白い木蓮の花の下で  

    〜逝くときは白い木蓮の花の下で〜

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当日記は移転しました。下記で更新を続けています。
引越し先 白い木蓮の花の下で


2010年12月30日(木) 良いお年を!

今年は年の瀬だと言うのに、ありえないレベルでのんびり過ごしていたのだけれど、今日はお正月準備に勤しんだ。幸い、私の風邪も随分と回復していて、この調子だと新年は気持ち良く迎えられそうだ。

夫は玄関にしめ飾りを飾ったり、居間の出窓に鏡餅を飾ったり。取っ手の取れた雪平鍋やマガジンラックの修理など。私はおせち料理の仕込み。本格的に作るのは明日だけれど、今日作れる物や下拵えなど。朝からバタバタしていたら娘関係の知り合いからメール。「餃子の皮と餡いりませんか? 大量にあるので貰ってください」とのこと。身内に中華料理屋さんで働く人がいて、たまに貰うことがあるのだけれど、1軒では消費しきれない量とのこと。ありがたく戴くことにした。

お正月準備でバタバタしている中、娘に手伝ってもらって、大量の餃子をせっと包んだ。我が家だけで食べ切れる量では無かったので、餃子好きなご近所さんにもお裾分け。家の中に餃子の匂いが染みついてしまったけれど、なんだか餃子屋さんのようで楽しいひと時だった。

お昼は戴き物のエビ餅を焼いた。これは、お餅付きのお裾分け。本当ならお正月に食べる物なのだけど「美味しい物は美味しいタイミングで」ってことで。お醤油を付けて食べたり、チーズを乗せて焼いて食べたり。ひと足早くお正月気分を味わった。

夜はホットプレートを出して、実家の母も呼んで餃子パーティ。餃子だけでなく野菜や豆腐を一緒に焼いた。餃子を包む時、娘はまだ普通の餃子の形を作れないので、具を少なめにして折り紙の要領で袱紗包みのようにして包んでもらったのだけど、普通の餃子包みよりもカリッとしていて思いの他美味しかった。

今日は1日中バタバタしていたけれど、それなりに用事をこなす事が出来て充実していたように思う。ただ、娘をほったらかしにしていたので、明日は夫には家の用事はしてもらわずに娘と遊ぶのに専念してもらおうと思っている。私は明日も引き続きおせち料理作り。むしろ明日が本番。

今年も残すところあと1日。昨年は年末年始に娘が熱を出し、一昨年は私が高熱でダウンしている。今年の年越しは家族揃って元気に過ごしたい。たぶん大丈夫だと思うのだけど油断禁物。気持ちを引き締めて明日もう1日頑張ろう……って事で今日の日記はこれにてオシマイ。

2010年の日記の更新は今日でオシマイです。今年も拙い日記にお付き合いいただきありがとうございました。来年もよろしくお願いいたします。良いお年をお迎えくださいませ。


2010年12月29日(水) 年末だと言うのに…。

12月29日。今日からお正月休みの人も多いかと思うのだけど、夫は今日まで出勤なので、我が家は通常運営。私が風邪で体調がすぐれないこともあってお正月準備は明日から……ってことで。

午前中は夫の実家に持っていくお年賀のお菓子を買いに行った。地元のケーキ屋さんの焼き菓子セットなのだけど、陳列棚にはお年賀用にラッピングされた焼き菓子がずらり。定番の箱入りを買った方が中身が多いのだろうなぁ……と思いつつも、ラッピングに惹かれて買ってしまった。私としたことがお正月を前にして、ちょっと浮かれているのかも。

午後からは自宅に引き籠り。今日の大阪は寒さが厳しくて、近所の子供達も外に出てこないらしく、自宅周辺はやたらひっそりとしていた。時折、布団を叩いたり、大掃除で水を流したりする音が聞こえてくる程度。娘を相手にごっこ遊びをしたり、工作をしたり。娘は私が家事をしないで相手をするので、外に連れ出さなくてもご機嫌に過ごしてくれた。

年末だと言うのに我が家は大掃除もせず、ゆったりとした時間が流れていた。おやつは、冷凍してあった鯛焼き。なんと言うか……のんびりな1日。

夜は冷凍のカレーと温野菜サラダ。今日は徹底的に手抜きで通した。風邪の具合はパッっとしないけれど、このまま乗り切れそうな予感。流石に明日からはおせち料理の段取り等、お正月準備をしなくてはいけないので熱を出している場合ではない。

なんだかんだで今年も残すところ、あと2日。年内にもう1回くらい日記を書けたら良いのだけれど、もしかしたら今日の日記が今年最後になるかも。今年も1年、つつがなく暮らせることが出来て本当に嬉しい。そして今年もこの日記に付き合ってくださる人がいることに感謝しつつ、今日の日記はこれにてオシマイ。

お年賀用のお菓子。写真ではよく見えないけれど「迎春」のカードがついています。一見するとフラワーアレンジメントみたい。中身は少なめだけど雰囲気重視ってことで。良いお年をお迎えくださいませ。









2010年12月28日(火) ひきはじめが肝心

今朝は起きた瞬間「あっ。やられた」と観念した。

喉が痛くて、しかも口内炎が出来ている。最近、風邪をひく時は決まって口内炎を併発する。体質が変わったのか、それとも口内炎が出来るような体調だから、風邪をひいてしまうのか。葛根湯を飲んで、いつもの8割りのペースで用事をこなした。今のところ熱は出ていないので、このままの調子で踏みとどまって欲しいものだ。一家の主婦が年末に風邪だなんて、いただけない事この上ない。

実家の弟は明日から東京。コミケ3日間の旅。ヲタクとあらば年に2回の東京詣は欠かしたくないものなぁ。弟と母のことで連絡を取り合っていたら、甘酸っぱい物がこみ上げてきた。私はしばらく行けそうにないけれど、色々落ち着いたらまた行ってみたいものだ。取り立てて目的が無くたって、あのとてつもないエネルギーが渦巻く空間に身を投じるだけで元気が湧いてくる気がする。

それはそれとして、私のするべきことは風邪をこじらせないようにして治すこと。今夜は早めに休もう……ってことで今日の日記はこれにてオシマイ。


2010年12月27日(月) 友人との再会と日帰り温泉。

クリスマス休暇の3日目は友人一家が遊びに来てくれた。

四国に住む友人は6歳と2歳の男の子の母。高校からの付き合いで心優しく慎ましい人だ。今は互いの家が離れているので年に1〜2回会えるか会えないか。あとはメールと電話でやり取りしている。今回は実に1年ぶりの再会だった。

友人は今、上の男の子の事で悩んでいて大変そう。どうも発達障害ギリギリのラインにいるらしい。確かに一緒に過ごしていても「これは?」と思うところが多くて、友人が大変だろう事はよく分かった。子どもの事で色々と悩んでいるのもさることながら、いわゆる「ママ友」関係にも疲れているようだった。上の男の子はコミュニケーション能力が低いために友達とのトラブルが多く、親同士の付き合いの中で友人は謝り通しで気疲れしているらしい。

なんかなぁ……事情が分かるだけに可哀そうで仕方が無い。友人の子は決して単なる「躾の悪い子」ではない。療育にも通っているし、友人も色々と努力している。しかし順調に成長している子ども達の中に入るとトラブルメーカーになってしまうのだ。

友人と家が近かったら「子ども連れてご飯でも食べにおいでよ」と、家に呼んで息抜きさせてあげたいなぁ。友人が心底疲れているのが分かっているのに、具体的に何も出来ない自分を歯がゆく思った。出来ることと言ったら、密に連絡を取って話しを聞くことくらい。それも下の子がまだ手のかかる年頃なので、そうそう電話で長話も出来ないのだなぁ。手紙を書いたり、何かささやかな物を送ったりする程度のことしか出来ないのが残念でならない。

