白い木蓮の花の下で  

    〜逝くときは白い木蓮の花の下で〜

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当日記は移転しました。下記で更新を続けています。
引越し先 白い木蓮の花の下で


2010年06月30日(水) 雑な感じ…

最近、娘との関わり方が雑になってきたなぁ……と思う。良い意味でも悪い意味でも。

娘は2歳8ヶ月。秋には3歳になる。遊びも複雑になってきて、1人で放っておいても楽しく遊べるようになってきた。お人形やままごと、あるいは私や娘自身が作った工作物などを使って多彩な「ごっこ遊び」もするし、絵本も1人で読んでくれるようになった。(字は読めないので眺めたり、暗唱出来る本を声に出して読んだり)彼女が1人で過ごす時間も大切だと思うので、そんな時は1人で遊んでもらっている。

……って訳で、なんだかんだ言って時間の余裕が出来ているはずなのに、何故か毎日せわしない。ついつい娘を急かしてしまうことが多い今日この頃。後になってみると「もうちょっと娘のペースで動いてやれば良かった」と反省することが多い。

原因は自分でも分かっている。「自分が楽に過ごしたいから」だ。

ここのところ暑さ負けしていたり、他にも色々あって、頑張れない感じが続いている。それなりに家事はこなしているのだけれど、一事が万事雑な感じ。心にも身体にも余裕が無いので何かにつけて効率が悪い。家事の手抜きは良いとしても、娘や夫に対しても雑になっているのが自分でも分かるだけに「なんとかしなきゃ……」と思うようになった。

自分の中で「しなきゃいけないこと」と「今はしなくても良いこと」を明確化を心掛けたいと思う。どうやら私は「今はしなくても良いこと」をして「しなきゃいけないこと」をほったらかしにしているように思う。

人から雑に扱われたり、いい加減な対応をされた時って、なんとも言い難い悲しい気持ちになるものだ。娘も夫も何も言わないけれど、だからってそれ甘えてちゃいけない。

しばらくの間「今はしなくても良いこと」は徹底的に省略して「しなきゃいけないこと」と「私がどうしてもしたいこと」だけをして過ごそうと思う。わざわざ日記に書くような事ではないけれど、どこかに表明しておかないと頑張れない気がするのだ。自分に負けずに頑張っていこう……って事で今日の日記はこれにてオシマイ。


2010年06月29日(火) 冷たいスープ

今日は今シーズン初めて「南瓜の冷たいスープ」を作った。夕食には必ず汁物を付けるようにしているのだけど、たいていはお味噌汁。でも、暑くなってきたので冷たいスープも良いかなぁ……と。

私が小さい頃は「冷たいスープ」って無かったように思う。もしかしたらあったのかも知れないけれど、少なくとも実家の食卓には上らなかったし、家族で行く洋食屋さんにあったのは温かいコーンポタージュスープとコンソメスープだけだった。生まれて初めて「冷たいスープ」を飲んだのは小学校5年生の時。「世の中にこんな美味しい食べ物があったのか!」と衝撃を受けた覚えがある。

子供の頃を思えば食べ物(料理でもお菓子でも)って美味しくなったなぁ……と思う。

食材が豊富になったのもそうだし、調理方法も進化した。たとえば……昔のお母さんが作るオムライスって、ケチャップライスを薄焼き卵で包んだタイプが多かったように思う。母が作るのがそうだったし、友達や親せきの家で食べたのもそうだった。でも、今は一般のご家庭でも「とろっ」とした卵のオムライスを作っているところが多いんじゃないだろうか。

食べ物は昔よりも今の方がずっと美味しいと思うのだけど、懐古主義と言うのか……あえて古臭い物が食べたくなる事がある。給食を懐かしく思うような思い出込みの衝動なのかなぁ。今日はふと「冷やし中華」が食べたくなってしまった。すごく凝ったのや、胡麻だれのじゃなくてハムとキュウリと卵とトマトの乗っかった甘酸っぱい味のする「パッっとしない感じの冷やし中華」が。家で作れば良いのだけれど、娘があまり喜ばないのでなんとなく作る気になれずにいるのだ。

娘は大人になった時、どんな料理を懐かしく思い出すのだろうか? 私が毎日作っている、ありきたりな食事も、いつか娘の思い出になっていくのかと思うと、鼻がツンとしてしまった。

お母さんって立場で料理を作れることが、とても嬉しい。

……なんて書くと立派な感じがするけれど「あぁ…今日は何も作りたくない」なんて思うことだって多い。ちなみに今日の南瓜の冷たいスープは娘に好評だった。夫もたぶん喜んでくれるだろう。暑い間は、ちょいちょい作るかなぁ……なんて思いつつ、今日の日記はこれにてオシマイ。


2010年06月28日(月) パッとしない週末

この週末は土日共、夫が仕事だったので週末と言っても平日と何ら変わらなかった。

娘の熱は下がったものの、完全復活にはまだ時間が掛かりそう。体力が戻っていないせいかグズグズ言うことが多く、今日はこんな時間(午後3時)にお昼寝をしている。娘は2歳になったとたんお昼寝を卒業して、日中も遊びまくっている。そんな娘がお昼寝してしまうだなんて、まだ本調子では無いのだろうと思う。昨日も公園の砂場で遊んでいて「お家に帰りたくなっちゃった…」と言い出すし。楽と言えば楽だけど、早く元の元気さを取り戻して欲しい。

