白い木蓮の花の下で  

    〜逝くときは白い木蓮の花の下で〜

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当日記は移転しました。下記で更新を続けています。
引越し先 白い木蓮の花の下で


2009年07月31日(金) 日差しに負けるな!

昨日は朝、起きたらすでに朝食が完成していた。

娘と一緒に階下に降りたら娘用の食事と、大人用の食事が用意されていて、冷蔵庫にはバナナヨーグルトがスタンバっていた。夫が起きて部屋を出るのさえ気付かずに眠りこけていたとは……不覚。夫曰く「あまりにも気の毒な眠りっぷりだったから起こすのが忍びなかった」とのこと。

最近、娘は夜中に夜泣きと言うほどではないのだけれど、泣いたりゴロゴロと転がってベッドを大移動するので、そのたびに起これて寝不足気味。たぶん、娘はいま語彙数が急激に増えているため夜中に脳の中身を整理しきれず泣いたり寝相が悪くなったりするのだろう……と勝手に思っている。夫は娘に起こされることなく寝れているらしい。父親は子供の夜泣き等にも左右されずに眠れる人が多いらしいが、あれはどういう作用になだろう。

夜の寝不足もキツイが、娘の外遊びに付き合うのに疲れ気味…ってところも馬鹿に出来ない。子供って、どうしてあんなに日差しに強いのだろう。娘はよく焼けたパンのような肌の色をしている。娘が友達の母親に自分の服をめくってお腹を見せた時に「Yちゃんって本当は色白だったのねぇ」と感心されてしまった。子供用の日焼け止めって、肌に優しい分だけ効果のほどは今ひとつ。もっともSPFが高めの日焼け止めを使っている私でさえ、いい色に焼き上っているのだけれど。日焼けより何より、長時間日差しを浴びていると草臥れるのが悩みの種。

ちなみに…関西はまだ梅雨が明けていない。梅雨明け前でこれだけバテている状態で、本格的な夏になったらどうなるのだろうか? ちょっぴり不安だ。

娘の夜の活動にも負けず、日差しにも負けずに生きていくため、娘が昼寝している時は出来るだけ自分も眠るようにしているのだけど、読書の時間が取れないのが悩みの種。まぁ…本なんて読まくたって死なないのだけど、私にとっては大切な娯楽だからなぁ。読書も夏休みってことで諦めるしか無いのかも知れない。

この調子だと関西も来週には梅雨明けするだろうと思う。食事と睡眠をしっかり取って、夏を元気に乗り切りたいなぁ……って事で今日の日記はこれにてオシマイ。


2009年07月29日(水) 自分を大切にする。

ここのところ親しい友人の体調不良の話ばかりが飛び込んでくる。

仕事はしているものの体調不良に苦しんでいる…とか、入院中です…とか。そう言えば昨年もそんな話ばかりが目についた。Fの入院やCAD相棒の入院んど。私は厄年とか、そういうのは信じないのだけど、年齢的に体調を崩しやすい時期なのかも知れない。

世間的には「アラフォー」などと言われる世代なのだけど、仕事にしても家庭的なことにしても「現役」で頑張る世代なだけに、疲れが溜まり過ぎて許容量を越えてしまうのかも知れない。たぶん、誰もが「無理をせずほどほどに仕事や遊びに取り組んだらいい」と思っているのだろうけれど「無理をせず」ってところが難しい。だったら仕事が大変なら仕事だけして、他のことは何もせずに身体を休めたらいいじゃないか……って話だけれど、仕事が大変でストレスが溜まってくるとそれを発散したくなるものだ。

私は今、専業主婦で家にいるので、社会に出て現役で仕事をしている人よりは楽をさせてもらっているように思うのだけど、娘がまだ手のかかる盛りなので、やはり日々の生活で疲れを感じる。やらなきゃならない事は沢山あるのだけれど、本格的に倒れてしまわないよう、ほどほどな生活を心がけなくては。

そんなことを考えていて「自分を大切にする」って案外難しいものだなぁ……と思った。

人間は、なんだかんだ言って、誰しも自分が1番だと思っているはずなのに、その自分を大切に出来ないと言うのは矛盾してるいように思う。人間は理屈だけで生きている訳ではないものなぁ。

時期をみて友人に便りなど出してみようかと思いつつ、自分の足元もちゃんとしなくちゃ……ってことで今日の日記はこれにてオシマイ。


2009年07月28日(火) 家族のご馳走

週末、1日は電車に乗って隣県までパンを買いに行ったのだけど、もう1日は地元にいて何もしなかった。スーパーと公園へ行ったくらい。こういう日の夕食は「ちょっと手の込んだご馳走」か、あるいは「家族が揃わないと食べられないご馳走」を作ることにしている。

今回はお好み焼きを作ることにした。

関西ではどの家庭でもタコ焼き器があってたこ焼きをしている…という話があるけれど、それと同じくらいホットプレートでお好み焼きを焼く家庭が多いんじゃないかと思う。娘がもっと小さい頃はホットプレートなんて危なっかしくて出していられなかったけれど、最近では少し聞き分けが出来るようになってきたので、ホットプレートでお好み焼きをするようになっている。