クリスマス休暇最終日の昨日は実家の母も交えて日帰りで温泉に行ってきた。行ったのは奈良県にある「音の花温泉」。温泉の質も良かったし、露天風呂も広々としていて気持ちが良かった。建物内にある食堂でお昼を食べて夕方に帰宅した。実家の母も娘も喜んでいたので、また機会を作って行きたいと思う。

温泉は娘が行きたがっていたので連れ行ったのだけど、私自身もリフレッシュ出来た。短時間だったけれど娘を夫に託して、頭を空っぽにして温泉から立ち上る湯気を眺めたのは至福の時間だった。たまには「余計な事は何も考えない」って大事な事だと思った。まぁ、日常生活の中ではなかなか難しいのだけど。

4日間のクリスマス休暇はアッっと言う間に終わったしまった。前半はクリスマスの準備とクリスマス。後半は友人の再会と日帰り温泉。そして今日から、ついに今年最期の1週間がスタートしてしまった。つつがなくお正月を迎えられるよう、しっかり準備しなくてはなぁ……って事で、今日の日記はこれにてオシマイ。


2010年12月25日(土) クリスマスイヴとクリスマス。

昨日12月24日は娘と朝からケーキを作った。

母娘でケーキ作り……などと書くと甘やかな母親ドリームが爆発してしまうのだけど、3歳児とのケーキ作りなんてロクな物じゃない。娘に手伝ってもらえばもらうほど、ケーキの仕上がりはガタガタになる。仕上がりの美しさを求めるなら私1人で作れば良いのだろうけれど、それでは誰のためのクリスマスだか……って話になってしまう。娘に手伝ってもらって、それなりのケーキを仕上げた。市販のクリスマス用の飾りを乗せると、それでも「らしい」感じになった。

娘の相手は夫に任せて、私は朝から夜のクリスマスパーティ用の買い物と料理の仕込みなど。いつものスーパーへ行ったのだけど、心なしか主婦達の財布の紐が緩い気がした。普段なら、なかなか手が出ない「ちょっとだけ贅沢な食材」がよく売れていた。我が家も「ちょっとだけ贅沢な食材」をちよっとだけ購入した。

夜は実家の家族を招いてクリスマスパーティ。飲んだり食べたり、楽しく過ごした。食事を終え、居間で皆が楽しそうに笑っているのを横目に見ながら食器を洗っている時、言い知れぬ幸せ感が込み上げてきて泣きたくなってしまった。もしも10年前に戻れるのなら、10年前の私に教えてあげたい。「10年後は相当良いクリスマスイヴを過ごしているから挫けずに頑張れ」と。

そして今日12月25日の朝はサンタさんからのプレゼントを見つけて大喜びする娘の声ではじまった。サンタさんは夫のところにも来てくれたらしい。夫はやたら恐縮していた。毎年、夫にはちゃんとしたクリスマスプレゼント以外に、サンタさん名義で、ちょっとしたプレゼントを用意している。今年は慶弔用の白いハンカチにカードを添えた。品物云々よりもクリスマスの朝のお楽しみってところだ。

今日は午後から遠方の友人一家が遊びに来てくれるので、朝から張り切ってチョコレートケーキを焼いた。午後になっても家の中が心なしか甘ったるい匂いにつつまれている。

大阪は昨日から寒波に襲われて雪まで降っている。いっそ積もってくれたら良いのだけど、残念ながらそれは無理そう。まぁ、それでも暖かい室内で雪を眺めるのも良いものだ。もちろん今日は出掛ける予定が無いので暢気なことを言っていられるのだけど。寒さへの覚悟を新たにした。

それにしても家族で楽しいクリスマスイヴを迎えることが出来たのは嬉しいことだ。友人からカードやプレゼントも届いた。私の周囲の人達に感謝しつつ今日の日記はこれにてオシマイ。

娘と作ったクリスマスケーキ。『苺雪崩のクリスマスケーキ』と命名。果物が新鮮なので、そこそこ美味しかったです。









2010年12月23日(木) 手芸店と師走の街。

クリスマス休暇初日。今日は珍しく家族揃って朝寝坊。8時まで寝ていた。娘はたいてい休日だろうが何だろうが6時半に起きる。昨日遊び過ぎて草臥れたのか? まぁ、何にせよ至福のひと時だった。

朝食を済ませて、用事をあらかた片付けてから天王寺へお出掛け。娘の幼稚園グッズを作るための材料を買いに手芸店へ行ってきた。私は大の裁縫嫌いだが、どう考えても選択肢は「とりあえず頑張る」の一択のみ。ま……やるしかない。お店の人に相談しながら、なんとか材料をゲットした。

それにしても手芸材料って高いなぁ。安売りしているお買い得商品もあったのだけど、娘が気に入った布はそこそこのお値段。彼女自身が3年間使うものなので、娘の好みを優先させた。可愛らしい布やアップリケを眺めるのは楽しい。眺めているだけなら……の話だけど。

そんなこんなで今日は師走の街を少しだけ歩いてきたのだけど、街中に浮足立った空気が漂っていて年末を感じさせてくれた。誰もが皆幸せそうな顔をして……って訳にはいかないけれど、それでも楽しそうな顔をしている人が心なしか多いように思った。そこここの店先でプレゼントを物色している人は皆良い人のように思えてしまうから不思議だ。もちろん、皆それぞれに人生がある訳で傍目から見た印象なんて大抵あてにはならないものだ。

夕食は鉄板を出してきてソース焼きソバ。外出した日の夕食はどうしても手抜きになってしまう。夫も娘も文句を言わないでいてくれるのがありがたい。我が家は娘のペースで動いているので夕食開始は17時。そろそろ鉄板を温めようかな……って事で今日の日記はこれにてオシマイ。


2010年12月22日(水) クリスマスの準備と冬至。

ミルクティを飲みながらぼんやりとネット探訪。今日はやたら草臥れている。

今日は午前中2時間。午後3時間。合計5時間も外にいた。ちょっとした外回りの営業マンのよう。大阪は朝がたまで雨が降っていたので1日中地面が湿った状態。公園の遊具は濡れていて遊べなかったので、散歩がてらあちこちウロウロ。あとは家の前で近所の小学生男子達と縄跳びとか自転車とか。

あっちにフラフラ、こっちにフラフラ。よそのお宅のクリスマスの飾りを見たり、落ちている葉っぱを拾ったり、川べりで魚を眺めたり。娘とと2人で用もなくフラフラと歩きまわるなんて、今しかできないのだろうなぁ……と思うのだけど彼女を連れて長時間歩くのは草臥れる。

気がつけば2日後はクリスマスイヴ。娘へ贈るサンタクロース名義ののクリスマスプレゼントは押し入れで待機しているし、クリスマスケーキで使う飾り(クリスマスケーキは結局、作ることにした)も用意した。友人達へのクリスマスカードは投函した。あとは「その日」を待つばかり。誰かに「してもらう」クリスマスも悪くないけど、誰かに「してあげる」クリスマスの方が好きだ。

「喜ぶ顔が見たい」と思える相手がいるって幸せなことだと思う。

今日は柚子湯に入って南瓜を食べた。こういう季節行事を、キッチリと追っていけるって嬉しいことだ。結婚前は心身共、そんな余裕なんて無かった。娘は湯船に浮かべた5つの柚子で「みんな女の子なのよ」と、ごっこ遊びをしていた。言われてみれば柚子って、なんとなく女の子っぽい気がする。スダチだと男の子かな。

