金色の夢を、ずっと見てる

2009年09月26日(土) やってもうたーやってもうたー!

今日は、昼と夜と予定が2本立て。


まずは、実家にユウを預けて呉服屋さんへ。この日記にも時々登場してる、私が結婚した時にお世話になったブライダルプランナーで着付けのお師匠さんでもある山川さんと、現地集合で待ち合わせです。


ここでも書きましたが、ちょっと前に義母から紬をもらったんです。でも
「本当は帯もあったんだけど、適当にしまってたからカビが生えちゃってね〜」
…だそうで、もらったのは着物だけ。なので、じゃぁせっかくだからそれに合わせて名古屋帯を買ってみようかな〜……と思ってたタイミングで、最近お世話になってる呉服屋さんから特別招待会のご案内が届いたんです。

この不況で着物もなかなか売れないらしく、問屋さんの在庫整理のために卸しの値段から更に割引して売ってくれるらしい。4割から最大で9割引になる商品もあるというので、山川さんに付き合ってもらって見に行く事にしました。1人で行ってもまだ選ぶ自信がないし、山川さんの方がお店に顔が利くから値段の交渉もできるかなー、なんて期待もちょっとアリ(笑)


お店で、山川さんとこで一緒に着付けを教えていただいてた平田先生にもお会いできました。教わってたのはもう2年ぐらい前なんだけど(育児休暇中だったからね)、会ったら覚えててくれましたよ。私の勤め先が平田先生のご主人の元職場だったという縁もあったしな。

「まだ着れる?覚えてる?」
と聞かれたので
「着れますよ〜。友達の結婚式とか子供の七五三とか、何回か着ましたよ。今月も職場の人の結婚式で着る予定なんです」
と答えるとすごく嬉しそうでした。習っただけで着る機会がなくて忘れちゃう人ってやっぱり多いんだろうな。


一応、もらった紬を2枚とも写メに撮って持って行ってたんですが、それを見てくれた山川さんと平田先生が2人揃って
「これならどっちにも使えるからバッチリよ!」
と帯を選んでくれました。

紬が、濃い目のベージュに朱色や抹茶色の輪っかが連なった模様のものと、白黒の細かい織り地に暗い赤で大きな花が織り込まれた大島紬。これ、私は
「義母からは紬だって言われたんですけど」
と言って見せたんですね。義母を疑うわけではないんだけど、一応そうは言われたけど私はまだ見ただけでそれが判別できるほど目は肥えてないし、誰かに確かめてもらったわけでもないから、自信を持って『紬です』とは言えなくて。

でも、携帯の小さな写真を見ただけで2人も(ついでに社長も)
「あ、こっちは大島だね」
って言ったんです。やっぱ見る人が見たらすぐわかるんだなぁ。私もそのぐらい詳しくなりたいもんですよ。


選んでくれたのは、オフホワイトにいろんな色で花が織り込まれた帯。水色、桃色、抹茶色、卵色、えんじ色、何種類もの色で模様が入ってるので、どんな着物にも合わせやすい。ちなみにお値段は……15万8千円の4割引でした。そこに仕立て代が加わって105,300円の所を、キリよく10万円に。さらにそれに合わせて帯締めと帯揚げも選んで(手持ちの物では合うのがなかったんだもん)、2点で計3万円プラスの所を、帯のオマケという事で合わせて11万円にしてくれました。


………これを高いと見るか安いと見るかは人それぞれでしょうなぁ。正直、予定してたよりちょっと高くつきました。だって名古屋帯って1〜2万でも買えたりするんですよ。実際、そこにも9万8千円の9割引(9,800円!)なんて帯もあったんだけど、いくら普段着使いの名古屋帯でも紬に合わせるならやっぱりあんまり安いものじゃ合わないんです。

紬って結構難しいと思います。だって、あくまでも着物としては普段着なんですよ。どんなに高いものでも、結婚式とかちゃんとした場所での正装としては着れないんです。でも普段着の中ではすごく良い物。うん、洋服に例えるなら、合コン用の勝負服ってとこでしょうか。素材はいいんだけど正装には使えない、みたいな。で、合コン用の勝負ワンピに、980円のサンダルとかおもちゃのアクセサリーとか1,000円のバッグなんて合わせられないでしょ?そんな感覚で、紬の着物に安い帯は合わせられないんです。

まぁ10万ぐらいまでなら冬のボーナス一括で買っちゃおうとは思ってたので、ギリギリOK(苦笑)



それから、山川さんもまだ時間あるし、せっかくだから他の着物も見てみよう♪とうろうろ。山川さんが
「咲良ちゃん、この機会に今持ってるのとは違うタイプの渋い着物1枚持ってみたら?」
と言うので、ちょっと見てみました。ん〜確かに、今持ってるのってターコイズグリーンとか淡い空色とか藤色とか、割と優しい感じの色ばっかりなんだよね。黒を基調とした渋目のキリッとした着物とかカッコいいよな〜。

…と思っていたのに、最初に問屋さんに勧められたのはやっぱり淡い色(笑)でも1色じゃなくて、何色もの色がぼかしたように混ざり合う不思議な色合いの小紋でした。問屋さんは『虹色』と表現してましたね。


小紋ってのは、部分的じゃなくて全体に同じ柄が入った着物。これもやはり普段着用で、原則として正装には使えません。『サザエさん』でフネさんが日常的に着てる着物を思い浮かべてもらうといいんじゃないかな。

でも最近は『おしゃれ小紋』なんてくくりで、“ちょっとしたパーティーぐらいなら行けますよ”的な小紋もあるんだよね。あと、遠目には無地にも見える、生地と同じ色で細かい模様を織り込んである小紋とか、格が高い柄の小紋だと、帯や小物の組み合わせ次第では準礼装として使えます。正式なホテル披露宴にはダメだけど、お偉いさんの少ないレストランウェディングならいいよ、って感じでしょうか。

ここで勧められたのは、この正装でも使える小紋というやつ。
「もちろん正絹だし色合いが華やかだから、色無地感覚で着れますよ」
だって。試しに羽織ってみたら、確かになかなかいい感じ。袋帯を二重太鼓に結んで、帯揚げと帯締めを礼装用にすれば正装としていけるでしょうね。

でも一応今日は『渋い着物を見てみよう』というテーマなので、これは保留で。割と気に入ったんだけどね。

別のコーナーでは、黒っぽい訪問着を試着。これがまた変わった着物で……夏用の着物で『紗(しゃ)』という種類があるんですね。パッと見はそれかと思ったんです。夏用の着物って持ってないから欲しいなと思った事はあるんだけど、なんせそれは黒。いや、確かに渋い色合いの物が欲しいとは思ってたけど、何もただでさえ暑い時期に黒はないよな〜…と思いつつ
「これは夏物ですか?」
と聞いたら、その時私の世話をしてくれてたユミコさんという店員さん(山川さんと仲良し)が
「うん、これは紗…あれ?あ、違うわ。これは夏以外の3シーズン着れるタイプね。シャアワセだわ」


シャアワセ?………あ、紗袷、か!


えーとね、ものすごく大雑把な説明になりますが、着物ってのは通常、表と裏と2枚の布を重ねて作ってあります。それが『袷(あわせ)』と呼ばれる種類ね。普通の訪問着や振袖、留袖なんかはほぼ全部これです。

で、それだと夏は暑いので、裏地のない『単(ひとえ)』という夏用の着物があるんです。んでその夏用の中にさらに布の種類で『紗(しゃ)』とか『絽(ろ)』というのがあります。


そこにあった着物は、表の生地は紗なんだけど裏に普通の布を重ねてある、紗袷(しゃあわせ)というかなり珍しい種類の着物だったんです。ユミコさんと平田先生いわく
「これ着てたら、そうとう着物好きでツウなんだと思う」
との事。へ〜、初めて聞きました。


その紗袷という着物を黒いのと紫系と2枚羽織ってみて、あぁこれなら紫の方がいいわという話になり……さて、どうしよう?

ちなみに、さっきの虹色の小紋だったら仕立て上がりで20万。紗袷だと、珍しいものだという事もあって、でもそれでも仕立て上がりで30万。う〜ん………実は私、今の職場は平成22年度末で雇用契約が切れるんですよね。今のとこ、すぐに次の仕事の当てがあるわけでもないし、仕事がなくなる予定の時期にローンを残したくない。だから名古屋帯はボーナス一括で買おうと思ってたの。

それに正直、20万30万出してまで欲しい!と思うほど、その2枚はツボにはまらなかったんだよね。そりゃ宝くじで100万でも当たってたら買ったかな、ぐらいの感じ(笑)


というわけで、結局今回は買わない事にしました。もちろん、その2枚とももう原価割れギリギリぐらいまで値引きしてあって、今後こんなにお得な値段では買えないであろう事は判ってたんですが……着物としてはそう高くないとはいえ、すっごく欲しい!って程じゃない物に20万30万はやっぱり高いでしょ(^^;



私と一緒にあれこれ試着してた山川さんは2枚のお買い上げ。この人、そのうち着物で家が建つぐらいなりそうです(笑)すでに車数台分ぐらいは買ってると思われ。そして山川さんが支払いの申込書を書こうとした時に、予想外の出来事が。



店員さんがお買い上げ伝票を書いてくれてる時、ふと目に留まった訪問着。
「山川さん、あれカッコいいと思いません?」
と囁くと、山川さんもすぐに
「うん、私もあれいいなと今思ってた。ステキよね」

たたんで置いてあったのではなく、衣文掛けにかけてあったんですね。黒地に、サイドに縦に紫がぼかしで入ってて、肩と裾の辺りに銀で縁取りされた白いバラが描かれた訪問着でした。帯も同じデザインのセット。

「咲良ちゃん、似合いそうよ?私がこれ(支払いの申込書)書いてる間ヒマでしょ?羽織らせてもらったら?」
「そうですね〜。いいですか?」
「あ、いいですよ〜」←店員さん


…というわけで、もう買わないと決めてたので軽い気持ちで試着させてもらったら………





うっ。




やばい。





………………………ツボにはまっちゃったかも。






「や、山川さん……」
と呼ぶと、振り返った山川さんも
「あ〜……困ったね……すごくいいわ


ぐはっ。自分で気に入っちゃっただけでなく、人から見ても似合ってるらしい。しまったー!いらん事したー!!