私も娘が元気になってホッっとしたせいか、それとも急に暑くなったせすか、なんだか調子がいまひとつ。昨日など娘に昼食を食べさせながら、うつらうつら眠ってしまった。ハッっと気が付くと娘が得意げに「1人でお利口に食べてるよ〜」と納豆炒飯を食べていた。夜、夫と撮り溜めていたアニメを見ていたら最終回だと言うのに、うつらうつら。隙があれば寝てしまう……そんな感じ。

そう言えばこの土日は結婚して初めて「出勤する夫のためのお弁当」を作った。夫は普段、外で食べたり社員食堂で食べたりしている。しかしこの土日は外に出ることもなく、また社員食堂は閉まっているので「コンビニでなんか買って食べる」と言っていたので、お弁当を作ることに。早起きしてのお弁当作りって面倒だけど、ちょっと楽しかった。新婚さんでも無いのに、ふりかけでハートを描いてみたりして。私はなんだかんだ言って誰かのためにお弁当を作るのが好きみたいだ。来年、娘の幼稚園弁当を作るのだ楽しみでならない。

夫は次の週末も休日返上で仕事とのこと。先週は娘の病気で私も草臥れ気味だし、大人が体調を崩さないように気を付けないとなぁ。他のことは手抜きしても、ご飯だけは美味しい物をちゃんと作るようにしたい。今週も頑張らなきゃなぁ……って事で、今日の日記はこれにてオシマイ。


2010年06月24日(木) やっと下がった!

娘の熱がやっと下がった。発熱から8日目。長かった。

身体が出来あがっていない幼児は高熱を出した後、体温を調節する機能が元に戻らず、本来の症状が治まってからも熱が続く事があるらしく、娘はそのケースだったようだ。余病が原因で熱が出ることもあるので心配したけれど、心底ホッっとした。

「ただの風邪」にしては長引いちゃったけれど本当に良かった。今夜は私もゆっくり眠れるなぁ……って事で、今日の日記はこれにてオシマイ。


2010年06月23日(水) ありがとう。頑張ります。

娘の熱はやっぱり下がらない。

午前中は「よし、良い感じだ!」と思ったものの、午後からはまた熱が上がって、結局昨日と変わらなかった。今日で1週間。「様子見」も嫌になってきた。娘も「大人しく寝ている」ってことに嫌気が差してきたらしく、今日はなにかとグズグズしていた。無理もないと思う。

熱は下がらないものの、娘は元気(熱があるわりに…ってレベルで)で食欲もある。「熱がある」って以外の症状は無い。助かると言えば助かるけれど「だったら、どうして熱が下がらないのか?」と言う疑問と不安が拭い去れない。まぁ、明日になればまた状況は変わっていると思うのだけど。

そんな中、私は38歳になった。

心身共に煮詰まっているだけに、友人達から届いたメールやカードやプレゼントは、いつにも増して嬉しかった。娘は私宛のポップアップカードを開いたり、ラッピングのリボンで遊んだりしてご満悦だった。

夕方、娘に幼児番組のDVDを見せながら夕食の支度をしていたら、娘が自慢げに、ままごと用のお盆を持って台所へやってきた。お盆には以前、紙ねんどで作った食べ物の玩具が山盛りに乗せられていた。「お布団でゴロンゴロンしながら遊んでなきゃ駄目よ。お熱下がらないよ」と言うと、「お母さん、ケーキ作ってきたよ」と娘。「ありがとう。じゃあ、あっちで食べようか」と言うと、娘は「今日はお母さんのお誕生日だから、ケーキ作ったよ」と言った。

……やられた。2歳児にそんな事されたら泣いてしまうじゃないか。

娘がものすごく良い子だとか賢い子だとか、優しい子だからしてくれたのでは無い…って事くらい分かっている。自分のお誕生日にケーキを食べたのを覚えていて、ごっこ遊びの延長でしてくれたのだと思う。それでも私にとっては最高のプレゼントだった。

何かといたらない事が多くて自己嫌悪したりもするけれど、明日からも挫けず頑張ろうと思う。ありがとう娘。そして友人達。感謝感謝の誕生日だった。今日からはじまる新しい1年、精一杯過ごしていこう……って事で、今日の日記はこれにてオシマイ。


2010年06月22日(火) 落ち着かない。

娘の熱がなかなか下がらない。今日で6日目になる。

嘔吐はおさまったし、熱と言っても昨日からは7度台まで下がってきているのだけれど、心配で仕方が無い。先週から小児科へはなんだかんだで3回行っている。今夜も熱が下がらなければ、明日また受診して場合によっては大きな病院へ紹介してもらうかも知れない。

本人は比較的元気だし食欲もあるのだけれど、普段の娘からすると熱が出ているから当たり前とは言え元気が無い。「ウィルス性の風邪なら抗生物質は効かないし、まれに1週間ほど発熱を引っ張る場合もある」とは聞いているけれど、それでも6日間も熱が下がらないと「余病があるんじゃない?」とか、あれこれ余計なことを考えてしまう。

娘は「外遊び命!」の体育会系女子で、午前と午後に2時間ずつ外で遊んでいるので「長いこと布団で寝かせるのは大変だろうなぁ……」と心配していたが、意外にも私の言いつけを守って布団で大人しくしてくれている。親からすると、その聞き訳の良さがいじらしくも切ない。……とは言うものの、娘はどちらかと言うと聞き訳の良いタイプではない。普段は魔の2歳児のテンプレート通り「お家に帰りたくない〜」と泣いて暴れたりする。育児先輩達からも「この子は手強いねぇ」と言われる「やりにくい子」だ。

