金色の夢を、ずっと見てる

2010年02月28日(日) 着物三昧な週末。

…と言っても、着てたわけではなくて買い物の方なんですが。


まず2月26日(金)

有給をとって、午前中は美容室へ。根元がだいぶ黒くなってきちゃったのでカラーリングして、毛先の痛んでる所をちょっとだけ切ってもらいました。


髪が終わったら、午後からは某呉服店へ。年度末の決算でセールをやるよという案内が来てたので、覗きに行きました。ポリエステルの洗える着物が半額になると書いてあったので、何かいいものないかな〜と思って行ったのですが…結果、ちょっと買い物してしまいました。

いや実はね、ちょっと前から長羽織がほしいな〜と思ってたんです。でも着物ほどじゃないにしろ安いものじゃないし(ていうか、下手すると着物より高くなる可能性もあるよ)、どうせなら気に入った生地で作りたい。もちろん既成品でも気に入ればいいんだけど、今までにいくつかのお店で見た限りでは、そこまで欲しいと思うものがなかったんだよね。

今回の決算セールで、全部の商品とはいかないけど着物も羽織も半額になるのがあるよとDMに書いてあったんで、まぁ気に入るものがあればいいな〜…ぐらいの感じで見に行ったわけです。





そしたら。





あったんですよ、好みにストライクな反物が!!



しかも、通常なら反物だけでそのお値段(=裏地と仕立て代は別途かかる)なのに、今回はセール中のみ『半額になったうえに裏地と仕立て代も込みになる!』という好条件。つまり、反物が10万円だとしたら、いつもなら裏地と仕立て代で5万プラスで15万かかりますよっていう品物が、半額の5万になったうえに裏地代と仕立て代も込みで5万ちょうどでいいですよ、って事。そりゃ買いでしょう!


それでもちょっといいお値段しましたが、洋服でいえばコートみたいなもの。しかも羽織は洋服のコートと違って、室内でも脱がなくていいものなんです。あ、だからコートっていうよりジャケットかな。洋服のコートやジャケットだと、どんなにいいものでもやっぱり多少は細部のデザインやラインに流行り廃りがあるから、一生ものにはならないじゃないですか。その点、着物は柄はともかく形そのものに流行りなどの変化はないし、毎日着物生活でもしない限りは出番もそう多くないから、保管さえきちんとしておけば本当に長く長く着られるのです。それを思えば、高すぎる事もないかな、と。

何より、柄が本当に好みだったの。長く着るであろう事、そして安くはない事を考えると『これでいっか〜』程度の気に入り方では決めたくない!と待っていた私にとっては、やっと訪れた出会い!しかも半額!これはもう買うしかない。しかも、ちょっと迷っていたら店長さんが、私が買うつもりで取ってた半幅帯(これはポリのセール品なので5,900円)をオマケでくれるって言うし。


まぁオマケだけが決め手ではないですが(笑)買ってしまいました。安くはなかったけどローンを組むほど高くもなかったので、その場で店内のATMに行っておろしてきてお支払い。仕立て上がる頃には羽織を着る時期も終わりがけになってるけど、まぁいいや。楽しみだ♪






2月27日(土)

朝からユウを保育園にお願いしたらちょっと病院へ。終わったら、車を車検に出しに行った母を迎えに行って、そのままお買い物。母が仕事で着るためのシャツブラウスを何枚か買いたくて、ショッピングモールの中にあるシャツ専門店に付き合って、と誘われてたのです。

モールについたら最初にその専門店へ。ごくごくシンプルなものから、襟や前合わせの部分にフリルがついたものやらちょっとラメが織り込んであってキラキラしたものやら、一口にシャツブラウスと言ってもバリエーション豊か。いくつか選んで試着もして、2枚お買い上げ。


その後、モール内のレストラン街で中華のランチを食べて(おいしかった!)さらにうろうろ。母がさらにカットソーやらスプリングコートやらを買い、私もワンピースを1枚購入。そのお店で、母が
「これ、あんた好きそうじゃない?」
とキレイな青の薄手のニットを勧めてきました。あー確かに好みだな。んじゃちょっと試着してみよう…と更衣室へ。着てみて
「うん、いい感じだな〜」
とか言ってたら、母が
「あら、着てみたらもっといいわね…それ、お母さんも気になるわ」
と言うのでじゃぁ着てみる?と交代。やがて、それを着て母が試着室から出てきたんですが……うっ。




シルエットが全然違う。





私と母とじゃ、背中とか二の腕とかの『中身が詰まってる感』が全然違う。明らかに母の方がきれいに着こなしてる。


結局、母がそれを買いました……50代に負けた……_| ̄|○




その後、まだちょっと時間があったので、前にも母と行った着物屋さんに付き合ってもらいました。ここは近いうちに店内を改装するそうで、その前に商品全部を大バーゲンするよ〜とDMが来てたのです。ここでは、ポリの半幅帯と同じくポリの長襦袢、かわいい足袋を購入。

襦袢は、二部式じゃなくて普通の長襦袢が欲しかったんだよね。前に別のお店で聞いたら
「ちゃんとした正絹の襦袢はその人に合わせて誂えるけど、人によってちょうどいい着丈が違うから、こういう普段着用みたいなポリの物は丈が調節しやすいように二部式になってるのが多いのよ」
って言われたんですね。なるほどなとは思ったんだけど、着付けを習ったのがちゃんとした長襦袢でだったんで、二部式の襦袢がどうにもうまく着れなくて。結局、二部式の襦袢を自分にちょうどいい丈に合わせて縫い繋いじゃったの(笑)

そしたらここで普通の長襦袢をみつけちゃった。丈が合わなかったら自分で裾を上げるなり下ろすなり調整するといいよという事だったので、買ってみました。そんなに頻繁に着るわけでもないのに襦袢2枚もいるか?ともちょっと思いましたが、だって2,100円だったし。

夜は、次郎君が飲み会だったのでユウともども実家でご飯。





2月28日(日)

そして今日もまた別の呉服屋さんへ。去年の暮れに洗いに出した訪問着が出来上がって返ってきましたよ〜と連絡が来たので、引き取りに行ってきました。クリーニング屋さんじゃなくて、買ったお店に出してたのです。

着物を出してきてくれるのを待ちながらなんとなく商品を見てたら、ビーズととんぼ玉のかわいい羽織紐が1,500円だったので思わず手に取る。ついこないだ羽織を注文したばっかりなので、つい目についちゃって。生地の模様と似た色の素材でとてもかわいかったのでついでに買う事にしました。あと、水色の生地にシャボン玉のような模様が織り込まれた半襟(1,000円)もついでに。


ところが、店員さんと話してたら、ちょうど店の裏手にある建物で何やら展示会をやってるとの事…あ、そういえば社長の還暦祝いで展示会やるよって案内のDM来てたな。うっかり見ちゃって欲しくなっても困るから今回は行くのやめよう…と思ってたのに、よりによって偶然その日に来ちゃうとは(苦笑)



私はもともと知り合いだった人に着付けを習ったんだけど、その人がこの社長と前から仲良しだった事もあって、社長さんには
「おー!ユミちゃんの友達なのか!」
とかわいがってもらってるんだよね。前にここで着物を買った時も
「ユミちゃんの友達だから、僕のお客様って事で」
とずいぶんまけてもらったりもしたし。偶然とはいえイベントの日にお店に来ちゃったんだし、一言ぐらい還暦のお祝いでも言っておこうかな…と展示会の方に顔を出す事にしました。でも今日は何も買わないつもりで。


展示会にはデザイナーさんや染色家の人も何人か来てたんですが、そのうちの1人の方が選んでくれた小紋がすっごくステキでした。クリーム色の生地にちょっとくすんだような大人っぽいピンクで花が描かれた反物。自分ならまず選ばない色柄なんだけど、私の好みとかまったく知らないそのデザイナーさんが先入観なしで
「これ、似合いそう」
と選んでくれたんですね。で、やっぱりプロの選択。自分で言うのもナンだけど本当に似合ってたの(笑)


とってもよかったんだけど、お値段もそれに比例して良すぎるぐらい良かったので…残念ながらごめんなさい。その後、別のコーナーで見てて、何気なく聞いたんです。

「猫のモチーフの帯ってないですか?」

これ、本当に欲しくて探してたってのもあるんですが、1つには断る口実でもあったんですよね。具体的に希望を言ってみて、なかったらなかったで
「欲しかったものがなかったんで〜」
って帰れるし、もしあっても好みじゃなければそれで断れる。好みの物があったとしても値段の折り合いがつかない…って言えるし。(そしたら運が良ければまけてくれるかも、という期待もちょっとあったけど・笑)


ところが、私がそれを言ったら、近くにいた店員さん(上述のユミさんと一緒に着付けを教えてくれたベテランさん)が
「あ、あるわよ」
と言ったからビックリ。え?あるの?


