2005年07月31日(日) |
けっしてあきらめない |
夏の高校選抜野球、静清工業高校が富士宮北高校を下して優勝しました。5回の静清工業の5回の攻撃もすごかったと思いますが、9回富士宮北校の粘り強さにも驚きました。
9回表、1死で4対1、もうだめかと思いきやヒット、そしてエラーで1・2塁、そのあとなんとダブルスチールで2・3塁、あわや抜けるかと思うライトフライで犠牲打、4対2。そして、そのあとにホームスチール、ピッチャーのボークを取られ、4対3。
ランナー3塁、2アウト、カウントはツー、スリー。1打同点。最後は残念ながら三振、試合が終わりました。負けるのかなと思っていた試合が、最後に勝つのではという所まで試合の力関係を変えていく気迫。富士宮北の選手と監督の心情、思いをはせてしまいました。
戦いというのは、天の声、地の利、時の運があわさって予測しない結果を生みます。最後まで、諦めてはいけないということをこの試合で再認識しました。静岡空港、8月18日、19日土地の境界確認通知がきていよいよ強制収用が始まります。空港運営会社の社長に鈴木修さんが就任するそうですが、戦いはこれからも続きます。
決してあきらめません。
2005年07月30日(土) |
日本語教育センターで八木健次さんのウイグル族写真展 |
今日の16:00から静岡日本語教育センターで、留学生達が保証人の方々と自国の食文化を通じて交流する「第1回感謝祭」が行われました。ベトナム料理とバングラディッシュ料理、そして民族服で異文化空間が見事に再現されていました。イヤー驚きます。50人くらいが2階の教室でワイワイガヤガヤ、とても楽しいひとときでした。
そのセンターの1階学生会館ホールで八木健次さんの写真展が開催されています。中国のウイグル族を対象にしていて、とてもいい感じです。30〜40くらいの作品でしょうか、子供達が中心です。1986年頃のものだそうで、モノトーンの世界は絵画を連想させます。八木さんによると、「20代の頃の写真でただとにかく撮るという感じでとっていました。実は写真を始める前に絵画の分野を先駆けていたので、そんな感じに受け取られるかもしれません」。納得。是非、見にいいてください。
実は、彼はパレスチナ映画を作っていて、題名が「ザ・ウオール」。この映画が今日焼津の「ゴジラ」映画祭で上映されるとのこと。私は、まだこの作品は見ていませんが、面白そうです。八木健次さんの全体像を知りたくなります。
今日は、朝から明日の特別養護老人ホームのカリタスで太鼓演奏に向けての特別練習でした。久しぶりというのと伴奏をやるつもりが主旋律の方をやるとのことでめちゃめちゃな特訓でした。なんとか形になりそうですがどうなる事やら。今も口ずさんでいます。「すっとん、どんどこ、スットン、ドンドコ、そーれ、そーれ、そーれ、よいいやさ、ドン、ドーン」。
2005年07月29日(金) |
頑張れ!石川豊治蒲原町長 |
県知事選挙と同じ時期に行われた蒲原町長選挙、合併反対派の石川さんが僅差で勝利しました。当選直後に静岡市との合併事務作業の中止指示を出し、撤回せざるをえなかったという報道を目にしながら動向が気になっていました。
昨日の静岡新聞夕刊でインタビュー記事がありました。「12月の定例議会に向けて合併関連議案の再提出が可能なのか検討を始めます」「仮に議決が法的に認められないとしても、町議会の現在の意志を再提示していくことに意義があると思います」「あらゆる手段を検討して元の蒲原町に戻す努力を続けます」。
このインタビューを読んで見ると新町長の中に「元の蒲原町に戻す戦略」が不明確のように思われます。助役を選んで合併白紙の手続きを明確にするということでしょうが、ちょっと不安を感じます。県議会の果たした役割を考えると他人事ではありません。
この問題は、3月の知事提案の際に触れていますが、最終的には、小嶋静岡市長による4月1日以降の静岡臨時議会の召集、分離・分割提案しかありません。その為には、蒲原町長だけでなく町議会の意志としても合併ノーを確認しておかなければなりません。ただ、町議会も前町長と同一歩調で住民投票結果を無視して合併議決をしているだけに、多数派工作が成立しているのかどうか、これは重要な問題です。
蒲原町長頑張れ! 1度、町長を訪ねてみたいと思います。
※※産経新聞で選挙連載4「浮動票より投票率抑制 共産党との共闘 44,49%の陰に「奇妙なねじれ」」。読みましたが、やや気になる箇所もあります。「自前の後援会を持たず、選挙ポスターをを全県に張ることさえ難しい吉田にとって、共産の組織と動員力は、のどから手が出るほどほしかった」。これはきのうの日記でも触れています。選対への取材でそうした認識を示した方がいるからそうなっているのか、よくわかりませんが、少なくも私はこの認識は持っていませんので、違和感があります。
「投票率があがるほどこちらが不利になる」論、私は「微妙」と日記で書いた事がありますが、不利と断定は出来ません。共産推薦問題で、「社民に推薦を求めた。革新色を強める事で一定の票を確保すると同時に、一般有権者の関心を薄め、投票率を下げる奇策だった」は、かなり事実と違うのではないかと思います。社民推薦は、出来る限りの共産党だけの推薦でなく、幅広い政党が支持していることで県民党色を強めたいということでありました。これが、「投票率を下げる奇策」論まで行くと首をひねりたくなります。
2005年07月28日(木) |
動きはじめた強制収用手続き |
昨日、県から私を含め静岡空港共有地権者に、8月19日に境界線の確認をしたいので印鑑持参の上、現地に集合してくださいという案内がきました。35条調査とは別とのこと。いよいよ動き始めました。
今日の日本経済新聞、産経新聞、朝日新聞に3回目の選挙連載報道があります。
日本経済新聞−「空港建設に”お墨付き” 強制収用、思い説明責任」。前半で吉田さんに空港問題がローカルマニュフェストでのすぐやる政策の中での順位が低い理由についてのインタビュー、知事サイドの世論の関心は建設の是非ではなく利活用の段階論、そして一般県民に依然として存在する反対論の紹介を行い強制収用への説明責任必要という流れです。
空港問題は、石川現職当選でどう展開するのか。当然、「お墨付き」論はありますが、しかし、選挙期間中の3社の世論調査を見る限り、世論は強制収用を是としていません。同時に投票率44,49%で有権者の信を得たとは胸をはれない中で、手続の既成事実でここが突破できるのか。
そして、住民団体が次の手をどう構想するのか、ここにかかります。再度の住民投票条例制定運動案もひとつの案ですが、エネルギを組織できるのか。ここは大いに議論が必要です。明日、県民の会は選挙後の初会合になります。
産経新聞ー「通用しなかった「組織力」 県都で敗北 自民県連総選挙・・少なからぬ動揺」。知事側は「全開票区トップの圧倒的な勝利」、投票率50%を目指し「なりふり構わずやった」が、「都市部の浮動票は石川に流れなかった」。「無名候補にも勝つことが出来ない県都の実体。組織力という”神通力”を失った現実を改めて突きつけられた自民党には、敗北感すら漂っている」