しかし、そんな娘も本当に大切な事は聞き分けてくれるのだなぁ。ちょっと感動した。注射も点滴も安静も、2歳の子供には難しいことだろうに素直に聞いてくれている。ただ、今朝は「今日もお熱があるからお布団で大人しくしていようね」と言うと「もう寝んねは嫌〜」と少しだけ泣いていた。

普段は暑くても寒くても娘と外で遊んでいて「今日は勘弁してくれぇ〜」と思ったりすることがあるのだけれど、今は早く娘が元気になって外に遊びに行きたいと思う。娘の病気で、こんなに長引いたのが初めてなので過剰に心配してしまうのかも知れないけれど、なんだか落ち着かない。

明日の朝にはスカッっと熱が下がっていて欲しいなぁ……と願いつつ、今日の日記はこれにてオシマイ。


2010年06月19日(土) つながったごはん

娘がようやく、まともな食事をしてくれるようになった。

朝食前に「ご飯食べられる? お粥が良い?」と聞いたら「おかゆは嫌。つながったご飯がいい」とのこと。「つながったごはん」と聞いて、一瞬何を言っているのか分からなかったけれど、普通の白米のことらしい。まぁ……確かに、お粥とか雑炊って毎食、食べていると不思議と飽きる。娘が毎朝食べている「納豆ご飯」を出したところ、美味しそうに食べてくれた。

日本人にとって「白いご飯」って、やっぱり特別なのだと思う。日本人は「おっぱい」を卒業すると同時に、ずっと「白いご飯」を食べて大きくなるのだもの。思い入れが強くなるのも当然なのかも知れない。

おやつ、昼食、夕食。普段よりも食欲は無いものの、それなりに食べてくれるようになったので、ひと安心。ただ気になるのは、まだ熱が下がらないってこと。今日は昨日より元気になっていたけれど、日中は8度前半。夜になって8度後半の発熱。子供の発熱は「3日」を目安にして対処しなければならないとのこと。娘の発熱は今日で3日目。明日も下がっていなければ、再度受診の予定。近くに日曜日も診察してくれる小児科があるのは本当に助かる。

今日は午前中、夫に娘をお願いして整骨院へ行ってきた。夏風邪を患ってから娘は超絶甘えん坊になっていて、起きている時は何かと「抱っこ」寝る時は、添い寝する私に蔦のように絡まって…と言うか抱きついて寝るので、私の肩凝りと腰痛が大変なことに。全力で甘えてくる娘は可愛いし「お母さん大好き」と思ってくれるのは幸せなのだけど、正直しんどい。

……とは言うものの、1番しんどくて頑張っているのは娘自身なのだ。今夜で熱が下がってくれると良いのだけどなぁ。娘の熱が下がってくれるよう祈りつつ、今日の日記はこれにてオシマイ。


2010年06月18日(金) 大人も子供も。

娘、発熱から2日目。なかなか熱が下がらない。

嘔吐はおさまったので今日は点滴はせずに済んだ。その分、せっせと水分補給。娘は昨日の嘔吐がよほど堪えたのか、ほんの少し飲んだだけで「オエッっとなったら困るからオシマイ」と飲むのをすぐにやめてしまうので、色々な物をちょこちょこ飲ませている。お茶、すりリンゴジュース、スポーツドリンク、湯ざまし等。

食欲も無いので、これまたチョコチョコと食べさせている。おかゆや雑炊はほんの少ししか食べてくれず、豆腐やすりリンゴのような冷たくて口当たりの良い物ばかり欲しがるので、絹こし豆腐と白玉粉で白玉団子のような物を作って、黒蜜をかけて食べさせたら、これは喜んで食べてくれた。なんでも良いので、とりあえず頑張って食べたもらわねば。

しんどくて心細くなるせいか、子供は病気になると甘えん坊になる。たぶんそれは大人も同じ。病気の時は訳もなく弱気になったりするものだ。娘と密着した時間を過ごしつつ「そう言えば新生児の頃もこんな感じだったなぁ…」と、娘の小さい頃を懐かしく思い出した。娘も成長したものだ。

熱と戦っている娘を見ていると「小さいのに可愛そうになぁ」とか「代わってやれるものなら…」なんて事を思うのだけど、それと同時に全く逆のことを思ったりもする。

病気は大人、子供の区別なくかかるもの。大人も子供も病気になってしんどいのは同じ。自分の身にふりかかった事は、たとえそれが小さな子供であったとしても自分の力で頑張るしかないよ……と。

もちろん私は娘の母親なので娘が助けを必要としている時は傍にいるし、娘が少しでも楽になれるよう全力を尽くすのだけど、娘の病気を治すためには、娘が自分で頑張るしかない。いま、普通に生きている大抵の大人達ははそうやって強くなっていったのだ。

もし明日の朝も娘の具合がパッっとしないようなら、もう1度病院に連れて行こうと思う。出来ればそうせずに済んで欲しいのだけど。頑張れ娘。あなたの横で母も頑張るから……って事で今日の日記はこれにてオシマイ。


2010年06月17日(木) 夏風邪

娘が夏風邪をひいた。

周囲で嘔吐を伴う風邪が流行っていて、斜め向かいのお子さんも3日ほど学校を休んで寝込んでいた。「水分を飲ませても吐くし大変だったよ」と話しに聞いていたけれど、娘も流行の波にに乗ってしまったようだ。

