10月11日。娘のお誕生日当日は息つく暇もないくらいバタバタしていた。
午前中は地域の運動会。午後から義兄一家が遊びに来て、夕方から実家の家族も交えて誕生日会。本当は運動会と娘の誕生日イベントは別々のはずだったのだけど、天気の加減でこうなった。どうにかこうにか、滞りなくこなすことが出来て今さらながらホッっとしている。
娘は朝から上機嫌。年上のお友達と一緒に参加する運動会。次々とやってくるプレゼント。ご馳走にケーキ。機嫌が悪くなる要素があるはずもない。娘は3歳のお誕生日にして、生まれてはじめて「お赤飯」を食べた。我が家ではおめでたいイベントのたびにお赤飯を炊いているのだけれど、今まで娘はお赤飯を食べようとしなかった。それが今年は「ピンク色のご飯!」と大喜び。「娘が食べないのにお赤飯ってのもなぁ…」と思いつつ炊いていた身としては、こんな嬉しいことはない。
たくさんお誕生日プレゼントを戴いて、娘の玩具が急に増えた。特にシルバニアファミリーとか、レゴブロックとか嵩張るものが目白押し。プレゼントは事前に分かっていたので、この3連休は模様替えに勤しんでいた。ホームセンターでカラーボックスを買ってきて並べたり、既存の本棚の本を処分して娘の玩具を置く棚を作ったり。
居間の模様替えのついでに寝室の模様替えも。今まで娘の落下事故を恐れて、寝室のベッドはベッドの本体からマットレスをはずして、マットレスを床に置いて寝ていたのだけど、ベッドを本来の形に戻すことに。「
2等船室」と呼ばれていた寝室が、あたりまえの寝室になった。模様替えのおかげで我が家の印象が「赤ちゃんのいる家」から「子供のいる家」へと一変した。
この3連休は何かにつけ「娘の赤ちゃん時代も終わりなのだなぁ」と実感させられた。嬉しくもあり、少し寂しくもある。
それにしても娘の誕生日を沢山の人祝ってもらえたのは、ありがたい事だと思っている。娘は恵まれた子だなぁ。これからも沢山の愛情に包まれて成長してもらいたいものだ。そのためには私も元気で長生きしなければ。忙しかったけれど感謝の気持ちで一杯な3連休だった。今日はいささか連休疲れでグダグダだったけれど、気持ちを切り替えて頑張っていこう……って事で、今日の日記はこれにてオシマイ。
お祝いに戴いたお花。娘も喜んだけれど私の方が娘以上に喜んでいたりして。花のある空間っていいなぁ……なんて。
2010年10月11日(月) |
3歳のお誕生日おめでとう。 |
今夜はどうしたものか眠れないので寝室を抜け出して日記など。
10月11日。ついさっき娘は3歳の誕生日を迎えた。私も母親3年目って訳だ。どこの親御さんもそうだろうと思うのだけど、娘の誕生日は自分の誕生日の何倍も嬉しい。その辺にいる人をつかまえてきて「ありがとう」って言いまくりたい気分だ。
3年間……とにかく必死だった。初めての子育てなので渦中にいる時は分からなかったけれど、娘はどちらかと言うと「育てにくい子」だった。「女の子は育てやすくて良いわよねぇ」と言われた後でいつも「んなこたぁ〜ない。個人差だってば」と心の中で毒づいていた。新生児の頃から寝ない子で、ある程度育ってからはお昼寝しない子。離乳食の進み方も壊滅的に遅かった。頑固で機嫌を損ねたら2時間以上泣いて大暴れ……なんてことも、しょっちゅうだった。
ま……それでも、可愛くてたまらなかったのだけど。
どちらかと言うと「育てにくい子」だった娘だけれど、3歳になった今はむしろ驚くほど聞きわけの良い子に変貌している。親馬鹿発言なのは承知しているけれど、今ではむしろ育てやすい子」だと思う。どうしたものか親に似ず、やたら体力に恵まれていて外遊びに付き合うのが大変なのは相変わらずだけど、それでも随分と楽になった。
娘が生まれてからの3年間、私は娘に対してだけは手を抜くことをしなかったと自負している。だけど、毎日が試行錯誤の連続。失敗も多いし、娘が眠ってから「あれは可哀そうだったな…」と反省する事もしょっちゅうある。
先日、娘が突然「お父さんとお母さんは結婚してるね。Yも大人になったら結婚したい」と言いだした。私は「ついに娘も『お父さんと結婚したい』って言う年になったか」と思ってニヤニヤしながら「Yは誰と結婚するの?」と聞いてみたところ、娘は「お父さんとお母さんと結婚する!お父さんとお母さんが大好きだから」と言った。ちょっと泣いてしまった。