これが事実とすると、自民党は予想以上に50万批判票の重さを実感していることになります。このことを私達がどのように活用できるのか、これも選挙後の重要ポイントです。
朝日新聞ー「「共産色」戸惑いも 吉田陣営 組織力は発揮」。前半は、「一本化記者会見」での共産党推薦問題での微妙なやり取りから民主党候補強調の経過の紹介。後半で共産党推薦効用論の流れ。「組織のない吉田陣営が強固な組織票を得て、更にポスターを全県にくまなく張れたのは、共産党のおかげだ。一方、共産党色が出ることで逃げた保守層もあった」。
「全県くまなく張れたのは共産党のおかげだ」は事実と違います。7月5日以降に共産党の方々に協力してもらった一部の地域はありますが、基本的に「一本化があろうとなかろうと」ポスター張り体制は整えていました。何故このことを言わなければならないかというと、全県でのポスター張りは、共産党とか、連合とか、組織がないと出来ない、だから連携しなければいけない論が、一部の住民団体や民主党の多くの国会議員にあるからです。
過去2回の知事選挙で共産党の方々の力は借りずに一日でポスターを張りきってきた実績があります。つまり、組織がないと選挙が戦えないという「信仰」から解放され、ポスター張りも含め県民一人一人に依拠した選挙戦を学んで欲しいわけです。ただ、吉田陣営の中で「一本化しなければポスター張りに協力しない」という運動方針と選挙実務を混同する主張もあり、ポスター張り計画が混乱した時期もありました。
共産党の方々との協力を得るということと共産党の推薦をもらうということは別の問題です。これが、「一本化」問題の最大の論点でありました。全国でのこうした首長選挙で「プラス、マイナス」の経験があります。応援はするけれども推薦という形にこだわらない、「大人の選択」はありえたわけです。7月5日段階で「吉田氏個人による「推薦返上」方針も議論されていました。
「50万の半分はわが党などの努力」などといわれると、過去2回の選挙で、97年が住民団体候補15万、共産党候補15万、01年が住民団体候補57万、共産党候補9,5万を振り返っただけでも全く根拠のない主張であることは、すぐにわかります。松下委員長の発言を聞くと、努力していただいたことは認めますが、結局「わが党だけが正しい」路線の転換がなされていないんだ、なというのが実感です。
2005年07月27日(水) |
批判される分裂民主党、もろ刃の共産党推薦 |
台風一過、空は真っ青、夏らしい朝でした。幸に心配された台風も針路変更で静岡市での被害はありませんでした。きのうは雨でJR安倍川駅前街頭演説は中止しましたが、今日は静岡駅南口で行いました。
選挙の中心にいて、結果を厳粛に受け止めなければならない立場と不祥事、静岡空港強制収用への反撃をどう準備するのかという監視役としての立場とが入り混じりながらの演説でした。こうした中からこれからのヒントが生まれるのかもしれません。
各社の連載・いろいろです。全体として出遅れと知名度不足、民主党分裂と共産党推薦、争点設定などについての多角的な分析が行われています。これらの中からもヒントを得たい思いでいっぱいです。
読売新聞−「上」で「投票率44% 圧勝に程遠く 空港、不祥事・・視界なお不良」、「下」で「民主の亀裂 さらに拡大 両候補の演説会場に党の旗」。25日には、「静岡空港建設は必ずしも追い風にならず、多選批判は予想以上に強かった。対立候補の一本化調整の遅れなど”敵失”に助けられた面も強かった」。納得。
朝日新聞ー「上」で「石川陣営支えた組織票 批判票50万 圧勝に影」、「中」で分裂民主、動けず 石川・吉田両陣営に旗」。「有権者の思い・選挙を終えて 当選予想通り、50万人が県政反対、公金管理しっかり、5割以上棄権残念」、「下」でどのような展開をしてくれるのか、に期待。
静岡新聞−「上」で「石川県政の「実績」信任 4選の重み」で写真説明に「支援を受けた連合静岡の石井会長と握手を交わす石川知事」。「下」で「”県民連合”は戦略は幻に ぶれた軸足」で写真説明「陣営の旗と民主党ののぼりを背に、有権者に支援を求める吉田氏」。50万の批判票の評価はどこにもない。
毎日新聞−支局長司会による担当記者2人の知事選座談会で特集。「50万批判票ズシリ 吉田氏 共産支援はもろ刃 空港問題 石川氏の手腕注目」。「多選批判は年齢とセットでないと、有権者に投票行動に大きな影響を与えるまでにいかないのかもしれない」。25日の支局長署名コメントの知事への高い評価にウーン!?
中日新聞−誌面が沢山ある割りに選挙後報道はジミ。25日、26日のみ。「石川氏 得票率で27%どまり 激戦だった今回の知事選」とデータによる「磐石の勝利だったがが、得票率を分析すると、過去三度の選挙より激戦だった」と分析。まつや日記での「吉田さんは前回得票率を上回る」の間違いの指摘受け反省。
産経新聞ー連載1「低投票率 静かな知事選 分裂した民主 示せなかった存在感 異なる基盤 候補統一できず」。連載2「低投票率 静かな知事選 消えた争点 必要だった幅広い論争 吉田陣営 空港、多選・・絞りきれず」。25日に「石川氏、圧勝で4選」と各社の中で唯一「圧勝」を使ったが、本当か。
日本経済新聞−「上」で「石川知事4選 静岡県政の課題 「質」問われる4期目 積極支持の拡大課題に」。「中」で「石川知事4選 静岡県政の課題 積極投資と財政再建 両立へ試される手腕」。朝日と並んで「下」があることに期待。取材体制からか25日に選挙報道はなし。これも日経らしい対応なのか。
2005年07月26日(火) |
新聞各社の選挙総括はじまる |
昨日は、農業水産部主催の遺伝子組替え作物講演会がありました。講師の安全性に関する知識不足問題も明らかになりましたが、質問時間があまりに少なく、がっかりしました。当局側のせっかくのやる気ですので、賛成派、反対派を交えてのシンポジウムをやっていただきたいものです。新潟県では、県主催の賛成派、反対派まさに平等な討論会を開催しています。これも知事の政治姿勢によるものが大きいいようです。
さて、各新聞社の知事選挙総括が始まりました。これからの4年間、直接的には静岡空港問題の強制収用問題が動き始めますが、選挙結果総括をどう分析するかによってかなりのズレが出てきます。「空港はいらない県民の会」からの3社の世論調査結果をひとつの支えにして、検討がはじまる再度の住民投票運動と土地収用測量問題が今後の焦点になってきます。
記者会見で、石川知事は、半数以上が投票していないことに対しての質問で「私への消極賛成」だとの言い分、4年前も確か同じようないい方をしていますが、この方の変わらない「慢心」体質でしょうか。
各政党の記者会見もあったようです。(朝日新聞朝刊より) 自民党・前沢侑幹事長「圧倒的な信任は得られた」「吉田氏の50万票は予想より多い。多選批判が予想より多かった」「静岡空港への県民の理解は得られた」−不思議にも多選批判は認めながら空港批判は認めない、おかしくは・・・。