朝から微熱。朝食はしっかり食べてくれたので「軽い風邪かな?」と思いつつ朝イチで小児科へ。抗生物質をもらって帰宅した。帰宅したとたん、娘、嘔吐。「水分を飲ませても吐く」とは聞いていたけれど、本当に酷い嘔吐でバスタオルだのシーツだのの洗濯が追いつかないほど。今日がたまたま梅雨の晴れ間で助かった。

娘は2歳8ヶ月になるのだけれど、今までの人生で「嘔吐」の経験がほとんどない。なので「食べ物を吐いた」ってことが、とてもショックだったらしく、泣くは落ち込むはで大変だった。「オエッってなるのは病気だから仕方ないよ。いまYの身体が風邪のバイキン君を追いだそうとしているからオエッってなるのよ」と説明して納得してもらった。

娘はなかなか強い子で、しんどいながらも積極的に水分を摂取してくれたのだけど、脱水症状が心配になってきたので、夕方再び小児科へ。脱水症状一歩手前とのこと。検査の結果、ややこしい病気の心配はないと言われて少し安心。点滴を受けて帰宅した。

娘は診察も点滴も泣かず大人しくしていた。お利口にしてくれるのは助かるのだけど、それはそれで不憫に思われてならなかった。自分が点滴を受けるのは平気でも、子供のそれとなると平静ではいられない。

今日は娘を寝室ではなく居間で寝かせることにした。点滴が効いて楽になったのか、娘はようやくぐっすり眠ってくれた。私は暗い台所のPC机で夕食を取り、休憩など。日中も娘が眠っている間に、ちょいちょいとネットを繋いでいたのだけど、こう言う時にこそPCってありがたいなぁ……と思った。自分の息抜きにもなるし、病気の時の対処法なども詳しく載っている。PCとネット環境が無ければ、こう言う時は、もっと煮詰まっていただろうなぁ。

今夜のうちに症状が落ち着いてくれると良いのだけどなぁ。少しでも早い回復を願いつつ、娘が穏やかに寝ているうちに、私も娘に添い寝してエネルギーを蓄えておこう……って事で、今日の日記はこれにてオシマイ。


2010年06月16日(水) 残り5冊。

買おうか買うまいか迷い続けている本がある。発売されたのは昨年末。かれこれ半年以上、悶々としているだなんて私らしくない。

仕事を辞めてから、本は基本的に図書館で借りて読んでいる。すごく好きな作家さんや、図書館で読んでなお「欲しい」と思う本は買っているけれど、経済的にも置き場所的にも、今の私は豪気に本を買える身分ではない。

「そんなに読みたいのなら図書館で借りたら?」って話なのだけど、たぶん買いたくなっちゃう類の本なのだ。そして気軽に買うにしちゃあ高過ぎる本でもある。2冊セットで4725円。中古品が出回らないかとチェックしているのだけど、これがなかなか出てこない。そして、ついにアマゾンの在庫が「残り5冊」になってしまった。アマゾンだけが本屋ではないので焦る必要はないのだけれど「買いたくなった時に無くなっちゃったらどうしよう…」などと、唐突に焦りが出てきた。

買うべきか、買わざるべきか……悩みは深い。

そして唐突に話が変わるけれど娘のトイレトレーニングのこと。トイレトレーニングはすごく大変だと聞いていたのだけれど、娘は4日目でちゃんと出来るようになってしまった。1週間経った今では「トイレ大丈夫?」と先読みしなくても、ちゃんと出来るようになっている。寝る時はオムツをしているけれど日中はパンツでも大丈夫。はじめた時期とか、娘のやる気とか、色々な要素が良い感じで作用したのだろう。ものすごく気負っていたので、なんだか肩すかしを喰らった気分だ。

天候の加減か頭が痛い。本格的に暑くなってしまうと、それはそれでしんどいのだけれど、梅雨時の気圧の変化も結構苦手だ。まぁ…それが得意って人には1度たりとも会ったことが無いので、誰しもしんどい季節なのだと思う。ここのところ、一時が万事パッっとしない。自分で招いている部分もあると思うのだけど、これがなかなか……。

今日はこれから「雑巾縫わなきゃ」とか「お誕生日カード書かなきゃ」とか、ちょっとした手仕事があるのだけれど、イマイチやる気になれずにいる。愚痴ってないで、とりあえず手をつけることからはじめよう……って事で、今日の日記はこれにてオシマイ。

↓最近のお気に入り。作業用BGMです。
ジブリの名曲をジャズで ジブリの名曲をジャズで 


2010年06月14日(月) 本当に偉い人。

私はもうすぐ38歳になる。娘もいて「いい年したオバチャン」と呼ばれるに相応しい年頃だ。しかし結婚も出産も遅かったので、私にとって娘は初めて育てる子供。「いい年したオバチャン」とは言うものの、育児に関しては初心者なので、近所の人からは教わる事が多い。

斜め向かいに3人の男の子を育てているKさんって人がいる。末っ子が娘より1つ上なので、娘はそこの3兄弟とよく遊んでもらっていて、私もKさんからは色々と教わる事が多い。Kさんは私より年下だけど「母親」としては私よりも遥かに経験豊富。ドラクエの世界ならば、私は「こんぼう」を遮二無二振り回してスライムと格闘中。Kさんは意気揚々とパスターソードをかついでダンジョンを探索中……って感じだろうか。

