白い木蓮の花の下で  

    〜逝くときは白い木蓮の花の下で〜

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引越し先 白い木蓮の花の下で


2010年09月30日(木) 溺れる恋。

この1〜2週間はレンタルDVDをたくさん視聴した。

平日に夫の帰宅が比較的早い日は、夫が夕食だの入浴だの済ませて後で何某かのテレビ番組を観る習慣がある。たいていは録画した番組なのだけど、この秋は観る物が少なくてDVDを借りることが多かった。その中に濃い恋愛物があって「これ、すごく面白いね!特に『恋に溺れてる』って感じが!」と夫に言ったら、夫から「それは白蓮さんが恋愛に溺れた経験が無いからでしょ?」と指摘されてしまった。反論の余地は無かった。

独身時代から、この日記に何度も書いているけれど私は恋愛に対して淡白な人間で、思えば今までの人生で「恋に溺れた」って経験が1度もない。

恋愛以外の事柄(たとえば仕事とか趣味とか友達関係とか家族のこととか)は、比較的一生懸命取り組む方だと思う。なのに何故、恋愛にた対してだけは必死になれなかったのだろう? 自分でもよく分からない。そういう相手に出会わなかっただけなのかも知れないし、私自身の資質に問題があったのかも知れない。今さらな話だけれど、ちょっと勿体なかったな……と思う。

そもそも恋愛と言う意味で人に惚れることが滅多になかった。夫と結婚する以前には本気で人を好きになったことはあったけれど、ちゃんと踏み込んでいかなかったので笑っちゃうほど手前で終わってしまった。「ちゃんとした恋愛をしてこなかった」ってのは私にとってコンプレックスの1つだったりする。

なので恋愛とちゃんと取り組んでいる人の話を聞いたり、そういう映画を観たり小説を読むと、そこには私が踏み込むことの出来なかった世界が広がっていて「すごいなぁ…」と感心してしまうのだ。

恋愛に突っ込んでいける人と、そうでない人って、どこがどう違うのだろうなぁ……

私にとって「恋愛」は永遠の謎だ。もっとも考えたところで分かるような問題ではないのだけれど。恋情には疎いけれど、人並みに愛情は持っているつもりでいる。謎は謎のまま、その辺に置いておいて、私は私が愛情を注ぐべき相手に愛情を注いで生きていこう……って事で今日の日記はこれにてオシマイ。


2010年09月29日(水) 言い出せなかったこと。

先の連休中に夫の実家へ遊びに行った時のこと。「今年は猛暑で柿が駄目になってしまっている」と義母が言った。

夫の実家はけっこう広くて庭には果実の成る木が植えてある。柿が2本、八朔1本、すももが1本。義母は柿農家で産まれ育ったせいか、果物を育てるのがとても上手で、どの果物も甘くて美味しい。私は果実の成る木を育てたことが無いのでよく分からないけれど、果実を美味しく育てるのは難しいと聞いている。義母の育てた果物を御近所の人にお裾わけした際「これだけ美味しく育てるのは難しいよ」と言われたことがあるほどに、義母の育てる果物は美味しい。

なので「それは残念ですね。毎年楽しみにしているのに…」と言うと義母は言った。「おかげで今年は助かったわ。私、柿ってあんまり好きじゃないしね」

……知らなかった。義母が柿を好きじゃなかったなんて。

丹精込めて育てているのを知っていたので、てっきり大好きで世話をしているのだとばかり思っていた。私は驚いたことを告げ「じゃあ、どうして植えたのですか?」と訊ねてみた。なんでも家を新築した時、義母の母親が柿を、長兄が八朔を勝手に植えていったのだと言う。ちなみに八朔に至っては「まったく好きじゃない」とのこと。義母はかれこれ35年以上、あまり好きじゃない果物の木を育て続けてきたのだった。

