白い木蓮の花の下で  

    〜逝くときは白い木蓮の花の下で〜

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引越し先 白い木蓮の花の下で


2005年04月30日(土) 旅に出ます…

明日からしばらく旅にでます。日々地味に……コツコツ真面目に働いて、ひたすら地味に日々を過ごしている訳ですが、たまには旅に出たりもするのです。

愚弟が「明日からやなぁ。まぁ、気ぃつけてな」などとヘラヘラ笑って言うものですから、ひとこと言ってやりました。「姉はボロ雑巾のような32歳。身も心もボロボロです。今の生活に嫌気が差して、もしかしたら旅先に居ついてしまう…なんて事も有りえます。グッバイ・フォー・エバー。母と犬と仲良くして、達者で暮らしてください」と。愚弟は「ワハハハハッ」と軽やかに笑ってスルーしやがりました。

覚えてやがれ! てな感じです。

しかし愚弟は「ま。これで甘いもんでも食べてきなよ」と餞別を握らせてくれました。愚弟は、なかなか策士のようです。餞別をもらったからには土産を買わねばなりません。……てことは、嫌でも帰ってこなければならないのです。

そんなこんなで取り合えず、明日は仕事へ行くよりも早起きして旅立ちます。今夜は早く寝ようと思っているのですが、もしかすると興奮して寝付けないかも知れません。とにかく張り切って行ってまいります……ってことで今日の日記はこれにてオシマイ。


2005年04月28日(木) 沈黙は金。

幼い頃「沈黙は金」という言葉の意味がイマイチ理解出来なかった。何か事が起こっても、声を上げずに黙っている大人を見て、歯痒く思ったり、憤ったりしていた。が、今なら分かるんだな。黙っている方が適切な場合があるってことを。ここ数日は、そんなことを強く感じた。

明日から黄金週間。

何かとバタバタだったけど、休み明けもバタバタな感じだけど、黄金週間の間は、そんなこんなを考えずに思い切り羽を伸ばそうと思う。とりあえず黄金週間のお楽しみ読書として購入した吉屋信子の『花物語』の3冊組をいっき読みしようと思っていたが、すでに美未読本残すところ1冊。私の脳味噌に「とっておく」という言葉は無いようだ。食べたい時が美味しい時。読みたい時が感じやすい時。

やたらと言葉が少なめだけど今日の日記はこれにてオシマイ


2005年04月24日(日) ピアノの調べ

ちょっくらピアノを聞きに行ってきた。福島のザ・シンフォニーホールへは、1月と空けずに通い詰めていた時期もあったのに、何年ぶりかと言うほどご無沙汰していて、周囲のお店がコロリと変わっているのに驚いた次第。

今日はの演奏者はイリーナ・メジューエワという若いロシア人女性のショパンメインのコンサート。はじめての聞く演奏者だったが、非常に個性的な演奏をする人だった。有名どころと較べるならば、フジコ・ヘミングと対極に位置する人……と言う印象。フジコ・ヘミングはカットグラスにガラス玉を入れて転がしたような音を奏でる人だけど、イリーナ・メジューエワの奏でる音は、納豆ように粘度が高く、湿っぽく、とにかく引っ張る音なのだ。聞き初めは違和感を覚えたが、中盤以降は思い切り楽しむことが出来た。

ちょっと楽しみな演奏者かも知れない。今はまだ若いので、粘り気のある弾き方が、いささか鼻につくけれど、年を重ねて経験を積めばスゴイことになるかも……という予感満載。友人のピンチヒッターとして付き合ってくれたNさんも楽しまれたご様子。満足のできる良いコンサートだった。やっぱピアノって好きだなぁ。いつか遠い未来、またピアノを買って習いたいものだ……なんてことを思った。

コンサート帰りにNさんと食事。近況報告などを交わした。衝撃の告白をぶちかまして、Nさんを驚かせたりも。今まで言い出せなくて、ごめんなさい……てな感じ。それにしても「打ち明け話」とか「ぶっちゃけ話」ってのは、どうしてこんなにも楽しいのだろう。今日は色々な話が出来て有意義だった。

明日から、また一週間。黄金週間を控えて、ドタバタウィークになることは必至だが、身も心もリフレッシュしたし、稼働日は1日少ない事だし、張り切って働こうかな……ってことで、今日の日記はこれにてオシマイ。