明日から夫は4連休。秋からずっと忙しくて、休日出勤が多かった分の「代休」とのこと。「クリスマスイヴに休み取るなんて職場的に大丈夫なの?」と聞いたけれど問題は無いらしい。そんな訳で我が家は明日からクリスマス休暇。たぶん日記は休みがちになると思う。せっかくの休みなのだから家族で楽しい時間を過ごしたいなぁ……って事で、今日の日記はこれにてオシマイ。

【追記】
クリスマスのお楽しみに。「メッセージフロムサンタ」サンタクロースからビデオレターが届きます。「お子様に」ってことですが、大人でも楽しめると思います。少なくとも…私は貰って嬉しい派です(笑)


2010年12月21日(火) 入園準備とステロイド

今さらながら幼稚園の入園準備の栞を読んだ。憂鬱の大波に溺れそうな自分がいる。

入園準備の栞は幼稚園説明会の説明会の時に貰ったのだけど、親戚のゴタゴタがあったり、娘が熱を出したりとバタバタしていたので、落ち着いて読む暇が無かったのだ。まぁ…本を読む暇があったのだから、やる気の問題だったのだけど「頑張ろう」という意欲が無かったのも事実だ。

分かっちゃいたけど、幼稚園の入園準備って大変なのだなぁ。手作りの鞄だの巾着だの座布団だの。私は裁縫がマラソンと算数の次に苦手なので、それらの大きさを指定した図を見ただけで頭が痛くなってしまった。外注で済ませるか、奮起するか……それが問題だ。とりあえず図書館で幼稚園バッグの作り方指南書のような物を借りてきた。

ここのところ悩まされていた湿疹が、昨日から少しマシになってきた。皮膚科に行っても、結局のところはステロイド頼りなのだなぁ。まぁ、そうは言ってもありがたい。

色々と書きたいことがあるのだけれど、今日はイマイチ書く気がしない。こう言う時はサッサと撤収するに限る。明日は色々書けるといいな……って事で今日の日記はこれにてオシマイ。


2010年12月20日(月) 空回りの1日。

昨日、日曜日は空回りばかりの1日だった。

午前中は窓を拭いてカーテンの洗濯。大掃除ってほど大掛かりでもないのだけれど、師走なので気持ちだけ。掃除を済ませてから娘を連れて家族で児童公園へ。昨日は暖かかったので、外遊びはとても気持ちが良かった。

昼食後、雪平鍋の取っ手と薬缶を買いにホームセンターへ。残念ながら、どちらも買えなかった、薬缶は売り切れ。雪平鍋の取ってはそもそも売っていなかった。ここで家族別行動をすることに。娘と夫は公園へ。私は雪平鍋の取っ手と薬缶を買いにスーパーへ。しかしスーパーにも雪平鍋の取っ手は売っておらず、薬缶は売り切れてた。なんだか意地になってしまって、もう1軒当たってみることに。自転車を飛ばして少し遠い大型ホームセンターへ。ところが、突然自転車のチェーンが外れてしまった。

夫に電話すると「自分でも直せるから大丈夫」とのこと。「助けに行こうか?」と言ってくれたけれど、娘が公園で楽しく遊んでいるところに水を差すのは可哀そうなので、何一つ目的は達成出来ないままチェーンの外れた自転車を押して、とぼとぼと家まで帰った。寒くなかったのが不幸中の幸い。寒かったら泣いていたかも知れない。じゃりんこチエのおばぁはんも言っていた。「寒い、ひもじい、もう死にたい、不幸はこの順番できますのや」と。

それ以外にも日曜日は何をしても駄目な日で、頭のネジが緩んでいたとしか思えないような凡ミスばかりを連発していた。頑張れば頑張るだけ空回り……そんな1日だった。

そして今日、月曜日。大阪は朝から雨模様。午前中は自宅で地味に過ごし、午後から雨が上がったので、お散歩がてらスーパーへ。パジャマが小さくなってしまったのだ。子どもの成長に感謝しつつスーパーの2階でパジャマを1着購入した。今日は昨日とは違い、取り立てて楽しいことも無かったけれど、取り立てて困ったこともない穏やかな1日だった。

それにしても雪平鍋の取っ手はどうした物か。私が小さい頃は「金物屋さん」があったのだけど、近くには金物屋さんは無いしなぁ……。困ってものだ。道具屋筋まで行けば買えるのは分かっているけれど、他に用も無いのに難波まで行くのも躊躇われるし、通販では送料がかかってしまう。なんとか地元で売っているお店を探してみよう……って事で、今日の日記はこれにてオシマイ。


2010年12月18日(土) 髪を切る。一線を越える。

「今日は白蓮さんサービスデイだから」と夫が朝から頑張ってくれた。早めのクリスマスってことらしい。

朝食後、整骨院と美容院へ。髪を短くしてもらってサッパリ。どうしようもなくボッサボサになっていたから小奇麗になって満足。帰宅して娘と夫と自転車でお出掛け。お昼はファミレスランチ。我が家にとっては贅沢なことこの上ない。美味しく戴いた。

昼食後は最近開店した「しまむら」に行ってみた。「しまむら」は衣料品がすごく安いと噂には聞いていたのだけれど、足を踏み入れるのは初めてのこと。夫婦で働いている頃は服にもお金をかけたものだけど、今は夫1人の働きで家族3人生活している。節約出来るところは節約したい。ワクワクして店内をまわったのだけど……私のサイズに合う服が無かった。シマムラの服はMサイズ以上のものばかりで、しかもMサイズと表記されているものも、ちょっと大きめに作っているようだった。「いっそ子ども服でも……」と思ってみたものの、流石に無理だった。

哀しい気分で、いつも行っているスーパーへ。「そう言えば、そろそろ来年のカレンダーを買おう」ってことでスーパーの2階へ。ふと衣料品コーナーに目をやると普段着に丁度良い感じの服が。結局スーパーの2階で服を2着買ってもらった。どうして「買ってもらった」になるのかと言うと、その服が夫からのクリスマスプレゼントだからだ。

ついに私も一線を踏み越えてしまったなぁ……と思った。

今までユニクロや大型スーパーや通販で服を買うことはあっても「地元スーパーの2階の衣料品コーナー」で服を買ったことは無かった。スーパーの2階で服を買うようになるなんて「いよいよオバチャン」な感じがする。まぁ……実際、オバチャンなのだけどね。でも、そんな暮らし、嫌いじゃなかったりする。クリスマスプレゼントに買ってもらっちチュニックは、裾がひらりと可愛くてちょっと良い感じ。これから、もっと地元スーパーの2階にも目を向けていこうと思う。

夕食も夫が用意してくれたので私は1日、ほとんど何もせずに過ごした。満ち足りた1日ではあったのだけど、今日は娘の機嫌が最悪だったので、1日中怒ってばかりで大変だった。病明け仕様ってところだろうか。毎度のことだが、病気が治った翌日(もしくは翌々日)は、ワガママ全開で大変なことになる。病気の時はどうしても甘くなちっゃうからなぁ。

1日頑張ってくれた夫は娘を寝かしつけると同時にそのまま眠ってしまった。もしかしたら娘よりも先に寝てしまっていたのかも知れない。夫の心遣いに感謝。

髪も短くしたことだし、新しい服も買ってもらったし「寒い寒い」と縮こまっていないで、もう少しお洒落にも力を入れるようにしよう。「お洒落で素敵なお母さん」は無理でも、せめて小奇麗でいたいなぁ……って事で今日の日記はこれにてオシマイ。