出してくれたのは名古屋帯。黒地で、結んだ時に前に来る部分とお太鼓の部分に猫柄の生地がパッチワークみたいに合わせてあるの。しまった、本当にあるとは思わなかった(笑)しかもかわいい!お値段は……社長の還暦祝いのイベントだけあって60%引き。まずい、手が出せる値段だ。『商品がある・しかも好み・値段的にもいける』という、予想してた中でもっともまずいパターンになってしまった(苦笑)



合わせて着せてくれた水色ベースの小紋もとても良くて、社長も
「仕立て代と消費税も込みで10万でいいよ」
って言ってくれたんだけど、こちらも残念ながらごめんなさい。着物業界において『正絹の小紋が仕立て代込みで10万』ってのがなかなかお得なのはわかるんだけど(普通は仕立て代だけで安くても2万以上、機械を使わずにやってもらうと5万以上します)、小紋ってあくまでも普段着なんですよ。

細かく言うと、柄次第ではもうちょっと改まった席に着て行けるものもあるんだけど、基本的には普段着。洋服で、シルク100%の10万の普段着なんてないでしょ?しかも私はまだまだ普段着に着る機会はそう多くないし、今はむしろ、汚しても大丈夫なポリの小紋とかで『正装ではなく気軽に着物を着る』事に慣れたい時期。今の私には正絹の小紋は分不相応です。お茶でも習ってれば、そういうのを着る機会も多いんだろうけどね。



猫の名古屋帯は本当に気に入ってしまったので、これも縁だと思って買う事にしました。ちょっと折りじわがついてるからプレスしてもらってくるね、と持って行かれて、待ってる間に先ほどのデザイナーさんが
「残念だなぁ、さっきの小紋、本当に似合ってたからぜひあなたに着てもらいたかったんだけど」
うっ…ごめんなさい。いや、私も本当に気に入ったんだけど、さすがに手が出せないお値段で……とかなんとか言ってたら、冗談で
「5万だったら買う?」
と言われて
「買いますね」
と思わず即答(笑)『普段着に5万』でも充分高いんだけど、そのぐらいなら出してもいいってぐらいには気に入ってたんですよ、本当に。


そしたら、問屋さんと2人して
「じゃぁこの値段だったらどう?」
ととんでもない数字を示されました。もちろん5万までは下がらなかったけど(笑)もとのお値段からしたら半額以下。え?それで儲け出るの?と逆に聞きたくなってしまったぐらい。

いや〜正直言うとちょっと悩んじゃったんですが、やはりここはお断りしました。昨日長羽織買っちゃったし。(でもそれ買ってなかったら買ったかもしれない。それぐらい気に入ってたんです)
「グリーンジャンボが当たったら定価で買いに来ます」
という事で(笑)



意図したわけではないんだけど、やたら着物関係の買い物ばっかりの3日間になってしまいました。でも、長羽織以外は普通の洋服買うのと変わらない価格帯だったしな。



2010年02月21日(日) お弁当を持って行くという手もあったな。

今日は久々に家族3人でお出かけしてきました。目的地は、県北にある『石の風車がある公園』です。


そこへ行くには
1)国道などの大きな道を行く(車も信号も多いが、わかりやすい)
2)ひたすら裏道を行く(車も信号も少ないが、山道を行くのでちょっと遠回り、そして私にはわからない道)
の2択です。基本的に渋滞が嫌いな次郎君は、迷わず2を選びました。

かなりぐにゃぐにゃの山道で、もともと車酔いしやすい私にはかなり危険。できるだけ次郎君としゃべって気を紛らわしながら行ってたのですが……私より先に、ユウが酔いました(--;


途中からやたら後ろであくびをし出したのは気づいてたんですよ。でもちょうどお昼前で、到着まで1時間ほどかかるから
「こりゃ寝るかもね〜」
なんて話してたので、あーやっぱり眠くなったのかなーと思っていたら…なんか、ちょっとえずくような妙な咳をし始めて。ん?これはやばくないか?と途中で車を止めてもらって、ちょっと車を降りて外の空気を吸わせたりもしたのですが、やはり山道が辛かったようです。


咳き込むような声がして、振り向いたその瞬間に吐かれました……わ〜!!大変!!!


大急ぎで広くなってる路肩に止まってもらい、タオルで拭いて着替えさせる。お洋服汚しちゃった…とユウがちょっとしょんぼりしてるので
「大丈夫だよ、お着替えあるからね。お洋服は帰ってから洗うから大丈夫だよ。気持ち悪かったね」
と言うと、ちょっと目をうるうるさせて頷きました。

……あ、そうか。これって多分ユウにとっては初めての車酔いだ。去年四国に行った時とかに長距離の移動は経験してるけど、こんなに延々と山道を走るのは初めてのはず。あ〜、それは初めて経験する気持ち悪さで不安だったろうな。

とりあえず着替えて、もうちょっと先のコンビニに車を止めて一息。私がユウの手をつないでちょっと歩いたりして気分転換してる間に、次郎君がお店で飴を買ってくれました。その飴が、昔懐かしの缶入りドロップ(『蛍の墓』のアレです)だったので思わず大ウケ。今でも売ってあるんだ!

初めて見るユウにとっては逆に新鮮だったようで、振るとがらがら鳴るのを面白がってちょっとご機嫌も回復。
「公園に行くから、もうちょっと頑張ってね」
と言いつつ、どうにか目的地に到着しました。




…と言いつつ、着いたのは最初に書いてた公園ではなく、道の駅(笑)まずはここにあるレストランでお昼ご飯を食べようと言ってたのです。ここは地元産の食材を使った家庭料理のバイキングレストランが人気で、まだ私が育児休暇中にうちの両親と一緒に来た事があります。その頃は、確かユウはまだ離乳食であんまり食べるものなかったんだけど、今ならあれもこれも食べられるぞ。


でもその前に、敷地内にある公園にGO。車内から見えたその公園にユウが大興奮しちゃって、ご飯の前にそこに行かないと気が済まなくなっちゃったの(苦笑)まぁお腹は空いてるけど、ユウはさっき吐いちゃったばっかりでまだ食欲がわかないんだろうな。ちょっと遊んでから行けば、昼食時のピークも過ぎてて却ってちょうどいいかもね…ってわけで。

知らない子と一緒に遊ぶのはさすがに無理なんだけど、パパを連れまわして一通りの遊具で遊んで大満足した様子。ユウはまだまだ遊びたそうなんだけど、いい加減私達の空腹具合が辛くなってきました。ご飯食べようよと言っても
「イヤ、まだ遊ぶ!」
と拒否されたのですが
「唐揚げとかあるよ」
と言うと
「…唐揚げ?……食べる!」
と釣れたので(笑)ようやく建物の中へ。




そしたら。




……なんか、レストランの入り口で待ってる人が結構多くない?え?でももう13時半だよ?もうピークは過ぎる頃では?不安になりつつ入り口の『お待ちのお客様はこちらへお名前をどうぞ』の所を覗き込むと……ウソ!?今から1時間待ち!?



人気ぶりを甘く見てたようです。1時間も待ったら14時半じゃないか。無理無理無理。すでに唐揚げを食べる気満々になってるユウに、今から1時間待てとか無理!(苦笑)


すぐそばのファミマでお弁当買って表の芝生の所で食べる?(←そういう人もたくさんいた)という案も出ましたが、若いカップルならともかく家族連れがそれをやるのはちょっと…と2人とも気が進まなかったので、ユウをなだめてとりあえず移動。県外に旅行に来てるわけでもないんだし、土地のおいしいもの!とか拘らなくていいよね(^^; ってわけで、すぐ近くのファミレスに落ち着きました(笑)



ユウはお子様カレーセットを注文し、単品で唐揚げもオーダー。私と次郎君もそれぞれ決まった所で、次郎君が言いました。
「俺、飲んでもいい?」
………いや、私が運転すればいいんだけどさ…何も休日の昼にまで飲まなくても。それに次の目的地までの詳しい道は私じゃわからないのよ。いや、それも隣から次郎君がナビしてくれればいい事ではあるんだけど…と一瞬考えましたが、私がダメと言わなかったのでOKだと判断したようです。店員さんにしれっと生ビール注文しやがりました。まぁいいけどさ〜。(しかしこれ、飲む人に言わせると休日の昼間から飲むビールはめちゃめちゃ旨いらしいです…ま、いいか)

あ、て事はさっきの唐揚げはおつまみでもあるのか!(苦笑)



大好きなカレーと唐揚げですっかり回復したユウは、目的地の公園に着いてからも大はしゃぎ。石でできた巨大な風車を見て
「大きいねー!」
と喜び、斜面を利用して作られた長〜い滑り台を数え切れないほど繰り返し滑って楽しそうでした。いちいち着いて上り下りするのは大変なので、滑り台の上に次郎君、下に私と別れて様子見てました(^^; しばらくしてさすがに疲れてきたようなので、公園内の売店でシャボン玉を買ってあげて遊びました。これまた大喜び。