夫も義母が柿や八朔を好きじゃなかったって事実を知らなかったらしい。もしかしたら義母の子供達は誰も知らないのかも知れない。義母は自分が好きじゃない果物の木を長年、丹精込めて育て続けてきたのだと思うと、胸が詰まってしまった。嫁いだ娘に、あるいは嫁いだ妹に良かれと思って果実の木を植えた義母の実家の家族の気持ちも分かるし「それって、実は嬉しくないんだけど」と言えなかった義母の気持ちもよく分かる。義母はこれからも身体が動く限り「あまり好きじゃない果物の木」を丹精込めて育てていくのだろう。

「なんだか言い出せなくて、ずっと言い出せずに自分の中で抱えていました」って事、誰だって、1つや2つ抱えているのではないだろうか? それは些細なことかも知れないし、もしかしたら重たい秘密かも知れない。いつか誰かにぶちまけてしまうのが幸せなのか、それともずっと秘め続けているのが幸せなのか……。

義母と話しをしていて色々と考え込んでしまった。私自身、こうやって口では言えないことを日記に書いたりしているけれど、ここに書いていることだけが全てではなく、むしろ書けないことの方がずっと多い。人は単純だったり複雑だったり色々な面を持っている。

……と、この話はここまで。これ以上書いていたら余計なことが出てきてしまいそう。週の折り返しの今日は午前も午後も出掛けていた。今日くらい涼しければ公園で遊ぶのが楽で良い。明日、大阪は雨とのこと。今週はなんだかんだと外で過ごしているので中休みさせてもらおうかなぁ……なんてことを思いつつ、今日の日記はこれにてオシマイ、


2010年09月27日(月) 秋のピクニック。

昨日、日曜日は久しぶりにお弁当を持ってピクニックに行ってきた。

「久しぶりに」って書いたけれど、今シーズン初と言った方が正しいのかも知れない。夏の間は暑くてピクニックには行けなかったから。先週はずっと風邪を引きずっていて、実のところいまだ万全とは言い難いのだけど、ピーク時を思えば随分元気になった。ピクニックと言っても、お弁当は簡単な物だし、行き先も近場だったので特別なイベント……と言うよりは、気分転換って感じのお出掛けだった。

娘の相手は夫に任せて私は木陰でのんびりさせてもらった。昨日の大阪は秋らしい晴天で、暑くもなく寒くもなくピクニック日和って感じだった。遠出して日常から離れるのも好きだけど、そこそこ自然がある場所なら、木陰でぼんやりするだけでも気が晴れる。木漏れ陽と、木々の間から見える青空を眺めていると不思議と満ち足りた気分になる。独身時代は本を片手に1人でそういう場所に足を運んだものだけど、今は家族がいる。ありがたいことだ。

みなでお弁当を食べ午後からも少し遊んで帰宅した。地味ながらも良い1日だった。

今週末は娘の幼稚園の願書提出だの、面接だのがあるので、なんとなく慌ただしい予感。お受験園でもなんでもない普通の幼稚園なので、そう構える必要は無いのだろうけれど、それでも初めての事なので今から少し緊張している。……とは言うものの今週歳代の目標は家族が気候の変化で体調を崩さず日々を過ごすこと。頑張り過ぎない程度に頑張っていこう……って事で今日の日記はこれにてオシマイ。

携帯で撮った昨日の景色。木漏れ日やら見上げた空やら。イマイチ良さが伝わらないのが残念。あの気持ち良い空気をパックに詰めて配達出来たらなぁ……と思う。











2010年09月25日(土) 引きずっていました。

今週は3連休中にひいた風邪を引きずっていて「生きるのに必死」って感じだった。

引き籠っていたと言う訳ではなかったのだけど、家のことをして娘の相手をしていたら1日が終わっていた……と言う印象。急に寒くなったので、慌てて衣替えをしてみたり。昨日と今日は地元のスーパーなどに秋冬物の服を買いに行ったりしていた。この秋冬はあまり服を買わなくてすみそうだ。娘は戴きものの服がたくさんあったし、大人の服は思いのほか痛んでいる物が少なかった。

明日は友人の誕生日なのにカードを送るのを忘れていた。なんだかなぁ……。おめでとうメールだけでも送ろうと思う。忙しかったとか、体調不良を言い訳にするつもりはない。人間って勝手な生き物だから、本当に大切なことは案外忘れたりしないものだ。