2010年12月17日(金) 忘年会と1人の時間。

今日も娘と2人、1日中引き籠っていた。

おかげさまで娘の風邪は全快したらい。結局、ひと晩熱を出しただけでおさまってくれた。今日は外遊びをしても良いと言われていたのだけれど、今日は夕方からビッグイベントが控えていたので自重して外に出さなかった。

今夜は夫が忘年会なので、私達も忘年会をしようじゃないか……って事で、娘の友達親子を2組招いて持ち寄り忘年会を開催した。我が家では唐揚げ、南瓜ベースの野菜ポタージュスープ、アボガドとカニカマの和え物、揚げだし豆腐風野菜あんかけを用意した。子ども達の生活パターンに合わせるので忘年会は17時開始の19時解散。

飲んだり食べたり、実に楽しい集まりだった。「飲む」と言っても、ぞれぞれちょろりとビール飲料や、あるいはノンアルコールビールなどを飲む程度。働いていた頃の忘年会を思えば子ども騙しのような感じだけれど、それでも充分楽しかった。子ども達に人気だったのは唐揚げとポタージュスープ。私は持ってきてもらったミートローフが美味しかった。今度、作り方を教えてもらおうと思う。食事の後は珈琲を飲みつつデザートタイム。子ども達も食べたり遊んだり、特別な時間を満喫したようだ。娘はいつもより少し遅めの19時半に眠りについた。

娘は1人っ子で、しかも従姉は年が離れ過ぎているのでプライベートで同世代の子どもと触れ合う機会がほとんどない。なので、出来るだけ友達と遊ばせたいと思っている。今まではお昼間限定だったけれど、たまには今日のような集まりも悪くない。もっとも……金銭的にも他の要素でも集まる人が負担にならない程度で…の話だけど。今日は色々な意味で「いい感じ」だったと思う。

……そして、ふと1人になって我に返って「今週も色々あったなぁ」と改めて思ったりしている。忘年会の料理も美味しかったけれど、こうして1人になって飲む蜂蜜入りの甘いカフェオレが何よりも美味しかったりする。

クリスマスだのお正月だのを控えていて、こういう事を書くのはどうかと思うけれど、来週はちょっとゆっくり過ごしたいと思っている。来週は体調を整える1週間にしたいと思う。心身共に元気で年末を迎えたいものなぁ……って事で今日の日記はこれにてオシマイ。


2010年12月16日(木) 発熱とスパゲティ。

昨夜、娘が熱を出した。

居間でお茶を飲んでいたらベビーモニターから「お母さ〜ん」と娘の泣き声。慌てて寝室に行くと、娘の身体はポッカポカ。夕方やたらと甘えん坊になっていたのは「お友達につられて」ではなく、本当にしんどかったらしい。その夜は「お腹が痛い」とか「しんどい」とかで大変だったのだけど、親の目からみて「緊急性はないだろう」と様子を見つつ寝かせていたら、朝にはケロッと熱が下がっていた。

今日は念のため朝から小児科へ。「風邪の初期ですね。喉が少し赤いです」とのこと。娘は昨夜の騒ぎが嘘のように元気だし、熱も無ければ咳や鼻といった風邪の症状もない。抗生物質だけ処方されて、帰りにコンビニでゼリーだのプリンだの熱あが上がった時用のスポーツドリンクなどを買って帰宅した。

元気そう……とは言っても、普段ほど食欲も無いだろうから、お昼は娘の食べたい物を作ってあげようと「食べたいものある? 玉子のおうどん作ろうか? ぞうすいとか、おかゆさんにしようか? それともおにぎりとかが良い?」なんて事を娘に聞いたら「スパゲティが食べたい」と娘。

……とは言うもの、娘はうどんとそば以外の麺類をあまり好まない。最近、やっと中華風の鍋をした時に入れる生ラーメンを食べるようになったけれど、スパゲッティはそれほど好きじゃないはず。まぁ、でも本人が言うのだから……と、野菜をたっぷり入れてクリーム系のスパゲティを作ったところモリモリ食べた。娘が言うところによると絵本の登場人物も食べていたからとのこと。CMと絵本に影響されやすいお年頃のようだ。

そんな訳で今日は自宅に籠って静かに過ごした。娘はいつもより多めにテレビを観せてもらえるし、「イチゴ味のお薬」は飲めるし、いつもよりオヤツが豪華だし……って事で、ご機嫌で1日を過したようだ。子どもが風邪をひくと「沢山食べて、大人しくして、早く元気になって欲しい」と思うので、親はついつい甘くなってしまう。でも、これは風邪の特権って奴なので仕方が無いか。

そんな中、友人から1番乗りのクリスマスカードが届いた。私好みの美しいカードでとても嬉しかった。ありがとう。

娘は寝るまで平熱のままだったので、もう大丈夫だと思う。「やれやれ」と思ったとたん疲れがドッっと出てきてしまった。昨日は眠れなかったし今夜は早めに寝よう。それにしても娘の風邪が軽く済んで良かったなぁ……って事で、今日の日記はこれにてオシマイ。


2010年12月15日(水) クリスマス会と幼稚園説明会。

今日は午前と午後、それぞれ別の「会」に参加してきた。午前中は市が主催する幼児教室のクリスマス会。午後は幼稚園の説明会。なかなかハードな1日だった。

午前中のクリスマス会は手作り感のあるアットホームな集いだった。職員さんの頑張り感謝。娘はサンタさんが来てくれたことに大興奮。帰宅すると真っ先に、折り紙で作った「くつした」を寝室のサイドボードに置いた。絵本の登場人物が、くつしたを枕元に置いていたら、サンタさんがお菓子を入れてくれたので真似をしてみたらしい。そう言う事されると、サンタさんはプレッシャーだと思うのだけど。でも、きっとサンタさんはお利口な子供の期待に応えてくれることだろう。

午後の幼稚園説明会は、一緒に幼稚園へ行く男の子親子と連れだって出掛けたのだけど、友達のMくんは風邪気味でずっとグズっていた。説明会の後は物品購入があったのだけど、Mくんが抱っこ星人になっていたので、私が2軒分の荷物を持つことに。娘が聞きわけよくしてくれて助かった。

……と思いきや、娘はずっと「お利口」にしていることに疲れたのと、Mくんが甘えているのを見て自分も甘えたくなったのとで、帰り道で「疲れちゃった……」「お腹いたい」とペースが崩れてしまった。おやつを食べさせて、お風呂に入れたら元気になったものの、夕方からはずっと甘えん坊に。「甘えた」って伝染するのだなぁ。

17時過ぎ、告別式に参列した夫が帰宅。平日に家族一緒に食卓を囲めるなんて貴重なことだ、とても寂しい告別式だったとのこと。まぁ、でもお見送りできて良かったね……と夫と話をした。

ここのところの疲れが原因なのか、ここ数日身体のあちこちに湿疹や吹き出物が出てきて吃驚している。首だったり、手だったり場所は色々。大したことは無いのだけれど、これ以上酷くなるようなら皮膚科に行ってこなければ。

それにしても今夜は冷えるなぁ。師走も半ばなので当然の寒さなのだろうけれど、戸惑ってしまう。明日は今日よりさらに寒いとのこと。覚悟しよう。当面の目標は風邪をひかず、元気にクリスマスを迎えること。明日は「本気」な感じの装備で出掛けるとしよう……って事で今日の日記はこれにてオシマイ。


2010年12月14日(火) 鬱積した力。

今日は昨日の話の続きから。夫の実家のゴタゴタは一応平穏に収まったし、文章化してみれば大したことのないような話なのだけど、私はここ数年になく精神的にドッっと草臥れた。何が草臥れたかって「話を聞く」ってことに……だ。