ある程度遊んだところでまた移動。この辺りは温泉どころでもあるんだよね。せっかくなので、家族風呂にでも入って帰る?と来る途中で話してたのです。近くにあったホームセンターでタオルを買い(温泉でも売ってあるだろうとは思ったんだけど割高そうだし、どうせ家で使うんだから増えてもいいか、って事で)次郎君が前から気になってて行ってみたかったという温泉へ。


言われるままに車を走らせ、着いたのは家族風呂のみが並ぶ温泉施設でした。……あれ?ここ、前に友達と来た事あるわ、私。逆方向から来たから気づかなかった。



しかしここで1つ問題が。


……移動の間にユウが寝ちゃった(^^; でもここもすごく混んでて、受付してみたら1時間ちょっと待たなきゃいけなかったので
「順番きたら起こせばいいか」
と受付。寝てすぐに起こすと寝たりなくて目茶苦茶ぐずるんで、待ち時間があるのは逆にちょうどいいかもね。



そして順番になったのでユウを起こしたのですが、やはりまだ寝たりなかったようで、リアシートの床に寝転がってギャン泣き(苦笑)
「じゃぁお風呂には入らなくていいから一緒に行こうよ。お父さんもお母さんも行くから、ユウ1人でお留守番になっちゃうよ?寂しいよ?」
とどうにかこうにかなだめてお風呂に向かいました。

個室に入ると、6畳ぐらいの畳敷きの脱衣所があって、屋根のある内湯と洗い場、その向こうに露天風呂。わ〜い♪とさっそく入りましたが、ユウはまだ脱衣所でわんわん泣き続けてます(笑)結局、しばらくほっといて、ちょっと落ち着いてきたかな〜ってタイミングで
「ジュース飲む?」
と声をかけると頷いたので、さらに
「グミも食べる?」
とバッグから出して見せるとようやく涙が止まりました。グミ、さっきタオルを買ったお店でユウがどうしても欲しいと言い張って仕方なく買ってあげたんですが(だってパパの後ろに隠れてこっそり持ってきて、私がタオルをレジに出した時にそっと一緒に置くんだもん!)こうなると買っておいて良かった…。


グミを2つ食べたところで
「一緒に大きいお風呂入る?」
と聞くとようやく
「うん」
と言ってくれたので、よし!気が変わらないうちに!と脱がせて露天風呂へ(笑)いざ入ったら楽しかったようで、さっき公園で買ったシャボン玉をまた出してきてやっと機嫌がなおりました。あーよかった。



まだ寝たりなかったみたいだし、お風呂でまったりしたから帰りに寝るかな?と思ったのですが、予想に反して家に着くまで起きてました。帰ってから軽く夕飯にして、最終的には楽しい1日になったようです。今度あそこの道の駅に行く時は、まずレストランの待ち時間を確認して順番待ちの名前を書いてから外で遊ぶ事にしましょう(^^;



2010年02月19日(金) 2/18 熊本崇城大学市民ホール(その2)

(昨日の、哲ちゃんのコンサートの話の続きです。できればそちらからどうぞ)



続きスタート。


話は一段落して、徹貫さんは一旦退場して哲ちゃんは
「次は…せっかくなんで、今話しに出た『SELF CONTROL』とか、あと今自分で聞いても気持ちいいなって言う作品で『CAROL』ってアルバムがあるんですけど、その中からとかTMの曲をやりましょうか」
そう言ってピアノの前に座りました。来たー!!やっとTM!!!


『SELF CONTROL』から『GET WILD』、『TIME TO COUNT DOWN』『CAROL(組曲で)』『SEVEN DAYS WAR』……次々に奏でられるTMのメロディに、気付いたら泣いちゃってました。嬉しいやら懐かしいやら。そして終わった…と思いきや、マイクを手にとって
「弾こうと思ってたのに忘れちゃった。『Still love her』って曲を弾くつもりだったのに。『GET WILD』と一緒にシティハンターのテーマ曲で使ってもらって、作詞も僕がしてて、ちょっとマニアックかもしれないけどお気に入りなんですよ」
なんて言ったら、そりゃ客席から
「弾いて〜!」
の声がかかるでしょうよ。嬉しかったようで
「じゃぁイントロだけね」
と言って本当にイントロだけ(!)弾いてくれました。マニアックなんてとんでもない。名曲ですよ?


「で、次は…90年代の、お前一体何曲作ってるんだって言われてた頃の曲をやります。LOVE TRAINとかも出てくるかな。あと〜…まぁある程度のヒット曲は出てくると思うんで」
そう言ってピアノに向かい、まずは『DEPARTURES』から。そしたら次に『I'm proud』が出てきたんで、正直ちょっとビックリしました。なんつーか、朋ちゃんの事って触れちゃいけないのかな…みたいな気分があったもんで(^^; でもまぁ哲ちゃんにとっては、自分の作品がヒットした歴史の1つなんだよね。さらに続いて『I BELIEVE』から、『SWEET 19 BLUES』『Don't wanna cry』、『愛しさと切なさと心強さと』そして『CAN YOU CELEBRATE?』と弾いて、立ち上がって一礼……






…………………『LOVE TRAIN』は!?



どうやら、自分で言ったのにまた弾き忘れたようです(泣)




そして再び徹貫さんが出てきてトーク。
「熊本の思い出ってあります?」
という問いに
哲「あ、昨日ね、ちゃんと調べてきましたよ、wikipediaで(笑)3回来てますね、熊本は。この会場も…EXPO(ツアー)の時に、まだ名前が違った頃…だよね?(←客席に確認)うん、来ましたよ。確か90年に」
徹「(間髪入れず)92年です」
哲「え!?…ちゃんと調べたのにうろ覚えだもんな〜。92年でしたか」
と照れ笑い。えぇ、その時の客席に私もいましたわ(^^;



普通は、地方に行ったら『あそこではこれがおいしかった』とか『あの町では地酒が』とか、食べ物にリンクして記憶に残る事が多いと思うんですけど…という徹貫さんの問いに
「うん、でも僕はほら、皆さん知ってると思いますけど魚がダメなんで…」
と哲ちゃん。
「『いいとも』に出ると必ずタモリさんから『相変わらず魚ダメ?』って聞かれるんですよね」
…あぁ、うん、毎回言われてるね(^^; で、
「だから、おいしいものを食べたって言うよりもダメだった記憶の方が残ってるんですよね〜」
だって。昔、釧路に行った時に(熊本に来てるのに全然違う北海道の話でゴメンね、と前置きしてました)、釧路と言えばやっぱり漁業の町なんで、道を歩けば数メートルおきに魚の柄のタイルが歩道に貼ってあるし、泊まったホテルの部屋ではなぜか魚臭い気がして食べてもいないのにアレルギー反応が出てしまい、メンバーやスタッフを残して自分だけ小樽に逃げた事があるんだそうです(笑)


「熊本と言えば…馬刺し、ですよね?食べた事ないんですよね〜。でもせっかくだから今日は挑戦してみようかな?」
とも言ってました。哲ちゃん、馬刺しだけじゃなくて煮たり焼いたりした馬肉料理もおいしいから!なんならお店も教えるよ!(爆)


そういうわけで食べ物関連の記憶はないけど、昔TMで来た時に3人でアーケードを歩いた事があるそうです。
「すんごい広くて立派なアーケードで…まだあります?(←客席に)あ、ありますか?で、アーケード抜けたら熊本城が見えるんですよね、確か。ほら、ちゃんと覚えてますよ」
と話してくれました。



続いては現在の活動の話。毎日スタジオに入ってるそうです。去年の判決後から曲作りを始めて、今47曲までできてると。どの曲を誰に歌ってもらうか…とかを、今考えてるとこなんだって。徹貫さんの
「せっかくなんで、2小節ぐらいよかったら…」
という声にこたえて、ピアノの前へ。まだ全然世の中に出てない新曲をちょっとだけ弾いてくれると!盛り上がる客席を見てちょっと嬉しそうにしつつも、なかなか弾き始めない哲ちゃん…どうした?


