白い木蓮の花の下で  

    〜逝くときは白い木蓮の花の下で〜

目次過去未来

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引越し先 白い木蓮の花の下で


2004年12月31日(金) 良いお年を!

ただいまぁぁ。昨夜、東京から帰ってまいりました! 楽しい旅でしたが、寒さに打ちのめされた旅でもありました。私は「マラソンと算数と職場の飲み会が大の苦手」と公言して憚らない人間ですが、これからは、その3つに「寒さ」を追加したいと思います。

ちゃんとした食事と、温かい寝床の有り難味を、つくづく感じた旅でした。

早速、東京旅日記など書きたいところなのですが、なんと申しましょうか今日は、ちょっと無理そうです。買出しだの、荷物の片付けだの1日バタバタ過ごしていて、いまから夕食の準備をしなくちゃいけません。ゆっくりとお風呂にも浸かりたいし、紅白も観なくては!

今年は10月以降、仕事が忙しくて、ほとんどテレビを観ていなかったので、年末年始にテレビを観るのを楽しみにしていたのです。「ギター侍も、ヒロシも、ドランクドラゴンも待ってろよ!」てな感じです。それにマツケンサンバも忘れちゃいけません! 時代劇好き、そしてお馬鹿なネタ好きなので、たぶん好きだと思うのですよ。マツケンサンバって。

年が明けたら、まったりと日記など書こうと思っています。放置しっぱなしの読書録も少しは書きたいですし。しかしながら、大晦日くらいはダラダラ過ごします。「お疲れさま。私!」ってところでしょうか。

あれやこれやと、お世話になりありがとうございました。まぁ、こうやってお知り合いになれたのも何かの縁ってことで、来年も引き続きよろしくお願いします。新しい年が、実り多いものでありますように……と願いつつ今日の日記はこれにてオシマイ。


2004年12月27日(月) いざ。冬の祭りへ!

「てぇ〜へんだ! 親分、てぇ〜へんだぁっ」ってくらいに、用事が滞っていました。やっと目鼻がついてきて、今は年賀状にメッセージを書き込んでいます。明後日は仕事を終えたその足で東京へ行きます。ちなみに明日はガッツリと残業の予定なので、年賀状は今日中に書き上げなくてはいけません。年末は慌しくて当然なのですが、昨年に較べると、当人比1.5倍は慌しいような気がします。

日記なんて書いている場合ぢゃないんですが、ちょっとだけでも書き記しておきたいことがあったので、こうやって書いている次第。

クリスマスは、色々な人からプレゼントだの、カードだのを沢山いただきました。サンタクロースを卒業しても、こうやってプレゼントを貰えるなんて幸せ者です。今日はプレゼントで戴いた入浴剤を使ってみました。片手に余るほど大きなバスキューブで、お湯につけると、中から乾燥した檸檬が出てきて吃驚しました。お風呂上りの身体から、何気に檸檬の香りがします。

脳味噌が煮え立ちそうなくらい、切羽詰った年末ですが、心はとても豊かです。前職場の契約を切られて「どうなっちゃうんだろう」と不安になったのが嘘みたいです。忙しいくてヘロヘロですが、途方にくれてしまうような病人や怪我人もなくて、無事に年末を迎えられるってことが嬉しくって仕方ありません。ここ何年のうちでは、いっとう豊かな年末だと言っても過言ではありません。あと2日、ガッツリ働いて、東京旅行を楽しんでまいります……ってことで今日の日記はこれにてオシマイ。


2004年12月23日(木) 恋月姫の人形展

今日は恋月姫の人形展を観るために京都へ出掛けた。

「用事の買い物」以外で1人で出掛けるだなんて久しぶり。思えば今年は「1人で自分の時間を楽しむ」ことが少なかったように思う。用事で出掛ける以外は、常に誰かがいたような。1人で出掛けられるチャンスがあるときは、体調を崩していたり、家で惰眠を貪っていたりしたのが敗因だった。来年は、もっと1人で動けるようにしたいと思う。