娘を遊ばせながらKさんと世間話をしていたら、御近所で評判の悪い男子小学生のことが話題になった。娘はまだ3歳にもなっていないのだけど、しょっちゅう公園で遊んでいるので、私もご近所の男子小学生達の顔は覚えている。男子小学生なんて「ヤンチャで当然。悪戯して一人前」なのだけど、その子は直接関わらない私の目から見ても「ちょっとなぁ…」な子で、聞くところによると近所のお母さん方から敬遠されているらしい。

しかしKさんは彼のことを「タイミングが悪いと言うか、ちょっと空気読めないけど悪い子じゃないのよ」と評し、「親の目が無ければ、うちの子だって何してるか分からないし、たぶん他所のお母さんに色々叱られてると思うから、他所の子もちゃんと叱っておかないとね」と笑っていた。そしてKさんは言った。

他所の子も我が子のように思わないと、やってられないよねぇ〜。

目から鱗だった。私は子供が大好きだけど、公園に行くと言い方は悪いけれど「性質の悪い子」も少ない無い。親の躾が悪いのかどうかは分からないけれど「たかが小学生」とは思えないような子もいて、そんな子とは正直「関わりたくない」って思ってしまう。だけど、思い起こせばKさんは公園にいるどの子にも親しく話していたし、どの子にもガツガツ叱っていた。

本当に偉い人ってのは、こんな普通の場所にいるものなのだなぁ。

「他所の子も我が子のように思う」なんて、口ではいくらでも言えるけれど、なかなか出来ることじゃない。だけどKさんの言うように、娘も他所の人に叱られたり、世話をかけたりする事があるだろう。それならば私も、その事を頭の中において行動するようにしなくちゃいけない。

Kさんからは色々と教わることが多いのだけど、今回のことは私にとって衝撃的だった。私はたぶん長い年月をかけてもKさんには敵わない気がする。人間の器の大きさが違うのだ。まぁ…それでも、せめて、せせこましい人間にならないよう努力したい……って事で、今日の日記はこれにてオシマイ。


2010年06月11日(金) 暑さに負けず。

来週は梅雨に突入するとのことだけど、ここ数日は真夏を思わせるほど暑くてグッタリしてしまう。朝夕は涼しいけれど、日中の暑さと言ったら。娘は仲良しと連日水遊びをしていた。

子供は暑くても寒くても元気だ。育児書の類には「夏の外出は日中を避けて…」なんて事が書いてあったりするけれど、そんなの多分無理な相談。昨年も親子で帽子をかぶり、お茶をタップリ持って外で遊びまわっていた。寒さがピークの時も外で震えながら「これは一体、何の修行だろう?」と思ったものだけと、暑さがピークの時も同じ事を思うのだろうなぁ。娘が水遊びをする横で「梅雨の間に覚悟を決めておかねば……」と思った。

娘のトイレトレーニングは、ぼちぼちながらも進行中。今日で3日目。まだまだ失敗は多いものの、娘はなかなか頑張っていて、日に日に進歩してきているのが分かる。上手くいけば1週間くらいでお漏らしとサヨナラ出来るかなぁ……などと期待しているのだけど。トイレトレーニングに付き合うのは楽しいことよりも、ストレスの方が多いのだけど「娘が目標に向かって頑張っている姿」ってのは、グッっとくるものがある。娘が可愛過ぎて困る。

話題が飛ぶが、今さらながら再放送の『けいおん!』を録画して観ている。個人的には取り立てて面白いってほどの作品とも思えないのだけれど、登場人物達がお茶をしている場面が素敵で、観終わった後は毎回「今週末は奮発して美味しいお菓子を買いに行く。絶対に飼う!」と思ってしまう。そして、ひと晩寝てスーパーへ買い物に行くと「昨夜は何を血迷っていたのだろう…」と我に返る。最近、ずっとこのパターン。美味しいお菓子は生きる活力になるけれど、毎日あんなお菓子を買っていたら我が家の財政は破綻してしまう。紬ちゃんはお金持ち過ぎ。

まだ梅雨入りさえしていないのに、このグッタリ具合はなんだろう。こうやって日記を書いていても文章がバラバラだ。週末は元気が出る物(甘い物じゃなくて)を食べねば。明日も暑そうだけど、暑さに負けずに頑張ろう……って事で、今日の日記はこれにてオシマイ。


2010年06月09日(水) アイスとトイレトレーニング

久しぶりに「毎日でも食べたい」と思ってしまうほど恋焦がれる食べ物に出会ってしまった。

森永製菓の『カマンベールチーズアイス』が美味し過ぎて困ってしまう。値段は150円。個人的にはハーゲンダッツのアイスよりも好みだ。チーズ好きの人には是非ともオススメしたい逸品。

発売前からネットで噂を聞いて「こりゃぁ、食べてみたいなぁ」と思っていたのだけど、想像していた以上の美味しさだった。ベースのアイスも美味しいのだけど、中に仕込んでいる「ものすごく濃いチーズ層」が素晴らしく美味。私はかつて、このアイス以上ににチーズっぽいアイスを食べたことが無い。もっと高い値段を出せば、チーズ味の美味しいアイスクリームなんて、いくらでもあるだろうけれど、スーパーやコンビニで買えて、しかも150円ってところが素晴らしい。発売してから2回も食べてしまった。本当は毎日食べてしまいたいくらいだ。