「あのね、今なんで弾かないかって言うと…曲はあるんですよ。これを弾こうって頭に浮かんでる曲があるんだけど……あの、今まで作った曲が全部で1,000曲ぐらいあるんですけど、ピアノで弾くとどうしても似て聞こえちゃうんですよ。アレンジとか歌う人が女性か男性かとか、そういういろんな要素で違う曲に仕上がるので、ピアノで弾くとどの曲もなんとなく似ちゃうの。だから今ピアノで弾くと、あれ?この曲ってあの曲に似てるじゃん、とか思われそうで、どうしようかな〜と…」
と言い訳(笑)した後に、ようやくちょっとだけ弾いてくれました。


……なんだろう、確かに何かの曲に似てる気もするんだけど…具体的にあの曲って言うんじゃなくて、ただひたすら『哲ちゃんらしい』曲でした。90年代に哲ちゃんがどかすか曲を作ってた頃、よく『小室哲哉の曲はどれも同じに聞こえる』なんて言われてたでしょ?良くも悪くも癖があるって言うか、知らなくても聞けば
「あれ?これ哲ちゃんかな?」
と思わせる特徴というか個性というか。それがありました。多分、何の予備知識もなしにどこかでこれを耳にしても
「…これ、哲ちゃんじゃない?」
って思うんじゃないかな。そういう『哲ちゃんらしさ』。

キレイなメロディでしたよ。今、哲ちゃんの周囲で一番評判のいい曲なんだって。でもこれからまたアレンジとかも作っていくので
「これが発売になってから聞いた時に『あ、あの時の!』ってわかったらすごいですよ」
と笑ってました。




そして最後に、浜ちゃんに提供した『WOW WAR TONIGHT』と、globeの『Precious Memories』で終わりでした。弾き終わって、静かに哲ちゃんが一礼してステージから姿を消すと、すぐにアンコールを求める拍手が。でもそれを断ち切るように客電がつき、ご丁寧にステージに緞帳まで下りてきました…くそぅ、アンコールはなしか。でもこの後握手会やるってだからな。アンコールしてたら遅くなるか。



握手会に参加する人はそのまま席に座って待つように、参加を希望しない人はこちらの出入り口からお帰りください…という案内がありましたが、ちらほらと『付き合いでチケットもらったので来てみました』みたいな感じの人達が帰ったぐらいで、ほとんどの人は座ったまま。しばらくして、会場の後ろの方(出口に近い所)から1列ずつ係員が誘導するので、それまで席でお待ちください、という説明がありました。……流れ作業的にどんどん進めるんじゃなくて、ちゃんと1人ずつに時間を取りたい、という事なんでしょうか。



幸か不幸か、私の座席はかなり前の方だったので、順番が回ってくるまでに小1時間ほど待つ羽目になりました。もう後ろの方から数えた方が早いぐらい最後のほうになって、ようやく案内されて列に並びます。あ、哲ちゃん見えた。あ、段々近づいてくる・・・・・・・・・私の緊張も増していく中、ついに順番が来ました!!


緊張のあまり、手が震えてたような気がします。ちょうどトークでEXPOで熊本に来た時の話が出たので
「EXPOの時もこの会場で見たんです」
と言ったら、ちょっと驚いたように
「そうなんですか!ありがとうございます」
と笑顔で答えてくれました。しっかりと握ってくれた手は、思ったより大きくて力強く感じました。

言いたい事の半分も言えなかった気もするけど、哲ちゃんに直接話せる機会があるなんて思ってなかったので、本当に本当に幸せでした。哲ちゃん、熊本に来てくれてありがとう。




会場を出て、幸せな気持ちに浸りながら車を停めた駐車場の方へ歩いて行くと…何やら人が集まってる。


……………あ、搬入口だ。そしてここでコンサートが行われる時は、アーティストの出入り口でもある…って事は、この人達は出待ちしてるのか!



どうしようかな…とちょっと考えたんですが、せっかくだからちょっとだけ待ってみようかな。哲ちゃん出てくるのかもしれないし。というわけで、そこにいた人に紛れて私も待ってみました。


ところが。


『ちょっとだけ』なんて最初は思ってましたが、いざ待ち始めてしまうと途中で帰れないのです。自分が諦めて帰った直後に哲ちゃん出てきたりしたらどうしよう!?と考えると、とてもじゃないけど途中で帰るなんてできない。


えぇ、結局30分以上も待ってしまいました(苦笑)このくそ寒い中30分も!でも待った甲斐あって、出てきた哲ちゃんに会えましたよ。車に乗り込む哲ちゃんに皆で
「お疲れ様でしたー!」
と声をかけ、哲ちゃんも、車が動き出してからも何度も外を見ては手を振ってくれました。待ってて良かった!



そしてライブの時から気づいてはいたのですが、カメラが何台も入ってました。コンサート中も撮影してたし、握手会の時も撮ってたし、終わって哲ちゃんが出てくる所も撮ってたし、会場を出た車の中ではインタビューのような感じでしゃべってました。

もしかして、何かドキュメント番組の取材とかかな?やばい、出待ちしてるとこが映ってたらどうしよう(笑)



2010年02月18日(木) 2/18 熊本崇城大学市民ホール

タイトルだけでなんの話かわかった人。


……同士ですね(笑)





哲ちゃんのコンサートに行ってきました。


なぜ熊本?という疑問は尽きないものの(笑)哲ちゃんが来てくれるだけで嬉しい。とりあえず、元気な姿を見せてくれて、彼の言葉で直接何かが聞けるならそれでいい…という気持ちで行ってきました。


中学3年の時の初めてのコンサート(ちなみにB’z。まだ地方のホールも満席にならなかった時期です)をスタートに、もう数え切れないほどいろんなコンサートに行ってます。最初の頃こそ何日も前からドキドキワクワクで
「何を着て行こうかな〜♪」
とか考えてましたが、最近では良くも悪くもすっかりライブ慣れしちゃって、本命のTMぐらいしか“ライブ前に緊張する”って事もなくなってました。




………のですが。






今回はもう1週間ぐらい前からそわそわしっぱなしで、2日ほど前からは動揺しすぎて日付を間違えそうになる始末。昨日なんて
「あれ?今日って何日だっけ?明日だよね?」
と朝から本気で混乱してるし。今日も、昼間は何度も携帯やカレンダーで日付を確認してました。こんなに緊張するのは久々。



仕事が終わって、着替えて近くのモスで軽く食べる。会場近くのコインパーキングに車を置いて、開演予定の15分ほど前に会場に入りました。

正直、
「チケットが取れないのもイヤだけど、あんまり席がガラガラでもイヤだよな〜。お客さん沢山来てくれるといいな〜」
なんて不安もあったんですが、会場前もロビーも結構な人の数。思わずホッ。

そして、入口で半券を取られた後に手渡された1枚のチラシ。アンケートかな?と思って何気なく見たら、そこには『握手会のお知らせ』という文字が!!!握手会!?

終演後に、希望者のみで握手会をするんだそうです。希望しない人はこっちから出てね、希望する人は誘導するからこっちに並んでね、っていう案内でした。うわーなんだそれ。絶対並ぶ!



チケット取りに動いたのが早かったせいか、はたまた申し込みが1枚だったせいか、席は端の方ではあるものの2列目という良席。ステージ上は、真ん中にピアノと2台のシンセサイザー、周囲に鉄骨というか鉄パイプのようなオブジェ(?)が哲ちゃんを中心に放射状に置かれただけのシンプルなセットでした。あ、でも私の位置からだと、哲ちゃんがピアノを弾いてると後姿しか見えないわ。




定刻を少し過ぎたところで、客電が落ちました。静まり返る客席。ステージ上もほとんどのライトが消え、ピアノに当たるスポットライトだけに。その中に、静かに哲ちゃんが歩いてきて、客席に向かって深々と一礼してピアノの前に座りました。弾き始めた曲は………なぜか『トッカータとフーガ』。


…………なぜ(--;



いや、それはまぁいいとして。ちょっと上で書いてる通り、私の席からはピアノを弾く哲ちゃんの後ろ姿しか見えないのですが、スーツのジャケットの背中に
「そういう加工なのか?」
と思うほどしわが寄ってたのが目につきました(笑)
「…麻のスーツなのかしら」
とか考えてるうちに、曲はglobeの『Feel like dance』に。


う〜ん、これはもう私の勝手な感想というか感傷なんですが、最初の曲はTMであってほしかった…哲ちゃんの原点はあくまでもTMだと思ってるもんで。


そしてトーク。まずは深々と一礼して
「長い間、いろいろとご心配、ご迷惑をおかけしました」
とお詫びのコメントから。『なぜ熊本から?』という疑問は本人も感じてたようで(笑)
「出身地でもないし…阿蘇山ともなんの関係もないし…」
とちょっと苦笑しつつも
「こうして招いていただいて、1人だけの、ピアノだけのコンサートをたくさんの人が見に来ていただいて、感謝しています」
とすごく嬉しそうでした。
「去年はサプライズで出ましたが(夏のa‐nationの事ですね)、ちゃんと告知してやるコンサートは今日が初めてです。小室哲哉のリセット、スタートの日を、見守ってください」




そして再びピアノに向かい、『My Revolution』。さっきのもだけど、厳密に曲の通りに弾くのではなくて、かなり自由にアレンジして弾いてました。印象的な部分は何度もリピートしたり、違う部分に飛んだり。でも弾いてる哲ちゃんの後ろ姿がすごく楽しそうで、聴いててジーンとしちゃいました。


曲が終わると、ファンにはおなじみのライター藤井徹貫さんが司会進行役として登場。うん、哲ちゃん1人じゃトークはどうなる事かと正直思ってたんだよね(笑)


