I'LL BE COMIN' BACK FOR MORE
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2005年04月29日(金) ■ |
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BOOM BOOM SATELLITES JAPAN TOUR 2005 |
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BOOM BOOM SATELLITES JAPAN TOUR 2005『ELEVATING PLEASURES』@SHIBUYA-AX
千本ノック2回目。……音がすごく良かった…AXでこんなに音いいのって珍しいんじゃないのと話した程だった…しかし爆音っぷりもすごくて。右耳が今かなりヤバい…。耳鳴りが治まらなくて頭痛がしている…。リキッドの時はスピーカーから相当近いところにいたのに大丈夫だったんだけどな。ハコによって出力の馬力が違うとかあるのかな。
キックが強くてもー。腹に来る来る。身体全体で浴びた!て感じでしたよ。
で、まあとにかく爆音で。制御されてる音もぎっちりつまっていて。しかし生音の自由度もありで。かなり熱いもんがあるのに、どっかから俯瞰されてるような気分もありで。それが面白くもあり。
セットリストはリキッドから「PUSH EJECT」を外しただけかな。チャックDのパートが長くなっていたような。セットが組んであった。ステージの天井低くして、周囲に覆いがしてあって、そこに映像映したりしてた。あと照明がすごかったですな…まともに観ると気絶すると思ったのでピントを合わせないようにしてました(笑)ステージ後ろからの照明が手動で、結構な大きさの照明を、スタッフが抱えて回していたのがちょっと面白かった…最初気付いた時は「な、何してんの!?」と思った。
相変わらず曲間が短かった…休ませてくれ…あなたたちも休みなさいよ…。
プライマルプライマル言われてるけどニルヴァーナの指摘を誰かしろ。それが悪いとは言いませんよ!素直でいいんじゃないの…。
そしてやはり平井さんがすごいと言う話に。ホントにすごいんでー!平井さんあってのブンブンですよ…ライヴですよ…。
川島さん、高音が出ないところがあってつらそうだった。「が、がんばれ!」と拳を握り締めて踊ってましたよ!もうホントにこのひとはヒヤヒヤはらはらする…何か母心がわく…。「こっから上が出ません!」て感じで、それより下の音は綺麗に出てたんだけど、その出ない音が相当キツそうで。いやーでもホント声伸びるようになったよね。
しかしその後「FOGBOUND」で川島さんがひっこんだ時、ローディーさんがヴォーカルマイクの後ろにがばーっと水入りペットボトルを5本くらい置きにきて、おいおい大丈夫かいなと思った。ヴォーカルパートになっても出て来なかったらどうしようかと思った。出て来ましたけど。
中野くんはもうアゲアゲくんでした。やっぱピック弾きもしてました。途中やたらアドリブで仕掛けようとしていたところがあった。あとフレットをばいーんばいーんおらおらおらー!って感じでスライドさせてて、暴走族っぽかった。卓を置いてけぼりでガンガン前に出て来ていて、切り替えの為にも戻らなきゃいけないのが面倒になったのか間に合わなかったのか踊りたかったのか、卓の外っかわから操作して、また真ん中に出て来て踊っていた。
リキッドでは出なかったダイヴも出て、後ろから観た分には客も相当盛り上がってた。何故か自分の周りはお嬢さんばかりで、踊って気温があがってもいい匂いがしますよ!ってな爽やかさだった(笑)そうそうでも、後ろのブロックだったのに中盤空気が薄くなったような…。息吸い込んでも酸素がありません!って感じでしたよー。
そして終わったあとはどるさんといろいろ語り合った…デビューして8年くらい経つのに、何故いつもはらはらして観てしまうんだろうかとか(笑)中野くんは鬼だとか、川島さんのギアチェンジっぷりは無理してなきゃいいけどとか。
そうなんだよ、年齢が近いこともあるからそう思うんだけど(笑)30過ぎてこのギアチェンジってかなりなもんがあると思うのよ。あのシューゲイザーくんがオルタネイティヴくんになるって相当な力技ですよ。これくらいの歳になると人格形成も早々変えられないもんでしょう…それがねえ。だから「おかしな宗教にはまったか、死ぬような思いを味わったか、大恋愛でもしたのか」って言われちゃうんだよー。死ぬような思いを味わったかってのはシャレになってない気もしますけどね…。
とまあ、ライヴは素晴らしかったんですが、いろーんなことを考えながら観てしまいましたよ。まあデビュー当時から観てるもんの戯言ですよ…いい方向に行けるといい!無理をしないのがいい!素直にやれるといい!周りの状況も含め。
5月の追加がどうなるか楽しみです。
あー頭が痛いのでポイントだけ書いて寝ようと思ったのに結局一気書きしてしまった。勢いって怖い。昨日は『コーヒー&シガレッツ』を観に行きました。後で書き足しまっす。
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2005年04月28日(木) ■ |
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『コーヒー&シガレッツ』 |
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4月28日はシブヤの日、と言うことで、¥1,000で観られました。
『コーヒー&シガレッツ』@シネセゾン渋谷
あーコーヒー飲みたい!無論終映後飲みました。紅茶も好きだけどバリバリコーヒー党です。
しかし本編のコーヒーは、なんかまずそうなのね(笑)煮え煮えなんじゃないのって言う…香りを楽しみましょーとかこの豆が!この煎りが!って云々されないコーヒー。お代わり自由、お腹たぷたぷなのに場繋ぎで二杯目、三杯目と飲んじゃうようなコーヒー。ダイナーにごっとんと置いてあるようなポット入りのコーヒー。テーブルのふたり、いまいち噛み合わない会話、気まずい雰囲気、手持ちぶさたに耐えきれず火を点けるタバコ。そんな場にぴったりのコーヒー。
まあタバコは吸わないもんで、そっちの情緒はイマイチわからんのですが、ルネの吸い方が好きだったなー。すっごい美人で化粧もバッチリ、隙など全くなさそうな女が鼻からブホーと煙を吐いてる。それが下品に見えないっつー。男前だ…。
共通点はちょっとした台詞の被り、コーヒーとタバコの載ったテーブルの俯瞰ショット。粋です。画ヅラはほんっと格好よくて、スタイリッシュで、どっから切ってもステキ!
なんですが、ジャームッシュ監督作品て、台詞の気まずさとかがまた面白い。イギー・ポップとトム・ウェイツの気まずさが面白かったな!イギーかわいいなーフォトジェニックだよー。目ぇくりくりで。リスみたいだったよ(笑)と言えば、トムはブルドッグに似ているなあ(酷い)
ケイト・ブランシェットのパートは皮肉たっぷり。ケイトも気品のある男前だよねー、格好よかった!お気に入りはウータンクランのふたりとビル・マーレイのパートでした。サンキ・リーにお姉さんいたのって知らなかった。よく似てるね。
最後のテイラーみたいに、すーっと音楽が聴こえてくるようなお迎えがいいなあ。
エンドロールの一ヶ所で目が止まる。
“LONG LIVE JOE STRUMMER!”