お好み焼きと言っても家庭で作る物は、ご家庭ごとに流儀があってお店のそれとは随分と違うんじゃないかと思う。我が家のは長芋が多めに入っていて、キャベツやネギといった定番野菜以外の野菜がドッサリ入っている。たとえば人参とかピーマンとか。夫婦2人の時にはそこまでしなかったけれど、娘が食べるようになってかりはお好み焼きであろうが、カレーであろうが「刻み野菜を入れても大丈夫そうな料理には「これでもか!」と言うほど色々な野菜を刻んで入れるようになった。

卵を割ったり、小麦粉の生地を材料と混ぜたりするのは娘も一緒にお手伝い。娘もお好み焼きは好きらしい。食卓にホットプレートを出して目の前で焼くのが楽しいようだ。まだソースをベッタリつけたりはしないけれど、ほんの気持ちばかりソースを塗ってやると喜んでパクパク食べてくれる。

お好み焼きって値段的には高くつく料理ではないけれど、なんとなく「ご馳走」って感じがする。きっと、どこのご家庭にも「高い…ってほどではないんだけど家族みんなが喜ぶご馳走」って料理があるのだろうなぁ。手作りだったり、あるいは買ってきた物や外食だったり。そこのご家庭では「特別」な食べ物でも余所に行けば、なんてこと無い食べ物だったりして。

家族のご馳走って幸せの象徴のような気がする。

梅雨で外に出られなかったり、あるいは暑くて外出がままならなかったりする日が増えているのだけれど、そういう時こそ美味しい物を食べたいと思う。家族で美味しく食事が出来るように台所仕事だけは、出来るだけ手を抜かないようにしたいなぁ……って事で今日の日記はこれにてオシマイ。


2009年07月27日(月) 電車に乗ってパン買いに…

この週末は電車に乗って隣県までパンを買いに行ってきた。

せっかくの週末だと言うのに大阪はいまだ梅雨が明けておらず、パッっとしないお天気。地面がベタベタなので外遊びは無理。こんな日はベッドでのんびり惰眠を貪るに限る…といきたいところだったが、娘はいつも通りに6時起床。規則正しい生活をちょっぴり恨めしく思いつつ家族全員起床。

昨夜は「明日は天気がイマイチそうだし地元でのんびり過ごそうか?」なんて事を夫と話していたのだけれど、朝食を済ませて娘と遊んでいたら夫が突然「電車に乗ってパンを買いに行こうか? Yは電車好きだし」と言いだした。以前、パン職人になった同級生とバッタリで会った際、本職である彼が絶賛していたパン屋さんへ行ってみたいとのこと。「パンを買うためだけにそんな遠いところへ」と思わなくもなかったけれど、娘も喜ぶだろうし……ってことで出掛けることにした。

午前8時半に家を出た。電車をいくつか乗り継いで兵庫県の芦屋市まだ。1時間半ばかりの電車の旅。私は学生時代に兵庫県の学校に通っていたので、ちょっとだけ懐かしい道行きだった。

こだわりの材料で作る人気のパン屋と言うことで、さぞや値段も高かろう…と思っていたのだけれど、思っていたほど高くはなかった。百貨店の地下で買うよりも安いくらい。もっとも、電車賃を出して買いに来たのでは値段云々は語れないのだけれど。食パン2斤(1斤はお土産用)と硬い食事パン、それに娘に食べさせる用の柔らかいミルクパンを買った。

電車に乗ってまたまた1時間半の道程をとんぼ帰り。雨が降ったり止んだりの1日だったけれど、運良く雨に当たらずに帰宅出来た。帰宅したのは正午ジャスト。買ってきたパンにハムとチーズを添えて昼食にした。ひと口食べた時は「そこまで言うほど美味しいかなぁ?」と思ったのだけど、パン職人の同級生が絶賛するだけあって、いくら食べても飽きのこない噛めば噛むほど美味しいさが滲み出てくるような味で、わざわざ買いに行った価値はあったと満足した。

大人の道楽的な行事ではあったけれど、娘は色々な電車に乗れて楽しかったようだし、肝心のパンも美味しかったので出掛けた価値はあったと思う。娘がもう少し大きくなって長時間のお出掛けが負担にならなくなったら、神戸方面へ遊びに行って、そのついでにパンを買う…なんて事も出来るだろう。「わざわざパンを買うためだけに電車で出掛ける」なんて贅沢なことではあるけれど、また機会があれば行ってみたいなぁ……なんて事を思いつつ今日の日記はこれにてオシマイ。


2009年07月24日(金) 水遊びと蝉

ふと気がつけば、先週末の出来事を書いているうちに週末を迎えてしまった。

今週は水遊びにはじまって水遊びに終わった……と言う印象。娘が水遊びにハマってしまって、毎日洗濯物に追われている。「1歳児のする水遊びなんて可愛いものだ」と思っていたのだけれど、最近では近所の男子小学生達の水遊びに混じるようになったので、激しいことこの上無い。バケツの水を頭からかぶったりするので、昨日も今日も途中からオムイチ(おむつ一丁)になっていた。いつか「女の子がはしたない格好をして!」と怒らねばならない日が来るだろうけれど、今はまだ好きにさせてやろうと思う。

それにしても子供の遊びに付き合うのは体力的にキツイものがある。子供は暑くても寒くても元気一杯だからなぁ。娘は今日も元気一杯だったが私の方はボロ雑巾のように草臥れ果てている。1日が終わると抜け殻のようだ。