明日は久しぶりにピクニックへ行く予定。家族みんなが元気だったら……の話だけど。良い季節なのだもの。少しは恩恵にあずからなくては。日記に書きたいことが滞っていて、題名を書いたメモばかりが増えていく。来週は消化したいものだなぁ……って事で今日の日記はこれにてオシマイ。


2010年09月22日(水) 風邪でダウン

3連休最終日から風邪でダウンしていた。一家の主婦が動けないなんて、ろくなもんじゃない。

3連休最終日は夫がいたので、夫に甘えて寝ていたられたのだけど、昨日と今日はそうもいかず。家に引き籠り最低の家事だけをこなしつつ、横になったり娘の相手をしたりして過ごした。元気があり余っている娘を家に閉じ込めておくのは至難の業。カレンダーの裏に絵を描いて着せ替えを作ってみたり、オヤツにおはぎを作ってみたりしたものの、天気が良いのに2日も閉じ込められるとストレスが溜まるらしく、娘はいつになくグズグズ言って手が掛かった。私もしんどくて怒りの沸点が下がり気味だったので、いつもなら余裕で見守っていられる場面で娘を怒ってしまうことが多く、まったくもって最悪だった。

この夕方からやっと調子が戻ってきた。まだダルいし、喉も口内炎も痛いのだけど、明日は大丈夫な予感がする。上手く説明出来ないのだけど、風邪って「風邪の頂点」があって、それを越えた時ってなんとなく分かるのだ。昨日と一昨日はしんどくて、よく眠れなかったけれど、今夜は安眠出来そうな気がする。

季節の変わり目って気を付けていても体調を崩しやすい。先週から「疲れが溜まっているから気をつけなくちゃ」と分かっていたのに、結局回避出来なかった。でも、この程度で済んだのだから良しとしよう。

そんなこんなで連休中にあった事とか、他にも書きたい事が色々とあったのに、ここ数日は日記どころではなかった。また改めて書けたら良いのだけど。明日は休日。夫もいることだし、無理せず過ごして完全回復を目指そう……って事で、今日の日記はこれにてオシマイ。

本日製作した「石くん」達の服。「石くん」は娘が公園や路上で拾い集めてきた物。右は娘が作った服。左2つは娘のリクエストを取りいてれ私が作ったもの。真ん中は幼稚園の制服のイメージ。そのうち娘もシルバニアファミリーやリカちゃんを欲しがるのでしょうが、今は石くん達で満足しているようです。







2010年09月18日(土) ひとやすみ

3連休初日。休日だと言うのに珍しく自宅で過ごしている。

夫と娘は昼食後、2人でデートに出掛けてしまった。なので私は普段は出来ない場所の片付けなど。そして今は蜂蜜を落とした甘いカフェオレを片手に休憩中。お昼間に1人の時間が持てるだなんて滅多にないことなので、ものすごく嬉しい。夫のことも娘のことも愛しているけれど、それはそれとして1人の時間も好きなのだ。ここのところ、ちょっとバテ気味だったので夫が「たまにはゆっくりしたら?」とこんな時間を作ってくれた。

アニメの一休さんのCM前に「あわてない、あわてない。ひとやすみ、ひとやすみ」って台詞が挟まるけれど、あれは良い言葉だと思う。ブッチギリで走り続けるだけが良いのではない。もちろん、それだけのことを出来るエネルギーを持ち合せている人はそれでも良いと思うけれど、大抵の人は息切れしてしまうものだから。頑張るのは良いけれど、頑張り過ぎるのは良いことじゃない。

頑張り過ぎと言えば、どうやら娘は頑張り過ぎるタイプの人間のようだ。娘はもうすぐ3歳。赤ちゃんだった頃と違って彼女の個性が明確に分かるようになってきた。娘は体育会系で身体を動かすのが大好きな明るい性格の子だが、真面目で完璧主義な一面がある。負けず嫌いで頑張り屋。これは娘の長所だと思うのだけど、気を付けてやらないといけないなぁ……と思っている。