こういうとこも好きだな、ジャームッシュ!
余談。コーヒーとタバコって言うと、鈴木志保さんの『船を建てる』を思い出すなあ。大好きなマンガです。
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2005年04月26日(火) ■ |
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音もの |
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■『WITH TEETH』NINE INCH NAILS
5年半振りともなれば、入荷の前日から何だかソワソワ、当日はドキドキ。Web上の痩せた音は聴きたくなかったので正直に待ちましたよ!クリップも無音にして観ていたよ!(アホ)
タワーへのエスカレーターを上っている時、下りの方にいた兄ちゃんが『WITH TEETH』のシュリンク包装を破こうと四苦八苦しているのが見えた。ぴっちりフィルムが張ってあるのではがしにくい様子。イアフォン装着済、CDウォークマンの蓋も開けてセッティング待ち。…わ、わかるぞその気持ち!それだけ待ったよね!何かジーンとくる光景だったなあ。ちなみにその兄ちゃんスーツ姿。いくつになっても音楽好きでいたいもんですよ…。
売場にはひとだかり。試聴出来ません。レジ後ろにも山積みだった。パッケージ、Web上では緑がかっているように見えたけど、現物は綺麗な青だ。緑部分もちょっとあるけど、画像ではそっちが強調されちゃったのかな。NOTHINGのロゴが入ってる。名前は残っているのかな、それともこれが最後なのかな。
イ●テツさんに遭遇しました。遭う率高いなあ…。ヒゲヅラ+ロイヤルスマイルでした。
帰ってパッケージを開けた。解説は毎度の鈴木喜之さん。ちょっと嬉しい。歌詞の和訳は入っているけど英詞がない。ええ!?ミス?私のだけ入ってないの?動揺しつつ和訳のリーフレットを読むと、英詞と詳細クレジットは、本国のリリース日である5月3日からオフィシャルサイトで公開するとのこと。
聴いた。
トレントの「this is my truth tell me yours」のようなー。マニックスとかその引用とか関係なしで、文字通りね。憑き物が落ちたって言うか…もはや清々しい。でも涙出た。なんか…いいよー。あーこりゃいかん、ライヴでやられたら絶対泣く。
でも歌詞重い。いきなり和訳で読むとうわーと思う。これはいつもか。
でもなんて言うんですか、NINに限らずだけど、ある言葉をある音でやると、文字面だけではない何かが歌詞には宿るんだよ!だから言葉がわからなくてもガシッと掴まれるものがあるんだと思う。
なんかここらへん、今回のブンブンを連想するな。
ピアノがまたいい具合で。
Drs.はジェロームとデイヴ・グロールが叩いてる。エディットされている+クレジットがないので、どっちがどっちかなと予想をつけて楽しんだりもしてる。
多分今こんなふうにニヤニヤしたりじみじみしたり涙を流したりほっこり微笑んだりしながらこれを聴いているひとが沢山いる。そういうのって何かいいな。サマソニで会おう!トレント、待ってるよ!
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■『宇宙 ベスト・オブ・フィッシュマンズ』FISHMANS 『空中』初回盤がもう店頭にないよ!(真っ青)プレス数少なかったのかな…探しに行くよー(泣) 欣ちゃんのコメントがしみます。ソウルセットミックス入ってて嬉しかった。デモの完成度に驚愕。 バラバラの音源も、綺麗に音が揃ってます。いい。 さとしんくん、ずっと聴いてるよ。これからも聴くよ
■あ! このベストのマスタリング、Ted Jensenだ!『FULL OF ELEVATING PLEASURES』のマスタリングもやったひと
■サマソニ ばっばっバニーメンが!!!前回のフジ逃してるんでこれは嬉しい…
■コンビニで 真っ昼間にチバの声聴くとドキッとするなー。夜になったかと思った。それにしても何でモンドグロッソミックスだけCD化…かわなべミックスもCDにしておくれよ!(泣) (追記:にゃー!かわなべミックス収録のCDも同時リリースされてるそうです!聴く聴く聴く!)
■大友さんの日記に 飴屋さんのことが書いてあってニヤニヤ
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2005年04月25日(月) ■ |
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『KITCHEN』おまけ+α |
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あー何かこうやってみると今の自分の興味が浮き彫りになってて面白いですな。今回は政治的なことばっかりが気になってしまったけど、“怒れる若者”の話から観てもいろいろ考えられるんだよなあ。いちばん周りを挑発していたペーターが、夢の話を訊かれて何も答えられなかったやるせない感じとかね。若いコが観たらそっちの方が痛いのかも知れない。
そうなるとこれ、これからもちょくちょく観たいなあ。その都度印象が変わるかも。
■期間限定!シアターコクーン「キッチン」上演記念メニュー 面白がっていろいろ食べてみました。皆おいしかったよ!しかしハムオムレツは凄まじい量に負けました…玉子5個くらい使ってんじゃないのってな多さだった。ハムもごろごろだった。そして付け合わせもすごい量だった。残してるひと結構いたなあ。せめてあれの2/3くらいの量だったら良かったと思いますよ…おいしかっただけに勿体ない! コクーンビュッフェとロビーラウンジのフルーツフランは同じものだったのかな?ラウンジの方で食べましたがこれが美味で!カスタードの味がしっかりしてておいしかったー。定番メニューにしてほしいくらいだった
で、面白い話を聞いたんですが。コクーンビュッフェのミネストローネとフルーツフラン、「出演者が作ったんじゃないんですか?そうじゃなきゃ意味ないじゃないですかー!!」って怒ってる客がいたそうですよ…あなたそれ面白過ぎますよ…無理だよ!