抜け殻と言えば、そここで蝉の抜け殻を目撃する。我が家の外壁にもへばりついていた。我が家を脱皮の場所に選んでくれただなんて光栄至極。我が家の外壁にしがみついて、外に飛び出して行った蝉は元気にしているのだろうか? 子供達に捕まったりしていないだろうか? なんとなく気になってならない。

「これは書かねば!」と思った事がいくつかあったのだけど、今日は一生懸命書かなきゃならない類の文章を書くだけの余力無し。無念なことだ。

関西ではまだ梅雨が明けていなくて来週もパッっとしないお天気になりそうとのこと。本格的に暑くなるのは辛いけれど、ジメジメが続くのも辛いところ。いっそのことスカッっとした夏空が見たい。グダグダしていないで今日は早めに休まねばなぁ……って事で今日の日記はこれにてオシマイ。


2009年07月23日(木) お墓参り

週末最終日は義父のお墓参りに行ってきた。

実家の車を借りて途中Fの家へ寄り野菜の収穫など。前夜は大雨だったため家族全員泥だらけ。夫の実家で汗を流して着替えた後、義母と一緒に義父の御墓のある霊園へ。思えば初めて義父のお墓参りへ行ったのは、結婚の承諾を戴くための挨拶をした日だった。義母と対面して昼食を取った後、そのままお墓参りへ連れて行かれたのだった。義母は「いい人と結婚できるようお父さんにお願いしていた甲斐があったわ」とお墓に話しかけていた。あの時、私は義母から息子の結婚相手として認めてもらったのだ。

しかし娘と一緒にお墓参りをするのは初めてのこと。私も出産してからは一度もお墓参りをしていなかった。その日、義母はやたらとハイテンションだった。「孫と一緒にお墓参り出来るなんて!」と大喜び。義母は末っ子の息子については孫どころか結婚さえ諦めていたらしく、結婚の報告をした時も妊娠の報告をした時も大喜びしてくれた。そして、お墓は義母にとって心の拠り所になっているらしい。何かの区切りにはお墓参りをして家族の報告をしているようだ。

私は宗教を信じていない。お墓にも興味は無い。もちろん死者を悼む心は持っているし、何某かの宗教行事にはキチンと礼を尽くしているつもりだ。私とて実父を亡くしているが、実父は宗教とかお墓に興味の無い人で、遺言により遺骨はとあるお寺の骨仏になっている。だから余計にお墓に対する興味が薄いのかも知れない。

だが今回は「お墓があるのも悪くないなぁ」と思ってしまった。少なくとも義母は「孫とお墓参りが出来た」ってことを心から喜んでいて、娘も義母に手を引かれてお墓を訪れ、墓石に水をかけることを楽しんでいた。娘にはまだ「参る」という事は分からないだろうけれど、それも追々知ることになるだろう。娘がおばあちゃんからお墓についての仕来りを学ぶこともあるだろう。

家やお墓と言うものには「しがらみ」が付いて回る。それを是とするか非とするかは簡単に語ることは出来ない。だが、私はそれらを「良いもの」として捉えることの出来る人間でありたいと思う。それは血の繋がった人達との関係が良好であることの証だと思うから。

それはそれとしてお墓参りは気持ちが良かった。その日は曇っていて日差しが柔らかくて、山間にある霊園はとても涼しかった。あの場所は義母にとって無き夫と語らう場所なのだろうなぁ。また折々に訪れたいものだなぁ……って事で今日の日記はこれにてオシマイ。


2009年07月22日(水) 素敵な車掌さん

連休中、娘を汽車に乗せるために家族でお出掛けした時、電車で往復したのだけれど、その時にとても印象深い出来事があった。

娘は汽車に限らず乗り物が大好き。と言っても乗り物の玩具で遊ぶの事には興味が無くて、自分自身が乗り物に乗ったり、あるいは本物が動いているのを見るのが好きらしい。なので電車に乗った時は電車を降りてからすぐに改札へは向かわずに、電車が行ってしまうのを見送ることにしている。

その時も電車を降りからしばらくホームに立っていた。娘に「電車にありがとうしてね。バイバイしようね」と促すと、娘は電車にペコリと頭を下げて、動き出した電車に向かって手を振った。すると、車掌さんが娘に手を振ってくれたのだ。娘は今まで何度となく電車に手を振っているけれど、車掌さんが手を振ってくれたのは初めてのこと。

その車掌さんはまだ20代の青年だった。暑さにバテていたらしく「もう駄目。ギリギリ…」という顔をしていたのに、娘に手を振ってくれるとは。実際、電車の車掌という仕事は暑くても寒くても電車から出たり入ったりする訳だから外の気温に影響されやすい仕事なのだと思う。

車掌さんの心づかいは娘の親として嬉しかったし「こんな素敵な車掌さんがいるんだ」ってことに感激してしまった。彼は電車が好きで車掌という仕事に誇りを持っている人なのだろうか? それとも子供好きで心優しい人なのだろうか? なんにせよ自分がギリギリの状態で仕事をしている時に、そういう事を出来るのって凄いと思う。

何かというと「今の若者は…」なんて話を耳にするけれど、こういう仕事の出来る若者がいるってことも事実なのだ。そして、そんな彼ら(もちろん私達も含めて)日本の未来を作っていくのだなぁ。一瞬の出来事だったけれど、胸がグッっと熱くなるような経験だった。