ピアノで1人だけでやるのって初めてでは?という問いに
哲「もしかしたらすっごくマニアックなファンの人とかで『やったよー』とか言う人がいるかもしれないけど…僕が覚えてる限りでは、25年やってきて初めてですね」
徹「じゃぁかなりレア?」
哲「レアっていうか、もうほとんどナマですね」
ナマって(苦笑)さらに
徹「小室さんってピアノをちゃんと習ったことはあるんですか?」
という質問。
哲「家は本当に普通の家庭で…団地に住んでたんですよ、子供の頃は。だから家にピアノなんてなかったし、習ったこともないです。独学ですね。自分のピアノを持てたのって、プロになってからだったんじゃないかな。でもバンド始める時って、誰でも最初は独学でしょ?ちゃんとドラムスクールに行って習ってからバンド始める人ってあんまりいないじゃない。それと同じ感覚ですよ」
なるほど。確かにギターやらドラムやらは素人から始める人が多いよなぁ。なんとなくキーボードだけは、ピアノ経験者がやるケースが多いって感覚だったけど。まぁそれも、ギターやドラムに比べるとピアノってのが習い事として一般的だってだけの理由なんだけどね。




話題はシンセサイザーの話に。今日も、ピアノの上にシンセが1台乗ってて、あと哲ちゃんの左側にもう1台。2台ともピアノと連動して音が出るようになってるんだって。弾いてるのはピアノだけなのにシンセの音もしてるからそうなんだろうなとは思ってたけど、説明されるとやっぱちょっと不思議。哲ちゃんがピアノを弾くと、押さえた鍵盤が光るのが見えたんですよ。哲ちゃんがその話をした時に
「ごめんね、こっち側(哲ちゃんの背中を見る位置に座ってる)のお客さんしか(手元が)見えないと思うんだけど」
と言いながら光る鍵盤をちょっと得意げに弾いて見せるのがかわいかったです(笑)

哲ちゃんと言えばやっぱりシンセのイメージがある…という話で
「最近はテレビとかもよく見てて、お笑いなんかも見させてもらってるんですけど、僕のモノマネをしてくれる人ってやっぱこう(と両手を広げてシンセを弾くマネをして)いうのが多いんですよね。小室哲哉っていったらそういうイメージなんだろうな、と。だったらやっぱ今日もシンセあった方がいいかな〜と思って」
だそうです。一番派手だった時代にはテレビ出演時に30台ぐらい並んでた事もあって、徹貫さんの
「これは多分みんな思った事があると思うんですけど……あれって本当にあれ全部必要だったんですか?」
という質問に、会場大爆笑。哲ちゃん自身も笑いながら
「あれは、ちゃんと全部音が鳴ってたんですよ」
と教えてくれました。
「よかったら、you tubeとかで探して聞いてみてください」
だって。

「バブルの頃は、いろんな会社の人が使ってくださいって持ってきてくれたんですよ。テレビに映ると宣伝になるから。で、そういうのをどんどん使ってたらあんなすごい事になっちゃった。古館(伊知郎)さんに歌うシリコンバレーとか言われましたね」
と懐かしい話も。ベストテンとかに出始めた頃ですね。



ちなみに『My Revolution』はサビの部分とサビ前の部分は元々別々だった2曲をくっつけてできた曲だそうで
「途中で転調したりする僕のスタイルがここでできあがった…ような曲」
だって。つい先日和田アキ子さんから
「(My Revolutionを)歌ったで〜難しかったわ〜」
と連絡が来たそうです(笑)美里ちゃんの歌唱力のおかげもあって初めてオリコンで1位になった曲、と嬉しそうに話してくれました。当時のドラマの主題歌を別の誰かの作品とコンペのような形で争った曲でもあり
「まだ今みたいに携帯なんてなかった時代だから、喫茶店みたいな所で結果を待ってて何度もそこの公衆電話から電話して“決まった?”って聞いて…あの当時はそんなふうに比べて決められるのってイヤだなって思ったけど、今となってはいい思い出ですね」
と言ってました。


徹貫さんと知り合ったのもその頃だっけ?という話になり
徹「いや、『SELF CONTROL』の頃ですよ」
哲「あ、じゃぁ『My Revolution』より前だ。……その頃、僕、威張ってなかった?」
と聞いたから会場爆笑。
徹「いやいや、今と同じく、すごく腰の低い人でしたよ(笑)木根さんよりいい車に乗ってた事は覚えてますけど」
哲「いい気になり始めた頃ですね(笑)」






すみません、途中ですがかなり長くなったので2回に分けます(^^; 続きは明日。



2010年02月13日(土) 過ぎたるは猶及ばざるが如し。

※お知らせ:1月20日の日記に、ドラマ『深夜食堂』の感想を追加してます。お知らせ終わり。






前の職場の友達かおるんとけみちゃんが
「遅くなったけど、咲良ちゃんの誕生日祝いしよう!」
と誘ってくれたのでランチに行ってきました。


ちなみにユウは実家。ちょうど両親そろって休みだったようで
「この前会社で草スキー用のソリもらったって言ってたよね?あれ持っておいで。あと、アンパンマンの三輪車も持っておいで。午後から温泉行こうと思ってたけど、ユウも連れてっていいよね?」
となんかやたら楽しそう。うちにいるよりよっぽどアクティブな休日だなぁ(--;


今日は、昨年義母からもらってなかなか出番がなかった大島紬を着る事にしました。紬自体が黒っぽい生地に暗めの赤で大きな花が描かれてるデザインなので、帯は淡い色にした方が春らしくなるよね〜…と考えて、去年これに合わせて作った名古屋帯に決定。本当は、名古屋帯って一重太鼓しか結び方を知らないので、半幅帯を使いたかったんだよね。帯枕があるとどうにも運転で肩がこるのよ。しかし手持ちの半幅帯では合いそうな色がない。唯一使えそうなのはグレーなので地味になりすぎる。というわけで名古屋帯。

帯枕を使わない(=背中に厚みが出なくて座りやすい)結び方はないかしらと探してみて、初めて『角出し』と呼ばれる結び方をやってみました。別名『銀座結び』とも呼ばれる、ちょっと粋な感じの帯結びです。下の方をふっくらさせるので運転しにくいかな〜と思ってたんですが、経験者の話だと
「車を降りてからちょちょっと直せば大丈夫」
との事だったので挑戦してみました。



……しかしこれが、なんせ初めてなので出来上がっても正しいのかどうか判らない(苦笑)本を見ながらやったんだけど、写真とはなんか違うような気がする。でもどこが違うのか判らない。しばらく悩んであれこれやってみましたが、そのうち時間がなくなってしまって結局そのまま出発しました。着物に詳しい人に見つかりませんように(笑)




ショッピングモールの本屋さんで待ち合わせしたのですが、会ったらやっぱり2人にも
「え?咲良ちゃん、なんで着物!?」
と驚かれる。あぁ、なんかちょうど1週間前に同じ光景を見たな…と思いつつ、先週同様に
「うん、着たかったから」
と答える。お義母さんからもらって、カッコいいから着たいな〜と思いつつなかなか機会がないから、もう普段から着ちゃえと思って〜…という話をすると
「そこで自分で着れるってとこがいいよね」
と言ってくれました。



私の車で、近くのカフェに移動。前から行ってみたいねと話してたお店を、かおるんが予約しといてくれました。予約してた席以外は満席。人気のあるお店なんだな〜。

3人それぞれに違うランチセットを注文したんですが、どれもボリューム満点!約3週間後に出産予定日を控えたけみちゃんは、パスタを完食できませんでした(^^; 私はキノコのトマトソースのハンバーグだったんですが、これもでっかい!ソースがかかった部分がどこまでハンバーグなのかわからなくて、食べても食べてもハンバーグが減らない…という感覚でした(笑)サラダも色鮮やかでおいしかったし、なぜかちっちゃい冷奴がついてたんですが、上にかわらしいお花が一輪乗ってたりして(もしかして食べられる花だったのかな?)、盛り付けもキレイでおいしいという大満足のランチでしたよ。しかもデザートと飲み物付きで、メインによるけど大体1,000〜1,500円。うちからだとちょっと遠いんだけど、これはまた行きたいなぁ。



昨日のマナミちゃんに続いて、今日はけみちゃんが臨月の妊婦さん。自然とここでも出産・育児の話になりました。出産前にどんな検査をしたとかあーだこーだと話すんだけど、3年半前って意外と覚えてないもんだな〜という事に自分で驚きました。いやぁ忘れるもんだねぇ。お産の時の事は結構覚えてるんだけど、妊娠中の事をあまり覚えてないの。きっと、あんまり楽しくなかったからだな。


けみちゃんの旦那さんは結婚直前に転職したんだけど、新しい職場で平日は県外に行く事が多いらしい。今は予定日が近い事もあってけみちゃんは実家に帰ってて、旦那さんが帰ってくる週末だけ自宅に戻る生活をしてるらしいです。『平日は県外』という生活がいつまで続くのかよくわからないらしく、だったら産後もちょっと長めに実家にいたら?という話になりました。ただ、バツイチのお兄さんが子連れで実家にいるし、近くに住むお姉さんも仕事が忙しくてちょこちょこ子供達が実家に来てるらしいので、けみちゃんがゆっくり静養できる環境かどうかは微妙ですが。実際今日も、ランチが済んだら3時ぐらいに
「ごめんね、洗濯物干してきてるんだけどなんか曇ってるから」
ってけみちゃん先に帰ったし。