■ぎゃー! SISカンパニープロデュース『エドモンド』 このキャストでこのスタッフで円形!と、とれるかな…。そして何が嬉しいって、明星さんの復帰ですよ!うわーん(泣)
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2005年04月23日(土) ■ |
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『KITCHEN』2回目 |
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『KITCHEN』@シアターコクーン
先週観た後ジェンヌ☆の指摘で気付いたが、この芝居、アフリカンやエイジアン等のカラードが出ていない。なおかつ「ここはイギリスなんだから英語で喋れ!」と言う台詞がある。観客は「イギリス在住者として観る」と言う暗黙の了解があることになる。しかしドイツ語の台詞には字幕が付く。これはイギリスで上演された場合もそうなんだろうか?1957年初演、舞台設定も1950年代とある。第二次世界大戦が終わってそんなに経っていない。戦中に母国語をドイツ語に変えられた国も多かった訳で、舞台設定の年代にドイツ語をヒアリング出来るイギリス在住者は相当いたのではないだろうか。
安直な連想だが、そして不謹慎かも知れないが、今の中国、韓国と日本の関係に置き換えて考えることも出来る。そういう意味では絶妙なタイミングで上演されたものだ。YMOの曲にもあるが、「○歳以上のひとは日本語が喋れる」。
予備知識はあって損はない。しかし、追いつかない。ドイツ人とユダヤ人の微妙な関係は勿論、イングランドとアイルランドの緊張関係、キプロス人の立場、アメリカが憧れの国として提示されていること。他にも沢山ポイントはある。全てを理解出来る舞台ではなかった。でも、面白かった。
全方位のステージは勿論死角が出来る。席の位置によっては全く見えないところがあるし、反対側の位置で進んでいる芝居は把握出来ない。じゃがいもをむく少年が全く見えていない席もあったようだ。しかし逆に、その位置からしか見えないものもあった筈だ。ましてや登場人物は33人。
舞台は観客に神の視点が与えられることが多く、実際そう錯覚しがちだ。しかし、本当はそれはあり得ないことだ。思い上がるな、と言われているような気もした。レストランのオーナーが、キッチン内で起こっていることを掌握出来なかったように。
今回は出ているひとが皆登場人物にしか見えなかったので、どの役者がどう!とか言えない…。
蜷川さんとこの照明は毎回大好き!選曲もシガーロスがテーマで使われててビックリ!これがまた素晴らしくぴったりでしたよ…引っ張り出して聴き返しましたよ…。ちなみにシガーロスはアイスランドのバンドです。ここも微妙な国だよね。深読みしていいのかな。
選曲と言えば、ポールの独白のところでワーグナーがかかるのは皮肉だなあと思った…。
余談。今たまたま軍艦島について調べていたところだったためか、ラストシーンのキッチン全景が軍艦島に見えた。縦横の比率が似てる。縮小したらきっとあんな感じだ。で、あの面積に、あれだけの道具類がみっしり詰まってるって感じも似ている。1940年代には、中国人や朝鮮人が強制労働をさせられていた歴史もある。
従業員は皆出ていく、オーナーは取り残される。キッチンは廃墟になる。ペーターが言っていたように、ある日突然消えてなくなることはないけれど、ここは少しずつ朽ちていくかも知れない。ちょっとそんな妄想が浮かんだ。
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2005年04月20日(水) ■ |
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ラーメンズ『アリス』+α |
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ラーメンズ『アリス』@本多劇場
おおー、こんなに混んでいる本多って久々に見た気がする…。ロビーでは「当日券のお客さまが通路に座りますので、指定席のお客さまは早めに席にお着きください!」とアナウンスされている。やっととれたよ初生ラーメンズ!通路びっしり立見びっしり。
もう笑った笑った、頭も身体もスッキリです。集中力と体力を使って観るので、知的なスポーツ(何それ)をしたような爽快感がありました。想起>反復>学習>実戦、ってなスピード感がすごいなー。ドワッ!の笑いと、ドヨッ!と感心のどよめき+意外性の驚きの笑いが交互にドンドンドン。
あとフキコシさんのライヴを観た時によく思う、「発想に身体がビュンビュンついていく」感があって驚いた。映像でしか観たことなかったのでこれは新鮮。小林さんも仁さんも、声の通り、身体のキレがすごい。大笑いしつつも「すごい、すごい」と思って観てました。以下ネタばれあります。
レイコのポンデリングとクマポンがツボで…(笑)都道府県のやつは自分の出身県がどう扱われるのかドキドキしたー。北から始めるのでウチ(宮崎県)は終盤なんです。プロ野球キャンプネタでした。小林さんが清原の真似でキャンプ(テント張る方ね)をやると言う。「わかんないかも知れないけど清原です」と言っていた。沖縄んとこではミヤの真似で沖縄民謡もどきを唄ったんだけどこれは自信があったのか解説なし。ホント似てた!
しかしこれ、1道1都2府43県もやればダレそうじゃないですか。ダレないんだなー。展開も脱線も復旧も早い!そして常に面白い!すごいなー。
バニー部は沈黙の仁さんを小林さんが責めると言う珍しい構図。小林さんが「普段と違う立場を思い知れ」みたいなことを言っていた。
アンコールは4回だったかな?「ア〜もうだめだ、リょう陛下の前で、スべったー」「ア〜あの空気なー、リょう陛下の前で、スべるよそりゃあ」以下忘れた(笑)全部両陛下ネタだった。4回目の時は「勘弁してください」と言っていた。
(追記:残り2つは「ア〜怖かった、リょう陛下が、スっげー睨んでんだもん」「ア…!リょう陛下が、スこし笑ってくれた…!」だったそうです)
そういえば1月にやった時「ゴトーの誕生日」で仁さんが倒れたらしいんだけど、今回はその原因になるような行動をしていなかった。演出を変えたのかな。
あと…モリゾーネタがあった…嬉しかった…。
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■仮ちらしが入ってた! 『ドレッサー』。楽しみだよー
■仮ちらしと言えば ぴーとさんに教えて頂きましたが、『THE LAST 5 YEARS』大阪公演の仮ちらしが「演出:鈴木秀勝」となっているそうです。誰ですか。 大阪ではキャパ1900のホールで上演とのこと。ふたり芝居で1900。うお、どうなるのやら
■1分だけど ブンブン@LIQUIDROOM ebisu(4/7)のライヴより「MOMENT I COUNT」が視聴出来ます
■見たかった!(笑) ブンブン@BIG CATで中野くんがVAIOごと転んだそうです。例によってびょーんと出てきて川島さんと肩組んだ時にこけてVAIOもどーんと落としたらしい。しかしすぐ持ち直したとか。流石ですなー以前は止まったらしばらく復旧出来なかったじゃん!JUICEのインタビューでも言われていたけど機械に頼りっぱではなくなってるのがいい感じです。 しかし怪我がなくて(大事には到らなかったんだよね?)よかった…VAIOも壊れなくてよかった…と言うか、VAIO落とした時の中野くんの顔を見たかった!ああ見たかった!(鬼)
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2005年04月18日(月) ■ |
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『TAKEO PAPER SHOW 2005』+α |
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『TAKEO PAPER SHOW 2005』@スパイラルガーデン&ホール
16日、『KITCHEN』の前に行ってきました、毎年恒例竹尾のペーパーショウ。
ガーデンの企画展「COLOR IN LIVE」をうろうろしてから、ホールの「COLOR+S」へ。受付を済ませホールへ入ろうとすると…
ま、松尾さん!ひ、ヒゲのおいらん!!ヒー!!!