かなり前から楽しみにしていてた人形展だったが、私の中ではイマイチだった。私は120センチクラスの大きい人形よりも、抱き人形の方が好きみたいだ。143センチの私にとって、あの人形は等身大過ぎるのだと思う。そして今回の展示はいつも恋月姫をサポートしている片岡佐吉が噛んでいないのもパッっとしない要因だっのかも。恋月姫の人形のファンではあるのだけれど、今回の展示は微妙に貧乏臭いと言うか、センスのない感じが見受けられた。

まぁ、文句を言いつつも自分用と、友人の贈り物用に写真集を3冊も買ってしまったくらいには楽しんだ。いつの日か恋月姫の人形を自分の手で抱いて、着せ替えなんかして遊びたいと思うのだけど、諭吉先生が250人とも、300人も囁かれる人形は、私にとって夢のまた夢。買えないまでも、人形展がある時には足を運び続けられる人でありたいな……とは思う。

京都−大阪間の道中は愚弟がプレゼントしてくれたゲームボーイアドバンスで今更ながら「逆転裁判」をプレイ。ゲームに触るのは久しぶりで、心が震えた。続きをプレイしたくてたまらないけれど、コミケに行く新幹線に乗るまでしばらく封印。

年末のコミケへは私1人で行く予定だったのだが急遽愚弟も参加することに。愚弟の仕事の調整がついたから……てこともあるが、ここのところは乙女な母の調子が良いので2日くらいなら1人にしても大丈夫……って部分があるからに他ならない。この夏は、涙を飲んでコミケを諦めて愚弟を送り出したのが嘘のようだ。あたたかい年末……ありがたい年末……である。

明日はクリスマスイブ。しかしながら当然のようにガッツリ仕事。今の職場はなんと忘年会も無かったりする。マラソンと算数の次に会社の飲み会の嫌いな私にとっては嬉しいことだが、体制として、どうなんだろう……と思ったりもする。まあ、とりあえず目の前の仕事を片付けて心置きなく年末を迎えられるようにしよう……ってことで今日の日記はこれにてオシマイ。


2004年12月22日(水) クリスマスカード

ペンフレンドからクリスマスカードが届いた。

1番ノリでやってきたカードには、彼女が自宅の庭で撮影したヤマガラの写真。この1年、バードウォッチングに情熱を注いでいた彼女らしいカードで思わずニヤリ。手紙にしろ、葉書にしろ、メールにしろ「自分のために書いてくれた文章」を読むのは、ほんとに嬉しい。会って話をするのとは、違った喜びがあるように思う。牛のように何度も反芻できるのが良い。そして相手の反応に気を使うことなく「うふっ」とか「きゃぁぁっ」っとか思えるのが良い。

私はこれからクリスマスカードにメッセージを書かなくちゃいけない。明日投函しなければ、クリスマスイブに間に合わないかも知れないし。切手は貼ってあるし、宛名も書いてあるので、あとはメッセージを書き込むだけなのだけど、けっきょくギリギリまで引っ張ってしまった。こうなってくると、楽しいイベントも宿題のようで「クリスマスカードを出す」という行為自体が、自己満足の極みというノリで、楽しんでいるんだか、苦しんでいるんだか微妙な味わいである。

クリスマスカードにしても、年賀状にしても、当日の興奮がないのに「メリークリスマス」とか「あけましておめでとう」とか書くのは、どう嘘臭いような気がしてならない。だけど自分が貰う立場になると「やっぱ、いいもんだなぁ」と思ったりするのだ。結局のところ手紙とか葉書というのは、自分のためでなく、読んでもらう人のために書きなさい……ってことなのだろう。……って。私の場合は、やっぱり自己満足なんだろうけど。

さてと。そろそろカード書きをはじめなくては。そして明日も頑張って働かねば……ってことで今日の日記はこれにてオシマイ。


2004年12月21日(火) 目から鱗のチョコレート。

チョコレートは安物に限る……と思っていた。

外国製の高価なチョコレートよりも、チロルチョコが良いと。円錐形の愛らしいアポロチョコが最強だと。ガッツリ食べるには明治の板チョコだと。クッキーも楽しみたいならキットカットが良いのだと。