その後、最初に待ち合わせたショッピングモールで父と義父と甥っ子2人のためにチョコを購入。本当はこの後街中のデパートに買いに行こうかと思ってたんだけど、本命(次郎君用)はもう手配済みなので、そこまで気合入れなくてもいいか〜…と思って(^^; かおるんも付き合ってくれて、買った後にちょっとお茶する事にしました。


なんかかおるんがやたら話したそうなので何かあったのかな?と思っていたのですが、どうやらけみちゃんの旦那さんの事みたい。なんでも、私への誕生日プレゼントを買ってくれるために先日2人で買い物に行ったそうなんですが、その時に聞いた話がかなり強烈だったみたいで。




端的に言うなら、旦那さんが『極端にエコな人』らしいんです。

元々美容師さんで、お店ではすべて天然素材とかの『髪と地肌と地球に優しい』シャンプーやリンスやカラー剤を、さらに同じく『髪と地肌と地球に優しい』イオン電解した水で薄めて使っていたという徹底ぶり。諸事情で結婚前にその店を辞める事になり、転職するなら同じようにこだわってる店がいいと探すも見つからず、結局諦めて全然違う職種に転職した…という話を聞いた時に
「すごくこだわる人なんだな〜。それだけ自分の仕事に誇りを持ってたって事なのかなぁ」
なんて事は思いましたが。

旦那さんのこだわりはそこだけに留まらず、家で使う洗剤やけみちゃんの基礎化粧品にまで及んだらしいんです。食器洗いや掃除に使うのはすべて重曹。もちろん、お風呂掃除もトイレ掃除もです。洗濯だけは市販の洗剤なんだけど、それも無添加を売りに最近よくCMしてる『さ○さ』のみ(さら○が発売になる前は何で洗濯してたんだ、彼は)。新居として住み始めたアパートのお風呂にカビが生えてたのでけみちゃんが市販のカビ取り剤を買ってきて掃除してたら、怒られたんだって。理由を聞くと
「地球に優しくないだろ」
って。


妊娠中はパーマとかヘアカラーは控えた方がいいってのは事実なんですよね。でもそれは体に悪いっていうよりは『妊娠中は肌が敏感になってるので、今までは平気だったパーマ液とかでもかぶれたりする可能性があるから』って事だったはず(まぁもしかしたら、そうなっちゃった時に使う薬が結果として胎児に良くない…という事はあるかも知れないけど)。でも彼は
「頭皮から体内に入るパーマ液やカラー剤が赤ちゃんによくないから」
と言い張って、けみちゃんの美容室行きを一切禁止。基礎化粧品も
「市販の化粧水なんて何が入ってるかわからないだろ」
と、上述の『肌に優しい水』を使えと。


でもこれ、女性なら判ってくれると思うんだけど、水だけでいいはずないよね?よく『化粧水で水分を補給して、乳液やクリームで皮膚の表面に膜を作って水分が蒸発しないよう保護する』って言うじゃないですか。水分だけじゃなくて脂分も多少は補わないといけないんです。なのに彼は
「この水を使ってれば大丈夫だから」
と断言。どんだけ“肌に優しい”のか知らないけど、成分としては本当に100%『水』よ!?とかおるんが呆れてました。


しかも、重曹って天然素材ではあるんだけど、使いすぎるとやっぱり手が荒れるんだよね。で、けみちゃんがハンドクリームを使おうとしたらやっぱり同じ理由で
「この水を」(以下略)


かおるんはけみちゃんから直接その話を聞いて、内心ドン引きしつつも
「……すごくエコな人なんだね。てかけみちゃんはそれでいいの?」
としか言えなかったらしいんだけど、私は本人が目の前にいないので思った事をそのまま言ってしまいました。






一言、
「めんどくさい人だね、旦那さん」




………思わない?








実際に家事をする本人がこだわるんならいいよ。でも自分は仕事で忙しくて家にいなくて家事はほとんど奥さん任せって人が、自分はやらないけどこだわりだけは相手に押し付けるって最悪じゃない?けみちゃんが
「カビは重曹じゃ落ちないし、化粧水だって水だけじゃ無理。せめてハンドクリームぐらい使ってもいいじゃん」
と抗議すると
「体にも地球にも優しくないだろ!」
と怒った挙句
「自分のそういうこだわり理解してくれてると思ってたのに」
といかにもガッカリしたような様子で遠回しに責めるんだって。エコというか、その『水』にやたらこだわって盲目的に良いと言い張る当たり、どっちかと言うとヘンな宗教みたいで怖いんですが。


けみちゃん自身も
「環境にやさしくとか体にいいものをって気持ちはわかるんだけど、正直ちょっとやりすぎじゃない?」
と思いつつ、結婚後すぐに彼は仕事で平日出張状態が続きけみちゃんは実家で過ごす事が増え、産休に入ってからは本格的に里帰りしたのでそのままうやむやになってるらしい。結婚後に一緒に住み始めて一気に手荒れや肌の乾燥が酷くなり、産休に入る直前に勤務先(病院)で保湿剤を処方してもらったんだって。それも、旦那さんが見てない時に急いで使わないと、見つかったら多分何か言われる…って。臨月の妻に、何をストレス増やしてんだよ、バカ旦那め。聞いてたらイライラしてきました。地球に優しくする前に、自分の妻に優しくしてやれよ。



しかし納得できないのは、その旦那さんは食べ物にはそこまでこだわらないんだって。晩酌する時は必ずおつまみがスナック菓子なんだそうで………は!?と聞き返してしまいました。散々『地球に優しくない』だの『体に良くない』だの言っておきながら、スナック菓子食べるの?スナック菓子ってそりゃ体に悪いとまでは言わずともあまりいいもんじゃないよね?だから子供には与えすぎないようにって言うんだし。

有機野菜じゃなきゃダメだってわけでもないようだし、スナック菓子つまみに晩酌しながら
「市販の洗剤は地球に優しくない、体に悪い」
とか言われても…って感じだよ。そこまでこだわるくせに、直接口に入るものに関しては無頓着ってどういう事?



今は、けみちゃんは産前で実家に帰ってるし、旦那さんも仕事で週末しか帰って来ないような状況だからまだいいけど、これで子供産まれて3人で暮らし始めたらどうなるんだろう。まぁそこまでこだわりぬけば赤ちゃんにとってはいい環境かもしれないけど、けみちゃんには(少なくとも慣れるまでは)すんごいストレスだろうなぁ。赤ちゃんの肌着も自分達の洗濯物と一緒にアタ○クとかで洗ってた私には無理だわ(苦笑)新婚の頃は頑張って付き合うかもしれないけど、多分1ヶ月もやってたら
「そんなにこだわるなら洗い物も洗濯も掃除も全部お前がやりたいようにやれ!」
ってぶち切れるような気がします(^^;



人んちの事なのであれこれ口出しはしませんが(けみちゃんから直接聞いたわけでもないしね)、なんかあんまり仲良くしたくない感じの旦那さんだな〜。



2010年02月12日(金) 途中で産気づかなくてよかった(笑)

今日は、友達夫婦と夕飯を食べに行きました。



私と次郎君は同じレンタルショップでバイトしてて知り合って結婚したんですが、この2人も同じパターン。次郎くんが幼馴染だったヨージくんをバイトに巻き込み、ヨージくんはそこで同じくバイトしてたマナミちゃんと出会い、7年のお付き合いを経て昨年入籍したカップルです。なので当然、2人とも仲良し。

結婚の準備を始めた途端にマナミちゃんが妊娠してしまい、急遽籍だけ入れて、結婚式は
「する予定だったんだけど無期延期」(byマナミちゃん)
でバタバタと新婚生活を始めた2人。結婚式をするなら当然夫婦で呼んでもらえたと思うんだけど、いつになるか判らない…っていうか、こうなるともう式をするかどうかも微妙な状態なので、だったら個人的に食事にでも誘ってお祝いしようよ♪と2人の入籍直後から計画だけはしてたのです。でも次郎君とヨージ君の仕事が交互に忙しい時期になったりして、なんやかんやでこんなに遅くなってしまいました。マナミちゃん、出産予定日まで1週間切ってます(苦笑)


マナミちゃんが行ってみたかったというお店を予約し、
「予約はしたけど、それまでに体調悪くなったり産気づいたりしたら遠慮なく言うんだよ!」
とハラハラしてたのですが(笑)幸か不幸かその兆候もなく、予定通り開催できました。


私とマナミちゃんは時々メールとかしてるんだけど、4人でそろって会うのはバイトしてた当時(8年前か!)以来かも。じっとしてない3歳児がいるしマナミちゃんは出産直前だしで、自然と子供の話が多くなりましたね。出産の話で
「とりあえず1回は立ち会っておいたら?」
という次郎君に対し
「絶っっっ対イヤだ。ドン引きしそうだもん」
と頑なに拒否するヨージ君(笑)