娘はきっと大きくなったら、この時のことは忘れてしまうだろうけれど、私と夫は忘れないと思う。素敵な車掌さん、ありがとう。素敵な車掌さんに感謝しつつ、今日の日記はこれにてオシマイ。


2009年07月21日(火) 1歳児の本気

連休初日の土曜日はお弁当を持って大阪城公園へ行ってきた。

今回の目的は娘を汽車に乗せること。現在、娘は汽車にハマっていて絵本で汽車が登場するたびに「乗りたい」と懇願する。と言っても、家の近くで汽車に乗れる場所なんてそうそうあるはずもない。そんな訳で本格的に暑くなる前に…と大阪城公園を走っている観光用の汽車(本当は自動車だから汽車型の自動車)に乗せてきた。

朝早く起きてお弁当作り。お弁当はもちろん保冷剤でガッチリガード。娘のお茶と大人用のお茶もたっぷりもって午前9時前には家を出た。電車を乗り継いで大阪城公園へ。まずは「こども天守閣」のある児童公園で娘をたっぷり遊ばせた。ここの大型遊具は、どちらかと言うと大きい子向けで難易度が高いのだけど立派なローラー式の滑り台があって、かなり楽しい。

公園でひと汗かいた後、木陰でお弁当を広げた。木陰は想像していた以上に涼しかった。大阪城公園は都会の真ん中にあるのに地元よりも涼しかった。公園はアスファルトが少なくて木々が多い。木々を渡る風が心地よくて、少々の日差しは我慢できる。昔の日本は今よりも暑くなかった…という話がなんとなく理解できるような気がした。お弁当は定番メニューばかりだったけれど美味しかった。毎回、お弁当を作る時は「面倒だなぁ…」と思いつつ、熱々のご飯をおにぎりにするのだけど、食べる時は決まって「作ってきた良かった」と思う。

昼食後、汽車に乗った。娘が大喜びしたのは言うまでもない。汽車に乗り込んだ娘は、いつになく真剣な眼差しで私が喋りかけてもキリッっと前を向いたまま知らん顔。1歳児でも本気の時には真面目な顔になるものなのだなぁ。娘が真剣に汽車と向き合う姿を見て「連れてきて良かった」と嬉しく思った。汽車を降りた娘は、去っていく汽車が見えなくなるまで手を振っていた。

汽車に乗った後はNHK大阪をサラっと見学して、早々に撤収した。夏にしては涼しい日であったとは言うものの、長居するには暑過ぎる。娘は抱っこ紐の中でグウグウお昼寝。大人も子供も草臥れたけれど、行って良かったと思う。外でお弁当を食べるのも流石に秋までお預け。また涼しくなかったら娘を汽車に乗せてやりたいなぁ……などと思いつつ、今日の日記はこれにてオシマイ。


2009年07月17日(金) 外との繋がり

今日は友人から電話があったり、カードが届いたりと「外との繋がり」を感じる1日だった。

専業主婦になってから世界が狭くなったように思う。子供を通じての知人が増えたり、地域の人と仲良くなったりはしたけれど「私個人」としての繋がりはどうしても後回しになりがち。大人になっても付き合っていける友人は大切にしなくちゃ……と思うのだけど、うっかりすると自分ことで手一杯になっている。

せてめ暑中見舞いくらいは出したいものだ。

そう言えば音信普通になっている友人がいて春先に「手紙でも出そうかどうしようか」と迷っていたのに、そのままになっている事を思い出した。ベタベタした人間関係を望んでいる訳ではないけれど「元気でいるのかどうか」が分からないとなると心配になる。もちろん「便りが無いのは良い便り」ってこともあるので、神経質になる必要は無いのだろうけど。

私はいま専業主婦であり、母という立場にあるのだから家族のことを最優先に考えて行動するのは当然のことだけど「それだけ」になってしまっては、あまりにも寂しい。そうならないよう努力しなくちゃなぁ……って事で、今日の日記はこれにてオシマイ。


2009年07月15日(水) 暑さ対策

ずっとクーラーをつけずに我慢していたけれど、とうとう寝る時にクーラーを付けてしまった。もう、秋になるまでクーラー無しでは眠れないのだろうなぁ。

「出来るだけクーラー無しで頑張ろう」との誓いを立てていたのだけれど、娘が夜中に暑くて泣きだしたのをキッカケにクーラーをつけることになってしまった。それまでは、夫婦間でチキンレースのように「あなたが耐えられなくてクーラーのスイッチを押してしまったとしても決して恨まないから!」と互いに牽制しあっていたのに、娘の泣き声には勝てなかった。所詮、私達夫婦も子に甘い親…ってことなのだろう。

……とは言うものの、就寝時以外はクーラーをつけずにいるので暑くってたまらない。家族で何気に夏パテ風味。こうなってくると夏野菜や夏の果物のありがたさが身に染みる。娘は毎日、葡萄を食べているけれど私達夫婦も娘と同じペースで葡萄を食べていたら家計が大変なので自重している。が、明らかに身体に何かが不足している。

そんな時、夫が唐突に「運動部のマネージャーになってくれ〜」と言った。夫はかつて高校時代は柔道。大学ではアーチェリーに本気で取り組んでいた暑苦しい運動野郎。しかし「マネージャーになれ」と言われても、今までの人生でまともに運動なんてした事のない私にはピンとこなくて「どう言う意味?」と聞いてみた。すると夫は「レモンの砂糖漬けが食べたい」と言う。