民主党・榛葉和津也幹事長「様々な事情の中で対抗馬を出せたのかということを交えて、投票率がこう言う結果になったのは問題。県連の分裂が深まったとは思っていない」−鳩山来静問題など自ら分裂を深めた妨害工作を潔く認めるべし。
公明党・谷副代表「石川知事の82万票はよく取ったのではないか」「空港問題、県庁の不祥事が長引いているとの指摘もあった、多選批判はなかったようだ」―公明党らしいコメント。
共産党・松下功委員長「善戦健闘」「覚書という名称の協定を結び、候補者を一本化したことが最大の要因。共同が早ければ覆すことが可能だった」「この経験を生かしたい」―覚書と党推薦の区別の真摯な自己切開を求めたいが・・・・。
社民党・酒井邦夫代表「社民党に「支持でなく推薦に」ととの働きかけがあった」「推薦の腹を決めて文書を作ったが、「政党とは協定しない」と断られた」ー共産党との関係での吉田陣営の揺れ動きについての言い分は、そのとおり。
それにしてもこうした記者会見に登場できない「緑の会議」としては、やや複雑な想いです。昨年の参議院選挙については、中村敦夫参議院議員現職がいたこともあり、会見要請を受けました。直接的に国会議員を含むことが要件のようですが、ローカルパーティ的に登場をした場合、どのような扱いを受けるのか。今回の選挙での共産党推薦を打ち消す為の社民党推薦移行要請や民主党色強化方針を先頭でやらざるをえない立場としては、自己矛盾でした。
各社の選挙総括については、連載ではじまっている社もあり、明日にします。
2005年07月25日(月) |
吉田としあき氏、善戦するも敗れる |
吉田としあき氏−502,919、石川よしのぶ氏ー821,492、吉田としあきさんが敗れました。本当に残念な結果です。選対本部長代行という立場にありながら、当選を実現できなかった自らの非力さを、まず、候補者本人、支援者、応援してくださった50万余の方々へのお詫びをさせていただくと同時に大きな応援をいただいたことに深い感謝の念を申し上げます。
とにかく、直接に、街頭でと、今日の朝、新静岡センター前にたちました。ただ、選挙後ということで宣伝カーが事務所になく、「まつや清」ののぼり旗をたてての肉声によらざるをえませんでした。やむなく「知事選挙での吉田さん支援、ありがとうございました」を訴え続けました。
今日、訴えたかったことは、この選挙戦がわずか2ヶ月という短期であったにもかかわらず、石川陣営をして一度は「負けるかもしれない」と震撼せしめた戦いであったということです。「勝てるチャンス」は存在していました。それは、有権者の底流に流れる「多選、不祥事批判」がいかに大きかったかを示しています。石川陣営が目標とした「全県での圧倒的勝利」は実現していません。この有権者の批判票は、今後の県政運営に大きな影響力を持ち続けます。 そして、このような戦いを実現できた大きな力は、まず何よりも17日間という長丁場の選挙戦を「4戦阻止、県政刷新」の訴えを全力で戦いつづけた吉田さん自身のパワーです。それを支えたものの一つが、海野徹さん、小沢猛男さんの辞退など多少のギクシャクがありながらも候補者を「一本化」した「1対1の構図」です。
もうひとつが、「新しい静岡県を創ろう会」が中心となって、告示前2周間、全県の市町での吉田さんの街頭演説を展開し、4年前の水野誠一さん選挙に関わった多くの支持者を掘り起こし、県民パワーを再結集できたことです。また、この全県一周は、記者会見段階で政治経験ゼロという候補者としての不安を一掃し、7月7日の告示には、まさに知事にふさわしい立候補者吉田としあき像を作り上げました。
同時に、この選挙中盤戦でのマスコミ3社による世論調査は、「空港はいらない県民の会」を中心に空港建設推進に屈することなく、粘り強く戦いつづけてきた住民運動が、いまだ、県民の多くの人々の中に、空港はいらないという世論を存在せしめていること、まして、土地収用という力による問題解決は支持されていないことを明らかにしました。今後の反対運動に大きな橋頭堡を作ってくれました。
この戦いに敗れましたが、元気も出る戦いであったという側面を強調しすぎることはありません。勿論、選挙戦において敗れたことは事実です。しばらくの間、少し元気がなくなったり、失望する期間があるかもしれません。選挙の敗北総括もきちんとやらなければなりません。
市民レベルでの候補者擁立を実現できず、吉田さん擁立をできたものの準備期間が短かったこと、全県選挙で勝利を実現する戦略・組織の練り方に不明確さがあったこと、批判・反対派としてアピールと夢ある静岡県像をローカルマニュフェストで示すことの間にギャップがあること、無党派層の50%しか獲得できなかった出口調査結果と候補者一本化過程での共産党推薦のありかた、民主党支持者の7割が吉田さんに投票している出口調査結果と実際の民主党の役割、市民運動・住民運動と選挙、政治、政党への関わり方など徹底した議論が必要です。
元気が出ている最大のものは、「無名の」候補吉田さんの戦いをして、82万対50万の選挙結果がでていることであり、4年前の102万対57万より、得票率において今回がまさっています。50万人の批判票を「一握り」と無視することは出来ないし、させてはなりません。そして、それは、石川氏を支えるスズキ会長がいみじくも語った「投票率が50%以下では、例え勝ったとしても信任を得たことにならない」という44,49%という低投票率の中での石川氏の当選であり、空港の土地収用含め「好き勝手」を担保したものでもありません。
戦いは、これで終わらないし、これからも続きます。
選挙運動最終日に震度5の地震が東京を襲ったこともこれからの私達自身の今後の大きな課題として、浜岡原発震災対策が緊急課題であることを示唆しています。この選挙結果にひるむことなく、県民の県政批判パワーに支えられながら石川知事の4期目への批判勢力の先頭でがんばりつづけることをお約束したいと思います。
久しぶりに小雨降る中、マラソンしました。しばらく走らなかったら、刑務所傍の安東川の橋が工事でなくなっており、コースを迂回せざるを得ませんでした。世の中に追いてきぼれ、ウーンと走りながら考えこんでしまいました。
体にどんな状態か聞きながら走るわけですが、いろんな事がわかります。デスクワークばかりでは、からだのバランスを崩すということも実感します。やっぱり、体動かして汗をかかないといけません。
そして、日常での諸活動が頭を巡ります。太鼓サークルの来週の特別養護老人ホームでの慰問演奏に備えて練習、明日は、農業水産部主催の遺伝子組替え学習会、・・・選挙という特殊な短期決戦的時間空間、生活密着のはずが、やや離反。
マラソン途中で、竜南小学校によって投票しました。記入所でふっと前を見ると石川よしのぶ、吉田としあき、この二つしかありません。瞬間に、この選挙、勝つ、直感してしまいました。
投票率は、昼の12時過ぎで13%、低いです。でも8時まで、まだ8時間ある、単純計算で行けば、40%くらいの投票率になります。帰り走りながら、一体吉田としあきさんの投票数はどれくらいになるのか、昨年の参議院選挙、4年前の知事選挙、共産党の支援・・・・。