義兄(&義兄の奥さん)と義姉の確執は20年という歴史がある。私も義姉が困った人であることは夫から聞かされていたけれど、なにぶん義姉とは2回しか会ったことが無いので、義姉に対して良い印象も悪い印象も持っていなかった。夫と結婚してもうすぐ5年になるけれど、義姉について私だけがニュートラルな状態を保っていた。だからこそ、愚痴の矛先になってしまって大変だったのだ。

長い年月をかけて鬱積した力って凄いなぁ……と、つくづく思った。

短期間にドッサリと愚痴を聞かされただけで、すっかり参ってしまった。人間って「聞いて欲しい。分かって欲しい」生き物なのだなぁ。話をすることで何かが改善される訳じゃないと分かっていても、話をするだけでも気持ちが楽になるのだから。そういう負の感情は溜め込むよりも誰かに話してしまった方がいい。正直、かなり草臥れたけれど、ささやかながら人の役に立てて良かったと思っている。

義母の対応も大変だった。私は義母と仲が良いせいか、義母は「白蓮さんは私の味方」と思っている節があり、何かにつけて困ることが多かった。昨日も書いたけれど「親の愛っ」て凄いと思う。義母は愛情豊かな人だとは思うけれど、ちょっと愛し方を間違っていたように思う。子を許し、甘やかすだけの「盲目の愛」は、時として周囲に不幸を招く。

そして。大変なことって、重なる時は重なるもので、夫の父方の伯父が亡くなった。

伯父には子供がおらず、奥さんは認知症で入院中なので、誰が葬儀をするかで昨日からてんやわんやだった。結局、夫の従兄と義兄とが表に立って密葬することに。明日は夫のみ密葬に出席する。私と娘も参列するべきなのだろうけれど、明日は娘の幼稚園説明会と物品購入の日。義母に相談すると「もう長いこと付き合いのない人だったし、密葬だから家族揃ってこなくても良いよ」とのこと。甘えさせてもらうことにした。

私はどちらかと言うと人好きの方だけれど、ドタバタ続きで「お腹いっぱい」になっている。ちょっと静かに過ごしたい。夫は今夜、夜間作業で帰宅が遅いとのこと。今夜は電話もメールもないだろうから、1人、本でも読んでゆっくり過ごしたいと思う。自分用に甘い物でも買っておけば良かったなぁ。何も無いのでお茶を入れて、みかんでも食べようかな……って事で、今日の日記はこれにてオシマイ。


2010年12月13日(月) ごたごた。ぐちぐち。

今日はここのところ、ずっと「ごたごた」していた話について。

ごたごたの発端は来春控えている義母の手術だった。義母の手術はいわゆる「年寄りにはよくある話」であり「大変だけどリハビリすれば治る」というもの。リハビリが完了するまで、ちょっと長びきそうなので、義母も周囲の人間も大変と言えば大変だけど、生きるの死ぬの…って話ではないので、大変じゃないと言えば大変じゃない。それなのに、ここまで大ごとになるとは思ってもみなかった。

夫は3人兄弟の末っ子次男。上に兄と姉がいる。兄は医者で姉は「一生働くなくても食べていける級」のお金持ちに嫁いだ。これだけ聞くと義母が手術するくらい、どうってことない……って話なのだけど、夫の姉って人がちょっと厄介だった。

そもそも夫の父親は夫が高校生の頃に他界している。なので義兄は苦労し医師になり、家族の生活を支えてきた。ぶっちゃけ「医者になったら稼げるろう」ってことで、学生時代に自宅を担保に借金したらしい。ところが義姉は絵に描いたような「わがまま娘」で、女子大卒業後は三十路前まで働かず、結婚後もずっと色々と厄介事(とても日記では書き切れない)が多く、義兄の世話になってきた。義姉の人となりをひと言で説明するのは難しい。義姉は息をするように嘘をつくし、何かあるとすべからく責任転嫁する。実家に来るのは困った時だけで、ここ数年は訪れていないらしく、私は夫と結婚してから結婚式と、祖母の白寿祝いの時にしか義姉と会っていない。

昨年、義兄と義姉の間に大きな諍い(どうみても義姉が悪いが)起こり、義兄と義姉はずっと冷戦状態だった。しかし、義母が入院、手術をするとなれば兄弟が強力せねばなるまい……と連絡したところ、義姉は「おかあさんの介護は絶対にしない!」と宣言して、義兄も「絶縁も考える」ってことになってしまったのだ。

話し合いの結果「みなで協力しよう」ってことになったのだけど、色々とわだかまりは残っている。義母は実の娘から「介護はしない」とまで言われたにも関わらず、私に「義姉ちゃんが、みんなから責められたら可哀そうだから、白蓮さんは義姉ちゃんを助けてあげてね」と私に助けを求めてきた。あんな娘でも可愛いんだなぁ……親って、ありがたいものだなぁ……と思うと同時に、義兄と義兄の奥さんの気持ちを思うといたたまれない気持ちになった。

夫は「姉は協力すると言っているけれど、居ないものと思ったほうがいい」と言っている。たぶん私もそうだと思う。介護とか看病とかって「嫌だ」と思っている人にさせることは不可能だから。夫は「負担が増えて申し訳ないなぁ」と言うけれど、そんなことよりも、実の娘から拒否されてしまった義母が可哀そうだし、実の兄弟同士でいがみあっていることが、とても哀しい。

どこの家もフタを開ければ色々と問題があると思う。私の育った実家もそうだった……って言うか、いっときは不幸の大安売り状態で色々あった。しかし幸いにも私と弟は仲が良くて、何か大変なことがあるたびに一緒に頑張ってきた。だから、夫の兄弟間の確執はショックだった。

……しかし、文章に書いてみるとサラっっとしているものだなぁ。てんやわんやの大騒ぎだったのだけど。義母の手術は来年の3月。まだ何もはじまってもいないのにこの騒ぎ。はじまったら、どうなる事かと思うと頭が痛い。まぁ、はじまってしまえば、どうにかなるのだろうけど。それにしても、この件はほとほと草臥れたなぁ……って事で、今日の日記はこれにてオシマイ。


2010年12月12日(日) 週末色々。

この週末は久しぶりに家族で過ごす時間が多かった。

土曜日。夫は半日人間ドッグ。夫は会社で定期的に健康診断を受けているけれど、あくまでも簡単なものなので40歳になったのを機にガッツリ検査してもらうことに。少々お高くかかるけれど年1回のタスクにするつもり。私も40歳になったら、それに倣う。

日曜日は夫の実家がらみの話しあいなど。まぁ…とりあえず穏便に済んで良かった。手放しでは喜べんないけれど、ホッっひと息。詳細はまた後ほど……って言うか、きっと書かずにはいられない。

土日、どちらとも特別楽しイベントは無かった。生活必需品の買い物をしたり、娘が欲しがっいてた本を買いに書店へ行ったり。ここ2週間、夫は休み無しで仕事をしていたので、娘は夫に目いっぱい構ってもらって幸せそうだった。私も久しぶりに家族そろって食事が出来て嬉しかった。この週末は「いつもよりちょっとだけ」頑張った感じの料理を出した。

色々あるけれど、明日からも頑張ろう……って事で今日の日記はこれにてオシマイ。


2010年12月10日(金) 参った。

今日は朝っぱらから楽しくない電話続き。参った。

夫の実家がらみの問題なのだけど、ものすごく頭が痛い。また、ちょっと区切りがついたら日記で盛大に愚痴ろうと思うのだけど、今はまだどう転がるかは分からない状態。自分で動ける類のことならガツガツ動いていくのだけれどなぁ。いまは「待ち」の状態。