……もっとも。このアイスほ毎日食べるのは経済的にも健康的にも問題がありそうなので、適量は守りたい……と思っている。

アイスの話はここまで。

今日から娘のトイレトレーニングを始めることになってしまった。私はどちらかと言うと暢気者なのでオムツの卒業は「まぁ、そのうち……」くらいにしか思っていなかったのだけど、娘は友達がオムツを卒業したのに刺激されて「Yもパンツマンになる!」とやる気満々。今日は最寄りのスーパーに意気揚々とパンツを買いに行ってきた。当然ながら、すぐに上手く出来るはずもなく、しばらくは何かと面倒そうだ。しかし当の娘は「お父さんにトイレでオシッコ出来た…って言わなくちゃ!」とご機嫌な様子。我が子ながら毎日楽しそうで何より。

アイスの話にしても、娘のトイレトレーニングの話にしても、実に小じんまりした生活だなぁ…と思う。でも、そんな毎日は案外嫌いじゃない。明日からもまた、そんな毎日を積み重ねていこう……って事で今日の日記はこれにてオシマイ。


2010年06月07日(月) 豆狩り

午前中、公園へ行ったら小学生男子達が藤棚の下に集まって、何やら大騒ぎをしていた。

今日は月曜日だけれど週末に参観があったため、小学生達はお休みだったらしい。小学生男子達は虫取り網を持って、盛んに藤棚をつついていた。藤棚にボールでも乗っかったのかと聞いてみたら「豆を狩っている」とのこと。見ると、藤棚からモロッコインゲンを短くしたような「豆」が沢山ぶらさがっていた。藤の実とのこと。そう言えば、私も子供の頃にそれらが茶色くカラカラになって落ちてきたの拾って、中の種でママゴトをした覚えがあるのだけれど、青いうちに取った経験は無かった。

娘も夢中になって「豆狩り」に参加した。自分も落ちていた藤のつるを手に持ち、小学生男子達のように藤棚に向かって振り上げていた。もっとも、娘の身長では藤のつるを持ったところで、藤棚には届かないのだけれど。不憫なので娘を抱っこして、娘にも「豆」を取らせてみた。娘は「ソラマメくんみたい!」と大喜び。他にも地面に落ちていたのを拾ったり、小学生男子達が「これもあげる」と分けてくれたのを貰ったりして、娘もそれなりに「豆狩り」を楽しんで帰宅した。

覚悟はしていたけれど「豆」は自宅に持ち込まれることになった。綺麗に洗った後、娘は「自分の台所」でオママゴトなど。最近はママゴトも素敵な物が多いけれど、本物には到底かなわない。私は娘がお料理した豆を長時間に渡って食べる羽目になった。楽しかったけれど、娘の大切な豆はいつ捨てたものかと今からちょっと悩ましい。

それにしても藤棚から、あんな「豆」がぶら下がるだなんて知らなかったなぁ。37年も生きてきたのに知らない事が多過ぎる。私が子供の頃によく遊んだ公園にたって藤棚はあったけれど、今日のような遊び方はした事が無かった。

ものすごく身近にあっても見逃している事って、案外多いのかも知れない。藤棚にぶら下がっていた「豆」のように。

……って事は、誰かと一緒の時間を過ごしたとしても、同じ物を見ているとは限らない……ってことになる。だとすると「一緒の物を見ている人」とか「一緒同じ感覚を共有出来る人」って、とても大切な存在なんだなぁ……なんてことを改めて思った。ありがとう。

それにしても天候の加減か体調がいまひとつ。夏にならないうちにバテ気味なのが恨めしい。しっかり食べて早く寝るようにしなくちゃなぁ……って事で、今日の日記はこれにてオシマイ。

左は娘の鍋に入れられた豆。右は豆達の中から選抜した2つ。ちなみに小学生男子達は、この豆を大量に集めて瓶に入れて水を注ぎ「梅酒の匂いがする」とご満悦。本当に梅酒っぽい匂いがします。



2010年06月05日(土) 奈良散策

今日は家族で奈良公園へピクニックに行ってきた。

起床は午前5時。お弁当を作り、朝食等を済ませてから、娘を夫に託して私は1人整骨院へ腰痛治療。帰宅後、電車で奈良へ向かった。奈良は平城遷都1300年祭の影響で凄い人出だと聞いていたけれど、時間が早かったせいか電車はさほど混んでいなかったし、奈良駅からの道程も「いつも通りの奈良」と言った風情だった。

興福寺近辺で鹿せんべいを買った。奈良公園へは昨年の秋にも来ているので、娘は慣れた様子で鹿と戯れていた。今回のピクニック自体「鹿さんに会いに行きたい」と娘がリクエストしたもの。娘があまりにも大胆に鹿と遊ぶので、見ている方が冷や冷やしてしまった。娘は何度か軽く突き飛ばされたりしていたけれど、怖がる様子はなかった。

平城京跡や東大寺近辺は人が多いと聞いていたので人込みを避けて飛び火野方面へ。浮御堂のそばでお弁当を開いた。木々でぐるりと囲まれた池の傍は吃驚するほど涼しかった。日中は気温が29度まで上昇すると聞いていたのだけれど、さわやかで気持ち良く「ここでお昼寝したら最高だなぁ」と思ったりした。お弁当はアスパラガスの炒め物と、デザートのフルーツのヨーグルト和えが好評だった。

夫と「ここで本でも読んでポーッっと過ごせたら最高だろうなぁ」と言う話から「じゃあ、ここで読みたい本って何?」なんてことを披露しあった。私は武者小路実篤の作品か、三島由紀夫『春の雪』を読みたいと思った。武者小路実篤は、気持ちの良い自然から連想。三島由紀夫『春の雪』は奈良と言う場所から連想したもの。それこそ独身時代は1人で奈良を歩いて木陰で読書…なんてことも出来たのだけど、遊びたい盛りの娘がいるので無理な相談。木陰で読書はいつか、また…。