娘、お母さんを大好きでいてくれてありがとう。3歳まで無事に育ってくれてありがとう。お母さんは貴女と過ごした3年間とても幸せでした。3歳のお誕生日おめでとう。
……などと、しみじみ日記を書いて1人盛り上がっているのだけれど、夜が明けたら(娘の誕生日当日)大忙しになる予定。お赤飯を炊いて、午前中は地域の運動会に出席。午後からは義兄一家が来たり、娘のお誕生日会をしたり。段取りとか考えていたら、ますます眠れなくなってしまうけれど、そろそろベッドに戻って寝る努力をしよう……って事で今日の日記はこれにてオシマイ。
2010年10月08日(金) |
青空と低気圧。そして丸9年。 |
今週は青空に恵まれた日が多く娘と外で遊ぶことが多く、娘が寝るとグッタリ……と言うパターンにはまりこんていた。体力の切り売り生活……って感じだった。
そして今日は娘が1日中、ヤクザのように些細なことでイチャモンをつけてくる日でグッタリ。低気圧が通過する時って、大人でも体調を崩したりするものだけど、それは子供も同じらしい。「雨の日の前」ってのは、たいてい娘がグズグズする。
それはそうと。ふと気がつけば、この日記も丸9年が過ぎていた。なんだかんだで10年目に突入。日記開設当時と身辺状況がガラリと変わってしまったのもうなずける。楽しいことばかりの10年間ではなかった。むしろ「辛いから何某か書き殴って発散するか…」的な感じではじめた日記だった。拙い日記ではあるけれど、いささか感慨深い。
……と。オバチャンの昔話しはこの辺にして。この3連休は何かと忙しくなる予定。地域の運動会だったり、娘の3歳の誕生日だったり。張り切って、お赤飯を炊かねば。小豆ともち米は準備してある。どうも、お天気がパッっとしないようだけど楽しい3連休にしたいものだなぁ……って事で、今日の日記はこれにてオシマイ。
今日は朝から素晴らしいお天気だった。秋晴れを絵に描いたらこんな風になるんだろうなぁ……と言うような。なので娘と2人でピクニックに出掛けることにした。
夫を送り出した後、子供番組を観ている娘の傍らでお弁当を作っていたら、娘はそれに気がついて大はしゃぎ。お弁当箱を見るだけでテンションが上がってしまうのは娘がピクニックの楽しさを知っているから。お弁当と言っても、おにぎりと昨日の残りの煮物、それに魚肉ソーセージとピーマンを焼いただけの簡単な物。ちょっと地味だったのでおにぎりには顔を付けてみた。
午前10時に自転車で出発。銀行と郵便局の用事を済ませて河原へ行った。河原では社会見学の小学生達がいた。河原へは家族でだったり、娘と2人だったりで何度も来ているのだけれど、人が少なくてのんびりしているよりも、子供がたくさんいる方が娘はテンションが上がるらしく、娘はいつになく楽しそうだった。
正午を待たずにお弁当。デザートに青い蜜柑を持ってきたのだけれど、それが素晴らしく美味しかった。そう言えば子供の頃、秋の遠足にはデザートに青い蜜柑を持たされたなぁ……なんてことを不意に思いだした。
お弁当を食べたり遊んだり。素晴らしい青空の下、実に楽しい時間を過ごした。
河原には遊具が何も無いので、ソフトボール大の小さめのボールと縄跳びを持って行ったのだけど、ボール投げ、電車ごっこ、綱引き、縄跳びをボールに括りつけてのお散歩(?)ごっこ等、退屈する暇は無かった。もちろん土手滑りも。娘は服をあちこち草色に染めて、楽しそうに遊んでいた。
天気の良い日に外でお弁当を食べて思いっきり遊ぶって、なんて気持ちが良いんだろう。こんなことで幸せになれるだなんて、人間って単純な生き物だなぁ……と思う。と同時に、些細なこと(自分自身にとっては重要なこと)でクヨクヨ悩んだり考え込んだりしてしまったりするのも人間なのだけど。どちらに偏っても駄目なのだと思う。バランス調整が何よりも大事。
まぁ、毎日ピクニックと言う訳にはいかないけれど、寒くなるまでに出来るだけこう言う機会を作りたいと思う。娘を楽しませるために出掛けたのだけど、私にとっても良い気分転換になった。楽しい1日だったなぁ……って事で、今日の日記はこれにてオシマイ。
2010年10月04日(月) |
幼稚園面接と豚肉の生姜焼き |
週末は娘の幼稚園の面接だの、実家の母の誕生日だのがあってバタバタしていた。
幼稚園の面接は無事に終わって入園が決まった……と言っても希望者全員入れるような幼稚園で、面接はたぶんクラス分けの参考にするのだと思う。娘は質問には答えられたし、簡単な試験には難なくクリアしたものの、借りてきた猫のように大人しく声も小さかった。御近所の人には元気にご挨拶できるのだけど、彼女にも2歳なりに「恥ずかしい」という感情があったのだろうなぁ。あれはあれで可愛かった。