ものすごく納得してしまった。私達夫婦に足りなかったのはそれだ。早速、レモンを買ってきて砂糖漬けを作ってみた。レモンなんて酸っぱくてまともに食べられた物ではないだろうと思っていたけれど、これが吃驚するくらい美味しいのだ。運動する人達の知恵って素晴らしいなぁ……と感服した。

この夏は冷蔵庫にレモンの砂糖漬けを常備しようと思う。それにお酢で作るサワードリンクの類を作ろうかと思案中。「暗いと不平を言うよりも、進んで明かりを…」ではないけれど、暑いと不平を言うよりも積極的に暑さ対策に乗り出した方が賢明と言うものだ。

この夏の暑さをどう乗り切るか…って事が、今の私の最重要課題。家族全員で元気に涼しい季節を迎えたいものだなぁ……って事で、今日の日記はこれにてオシマイ。


2009年07月14日(火) 夏野菜の収穫

今日は娘とFの家へ遊びに行ってきた。

Fの家では家庭菜園と呼ぶには、あまりにも大がかりな菜園があって、今日の目的は夏野菜の収穫。Fは前職の契約が満了して今は浪人生活中。ご両親が海外旅行で留守なので「とても1人では食べきれないから」とSOSが入ったのだ。我が家は野菜好きだし、もし我が家で食べきれないほど戴いたとしても、嫁入り先は山ほどある。

朝、地元で開店直後のケーキ屋さんで冷たいデザートを買ってFの家へ。身体に虫よけスプレーを塗り、帽子をかぶって収穫開始。キュウリ、モロヘイヤ、トマト、ピーマン、オランダ豆など次々と収穫していった。娘は畑を行ったり来たりしつつ、モロヘイヤを見て「葉っぱ、葉っぱ」と喜んでいた。モロヘイヤの収穫は娘も手伝ってくれた。短時間の収穫だったけれど、終わった頃には汗だくになっていた。

昼食はFが用意してくれていた。鳥の唐揚の卸ポン酢、サラダ、それに南瓜のポタージュ。娘は南瓜のポタージュがいたく気に入ったらしく、そればかりを飲むのでご飯を食べさせるのに難渋した。デザートの桃が美味しくて、娘はやたらとご機嫌だった。

Fとは娘の相手をしつつ色々な話をした。「自分の周囲に心を病んでいる人が多くなっている気がするね」とか、最近のゲーム事情とをヲタク話とか。毎度のことながら、役に立たない話が大半で、ほんの少しだけ真面目な話をした。

Fの家で作る野菜は何度となく戴いているが、身贔屓抜きでどの野菜も美味しい。娘が生まれるまでは「収穫済みの野菜」を戴くばかりだったけれど、娘と一緒に収穫を手伝わせてもらえるのは嬉しいことだなぁ……と思う。自分の手で収穫したら、もっと美味しく感じるし、何よりも娘に「野菜の収穫」を体験させてやれるのがありがたい。野菜畑に立つ子供の姿って、なんかこぅ……郷愁をそそられるとと言うか、胸にグッっとくるものがある。私自身は農家の生まれでもなんでもないのに「懐かしい」って思うのはどうしてなのだろうなぁ。

明日からはしばらくFの家で作った野菜を食べることになる。美味しい野菜をどう料理しようかと考えるのはとても楽しい。まずはモロヘイヤあたりから攻めてみようかなぁ……などと思いつつ、今日の日記はこれにてオシマイ。


2009年07月13日(月) 好き!好き!

週末、娘は1歳9ヶ月になった。「2歳」という区切りがもうすぐそこに迫っているんだなぁ……と想うと感慨深い物がある。1歳半検診の時には言葉が遅いと言われたものだが、最近は随分言葉が出るようになっている。

言葉数が増えた…とは言うものの、まだまだ喋れる言葉は限られていて、娘独自のベビーサインはまだまだ健在。最近、娘がやたらと多様するのは「好き」のサイン。いま、娘は葡萄(デラウェア)にハマっていて、葡萄を見ると「好き」のサインをする。それ以外にも数えだしたらキリが無いくらい、色々なものに対して「好き」をアピールする。娘が好きな物をザッっと書きあげてみると、こんな感じ。

くま。いぬ。なすび。葉っぱ。電車。汽車。お花。ねこ。うさぎ。ぞう。砂遊び。公園。水遊び。スーパー。お出掛け。自転車……etc。

それ以外に身近な人間(お父さん。お母さん。おばあちゃん。お友達)などは言うまでもなく、私は1日に何度となく「好きなのね。良かったねぇ」と娘に相槌を打っている。娘の「好き」は強烈に好きなもの以外にも「面白がってやっている」時もあるようだけど、娘がこの世界に「好き」な物を沢山見出してくれているというのは嬉しく思う。

世界には素敵なもので溢れている。だけど、それ以上に嫌なものや汚いもので溢れている。だからこそ「好き」な物をたくさん見つけて、生きる力にして欲しいと思うのだ。娘が好きだと感じる物は、きっと娘に有形無形の力を貸してくれるだろう。

私も娘にならって「好き」なものを好きだと言い、そして好きなものを沢山見出していきたいと思う。まぁ、今は何をおいても「好き・好き」を連発する娘を好きでならないのだけど。好きなものを大切にしつつ日々を過ごしたいなぁ……って事で今日の日記はこれにてオシマイ。


