゴミみたいに捨ててしまうだなんて。夫の部署の若い人は技術系の人なのだ。年齢的に考えても仕事はいくらだってあるはずなのだから、もう少し早く不採用を知らせてあげれば転職活動だって出来たはずなのに。
「だけど騒ぐ人とか暴力沙汰とか無かったよ。俺もそうだけど、ここまで会社についてくるような人間は、よく飼いならされた社畜なんだよなぁ」と言う夫の言葉が悲し過ぎた。
粗略に扱われて会社から放り出された人達の気持ちを考えるとたまらなくなる。他人の心配をしている場合ではないのだけれど、一刻も早く彼らが生活を立て直せるよう祈りつつ今日の日記はこれにてオシマイ。