2005年04月23日(土) そんな顔するなよ。

本日は業者さんと新しい仕事の打ち合わせ。

一介の派遣図面描きが業者さんと打ち合わせをするなんて機会は、ほとんどなくて、私にとって初体験。仕事がスムーズに進むように、そしてトラブルなく終了するようにと、あれやこれやと意見を交わした。とりあえず、来週また話を詰めましょう……ってことで打ち合わせが終了するという時に、業者さんの元締めから、ひと言。

「ずっと男性だとばかり思ってました。まさか女性だとは……驚きました」

見るからに不安そうな表情だった。メールやり取りをしていたので私のフルネームは知っていたはずなのに「女性の名前でしたが、お坊さんが付けた名前かと……」とまで、おっしゃる。だが、しかし無理もない。「何しろ私だって、まさかここまで突っ込んだ仕事をするとは思っていませんでしたから。貴方よりも、私の方がずっと、ずっと不安ですから。残念っ!」とて突っ込みたいところをニッコリ笑って「私はあくまでサポートあって、責任者はOですから大丈夫ですよ」と誤魔化してみたり。

チビッコですけど、この業界、男社会ですけど、見た目よりずっと年喰ってるんで大丈夫です。これでも、頼りなさそうに見えますが、これで案外「やる時ゃ、やるさ」な女です……てか、お互い、やるしか無いんですから、ここは1つ、キッパリと諦めて頑張りましょう! とは言えなかった。

ジタバタしたって、どうになる物でも無いのだから「親切・丁寧・キチン・キチン」をモットーに、地味に取り組んでいきたいと思っている。しかし、あと10歳くらい年長だったら、もう少し安心してもらえただろうか。それとも女性ってだけで受け入れ難い物なのか。ま、なるようになるさ……って事で今日の日記はこれにてオシマイ。


2005年04月21日(木) こう見えて。あるいは、どう見ても。

今週は仕事が比較的ノンビリモード。帰宅してからの時間を有効活用したいと思うのに、呆然とPCの前に座っているばかりで、身に成ることが1つも出来ない。最近のお楽しみは、宣伝でもエロ系でもない、ピュア・ピュアなメールが届くこと。黄金週間に向けての相談なのだけれど、普段そういった類のメールしか貰わない身としては「友人からのメール」というのは、かなり嬉しいものなのだ。

昨日、残業で遅く帰ってきた愚弟と、何かの話をしている最中に「明日もお弁当は作れそうにないし、昼はカップヌードの塩でも食べようかなぁ」と言ったらば、愚弟が哀れみの目でもって姉を見下ろしているので、ついムキになって「こう見えて、姉は地味な生活をしているんだよ。うむ」と言ったらば、ボディー・ブローな一撃を喰らってしまった。

愚弟は言った。「姉よ……貴女は『こう見えて』どころか『どう見ても』地味だ。地味にしか見えないと言っても過言ではない」と。

思わず遠い目をしてしまった。そうか……どう見ても地味か。実際、華美に生きているとは言い難い。負け犬32歳。その上、地味仕様となれぱ、どこにも良いところが見当たらないではないか。こうなれば、いっそ地味を極めるのも良いかと思ったり。パステルカラーとか、アースカラーなんて生温いシュチュエーションではいけない。目指すは「保護色」である。保護色に身をやつし、野に生きるべし!

なんて、つまらないことを語っていないで、あと1日頑張って働こう。日曜日は久しぶりに音楽を聞きに行くのだ。自分でコンサートのチケットを買ったのは何年ぶりだろう。芝居は友人が誘ってくれたり、ファンクラブに入っている劇団があるので、ちょこちょこ出掛けているけれど、自発的では無かったものなぁ。別嬪さんのロシア女性が弾くピアノコンサート。ミーハーにショパンなどを楽しんでこようと思う……ってことで今日の日記はこれにておしまい。


2005年04月17日(日) 「可愛い」をキャッチする能力。

同僚のTさんのキャビネットには、テディベアのマスコット付きマグネットが貼りついている。

カントリー風……とでも言うのだろうか。テディベアはギンガムチェック。木製洗濯バサミのようなクリップが付いていて、書類とかメモを挟めるようになっている。たぶん可愛いグッズなのだと思う。テディベアの無表情さ加減だの、へたり具合だのを思うだに、私には「カントリー風の可愛らしいテディベア」と言うよりも、むしろ「磔にされた熊」にしか見えなかった。だが、しかし。それを愛好している人に対して「その熊、磔されてるみたいですよ」と言うほど人でなしではないので、出来るだけ気にしないよう心掛けていた。