2009年07月10日(金) 娘とパンを焼く

今日はいつになくイライラしていた。原因は娘。午前中、娘を公園でたっぷり遊ばせて、お風呂で水遊びまでさせたのに娘がお昼寝をしてくれないのだ。昨夜の寝かせつけも難航したし「もう!いいかげんにしてよ」ってな心境。その上、雨が降ってきて蒸し暑いときたもんだ。

雨の日の午後は娘のお昼寝が済んだ後、ベビーカーにカバーをかけてスーパーに行ったり、図書館へ行ったりして、娘が公園へ行けないストレスを解消すべく努力するのだけど今日はとてもそんな気になれなかった。そんな私とは裏腹に、娘は1人鼻歌など歌って何故かご機嫌。1人で勝手に遊んでくれるなら……って事で、ものすごく久し振りにパンを焼いてみることにした。

お菓子作りにしても、パン作りにしても平日にするとなると娘の遊び時間を犠牲にするか、さもなくば娘が寝てからの作業になる。娘が寝た後は私も1日の疲れが出ていてグッタリしているので、とてもパンを焼こうなんて気にはなれない。たまには娘を1人遊びさせて私が楽しむ時間を持ったってかまわないだろうって話だ。童謡ではなく私の好きな音楽をBGMにしてパン作り開始。

私のストレス解消ではじめたパン作りだけれど、むしろ娘の方が喜んでいた。材料を捏ねるところから一緒にはじめて、一次発酵させている間も「パンは今寝んねしてるのよ」なんて話をしながら楽しく過ごした。娘は「パン〜、パン〜」と昼寝もしていないのにご機嫌でパン作りを楽しんでいた。

娘とパンを作っているうちにイライラはどこかへ行ってしまっていた。最近、お天気と睨めっこしながら「いかに娘を外で遊ばせてやるか」ということばかり考えていた。それはそれで娘は元気に楽しく毎日を過ごしているけれど、私自身の余裕がすっかり無くなっていたらしい。たまには私の楽しみを優先させて、娘が譲歩する日があったっていいのだ。

娘と作ったパンはなかなか上手に焼きあがった。娘は夕食時ご飯ではなく焼きたてのパンを食べた。もちろん娘の食事にと用意していたおかずは食べさせたけれど、娘は大好物の南瓜の煮物よりも自分で作ったパンの方が美味しかったらしい。全力で食べて、お昼寝をしていないのが効いたのか、吃驚するくらい早くに寝てしまった。

そんなこんなで明日の朝食は今日焼いたパンを食べる。焼き立てパンではないし、パン屋のパンほどのクオリティはないけれど、素敵な朝食になると思う。今週はしんどかったりイライラする事があったりしたけれど、良い締めくくりが出来て良かった。週末も楽しく過ごしたいなぁ……ってことで今日の日記はこれにてオシマイ。

娘と焼いたパン。ハイジの白パン風。素朴な味わいで食事パンにはもってこい。2回に分けて少し多めに焼いたので実家におすそ分けする予定。









2009年07月08日(水) 泥んこ娘

ここのところ娘と公園へ遊びに行くと、娘を抱えて風呂場に直行する日々が続いている。あと数日で1歳9ヶ月の娘はついに禁断の扉を開いてしまったのだ。そう……娘は「砂遊び」というステージを卒業して「泥んこ遊び」の世界へ飛び込んでしまったのだ。

暑くなってくると砂場ではジョウロやバケツに水を入れて泥だんごを作ったり、あるいは大がかりなダムを作ったりして遊ぶ子供達が増えてくる。昨年の夏、娘は公園で遊んでいたけれど、まだやっと歩きはじめたばかりで公園へ取れて行っても、それとぼ激しい遊びをすることは無かったのだが、今年はもう公園で遊ぶ大きな子達の真似をしたがるほど成長している。

先日、近所の男の子達(小学1年生〜2歳)が砂場に穴を掘って水を張り、ダムを作って遊んでいたところに遭遇。当然ながら娘も参加。頭の先から足の先まで泥だらけになって遊んだのだけど、それが大そう楽しかったらしく、何かというと泥遊びをするようになってしまった。

毎晩、扇風機で洗った靴を乾かしながら「私も子供の泥んこの靴や服を洗うようになったのだなぁ」などと、しみじみする今日この頃。

泥だらけの娘と服と靴を毎日のように洗うのは面倒と言えば面倒だけど、大人だって思う存分泥だらけになって遊んだら楽しいだろうなぁ……なんてことを思った。泥んこ遊びに興じる娘は心底楽しそうで、ちょっと羨ましく思ったりするのだ。

ちょっぴり面倒ではあるけれど、娘の泥んこ遊びブームが下火になるまで、せっせと洗濯&靴洗いに勤しもうと思う。ま。なんだかんだ言って、身体中泥だらけになった娘も可愛いよなぁ……などと親馬鹿なことを呟きつつ今日の日記はこれにてオシマイ。


2009年07月07日(火) 七夕飾り

今日は七夕。七夕の夜は曇りとか雨の率が多いような気がする。もともと旧暦で祝うものを新暦で行っているので、こういう事態になっちゃう訳だが、織姫様と彦星様の年に1度の逢瀬が叶わないなんて気の毒なように思う。もっとも、ものすごく想いあっている人達が、いざ1年ぶりに会ったとしても何も話が出来ないんじゃないかなぁ……などと思ったりもする。