完璧主義の人間は生き辛いものだ。そして弱い。何かを完璧にこなそうと努力する姿は美しいが、物事に折り合いをつけて生きていくことだって必要だ。良い結果を残すのは大切なことだけど、良い結果を残せなくても逞しく生き抜いていくことの方がもっと大切だと思う。

もっとも「頑張る」と「休憩」のバランスを上手く保っていくのは大の大人でもなかなか難しい事なのだけど。実際、私もその調整を誤ってしまう事が多々ある。怠惰になり過ぎたり、頑張り過ぎてバテてしまったり。それでも若い頃よりは調整力がついてきたように思うのだけど。

この3連休はあまり頑張り過ぎず、夏の疲れを一掃したいと思っている。たまには、こういう過ごし方も良いなぁ……ってことで今日の日記はこれにてオシマイ。


2010年09月16日(木) 秋のせい。

百人一首に『奥山に 紅葉踏みわけ 鳴く鹿の 声きく時ぞ 秋は悲しき』って歌があるけれど、秋になると些細なことで悲しくなったり、寂しくなったりするような気がする。

ずっと読んでいた日記が撤退してしまった。交流したことのない人だったけれど、毎日覗いている日記やサイトが無くなってしまう時って、なんとも言い難い寂しさを感じる。私はこの日記を書き始めてこの秋で丸9年になる。9年間の間にネット上から沢山の人が去って行くのを見送ってきた。最近は「それも仕方ないこと」と割り切っているつもりだけれど、それでも寂しいことには変わりない。

ここで書くようになってからは9年だけど、ネットで遊びはじめたのは、もっと前のことだ。その当時に知り合った人で、今なお関係が続いている人はほとんどいない。続いている人は実際に会ったりして、ネット上の付き合いを越えて「友人」になった人ばかりだ。でも、たまに「あの人は今も元気にしているのだろうか?」と思い出す人が何人かいる。

たとえば……現実世界で知り合った人だと、付き合いが無くなっても住所や電話番号を知っていたりするので、音信不通になっても本気で「会いたい」と思えば連絡することは可能だ。だが、ネットの知り合いの場合は、メルアドしか知らない事が多い。そしてメルアドの場合は同じメルアドをずっと使い続けている人は少ないので、ひとたび音信不通になってしまったら、もう2度と連絡を取れなくなってしまう。ネットの人間付き合いは「そんなもの」だと割り切っているつもりだけれど、ちょっと寂しい。

ちなみに私はネットをはじめた頃からずっと同じメルアドを使い続けている。

みんな元気にしているのかなぁ……。たぶん、もう2度と交わることは無いのだろうけれど、音信不通になっている人の誰かがここを見てくれていたら嬉しい。そして元気でいることを確認出来たらもっと嬉しい。

HPも日記も長く続けていると「もう面倒だなぁ」とか「いっそ止めちゃおうか」とか思ってしまうけれど、たとえ滞りがちになっても続けていこうと思っている。ネットの世界は時の流れが速いのでHPも日記も時代遅れなのは理解している。でもだからこそ「ずっと、ここにいる」って事が大切なんじゃないかなぁ……と思うのだ。まぁ……自己満足の極みと言えばそうなのだけど。

昔のことを思い出してシンミリするのは秋のせい。年を取った証拠ではないのですよ……などと言い訳しつつ今日の日記はこれにてオシマイ。


2010年09月15日(水) ひと雨ごとに…

今夜の大阪は雨模様。昨日も雨が降ったのに今日も雨。洗濯物のことを考えるとカラッっと晴れてくれた方が嬉しいのだけど、この雨が秋を連れてきてくれるのだと思うと、ちょっと嬉しく思ったりする。

今年の夏は厳しくて「今年はお彼岸の頃も暑いんじゃないかな」と思っていたけれど、ちゃんと涼しくなってきた。「暑さ寒さも彼岸まで」って言葉は本当だったのだなぁ。もっとも、まだまだ日中の気温は30度を越す日があるとのことなので、例年を思えば、まだまだ暑そうだけど。