面接には沢山の親子が来ていたのだけど、どのお子さんも父母に手をひかれて幸せそうな顔をしていた。「こんなに沢山の子供達がいるけど、どの子も親御さんにとっては宝物で、大切に育てられてきたんだろうなぁ…」なんて事を思って、1人で勝手に泣きそうになってしまった。まぁ…ちょっと気持ちが盛り上がり過ぎなのは否定しない。
そして、この週末はアマゾンで注文していた漫画『とめはねっ!』『深夜食堂』が届いた。『深夜食堂』は毎回新刊を楽しみにしている作品なのだけど、今回もけっこう良かった。中でも豚肉の生姜焼きの話が面白かった。お話の内容よりも「豚肉の生姜焼きに使う肉って家庭によって違う」という話。生姜焼き用の豚肉を使う家庭もあれば、薄切り肉を使う家庭もあり、ステーキ肉のような肉を使う家庭もある。
子供の頃、実家の母は生姜焼き用のロース肉を使って豚の生姜焼きを作っていたのだけれど、私はこれがあまり好きじゃなかった。母の料理方法が悪かったのかも知れないけれど、パサパサしていて飲み込み難かったのだ。大人になってから学食だか、安い定食屋か何かで薄切り肉で作った豚肉の生姜焼きを食べた時は「こんな美味しい豚肉の生姜焼きがあったんだ!」と感激した覚えがある。自分が台所を預かるようになってからは薄切り肉で豚肉の生姜焼きを作っている。初めて薄切り肉を使った豚肉の生姜焼きを食べた時の衝撃がいまだに忘れられないのだ。
週末は夫と『豚肉の生姜焼き』について熱く語り合った。夫も私と同じ薄切り肉派。そして子供の頃はロース肉だったらしい。色々な人に『豚肉の生姜焼き』について聞いてみたいなぁ……と思った週末だった。
そして週明けの今日は1日中慌ただしかった。午前中は病院へ。午後は娘が公園の水溜りにダイブして遊んで後始末が大変だったり。バタバタしているけれど暑くもなく、寒くもない今の気温は本当にありがたい。今週も元気で頑張ろう……って事で今日の日記はこれにてオシマイ。
今日は娘自慢。なるべく親馬鹿は控え目に…と思っているのだけれど、最近の娘は可愛らし過ぎて親馬鹿を抑えるのが難しくなってきている。まぁ、興味のない方はスルーしていただく感じで。
3歳のお誕生日を前にして、娘はめっきり女の子らしくなってきた。お喋りも上手になってきて、始終何かを喋り続けている。ちょっとたどたどしい口調でのお喋りは可愛いったらない。その口調は大阪弁ではなく絵本などに出てくるメルヘン口調なので、いっそう可愛い。
「お母さん、今日はデザートにみかんゼリーを作りましょうよ」とか「お母さん、Yのところへ来てちょうだい。遠くに行ったらYが悲しくなっちゃうわよ」とか。文章にして書くとなんてことは無いのだけど、我が家の周辺だと娘の喋り方はちょっと違和感がある。私や夫の喋り方の影響もあるのだけれど、娘のメルヘン口調の根本は絵本にあると思う。絵本の登場人物って、どうしたものか標準語とは違う「メルヘン口調」で喋っていることが多いのだ。
もうちょっとテレビの視聴時間が長ければ、標準語も娘の耳に入ってくるのだろうけれど、我が家では娘が起きている間はダラダラテレビを観ることが無い。娘が観るのはニュースか子供番組や子供向きのアニメ(特に規制はしていないけど)に限られている。そして子供番組の登場人物もメルヘン口調だったりするのだ。
幼稚園に行くようになれば喋り方も変わってくると思うので、今しばらくは娘のメルヘン口調を楽しませてもらおうと思っている。きっと期間限定の可愛らしさだろう。
そして今日は娘の幼稚園の願書を提出しに行ってきた。明日は面接。子供の数が多い時は前日から並んだとか、抽選があったとか聞いているけれど、今は少子化なので余裕で入園出来そうで、ちょっとホッっとしている。
娘を出産するまでは、なんだかんだ言いながらも仕事が好きで、子が3歳になったら保育園に入れて社会復帰しようと思っていたのになぁ。「小学校までは娘と一緒にいたい」なんて、ただの親馬鹿な母になってしまった。流石に娘が小学校に入学したら、何某かの形で仕事をするつもりだけれど。
明日の面接はお化粧をして、少しだけフォーマルな服装で挑む予定。今夜はちゃんとお肌の手入れでもするかなぁ……などと思いつつ、今日の日記はこれにてオシマイ。