そんな中、夕方に友人から「娘に」とプレゼントが届いた。「いかにも女の子」なデザインの可愛らしい靴下だった。娘、大喜び。私の気持ちもすこし和んだ。ありがとう。

以前の私なら、今日のような日は日記を書かなかったのだけど、「参っている」ってことだけでも残しておこうと思っている。これもまた1つの記録……って事で今日の日記はこれにてオシマイ。


2010年12月09日(木) 「まだ」と「もう」の狭間。

今日の大阪は変なお天気だった。もの凄い雨が降ったかと思えば雷が鳴り、そうかと思えば青空だったり突風に見舞われたり。後から知ったのだけど「もの凄い雨」と思っていたのは雨ではなくて霰だったとのこと。どうりで寒い訳だ。

そんな訳で今日は外出を断念。午前中は斜め向かいのお宅にお呼ばれしてきた。午後からは我が家に娘の友達親子2組をお招きした。オヤツは豆腐入りモチモチ焼きドーナツ。前回作ったのとは違うレシピで作ってみたのだけど、前回のよりも美味しく出来た。家庭でのお菓子作りは「簡単」と「味」とのせめぎ合い。作る立場の人間としてはより簡単な方が助かるのだけど、食べるとなると手間をかけた方が断然美味しい。臨機応変に使い分けていくのがベター。

今日は久しぶりにお気に入りの香水をつけてみた。誰のためでもなく自分のため。たまに、こういう贅沢をすると心が少し晴れやかになる。

私は今38歳。「40歳前後って微妙な年齢だねぇ」なんてことを話した。人間はいくつになっても諦めなければ何でも出来る……と言いたいところだけれど、残念ながら年齢を重ねるごとに、肉体的には無理な部分がどうしても出てくる。そろそろ病気なんかもひょっこり出てくるお年頃。そんな事は重々分かっているくせに「まだ頑張れる」と諦めきれない気持ちがあって、だからこそモヤモヤと迷ってしまうことがある。「まだ」と「もう」の狭間で揺れる世代なのかも知れない。

後悔しないためには「結果はともかく、とりあえずやっとけ!」って事だろうか。駄目なら駄目でもいいじゃないか……って話。何もしなければ、何もはじまらない。

明日も1日寒いとの予報。それなのに翌日土曜日の予想気温は18度。寒いんだか暖かいんだかハッキリして欲しいと思わず愚痴ってしまう。今日は1日インドアだったから、明日は寒くても出掛けなくちゃなぁ……などと覚悟を決めつつ今日の日記はこれにてオシマイ。


2010年12月08日(水) クリスマスケーキ。笑顔の総量。

今日スーパーの製菓材料コーナーで娘が突然「クリスマスにはどんなケーキを作ろうかなぁ」と言いだした。「クリスマスケーキを自分で作るの?」と聞くと「作るよ!」と娘。昨年、ご近所の子供達とクリスマス会をした際、ケーキを作ったことを覚えていたらしい。

しかし私は……全力で遠慮したい。全力でだ。

今年は今のところ子供達を集めてクリスマス会をする予定が立っていない。となると本番のクリスマスでクリスマスケーキを作ることになる。家で作ったケーキもそれなりに美味しいのだけど、あくまでも「それなり」どまりのお味だ。しかも娘がかなり頑張るので見た目は相当微妙なものになる。お菓子作りは普段からたまにしているので、こういう機会にこそ、プロの作った美味しいケーキが食べたい。

「ケーキ屋さんで買うのはどう? すっごく可愛いのがあるよ。サンタさんが乗ってたりするし」と、それとなく娘を誘導してみたが「自分で作る!」と娘の意思は固い。クリスマスの関連の絵本を読むと、クリスマスケーキはたいてい家で作っていてそういう場面が必ずある。娘の脳内では「クリスマスケーキは家で作る物」とインプットされてしまったらしい。その発想は可愛いんだけど、正直なところ母はちょっぴりおよび腰。でも、このままだと作っちゃうんだろうなぁ……って気がしている。

今日は朝から素晴らしいお天気で実に気持ちの良い1日だった。昨日の寒さが嘘のような暖かさ……だったのだけど、いまいちパッっとしない1日だった。まぁ、こんな日もある。娘、大絶賛反抗期中。2歳のイヤイヤ期が済んで、3歳の反抗期。発達の教科書通りだなぁ……と感心させられる。それでもイヤイヤ期よりは100倍はやりやすいのだけど。

色々あって、ちょっとガス抜きが必要になってきた感じ。週末に出掛けたりしているけれど、それはあくまで「娘のため」であって、私が純粋に楽しむためではない。近いうちに「私のため」に何か楽しいことをしようかと思う。娘のために動くのが楽しくない訳ではないし、私だって楽しんでいるのだけれど、娘主導なのと私主導なのとでは、随分性質が変わってくる。たまには自分も甘やかしてあげないとなぁ。笑顔の総量が減るとロクなことがない。

今週もなんだかんだで折り返し。頑張り過ぎない感じで頑張っていこう……って事で今日の日記はこれにてオシマイ。


2010年12月07日(火) 師走の寒さ。義母の手術。

昨日の暖かさが嘘のような寒い1日。寒さのあまり公園で泣きそうになった。暑くても寒くても子どもは元気。ありがたい事なのだけど、付き合うのには厳しい季節だ。娘が公園でガッツリ2時間遊んでいる最中、何組かの親子がやってきては去って行った。娘……タフ過ぎる。お手柔らかに頼むよ。

かねてより話をすすめていた義母の膝の手術の日が決まった。年が明けて3月とのこと。義母本人も、周囲の人間も大変だけど、やると決めた以上は頑張らねば。それに手術をすれば確実に回復するのが分かっているので気楽と言えば気楽なものだ。

ただ、ちょっと心配なのは足の手術を「両足一度にする」ってこと。「両足一度に手術をする」ってのは、実家の母で経験済みだったりする。実家の母と義母とでは症状も手術のタイプも違うし、手術をした時期も違うので較べるのには無理があるが、実家の母の時はものすごく大変だった。入院中も大変だったけど、退院してからの大変さは、いまでもリアルに思い出すことが出来る。

実家の母の手術以降、色々と大変なことがあり過ぎて実家の母の手術のことなんて、すっかり忘れていたのだけれど、あの大変さをもう一度経験するのか……と思うと、正直なところ腰が引ける。夫の実家は自動車で1時間ほどの場所にあり、往復するだけでもひと仕事。それに来春からは娘の幼稚園もスタートする。色々考えると正直不安だ。

実家の母が手術をしたのは10年ほど前のこと。医学の進歩は目覚ましいし、あの時ほど大変じゃないかも知れない。それに、今回は義兄一家も、義姉一家もいる。まだ先のことだし、この事は実際に動き出してから考えたら良いのだ……って事は理解しているのだけど、やはり悶々としてしまう。

ま。実際に事が動き出したら、案外どうとでもなるのだとは思うのだけど。

今日は午後からは外に出ず、家の中で娘を遊ばせた。雨でもないのに家にいるなんて珍しいのだけど、午後から外に出掛けていくだけのパワーが無かったのだ。娘の遊び相手をしながら、年賀状の宛名印刷などして過ごした。今はちょっと義母の手術のことで鬱々モードになってしまっているけれど、気持ちの切り替えは早い方なので、すぐに元気になると思う。今はひとまず鬱々悶々していよう……ってことで、今日の日記はこれにてオシマイ。