いろいろ考え考えのマラソンで知らぬ間に家にたどり着いていた、感じ。夜の開票に備えます。
2005年07月23日(土) |
最終日、各新聞社報道 |
いよいよ選挙戦も最終日となりました。昨日は若者の「静岡の中心で知事選を酒ぶ−ビアガーデンに集まれ」投票にイコウゼーキャンペーンも盛り上がったようです。気にはなっていましたが参加は出来ませんでした。終わった後の片付けシーンをちょっと様子見した程度でした。
毎日新聞−識者に聞くシリーズ3回目、千葉大学教授・新藤宗幸さんのインタビュー。北川正恭さん、山口祐子さん含め読み応えがありました。2候補の政策・主張として石川候補の暮らし満足度日本一宣言、吉田候補のローカルマニュフェストをきちんと紹介しています。
朝日新聞ー有権者の思い・投票直前10人の方々の3回にわたる意見紹介。この企画期間中の有権者の気持ちの揺れ動きがよくわかり、シリーズ全体を面白く読みました。三島市での細野豪志衆議院議員の動きは、既に昨日割りと詳しく報道しています。
読売新聞−きょう最後の舌戦 あす投開票 石川陣営、吉田陣営のそれぞれを全般的に紹介し、オーソドックな最終日報道。吉田陣営の中で一昨日の三島市での細野豪志衆議院議員の応援に若干触れています。
中日新聞−一面扱いではありますが、ロンドン同時テロニュースの次の扱い。両陣営を一般的に紹介しています。三島市での細野豪志議員の動きに関しては触れていません。
産経新聞−オーソドックスな最終日報道です。文中で、三島市での細野豪志衆議院議員の集会参加をとらえ、「巻き返しへの好材料を得た感じだ」とやや詳しく触れています。
静岡新聞−「知事選挙 あす投票」と一面トップの扱いです。両陣営の概括的な紹介をおこなっています。吉田陣営のローカルマニュフェストを取上げています。細野豪志衆議院議員の動きはなしです。
日経新聞ー企画なしです。
2005年07月22日(金) |
新聞意見広告への規制 |
朝日新聞と静岡新聞に「知事の四選を阻止し静岡県政を刷新する県民連絡会議」(代表 牧野聖修衆議院議員)が意見広告を出しました。スローガンに「四選阻止」を掲げていました。静岡新聞では問題は無かったとのことですが、朝日新聞の広告会社を通じて朝日新聞東京支社とのやり取りで、「県を理想のふるさとに」に変更修正を余儀なくされたとのことです。
朝日新聞東京支社は総務省とのやり取りで、意見広告の基調である「四選阻止」だけでなく「県政刷新」までもが公職選挙法に違反すると確証を持ったようです。担当者の方から、何故、法に抵触するのか、何回説明を受けてもよくわかりません。おそらくは、この表現が候補者を類推させるということになるんでしょうが、静岡新聞では問題なかったものです。
ここまで、問題になるとすれば、団体名自体に「四選阻止」と「県政刷新」が入っており、団体名にある文字がスローガンになっただけです。明日、総務省に問い合わせをしてみたいと思います。
逆に言うと、静岡新聞では問題にならなかったわけで、静岡新聞までの修正の必要がなかったともいえます。どう考えるべきでしょうか。
2005年07月21日(木) |
若者の「投票にイコウゼー」キャンペーン |
投票日まで3日。今日から3日間、朝の通勤時間に静岡大学の学生を中心に「投票に行こう」プラカードを掲げ、大人たちに訴える街頭キャンペーンがはじまったとの事です。静岡新聞夕刊に写真入りで報道されています。朝のキャンペーン参加者の募集、そして、22日の18:00から21:00青葉公園でビアガーデンへの参加企画も用意されています。(雨天順延)
低投票率危機宣言がなされました。そのきっかけは、期日前投票者が、昨年の参議院選挙の10日段階での投票者数が、5万8734人、今回の知事選挙では3万1131人、とのことです。参議院選挙投票率が57,34%、単純計算すると30%となります。
因みに1993年の知事選挙・候補者2人で35,14%、97年が3人で41,64%、01年が候補者5人で参議院選挙とダブリ62,15%です。そうすると、候補者2人というのも、候補者がドラマチックに「1対1」に絞られたとはいえ、大きな要因ともいえなくはありません。難しいところです。
とにかく、前回選挙で水野誠一さんに投票していただいた57万人の方々が、継続政治争点として存在する静岡空港問題にどれくらい関心を持ってもらえるのか、多選・不祥事問題で新たな有権者がどれだけ投票所に足を運んでもらえるのか、大きな課題です。勿論石川陣営も同様です。
朝日新聞世論調査結果。 中盤情勢調査 石川氏安定した戦い 吉田氏激しく追い上げ 空港建設賛否は半々 住民投票「必要」54% 石川県政65%が評価 知事選への関心度「大いに」21% 「少しは」57%
「安定した戦い」と「激しく追い上げ」の行間ギャップを読み込むと数値的には石川陣営有利だが、吉田陣営の広がりは予断を許さない、ということと推定されます。基本的に読売新聞と同じ情勢分析スタンスでしょうか。
世論調査を行なったのは、読売、中日、朝日の3社ですが、他の社はそれぞれの取材網の中での分析になります。何故、調査を行なわなかったのか、というところに各社のこの知事選挙への評価の違いがあるようです。
3社が取り上げた静岡空港、反対運動の今後に大きな影響を残しました。読売、中日は反対が賛成をうわまわり、朝日が半々、住民投票は、読売、朝日が賛成がうわまわり、強制収用は、中日で反対がうわまわる結果です。強制収用段階まできたにもかかわらず、依然として静岡空港問題は静岡県政の重要な政治争点である事を浮かび上がらせています。
2005年07月19日(火) |
中日新聞選挙・世論調査 |
引き続いて県知事選挙世論調査結果が報道されています。
中日新聞−石川氏がリード 県知事選挙で本社世論調査 吉田氏は中部で健闘 空港強制収用49%「反対」 本社世論調査 吉田氏支持は9割超 石川氏支持の2割も
読売新聞−知事選・本社世論調査(下) 高齢化対策重視76% 景気・医療問題7割超 任期1〜3期が75%
静岡新聞−石川氏、全県で優勢 吉田氏、一部で追撃 低投票率の予想、懸念(静岡新聞は、世論調査は行っておらず、県内総局、支局の取材網を通じた情勢分析)
一方で、県選挙管理員会が、過去に例のない「投票率緊急事態宣言を発表」しています。相当な危機感を感じているようです。石川陣営の鈴木修さんは、「50%を切った選挙では信任を得たことにならない」というハードル設定をしていますので、投票率は選挙後の様々な問題を孕みます。
今のところ、読売・中日の世論調査だけですが、石川陣営、優勢を確認しながらも、低投票率による「ドンデン返し」への危機感はこれまた相当なものようです。吉田陣営は、終盤戦への拍車がかかります。
中日新聞の静岡空港問題、昨日の読売新聞同様に静岡空港問題は、静岡県の政治争点でありつづけていることあらためて教えてくれています。この結果が両陣営にとってどのような作戦を惹起せしめるのか、明日からの闘いに注目です。
2005年07月18日(月) |
連休3日目新聞報道−読売新聞の世論調査結果 |