涼しくなってきたとたん秋冬の服に目がいくようになってしまった。もっとも私の場合はウィンドウショッピングに行くこともないので、もっぱらネットで見ているだけなのだけど。娘を産んでからは年がら年中ジーンズで過ごしていたけれど、最近、娘も少し聞きわけが良くなってきたので、そろそろスカートをはく日を作ろうかと思ったりしている。ジーンズは動きやすくて重宝するけど、私はやっぱりスカートの方が好きだ。毎日スカートって訳にはいかないけれど、今シーズンからは平日もちょこちょこスカートを取り入れていきたい。

食べ物も少しずつではあるけれど、秋冬モードに移行してきた気がする。今日は久しぶりに里芋を炊いてみた。まだちょっと早い感じだったけれど、これからどん゛ん美味しくなっていくだろう。

ほんの少し涼しくなっただけなのに、すごくホッっとしている自分がいる。今年の夏は毎日しんどかったものなぁ。ほんの少しだけ余裕が出来たせいか「友人に葉書でも送ろうかな」なんて気になったり、手仕事をしようかと思ったり。実際は夜になるとグッタリしていて、娘が寝た後はポーッとしたり、ゴロゴロしたりして過ごしてしまっているのだけれど。

明日も大阪は雨が降ったりやんだりとのこと。お昼間に雨が酷いようなら、久しぶりにお菓子でも焼こうとか思っている。涼しくなったらオープンを使うのも苦にならないものなぁ。まだまだ暑い日は涼しそうだけど、気持ちだけは秋モードってことで今日の日記はこれにてオシマイ。


2010年09月14日(火) 七五三の写真

日曜日は娘の七五三の写真を前撮りしてきた。

娘はずっと前からこの日を楽しみにしていて先日から「可愛い着物着てお写真撮る!」と張り切っていた。娘はものすごく分かりやすい「女の子思考」の子どもで、一般的に「可愛い」と言われるものが大好きだ。成人式の振袖のCMを見て「私もお姉ちゃんになったらピンク色の着物着てみたい」と言っていて、自分も七五三で着物を着るのに憧れていたらしい。

娘の誕生日には毎年、子ども写真館で写真を撮っているのだけれど、今年は七五三ということで家族写真を撮ることにしていた。夫も私もスーツを着て、私はめずらしくフルメイク装備。ところが……準備万端で出発しようとした時、夫の携帯電話が鳴った。会社からの緊急呼び出し。夫はそのまま出勤することに。

娘が大泣きしたのは言うまでもない。そりゃ、泣くよね。

私としては写真を撮るのは別の日にして、家族で写真を撮りたかったのだけど、娘はもう、すっかりその気になっていて後に引けない状態だったため、娘と2人で写真館へ行った。残念だけど仕方が無い。娘は古典的な感じの着物と、ドレスを着て写真を撮った。馬子にも衣装と言うけれど、可愛いったらなかった。

ネットでは出来るだけ親馬鹿は慎む方向で……と思っているのだけれど、ここ最近の娘の可愛さは半端じゃない。そんな娘が晴れ着を着て、もうすぐ七五三を迎えようかと言うのだから、こんな嬉しいことは無い。娘を生み、育てているって事実は私にとって人生最大のラッキーだと思っている。

写真撮影を終え、帰宅して昼食。午後はのんびり家で過ごした。夫は夕方に帰宅した。「今日はごめんね」と娘と私にケーキを買ってきてくれた。ケーキは夕食の後にデザートとして食べた。娘が寝た後「なんだかんだと大変だったけれど、やっと1日が終わるなぁ」などと、お茶を飲んでいたら、夫、またしても会社から呼び出し。21時過ぎに出て行って、午前1時半頃帰宅した。本当にお疲れ様な1日だった。

七五三写真を家族で撮影出来なかったのは残念だったけれど、家族写真は娘の幼稚園入園の時に撮ろうと思っている。夫は踏んだり蹴ったりだったけれど「最悪」って状態ではなかったらしい。大変な1日だったけれど、この程度のアクシデントで済んで良かった。