が、Tさんと話をしていたらば「磔にされた熊」はTさんの趣味ではなく、前任者が使っていたものを惰性で使っているということが判明した。「好きでも嫌いでもない」というTさんの言葉に、すっかり気を許した私は「Tさん。私ね……そのテディベアを見るたびに『熊が磔されてるみたい』に見えて気になって、仕方なかったんだなぁ」と告白した。するとTさんは驚愕の表情を浮べて、私の肩を鷲掴みにしてブンブン揺さぶりながら言った。

「白蓮さん、大丈夫ですか? 病んでますよ。病んでますって!」

Tさん曰く「こんな可愛いテディベアを見て磔を連想するなんて、ありえない」のだとか。そうか……あれは、やはり「可愛い」というカテゴリーに分類されるグッズだったのだ。まぁ、しかし私も少し失敗したかも。「磔」なんて言葉は職場で口にするもんぢゃない。「アハハっ。私、ちょっと疲れてるのかもね」と笑ってその場を誤魔化した。

「可愛い」をキャッチするのは実に難しい。だいたいからして若い女性の中には何かにつけて「可愛い!」を連呼する人が多いが「どこが可愛いんだ?」と首を傾げることが多くて困ってしまう。可愛いをキャッチする能力を磨くのを今後の課題にしたいと思う。

今年、私が自分に定めたテーマは「脱・オッサン。ウェルカム・フェミニン」なのだが、道は険しそうだ……ってことで今日の日記はこれにてオシマイ。


2005年04月14日(木) 仕事への姿勢。

ここ数日、仕事がまったりモードだった。「ずっと、こうだといいなぁ」などと暢気に構えていたのだけれど、まったりモードは束の間の夢と消えた。

長丁場で、厄介で、図面描きでもなんでもない仕事を振られてしまったのだ。

私の仕事っぷりを評価してくれるのはありがたいし、図面の仕事ではないものの、ステップアップできる仕事だとも思う。だが派遣社員にしては荷の重い仕事だし「今の給料で、そこまでやってられないよ」と思う部分もある。

どんな仕事でも「合点承知」で引き受けるのがモットーだが、今回ばかりは呆然としたし、軽くムカついたし、先々の大変さを憂い軽く凹んだ。あまりにもショックだったので、出先からの帰り道、電車を1本見送って駅のベンチでジュースを飲んだりなんかして。だって、どう考えても嫌なんだもの。

「やりがいのある仕事で、しかも手に職系で羨ましいです」と言われることが多いのだけれど、そんなに好きでも無いんだな……今の仕事。もちろんプロ意識はあるし、ちゃんと働こうという意欲もある。だけど私にとって仕事というのは、あくまでも生活の糧を得る手段に過ぎないのだ。今と同じだけの収入が得られたら、どんな仕事でもかまわないとさえ思うのだけど、今の仕事を続けているのがベターだと感じるから続けているに過ぎない訳で。そんなこんなで、今の職場にきて初めて「辞めたい」と思ってしまった。もちろん、そう簡単には辞めたりしないのだけど。

「仕事行きたくないなぁ」と思ってみるものの、そういう訳にはいかないので、気を取り直して参りましょうかね……って事で今日の日記はこれにてオシマイ。


2005年04月12日(火) 流れゆく花弁。

せっかく桜が咲いたのに雨降りだなんて味気ない話だ。

今日は御昼間、社用で外出。川の流れる桜スポットの花達は、あっけないほど散り果てて、川面に桜の花弁がワラワラと大慌てな感じで流れていた。

桜の花弁が流れてゆく様を見ると草野心平の『るるる葬送』を思い出す。桜の花の詩でもなんでもないのだけれど、桜の花弁が流れていく光景と、るるるの葬列が、なぜだか私の中では同じ図柄で存在するのだ。本を読むのは大好きだけど、私が好きなのはあくまでね小説でありドラマである。同じ読み物でも「詩」となると、カテゴリーを外れてしまうのだが、草野心平だけは特別な感じ。何が私の心をワシ掴みにしたのだか。現在、持ってる詩集は草野心平、ただ1冊也。

昨日、今日は仕事が落ち着いていて、なにげにノンビリな感じ。来る黄金週間の計画などを考えてみたり。どこか遠いところへ行きたいなぁ。新幹線とか、飛行機に乗って……ちょっと考えてみようと思う。

知人から貰った桜紅茶でも飲みながら、読みかけの本を最後まで読んでしまおうかなぁ……ってことで今日の日記はこれにてオシマイ。


2005年04月10日(日) 飴色の玉葱

玉葱を炒めながら「努力しないで幸せを掴む方法は無いものか…」と真剣に思った。

今日は、とある芝居の千秋楽を当日券狙いで観に行く予定だったのだが、事もあろうか千秋楽の日にちを勘違いしていて、不発に終わってしまった。仕方が無いので気合を入れてビーフシチューでも作ろうと、陰気に玉葱を炒めてみたり。