う〜む、うちはたまたま次郎君が家にいる時に私が破水したので結果的に立ち会ってもらえたけど、確かに次郎君も最初はイヤだって言ってたもんな。それにうちはすっごく安産で、分娩室に入ってから1時間ぐらいで産まれたから良かったけど、あの状態が何時間も(下手したら丸1日とか)続いたら、産む方はもちろんだけど付き合う方も大変だよねぇ(苦笑)でも次郎君も、今となっては
「立ち会って良かった」
って言ってるしなぁ。………まぁその後に
「でも1回見たから、2人目できても次はいいや」
とも言ってますが(^^;


ヨージ君も基本的に子供は好きみたいで、ユウをちょいちょい構ってくれました。ユウも最初は人見知りしてたんだけど、途中からは構ってくれるのを無視するのがおもしろくなったらしく(おい)ヨージ君の声にニヤリと笑っては聞こえないフリをするという遊び方をしてました。それなりに仲良くなったようです。



居酒屋の、個室が3部屋ある離れの1室だったんですが、真ん中を空室にして両端に子連れの客という入れ方をしてくれてました。おかげでユウが多少騒いでも気兼ねせずに済んだし(向こうの子供も同じぐらい騒いでたから・笑)、途中であちらのお客さんが先に帰った後は離れにうちらだけだったので本当に気楽でした。しかも最後の方になると、店員さんも
「向こう(母屋)の方にいますんで、何かあったらコレで呼んで下さい」
と呼び出し用のピンポンを渡していなくなっちゃうし。

いやいや、料理は母屋の方で作って運んでくるみたいなんだけど、飲み物は離れにもあるんですよ。ファミレスのドリンクバーみたいなソフトドリンクが注げる機械と、ビールサーバー。これ、黙って飲み物もらっちゃっても判らないんじゃないの?ていうか、離れの入口が母屋から見えるような作りでもないし、最悪、食い逃げしても判らないんじゃないの?ちょっとお客さん信用しすぎじゃない?と思わず笑ってしまいました。もちろん、ちゃんと払って帰りましたよー。



うちは、私が怒る人で次郎君が甘やかす人なんですね。で、ヨージ君も子供好きだしどうやら女の子らしいという事で
「こりゃヨージ君もメロメロになるね」
なんて話してたら、ヨージ君が
「いや、俺は厳しくする。絶対スパルタで育てるんだ。戸塚ヨットスクールぐらい厳しくしてやる」
と言ったので吹き出しました。例えが古いな〜…と思っていたら、マナミちゃんの
「それ、何?」
という言葉に固まりました。



………まだ27歳のマナミちゃん、戸塚ヨットスクールの事件を知りませんでした。というか気になったので帰ってから調べてみたら、事件として一番騒ぎになったのは1980年代前半なんですね。その頃は私もまだ小学校低学年だったのですが、90年代まで判決が出たりすると話題に上ってたので覚えてるんだと思います。そっかー、でも私より6歳下のマナミちゃんは知らないのかー。6歳差の私と次郎君でも年の差を感じる事は結構あるんだけど(主に大きな事件とかヒット曲とかの話でね)、12歳離れてるこの2人はもっと多いんだろうな、そういう事が(^^; でも2人でいるのがとても楽しそうだったので、やっぱりお似合いの2人だなと思いました。




無事お祝いも渡せたし、久々にゆっくり話せてすごく楽しかったです。産まれたら連絡をくれるそうなので、そしたらまた次郎君とユウと一緒に会いに行こうと思います。



2010年02月07日(日) ついに普段着着物デビュー♪

大学時代の友達と、新年会も兼ねてランチしない?……とお誘いがきたのは、1月の半ば頃でした。言い出した友人が幹事になって皆の日程調整とお店の手配をしてくれて、今日の開催となりました。





その話が持ち上がった時から、密かに企んでいたのです。その日は着物で行こう!と(笑)


といっても、メンバーのうち1人が子連れで来るかも…という話だったので、ここは無難に洗えるポリの小紋で。じゃなかったら、お義母さんからもらってまだ着る機会のない大島紬で行きたかったんですけどね。

袷になってる着物は下手に家で洗うと、表と裏の生地の伸縮率が違ったりして、洗った後に表地はすごく縮んだのに裏地はあまり縮んでない(もしくはその逆)…というぶかぶかした状態になってしまう事があるんですね。大きさの違う2枚のハンカチを縁で縫い閉じたような状態を想像してもらえれば。着物用語で『袋になる』と言うんだそうです(本で読んだ)。子供がいると不測の事態も起こり得るし、紬って万が一汚された時に家で洗っていいのか?って事を考えると、子供が来る席には避けた方が無難かな〜と思いまして。そういう時って、汚されたこっちもイヤだけど子供がやらかしちゃってどうしよう!!…っていう母親の気持ちも判るからね(^^;



着て行ったのは、先日買った小花柄の小紋。ブルーグレーの生地に白で全面小花の模様が入ってます。でも花柄が写実的ではなくどちらかというと紋様化されたもので、さらに柄が細かいので近くで見ないと花柄だとわからないぐらいのデザインなので、あまりかわいらしい感じではないです。水色に桜が刺繍された半襟をつけて、帯は濃い緑に辛子色で模様が入ったシンプルな半幅帯を『貝の口』という結び方にして、帯締めと帯揚げは春らしく卵色。この結び方だと本当は帯揚げいらないんですが、色のバランス的にあった方がいいかな〜という事で意味なく巻いてみました(笑)



私が着物を着て出かける準備をしていると、ユウが
「ママ、着物!?」
となぜか嬉しそう。昨年の七五三で着物を着て以来、結構気に入ってるみたい。じゃぁ大きくなったらママの着物はユウにあげるね♪←気が早い。


ユウを実家にお願いして、お店で現地集合。わ〜い久しぶり〜…と言った次の瞬間、
「え、咲良ちゃん、着物?」
「着物?なんで!?」
と驚かれました(笑)なんで、と聞かれたら………着たいから?

でもそのメンバーの結婚式にも着物で行った事もあるし、同窓会にも着物で行ったりしてたので私が着物好きだという事はすでに認識済み。最初だけちょっと
「いや〜これ家で洗濯できるんだよ、5,000円ぐらいなの」
なんて話をして驚かれたりしましたが、結構すぐに皆慣れたようです。驚いてくれるかな〜というちょっとしたウケ狙いのような気持ちはあったのですが、でも着物を着るってそんなに特別な事じゃないんだよ〜という気持ちの方が強かったので、すんなり受け入れてくれてホッとしましたね。



そしてランチ自体はすっごく楽しかったです。なんたって、そこにいた6人が集まるのがいつ以来なのか判らないぐらい久しぶり(笑)バラで見たら『アヤノとミナはフミちゃんの新築の家を見に行ったのでその時に3人で会ってる』とか、『咲良とアヤノは去年の夏に井上雄彦のマンガ展を見に行ったのでその時に』とか、『キョーコちゃんとアサミちゃんは高校の同窓会で去年会った』とか、ちょこちょこと会ってはいるんですね。でもそれぞれに仕事してたり都合があって、皆でってのが結構難しい。


……話の大半がお互い子供の話だったってとこはもう仕方ないですね(苦笑)全員が結婚して子持ちだと、自然とそうなっちゃうよなぁ。大学時代によく一緒に行動してたのは全部で10人なんですが、うち1人は卒業後に海外に行ってそのまま音信普通(!)。1人は結婚して県外で双子ちゃん育児中。1人は一番早く結婚してすぐ出産したんだけど、もともとあまり付き合いのいいタイプではないので自然と疎遠に。旦那さんがあまり育児に協力的じゃないらしく、休日に子供を頼んで出かけようとすると嫌がられる…という理由もあるらしいけど。年賀状のやり取りだけになっちゃってます。そうなると自然に今回の6人が一番連絡もつくし集まりやすいんですよね。……この状況で、1人だけまだ独身で特に結婚の予定もない友人が、この集まりに顔を出したくない気持ちも判る気がします(--;



後半では、そのうち2人から
「実は第二子を妊娠しました〜」
という報告もされて皆でビックリ。あぁぁぁぁぁ羨ましい〜〜(><)既に3人の子持ちであるフミちゃんが
「前にやたら周りで妊娠ラッシュだった時に、その直後に3人目を妊娠したのよ。今もやたら周りで今年の夏ぐらいに出産っていう友達が多くてさ〜。4人目とかできたらさすがに苦労しそうだから、これ以上妊娠してる友達に会いたくないのに〜!」
と言ったので大爆笑。でも本当に、そういうのって続くよね。勢いに乗ってうちにも2人目が来てくれないかしら。フミちゃんが欲しくない分、妊婦パワーよ私にまとめて来い!と念じてみる(笑)



ランチタイムが終わるギリギリまでしゃべり倒して、ようやく店を出ました。この後どうする?どこか場所を移してお茶でもする?という話が出たので
「あーごめん、私予定があるんだ」
と言ったら
「出勤?」
…なんの仕事だよ(笑)さらに店の前でちょっと立ち話してて
「あ、ごめん、咲良ちゃんどこか行くとこあるんだよね?」
と言われたので
「あぁうん、ちょっとお店に行かなきゃいけなくて」
と言ったら
「自分の?」
違うっつの(爆)仮にもそういうお店に出勤するんなら、こんな安い着物じゃダメだろう(突っ込むとこはそこか)