そして週明け。朝夕めっきり涼しくなって、本当に嬉しい。日中の気温は30度を越えているそうだけど、これくらいなら娘との外遊びだって頑張れる。やっと秋がやってくるのだなぁ。涼しくなったところでガクッっと体調を崩さないように木を付けつつ、今週も乗り切っていきたいなぁ……って事で、今日の日記はこれにてオシマイ。


2010年09月12日(日) あの頃は1人だったけど…

昨日、土曜日は家族でサッカー観戦へ行ってきた。

夫は独身時代からセレッソ大阪のサポーターをしている。私はサッカーには全く興味が無かったけれど、夫に連れられてサッカーを観に行くうちに、少しは面白いと思ってみることが出来るようになってきた。ちなみに体育会系の娘はサッカー観戦が好きみたいだ。「サッカーを見に行くよ」と告げるだけで俄然テンション上がりまくり。

今期、セレッソ大阪は調子が良いせいか、競技場はけっこうな人出だった。J2の下の方をウロウロしている時は観客席が寂しかったものだけど、勢いが出てくるとファンも戻ってくるようだ。昨日は暑かったのだけど、15時開始で日陰の席ならじっと座っているのも苦痛では無かった。肝心の試合は引き分けでパッとしなかったけれど、私はサッカーのゲームよりも、むしろ観客席にいて応援する雰囲気が好きなので、それなりに楽しい時間を過ごした。娘もいっぱしに応援していて、彼女なりに楽しく過ごしたようだった。

試合後は夫が独身時代に利用していた中華料理店で夕食を食べた。中国人のご家族がしている中華料理屋さんで、店に油が染み込んでいるような、いかにも「町の中華屋さん」って感じのお店だった。定食2つと餃子とビールを注文して3000円。どの料理も大盛りで家族3人がお腹いっぱいになった。

定食が運ばれてきた時、夫は「記念に…」と写メを撮っていた。携帯を見せてもらうと、定食と私と娘が写っていた。「あの頃は1人だったけど今は家族がいる」と夫。鼻の頭がツンときた。

私と夫は私が33歳、夫が35歳の時。2人も「自分は一生結婚しないんだろうなぁ」と思っていた。夫は時々「あの時、結婚を決意しなければ俺は今でもあの部屋でダンゴムシのように暮らしていたのだと思う」なんて話をしてくれる。夫が家族で暮らしている今に「当たり前」のことだと胡坐をかかずにいてくれる人で良かったと思う。

サッカー観戦も楽しかったし、久しぶりの外食も美味しかったし、良い土曜日だった。今日、日曜日は娘の七五三の写真を前撮りしてきたのだけど、その話はまた明日以降に書く余裕があれば書いておきたいと思う。今夜は家族でお好み焼き。準備は万端整っている。そろそろPCを離れて2階で暴れている夫と娘の様子を見てこようかな……って事で今日の日記はこれにてオシマイ。


2010年09月10日(金) 夏の疲れ。

昨日は久しぶりにダウンしてしまった。

午前中は娘の幼稚園。来春、娘が入園を予定している幼稚園では月1回、体験入園があって、娘は毎月参加している。今日もいつものように参加していたのだけど、後半から気分が悪くなってしまった。たぶん貧血か極度の低血圧。なんとか乗り切ったのだけど、帰宅して鏡を見たら顔が真っ白。出掛ける前に昼食を用意していた昼食を娘に食べさせて(もちろん私も食べて)ごろりと横に。

午後からは図書館へ行こうと思っていたのだけれど、無理して動いて倒れても困るのでゴロゴロ家で引き籠り。横になったまま娘の相手。絵本を読んだり積み木の相手をしたり。

気分が良くなってからは新聞紙で服を作ってやった。新聞紙の服が破けてきたところで、新聞紙をビリビリ破いて雪のように降らせたりして遊び、娘が「雪だるまを作る」と言うので、ビリビリに破いた新聞紙を丸めて、テープで止めて雪だるまを作った。娘は基本的に「外遊び命!」の体育会系女子だけれど、最近は室内遊びでも満足してくれるようになってきている。娘は体力のある子なので、出来るだけ外に連れ出すようにはしているけれど、こう言う時には本当に助かる。