私の舌は安物なのか、どうも外国製の凝ったチョコレートは口に合わない。ややこしいペーストだの、ナッツだの、洋酒だのが入ったものは好きぢゃない。海外旅行土産の定番、マカデミアナッツのチョコなど、戴いても嬉しくないくらいだ。シンプルで安物で普通っぽいチョコが自分の舌に合っているのだと信じて疑ったことはなく、ここ何年も流行っている「生チョコ」なるものにいたっては、何度か食べたことがあったのだが正直「勘弁してくれ」と思っていた。

それなのに昨日、向いの婆さまからロイズという会社の生チョコレートを戴いた。北海道のお菓子会社で、そう言えば名前は聞いたことがある。あまり気ノリはしなかったが、しかし戴き物となると、食べない訳にはいくまい……とて、勇猛果敢に生チョコに挑んでみた。

……なんて美味しいんだぁぁぁっ!

生チョコが、こんな美味しい食べ物だとは知らなかった。今まで食べてきた生チョコは、たまたま私の好みに合わなかったのだろうか。それとも、ロイズの生チョコが、たまたま口にあったのだろうか。天国を垣間見るような美味しさに痺れてしまった。

しまったなぁ……こんなに美味しいチョコレートなら、あの人とか、あの人のクリスマスプレゼントはチョコレートにすれば良かった。この感動を誰かと分かち合いたくてたまらない。「来年は誰かにロイズのチョコを贈りつけるぞ!」と心に誓った。それくらい美味しかった。

今年も残すところあと僅か……というところにきて、素晴らしい食べ物と出会ってとても嬉しい。飲み物部門の目から鱗は、先日飲んだ紫蘇焼酎。食べ物部門はロイズの生チョコ。世の中には美味しい食べ物が、まだまだ一杯あるんだなぁ……と、しみじみ思った。生チョコ食べて元気100倍。明日も頑張って働こう……ってことで、今日の日記はこれにてオシマイ。


2004年12月19日(日) 美味しいお酒♪

昨日はネット友人のSちゃんと会ってきた。

3度目の逢瀬のSちゃんと、2度目の逢瀬のZさん。そして未知の人Nさんと夜のお食事。Sちゃん達の泊まるWホテルでウェスティンホテルで待ち合わせ。新梅田シティ界隈は、いつ出掛けても閑散としていて、空中庭園の下にある人口の森を散歩するのが、密かにお気に入りだったりするので「まったりと素敵な時間が過ごせますよ」とSちゃんにメールしていたにもかかわらず、折り悪くクリスマスイベントが開催されていて、ものすごい人出だった。その上、噂のヨン様写真展の最終日だったらしく、とんでもないことになっていた。人ゴミを掻き分けるようにして、ウェスティンホテルのSちゃんを訪ねる。

ホテルの部屋でSちゃん、Zさんと再会。2人ベッドでうたた寝をしていたようだった。ベッド脇のテーブルには、無造作にビールの空き缶が。昼間から一杯、引っ掛けていたらしい。私は、この空き缶を見た瞬間、彼女たちのことを、いっそう好きになってしまった。抱きしめて「ずっと友達でいようね」などと、安っぽい台詞を言ってしまいそうなくらいに、嬉しく思ってしまった。働く時はガッツリ働く。遊ぶ時はトコトン遊ぶ。メリハリのある人って好きだ。

ホテルロビーでNさんと合流。ホテル近くの居酒屋さんへ。飛び込みで入ったのだけど、なかなか感じが良くて、お料理もそこそこ美味しいお店だった。女4人、卓を囲んでゲーム話に盛り上がる。Nさんとは、ネットでも面識のない人だったのだけど「お久しぶり。ところで元気にしてた?」と言ってしまいそうなくらい、唐突に馴染んでしまった。はじめての気がしないのが、とても不思議。