祖父江慎氏の仕事として『ヒゲのおいらん』の印刷例が展示されていました。ビックリした…。
竹尾はファインペーパーが強いとこで、その紙がどれだけ印刷に対応出来るかってのの実験例として取り上げられていたようです。写真を5色分解して、顔料箔と金銀箔で箔押し。箔なので当然不透明、下の色が見えなくなってしまう訳で、そんじゃあどこを剥がしてどこを貼って…と検証しつつ進めたようです。しかも印刷する紙が色紙なので、バリエーションも豊富。結果的には超アナログ手法、技術者の腕鳴りまくり。パンフレットに掲載されていたディレクター=祖父江さんと、技術者=箔押し会社と印刷会社のコメントが対照的で面白かった(笑)
いろいろ面白いものがあったんですが、このおいらんで他が吹っ飛びました(笑)入口においらんの印刷例がどーんですから。しかも色替え、紙替えと何種類もある。そういやここ、数週間前に『蛇よ!』を上演していたホールなんだわ…。
竹尾のサイトに展示の様子が載っていますが、おいらんの画像はなかった…残念。相当シュールでしたよ。
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■ぎゃー!!! ぼへーとテレビを観ていたらジェイムズの声が…マニックスがアサヒスーパードライのCMに使われてる! ここのCMギャラリーで動画観られます ビックリしたよー。しかし何で10年近く前の「EVERYTHING MUST GO」を…?歌詞もCMの内容と合ってない気がします(笑)
■蜷川さんが歌舞伎の演出 楽しみだー!
■SNOOZER ブンブンインタビュー。結構まともな記事でホッとしました(笑)そうか、中野くんNINの『THE FRAGILE』聴いてたのかー。「ECHO TAIL」のピアノってここからインスパイアされたのかな。まあしばらくはのんびりしなはれ…。 川島さんの考え方は引っ張られると大変なので自重しつつ読んでいる。突き詰めればこのひとの考え方って、「自分の存在そのものが地球の滅亡に加担している」ってことだからなー。こちらは生まれてしまったからにはしょうがないんだから、それならどうやって地球と折り合いをつけようかなってことを考えるようにしてる。ゴミをきちんと分別しようとかそういうちっちゃいことなんだけど(笑)まあそういうのも大事でしょ…。 で、そんなことを延々考えていると、中野くんに「バカじゃねえの」って一喝される訳ですね…うーんやっぱりこのひとたちいいバランスなんじゃないの…そういうとこにハマるひとは、ひとりだとズブズブにハマるからね。 他ではスーパーカーの記事が面白かった…と言うと語弊がありますが。バンドをひとつ終わらせるってホントにしんどいことだろうなといろいろ振り返ったり。ファンにはキツい内容だろうな
これでプロモーションものは一段落ついたかな。いやー今回はホント多かった。
■スズカツさんがゲストです moguさん有難うございますー。載せるタイミングを窺ってました(笑) 横川タダヒコ デュオライブシリーズ『TWO OF US』vol.82 よかったー、1週違ってたらブンブンの追加公演と被ってた…。 どんなことをするのかなうひひー。楽しみ!
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2005年04月16日(土) ■ |
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『KITCHEN』+α |
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『KITCHEN』@シアターコクーン
うわーこれも「『ここからどこかへ行けばいいことある』みたいなことは、そんなのはもう、ことごとくどうにもなんない」話だー。プリンスオブウェールズの給仕をしたことがあると自慢するウェイトレスも、不倫相手に自分の子供を産んでくれよと言う魚担当も、自分には何か出来ることがあるだろうと行動を起こしたのにそれはひとの不幸を呼ぶことになった菓子担当も、黙々と配達をする青年も、じゃがいもをひたすら剥き続ける少年も。そして厨房の労働者に金を払っているオーナーも。閉塞感、戦争、世界の縮図。
あとあれだ、「悪いことが起こるぞ起こるぞって予感があるのにどうにもならない」感じ。風船がぱんぱんになっているのに、空気を送り込んでしまう。ガス漏れしてるかもって不安を、引火させて確かめるような。炭坑にカナリアつれてって、あっカナリア死んじゃったって気付いた時には自分も動けなくなってるような。
ペーターの爆発を皆が予感してる。でも何もしない。もしくは、ペーターが爆発することを期待している。ひょっとしたら、彼の行動が突破口になるかも。自分もそれに乗ってどこかへ行けるかも。
勿論、そうはならない。
そして、こんなレストランで働きたくねーよと思っている労働者に給料を払っているオーナーの気持ちがやるせない。金は払ってるんだからちゃんとやれ、このレストランは俺の全てだぞ?何故俺の人生の邪魔をする?
どうにもならない。
お菓子担当のコンビが個人的には好きでした。あと意外と(笑)鴻上さんの役が気になる。ああ言う中間管理職的な位置にいるひとが。
来週リピートします。これ、予習と復習も含めて面白そうな気がする。まあ知らなくても楽しめるんだけど、調理場にいるひとたちのバックボーンを知っていると、自分も厨房に入り込んだような気分になれるかも。人種、出身地、年齢、経歴、過去のこと。彼等は何を背負って調理場にいるのか。それを知りたい。
しかし戯曲が絶版らしいんだよねー。図書館に行けばあるかな。気になる。とりあえずプログラムを熟読します。
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■ブンブン フジー!!!!! どうしますどうしますどうします!!!!!こちら日帰り可です!(私信)今回はレッドマーキーじゃなくてホワイトくらいじゃないの…なら夜中が出番てことはないと思う…そしたら日帰り出来る…! あーでも他のメンツを考えると、個人的には1日目か2日目に出てほしかった…あ、でも SOUL FLOWER UNIONが観られれば嬉しい。GONTITIもいいな。 あとNEW ORDERが31日らしいんだ…まだアナウンスないんだけど、ここには出てるんだ…
■あ、そんで(再び私信) ブンブンの追加@リキッド、ぴあ以外んとこにあとちょっとあるらしいです。よろしければー!フェスもいいけど今回の100分フルセットはかなりオススメです!体力もいりますが(笑)やっぱフルのブンブンはいいよ…ニヤニヤ
■サマソニ DURAN DURANが決まっとるー 嬉しいが、そろそろ限界じゃないですか…これ以上決まると絶対タイムテーブル被る…。インドアとアウトドアの移動時間を考えると目が回りそうだー(笑泣)
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2005年04月13日(水) ■ |
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振り返り談義 |