読売新聞世論調査結果が報道されました。見出しは、「石川氏優位、追う吉田氏 空港建設「反対」46% 投票「必ず行く」60%」「上」とあるので明日は「中」か「下」になります。
この結果を吉田陣営がどうのように読み、石川陣営がどう読むのか。優位とあるので、石川陣営は、まずまずの結果、負けることはない、今まで通りにやれば勝てる、でしょうか。吉田陣営、意外と善戦している、選挙戦が始ってからの支持層が広がっている、これからのやり方によっては勝てる選挙になりうる、でしょうか。
空港問題について、反対が減り、どちらともいえない層も減り賛成がかなり増えています。工事の進捗状況からいって当然といえば当然かもしれません。ただ、注目すべきは、空港建設に賛成する層の77%、反対層の86%が住民投票を支持していることです。これは吉田陣営にとって大きな支えになります。石川陣営にとってどのように受けとめるか議論が分かれるところでしょう。
改めて事業認定予算10億8900万、住民投票予算11億6000万が争点になります。
もうひとつは投票率です。20代、30代、40代の投票率の非常に低いことと、その層への関心が生まれる政策提案をどうするかです。これは、この5日間の両陣営にとってかなり大きな課題といえます。
明日の読売新聞に期待です。朝日新聞、中日新聞も調査結果が出るようです。
連休2日目新聞報道。
産経新聞−有権者の心つかめ 選挙ポスター「笑顔」の石川陣営に「挑む」吉田陣営 朝日新聞−ビール手に選挙語ろう 22日静岡 大学生、イベント開催 読売新聞−声からし懸命の訴え 両候補、精力的に遊説 毎日新聞ー2候補、街頭で政策訴え 3連休初日大票田、市街地繰り出し 中日新聞ー連休の街 訴えフル回転 2候補応援も熱 日経新聞ー企画なし 静岡新聞ー企画なし
産経新聞が一味違った視点からの選挙報道で面白い、朝日新聞は、若者の政治参加紹介で新鮮さ、読売・毎日・中日新聞が選挙サンデー的に報道、情報として大いに参考になる、というような印象でしょうか。 明日は、どんな報道が出てくるのでしょうか。世論調査待ちになるのか、選挙サンデー扱いになるのか。吉田陣営は、浜松駅頭で12時間トーク。金田誠一衆議院議員、五十嵐文彦衆議院議員(NC内議論執行部批判を明確にしての参加)、稲見哲男衆議院議員が参加予定。石川陣営はどの地区での活動予定かは、・・・・。
3日間の連休、梅雨なのかどうなのかもわからないうちに梅雨明け宣言が出そうです。異常な天候です。
さて、選挙戦にとっても重要な3日間、初日、新聞社報道を追って見ました。
朝日新聞ー実現できるか「公約」 両候補の内容を比較。ローカルマニュフェストの紹介と政策比較でこれからの選挙戦のあり方も示唆されている。できれば、両候補のホームページを紹介してくれるとよかった。更に10人の有権者の声・中盤戦紹介。有権者の現段階での声がよくわかって刺激を受ける。
読売新聞−どうしますか、石川さん、吉田さんシリーズ7回目。市町村合併、「仲介」の役割担う。読売新聞社は連続企画で政策テーマを設定して、記者自身がそのテーマで現状分析を書く。気合いがこもっている記事に好感が持てる。小規模町への視点であるが、蒲原町がまさにその正念場であり、紹介があってもよかった。
毎日新聞−決戦の論点ー財政 県債残高、歳出に占める割合全国2位 石川氏・償還に不安ない、吉田氏・借金増え窒息寸前 厳しく財政改革をやっている都道府県ほど年々総額が低くなっており、県債/歳出・単純比較での財政評価は難しいところ。県債残高削減数値目標をどうたてられるのか、そこの視点もあるとよかった。
中日新聞ー県知事政策アンケート・下 県が全国に誇れるもの、クールビズの取組み、ニート・フリーターの若者への助言の3つの質問。今日の他紙に比べ地味な感じ。政策というより、人間性や姿勢みたいなものを引き出す設問で、時期にあった内容で意外と政治への親しみやすさを捉えているかもしれない。
産経新聞ー知事選・候補者に聞く 地震対策、少子高齢化、観光振興、宝くじで三億円あたったら。最後の質問が実に面白い。吉田候補は3行、石川候補は7行の回答。両者の今の現状をよくあらわしている。挑戦者と3期12年の長期政権保持者の全く違う感覚が如実。
静岡新聞ー知事選 暮らしの現場から5回シリーズ 観光活性化 伊豆ブランド模索。一面を使った連載記事で、伊豆観光の低迷状況とそこからの脱出の展望を探っている。ファルマバレーに関与する「かかりつけ湯」構想の現状を報告し、その意義付けを示そうとしている。やや、迫力不足か。
日経新聞ー企画なし
そのほか、県選管発表期日前投票率、浜松市での市議会議員選挙、駿東郡県議再選挙が知事選挙にからんで報道されています。中盤戦、中だるみか、それとも後半戦への飛翔への発射台か。気持ちが引き締まります。
1対1の闘いは、選挙としては、わかりやすいものがあります。 そして、予測つかないところもでてきます。 ただし、その前提は双方がそこそこに知名度を広げている場合です。 さて、吉田候補、石川候補、どちらに知名度があるか。 これはハッキリしています。
今日の静岡新聞の選挙写真。”駆ける夏”熱く暑く 5枚の写真。3枚が石川候補。2枚が吉田候補。何故か、3枚が石川候補。そし人がたくさんいる石川候補と人がいない吉田候補と対照的な写真です。
1対1の選挙なんだから、この際、名前を明らかにして平等の枚数に、そしてコンセプトを明確にした方が、読者にわかりやすい。これらの写真は、石川候補が横綱相撲で、吉田候補は番狂わせありか、を知らしめる写真のようです。12日の浜松駅頭での遭遇戦の写真は一枚で十分に双方の気合いがよくわかるいい写真でした。それとは今回のは性格が違うようです。
知名度の違いが、あまりにハッキリしすぎているだけに、緩みが出てきます。 まさに今、この選挙戦はそこがひとつの焦点になります。 この連休中には、マスコミの世論調査が行われます。 はたしてどのような結果が出てくるのか。 そして、闘いの戦略をどこに定めるのか。
中盤戦の連休、ここでお互いにどれだけ大勢の人に会えるかが勝負どころ。 明日は、石川候補は静岡を中心に、吉田候補は三島を中心に動きます。 17日は吉田候補は青葉公園中心に12時間トーク、石川候補は、三島・富士市中心に。 この連休の最中にどこかで再び遭遇戦が起こることを大いに期待しています。
県立大学のある先生のゼミからの知事選挙についての質問が届いています。テーマは、静岡空港であり、浜岡原発です。若い世代が、こうしたテーマに関心をもってもらうこと事態、大歓迎です。当然、石川陣営に対しても同様の質問状が届いているんでしょうから、どんな回答がなされているのか、についても大いに関心があります。それは、明日の直接対面で問題がきちんとすると思われますので、その後に期待したいと思います。
一方でそうした直接的などちらかを応援するというやり方でなく、中立的に選挙、政治参加に関わりたいという若者もいます。これはこれで大いに期待したいところです。参議院選挙でもそうした動きがありました。それに続く試みと思われますが、どんな企画で動き出すのか、これまた大いに関心のある所です。