今年は20年以上ぶりに家に七夕飾りを飾った。

娘を連れて行く育児支援のスペースだの、保育園などで七夕イベントがあり、都合3回も作ることに。なので玄関先と家の居間との両方に飾っている。娘は自分で1日に何度も七夕飾りを指さして「自分で作った!」と褒めてくれアピール。娘は今、自分でペンやクレヨンを持って描くことが楽しくてならないらしい。

子供が喜ぶのはさておき七夕飾りって大人が作っても楽しいものだ。

娘と一緒に作るので本気モードで…と言う訳にはいかなかったけれど、それでも折り紙を折ったり、切ったりして飾りを作っていると年甲斐もなくワクワクしてしまった。短冊には「娘が元気で大きく育ちますように」と書いた。お願いごとと言っても、それ以外には思い浮かばなかった。些末な願いごとなら自分で努力して叶えれば良いのだ。

ご近所の子供達も七夕飾りを作ったらしく、そこここの家の軒先が賑やかで楽しい。子供達のお願いは可愛らしいくて読んでいて口元が綻ぶものばかり。他愛のない子供達のお願いも、けっこう本気な大人達のお願いも言葉にして「紙に書く」って大切な事のように思う。

今日は1日雨が降ったり止んだり。明日もパッとしないお天気とのこと。梅雨が明けてしまえば本格的な暑さがやってくるので、それはそれで大変なのだけど早く梅雨が明けて欲しいなぁ……なとど思いつつ今日の日記はこれにてオシマイ。


2009年07月04日(土) 大きな大きなおにぎり

今日は朝から腰痛治療のため整骨院へ行ってきた。土曜日の朝、私が整骨院へ行くのは我が家の定番行事。平日は娘がいるので整骨院へは夫のいる土曜日にしか行けないのだ。最も、我が家は私の実家の近くに住んでいるので、どうしても大変な時は「おばあちゃんに娘を預ける」って手段もあるのだけれど、基本的には甘えないようにしている。

整骨院から帰宅すると玄関先に夫のリュックサックが置いてあった。「もしや…」と思いつつ部屋に入ると台所の様子が違っていた。明らかに「何か作った後」があった。なんと夫は私が整骨院で揉まれたり鍼を打たれたりしている間にお弁当を作っていたのだった。

「このシーズン、外でお弁当を食べるのは今日あたりが限界かな…と思ったから」と夫談。実際のところ、これ以上暑くなってくるとお弁当を持ってアウトドアってのは難しい。そして明日は町内会の公園掃除。夫の意見も最もな話だった。

そんなこんなで今日は自転車に乗って緑地公園へピクニックへ行ってきた。

と言っても緑地公園は我が家から自転車で30分ばかりの場所。娘を子供広場で遊ばせた後、木陰にビニールシートを広げてお弁当など。途中で買ったビールのようなもの(第3のビール)で昼間っから乾杯した。娘は夫が作った大きな大きなおにぎりを頬張りながら満足気な顔をしていた。1歳8ヶ月になった娘はピクニックに行ってビニールシートを広げると「これから昼食」ってことが分かっているらしく、靴を脱いでシートの上に大人しく座る。娘はまだ2年も生きていないのに「ピクニックの楽しさ」を知ってるらしい。外で食べるご飯が美味しいのは大人も子供も同じなのだなぁ。


夫の作った大きな大きなおにぎりは、塩味が少し足りなかったけれど美味しかった。野菜炒めも魚肉ソーセージを焼いたのも、ミニトマトも美味しかった。

今日は梅雨の晴れ間と言うことで外の空気を思い切り吸うことが出来たけれど、来週はまた雨の日が多いとのこと。夫のおかげで良い気分転換をさせてもらった。お日様からたっぷり元気をもらった事だし梅雨のジメジメを元気に乗り切っていきたいものだなぁ……って事で今日の日記はこれにてオシマイ。


2009年07月03日(金) 残っている物

最近の日記はやたら「娘」に関わることばかり書いているが、当然ながら24時間娘のことばかり考えている訳ではない。

私は今、専業主婦なので「家事と育児」が仕事のようなものだ。専業主婦の労働には賃金が付随しないので「仕事」と認定していいのかどうかは謎だけど、とにかく「家事と育児」は私の中にある「やるべき事リスト」の中では最上位に位置するので、そのことについて書いてしまうのは当然の成り行きではあるのだけれど、脳の隅っこで燻ぶっているのは全く違うことだったりする。

今日は娘のお昼寝中に友人から勧められた本を読んで、じわぁっ…としていた。この感覚が去ってしまわないうちに読書サイトに感想を書きたいものだ。それに、図書館でたまたま見つけた吉屋信子のムック本。さっと目を通しただけなので、しっかりと読んでおきたい。気に入ったら買ってしまうかも。

家事と育児に忙殺されていて自分のことなんて後回しになってます。

……なんて言いながらも、結局のところ本当に好きなことはちゃんとやっている。出産前に嗜んでいた趣味の中でも演劇鑑賞・映画鑑賞あたりは完全にカットされてしまっているけれど、読書だけはしぶく残っている。残っているものが本物なのだろうなぁ。別の言い方をすると「読書しか」熱心にしてこなかったって事でもあるのだが。