手間暇かけて作った料理は美味しいに決まっている。飴色に炒めた玉葱を使って、作るシチューはとても美味しい。が、しかし。労せずにシチューが出てきたら、それはそれでラッキーだと思うのだ。そりゃぁ「玉葱を飴色に炒める楽しみ」があるのも事実。それに至る過程だって捨てたもんぢゃあないのだ。

分かってる。そんなことは分かってる。だけど、やっぱり努力なんてしたくない。出来ることなら、ずっと楽して暮らしていたい。小説やなんかで「満ち足りた生活は案外退屈なもんだ」なんて話があるけれど、1度でいいから「案外退屈」なんて言葉を口にしてみたいのだなぁ。

要するに、楽しみにしていた芝居を外して不貞腐れモードなのだ。

ブツブツと不平を溢してみるものの、手間暇かけて作ったシチューは美味しいに決まっている。そして、出来上がったシチューを食べれば、あっけなく幸せを感じてしまうことも知っている。だから、やっぱり陰気に玉葱を炒めたりするのだと思う。とりあえず、今夜の夕食は期待大……ってことで今日の日記はこれにてオシマイ。


2005年04月09日(土) ちっちゃいオッサン

今の職場は余程自分の性に合っているのか、かなり「素」で仕事をしている。もちろん派遣社員という分はわきまえているつもりだし、敬語がデフォルトなのだけど、リラックスしていると行動の端々にそれが滲み出ているらしい。

CADオペレーターの相棒から「白蓮さん……あなた皮1枚下に『ちっちゃいオッサン』隠してるんじゃない?」と言われた。表面に見えている私は「ちっちゃいオッサン」の操る仮の姿(着ぐるみ)で、私の実態は「ちっちゃいオッサン」だとのこと。

何かにつけてサバサバしているところや、やたらと決断が早いところ。会社の飲み会などで、最初の1口のビールを美味しそう飲み「美味しいねぇ。この一杯のために生きてるって感じやね」と言うところ。それにクシャミの後に「ふぁっ」と溜息をつくところ……などが「ちっちゃいオッサン」なのだとか。

以前私のとこを「お母さんって呼んでいいですか?」と聞いたUさんまで満面の笑みでもって「ねぇ、ねぇ。これからはオッサンって呼んでいいですか?」と言う。確かに数々の言動はいささかオッサンっぽいかも知れない。イラストを描くのが得意なCADオペレーターの相棒はその日の夜、帰宅してから「ちっちゃいオッサンが白蓮を操縦する図」を描いてわざわざメールで送ってくれた。我ながら気に入ったので携帯の待ちうけにしました……なんてメッセージを添えて。

ありがとう。相棒! これからはそのイラストを私のトレードマークにするよ!

仕事はキツイが、なんだかんだ言っても居心地の良い職場だと思う。今日は「ちっちゃいオッサン」から「ちっちゃいオバチャン」に変身して、家事を片付けてしまう予定。時間があれば乙女な母を近くの花見スポットへでも連れて行くかな……って事で今日の日記はこれにてオシマイ。


2005年04月08日(金) 乗り過ごす

帰宅の途中、普通電車に乗り換えるのをコロッと忘れて、快速で奈良まで連れて行かれてしまった。この手の失敗は、今までの人生でかれこれ20回以上は、やっちまっていると思う。その日は、ちょっくら考え事をしていて、気が付いたら電車は無常にも自分の駅を通り過ぎていた。

あぁ、懐かしの奈良盆地!

初めてCADの仕事をしたのは奈良盆地にある会社だった。そこの仕事もけっこうキツくて、帰りが遅くなりと「車両にお客は私1人」なんてことも多く、時間を巻き戻したような感じだった。父の死と、愚弟の事故を経験した職場だが、同僚の顔やエピソードを思い出すことはあっても、当時、どんなことを考えて生きていたのかは、サッパリ思い出せなかった。

途中、今時めずらしい無人駅があって、そこの桜はなかなか美しい。真っ暗な山間に浮かび上がる桜は夢のように美しかった。思い出に浸りつつ桜を堪能して幸せを感じていたかと言うと、そうではなくて「貴重な時間を無駄にしてしまった。早く帰りたかったのに」とて、ちょっぴり哀しかった。もちろん夜桜は綺麗だったわけだが。