固まる私を見て、山川さんが交渉開始(苦笑)


付いてた値札は、着物が50万・帯が30万の6割引。つまりそれぞれ20万と12万。でも私は名古屋帯も買ってるので、それと仕立て代も合わせると50万近くになってしまう。いやさすがにそれは無理。ていうか、仕事の契約切れるまでに終わるようにローンを組む事は可能だけど、第二子いつでもカモン!と思ってる私にとっては、期限ギリギリまで働ける保障はないのよ。その状況でそんなギリギリまでローン組みたくない。

「帯はいらないのよ。着物だけでもうちょっとどうにかならない?仕立て代込みで20万だったらどうよ?」
と山川さん。う、それなら来年の夏のボーナスと2回払いにすれば買えちゃう…と思ったのですが、それは問屋のお兄さんが
「いやすみません、それはさすがに無理です!」
と涙目(苦笑)最終的に
「……じゃぁ、仕立て代と消費税も込みで23万5千円でどうですか?」
と問屋さん。



………名古屋帯も合わせて34万5千円……うわ〜ん!もうしょうがない。だってツボにはまっちゃったんだもん(泣)



「…じゃぁ買います!」
「ありがとうございます!!」
あ〜ぁ、やっちゃった。やってもうた。やってもうたー!




改めて山川さんが書類を書いてる横で
「あーやっちゃいましたねー」
「いや〜でも似合ってたもん、あれ」
とかユミコさんと話してたら、さっきの問屋のお兄さんが近寄ってきました。その手にはさっきのセットだった帯。あ、問屋さんの言葉は京都弁で読んでください。
「あのー、これ最後の悪あがきというか、いやもちろん押し売りする気はないんで1つの提案なんやけど」
……なんですか?


「これね、さっきの着物とセットなんで、できればばら売りはしたないんですよ。帯が引き離さんといてくれ〜て言いましてね。正直こっちも、帯だけ残されても売りにくい。んで相談なんですけど、帯もセットで、仕立て代と消費税も込みで25万にしたら…帯も買うてくれる?」



はい!?


え、着物と帯とセットで、仕立て代と消費税も込みで25万!?さっきの訪問着の額に1万5千円プラスしたら帯も付いてくるって事!?

………と考える間もなく、ほぼ反射的に
「それなら買う!」
と答えてました。あ〜ぁ、改めてやっちゃいました(苦笑)



後で聞いてみたら、そもそも最初の6割引の時点で原価ギリギリだったらしいです。後はもう問屋さんがどれだけ泣きを見るかって話で(^^; でも今は着物もあんまり売れないから、いつまでも在庫を抱えてるよりは多少損をしてでも売ってしまう方がいいんだそうです。人に着てもらうのが何よりの宣伝ですからね。


えーそんなわけで、まったくの予定外でしたが、また着物買っちゃいました。ボーナス2回払いなので、支払い終わるまで次郎くんには内緒です(苦笑)仕立てあがって届く日には、有休でも取って待ってようかな。見つからないうちに片付けなきゃ(爆)



同じく『買うつもりじゃなかったのに買っちゃった』という山川さんと
「お互い頑張って働こうね(笑)」
とお店の前で別れて、私はそこからあるショッピングモールへ。コムサの商品券(ポイントが溜まってもらった奴)があったのでそれでちょっと買い物してから街へ向かいました。9月一杯で契約が終わる派遣さんの送別会です。

派遣さん本人がお気に入りだという居酒屋で、ノンストップで3時間!コース料理意外にも追加で注文しちゃったりしましたが、どれも満遍なくおいしかったです。いい店教えてもらっちゃった。

とっても気さくな楽しい人で、みんな辞めないで欲しいって言ってたんだけど、もともと春の異動で補充がなかった部署の業務補助として採用されてた人。次の定期異動(10月)で本社から補充人員が来るまでと決まってたのです。パートさんで1人、年度末で契約切れになる人がいるので
「Aさん(パートさん)の後にまた入れるように、今から派遣会社に押さえといてもらったら!?」
なんて話まで出る始末(笑)


居酒屋の後はケーキショップに場所を移して、さらに1時間以上しゃべってきました。私的にはまだしゃべってても良かったんだけど、50前後のパートさん2人が体力的に無理っぽかったのと(苦笑)小学生と2歳の息子さんを旦那さんもろとも旦那さんの実家に迎えに行かなきゃというパートさんがいたので、残念ながらそこでお開き。パートさん、
「旦那が自分で子供を連れて帰ればいいのに、自分が(お酒を)飲みたいもんだから、私に『帰る時に自分達も拾って帰って』って言うんですよ!あっちのおうちに迎えに行かなきゃいけないってなったら、そんなに遅くなれないじゃないですか!家で飲めばって言ったら、それだと子供を見る人がいないからって…本っっ当に役立たずなんだから!!」
と怒ってました(笑)



え?私?


女子だけで飲み会なんて滅多にない機会なので時間を気にせず楽しみたかったので、最初からユウは実家に泊めてもらうように手配済み。明日、お土産持って実家に迎えに行きます☆



2009年09月23日(水) 島原家族旅行記(2)

島原の朝。携帯のアラームで起きたのは6時頃でした。6時10分ぐらいに日が昇るそうで、露天から朝日が見えますよと聞いてたのでその時間に行きたかったんです。




ところが。





起きたらもう次郎君とうちの両親がいませんでした。え、もうお風呂に行っちゃったの?でもユウまだ寝てるしな…義両親はまだいるから、任せて行って大丈夫かな?そう思ってトイレに行ったり顔を洗ったりコンタクトをつけたりしてたら、その間に義両親も起床。
「咲良ちゃん、おはよう。あ、ユウちゃんまだ寝てるのね。じゃぁその間に朝風呂に行ってこようかな♪」
……って、えぇぇぇ!?私も行きたかったのに!…と内心オタオタしてる間に、義両親はそろって温泉に行ってしまいました。あぁ、そうこうしてる間に日も昇ってきちゃったよ…(泣)

さすがに寝てるユウだけ置いて行くわけにもいかないので、ユウのほっぺをつついたりして遊んでたら(こら)次郎君が戻ってきました。どうやら、お風呂に行ってたわけではなく、ロビーでコーヒー(つっても缶コーヒーだけど)飲んできたらしい。
「朝から風呂入ると疲れるじゃん」
だって。えー?温泉来たら『着いてすぐ・寝る前・朝』の3回は必須でしょー。時間に余裕があればそこに『夕飯の後』と『朝食の後』も追加するわよ?


まぁ何はともあれ、留守番がいるなら私もお風呂に行こう!いそいそと温泉へ。日が昇る瞬間こそ間に合いませんでしたが、キレイな朝日を見ながら露天でまったりできました。義母とうちの母も先に入ってたんだけど、あれこれおしゃべりしたりしてそれなりに仲良くしてくれてるみたいで本当に嬉しいです。


朝風呂を満喫して部屋へ。ユウ、まだ寝てます。昨日はお昼寝もほとんどしなかったのに10時ぐらいまで起きてたみたいだから、そりゃ起きないよなぁ。とりあえず、朝はご飯派の義両親・うちの父・次郎くんから朝食に行く事にしました。ちなみに朝食は新館1階のレストランでビュッフェスタイル。朝はパン派の私と母でお留守番です。

しばらくして、帰って来たメンバーと交代してレストランへ。それほどメニュー豊富って程ではなかったけど、和洋バランスよくいろいろそろってておいしい朝食でした。食後のコーヒーまでゆっくり飲んで、部屋に戻ったらさすがにユウも起きてました。部屋の冷蔵庫にあったらしいオレンジジュースを飲んで上機嫌です。それぞれ着替えて準備して、9時半ぐらいにチェックアウトしました。料理もおいしかったし温泉も良かった。若干古いといっても気にするほどじゃなかったし、とてもいい旅館だったと思います。お世話になりました(^^)