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東京スカパラダイスオーケストラ@ステラボール
「欠員が出たんだけど行かない?」とサガラさんから連絡、ラッキー。多分『闘魂'99』以来のスカパラ。いや〜、いつ聴いても楽しいな。今でも「MONSTER ROCK」やってるんだね!聴けて嬉しかったー。
欣ちゃんが谷中(敬称略が敬称)みたいなMCをしていてビビる。今こんなキャラなの?驚いた…。
国内ツアーの後は海外のフェスに何本か出て、フジロックの頃にまた帰ってくるとのこと。R.E.M.と一緒のフェスもあるって。加藤くんが「自分が学生の頃から聴いていたようなバンドと同じステージに立てるなんて」と嬉しそうに話してました。良かったね。
オープンしたてのステラボールは横長のAXと言う感じで、奥行きがないので視界はいい。ステージが近く感じる。音は微妙だったなー。ホーンはクリアだったけど、低音はぼふぼふしてた。つよしくんのベースあんまり聴こえなかったよー(泣)
帰りのごはん(接客が最低だった…つぶれるといいなー)で振り返り談義になる。
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カ●欣ちゃんにビックリしましたよ。最初谷中が喋ってんのかと思った サ●しんさんが『あんなコに育てた憶えはない!』って言ってたよ(笑)て言うか皆MCが谷中化してきている カ●(大笑)冷牟田さんは相変わらずクールで。随分動けるようになったんですね、最後に見た時は歩けるけど…ってくらいだったから サ●そだね。そういや昨日仕事の資料探して押し入れ探索してたらヒトケタ号のクラブキング(=『DICTIONARY』)が出てきてさ カ●クラブキング!(笑) サ●それにエスカメ(エスケンのカメレオンナイト)の告知が載ってて。出演者んとこに「東京スカパラダイスオーケストラ。13人の大所帯、爆裂スカバンド」みたいな紹介文が書いてあってさー(笑) カ●まだ認知されてない(笑)当時は13人だったんだっけ。エスケン以前近所だったらしくてサミット(スーパー)でよく遭ったんだよな。最近見ないから、引っ越しちゃったかな サ●ははは、エスケンは変わんないよねー。思わず読みふけっちゃったよ。U.F.O.もまだ結成されてない。やべっちとラファが寄稿してて、まつーらがクラブキングのスタッフで カ●まつーらさん今は独立してますからね。U.F.O.脱けたそうで サ●えっ!知らなかった! カ●最近はUNITが根城みたい。YELLOWって今どうなってんだろ サ●あそこはもう何度ガサ入れが入ったか… カ●開いては閉まり、開いては閉まり。…と言えば、エリちゃんがね(説明する)
サ●……そうか…。そうやって日記を書くことでリハビリしてるのかもね カ●ねこやいぬの話とか、植物の話をしてる サ●そう言えば『ロビンソンの庭』ってさ カ●うお、なつかし サ●(笑)山本政志の周りでどんどんひとが死んだりキちゃったりしてさ カ●…確かにあの周辺はやたら死んだり、キちゃったり、捕まったり…悪いことが起こるぞ起こるぞって予感があったのにどうにもならないって感じで… サ●そんで残ったひとらが緑に癒されて〜、緑ってすげえーって撮った映画じゃん カ●(笑)緑はすごいなー。癒されるって言うか、最終的には喰われるって言うか、吸収されるって言うか… サ●緑はすごい。あれ今新国立劇場があるとこで撮ったんだよね カ●え、そうなんだ! サ●初台の。何の跡地だったかな、国の持ちもんで、廃虚になってて カ●あんな新宿のど真ん中に廃虚があったのか (気になって調べてみた。東京工業試験場跡地とのこと。1992年に新国立劇場と東京オペラシティ着工) サ●『ロビンソン〜』観て、あの廃虚イベントで使えないかって交渉したことがあって。でもダメで。撮影ならスタッフやキャストしか入らないからいいけど、不特定多数のひとが出入りすんのはダメって言われた カ●何げにそんなすごいことを… サ●山本組がやりたい放題だったんで、以後使えなくなったんじゃないのって悪態ついてた(笑) カ●ははは
サ●やー何か振り返ってるねー。アシッドジャズとかあったよね! カ●アシッドジャズ!(笑)ネオアコ!渋谷系!オリジナルラヴ!レッドカーテン!そういやトミオさん、キハラさんたちとバンド活動してるみたいで サ●え、そうなんだ カ●お互いのソロ活動をサポートしあったり。オリジナルラヴに関わってたひとが4人もいる(笑)キハラさんブログも始めてますよ
サ●クラブキングも、DTPの過渡期って感じだったよ。写植まだ使ってるのとかある カ●ははは!手貼りの影が入ってたり、罫線がにじんでたり サ●そうそう!今は皆ピッシーってしてるからなあ。たまに手描きの良さが懐かしくなるね カ●フォントのラインもシャープ過ぎると思うことあるもんな。本当は手間暇かけてわざと緩めたり、滲ませたり、そういうことやった方がいい時もあるんだけど、ついつい画面上で処理しちゃう サ●手で描けて損はないからね カ●そそ。いかんいかん
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うーん、我が身をも振り返り。帰宅後ついつい家にある昔のJAPANなんぞを引っ張り出して読んでしまった…。そしたらフリクション時代のイマイさんと佐藤さんが載ってる号があった。イマイさんはそんなに変わらないが、佐藤さんは今とかなり印象違う!いやー、皆若かったね(笑)
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2005年04月12日(火) ■ |
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小ネタです |
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■素敵過ぎるアントワン mine-Dさんのサイトでとりあげられていました。デート中のアンソニー、Tシャツに注目。日本語で「クソ 食らえ 死ね」だってわはははは!!意味を知ってる上で着ていたら最高です。パパラッチ対策ってことで
■Rhythm & Drums magazine ブンブンのサポートドラマー、平井さんのインタビュー。 あ、クリック使ってるのか。使い分けてるってことか?クリックやらブレイクビーツやらをミキサーにかけて、なおかつマイクを通した状態の自分の叩いた音をリアルタイムでモニターしているようです。音を出す時に何を感じているかではなく、出した音によって何を感じるかと言うことに関して、面白い話をしてる。例の重りをつけてキック録った話もしてますよ…中野くんがいろいろ無理言っても怒らないでね(笑) それにしてもイギリス土産にスネアを買ってきたり、ヘッドカヴァーを作ってくれる奥様って素敵だー。ラブいー。
あ、そういえばウチに「boom boom satellites ベース エフェクター」の検索でいらした方、全く参考にならないことしか書いてなくてすみません(汗)中野くんのベースのセッティングはこれに載ってます!バックナンバー探してみてください!