たとえ忙しくても色々なことに携わっている人って素敵だなぁ……と思う。それに較べて「読書しか」していない自分の器の小ささと言ったら! もうちっょと色々なことに手を出したいと思っているくせに、小さくまとまっている今日この頃。しかも反省しつつも、しばらくはこの調子で進んでしまいそうな予感さえする。とりあえずは残っている物だけでも手堅く続けていこうかな……って事で、今日の日記はこれにてオシマイ。


2009年07月02日(木) 一房の葡萄

娘は今、葡萄にハマっている。

娘が愛してやまないのは種なし葡萄のデラウェアって品種。ちなみに私は果物好きだが葡萄は特別好きでも嫌いでもない。たぶん、それはデラウェアを子供の頃から飽きるほど食べていたからだと思う。

私の住んでいる市のお隣の市はデラウェアの産地で、夏になると道端のあちこちに葡萄を売る屋台が立つ。なので、私の住んでいる地域では夏になるとちょっとした手土産や贈り物、あるいは自分ち用のオヤツにとデラウェアは最も馴染みのある夏の果物なのだ。私にとって特別珍しくもないデラウェアだが贈り物にすると喜ばれると知ったのは大人になってからのこと。私にとってデラウェアはそのくらい「どうでもいい果物」だった。

しかし娘がデラウェアにハマりだしてから、デラウェアに対すると捉え方が変わった。娘はまだ葡萄の皮を剥くことが出来ないので、娘が葡萄を食べる時は私がせっせと皮を剥くのだけれど、皮をむいた葡萄……透明なガラスの器に薄い緑色をした半透明の小さな粒を見た時「なんて綺麗なんだろう」と感心してしまった。

その綺麗な粒を娘は小さな指で一粒ずつつまんで大事そうに食べる。

ただの親馬鹿に過ぎないのは承知しているけれど、葡萄の粒の美しさとそれを食べる娘の愛らしさは、なんかこぅ……ものすごく貴重な光景のように思えてならない。

娘の葡萄好きがいつまで続くか分からないけれど、しばらくはこの光景を楽しませてもらおうと思う。娘は今日もおやつにデラウェアを一房ペロッっと平らげた。葡萄屋台の開店を今年ほど待ち焦がれたことはない。明日は八百屋にデラウェアを買いに行かねば……って事で、今日の日記はこれにてオシマイ。


2009年07月01日(水) 梅雨の晴れ間に。

昨日、一昨日と続いて雨。外遊びを何より愛する娘はストレスの塊になっていた。今日は蒸し暑いものの朝から晴れ。天気予報では夕方から雨が降るとのことだったので、朝から張り切って公園へ行ってきた。

最低限の家事を済ませ午前9時15分に家を出た。娘が贔屓にしている公園は3つ。自宅の筋向こうにある小さな児童公園と、自転車で少し走っていく小洒落た遊具のある公園と、自転車でけっこう走って行く大型遊具のある公園。娘が今ハマってているのは大型遊具のある公園。タイプの違う滑り台が3つ付いていて、どちらかと言うと小学生向けの遊具なのだけど、娘にとっては「攻略していく」感覚が良いのか、すっかりお気に入り。この公園はご近所でも「誰もが1度はハマる場所」として知られている。

今日は久し振りの外遊びと言うことで大型遊具の公園まで遠征した。

梅雨の晴れ間ってことで公園は小さい子供でにぎわっているだろう…と思いきや、親子が1組いただけで、あとは散歩中の初老男性ばかりだった。3歳になる男の子を連れたお母さんから「この暑い中、外でガンガン遊ぶ女の子って珍しいですよね」と言われてしまった。確かに娘の友達は男の子がほとんどだなぁ……って事に今さらながらに気付かされた。

それにしても外で思いきり遊ぶと心身共安定するのか、娘は公園から帰ってからもご機嫌だった。シャワーを浴びて、すりリンゴで作ったジュースを飲み、昼食もモリモリ食べてくれた。

そして夕方。雨の予報に反して曇り空。せっかくなので図書館へ行って私の本と娘の絵本を借りてきた。帰宅したらば家の前で子供達が遊んでいたので娘もその輪の中へ。途中、お茶を飲みに帰宅した勢いで娘と仲良しのHくんが遊びにくることに。室内で楽しく遊んだのだけど、Hくんが帰宅するとなった時、娘は私は泣きながら開けたベビーサークルを自ら閉めて「帰っちゃ嫌だ」とアピール。今までも友達の帰り際にグズることはあったけれど、今までは「遊びが中断される」ことに対する抗議だったが、今日は明らかに「もっと一緒にいたい」というアピールだった。

娘、1歳8ヶ月。ここのところ「1人で遊ぶ」のではなく「友達と遊ぶ」ことに目覚めていて、公園などに行っても滑り台の階段の途中で立ち止まって、友達に「おいでおいで」したり、あるいは手を繋いで歩こうとしたりする。そして今日は「帰っちゃ嫌だ」と大泣き。少しずつではあるけれど社会性と情緒が育ってきているのだなぁ……と嬉しく思った。

梅雨の晴れ間。午前も午後も娘を思い切り遊ばせることが出来たし、その上娘の成長を感じることが出来て良い1日だったと思う。明日は曇りとの予報なので、娘を外に連れ出してやれるだろう。今週もあと2日。ベタベタ・ムシムシとしんどいけれど頑張っていきたいものだなぁ……ってことで、今日の日記はこれにてオシマイ。


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白蓮 |MAILHP