さて、せっかくだから軽く観光でもするか、というわけでまずは島原城へ。島原城って意外と小さいんですね。熊本城がどーんとでっかくて、敷地も広くてその敷地の中に本丸だのナントカ櫓だのいくつも建物が点在してるので、なんとなくお城ってそういうもんだと思ってました。天守閣の中に入るのは有料だったので行かなかったんですが、そばにあった梅園でなぜかヤギと羊が飼われてて、ユウが
「やぎさんとひつじさーん」
と楽しそうでした。でも怖かったようで触れはしなかったんですけどね(苦笑)



すぐ帰ってもつまんないでしょ?という次郎くんの主張により、帰りは別のルートで。口之津という小さな港からフェリーに乗って、天草の鬼池という港に到着。天草方面から道の駅とかに寄りながら帰る事にしました。

この口之津という港がなんとも不思議…というか、ビックリしましたねぇ。今まで行った事のある『港』って、幹線道路からちょっと離れた所にあって大きな駐車場があって…って所ばっかりなんですが、ここは道端にいきなり港があるの。道沿いに駐車場と事務所があって、その駐車場からいきなり船に乗り込むんですよ。フェリー乗り場というよりは、イメージは完璧にただの漁港(笑)


天草に着いてからは、火力発電所の脇を通って
「わーでっか〜い」
と感動したり、断崖絶壁を降りていくような展望台で写真を撮ったり、道の駅のレストランでおいしい魚を食べたりしてドライブしつつ帰りました。しかし、私は朝から飲んでおいた酔い止めの薬がまずかったのか、1日中眠くてですね…車に乗ってる間はほとんどうとうとしてたような気がします。帰ってからもその眠気は治まらず、夜までゴロゴロ。義母が道の駅で買ったコノシロを刺身にしてお裾分けを持って来てくれたんですが、その時も寝てました。あ〜なんか義母の声がするな〜と思った覚えはあるのですが、それだけ。なんちゅー嫁だ(^^;



ていうか、よく考えたらユウのご飯が大問題。ホテルの夕飯は私達のご馳走からいくつかあげられそうな物もあったのに、全部拒否して卵ご飯で満足してたし、翌朝も寝てたからビュッフェには行けなくて港に向かう途中にコンビニでサンドイッチを買い、道の駅で昼食にした時も本人のリクエストによりうどん。せっかく旅行に行ったのに、ご当地のおいしいもの全然食べてない!(苦笑)

でもまぁ1泊2日ず〜っと楽しそうだったからいいか。両方のじいちゃんばあちゃんと歩き回って温泉入って一緒にご飯食べてお泊りして。本当にずっと楽しそうだった。全員で1部屋に泊まる事になった時にはどうなる事かと思ったけど、終わってみたら結果オーライです。むしろ同じ部屋だったおかげで、終始賑やかですごく楽しかったもん。これなら1〜2年に1回ぐらいの恒例にしてもいいな。



2009年09月22日(火) 島原家族旅行記(1)

あれは8月の終わりごろだったでしょうか。

9月に5連休があるという事で早くから話題になっており、私も、せっかくなのでこの機会にたまには家族旅行にでも行きたいな〜なんて考えていました。出かけたついでに旅行会社のパンフレットをいくつかもらってきて、パラパラめくる。

ユウが一緒だから、近場で1泊ぐらいで何かしら楽しめる所がいいよな〜。……あ、ハウステンボスなんていいな、花も一杯咲いてて風景がきれいだし。それとも、イオワールド(鹿児島水族館)かうみたまご(大分の水族館)なんかもいいかも。鹿児島か大分なら、近くで温泉も入れそう。


いくつか目星をつけてから、次郎君に言いました。
「ねぇ、9月の連休、どこか旅行行かない?1泊ぐらいで」
すると彼は言いました。

「あぁいいねぇ。それなら俺、島原行きたいな」



………島原?



いや、島原も別に悪くはないよ。でも、温泉しかないよね?温泉以外だと、島原城とか雲仙とか、とにかく子供が楽しめる所はほとんどないよね?なぜにそんな渋い場所を選ぶ?ていうか彼は、もう2年ぐらい前から言い続けてるんですよ。
「島原に行きたい」
って。その気になれば土日でもひょいっと行けそうな場所なのに、行きたい行きたいと言うばっかりで実際に計画立てたりとか全然しないから、結局ず〜っと“言ってるだけ”の状態だったの。また私も、島原にそこまで気分が盛り上がらなかったので、自分から積極的に話を進めなかったしね。(これが私も行きたい場所だったら、率先して計画立ててたと思うわ)


でもまぁ近いんですよ、島原。熊本港からだと、高速フェリーで30分で行けちゃうの。そしてうちは港に近い。子連れだから、あんまり移動に長時間かからない方がいいのは事実だし……というか個人的には、この旅行でユウに1度『長時間の移動』を体験させてみたかったんだよね。来月の愛媛行きに備えて。でもいきなり長々と車に乗せるよりは、『いつもよりちょっとだけ長距離』ぐらいからやってみた方がいいのかも。島原だと、愛媛行きには欠かせないフェリーも近距離だけど体験できるし。

と思い直して、パンフレットの島原のページを物色。どこがいいかな〜。他にメインとなる目的地がないのなら、料理がおいしくて温泉が充実した宿がいいな〜。あれこれと考えてたら、また次郎君が言いました。
「せっかくだから、親も誘ってみたら?」
……親?…って、どっちの?
「お前の。うちの親は多分無理だよ。母ちゃん、連休も仕事だろうし」
まぁ確かに、義母の仕事はサービス業なので連休はあんまり休めないだろうなぁ。でもいいのかな?うちだけ誘って。


ちょっと迷いましたが、せっかくそう言ってくれたので声をかけてみました。両親ともにすんなりOKだったのですが、やっぱり聞かれましたよ。
「あちらのご両親は誘わないの?」
って。そうだよねぇ、やっぱそう思うよねぇ。
「うん、いいみたい」
と言いつつも気になってはいた数日後。別件で義両親がうちに来たんですね。んでそこで
「連休は何するの?」
てな事を聞かれて、隠すのもなんだし、かといって
「実家の両親も一緒に温泉行くんです〜v」
と言ってそれだけってのもあんまりなので(笑)やはり話の流れで誘ってみたわけです。
「島原温泉に1泊行こうと思ってるんですけど、お義母さん達も行きませんか?うちの両親も一緒に行けるみたいなんです」
すると義母は日程を確認して言いました。
「うん、その日なら行けるわ」


………かくして、うち+私の両親+義両親、の計7人での1泊旅行が決定したわけです。


しかも、そうこうしてるうちに予約をするのがちょっと遅くなってしまい、候補の旅館に電話したら
「最大で8名様までご利用頂ける大きなお部屋一部屋でよろしければ、ご用意できるんですが…」
え、全員同じ部屋!?予定としては、夫婦ごとに1部屋取れたらいいなと思ってたんだけど。でももう旅行の予定日まで3週間を切ってたので、ここで却下しても他の宿が取れる確証もない。一応抑えておいて、両方の母親が嫌がらなければそれでいい事にしようかな。

まぁ正直言うと、私が一番腰が引けてたんですけどね(苦笑)だって義両親と初めての旅行というだけでもなんか緊張して落ち着かないのに、しかも同じ部屋とな。両方の母親にとっても、寝起きの顔や寝姿を見られるのはちょっとは抵抗があるんじゃないのか?

……と思っていたのですが
「全員で1つの部屋になっちゃうんだけど…」
と話してみたら、意外にも両方とも
「いいんじゃない?その方が楽しそうだし」
と母(×2)ノリノリ。そ、そう?(・・; かくして、当初の予定とは大幅に予定を変えての旅行が実現したのです。



熊本港からフェリーに乗り込む。初めての船に、ユウは乗るなり大はしゃぎです。デッキに出るのはいいんだけど、天気が微妙な上に船の速度が速いもんだから、ものすごい強風。髪が乱れまくって視界を塞がれ、ユウを追いかけるどころではありません(苦笑)義母が買ってくれたジュースを飲んでる時だけはおとなしく客室にいたんですが、それ以外はずっと船内をうろうろ。大人の誰かが入れ替わり立ち替わり付いて周る事に(^^;

しかしなんせ高速フェリー。30分で島原に到着です。ていうか今回は30分だったからいいけど、来月はみなとの所に行くんで3時間以上フェリーに乗るんですよ……行きはまだしも(早朝の船なのでユウは大半の時間を寝て過ごすはず)、帰りのフェリーの事を考えると今から恐ろしいです。


島原に着いたら、じゃぁとりあえず雲仙災害記念館にでも行ってみる?と移動。『災害記念館』という名称になんか違和感を感じたものの、まぁあの凄まじい噴火の被害を記録として残しておく場所なんだろうな。いや、“記念”って言うとなんか前向きなイメージないですか?結婚記念日とか建国記念日とか。だから災害とかマイナスのイメージがある言葉に記念って言葉がくっつくと、な〜んか違和感があるのですよ。(あ、知らない人のために……島原にある普賢岳という山が平成2年以降何度か噴火して、島原の町に甚大な被害を与えたのです。詳しくはコチラ