■BUZZ ブンブンインタビュー。昔から「このバンドをやってなかったら音楽活動自体続けていたかどうか…」「音は中野が自分の考えた通りの音を作ってきてくれるので…」と奥ゆかし過ぎる川島さんですが、今回も「自分の声は中野との話し合いで人格形成されたことがベースになっていたりするので、もはや自分だけのものではない感じ」「ロックを作らなくなったとしても、聴き続けるでしょうね」と炸裂してます。「わたしの電脳は政府の備品です」ってそれ攻殻機動隊。AKIRAのケイちゃんみたいな、“触媒”って感じでしょうかね。とマンガ方面に例えてどうする。いやいやそういう才能ってのもある訳でしょ…あの声は川島さんにしか出せないよ。「引き裂かれるような」って表現は巧い!と膝を叩いた。 単純なアップリフティングではないってとこに突っ込んだインタビューでちょっとスッキリしました。そして中野くんは「ライヴでも優しく、包み込むような〜」と言うてます。そうですか…あれが中野くんの優しさなのね…。「甘えんじゃねえ!俺はいつでもお前のそばにいるぜ!」ってな優しさ?(笑)言われてみれば7日のライヴ、音は厳しいけど確かにふわっとした昂揚感はあったわね…ちょっと涙出そうになったもん。 メインの'80年代特集は懐かし過ぎて血の涙が出そうでした
■TV Bros. ブンブンインタビュー。しょ、しょ、衝撃的な内容だった…か、解散しなくてよかった…。確かに『PHOTON』後って「このひとたちどうなるんだろう」と思ったりしたもんな…いい方向に行けてよかった、ホントに。 しかし深刻な話をしてるのにかなり笑えます。妖怪に宇宙人と言われてるよ川島さん(大笑)やっぱ君ら仲いいやん!中野くん世話女房みたいだよ…。インタビュアー井上さんのツッコミドコロがまたいい! 人間的に仲いいかはともかく、クリエイター同士としては相性がいいんでしょう。そういうことにしとく。音を生み出す過程はかなりシビアだと思いますが。どっちかが逃げたら終わりだろうな。精神力と体力がどこ迄続くか。 大森くんも載ってて二度おいしいです。刑事まつり特集もあるよ!
■『SEX』6 上條淳士 途中迄本誌で読んでて、「まあコミックス出たら読めるし」と読まなくなったら、いつ迄経っても出なかった。10数年越しで続きが読めて嬉しいですよ…しかし未だちゃんと完結巻迄出るのか信じてない(笑)来月で終わる予定。 そもそも絵が荒れ出して、うーん…疲れてるのかなと思って読まなくなったんだった。6巻では絵も話の展開もキタ━━━(゚∀゚)━━━ !!!!って感じです。3〜5巻のまったり感も好きだけどね
■『最強の早稲田ラグビー ―世界を狙う「荒ぶる」魂』清宮 克幸 あー、やっぱりサントリーでのやり方を踏襲していたんだ、「フィットネス重視、キック控えめ」の豪州スタイル。しかし最近はNZスタイルも組み合わせているみたいですね。「体格が違うから世界には通用しない、と言う心の壁を作ってはいけない。イチローの例があるじゃないか」「日本人の長所を活かす戦法を磨いていけば」って考え方は共感出来ます。 それにしても、殆どプロチームのような体制・設備だ…他の学校は羨ましいだろうな。だからこそ「あんなんには勝てないよ」じゃなくて「あいつらにだけは負けん!」ってな図式が出来ると面白くなると思います
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2005年04月11日(月) ■ |
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このタイミング |
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エリちゃんが帰ってきそうだ。教えてくれたひと有難う!
うーん、帰ってきそうってのは変かな。新譜、無事に出るといいね。
日記を読んだ。8年の間にいろいろあった様子。とりあえず、無事で良かった。闘いはずっと続いていく。
http://homepage.mac.com/peach_dub/eli.htm
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2005年04月09日(土) ■ |
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『真夜中の弥次さん喜多さん』+α |
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『真夜中の弥次さん喜多さん』@シネマライズ2F
あはははははははあ〜はあ〜はあはあはあ、笑い疲れた。終わった頃にはぐったり。でも何度か泣きそうになった。そして今思い返してヘコんでいる。すごく切ない映画。
ハマるひとはバシッとハマると思いますが、ダメなひとは徹底的にダメだと思います。「くだらない、訳わかんない、決着がつかない」ってことになるかな…いや、そこがいいんだよ…人生てそんなもんじゃん。悲惨な時ほど、深刻な時ほど笑っちゃうじゃん。妄想に逃げ込んでも現実はますます厳しくなるだけだしさ…だからこそ笑うんだけど。クドカンが何かのインタビューで「『ここからどこかへ行けばいいことある』みたいなことは、そんなのはもう、ことごとくどうにもなんないことだ」と言っていたけど、まさにそんな感じ。弥次さんと喜多さんがお伊勢さまに着いたとしても、多分どうにもなんない。
しりあがりさんの原作もだけど、連載中の『オーイ・メメントモリ』のこともいろいろ思い出した。生きてても仕方がないと思ってるひとが、仕方がないけど生きていくにはどうすればいいか。どうにもなんないんだけど。弥次さんはいろんなひとを犠牲にしてしまってる。喜多さんもそう。生きてるし死んでるし。そういう事を考えるときりがない。一生判らない。判るはずがない。でも笑うことは出来る。笑い飛ばすことは出来ないかも知れない。でも笑う。
そして実はものすごく技術的に巧い感じがする…笑わせるツボをよく判っていると言うか。ツッコミのタイミングが絶妙。長瀬くんのビンタのタイミングとか。前を見ていて「次はどうなる?」と思っていたら後頭部の髪をごっそり抜かれたみたいな気分です。
七之助くん、原作の喜多さんに似過ぎ。あの顔が実在するってのがもう…。ヤクが切れていろんな幻覚を見るんですが、その時の顔が妙に色っぽい。そして痛々しい。泣き虫弥次さんもかわい過ぎ。長瀬くんてボケ体質だと思っていたけど、ツッコミも巧い!そして男前。だからこそ見ていてツラい。このふたり、ほんっと良かった。
キャストも豪華で面白過ぎました。良々くんがおいし過ぎた(以下ネタバレ故白文字。反転してください)ひとは死んだら皆良々になるんだね…(遠い目)麻生久美子さん素敵過ぎ。そしてエロい。大森くんさりげなさ過ぎ(笑)そのギャグでは一生座布団積まれっぱなしですよ…。勘九郎(当時)さんのアーサー王も馬鹿らし過ぎ。そしてシークレット扱いの古田さん!どうしてシークレットにしてたのかよく解りました。場内大爆笑。小池栄子ちゃんは、この映画の重い部分をガッツリ背負っていました。弥次さんとの修羅場が美しく切なかった。
個人的には「この眉毛が武器です」「OLのお昼休み」「いきかえる? バスタオル?」がキた。笑った自分が悔しいが、死ぬ程笑った。そして(以下白文字)ピンクのトレーナーのおばちゃんたちに笑われる喜多さんが「笑うな!」て言うとこで泣きそうになった。浪速ホットのエピソードにも。うー、やっぱり切ない話だ。そして壮絶な話だ。
そんなこんなで、腹痛いーと笑いながら、普段はなるべく考えないようにしていることをいろいろ思い出しながら、映画館の暗闇の中でガクガク震えてました。しかし終映後に出る話は「良々が!」「良々ずるい!」だった(笑)
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『岩井俊雄 エレクトロプランクトン展』@ラフォーレミュージアム
ニンテンドーDSのソフト発売記念展。丁度岩井さんがライヴをしている時に入場、ラッキー。かわゆいエレクトロプランクトンが、音に合わせて踊っています。
「ディープ・エレクトロプランクトン」「スタディ・オブ・エレクトロプランクトン」「DS+エレプラ=アートオブジェ化計画」「イワイトシオラボ」「岩井さんちへようこそ!」の5セクション。メディアオブジェやプログラム公開、イメージスケッチ等。懐かしいウゴウゴルーガのアイディアシートもありました。
ソフトの仕組みや美しさも面白かったけど、「岩井さんちへようこそ!」の、岩井さんが自分の子供のために作ったおもちゃの数々がすごくかわいくて楽しかった!空き箱の裏に絵を描いて切り抜いたお約束三角くじや人形やかるた。うわーいいなあこんな手作りのおもちゃ作って貰えて!デジタルな仕事をされているけど、もともとの発想がパラパラマンガだったりするひとなので、アナログ作品を実際に目に出来たのは嬉しかったな。
それにしても、落書きぽいのすら絵が巧い。ずるい(笑)
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■食玩 届いたー!モリゾーかわいー!きゃー!