気の合う人とのお喋りって、どうしてあんなに楽しいんだろう。最近、お酒が弱くなったせいか、お酒を飲んでも美味しいと思うことが無かったのに、その日のお酒は自分でも吃驚するくらい美味しかった。生ビール。カクテル。焼酎を1杯ずつ。はじめて飲んだ紫蘇焼酎が、すっくり気に入ってしまったのだけど、違うシュチュエーションで飲んでいたら、あんなに美味しいと感じなかったんぢゃないかな……てなことを、ふと思った。ここ最近は「酒が美味いっ!」と思って飲んだことが無かったので、大げさでなく自分自身、吃驚だった。

お酒を飲みつつ、これからの人生で、おおよそ役に立ちそうもない事柄について熱く語りあった。だが、人生で役に立たちそうもないものこそ、素敵だったりする訳で。時間が経つのがアッと言う間で、お別れが非常に名残惜しかった。

Sちゃん、Zさんと別れて、Nさんとタクシーで大阪駅へ。初対面のNさんと「こうやって、話のできる人と逢えるって嬉しいですよね」と語り合う。本当に……また会えるといいのになぁ。また会いたいと思う。Sちゃんも、Zさんも、Nさんも「いい女だなぁ」と思った。これは趣味が合うから、そう思うんぢゃなくて。ちょっとした会話の中から、なんとなく思った次第。

満足のゆく素晴らしい時間だった。エネルギーを充填したことだし、明日からまた頑張って働かねば。23日は祭日だし、とりあえず3日頑張るべし。楽しい時間をともにした素敵な3人に感謝しつつ今日の日記はこれにてオシマイ。


2004年12月17日(金) ネットの友人

明日、ネットで知り合った友人と会う。

彼女と会うのは3回目。もうそろそろ「ネットで知り合った」という冠はいらないんぢゃないかと思うのに、いまだ「ネットで知り合った友人」と書かずにはいられない。彼女以外にも「ネットで知り合った友人」は何人かいるのだけれど、私にとって、それらの友人は、どこまでいっても「ネットで知り合った友人」なのだと思う。

ネットで遊ぶことが日常生活に組み込まれてしまった今もなお、私にとって「ネット」とは特別な存在だったりする。いまだ不思議で仕方がないのだ。頼りないほどの僅かな情報の先に「その人」がいるってことが。そして、そんな人達と仲良くなれるってことが。

生きているバックボーンがまったく違うのに、どこか惹かれるところがあるから友人関係が結ばれた訳で、もしもネットではない場所で、彼らと出会っていたとしても、友人になれたに違いない……そんな気がする。

この広いネットの世界の中で「実生活では知らないけどメル友・ネット友」になれるだけでも素敵なことだと思うのに、ネットという枠を越えて付き合っていけるだなんて、嬉しすぎるぢゃないか。そんなこんなを思うだに、私の中で「ネットで知り合った友人」から「ネットで知り合った」という冠は、いつまで経っても消せないのだと思う。

ネットに限ったことではないが、ハイリスク・ハイリターンが世の道理。ネット遊びは決して楽しいことばかりではないと思う。ネットで遊ぶのが好きな人で「ネット遊びなんて、しない方が健康的だよね」みたいなことを1度も感じない人はいないんぢゃないだろうか。善意に触れることも多い分、悪意に触れることも多く、時には自ら好んでドツボにハマることもある。

幸いにも私はネットから受けるリスクよりも、ネットから得たリターンの方が勝っているようだ。リターンが勝っている間は、ネット遊びは止められないんじゃないかと思う。2匹目、3匹目のドジョウを狙いたい……てな気持ちだってある訳で。これから先も、スゴイことが待っているのかも知れないと思うとドキドキが止まらない。

……などと興奮を語っていないで早く寝よう。遠足の前日は眠れない子供だったが、いい加減大人なんだし。明日の午前中は買出し&家事。余力があれば約束の時間までに出掛けたい場所もあることだし。明日は充実した1日になりそうだな……ってことで今日の日記はこれにてオシマイ。