航空写真で見ると、当時の溶岩の流れた道筋が今でもはっきりとわかるのですね。あの頃私は高校生で、海を越えて飛んできた火山灰で学校のプールが汚れて使えなくなったり、家や車の窓が真っ黒に汚れて大変だった記憶があります。そのおかげで、高校のプールには屋根がつきましたよ。

しかし、記念館は入館料が1人1,000円もかかったので入口でUターン(笑)いや、友達との旅行だったら入ったかもしれないけど、50〜70代の親4人と3歳児連れてて
「せっかくだから見て行こう」
とは主張できませんでした(^^;

替わりに…というわけではないけど、近くの道の駅にある『土石流で埋まった状態で保存されてる民家』を見に行きました。2階建てのおうちが、1回の軒先付近まですっかり埋まってしまってるのです。当時、住人は既に皆非難していて人的被害はなかったそうですが、家族の思い出も何もかもが住み慣れた家ごと埋まってしまった時の気持ちはどうだったろうかと考えると、やっぱりちょっと辛いものがあります。


そうこうしてるうちに程よい時間になってきたので、宿泊先であるホテルへ。前に1度姉妹で来た事がある母が
「料理はおいしかったし値段も安かったけど、まぁその分建物は古かったよ」
と言ってたので覚悟はしてたんですが(笑)確かに古かったけど、不快になるほどではなかったです。むしろ、連休中でも1泊2食付1人9,000円弱である事を考えたら充分なレベル。

チェックインの手続きの間、ウェルカムドリンクみたいな感じで出された『寒ざらし』という地元名物。透明な液体の中に小さな白玉団子のような物が浮かんでたのですが…あ、甘い。液体の正体はシロップでした。甘〜いシロップに直径1cmぐらいの小さな白玉が浮いてるの。私はおいしく頂きましたが、次郎君はちょっと舐めただけでユウに渡してました。甘党の人じゃないと厳しいかな(苦笑)

部屋は、8畳と6畳の二間続きの和室でした。温泉じゃないけど内風呂もついてるし、大人数対応の部屋だからだろうな、トイレが2つ。建物のすぐ裏手が海なんですが、海に向かってバーンと窓があって眺めは素晴らしいです。ホテルの人の話だと、台風の時は下手すると2階ぐらいの高さまで波をかぶる事もあるとか。でもそれを見たさに台風の時期を狙って来る人もいるらしい(笑)

1つ難があったとするなら、部屋は本館5階の端っこ。温泉は新館3階の端っこ。そして本館から新館へは、1階のロビーまで降りないと行けない。つまり、温泉が一番遠い部屋だったんです(苦笑)まぁ仕方ないか。

夕飯までに一度温泉に入ってこよう!と準備。部屋にあった浴衣をそれぞれ着たのですが、ここでユウが……自分も着たいと言い出しました。でもさすがに子供用は置いてないしなぁ。ユウの甚平持って来ればよかったね、と話してる間にも
「ユウちゃんもこれ〜!!」
と大騒ぎ。結局、大人用のS・M・Lと3サイズあったうちのSサイズを、腰の所で無理やり端折ってどうにか着せました。帯もぐるぐる巻き。予想以上にかわいくなったので大爆笑する大人達をよそに、本人はすっかりご満悦。ちなみにロビーで聞いてみたら、帯を巻くんじゃなくて腰に紐が通ってて絞って着るタイプの子供用もあるそうなんですが
「クリーニング代が別途かかります」
と言われたのであっさり却下。だってどうせそれ着て寝るわけじゃないし、ユウ的には紐で絞るガウンのようなものじゃなくて、あくまでも『帯で巻いて着る、ママ達と同じ着物』が良かったんだもの。若干引きずりながらも、上機嫌で温泉に向かいましたよ。


温泉でまったりした後は夕ご飯。『部屋ではなくお食事処で』と聞いてたので、宴会場のような広いお座敷の一部なのかなと思ってたんですよ。それだとユウが他所の席に迷惑かけそうで心配だな、と。そしたら、部屋ごとに個室にお食事処でした。まぁ最終的には退屈したユウは部屋を出てしまってたんですが、でもさすがに他所のお客さんの個室に入ったりはしなかったから。廊下をうろちょろしただけなので、他のお客さんに迷惑はかけてなかったと思います。良かった良かった。

ご飯はおいしかったです〜!見事に全部おいしかった。お刺身も、目の前で鉄板焼きしたお肉も、ミニかまどで炊いたワカメご飯も、ガラカブのから揚げも、全部おいしくて大満足。予想外にユウが食べれるものがなくて焦りましたが(大人が6人もいるんだから、それぞれからあれやこれやとちょこちょこもらえばそれで足りるだろう…と、子供メニューはお願いしてなかったのです)白ご飯と卵をもらって卵ご飯で満足してるんだもん。金のかからない子じゃ(^^;


部屋に戻って一息ついたら、母と2人で2度目の温泉へ。どうせ寝る前にもう1度入るよね、と、さっき入った時にはメイクも落とさなかったし髪も洗ってなかったの。義母はもう半分寝てたので、声をかけませんでした。

さっぱりまったりして部屋に戻ったら、なんとすでに電気も消されて全員寝てました(**; いや、ユウは確かに昼間からはしゃぎっぱなしでお昼寝もしてなかったから早く寝るだろうとは思ってたけど、まさか10時過ぎに全員寝落ちするとは!風呂上りのほかほかの状態で布団に入るのは、正直ちょっと暑かったです…。


翌日に続く。



2009年09月21日(月) 今度は友達と行きたい。

もしかして4年ぶりぐらいじゃ!?と気がついてビックリ。


あ、『南小国に行くのが』という話です。


熊本の阿蘇に南小国という町があるのですね。小さな町なんだけど、有名な黒川温泉を始めとする温泉街が近くに多く、環境を生かした自然豊かなカフェやお店が多い、観光地としても人気の町です。

ここにあるケーキ屋さんが大好きで、独身の頃はドライブがてらよく行ってました。お店が経営するリンゴ園で取れたリンゴで作るアップルパイが人気の店で、同じく自家製パンで作るサンドイッチや、じっくり煮込んだカレーもおいしい。もちろんケーキもパンもテイクアウトできるので、お土産に買って帰ったり。近くに物産館や雑貨屋さんもたくさんあって、片道2時間という距離のせいもあって(苦笑)行って楽しんで帰ってくると丸1日遊べるという場所です。



実は昨日、ユウの運動会の後に妹と買い物に行った時に
「明日はお母さんと南小国にあるカフェレストランにランチに行くの〜」
という話を聞いて。いいなーと言ったら
「ヒマなら一緒に行く?」
と。でも、今日は祝日だけど次郎君は仕事と聞いてたので、
「そこはユウを連れても行けそうな店なの?」
と聞いたら
「ん〜……でも、オープンテラスの席が多い店だから、そこなら他のお客さんにもあまり迷惑にならないんじゃないかな。大人が3人もいるんだから大丈夫じゃない?」
だって。

いや、テラス席でも騒いだら充分迷惑だろ…と思ったのですが、1度そこに行ったという妹本人が
「多分、ユウ連れて行っても大丈夫そうな雰囲気」
と言うので、思い切って行ってみる事にしたわけです。で、そういえば結婚して以降は来てない気がするから、もしかして4年ぶりぐらいなんじゃ!?と。



さすがに連休中とあって道が若干混んでたのですが、予想よりは多くなかったです。お店も30分ぐらいは待ちましたが、いろんな木や花にユウが喜んでうろちょろしてたので、さほど退屈もせず。

肝心のお店は、確かにテラス席が多かった。むしろ、室内よりテラス席の方が多かったかも。それも街中のカフェみたいにテーブルや椅子がぎゅうぎゅうに並んでるのではなく、広〜い敷地にテーブルが点在してるって感じなの。さらに運のいい事に、離れのようになってる小部屋にある席に通してもらえたのです。順番待ちのノートに名前と人数と屋内・屋外の希望を書くのですが、人数欄に『4人(幼児1人含む)』と書いてたのですよ。もしかしたらそれを見て、他のお客様に迷惑になりにくい席を選んでもらえたのかも。

ユウもわかってるのか、部屋の中ではやりたい放題に遊んでましたが、部屋の外には出なかったもんね。おかげで、他のお客さんへの迷惑を(あまり)気にする事なく、ゆっくり食事を楽しめました。


あ、もちろん、料理はどれもとってもおいしかったです。連休メニューという事で4種類のランチから選べたのですが、前に妹が平日に来た時はもっとメニューが多かったらしい。母は『キノコとベーコンの醤油ベースのスパゲッティ』、妹は『チキンソテーと玄米のランチ』、私は『和牛のたたきとたっぷり野菜のランチ』。どれも野菜がたっぷりで、しかもメインだけじゃなくその野菜がおいしいの。店の雰囲気なんかも含めて、これだけ遠くてもまた来たいと思えるレベルでした。母が
「今日はこの席(離れ)だからいいけど、他の席だと小さい子連れはちょっと厳しいかもね。また友達とかと来るなら、その時はユウはうちに預けて来なさい」
と言ってくれたので、遠慮なくそうさせてもらおうと思います(笑)ちなみに、テラス席ならペット連れでもOKでした。