とりあえずそこで皆と別れて、向かったのは呉服屋さん。先日、成人式の振袖を訪問着に加工しようと思って買ったお店に持ち込んだんですが、その時は担当の店員さんがいなかったんですね。で、じゃぁ今度またその人がいる時に相談しましょう〜って事になり、ちょっと目立つ汚れもあったのでまずは洗いに出したのです。んで今日出かけたついでにその店に行く約束をしてたの。

今日着てた小紋はそこで買ったものだったので、着て行ったら喜んでくれました。そしてかわいかったので普段用の足袋をお買い上げ。履いたらちょうど足の中指と薬指の上ぐらいになる位置に、鈴にじゃれ付く猫の刺繍が入ってる足袋があったんですよ!でもそれは白じゃなくて黒い足袋。黒足袋って汚れが気にならなくて普段履きにはいいよ〜とエッセイなどで読んでたのですが、淡い色柄ならともかくいきなり黒って…とちょっと迷う。真ん中の縫い目で黒と紫のツートンになってて同じ場所に蝶の刺繍がある奴もかわいくて、でも黒…でもかわいい…と散々迷った挙句、決めきれずに2足とも買っちゃいました(笑)だって1足1,000円だったんだもん。

昨日買ったクリーム色の小紋に紫の花が描かれた黒の半襟をあわせて、薄紫のバラ模様の半幅帯をしてこの足袋を履いたら…とか、想像するだけで楽しい。今までは正装でしか着物を着た事がなくて、当然足袋も、ちゃんとこはぜで留める真っ白の奴しか履いた事なかったんです。柄物の足袋とか見ても
「いつ履くんだろう?」
という感じでピンと来なかったんですが、普段着に着物を着ようと思ったら、正装用の白い足袋じゃ真面目すぎるんですね。もちろん悪くはないんだけど、洋服で例えるならジーンズにTシャツにスーツに合わせるようなパンプスを履いてる感じ?デザイン次第ではあるけど『合わなくはないけど、もっと気軽な靴ないの?』みたいな。


今日は全体のバランス考えて白い足袋だったけど、でも正装用ではなくて、ワンポイントで桜の刺繍が入ってて靴下みたいにスポッと履ける奴。実はこれもこのお店で先日買った物で、同じデザインの黒い足袋がまだ残ってました。白はもう売り切れたみたいだったので、やっぱ人気あったんだろうな。


振袖の加工については、とりあえず洗いから戻ってきてから考えようという事になり、足袋だけ買って撤収。何しに行ったんだか(苦笑)実家にユウを迎えに行ったら妹も来てて、デパートの『全国うまいもの市』で買ってきた『丸の内ロール』を食べさせてくれました。おいしかった〜♪

仕事から帰った母に
「咲良は前髪が長いから、まとめて髪をアップにしちゃうと前から見た時に華がない」
とばっさりダメ出しされる。や、やっぱり?(汗)自分でもそう思ってはいたんだよね。ん〜ここは1つ、十数年ぶりになるが前髪を作るか?近いうちにカラーリングに行くつもりなので、その時に相談してみよう。



2010年02月06日(土) やはり庶民の金銭感覚。

今日は、母とお出かけしてきました。


郊外の大きなイベントホールで行われるブランド品の大バーゲン。チラシが入ってたのは見て気になってたんですが、1人でも行こうって程ではないな〜…なんて思ってたら、母から誘われました。どうやら母も
「1人でも行くほど行きたいわけじゃないけど、誰か一緒に行ってもいいよって人がいるなら見に行きたいな」
と思ってたらしいです(苦笑)


実家でお昼ご飯を食べて午後から出発。品揃えはすごかったです。比較的手頃な感じのレスポやコーチは無造作に棚に積んであるし、私は良く知らないブランドやメーカーの品もいっぱいあったんですが、店員のおじさんが
「値札は見ないで下さいね〜、決めてから言ってくれたらどんどん値引きしますから〜」
とか言ってて、正直ちょっと怪しい(笑)他にもコートとかパーティードレスとかお水系のドレスとかもずら〜っと並んでるし、シャネルやヴィトンなどのいわゆる有名ブランド品は、カウンター越しに店員さんの後ろの棚にずらり。『セール価格 半額!』と書かれたジュエリーの値札に¥1,500,000とか書いてあるのを見て、母と2人で
「得なのか高いのかわからん」
と苦笑い。

服やら靴やらも所狭しと並べてあったんですが、不思議なもので、ものすごい量の品物があるのに『コレ欲しい!』とピンとくるものが1つもない…あ〜これはなかなかいいな〜っていうぐらいの物ならいくつかあったんですが、とりあえず一回りしてみよう、と見て周って
「どうする?さっきのバッグもう1回見に行く?」
と言ったら
「う〜ん…いや、もういいや」
って感じで。

せっかく来てこんなに商品があるのに、何も買わずに帰るのもちょっと残念だよね〜…と言っていたら、出口近くのコスメコーナーでBBクリームが1,575円で売ってたのでそれを買いました。ちょうど今使ってる奴がなくなりそうで、買わなきゃと思ってたんだ。



普段はあまりお目にかかれない値段の宝石類がたくさん見れたので、まぁ目の保養っていうか楽しかったね〜♪と、それなりに満足して会場を後にしました。むしろ、バカ高いブランド品を気に入って欲しくなっちゃってもまずかったかもしれないし(笑)




そこから、帰り道にある着物屋さんのセールを覗きに行きました。呉服屋さんというより着物屋さんと言った方が近い感じのお店です。何十万とかの着物も扱っててちゃんと仕立ててもくれるんだけど、どちらかというと、普段着用のポリエステル100%の洗える着物とか、帯揚げとか帯締めとか名古屋帯とか半幅帯とか足袋とか、あと肌着とか腰紐や帯板などの着付けに必要な小物類が充実してるお店。

数年前にここで浴衣を買った事があるんですが、最近自分の中で着物熱が盛り上がってるもんで、先日久々に来てかわいい刺繍の半襟と半幅帯を買ったんですよ。で、その時に会員登録したらさっそく『2010年記念価格!いろんな商品を2,010円で販売します!』というセールの案内が来たの。洗える小紋や半幅帯に名古屋帯、帯締めと帯揚げのセットとか、そういういろいろが2,010円ですよ。これは見に行くでしょう!


もちろん、店内の商品すべてが2,010円というわけではないんですが、その他にも『このコーナーから2点買うと、2点目は90%引きになりますよ』という商品もたくさん。きゃ〜♪


途中の車内で母と話してて
「ポリ100%の家で洗濯できちゃう着物とか、5,000円以下であったりするよ。帯も合わせて10,000円以下で買えちゃうし。普通の洋服とかわらない値段で気軽に買えるのも多いんだよ」
なんて話をしてたら、母もちょっと興味を持った様子。たまたま最近二部式の着物を着てる人を見て気になってたらしく
「あぁいうのなら着付けとかできなくても気軽に着られそうよね。あったらちょっと見てみようかな」
と言い出しました。(二部式の着物←こういうやつです。上半身と下半身に別れてて羽織って巻いて留めるだけの着物。旅館の仲居さんとかがたまに着てるなぁ。)


お店には二部式の着物もあったので、母はその中から1枚お買い上げ。ついでに和装用のバッグも買って、合計4,020円也。私は、2,010円コーナーから帯締めと帯揚げのセットを1つと、名古屋帯を1本。洗える着物を9,800円を1枚と7,980円を1枚で、2枚買ったので安い方が90%引きになり実際は9,800円と798円!それと、セールで安くなってた398円の半襟を1枚。これだけ買って15,000円ちょっとですよ!2人して、むしろさっきのブランド品の山を前にした時よりテンション上がっちゃいました。



大満足で店を後にして、勢いでそのままもう1軒呉服屋さんへ。こちらは『着物屋さん』っていうよりはちゃんとした『呉服屋さん』かな。繁華街にある老舗のお店です。ここもチラシが入ってて、私が前々から欲しいと思ってた着物用のハンガーが680円と書かれてたので買いに行きたかったんです。

着物用ハンガーを2本と、セールで1,050円になってた普段用の草履を1足購入。母も草履と、普段着用の二部式長襦袢を買ってました。そうか、実家にあった襦袢は私が着付けを習うために小紋を借りた時に一緒に借りて、そのまま私の物にしちゃったんだ(^^; 


それからユウを保育園に迎えに行ってちょっと実家により、夕方帰宅。こんだけ買って15,000円ぐらいだったんだよ!と浮かれて次郎君に話しましたが、あまり興味がないようでリアクションが薄かったです。いや、別に着物に興味がないのはいいんだけど、お得に買い物ができた!っていう感動は共有できるかと思ったんだけどな〜。やっぱこういうのは女同士の方が伝わるね(笑)


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咲良 [MAIL]

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