帰りは奈良まち周辺を散策しつつJR奈良へ向かった。木々の多い場所を歩くのは気持ち良いけれど、人の息遣いを感じながらの街歩きもけっこう好きだ。ぶらぶら歩きつつ、路地などを覗きつつ散歩気分の道行だった。JR奈良駅では「せんとくん」の着ぐるみに遭遇。「せんとくん」が大好きな娘は大喜び。一緒に写真を撮ってもらってご機嫌で帰宅した。

最近、お出掛けと言うと「娘を遊ばせる」ってことが第一条件になるため、大型遊具のある公園へ行くことが多かったのだけど、たまには大人も楽しめるようなお出掛けも良いものだなぁ。おかげ様で今日は心身共にリフレッシュした。明日は町内会の溝掃除。またまた早起きしなくちゃなぁ……って事で、今日の日記はこれにてオシマイ。

左からお弁当の時に見上げた空。浮御堂の景色。奈良まちのとある路地。お天気に恵まれた良い1日でした。











2010年06月04日(金) 空豆と青梅

今年は春らしさを満喫しないうちに夏の気配が迫っている。

ほんの少し前ので寒くて震えていたのに今は半袖でも暑いくらい。そして気が付けば八百屋には空豆だの青梅だのが並んでいる。空豆って季節の野菜にしては高めなので、そう何度も買わないのだけれど、年に1度くらいは食べたいと思ってしまう。娘は大豆や黒豆は大好きなくせに、青い豆(キヌサヤやエンドウ豆)はあまり好きじゃないらしい。離乳食時期は喜んで食べていたのだけれど、成長するにつれ味の好みが変わったようだ。「じゃあ、空豆はどうだろう?」と思い立ち、八百屋の店先に並んだ、ひと籠200円の空豆を買ってみた。

空豆を鞘から出す作業は娘にも手伝ってもらった。空豆の鞘は少し硬いので、娘には鞘を開けた状態の物を渡して、中の豆を取りだしてもらった。娘は「ソラマメくんベッドで寝んねしてる」「お昼寝大好きソラマメくん」と言いながら喜んでお手伝いしてくれた。

空豆は塩茹でにして何もしないまま食卓に並べた。初物だし、あまり手をかけない状態で食べた方が良いかな……と。

青い系の豆があまり好きじゃない娘は、どうしたものか空豆はお気に召したようで喜んで食べていた。空豆の何が気に入ったのかは謎のままだ。エンドウ豆だってお手伝いをしてもらって食べるので「お手伝いが楽しかったから」だけの理由では無いと思うのだけど。娘が喜んで食べてくれるなら今年は意識して空豆を食卓に乗せようと思う。

今週は梅酒も張り切って漬けてみた。

結婚して梅酒を漬けるのは3回目。娘が生まれてからは初めてのこと。実家から譲ってもらった大きな梅酒瓶で漬けるので2キロ分の梅を漬けた。梅を洗って、爪楊枝で穴を開ける作業は娘にも手伝ってもらった。「18年後には娘と一緒に梅酒が飲めるのだなぁ……」なんて事を、ふと思った。18年なんて、あまりにも先のこと過ぎて、いまいちピンとこないのだけど、通り過ぎてしまえば一瞬のことなのかも知れないなぁ。

そんなこんなで今週は何気に夏の気配を感じる1週間だった。もっとも、夏の前に梅雨がやって来るのだけれど。梅雨に突入するまでに青空を満喫しておかねばなぁ……って事で今日の日記はこれにてオシマイ。


2010年06月03日(木) 娘のコレクション

最近、家の中に「ゴミだかなんだか分からない物」が増殖して困っている。

外遊びが大好きな娘は出掛けるたびに色々な物を家に持ち帰ってくる。「石・棒・葉っぱ」は娘の3大コレクション。大量に持って帰った時や、家に入れるのに抵抗を覚えるほど汚い物は「玄関に置いておこうね」となるのだけれど、なんでもかんでも「駄目・駄目」では可哀そうなので、多少の事には目を瞑っている。葉っぱなどは娘がままごとの最中にちぎったりすると秘密裏に処理しているし、棒も折れたら(断面が危ないので)娘が寝た後で闇に葬っている。

しかし厄介なのは石。

特に娘にリクエストされて顔を描いた石を捨てる訳にはいかないのだ。石に顔を描くのは今にはじまった事では無いのだけれど、最近コレクション熱が高まっているらしく増殖スピードが増している。

娘はそれぞれの石に愛着を持っているらしく、顔を描いた石は「石くん」と呼ばれていて、それぞれ「つるつる石くん」「長靴みたいな石くん」「赤ちゃん石くん」「お父さん石くん」と言う具合に名前が付けられている。万が一行方不明になったりした日には捜索隊を結成して探さなければならないので、捨てるだなんてトンデモナイことなのだ。

娘の宝物は拾ってきた物以外にも「自分(もしくは私)が作った物」もあるので、遊びまくった末にボロボロになってセロテープで補強した微妙な工作物も、やたらと多い。これらはどうしようもなく壊れてしまったりした時に娘の同意があれば捨てるのだけど、そうでもなければ捨てられない。