帰りには、お気に入りのケーキ屋さんで久々にケーキとパンも買えました。アップルパイはホールで買って3人で分ける事に。帰りには、入院してる祖母のお見舞いにも寄ってきました。寝てたので話は出来ませんでしたが、でももう起きてても、ちゃんと会話が出来る状態ではないからなぁ。とりあえず顔が見れただけでもよかった。



えーと1つだけ残念だったのが……行きの車で寝てしまったユウ。着いて、起こして
「とりあえずトイレだけでも行こうか」
とかなんとか話してるうちに、チャイルドシートに座ったままやっちゃいました……。部屋とかではお漏らしされてもまだ対処できるのですが、チャイルドシートでやられちゃうとどうしようもないですね(苦笑)

幸い、カフェのトイレが屋外にあって中がすごく広かったので、そこで着替えられました。最近は自分から
「トイレ行く」
と言ってくれる事も増えたのですが、起き抜けはまだあんまり我慢が効かないみたいですね(^^;



2009年09月20日(日) 3度目の運動会。

今日は、保育園の運動会でした。

義母は仕事の都合で行けなかったので義父だけ参加。8時前には家を出るから7時45分頃に来てねと言ってあったら、なんと義父は7時20分にやってきました(--; 私まだスッピンだしパジャマだし、コンタクトもつけてなかったですよ。遅くなられるよりはいいんだけど、早すぎるのもやめて欲しい…(苦笑)

ユウがなかなか起きなかったので、耳元で運動会の歌を歌ってやったんですよ。
『待ってた待ってた運動会♪わ〜いわ〜い赤組だ〜♪かけっこだって、負けないぞ〜♪エイエイオー!』
っていう歌なんですが、私、この歌をちゃんと知らなくてですね。『かけっこだって』の部分がよく判らなくて、適当に
「強い子だって負けないぞ〜♪」
とか歌ってたら、半分以上寝ぼけながらも
「かけっこだよ〜!」
とダメ出しされました(笑)


準備が出来たら私の両親も拾って保育園へ。すぐ近くで1人暮らししてる妹も、チャリで現地集合で見に来ました。去年は途中で雨が降ってきちゃって大変だったんですが、今年は暑いぐらいの晴天です。良かった良かった。

最初の入場行進も、その後の『運動会の歌』も準備体操も、全部上手に出来てました。去年と一昨年は歌も体操も固まっちゃってたのに…1年でこんなに違うんだなぁ。ま、体操の時は(私達を探してたのか)きょろきょろと落ち着きがなく、列から離れては保育士さんに連れ戻されるというのを繰り返してましたが(^^;


0歳児や1歳児クラスのお遊戯が終わったら、ユウのクラスのかけっこ。人数が少ないせいか、2人ずつ走るんですね。ユウ、堂々の2位(笑)さらにいくつか競技があって、ユウのクラスのお遊戯。歌に合わせてダンス……踊れてる!一昨年の初めての運動会の時にはギャン泣きして何もできず、去年の運動会の時は私に動かされてちょっとだけ踊るのが精一杯だったユウが、今年はちゃんと踊れてる!!(笑)前後2列になって踊ってて途中で前後が入れ替わるという所があったのですが、そこもちゃんと曲に合わせて後ろに下がって、隣の子と顔を見合わせながら楽しそうに踊ってるじゃないですか。いやぁ2歳と3歳でこんなに違うんだなぁ。

他所のクラスの競技を1つ挟んで、次はユウのクラスの技巧走。平均台や跳び箱を乗り越えて走っていって、最初に保育士さんから指示された品物を注文して受けとってゴールする、という障害物走。これまた上手に出来ました。


残念だったのは、ユウ、帽子を深くかぶりすぎていて一貫して顔がほとんど見えなかったってとこです(^^; ていうか、帽子が大きかったのかな?でも同じクラスの他の子はそんなに帽子が大きいって感じじゃないし…もしかして、ユウって意外と小顔?(ごめんなさい、ただの親バカですね)


そして、ユウの出番がすべて終わったら、次は次郎君です。

実は数日前、お迎えに行った時に
「保護者参加競技の参加者がなかなか決まらなくて…お願いできませんか?」
と頼まれ、お父さんでもお母さんでもどちらでもいいですよと言うので
「あ、じゃぁパパが出ます」
と気軽に引き受けたんですね(おい)。次郎君もそういうのは嫌いじゃないので、軽く
「あぁ、いいよ」
と言ってくれてたのですが……参加者が集まってみたら、なんと全員お母さん。まさかの“お父さん1人だけ”。これにはさすがに次郎君もちょっと抵抗があったようで
「……代わる?」
と言われたのですが、なんせ私は今年は出番がないと油断してて、ちょっとヒール高めの靴を履いてたのです。ウェッジソールだから安定感はそこそこあるんだけど、二人三脚に出れる靴ではない。

「ほら、よその人妻と二人三脚なんて滅多にない機会だよ。頑張っておいでよ」
と送り出したのですが、ペアになったのは保育士さんでした。よかったじゃん、若くてかわいいパートナーで(笑)



無事、出番はすべて終了。最後まで見てるのもユウが退屈しそうだったので、早めに帰る事にしました。せっかくだからどこかでお昼ご飯食べて行く?という事になり、妹が何気なく
「ユウ、何食べたい?」
と聞いたら
「ハンバーグ!」
というまさかの返事が。いつもなら、その質問には必ず
「ちゅるちゅる」(←うどんとか素麺とか)
と答えるのに!今日もそのつもりで、皆で
「じゃぁそこのうどん屋にでも行く?」
と話してたのでビックリです。結局、何度聞いてもハンバーグと答えるので、近くにあるファミレスに行きました。そしてユウは予告通り、お子様ランチのハンバーグを完食しました……珍しい事もあるもんだ。



昼食が済んだら私とユウだけ実家で降ろしてもらい、次郎君はお義父さんを乗せて帰宅。家でちょっと仕事したいんだって。私はユウを両親に預けて、妹と買い物に。市内のデパートでイタリア展をやってるので、買い物がてら覗いてきました。

冷凍のピザとかおいしそうだったんだけど、ちょっと高かったんだよね〜。あまり心惹かれるものもなく、妹と半分こしようとケーキだけ買いました。服とか靴とかも見たんだけど、これも今ひとつ……実は、来月ぐらいで期限切れになる商品券があるのですよ。なのでそれが使えるお店で何か探したかったんだけど、こういう時に限って欲しいと思う服がないんだよな〜。また行ってみよう。



2009年09月18日(金) 結局そういう人は何をやっても気に入らないんだよ。

今日は組合関係の会議で福岡に行ってきました。

会議そのものは滞りなく…というか、むしろ予定よりスムーズに進み、予定時間をかなり前倒しして終了。せっかく早く終わったし〜というわけで、皆でお茶してきました。本社に今年入社した新人女子2人と初めておしゃべりできて楽しかったです。


うちの会社の新人さんってほとんどが高卒の新規採用なんですが、この2人は2人とも以前はそれぞれ別の仕事をしてたっていう23歳。今までは全然違う職種にいたそうで、入社から半年経ってやっと慣れてきたとこです〜…と言いつつまだ緊張気味(笑)でも2人とも楽しい子でした。あんまり会う機会がないのが残念。





……でね、ここからはちょっと愚痴というか、どうにもひっかかった事なんですが。


実は、今回の会議をもって、我が社の数少ない女子のまとめ役をしてくださってた委員長さんが、引退されたのです。んで、最後に委員長さんが挨拶をしてる時にこそこそ動き回る本社の人がいて、あ、これはもしかして……と思っていたら、予想通り、花束が登場しました。長年委員長を務めてくれた方に『お疲れ様でした』と渡されて、みんなの拍手で締めくくられて……。




で、それで終わったら何も問題はなかったんですが。



終了後、移動するためのタクシーを待つ間本社ののんちゃんと話してたら、のんちゃんがなんかどんよりしてる。どうした?
「いや、さっきですね〜…」
うん。
「田山さん(委員長さん)にお花あげたじゃないですか」
うんうん。
「吉田さんに“なんで他の女子に了解取らずに勝手にあんな事するの?”って文句言われました」



はい!?