2004年12月15日(水) 輪廻転生ネタ

北村薫『リセット』を読んだ。輪廻転生ネタ小説。本当なら読書録に感想を書くべきなんのだろうけれど「読書感想文」の括りで書くのは無理そうなので、日記に少し感想などを。正直なところ面白かったとは言い辛い作品だった。悪いとは思わないのだが、どうやら私は輪廻転生ネタが苦手みたいだ。

生まれ変わって、また巡り合う……ってのは、ロマンティックな設定だと思う。その設定が単純な恋愛物で使われるのなら、むしろ「ドンと来い!」と思えるのだが、至極真面目な話で引っ張り出されると鼻白んでしまうのだ。戦争とか絡めてくると余計に。

私は「今しかない…だから一途になれる」って言うような、生き方や恋が好きだ。生まれ変わって、やり直しがきくというのは、魅力的ではあるけれども、今ある生が薄っぺらく思われてならないのだ。もちろん輪廻転生という考え方が、ある種の救いになることも理解できるし、その思想を否定するつもりは無いのだけれど。

やり直しが効かないというのは、とても恐いことだけど、それと同時に素敵なことでもあると思う。

そんなことを考えながら『リセット』を読了した。そして、自分は「やり直しの効かない時間」をちゃんと生きているのかと自問自答してみたりもした。色々と頑張っているつもりだが、疎かにしている事柄も多く、胸をはって「ちゃんと生きています」とは言い難い。

あと2日働いたら週末。今日は比較的早い時間に帰宅できて幸せである。もうひと頑張りしなくてはなぁ……ってことで、今日の日記はこれにてオシマイ。


2004年12月11日(土) パンがゆ。

土曜日の朝……ゆっくり寝ていたいと思うが今日はご町内の溝掃除の日。どうしても起きねばならず早起き。何か朝ごはんを食べなきゃとて冷蔵庫を覗いたらば、食パンがカチカチになって鎮座していた。こういう場合、普段ならフレンチトーストを作るだけれど、濃厚なバターのフレンチトーストは、ちょっと、お呼びぢゃない感じだった。

そうだ。パンがゆを作ろう!

パンがゆと言えば離乳食のイメージが強いけれど、大人が食べちゃいけないという道理はない。牛乳と食パンにお砂糖を少し加えてパンがゆを作る。ほのかに甘い匂いのする湯気が、なんとも心地良い。

お味のほどは、なかなか素敵だった。素朴でやさしい味なのだ。疲れた時には、もってこいの食べ物かも知れない。身体への浸透力が強そう……とでも言うか。今日は甘いパンがゆにしたけれど、牛乳スープっぽくして、チーズを入れたり、トマトジュースなどで作っても良いかも知れない。今回は、パンが牛乳を吸って大きくなり、少しのパンで、たくさんのパンがゆが出来ることを考慮しなかったので、自分1人で食べるには多すぎる量を作ってしまったのは失敗だったけれど、次からは上手く作れると思う。

パンがゆ……マイブームになりそうな気がする。シンプルで、手早く作れるのに以外と美味しいぢゃないか。

今日は午前中は美容院へ。午後は食料の買出しと掃除。なんとなく用事をこなす1日になりそう。パンがゆ食べて元気が出たことだし、頑張ってまいりませう……ってことで今日の日記はこれにてオシマイ。


2004年12月09日(木) ロマンティックが足りませぬ。

私はカジュアル、あるいは辛口な感じの服を着ることが多い。

定番色は黒・白・アースカラー。色物といえばブルー。「この人って可愛い雰囲気の服装が好きぢゃないのね」と思っている友人も多いんじゃないかと思う。だが、本当は甘いスタイルが好きなんだ……って事を今更ながらに思い出した。レースにフリルにリボン。色で言うなら、ピンクに白。「これでもか」というほどロマンティックな格好が好きだったりする。もしも「お年頃」といわれる時期にロリータブームに遭遇していたら、きっとハマっていたと思う。