聞き及ぶ所では、投票日の24日の前の23日に若者・大学生を中心に「選挙のイコウゼー」キャンペーンが計画しているとのことです。朝の通勤客を対象に「投票に行こう」パネルを掲げた若者大デモンストレーションもありとか。大いに期待したい若者の自主企画になります。
いずれにしてもさて、どうなるのやら、です。
2005年07月13日(水) |
久しぶりに地産地消のお店で夕食 |
久しぶりに地産地消のレストランで夕食を取りました。 ご存知の伊太利亭。 黒米の豆ご飯が意外とハープが効いていて口の中で香料がほんわりひろがる。 無農薬のナスを油で揚げて特性のウメミソをソースにあの夏の香り。 いうまでもない豆腐のおからハンバーグ、サラダメニュー。 プルーン酒を飲みながらゆっくりと食したわけだが、デザートは地元牛乳のアイスクリーム。これが口の中でとろける。
ぜいたくな食事ですが、おなかいっぱい、酔いほどほど。 2700円。
街のど真中でリッチな時間。 スロー、スモール、シンプルなライフスタイルの一翼。
県知事選挙、石川候補も地産地消を掲げています。 どの程度、日常の生活にとりいれているか知る由もありませんが、このお店で1度食事をして貰いたものです。
吉田候補は、「スロー、スモール、シンプルなライフスタイル」を掲げています。おそらく、このお店で食事をしたことはないと思います。一度食べてもらいたいものです。
地産地消、これも知事選挙の大きな政治争点のひとつです。
2005年07月12日(火) |
「知事選 2候補 大接近」静岡新聞夕刊 |
吉田候補と石川候補のJR浜松駅前での朝一番の遭遇戦。 「火花を散らした一瞬の”激突”だった」(静岡新聞)とあります。写真が、なかなか憎い使い方です。「約100メートルの距離を隔て、右手を掲げて支持を訴える石川候補(左奥)と演説する吉田候補(手前)=12日ご前8時15分ごろ、浜松市のJR浜松駅前」との写真説明。
1対1ならではの報道です。
ただ、この続きがあって、30分ごろ、吉田候補がつかつかと石川候補に近づき50センチ近くまでいき、「公開討論会をやりましょう」と呼びかけたとのこと。石川候補は「あなたのような暇な人を相手にしている時間はない」と言ってのけたそうです。JC討論会を公務を理由に逃げていた石川候補。やっぱり。 その場面の写真があるともっとよかった、はず。
実は、この構図は、横浜市長選挙でもありました。現中田市長が、当時現職相手に公開討論会を求め、現職が相手にしなかった、ということがマスコミ報道されて、それが一気に中田ブームをおこしたといわれています。果たしてそれと同じ吉田ブームが巻き起こるのか。 明日は、どんな遭遇戦が待っているのか。 闘う気力、これも大いに注目争点です。
2005年07月11日(月) |
韓国が永住外国人に地方参政権付与 |
韓国の改革スピードは早い。 韓国国会は、6月30日、公職選挙法を改正し、韓国内に居住する19歳以上の外国人に地方自治体選挙を付与する法案を成立させたとのことです。
日本では、1998年に永住外国人への地方参政権付与法案が国会に提出され99年に初めて審議されて以来、昨年まで4会期に渡って審議されてきましたが、成立していません。反対の理由は国籍の壁ですが、1995年の最高裁判決は、永住外国人に付与しても違憲でない旨の判決を示しています。つまり、立法、政治の問題であるということです。
韓国の方が政治的先進国であることがこのケースでも立証されたことになりますが、何故、日本でこうした民主的権利が外国人に保障されないのでしょうか。
6月県議会で、扶桑社の教科書問題を質問した際に、「おまえは日本人か」とのヤジが飛びました。ヤジの主が誰かはわかっていますが、このヤジを聞いた若い世代は「がっかりした」と感想を述べていました。こうしたヤジを支える人々が外国人への地方参政権の成立を阻んでいることを考えると悲しくなってしまいます。
ところで、この知事選挙で外国人への地方参政権付与に石川候補は以前より反対論を掲げています。吉田としあきさんは、不明です。聞いてみてください。これらも国際化時代の政治争点のひとつといえます。残念ながら、マスコミの調査項目に1紙を除いてこのテーマはありません。
石川候補の暮らし満足度日本一宣言にも、吉田候補のローカルマニュフェストにも触れられておりません。吉田候補のマニュフェストには、県内在住の外国人への日本語学習の場と教育保障が掲げられています。
1対1の選挙。 ポスターも二枚。 石川よしおぶ氏が1番でニコニコ笑っています。 吉田としあき氏が2番で下から睨みつけるように生真面目です。
これも対照的なポスターです。 有権者がこのポスターを見て何を感じてくれるのでしょうか。 2人だけのポスターであるとポスターのできも投票行為に極めて大きく影響しそうです。これもひとつの選挙争点になるかもしれません。
2005年07月09日(土) |
ローカルマニュフェスト |
ローカルマニュフェスト推進首長連盟加入者は、6月30日現在で、知事20名、市区長132名、町村長60名で計212名です。静岡県では、三島市長、富士宮市長、磐田市長が参加しています。
知事20名はどこでしょうか。 北海道、岩手県、宮城県、秋田県、山形県、福島県、千葉県、神奈川県、新潟県、福井県、滋賀県、京都府、和歌山県、鳥取県、岡山県、徳島県、愛媛県、福岡県、佐賀県、熊本県です。石川嘉延さんは参加していません。
静岡県知事選挙で吉田としあきさんは、政治経験ゼロの中でローカルマニュフェストを掲げています。構成は、3つの信条、静岡県の緊急課題、7つの重点政策、行財政改革、すぐにやります10の政策、2年以内にやります10の政策、4年以内にやります10の政策、となっています。
石川よしのぶさんは、マニュフェストと表現は使っていませんが「暮らし満足度日本一宣言」を発表しています。数値目標もいくつか入っており、これをマニュフェストと呼べば呼べなくはありませんが、3期12年の延長線上というだけで、新しい政策展開は感じられません。
吉田としあきさん、石川よしのぶさんのマニュフェスト比較を是非有権者の皆さんで取り上げてほしいものです。現職の強みもあります。普通の市民が政治に参加した時のせいいっぱいさもプラスアルファーしてもらわなければなりませんが、それでも政治争点として何があるのか、注目してほしいと思います。
吉田事務所でも、石川事務所でも訪問して入手したいといえばいつでもできます。そういえば、静岡JC,浜松JCで司会を担当していただいた日詰静岡大学教授に点数をつけてもらうのもひとつのアイディアかもしれません。
2005年07月08日(金) |
ロンドン地下鉄爆破事件 |
サミットをねらったロンドン地下鉄・バス爆破事件、おそるべきテロ事件です。サミット開催地グレーンイーグルズから遠く離れたロンドン。警備の隙を狙った犯行。アルカイダ系グループによる声明も出され、その目的もいろいろに議論されています。