吉田さんってのも本社の年配の女子社員なんですが、この方、うちのお局・山上さん(久々登場)と並んで、つまらない事に口うるさいんで有名な要注意人物なんです。大体いつも会議の時も、この吉田さんか山上さんか、もう1人いる他支社のお局さんの3人の誰かが面倒な事を言い出して会議の雰囲気が悪くなって紛糾したりするという、地雷のような三婆人達。


その吉田さんが、さっきの花束の件でお怒りだと。


……いや、確かに、他の女子社員たちは誰も知りませんでした。のんちゃんいわく、今朝になって本社の青山さんという人が
「長年役員をしてくれた田山さんに何もなしでお終いじゃあんまりだから、せめてお花でも用意しない?」
と言い出して、急遽3人ぐらいで計画して手配したんだそうです。当然、他の支社の女性に了解取る暇なんてなかったわけですよ。

でも、正直言って私は、花束が登場した時ホッとしたんです。私が入社して以降、女子担当の副委員長さんや書記の人は何人か代わったんですが、委員長だけはずっと田山さんだったの。他になり手がいないからという理由だけで、10年以上も委員長を引き受けてくれてた人。その田山さんがやっと役員の仕事から解放される事になり、ここはやはり記念品の1つも贈った方がいいんじゃないかなという気持ちはありつつ……でも、ただでさえ女子の入社が少ないうちの会社。私も、勤務年数的にも年齢的にもまだまだ下っ端なんです。やはり雰囲気的には他の役員さんとか、過去に役員をした経験がある先輩職員からそういう意見が出てくるのが、流れとしては一番スムーズなんじゃないかと。

結果的にはそれを言い出してくれたのがあまりにギリギリで、他の女子社員には話を回しきれなかった…という状況だったようですが、でも私は花束が出てきた時
「あ、よかった。ちゃんと準備してくれてたんだ」
と思ってホッとしたんです。なのに、それに対して『なんで勝手にあんな事を』と怒ってる、と。



いや、そりゃぁさ、勝手に計画して
「というわけで花代を1人1,000円よろしくね」
とか強制的に徴収されたら、一瞬
「え?」
と思うかもしれないよ。でもそうじゃないわけです。
「皆に了承も得ずに用意しちゃったから、ゴメンね」
と花代は青山さんが全額自腹を切ってるんですよ。その状況で、普通怒るか?



要するに、吉田さんは自分の知らない所で事が進んだのが気に入らないだけなんじゃないのか?と話しつつ、なんていうか、大人気ないなぁと呆れてしまいました。自分達が思い至らなかった事にちゃんと気付いて手配してくれたと、感謝こそすれ怒る場面じゃないと思うんだけどなぁ。



2009年09月15日(火) 確かに『焼肉』なんだけどさ。

夕方、仕事から帰ると次郎君が既に帰ってました。そして
「さっき母ちゃんから電話あったんだけど、なんかケンタとケンジが来るから晩飯食いに来いって。焼肉するってよ」
……はい?


え〜と、確かケンタさんとケンジさんってのは次郎君のイトコ兄弟だ。この前の土曜日に結婚したのがケンタさんなんじゃなかったっけ?ケンジさんはどこぞに留学して博士号を取るための勉強中だとか。その兄弟が義実家に来るの?

なんでも、その兄弟は義実家が大好きなんだそうで、2人とも
「せっかく久しぶりに熊本に帰って来たんだからおばさんち(=義実家)に行きたい!」
という事で、2人それぞれの居住地に帰る前に遊びに来る事にしたらしい。


……つーかこれは次郎君サイドの親戚みんなに共通することなんだけど、なんでかあっちの親戚って義実家が大好きなんだよね。別に豪邸だとかそんな事はなく、むしろ古いし小さいしで決して住み心地のいい家ではないんだけど……これはあれだな、『住むのは別として、たまに遊びに行くにはすごくいい所』っていう感じなんだろうな(苦笑)



まぁそれはともかく、このお2人はどちらも県外在住(ていうか片方は国外だし)なので、まだ会った事がないんだよね。話にはよく出てくるので名前だけは知ってるって感じなんだけど…夕飯作らなくて済むのはラッキーだし、喜んでお邪魔してきました。

私達が着いた時には、ケンジさんだけがいました。どうやら長男のケンタさんはどこか別の場所から直行してくるようで、近くまで来たらマミさんが迎えに行く事になってるみたい。ユウは『おばーちゃんちに知らない人が!』って感じでちょっと固まってましたが(笑)遠巻きにケンジさんを気にしつつおにぎりを食べる。

ケンジさんてのがまたよくしゃべる人で、留学先での事とかあれこれ聞かせてくれてかなり楽しかったです。遅れて到着した兄・ケンタさんもこれまたよくしゃべる。こちらは仕事の転勤で関東にお住まいで、こないだの結婚式の準備に親があれこれ口を出して大変だったという話を聞かせてくれました。あぁ、うん。確かにあれこれ口出しそうな叔父さんと叔母さんだもんな〜(苦笑)

ケンタさんが
「結婚式ってあんなに親が口出しするもんですかね!?」
と言った時、お義母さんが
「うちは、次郎が“金を出さないなら口も出すな”って言ったから全然口出ししなかったわよ」
と豪快に笑って答えたのにはちょっとリアクションに困りました(^^; そうだね、義両親から言われた事といったら、『お義父さんに祝吟を謡わせてくれ』って事ぐらいだったわ(笑)


10時半過ぎぐらいまで楽しくおしゃべりしてご馳走になって、ユウがちょっと眠そうにし始めたので帰って来ました。初めて会ったけど、今までに会った事のあるどの『次郎君のイトコ』さんよりもよくしゃべる人達でした。でもうるさいとかでは全然なくて、すごく楽しいの。2人ともお住まいが遠いのが残念だわ。ユウも、帰る時にはちゃんと
「バイバイ」
と手を振るぐらいには気を許しましたよ。



それにしても、義実家の焼肉にはちょっとビックリしました。とにかく肉。スペースがある限り肉!って感じで、食べるペースが追いつかないぐらいどんどんホットプレートに乗せるんです。うちだと、野菜をガンガン焼いてその隙間で肉を焼くって感じなんだよね。だって牛肉とかキャベツってすぐ焼けるから、玉ねぎとか椎茸とか豚肉とか鶏肉とか『焼けるのに時間がかかるもの』の隙間で充分足りるじゃないですか。でも義実家ではひたすら肉がメインで、次郎君が
「何か野菜ないの?」
と言ってやっとキャベツとピーマンがちょっと出てきたぐらい。とにかく肉。牛肉やら豚ばら肉やらを所狭しと広げて、さらになぜか大量のエビ(^^; キャベツとピーマンが焼けたので食べてたら、空いたスペースにはまた肉(笑)なんかたんぱく質ばっかり摂ってた気がします。


ケンタさんが沖縄に行ってたそうで(新婚旅行だったのかな?)ちんすこうをお土産に頂きました。うちじゃ食べきれないから会社に持って行こう♪



2009年09月13日(日) ユウ、初めて義実家にお泊り。

金曜にゆっくりして早めに寝たせいか、土曜の朝、起きたら頭痛はようやく治まってました。あぁ良かった。9時過ぎに義母がやってきて、着付け開始。人に着物を着せてあげるのは初めてなので、本で確認しながらやりました。どうにか見れるように仕上げられたかな。


一緒に出席する次郎君共々見送って、ユウを連れて私の実家へ。2人で家にいるとユウはアンパンマンやらしまじろうやらを延々見たがるので、それより実家でじいちゃんばあちゃんに遊んでもらう方が良かろう。

この日は生憎の雨。農家の人とかはわざわざ散水するほどず〜〜っと晴天続きだったのに、よりによって結婚式のあるこの日だけ雨(苦笑)近くには運動会をやってる学校もあったようで、ちょっと気の毒でした。おかげでユウも大好きな水遊びができず、家の中でホースを振り回して遊んでましたよ。予想外の動きをするのが面白かったようです。



そろそろ披露宴終わるかな〜…という時間に次郎君から電話。今から帰ると言うので合わせて私も帰宅しました。

なんと次郎君、この日は仕事の付き合いで県南のA市に泊まりに行く事になってたのです。今度改装工事に関わる予定のレジャーホテルに、接待も兼ねてご招待されたそうで。泊まって宴会で海の幸を堪能して、日曜は早朝から釣りに行くんだって。いいなぁ。


…で、困ったのが交通手段。義実家から親戚共々結婚式場に往復するのも、翌日その親戚を連れて出かけて別の叔母さん宅に送っていくのも、次郎君のワンボックスを使う予定なのです。それだと1台で足りるから。次郎君はA市に行かなきゃいけなくなっちゃったんだけど、でもワンボックスは義実家で使う。そもそも、披露宴で散々飲んでくるはずの次郎君が、その直後に自分で運転していけるわけがない。

結局、ワンボックスは予定通り実家に貸しっぱなしにする事にして、私がそこまで次郎君を送っていく事になってしまったんです。A市って一口に言っても広いけど、近くても軽く1時間以上はかかる場所よ!?