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2005年04月08日(金) ■ |
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まともな方(これでか)のレポ |
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BOOM BOOM SATELLITES JAPAN TOUR 2005『ELEVATING PLEASURES』@LIQUIDROOM ebisu
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セットリスト(100minフルセット!)
01. RISE AND FALL 02. RIDE ON 03. DEAD SHOT 04. DIVE FOR YOU 05. SPINE 06. LET IT ALL COME DOWN 07. BACK IN THE NIGHT 08. ROUTE FOR EXILE 09. PUSH EJECT 10. UNDERDOG 11. FOGBOUND 12. MOMENT I COUNT 13. DIG THE NEW BREED(イントロにSCATTERIN' MONKEYのネタ入ってた)
encore 14. DRESS LIKE AN ANGEL 15. LIGHT MY FIRE(イントロにチャックD) 16. GHOST AND SHELL
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以下おぼえがき。
■いきなり「RISE AND FALL」の初っ端を平井さんが生で叩いてたのにビビる ■エディットものと組み合わせてるんだけど、え、ここを生で叩くか!と言う… ■いやもう平井さんホント有難う!ずっとブンブンで叩いてください(涙) ■考えてみればこの手のライヴで、ドラムがクリック聴いてない(追記:使ってるとこもある様子>ドラムマガジン参照)のって面白いよなあ。人力っていいなあ
■中野くん、最近よく被ってるニット帽姿だったんだけど、激しく動くのでズレてきちゃってて、何度か手でおさえてたんだけど、面倒になったのか1曲目途中に早くも脱ぎ捨てていた ■「RIDE ON」でピック弾きしてた?それとも爪で弾いていたのか… ■と言えば、面白いスラップの弾き方してたなあ ■と言えば、「それどこで覚えて来た!」ってなアクションがありましたよ…鬼マシンガンみたいな… ■アベファンのひと、わかってくれ…あれですよ、あれ! ■あれをベースでやってたよ。スタインバーガーだから、よりマシンガンぽかったよ。でもスタイリッシュさはなかったよ。仁王のようだった ■何か叫んでたし ■妖怪 ■それにしても文章で説明出来ない動きをする中野雅之。びょんびょんも出ました ■ベーシストとしては、実はフリー@ペッパーズなタイプだと思う ■妙な動きも含め(笑)
■「DEAD SHOT」やりましたな! ■「SPINE」のアウトロが鬼全開、怒涛のブレイクビーツ ■お、おもー!!!きっつー!!! ■イントロアウトロは相当な強度です。かなり仕込み入れてる ■ドラムンベース寄りになってる曲もあったな。ちょっと懐かしい感じ。もはやスタンダードってことかな… ■しかしドンベーて、下手すりゃ環境音楽にもなりかねないので、情緒があるのに攻撃的になってるってのはブンブンらしくて面白いなと思った
■川島さん、以前「ギリシャ神話に出て来る美神のような…」と書かれただけある!(実話) ■すごい例えですなロキノンジャパン ■それはともかく、ホント独特のオーラのあるひとで ■中野くんの千本ノックを受けて受けてフロアに届けてくれますよ… ■いやもうあれは「そういうプレイ?」と言うほど容赦がなかった ■美神しらゆきが泥にまみれていくようだった!(笑) ■ツアー何本あるんだっけ…た、体力持つといいね… ■やたら水飲んでたもんなー ■いつものごとくMCも最後のありがとうのみ。しかも本編終了時のありがとうはマイク通せてませんよ!聞こえてないよ! ■休むって概念がないんか。それとも中野くんが休ませてくれんのか ■あ、そういえば「FOGBOUND」の時休憩があったな。中野くんがガシガシやってる時ひっこんでた ■手動のエフェクターの扱いが面白かった。マイクの横に置いてあるんだけど ■そのエフェクター、何かの曲の時トラブッてた模様。何だったかなー ■フィードバックノイズを出そうとしたらワウワウが出たみたいな(笑) ■ガッと片足をモニターに置いて唄うサマがロックスターてな感じでしたよー ■しかしその後ハンドマイクをスタンドに戻そうとするとこでもたもたしていた ■そんなドンくさいとこも川島さんだ!素敵だ! ■とまあこんなことばかり書いていますが、ホントに力強くなったなあと(涙) ■しかしはかなさは変わりません。東北美人
■序盤はちょっと様子見って緊張感もあったけど、徐々にハードにヘヴィーにタフに ■もうアゲアゲ ■しかしアゲアゲでも…このひとらの場合は脳天気には聴けないんだよね… ■まあそこが好きなんですけど ■あれだな、「FOGBOUND」のライヴヴァージョンに代表される感じかな。これって正にelevating pleasuresな音だと思うけど、今あることを置いて行ったり忘れたりするものではないと思う ■どうやっても享楽的にはならないよなー ■それがダンストラックとして機能してるってのがやはり凄い ■全部背負っていければ、それで前に進めれば
■平井さんも中野くんも、マイクないとこでも相当唄ってた ■あの光景はちょっと感動的だったな
■下手側の高いとこにいたので視界は良かったんだけど、うまい具合音が左右に振ってあったので ■あーしまった!正面で聴けばよかった!と思った ■しかし踊るにはいいスペースだったので結局そこから動けず ■ダイヴはなかったな。モッシュもそんなには。フロアもいい感じで、押し寄せるひとも少なかったと思う。いい雰囲気でした ■川島さんの前にやたら男衆が固まっていた(笑)身長が高いの ■リキッドの密閉感が合ってたような気もしたな。AXだとどうだろうな。あそこ天井高いからなあ。音も散るしなあ ■M-ON!の生中継は29日AX(忘れないようにメモ)
■あ、あと印象的だったのはVJなしだったこと! ■真っ向勝負です! ■今後の希望としては「ANTHEM」「STRIDE」をやってほしーい!