……そんなこんなで、我が家のお洒落度は日に日に低下している。

もともとお洒落な家では無かったのだけど、娘が2歳を越えてからはゴチャゴチャ度がさらに増してきた。小さい子供がいるお宅って、どんな風に家の中を片付けているのかなぁ……。「子供が小さいから片付かない」なんて言い訳はしたくないのだけれど、なかなか手がまわらないのが現状だ。「もうちょっとマシな感じに片付けたい」と言う気持ちと「娘の世界を大切にしたい」と言う気持ちがせめぎ合う今日この頃。何か上手い方法は無いものかなぁ…などと思案しつつ、今日の日記はこれにてオシマイ。

日々、増殖する「石くん」達。顔を描くのは「ものすごく気に入った石」だけで、顔の無い石はもっとたくさんあります。










2010年06月02日(水) だいだいいろのぞう

娘は今日、生まれて初めて橙色の象に乗った。



よく薬局の前にある佐藤製薬の「さとちゃん」人形。50円入れると歌を歌いながら動く仕組みになっている。このテの乗り物には私も子供の頃に乗った事があるけれど、いまだ健在とは恐れ入る。

「お金を入れたら動く乗り物」については、娘がその楽しさを知ってしまうと厄介なので今まで知らないふりを通してきた。しかし、ずっと知らないふりをするのも限界がある。ある日、娘は同じ年頃の子どもが「さとちゃん」に乗っているのを目撃してしまったのだ。生憎…と言うか、幸いにもその日は雨が降っていたので「雨の日に乗るのは滑って危ないから、お天気の日に乗ろうね」と説明して納得してもらった。そして私はそんな事などすっかり忘れていたのだけれど、娘はしっかり覚えていたらしい。

今日、図書館の帰り「今日は用事があるから久しぶりに商店街を通って帰ろうか」と言ったとたん、娘は「今日はさとちゃんに乗れる〜」と娘は猛ダッシュで走り出した。私は最初、何のことだか分からなかったのだけど、雨の日の約束を思い出し「約束したのだし仕方ないか……」と娘を「さとちゃん」に乗せることにした。

娘は意気揚々とさとちゃんにまたがり50円玉を投入。いささか賑やか過ぎる歌を聞きながらご満悦だった。さとちゃんから降りると、薬局のご主人が出てきてくれて娘に風船を1つくれた。

ついに……禁断の扉が開かれてしまった。もう、後戻りは出来ない。

もっとも、そうしょっちゅう娘に贅沢をさせるつもりは無いので、娘には「乗るのは薬局の前をと通った時に1回だけ」「用事があったりして急いでいることもあるし、いつも乗せるとは限らない」と説明した。娘は「はい!」と良いお返事をしていたけれど、今後は「乗りたい〜」と駄々をこねる事もあるだろう。

「参ったなぁ……」と言う思いがあるのも事実だけれど、懐かしくて鼻がツンとなってしまった。私も子供の頃、親にお金を貰って(滅多に乗せてはくれなかったけれど)薬局や市場の前にある乗り物に乗るのが大好きだった。娘にはこれから「今まで知らなかった楽しいこと」がたくさん待っているのだなぁ。ちょっと羨ましい。自分の想い出フラッシュバックも込みで、楽しいひと時だった。また機会があれば乗せてあげよう……などと思いつつ、今日の日記はこれにてオシマイ。


2010年06月01日(火) やぎさんゆうびん

娘は最近、自分宛の「お手紙」が欲しくてたまらないらしい。

お手紙ブームのキッカケは幼児番組で放送されていた『やぎさんゆうびん』の歌。「♪白やぎさんからお手紙ついた」ってアレだ。あの歌の何が娘の心を鷲掴んだのかは謎なのだけど、娘は「食べちゃったらオカシイ〜」と感想を言いながらゲラゲラ笑う。絵本が好きなこともあって、ここのところ文字に興味を持っていて、ひらがなを覚えつつあるので(と言っても自分の名前程度だけど)自分宛のお手紙を読みたくてたまらないようだ。毎日、郵便屋さんが来て自分宛のお手紙が無いと知ると「Yのお手紙は無かったね…」とガッカリしている。

仕方が無いので私や夫がお手紙を書いている。夫は仕事の関係でごく稀に休日や早朝に出勤することがあり、娘に会わないまま家を出ることがある。そんな時、夫は画用紙に大きな文字で娘にお手紙を書き、卓袱台の上に置いていってくれる。娘は大好きなお父さんに会えなくてガッカリするのだけれど、自分宛のお手紙を見つけると、それだけでご機嫌になってくれるので、その時ばかりは助かっている。

娘のお手紙ブームは一時の物だと思うのだけど、可愛いらしいと思うと同時に「その趣味はなかなかイバラ道ですぞ……」と突っ込んでしまいたい衝動に駆られる。

自分宛のお手紙って大人の私でさえ滅多に貰うことが無い。家のポストには毎日何某かの物が入っているけれど、チラシかダイレクトメールくらいのものだ。そう言う私自身、お手紙なんて滅多に書かないし、それゆえに貰うこともないのだけれど。

まぁ…でも、お手紙っていいものだ。

手紙を書き終えて封をする時、私はきまって「この中に私も入って会いにいきたい…」って思ってしまう。あの気持ちは手紙を書いた時だけのものだ。メールを送信する時は、たとえ長文メールであってもそこまで思わないもの。

娘を見ていると久しぶりに手紙が書きたくなってしまった。たまにはペンを取ってみるかなぁ……って、そもそも適当な便箋はあったかな? などと思いつつ、今日の日記はこれにてオシマイ。


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