しかも、結婚式の後って、新郎新婦それぞれの実家で親戚だけで二次会とかありますよね(あ、ない?これって田舎の方だけの習慣なのかな)。そこには叔父さん達へのご挨拶も兼ねて私とユウも顔を出す事になっていたので
「え〜、じゃぁ次郎君いないのに2人で行かなきゃいけないのか。それも面倒だな〜でもこの距離で2人で家にいて行かないってのも不自然だしな〜、しょうがない、ご飯食べに行くと思って顔出すか〜」
と思ってたのです。なのに、A市まで送って行く事になっちゃった。往復で多分3時間ぐらいはかかります。帰ってくる頃には、もう宴会も一段落してまったりしてる頃じゃないのか?ていうか、そんな長時間車に乗せてたらユウは寝るぞ?そこでがっつり寝られちゃったら、夜が寝なくなるじゃないか。


あーだこーだと相談した結果、ユウは義実家に預けて私1人で次郎君を送っていく事にしました。見慣れない親戚がいるとは言っても、大好きなじいちゃんばあちゃんにイトコのお兄ちゃんもいる。親戚でユウより2つ上の双子ちゃんも来る予定だから遊んでもらえそうだし、何よりそこでいっぱい食べていっぱい遊んでおけば、夜もスムーズに寝てくれるかもしれない。私はA市から帰ってご飯だけ食べさせてもらうつもりでちょっとだけ顔を出せばいいや。


行きは、次郎君の指示通り裏道を走ったら1時間ちょっとで目的地に着いてビックリ。でも、帰りにDVDの返却を頼まれてたので大きい道を帰ったら、えっらい遠回りでぐったりしちゃいました。次郎君に頼まれて何気なく引き受けたんだけど、あんなに距離が違うとは思わなかった……あ、でもそこのTSUTAYAで、密かに気になってた嵐のベストアルバムが買えたのでラッキーでした(笑)

ジャニーズのCDって初めて買ったかも…と思ってたのですが、よく考えてみたらあったな。披露宴のBGMに使いたくてkinki kidsのシングルを買った事があったっけ。でもあれはBGMにっていう目的があっての事であって、純粋に聴きたくて買うのはやっぱり初めてだわ。ここ数年のシングルは結構好きなのが多いので、ちゃんと聴いてみたかったんだよね。



家で一息ついて義実家に行ったら、もう皆さんいい感じに盛り上がってました。そして予想通り、もうあんまり料理も残ってないよ…結局、おにぎりとか巻き寿司とかサンドイッチとかばっかり食べてました。お刺身は好きなんだけど、それだけをおかずにおにぎり食べるってのは辛いもんがあります(泣)


ユウはやっぱり多少は寂しかったようで、私が着いてすぐは私にべったりくっついて離れなかったのですが、30分もしたらまた普通に遊び始めました。しかも予想外な事に、義母が何気なく
「ユウちゃん、今日はおばあちゃんちに泊まる?」
と聞いたら、あっさり
「うん」
と言うじゃないですか!え、マジで!?今まではそう言われても黙って首を振って拒否してたのに。

何度か聞いてみたんですが、ケロッとした顔で
「じいちゃんと寝る」
とか言うし。夕方、温泉に連れてってもらったので着替えさせようと思ってパジャマは持ってきてたんですが、じゃぁ本当にこのまま泊まる?どうせ明日も、私が次郎君を迎えに行かなきゃいけないから、義両親が親戚と出かけるのに一緒に連れてってもらう予定だし。

そうなると明日の分のオムツがないので(最近はもう1日の大半をパンツで過ごせるようになってはいるんだけど、まだこっちが気をつけて声をかけてあげないと自分から『トイレ行く』とは言えないんだよね。義両親はその辺あまりマメじゃないので、義両親と過ごす時はオムツが多いのです)、じゃぁ替えのオムツを袋に入れて玄関の前に置いておくので、出かける時に取って行って下さいという事になりました。結果的に、出産後初めて、家で1人の夜を過ごす事になってしまった。


義母に
「もしやっぱり泣いたりするようだったら、何時でもいいんで電話ください」
と言って義実家を出たのが10時半頃。帰ったらすぐ翌日のオムツと着替えを用意してビニール袋に入れて、メモを添えてチャイルドシートと一緒に玄関の前に置いておきました。

録画してた『どうでしょうクラッシック』を見て、ドラマも1つ見て、PCに入れてた写真の整理などして、みなととメッセで話してたらあっという間に朝方になっちゃいました……お互いに朝刊配達のバイクの音が聞こえた辺りで、慌てて切り上げて寝ましたよ。久々に家で1人の夜。ちょっと楽しかったかも(笑)




そして今日の朝、次郎君からの電話で起こされました。時刻は10時前……5時間も寝てません。朝の5時半ぐらいから船で釣りに出て、帰るのは昼過ぎかなって言ってなかった?なんでこんな早く電話してくるの?と思いながら電話に出たら
「あ、今からもう帰るから」
はい!?



いや、“帰るから”って、私は今からそこまで迎えに行かなきゃいけないんじゃないの?だったらその時間も考えて連絡してくれなきゃ!…と焦ったのですが
「途中までは、一緒に泊まってた人が乗せてってくれる事になったから。○○のコンビニの所まで迎えに来て」
……あ、それでいいのね。でもそれだと、もうすぐ家を出ないと間に合わない!私、今起きたのに!(笑)



大慌てで支度して迎えに行きましたよ。聞いてみたら、夜中の1時過ぎまで宴会してて朝5時過ぎには起きて沖に出て、眠いわ船酔いするわでかなりしんどかったらしい(苦笑)しかも
「…なんで釣りに行ったのに手ぶらなの?」
と聞いたら
「だってクーラーボックス持って行ってなかったから、○×建設の社長さんに全部あげてきちゃった」
だと!コルァ!!何しに行ったんじゃー!!←当然、魚のお土産があると思って楽しみにしてた。




二日酔いと船酔いでまだ気持ち悪いというので、まっすぐ家に帰りました。本当は、次郎君に余力があったらその近くの家具屋さんを覗いてみたかったのにな〜。


夜は、次郎君のリクエストであっさり水炊きに。ずいぶん涼しくなったので、鍋物もクーラー無しで辛くないですね。ユウはたっぷり夕方まで遊んで帰って来ました。義母の話だと
「寝る前にちょっと“ママ〜”って泣きそうだったけど、明日はばあちゃん達とお出かけするよーって言ったら割と素直に布団に入ったよ。それからしばらく1人で何かおしゃべりしてて、数を数えて遊びだしたから私も一緒に数えてたら、途中で私が先に寝ちゃってね〜。朝起きてから□△叔母さん(隣の部屋で寝てた)が、“ユウちゃんすごいのねぇ、1人で上手に数を数えてたわよ〜。14ぐらいまで数えたとこで私も寝ちゃったからいくつまでいけたのか判らないんだけど”って言ってたよ」
だそうで……数えてるうちに寝ちゃったって、麻酔が効くのを待ってるわけじゃないんだから!とちょっと笑いそうになりましたが(苦笑)起きてからはずっとご機嫌で過ごせたらしいので良かった良かった。

ただ、行く先々や道中でおやつをたんまり食べたらしく、夕飯をまったく食べませんでした。う〜む、まぁ1日ぐらい仕方ないか。



2009年09月11日(金) 頭痛薬が効きにくくなってるのか?

昨日は、職場の先輩のご家族が亡くなられたので、休暇をもらってお葬式に参列してきました。

普段はこういう場合は代表で誰か(所長とか部長とか直属の上司や同期の人)が行くのでその人にお香典を預けるのですが、今回は個人的に出席させてもらいました。私が入社した頃に、部署は違うけど同じ支社で働いてた先輩です。組合役員をしてた事もあっていろいろと気にかけてかわいがってもらったし、結果的にはかなわなかったけど、契約社員の私を正社員に登用するために会社に交渉してくれたりして本当にお世話になった先輩。その人のお母さんが亡くなられたと聞いたら、やはり一言お悔やみを言いたいじゃないですか。


しかし、実はなぜか朝起きた時からじわじわと頭痛がしてて、お葬式の帰りには危うく自分が事故りそうになるほど体調が悪くなる始末(--; どうにか夕方保育園に迎えに行きましたが、夕飯を作る気力ゼロ。次郎君に適当に買ってきてもらいました。

……本当はこういう時に、簡単なものでいいから何か作ってくれるとありがたいんだけど、彼は『自分で作るより買ってくる』人なんだよね…まぁ贅沢は言うまい。ユウはサンドイッチと納豆巻きを食べてご機嫌。



今日は、毎食後に頭痛薬を飲んでなんとか1日やり過ごす。おかしいな、天気が悪いわけでもないのに(どういう理屈かわかんないけど、天気が悪い日に頭痛が起こりやすい)あんまり薬がちゃんと効かなくて1日中頭痛が治まらない。でもまぁご飯がちゃんと食べれてるから大丈夫かな〜…と若干よれよれになりながら帰宅すると、待ち受けてた次郎君が言いました。
「おじちゃん達が来てるから、実家に夕飯食べに来いって母ちゃんが言ってるんだけど」

明日の親戚(次郎君の従弟)の結婚式のために、遠方から叔父さん・叔母さん達が見えてるんですね。で、義実家に泊まるの。そのために夕飯はご馳走を用意してるから、よかったら食べにおいで……という事のようなんだけど……今の体調でそれはちょっと辛いな〜…と思わず固まった私を見て、次郎君が更に言いました。
「でも咲良はきついようだったら無理しなくていいよって言ってたぞ。どうする?」


え〜、実は昨夜、ちょっと義母がうちに来たんですよ。んで頭痛で横になってる私を見てるのね。しかも横になってるうちに私はちょっと寝ちゃったみたいで、義母がいつ帰ったのか知らない。それぐらい具合が悪そうだというのを見てたので、『まだきついなら無理しなくていいよ』と言ってくれたようです。


まぁどうせ義両親的には私よりユウに来て欲しいんだろうしなぁ(笑)その遠方から来てる叔父さん達は、ユウが産まれてからまだ一度も会ってないので、この機会に会わせるのを楽しみにしてたようなんです。というわけで、お言葉に甘えて私は家でゆっくりさせてもらう事にして、次郎君とユウ2人で義実家に行ってもらいました。