2010年12月06日(月) ほうれん草三昧。個々の嗜好の話。

ここ数日、家族でほうれん草三昧。なぜなら我が家には今、ほうれん草が潤沢にストックされているのだ。

娘との散歩コースにある普通のお宅の玄関先に新聞紙に包まれたほうれん草の束が積み上げられていて「1束50円」と書かれてあり、その横にはお金を入れる瓶があった。即席の無人即売所のようだった。「Yちょっと見てごらん。ほうれん草が安いよ」と娘に話しかけると、ジャストタイミングでその家の人が出てこられた。「良かったら買ってくださいね。うちの畑のほうれん草です。市場に出す用じゃないから丈が短いけれど柔らかくて美味しいですよ」とのこと。せっかくなので戴いて帰った。

1束と言ってもスーパーのほうれん草の2束分くらいあったほうれん草は柔らかくてとても美味しい。野菜高騰のあおりを受けてほうれん草を買う回数が減っていたので本当にありがたい。ほうれん草って調理した時の存在感が半端無い。緑黄色野菜って、どうしてあんなに主張が強いのかなぁ。久しぶりに美味しいほうれん草に当たってホクホクしている。

ご近所の人と「朝の時間帯に観るテレビ番組」について話をした時のこと。我が家はNHKのニュースを観ている。民放のニュースを観ていた時期みあったけれど、バラエティ分よりも、むしろ純粋にニュースが知りたいのでNHKに変えて以来、ずっとNHK一筋だ。我が家とは逆の理由で民放の派の人もいた。NHKにしろ、民放にしろ朝はニュースだろう……と思っていたら「朝からニュースを観るなんて無理!」と言う人がいた。朝一番に凄惨な事件などを聞きたくない……と言うのがその理由。それもまた一理あると思った。私は「子どもはともかく、大人なら朝はニュースを観るよねぇ」と思い込んでいたので衝撃的だった。個々の嗜好って様々だ。どれが正解で、どれが不正解というような話ではない。

ニュースと言えば今年も自殺者が3万人を超えるとのこと。近親者に自殺者がいるので、いたたまれない。自殺をせざるをえないだなんて御本人も辛いだろうけれど、周囲の人間にとってもあれは地獄だ。「生きる自由があるなら死ぬ自由もあるだろう」って意見もあるだろうけれど、自殺は哀し過ぎるだろう……と単純に思う。人の生き死にばかりは、そう簡単にあれこれ言える問題ではないのだけど。

今日は暖かかったけれど明日はグッっと寒くなるとのこと。もう師走なのだし当たり前なのだけど「参ったなぁ」などと思ってしまう。風邪をひかないように気をつけんなくては……って事で今日の日記はこれにてオシマイ。


2010年12月05日(日) 暖かい師走

娘と2人の日曜日。今日は相当頑張った。

午前中は自転車を飛ばして市民会館のイベントの絵本の読み聞かせの会へ。子どもたちを集めて市民ボランティアの読み聞かせサークルさんが集まっての会だったのだけど、残念ながら娘を含めて子ども達の反応はパッっとしなかった。絵本にしろ紙芝居にしろ、演出や仕掛けは凝っていたのだけれど題材がなぁ……。名作ぞろいだったのだけど、大人が好きな作品と子どもが喜ぶ作品は違うのだ。無料で参加させていただいて文句を言えた筋合いではないのだけれど、大人達の自己満足が先行しちゃったかな……と言う印象。

昼食はMさん親子と合流して回転寿司屋へ。夫がいないのに娘と2人で回転寿司なんて贅沢極まりない話だけど「お友達と外食」という生まれて初めてのシュチュエーションに娘は大喜びだった。娘関係で娘の友達親子と昼食を一緒にすることはあったけれど、今までは家かピクニックだった。私は基本的に「ママ友ランチ」とかそういうのはしない主義だけど、今回は色々と事情があって特別に。

娘の友達のH君が、しきりに「お父さんがすごく怒ってた話」をしていたのが印象的だった。H君も3歳児なりに言いたいことが沢山あったのだろう。離婚のゴタゴタをM君も敏感に感じ取っているのだと思うと不憫でならなかった。子どもに罪は無いのになぁ。まぁ、でも親にも色々と事情があるのだよ。M君は強い子になって、お母さんを大切にしてあげなよ……なんてことを心の中で思った。

午後からは公園へ。自宅からは遠くて滅多に行けない公園だったので、子どもたちはハイテンションで遊んでいた。子どもを遊ばせながらMさんとお喋りなど。12月とは思えない暖かさで娘も私も上着を脱いで遊んだ。昨年の今頃は寒さに震えていたのになぁ。今年の天候は不可解だ。

夫はいなかったが、なかなか良い1日だったと思う。めっぽう草臥れたけど。明日も暖かい1日になるとのこと。何をして過ごそうかと思案しつつ、今日の日記はこれにてオシマイ。


2010年12月04日(土) つけパン。焼きドーナツ。美術手帖。

今日は土曜日だけど夫は出勤。娘と2人の週末。せっかくの週末なので「ちょっと特別なこと」をしようと思っていたのだけれど、フタを開けてみれば地味な1日だった。

最近、娘はクノールカップスープのCMを見て「つけパン」に憧れを抱いていた。CMを観るたびに「私も食べてみたい」と訴えていたのだけど、昨夜はたまたま洋食でポタージュスープを作ったので、娘が朝食に「つけパン」を食べるだけのスープを残しておいた。今朝「今日はCMでしてた『つけパン』を食べてみる?」と娘に聞いた時の喜びようときたら! 娘はCMと同じようにスープにパンを付けて「美味しい」とご満悦だった。まぁ、あれはあれで悪く無いとは思うけれど、私はトーストはそのまま食べる方が好きだな。ソースだったら付けて食べたいと思うのだけど。

そして午前中は掃除を少しだけ手抜きして、オヤツに「焼きドーナツ」を作った。生地に豆腐を入れて、仕上げにきな粉をまぷした。「ドーナツは油で揚げた方が美味しいに決まっている!」と思っていたのだけど、案外悪くなかった。そりゃぁ、油で揚げた時ほどの満足感は無かったけれど、充分美味しくて、片付けの手間を考えると「また作りたい」と思った。でも、今度はシリコン製のドーナツ型を買おうと思う。

……とまぁ、食べ物以外は公園へ行ったり、お散歩込みの買い物へ行ったりと極めて普通に過ごしてしまった。昨日は「週末なんだから、何か娘を楽しませてやらなくちゃ!」と張り切っていたのに、あの情熱はどこへ行ってしまったのだろう。

昨日は図書館でデイック・ブルーナの特集が載っている『美術手帖』を借りてきたのだけど、なかなか興味深い。「ミッフィー」のイラストは改めて見ても面白いなぁ。今まで気づかなかった発見があった。

しかし個人的にミッフィーのシリーズは「絵本」としてみると、それほど素晴らしい物だとは思っていない。楽しい話は良いのだけれど、ミッフィーが万引きをする話や、いじめを扱った話などは「それで良いの?」と首をかしげざるをえない。日本人だったら、もっと細やかな対応の作品を描いていると思うし、事実似たようなネタでももっと素敵に描いている作品だってある。日本人は何かにつけて「西洋文化って凄い!」盲信しがちだけれど、幼児向けの絵本は世界に誇るレベルだと思う。アニメだけが近代日本文化の売りではない。今回借りてきた『美術手帖』の特集を読んで、その思いを再確認した。

明日の大阪は暖かいとのこと。明日は今日よりももう少しアクティブに過ごせたら良いのだけど。頑張り過ぎない程度にボチボチ行こう……って事で、今日の日記はこれにてオシマイ。