大阪は少しずつ秋の気配が感じられるようになってきた。と言っても、日中の気温は30度台なのだけど。涼しくなったとたん、気が抜けて夏の疲れが出てきたのだと思う。

今日はなんとか復活して買い物だの図書館だのに出掛けたけれど、体調はいまひとつ。昨日のように「気分が悪くて動けない」って状態にならなかっただ良かった。今年の夏は暑かったし、その上まだまだ暑そうだし、体調崩すのも仕方ないような気がする。「暑さ寒さも彼岸まで」って言葉があるけれど、今年はお彼岸の頃もまだ暑いんじゃないかなぁ。こう、しんどいと「ちゃんと食べて、ちゃんと寝る」ってことさえ修行のように思えてくる。

今週末はサッカー観戦だの、娘の七五三の写真の前撮りだのと予定が詰まっているのだけど適当に手を抜きつつ乗り切っていこう……って事で、今日の日記はこれにてオシマイ。

追伸。これを読んでくれている方へ。まだまだ暑い日が続きそうですが、暑さにも夏バテにも挫けず頑張りたいものですね。「御自愛くださいませ」って言葉がやけに、しっくり落着きます。


2010年09月08日(水) どんどん甘えたら良いと思う。

今日は娘の友達のH君親子と一緒に昼食会。

台風の影響で1日雨…との予報だったのでホットケーキパーティなど。ミニサイズのホットケーキにチーズやウィンナーやバナナなどを入れて焼きながら食べた。ホットケーキの準備は娘も張り切ってお手伝い。今年は何かと「友達を招いて家でお昼ご飯を食べる」という行事をしてきたせいか、材料を切ったり、卓袱台にお皿や材料を運んだりするのも、当然のようにしてくれてる。半年前までは「お皿で遊んじゃ駄目でしょ」などと注意していたのに、いつの間にやら成長したものだ。

H君達と遊ぶのは久しぶりのこと。離婚でゴタゴタしているのを知っていたので、しばらく誘うのを遠慮していたのだけど、やっと正式に離婚出来たとのこと。今日は午前中は市役所の用事をして我が家に遊びに来てくれた。本当のことを言うと、今日はH君のお母さんに少しでも、のんびりした時間を提供したいなぁ…と思ってお誘いしたのだ。小さい子どもがいる主婦にとって「食事を作らないでもいい」ってのは、すごく嬉しいことだと思うので。ホットケーキを食べたり、珈琲を飲んだりしながら色々な話を聞かせてもらった。他人がどうこう言うような話じゃないんだけど、しばらくはゆっくり過ごして心身共に元気になって欲しいなぁ……と強く思った。

なんと言うか。H君とは娘が0歳代の頃から付き合っているので、情が湧いていて他人とは思えないのだ。他人の子でも小さい頃から関わっている子は相当可愛い。お節介なオバチャン的発想なのだけど、いつでも頼って欲しいし、利用して欲しいと思う。H君のお母さんは「いつも甘えさせてもらって…」と言うけれど、自分のためにも子どものためにも、周囲にどんどん甘えて利用して元気になれば良いと思う。

人に迷惑をかけないで生きるのは大切だけど、どんな手段を使っても逞しく生きて子どもを育てる事の方がもっと大切だと思う。

他人に甘えず他人を信用しない人は、誰からも信用されないし誰も甘えてこないものだ。自分が親切にしてもらった事は、いつかまた自分が人に返せば良いのだ。そういう私も心身共に大変な時期があり、その時は周囲に甘えさせてもらっていた。今はちょっとだけ余裕があるので、ちょっとだけお返しさせてもらっているに過ぎない。

あの頃、私を甘えさせてくれた人達には今でも深く感謝している。

もうすぐH君は保育所へ、娘は幼稚園へ通うようになる。そうなれば一緒に遊ぶ機会は減るだろうから、今のうちにたっぷり遊んでおきたい。「涼しくなったら遠足に行こうね」と約束してお開きにした。H君親子が心身共に元気になってくれることを祈りつつ今日の日記はこれにてオシマイ。