レトルトのおかゆにレトルトカレーをかけて1人で夕飯。うん、具合は悪いけどご飯が食べられるうちは大丈夫。


……あ、そんなわけで、この日記は後日書いてます(^^;



2009年09月08日(火) 着るのと着せるのとじゃ大違い。

夜、義両親が来ました。

週末に次郎君のイトコの結婚式があるのですが、義母はそこで留袖を着る予定なんですね(あ、私は招待されてません)。で、
「着るの久しぶりだから、帯結びとかちょっとチェックしてくれない?」
と言われてて、そのために義両親がうちに来たわけです。



……ま、
「じゃぁ8時過ぎだったら夕飯も終わってるだろうし」
と言ってたのに8時前に到着されたおかげで、彼らが来た時うちらはまだ食事中でしたがね。お義父さん、常に10分前行動です(苦笑)




で、私としては、言われた通り『帯がきちんと結べてるかチェックするだけ』だと思ってたのですが、義母が着物を着ながら
「最近腕が上がらないから後ろで結ぶのがきつくてね〜。ちょっと咲良ちゃん、結んでくれない?」
と言い出したもんだから大慌て。私、自分で着るのは辛うじてできるようになってますが、人に着せるやり方は習ってないんですよ!(汗)

しかも、私が習ったのは帯を前で結んで最後にくるっと後ろに回すやり方なので、後ろで結ぼうとするともう全然わからないの。着付けの免状を取る時も、自分で着るのと人に着せるのと両方試験されるぐらい、着るのと着せるのとじゃ大きく違うのです。


とりあえず『なんとかお太鼓に見える』程度には仕上げましたが、でも多分確実に“正しい二重太鼓”にはなってない。義母は
「うん、案外時間もかからなくて済んだね。じゃぁ当日もよろしくね♪」
なんて気軽に言ってますが、見る人が見たら一発で
「あれ?あの帯なんか変じゃない?」
と気づくんじゃなかろうか。あわわわわ、親族がそれはまずいだろう!

幸い、着物の基本というか着付けの本は持ってるので、こりゃー当日までに勉強しとかなきゃ。







……で、ここからはちょっと呆れちゃった話。


その結婚式の話をしてて、義妹のマミさんの話になったんです。私が何気なく
「マミさんは洋装ですか?」
と聞いたら
「うん、マミちゃんは全然着物に興味ないから」
と義母。まぁ兄弟ならともかくイトコの結婚式だし、多少なりとも着物自体を好きじゃないと着ないよね…ていうか、そういえば私らの結婚式(つまりマミさんにとっては兄の結婚式)でも彼女は洋装だったしな〜なんて考えていたら、義母が
「それでね、マミちゃんは結婚式用にドレスを買ったんだけど、それが丈が短くてね」
と話しだしました。


試着せずに買ったのかな?と思いながら聞いてたら
「どうも前の持主が背の小さい人だったらしくて、マミちゃんはほら、ちょっと背が高いじゃない?だから本当はここ(足首)ぐらいまでのロングドレスなんだろうけど、マミちゃんが着るとここ(ふくらはぎ)辺りの長さになっちゃうのよ」

“前の持主”って…古着?え?結婚式に出席するための服に古着買ったの?

……と一瞬驚きましたが、でも考えてみたらそういうパーティードレスとかフォーマルってそんなに着る機会ないから、古着と言っても比較的いい状態であるのかも。と思い直して続きを聞く。

「しかも色が薄い水色でね、マミちゃんは地黒だから着てみたら似合わなくて(笑)」
……買う前に気付こうよ。
「結局、咲良ちゃん達の結婚式で着た黒い服にする事にして、それは諦めたの。まぁ安売りで525円だった奴だから惜しくもないし」







525円!?





いくら古着でも、ちゃんとしたフォーマルワンピだったら525円にはならないよね?って事は、それはそもそもフォーマルに使えない服だったんじゃないの!?あ、しかもよく考えたら、ロングドレスって夜の正装だ。昼間の結婚式にはアウトなんじゃなかったっけ。



「で、それに合わせてなんかキラキラしたボレロみたいな奴をしまむらで買ってきたの。そしたらそっちの方がドレスより高くて1,500円したんだって(笑)どうせそんなに何回も着ないのにもったいないって怒ってるのよ〜(笑)」






し、しまむら………結婚式で着る服をしまむら………1,500円を高いと怒る…………









いや、マミさんは息子2人を抱えたシングルマザーでしかも非正規職員(つまりパート)だから、それほど裕福じゃないってのは判る。

でも、それで親子3人頑張ってるってわけじゃなくて、実家に住んでるんだよ?彼女の自由になるお金が月々いくらあるのか知らないけど、なんていうか、あまりにも感覚がずれてない?そりゃ確かにマミさんの年齢(36歳)を考えると、今後親戚や友達の結婚式に出席する機会ってそう多くはないだろうから『どうせそんなに何回も着ないのに』ってのはわかるけど、逆に、その年齢でそういう場に来て行ける服を持ってないって事の方がおかしいんじゃないかと……(--;



つっこみたい所は山ほどあったんだけど、嫁の立場で何が言えようか。
「大変ですよね、出席するのも〜…」
と力なく笑う事しかできませんでした。


いや、いい人なんですけどね、マミさん。ちょっとビックリした話でした。



2009年09月06日(日) これは男女差というより個人差だよね。

夜の事です。


テレビを見てた時だったと思うんですが、ユウがテーブルの上の何かに手を伸ばし、その手が当たってコップが倒れました。そのコップにはまだ半分以上麦茶が入っていて、当然その麦茶はテーブルの上にだーっとこぼれてしまい……思わず
「あー!」
と声を上げました。

とりあえずコップを戻して、テーブルの上に広がっていく麦茶で濡れないようにその辺にあったものを持ち上げる。で、私がわーわー言いながらそうやってるのに、ですよ。





「なんで次郎君そうノーリアクションなの?」





そう言われて初めて気がついたみたいな顔で
「あ、ごめん」
と起き上がって(それまで寝転んでテレビ見てた)、でも起き上がっただけ。
「あ〜ぁ」
みたいな顔でただ見てるので、
「タオル!」
とテーブルの上にあった私のハンドタオルを顎で示すと
「あ、はい」
と取って渡す。もらったタオルで、持ち上げてた旅行のパンフレットやテレビのリモコンを手早く拭いてテーブルも拭いて…その間、次郎君は
『あ〜やっちゃったな〜』
みたいな顔でちょっとしょんぼりしてるユウを膝に抱き上げて
「ユウ、お父さん怒られちゃったよ」
とか呟いている。いやいやちょっと待て。

ユウはいいよ。まだ3歳ちょっとなんだもん、むしろユウの手が届く範囲に麦茶が入ったコップを置いて油断してたこっちが悪いよ。でも、すぐそばで妻がわーわー言ってるのに
「どうしたの?」
の一言もなく完全にノーリアクションだったら、それは怒られて当然じゃない!?しかも、今この状況を見てるよね?だったら
「ハンドタオル1枚じゃ足りないって見て判らない!?」
……と言ってもまだピンと来ないようだったので、結局自分で新しいタオルを取りに立ちました。どうしてそう気が利かないの!?


これが女だったら、間違いなく何か動きますよ。前に子連ればっかり4組ぐらいでランチしてて1人の子がお味噌汁をこぼしちゃった時は、その母親が
「あっ!」
と言った次の瞬間には、全員がそこに向かっておしぼりを投げました。さらに1人は店員さんに
「すみません、新しいおしぼり下さい」
と声をかけました。そのぐらい、言われなくても思いつくでしょ?


前にもこういう事があったんですよ。ユウがうんちしちゃって、ちょっと下痢気味だったせいでオムツからちょっと漏れて、気が付いたらパジャマが汚れてたんです。次郎君が先にそれに気が付いて、私が
「ユウ、オムツ替えてちょっと着替えようね」
とパジャマを脱がせたんですが……彼は座ったまま。次郎君の方がオムツを置いてる場所に近い位置に座ってるのに、ですよ。思わずイラッとして
「替えのオムツを取ってこようとか、そういう事は思いつかない?」
とちょっとキツイ口調で言ってしまったんですが
「……なんで俺が怒られるの?」
とぼそぼそ言いながら取りに行く始末。


いや、私の言い方がキツかったのは認めるよ。でも言われても仕方のない状況だと思わない?私、そんなに多くを要求してるつもりはないけど?



なんていうか、結婚までずっと実家暮らしだった次郎君は、基本的に家事能力がない。本人は
「やらないだけでやればできる」
と言うんだけど、本当に“やればできる”人は、食べた後の食器をいつまでも流しに持って行かずに置きっぱなしにしたりしないと思うの。持って行っても水を溜める事もなくただ食器を置くだけ、なんてマネはしないと思うの。たたんだ洗濯物が置いてあっても、自分でタンスにしまう事もせずに置きっぱなしにしたりしないと思うの。


えーと彼はもうすぐ40になるんですけど、今から躾け直して間に合いますかね?


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咲良 [MAIL]

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