今週も、あと1日。週末は何をして過ごすかな……ってことで今日の日記はこれにてオシマイ。


2005年04月05日(火) エアポケット

本日は早上がり。鬼のように働いていたのが嘘のよう。エアポケットと言うところだろうか。せっかく早いところ帰れたのだから、ここはパーッっと……という勢いもなく、真っ直ぐに帰宅。夕焼けに咲く白い木蓮は、花弁の端っこが茶色くなっていて、非常にイケてない感じ。強い風でも吹いて、いっきに散ったら綺麗なんだが。

週末は衣替えをした。冬物衣料のお洗濯。家で洗えるものは洗って、無理なものはクリーニングに出して。春夏物を押入れから引っ張り出した。箪笥に収まった手持ちの洋服を見て、軽く凹んだ。これでは負け犬云々と言うより、女として駄目駄目じゃなかろうかか……と。色々な意味で、もう少し自分にもお金をかけてやらなければ。

理想の自分と、現実の自分のギャップの激しさに愕然とする。もっとも全面的に今の自分が駄目だと思っている訳でもないんだけれど。「いがいと、やるやん。私」とか思う部分もある訳で。とりあえず、この週末は服でも買いに行きたいところだ。

明日は体力仕事。早く寝よう……てことで、今日の日記はこれにてオシマイ。


2005年04月02日(土) 来年こそは。

インターネットで遊ぶようになってからというもの、エイプリルフールには「ありえない」ってくらい引っ掛かっています。

本気で驚いたり、心配したり、ショックを受けたりして「あぁ…そうだ。今日はエイプリルフールだったんだ。いい年して、なんで騙されるんだろう」と思い「来年は、きっと騙されないぞ」と誓うのですが、今年も騙されてしまいました。しかも2件も。

1件はお約束のように展開される「HP閉鎖します」ってネタ。大好きなサイトだったので、かなりショックで凹みました。もちろん嘘だった訳ですが。もう1件は、騙されたってことが情けなくなるほど「ありえない」ってネタでした。もしかすると、それを読んで騙されたのは私ぐらいなんじゃないだろうか……と思うようなレベルの嘘でした。管理人さんに「今年も、まんまと騙されました」とメールをしようかと思ったのですが、ものすごく悔しいので、やめることにしました。

エイプリルフールで騙されるのは不愉快ではなく、むしろ楽しいとさえ思っています。が、私も32歳。いい年の大人です。そんなに呆気なく騙されている場合ではないと思うのです。来年は決して騙されないようにしたいと思います。

あぁ……この悔しさを、どこにぶつけたら良いのでせう。

こんなことなら、私も何か仕掛けておくべきだったと激しく後悔しています。毎年エイプリルフールには「来年は倍返しだ!」と思うのですが、毎年騙され続けているのだから始末に終えません。来年のエイプリルフールに備えて、あれこれ修行したいと思います……ってことで今日の日記はこれにてオシマイ。


2005年04月01日(金) 『エマ』とか諸々。

先週末は休日出勤までしたと言うのに、今日は馬鹿みたいに早い時間に仕事が終わった。「定時ダッシュ」というヤツである。素晴らしい……実に素晴らしい!

「時間がある時にしよう」と思っていた事柄が、いくつかあったのに、ほとんどこなす事が出来なかった。ネットを繋いで半ば呆然と、あちこちのサイトを眺めていただけだったりする。こんなことなら、とっとと見切りを付けて布団に入れば良かったと激しく後悔する。

最近、味覚が変わったのか、凶暴なまでに甘い物が食べたくてしょうがない。コンビニデザートの出動率が鰻登り中。エンゲル係数も上昇中。もともと甘党ではあるのだけれど、たまに美味しい洋菓子だの和菓子だのを食べれば、それで充分満足できるタイプだったのに、ここのところ「毎日甘い物が食べたい」という勢い。今日は何も買わずに帰宅してしまい、こんな時間に「うぉぉっ。甘いものが食べたい」と悶え苦しむ始末。

あれこれ書きたいことが山盛り。とりあえず『エマ』の最新刊は素晴らしかった……ってことだけ書いておこう。「あれぞ恋!」と言うべきか。漫画という表現方法を、最高に生かした作品だと言うべきか。年甲斐もなく電車の中で泣きそうになってしまった。アニメ化するとのことだけど、どうなんだろうなぁ。あれは漫画でこそ生かされる作品だと思うのだけど、とりあえず観てみるとは思う。

今日はエイプリルフールだと言うのに嘘の1つもつかず、ネタの1つも仕込まず仕舞い。不甲斐ないなぁ……と軽く凹んでみたところで今日の日記はこれにてオシマイ。


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