4年前を思い出します。知事選挙を終えた直後に起きた9・11ニューヨークの同時多発テロ事件。多発といういう点で類似性があります。最初はアメリカがこれまでやってきた「国家テロ」に対する報復だ、アメリカにも非がある、しかし、その後の現場報道のリアルさに、だからといって無差別テロを容認できない、ことを実感しました。
今回の事件もまったく同じ感覚です。ただ違うのは、9・11のあとアメリカ、イギリスの多国籍軍によるアフガニスタンへの報復、そして大量破壊兵器を摘発すると始められたイラク戦争を経験しているだけに、4年前とはちょっと違います。一方で、今回のテロ事件の犠牲者の中にもイラク戦争に反対していたイギリス人もいただろうということは充分に予測がつきます。今、気持ちの整理がうまくできません。
加害者と被害者がどこで相手を認める関係になれるのか。アフガニスタン報復戦争のあとに、9・11被害者家族がつくった市民グループがアフガニスタンを訪問しています。02年サンフランシスコで直接の被害者家族にインタビューした記憶がよみがえります。
イラク戦争を止められなかったイギリス国民、アメリカ国民、日本国民、世界中の平和を愛する人々、いったいどうしたらイラクに平和が訪れるのか、重苦しい気持ちです。9・11を経験した吉田さんはどんな感想をもったのか、聞いてみたいと思っています。
※※ 昨日、静岡新聞を批判した日記を書きました。心ある友人から、「松谷さん、美しくないよ。批判はいいけど、非難では、相手の心は動かせないよ」。なるほど、読み返しました。日記の若干の修正をしました。
2005年07月07日(木) |
静岡新聞の吉田さん知事候補の出身地報道のまちがい |
今日は知事選挙の告示日。ただ、この日記も期間中は、選挙運動のことは直接は書き込めませんので違った観点からの内容になります。
各新聞社の知事選挙報道の紹介をします。静岡新聞の夕刊に、吉田候補のプロフィールに、「東京都出身」があります。石川候補は「掛川市出身」とあります。これを読んだ読者の方から、「松谷さん、何?吉田さんって東京の出身なの?」「静岡の生まれだとばっかり思っていたのに、ウソ言ってたの?」えー!夕刊を見ると確かに。
吉田候補は、静岡市出身で東京都に本籍を移しています。本籍東京都であれば、まちがいありません。しかし、出身とあとについています。そうすると、東京都出身は明らかに間違いです。
そこで、さっそく静岡新聞社に電話しました。そうしたら読者の声欄につながり「そういうルールになっているんだからしかたないじゃないですか」(出身のところには本籍を書くというルール)の一辺倒。ラチがあかず、政治部長と話すことになりました。
「吉田さんがそういう届けをしているので」ー「だけど、本籍と出身は違いますよね」 「共同通信ではそういうルールになっているので」−「他の新聞社もそう言うルールですか。だけれど静岡新聞社の経歴アンケートには、本籍と出身地を聞いていますよね。ここにちゃんと出身地が記載されているのに、おかしいじゃないですか」
と訂正を求めましたが、受け入れてもらえませんでした。
そこで、他の新聞社に全部聞きました。朝日、読売、毎日、産経は、本籍と出身が違う場合、出身地の方を書く。中日の夕刊に出身地欄がありませんが、普通は出身地を書くとのこと。共同通信社は、プロフィールには本籍を書く、吉田さんの場合だと東京都になる、ただし、本籍東京都、とも、東京都出身とも書かず、ただ東京都だけの記載とのこと。なるほど、ここを静岡新聞は間違えたのか。日経は、共同の配信を使う場合は、そのまま本籍を使うが、自社で書く場合は静岡市でしょうね、とのこと。
やはり、静岡新聞社がおかしかったわけです。
もう一度、静岡新聞社にこの経過を話し、「やはり、静岡新聞の東京都出身は、報道としては間違っていますよね」。この事実は認めてくれました。そして反省の弁も述べていただきました。さて、問題は、訂正をどうするか。ここは、決着しませんでした。
その後、静岡新聞社から連絡をいただき、明日の誌面では静岡市出身と訂正するとのこと、夕刊の訂正記事は載せないとのことでした。全部は納得しませんが、言い分について了解していただきました。明日の新聞を期待しましょう。
一読者からの指摘でしたが、小さな声でも、そこに道理があれば、変えることが出来るということも実感しました。
静岡新聞に対しては、今日の朝刊の選挙報道で石川氏29行、吉田氏22行、おかしくありませんか、と石川氏応援記事の自粛を要請しました。
さて、この顛末をどのように受けとめられるでしょうか。
2005年07月06日(水) |
出陣式は明日9:30、青葉公園です |
いよいよ始ります。 17日間はどんなドラマになるんでしょうか。
今日の新聞各社静岡版は、空港の土地収用認定と候補者の一本化のニュースで埋められています。読売新聞と日本経済新聞が「空港が最大の争点」という見出しを出して、毎日新聞は、特集記事の中で知事の言葉として「空港こそ最大テーマ」と紹介をしています。他の社は、空港と選挙を並立的に扱っています。
ここはどう考えるべきでしょうか。
知事としては、まさに多選批判と不祥事の責任追及をかわす意味で、空港こそ私が出馬する大義、であるわけです。共産党との「一本化」、土地収用認定と重なって、ならば、「空港を争点に迎え撃つ」を最大テーマとすべきなのか、事態は複雑です。
一方で、空港建設推進派にとってひとつの画期であります。空港建設の開港スケジュールが確実になったとの見方は当然に成立します。国が認定した、お墨ツケをもらった、もう反対派には抵抗の舞台装置は「裁判しかない」、つぶしてしまえ、ということになります。
知事選挙の争点を、ひとつに絞り込むべきなのか。空港問題で攻めてくる現職陣営に空港問題で論戦を組みながら、4選=多選と不祥事の責任追求を争点に闘う複数争点型選挙で闘うべきであるのか。私は後者であるのではないかと思いますが、これからの選挙戦の中で有権者、運動される方々のパワーと運動型選挙と「勝ちにいく」型選挙でかなりの変化が出ると思います。
また、その衝突が新しいエネルギーを生みだし、まさにメイク・ドラマの世界が始まります。明日は、9:30青葉公園で出陣式です。大勢の方に参加をしていただきたいと思います。
2005年07月05日(火) |
知事選挙『一本化』なる |
今日は6月議会の最終日、反対討論をおこないました。 ただ、9時の段階でインターネットで国土交通省中部地方整備局の官報告示を確認してからの原稿書きでしたので、あせりました。 討論では、かなりの部分を事業認定への抗議に時間を割きましたので、自民党の議員方々からヤジを激しくいただきました。討論原稿は、「速報」にアップしておきます。議会運営委員会では、自民党の浜井議員からクレームがつけられたとのことで、橋本事務局長から注意の伝達がありました。
本会議中にブケ東海では、吉田候補と小澤候補が「一本化」の記者会見、下記の内容で合意しました。評価は高いようです。現職石川知事との1対1の闘いとなり、有権者の関心も盛り上がりそうです。
15:00からは、空港はいらない県民の会と空港建設・中止の会の共同記者会見に同席しました。