2010年09月07日(火) 停滞中…。

この週末は娘が入園を予定している幼稚園の行事に参加したり、室内型の子ども施設へ遊びに行ったりして、娘中心の休日だった。そして娘が寝た後くらいは大人も楽しまなくては……と久しぶりにDVD観賞。業田良家が原作の『空気人形』を観た。

なかなか良い映画だった。「面白かった!」と言うタイプの映画では無かったけれど、心に沁みる作品だった。最近DVDを借りる時も、ついつい楽に見ることのできるタイプの作品ばかりを選んでいたので、余計にそう感じたのかも知れない。

作品の良さもさることながら、個人的には役者としての板尾の魅力に驚かされた。何しろ、吉本新喜劇やローカル番組時代から板尾を観ていて、最近は映画などでも活躍していると聞いてはいたものの、実際に目にしたことは無かっただけに、私にとって彼はいつまでもお笑い芸人でしかなかったのだ。役者として、あんなに男前な人だとは知らなかったなぁ。

いろんな意味におていて後を引く映画だった。

久しぶりに映画でガツンとやられたことで、最近の自分がいかに駄目駄目だったかを思い知らされた。最近の私は、なんだかんだと理由を付けて楽な方向に流されてばかり。家事とか育児といった「やらなければならないこと」については頑張っているけれど、それ以外の事は全く駄目。自分を磨くことを放棄していて、楽しみであるはずの映画(DVD)観賞でも「楽に観られそうな作品」ばかりを選んでいて、1番の趣味である読書でさえ難解な本は避けてしまっている。今の私は人間としての成長が無く、言うなれば完全に停滞している状態なのだ。

それに較べてもうすぐ3歳になる娘の成長の眩しいことと言ったら! 彼女は子どもなりに、自分の目標を定めてそれに向かって努力している。娘は着々と進歩しているのに、娘を導くべき立場にある私が停滞しているのは、いかがなものか。

まぁ…だからって、いきなりあれこれ頑張ると息切れしてしまうので、せめて心構えだけでも立て直したいと思う。「新しく勉強をはじめよう!」とまでは言わないけれど、ペン字の練習をしようかと思っている。娘が幼稚園に入れば字を書く機会が増えると思うのだけど、PCに頼り切りの生活で、すっかり字が汚くなっているので。娘がお絵かきや工作をする横で、ちょいちょい練習しようかな。

まだまだ暑い日が続いていて、正直バテ気味だけど、この暑さだってずっと続く訳じゃない。無理は禁物だけど怠惰にならないよう気をつけよう……って事で今日の日記はこれにてオシマイ。


2010年09月03日(金) アンバランスな1週間。

「暑い、暑い」と言いながら9月に突入。今週の日記は月曜日に書いたっきりになってしまっていた。

この1週間は身の回りのことをこなすのに必死だった。家事と育児はキッチリ押さえていたけれど、読んだり書いたり…と言う活動は、ほぼ停止状態。娘が寝た後も、ぼんやりとPCを眺めているばかり。書きたいことは山ほどあったけれど「よし書こう」という勢いが全く無かった。

要するに暑さに参っていたのだ。

その一方で気持ちだけは無駄に前向きになっていて「お洒落頑張ろう」とか「もうすこし片付けに力を入れよう」とか「友人に葉書を送っちゃおう」とか、1人でやたら盛り上がっていた。が、盛り上がっていただけで、ほとんど何も出来ていない。やふおくで格安の洋服を買ったくらい。

何かにつけてバランスの悪い1週間だった。

「もうちょっとガッツがあれば充実した毎日を送れるのになぁ……」と思う反面「いやいや。とりあえず病気もせずに夏を乗り切ろうとしているのだから、それだけで充分ではないか」と言う気持ちもあったりする。欲を言えばキリが無い。まずは自分の手の届く範囲のことをコツコツとこなしていこう……って事で、今日の日記はこれにてオシマイ。


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