機能性や、組み合わせの容易さを重視して服を買うと、どうして無難路線に走ってしまう。ヒラヒラだの、フリフリだのといった服は労働に向かない……というところもポイントが高い。持っている洋服で、もっとも多い色目は「黒」。実際のところ「黒」と言う色は格好良いイメージがあるけれど、どんな色にでも合う、お洒落度的にはかなり低レベルな色だと思っている。

今年はショーウィンドウをチラチラ見るだに、ピンクとか白の洋服がやたらと目立つのは気のせいだろうか。甘いデザインの物が多い……ような。なんだか、こぅ……そういう華やかで可愛い服が着たくてたまらない。加齢と共に、そういう服が似合わなくなっていくから「今のうちに来ておかねば」という本能でも働いているのだろうか?

日々の暮らしにロマンティクが足りないような気がする。可愛らしい洋服に限ったことでなくて。たとえば美しい絵を見るとか。お気に入りの音楽を聴くとか。身も心も優雅さや、美しさを保っていたいと思わずにはいられない。もっとも……毎日ガッツリ残業で、午前様で帰宅したりなんかした日には、我が身を身奇麗に保つどころか、家に辿りついた時にはボロ雑巾も同然なのだけれど。

今の心の支えは『ガラスの仮面』の最新刊。まったくもって長く待たされたものだ。発売日当日にゲットするぞ……と熱く心に誓いつつ、今日の日記はこれにてオシマイ。


2004年12月06日(月) クリスマスの準備。

昨日クリスマス準備に精を出した。

本当は大阪市内に出た方が品数が豊富で良いのは分かっているけれど、かねてからの体調不良が引き続いていて、人ゴミに出る自信がなく、愛車を走らせて地元百貨店へ。地元百貨店は毎年閉店の噂が出るだけあって、笑っちゃうほど閑散としたいた。

百貨店にてプレゼント数個とカードを数枚購入。自分の服や本も見たかったけれど、プレゼントを買っただけで力尽きて帰宅。親しい友人にはネットショッピングで、クリスマスにブツが届くよう手配。とりあえず、やるべきことは済ましたのでホッとした感じ。

こんなに早々からクリスマス準備をしているが、実は私。イベントには全く萌えない人である。クリスマスにも誕生日にも。同志Fからは「白蓮は明らかに情緒が欠乏している」と言われる始末。ただ、イベントを大切にする人が多いというのも理解できるし、イベントといういのは、普段から大切に思ってる人々に何らかの意思表示をする機会だと認識しているので、クリスマスと誕生日はハズさないよう心掛けている。

家族だったり、恋人だったり、友人だったり、お世話になった人だったり。

人との関係を築くのは大変だけど壊すの簡単。だから、せめてリアルタイムで大切に思っている人くらいは、自分から「あなたのことを大切だと思ってるんです」って意思表示をしたいと思う。どちらかと言うと、普段は不義理をしっぱなしだから。

親しい人々が見も心も温かい年末年始が迎えられると良いのになぁ……と思う。

さて。日記なんて書いてないてこれから出勤。今週もガッツリと働かねばね……ってことで今日の日記はこれにてオシマイ。


2004年12月04日(土) コンビニデザート

昨夜は甘い物が食べたくてたまらなかった。仕事帰りに何か買って帰ろうと思うも、時間が遅すぎて目ぼしいケーキ屋は閉まっていたし、何より遠回りしてケーキ屋へ行くほどの元気など無かった。

そうだ。コンビニへ行こう!