これで本格的に知事選挙に突入です。
※※ 2005年静岡県知事選挙における協力に関する覚書
1、政治理念 知事は、憲法及び地方自治の本旨に基づいて施策を実施するものである。憲法9条は、しっかり守っていく。 知事は、一党一派に属するものでなく、県民全体に責任を持つべきであり、無所属・無党派であるべきである。
2、政策 ◎暮らし・福祉・教育最優先の県政を確立する。 ◎サービス低下と県民負担増を招く行政運営を改め、無駄な事業を見直すとともに、県民本位の民主的な行財政改革を進める。 ◎県民を主人公とする清潔で開かれた県政を進める。県庁などの不正・腐敗をなくす。 ◎静岡空港の建設を凍結し、住民投票により県民の総意を問う。土地の強制収用は行わない。 ◎東海地震から県民の生命と財産を守る施策(浜岡原発の安全性を第三者機関で検討するなど)を拡充する。 ◎中小企業・零細企業の営業を守り、県内経済の振興に努め る。 ◎青年の安定した雇用拡大に努める。
3、現職知事の四選阻止に向かって吉田としあき氏当選のために協力する。
4、当選後は覚書を誠実に実行する。
2005年7月5日 生きた県政をつくる会 代表 吉田寿昭 憲法をくらしにいかす県政をつくるみんなの会 代表 小沢猛男 日本共産党静岡県委員会 委員長 松下功
2005年07月04日(月) |
土地収用事業認定明日にも |
読売新聞の事業認定近しのスクープ。 夕刊で静岡新聞は明日、中日新聞は近日中との報道。 開催された空港はいらない県民の会では、認定後、12日には訴訟提起を確認。
それにしても知事選挙「一本化」のメドが立ち始めた時期にこの認定の動き。 明日は、忙しい毎日になりそうです。 議会も本会議最終日。 知事選挙多忙で、常任委員会報告質疑は今回は休み。
2005年07月03日(日) |
候補者一本化の新しい動き |
突然あらわれた「静岡県の夢−リンクリンクの会」の動き。インターネット時代の新しい政治参加がこのような形で登場して来るとは予測できませんでした。申し入れの趣旨は良く理解できます。
どのような対応ができるのか、真剣に考えないといけません。
※※ 申し入れ文書
小沢たけお選挙本部責任者 様 吉田としあき選挙本部責任者 様 2005年7月3日 静岡県の夢―リンクリンクの会 世話人 木村歩美 宮嶋禎彦 牧野新顕 鈴木 清 百鬼和彦 連絡先 http://yaplog.jp/rink-shizuoka/ 知事選についてのおねがい 「誇りをもって子どもたちに静岡県を引継ぎたい!」 インターネット上で知り合った仲間がこの度、『静岡県の夢―リンクリンクの会』を立ち上げました。活動を支えるメンバーの共通しているものは、静岡県政のよどみを何とかしなくてはいけないという極めて一般的な市民感情です。そして、次の世代にしっかりとバトンタッチをしたい、という当然の思いです。石川知事3期12年間には、いろいろな成果があったと思います。しかし、2年間に8人もの職員が逮捕されるというような現実をみると、やはり、静岡県のこれからの舵取りには新しいリーダーが必要だということを強く感じます。
先日、小沢陣営と吉田陣営の「1本化のための話し合いが物別れになった」とのマスコミ報道がありました。現職石川知事に対抗するには、わたしたちのような小さな会でも、「反現職陣営がひとつにならなければいけない」、「何とかそうした努力を両陣営にしてもらえないのか」、と思わざるを得ません。県政の流れを変えるまたとないチャンスです。政党が中心となるスタイルにこだわることなく、県民がわくわくしながら選挙に参加できるような「一本化の方法」を再度模索することは不可能でしょうか。
告示まであとわずかです。 子どもたちに胸をはれる静岡県を創るために、激動の21世紀を乗り越えていくために、県政の刷新は必要です。そのために県民が誰でも参加できるプラットホームのような「一本化」の道を最後まで努力していただけるようお願いする次第です。
2005年07月02日(土) |
静岡新聞ー三人の候補予定者の原稿行数 |
瀬名地区で開催された新しい静岡県を創ろう会の県政報告会、そして、吉田としあきさんの話を聞く会が開催されました。4年前の今頃、水野誠一さんの話を聞く会が同じ会場で開催された事を思い出しました。水野さんがどんな人か、どんな考えを持っているのか、参加された方々が食い入るように質問をしていました。
今回、静岡高校の同級生の方々も参加していいらっしゃいました。一人の方が、「自分はこの話を聞いたとき大反対しました。吉田とはバレーボール部で一緒、全国大会にもいきました。吉田は、相手チームが反則をおかすとすごく怒るんです。すごく、正義感が強いんです。今回の知事選挙出馬は、そのあらわれかなと思い、今は応援する側に回りました」。
更に他の同級生の方が「確かに吉田は、しゃべりとか、ちょっと政治家むきでないかもしれない。だけど、こういうタイプの人間が政治の場に出ていくことも必要じゃないか、と思います」。何かかが変わるかもしれない、変わる予感みたいなものを感じました。
ところで、今日の静岡新聞、一面で知事選挙の特集、三人の候補予定者を取り扱っています。石川知事が68行、吉田さんが44行、小沢さんが36行、この扱いには、基準があるんだと思いますが、どんなものなんでしょうか。選挙が始ったら平等な扱いと思いますが、是非、聞いてい見たところです。
2005年07月01日(金) |
土地収用認定・官報告示されず |
以前より7月1日静岡空港土地収用事業認定官報告示説が流されていました。今日は、その7月1日。この日にあわせて県は測量体制を準備していると言う情報まで出始め、今日の官報告示は確定的という見方がありました。
中部地方整備局に確認の電話を入れると、今日の朝の官報には告示されていないので今日はありません。毎日、様々な問題が告示されていますが、告示されたら起業者に遅滞することなく伝えなければならなし、文書で通知することになっています。ですから、事前に起業者に情報伝達される事はありません、とのこと。
なるほど、月曜日からまた朝、確認電話をかけつづけなければなりません。いずれにしても、官報告示がなされなければ確認できないという事になっているようです。ただし、付議については数日前に共同通信社系情報で事前にスクープされています。
問題は、この認定の官報告示が知事選挙前に出るのか、どうかです。ここについては、選挙戦=静岡県内政治に大きな影響をもたらすだけに国土交通省も慎重にするのではないか、という見方や、認定手続を粛々と進めているのではないか、と言う見方と、評価がわかれます。
※※ 今日は朝7時から静岡駅前で吉田としあきさんと新しい静岡県を創ろう会と私と一緒に街頭演説を行いました。毎日進化しています。吉田としあきさんのホームページが動き始めています。毎日日記が始っています。 http://www17.ocn.ne.jp/~yonaoshi/
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