初めて作った焼きドーナツ。膨らんだ分の計算が甘くて穴が潰れてしまいました。きな粉&粉砂糖で素朴な味。これはこれで美味しかったです。








2010年12月03日(金) 晩酌と強風

昨夜はどうしても飲みたい気分に襲われたので、自らの掟を破って晩酌した。

誰に強制された訳ではないのだけれど私は不調(精神的に)の時はアルコールは口にしないことにしている。お酒は楽しい気分の時か、もしくは美味しい物を食べる時に飲むものだと思っている。「やけ酒」とまではいかなくても、気持ちが沈んでいる時の逃避先にアルコールを求めるのは好きじゃない。だけど、昨日はどうしても飲みたくてたまらなかったので、夫が帰宅して夕食を食べる時にビール飲料を1本開けてしまった。

夫は毎日晩酌する人ではない。週末とか、献立がよほどお酒向きの時に飲む程度。なので「今日は飲ませてもらいます。付き合ってくれなくてもいいけど、とにかく飲むから」と宣言したのだけど、夫は「俺も飲むよ。俺も今日は飲みたい気分だから」と付き合ってくれた。2人で飲むお酒は美味しかった。逃避のお酒……ではなく、リラックスのお酒。たぶん、1人だったら違っていたのだろうなぁ。夫に感謝。

そして今日は朝からイマイチなお天気。午前中は散歩がてら図書館へ。図書館では三島由紀夫の特別コーナーが設けられていて考察本が並んでいたのだけど、読もうと思うほどの作品は無かった。でも、良い機会なので何か再読してみようかとは思う。

午後からは家に引き籠っていた。大阪はものすごい風で、遊びに行けるようなお天気ではなかったのだ。どれくらいの風だったかと言うと、夕方に干した洗濯物が2時間ちょっとでバリバリに乾いてしまうくらい。
我が家は築40年になる古家なので、今日のように風が強い日はけっこう揺れる。「屋根瓦とか、樋とか大丈夫かな……」と、ちょっとドキドキした。幸い、今のところ大丈夫そうだ。

昨日の「裏面」の話ではないけれど、強い風が吹いた時「家は大丈夫かな? ご近所に迷惑をかけちゃ困るし……」と、真っ当な事を考えるのも本当だけど、それ以上にワクワクしてしまう自分がいるのも本当だ。災害を望んでいる訳ではないけれど、強い風は心の中にある「何か」を掻き立てる物がある。なので今日はずっと落ち着かない。強い風の中大声で喚きながら走り回りたいくらいだ。ま……そんなこと出来る訳もないんだけれど。

明日はグッっと冷え込むらしい。土曜日だけど夫は出勤だし、何をして過ごしたものか。娘と2人だけれど、週末なのでいつもと違う楽しいことをしたいなぁ……などと思いつつ、今日の日記はこれにてオシマイ。


2010年12月02日(木) 裏面の日。

今は昔……レコードとか録音テープには「裏面」って物が存在した。人間にも「表面」と「裏面」が存在する。今日の私は見事に裏面の日だった。

「表面」の私は自分で言うのも何だけど、けっこう良い人だと思う。役に立つ人間ではないが、まぁ…悪い人間ではないかと。でも「裏面」の私は、いただけない。表立っては言わないけれど、始終毒づきまくっている。

なんて言うのかなぁ。自分よりも努力していない(と思われる)人間から闇雲に羨望されると、正直ムカつく。「だったら、貴女も私と同じことやってみたらいいじゃない? 出来もしないのに言うなよ」みたいな。口先だけの人間って大嫌いだ。結果はともかく遮二無二やっている人間が好き。

今にはじまった事ではないが、私は人の好き嫌いが激しい。嫌いな人とは基本付き合わないし、関わらない。駄目だと思った人はバッサリ切って関わらない。なので嫌いな人間と深く付き合うことは皆無に等しい。これは私の長所でもあり短所でもある。自分の気に入った人としか付き合わないから、いつまでたっても人間の器が広がらない。小さいなぁ……自分。

でも、嫌な人と付き合おうと言う気持ちは、これっぽっちも無い。

今の私は表目的には穏やかに暮らしているけれど、その内には闘争的な面や、どす黒い感情を秘めている。誰しもそういう部分はあると思うのだけど、みなどうやって折り合いを付けて暮らしているのだろう? 一度、誰かとそういう事を話し合ってみたいなぁ。

それはそれとして。今日は表面的には良い1日だった。師走だとは思えないほど暖かくて、寒さに弱い私にとってありがたい1日だった。今夜から明日にかけては天気が崩れるとのこと。図書館の予約本が届いているそうなので出来れば外出したいのだけどなぁ。今日はこれ以上書くと「裏面」が暴れだしそうなので、今日の日記はこれにてオシマイ。


2010年12月01日(水) 1人の時間。粕汁。

昨日は夫が娘の面倒を見てくれていて「自分1人の時間」があったのだけど、その時思ったことなど。

先に出掛けた夫と娘を追って駅に向かう途中、顔見知りの警備員のおじさんに「おはようございます」と挨拶したら怪訝な顔をされてしまった。娘と2人でよく歩く道すがらに立っている人なのだけど彼は私が「娘と2人」でないと、私を認識出来ないらしい。私と娘はいつも一緒に行動していて、私はあくまでも「娘のお母さん」と言う存在なのだってことを思い知らされた。

そして昨日は1人で電車に乗った。娘がいないので電車で本が読めるなぁ……と鞄に文庫本を入れて入った。席についたらまず読書。娘がいない時、電車の中では当然のように本を読んでいたのだけれど、娘が生まれてからは1度だって読んだことが無い。「電車で本を読む」などと言う些細なことでさえ、子どもがいると出来ないんだってことに今さらながら気がついた。

子どもがいなければ何でも出来る。子どもさえいなければ……と考えてしまう母親の気持ちが少しだけ理解出来た。もちろん、だからって「母親やめたい」などとは思わない。子どもに手が掛かる時期はわずか数年のことだ。期限付きの辛抱は辛抱のうちに入らない。いつ終わるとも分からない、無期限の問題に挑むのは辛いのだけど。「いったい、いつになったらこの生活から抜け出せるのだろう」と思って、死にたくなった昔を思い出してしまった。子育てにはハッキリした期限がある。だからある意味、とても気楽だ。

今日は数年ぶりに粕汁を作ってみた。娘がもっと小さい頃は「小さい子に粕汁って大丈夫かな?」と心配で作らなかったのだけど、もうそろそろ良いかな……と。濃厚な粕汁ではなくて「味噌汁に酒粕を混ぜた」程度のものだけど。それでも十分美味しかったし、娘も酔っ払うことはならかった。アルコールに弱い子だったら、粕汁だけでも駄目だったりするけれど娘の場合は大丈夫そうだ。

今回はスーパーで買った酒粕で作ったのだけど、いつかまた「美味しい酒粕」で作った粕汁を飲みたいなぁ……と夢想した。仕事で奈良に通っていた頃、造り酒屋さんで酒粕を分けてもらっていた。酒粕と言ってもスーパーで売っている物とは別物と言っていいほど段違いに美味しくて、その酒粕で作った粕汁の味がいまだに忘れられない。あのテの酒粕はアルコール分もけっこう残っていそうなので、娘がもっと大きくなったらまた作ってみたいと思う。

粕汁を飲むと三浦綾子の『塩狩峠』を連想してしまう。主人公、信夫の飲んだ豆腐入りの粕汁は、スーパーの酒粕で作った粕汁じゃなくて、もっと濃厚で身体の暖まる食べ物だったのだろうなぁ。

そんな訳で娘は今日、生まれて初めて粕汁を食べた。とても気に入ったらしく「また作ってちょうだいね」と言っていたので、冬の定番メニューにしたいと思う。次はもうちょっと酒粕を増やして作ろう……って事で今日の日記はこれにてオシマイ。


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