近頃のコンビニはデザートの種類も豊富で「劇的に美味しい」ってものがある訳ではないけれど突然襲ってくる「甘い物が食べたい」という発作を抑える程度なら充分に事足りる。自宅最寄駅を降りてウキウキとコンビニへ向かった。夜のコンビニは会社帰りの勤め人がウジャウジャしていた。みな小腹が空いていたのだろうか? あるいは晩酌のツマミを買いにきたのだろうか? 私は迷うことなく、デザートコーナーへ直行した。

タイミングが悪かったのか、売り切れてしまったのかデザートコーナーは品薄だった。が、我が家は3人家族なので、何某かのデザートを3つ買えば良いのである。シュークリームでも買って帰ろう……とて手を伸ばした瞬間、40代前半と思しきサラリーマンが、猛ダッシュでやってきたかと思うと、私を押しのけるようにして、僅かに残っていたシュークリームだの、エクレアだの、ロールケーキだのを強奪していった。

彼もまた残業帰りだったのだろう。アルコールの匂いはしなかったから。家族に「今日は帰りに甘い物でも買って帰るね」と約束でもしていたのだろうか? その瞳は戦う男のものだった。「絶対に何か買って帰る」という気迫に満ちて、私など到底太刀打ちできるような相手ではなかった。

目ぼしいものが無くなってしまったデザートコーナーで呆然としていても仕方がないので、何も買わずに撤収することにした。が、不思議と腹は立たなかった。なんちゅーか。そういうお父さんって、いいなぁ……と思ったりして。お父さんに限ったことではないのだけれど、自分以外の人を想って行動する人ってのは、とても素敵に見えるのだ。

今日は買い物帰りに何か甘い物でも買うとしよう。毎週、恒例の食料買出しに行かなくちゃなぁ……ってことで今日の日記はこれにてオシマイ。


2004年12月01日(水) カウントダウン

今年も残すところ1ヶ月を切ってしまった。

「1年なんてアッと言う間だった」と言いたいところだが、今年は私には、やけに長く感じられた1年だった。昨年の今頃は何をしていたのかも思い出せなくて日記を読んでみた。CAD教室に通っていたらしいのだが、恐ろしく昔の事のような気がしてならない。昨年の11月に至っては「仕事も勉強もする気がない」などと書いていて「あなたは誰?」てな感じだ。

今年は身の回りに大事件こそ無かったが、小さな災難の多い年だった交通事故にあい、寸借詐欺にあい、盗難にあった。しかし大事に至らなかったのはラッキーだったと言えなくもない。仕事面は激動だった。心ならずも4つの職場で働いた。ぶっちゃけ、流浪派遣生活のキッカケとなった1つ目の職場は早くも記憶の彼方。そして、今の職場では。もう半年くらいは働いているような気がするが。まだ2ヵ月目に入ったばかりだ。もっとも、失業期間がほとんど無くて働けたのと、最終的に仕事をしながら年末を迎えられたのだから良しとしよう。

乙女な母の体調が思わしくなくて大変だったのも印象的……てか、つくづく参った。最高潮の時は心身共に追い詰められていたのに、日記を読み返すと、弱音を吐きつつも以外と強気な風を装っていて、何を見栄張ってるんだかと、我ながら苦笑い。最近は小康状態を保ってくれているので、まだマシだが、けっこうキツかったな。うむ。

悪い事も多かったが、愉快な事も多かった。この日記では。ほとんど触れていないが、32歳にもなって、ヲタクとして狂いたのは特記事項だろう。年末はヲタク生活の総決算とも言えるコミケが控えている。愚弟からは「姉はヲタクがしそうな事を一式やったよなぁ。ヲタク多しと言えどコンプリートは珍しい……」と言われた。まあ、いいや。年齢的、体力的にもギリギリのラインだったし。この1年のヲタク活動の思い出は、冥土の土産として死ぬまで大事に持っていこうと思う。

良いことも、悪いことも、日記に書いたことも、書かなかったことも、色々ひっくるめて細々とした事件の多い1年だった。事件に追われた1年という印象。来年は、もう少し地に足の着いた暮しがしたい。よく働いたが、その反面で自分の内面……とくに感受性は、ちっとも磨けなかったように思う。映画や芝居も観たいし、絵画展などにも足を運びたい。

とりあえず今年も無事に乗り切れそうで嬉しい。そして来年は、より良い年にしたいと思う。年末まで、あと何回日記が書けるだろうなぁ……なんてことを思いつつ、今日の日記はこれにてオシマイ。


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