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2005年04月07日(木) ■ |
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BOOM BOOM SATELLITES JAPAN TOUR 2005 |
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BOOM BOOM SATELLITES JAPAN TOUR 2005『ELEVATING PLEASURES』@LIQUIDROOM ebisu
新譜の音圧低いだなんて言ってすみませんでした(土下座)
あれは中野くんの優しさだったんだ…家でも心地よく聴けるようにとの配慮だったんだ…ライヴは容赦ありませんでしたよ!中野雅之の千本ノックを川島道行が受けては投げ受けては投げちぎっては投げちぎっては投げ、その投げられたものは磨き上げたどろだんごのように重くて痛くてそして速い!そして美しい!
平井さんがカウント出す時は様子を窺ってくれるんだけど、中野くん主導でスタートする時はもう次!次!て感じで息つく暇もない!川島さんまだ水飲んでるよ!まだチューニングしてるよ!鬼全開。濃かった…。「PUSH EJECT」でホッと一息つけるって程でしたよ。「PUSH EJECT」でホッとするって!それくらい怒涛の展開でした…。
あとでちゃんと書きます。体力的にはマジでしんどかった…めちゃめちゃ楽しかったけど。くー、29日は体調も万全でいたい。
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(25時間後)
待てよ。千本ノック…わんこそば(盛岡名物)でもいいんじゃないの。川島さん岩手出身だし。中野庵でどんどん出るわんこそば。「も〜っ〜と〜く〜え〜よ〜は〜や〜く〜く〜え〜よ〜」「もうお腹いっぱいですう」「く〜え〜っ〜て〜」「お水飲ませてくださいー(泣)」「そ〜ん〜な〜暇〜な〜ど〜な〜い〜」。
…いや、川島さんが食べてしまってはオーディエンスに届かない。これでは駄目だ。やっぱり千本ノックなのか…もしくはワンマンレシーブ?
まあそうは言っても。川島さんはあまり動じてない様子でした。懐が深い。中野くんの鬼の行状には慣れっこになっているとも言うか。天然とも言うか。意外と図太いとも言うか。
……おかしい…なんでこんな例えをしてしまうのだろう…ブンブンには同時代を生きる者として、同世代として尊敬と親愛の念を抱いているのに!
はい、ちゃんと書きます、書きますよ!ギアが変なところに入っちゃったので、気を取り直して明日付けでちゃんと書きます!(自分に言い聞かせる)
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2005年04月06日(水) ■ |
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ちょっと待て |
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昨日の本、楽しいものを集めたと言っておいて『黒のトリビア』を取り上げているのはどうなのか。と1日経ってやっと気付く自分はどうなのか。
■『おーい!』 てな表題でふまさんからメールが来たので何かと思えば「ドニ・ラヴァンが『ロング・エンゲージメント』に出てるぞ!」。えーーーーー!!!!!まじでー!?卍でー!?そ、それは観に行かねば!しかし「汚い戦場のシーンなので、顔の見分けがつかない。実は(観てる最中は)気づきませんでした(涙)」だって…おおおおお(嘆)どうしよう、ラヴァンの為に観に行くか?
■卍でーと言えば 劇団鹿殺し、この春から活動拠点を東京に移したそうで。観たい
■clip! ブンブン。写真かわいい!「仲悪い」と言ってる割に君らいい笑顔するなあ。インタビューはまあ出尽くした感が…って、こんなにプロモーション沢山してれば発言も似てくるか。しかし「〜かもしれない」「今日のところは」って、弱気なのか曖昧にしときたいのか!「日本人らしさを大切に」ってのがこんなところで活きているのか
そういや一誌、読むのが怖い音楽誌の発売が遅れてますな…インタビュアー誰なのかな…。
■ここ最近は 新譜の間に『PHOTON』や『UMBRA』をはさみつつ聴いてるのですが(シャッフルじゃなくて、アルバム単位で)、うーんやっぱり音圧が違うような…同じプレイヤー&ヘッドフォンで聴いてるけど、やっぱり新譜は軽いような。高音がシャキシャキしてるような。キックに芯はあるけど重くない。よく言えば聴きやすいんだが
■しかし 『PHOTON』も『UMBRA』も、トータル50分台なんだよね。濃いーわなー。新譜もそうだし。CD主流になってから、20曲弱74分ギッシリ!のアルバムが増えたけど、結構ダラけちゃうんですよね。ブンブンのギュッと感は好きです
■そもそも ブンブンの曲を74分も集中して聴いてたら身がもたん
■それにしても 構成がやっぱいいなあ。曲順が。アルバムを通しで聴くと「1本の作品を聴いた!」って感じになる。ライヴだとバラで聴いても違和感ないんだけど。ここらへんは仕込みが変わっているからだと思われる
■どるさんが 昔書いたレポ読んでて思い出した。『UMBRA』ツアー追加@リキッドで面白い客がいた話。 +++++ かなりデキアガッテル系お兄ちゃんが「ウォォォイウォォイ」「あんたが俺を見なくてもぉぉ音が良ければイィイィイィ」 と山彦テイストで叫んでいた。聞こえていたらしい中野くんはニヤニヤしていた。 後ろの方からは「リチャードォ」という掛け声も聞こえました。 +++++ あっはっはいたいた!これオールだったからね。ブンブン出たのって26:00くらいだったっけ?今回も愉快な客がいればいい! リチャードってのは昔あっちの雑誌に書かれた名前です。勝手に名前付けられてるよ!リチャード(にゃかの)スパッド(かわちま)プロント(平井さん)だった…なんだそりゃ
■ビリーさんの告別式 アベが来てたって。そう言えば、同じ歳じゃなかったっけ。本当にさよならだ。ビリー、おつかれ!いずれは皆行くから!やりきれないけど、こう言っておかないと次へ行けないような気がする
■食玩 誘惑に負けました…通販お願いしました…。だってもう店頭にないんだもん
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2005年04月05日(火) ■ |
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本など |
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ブンブン以外のものも読んでいます。今回は楽しいものを集めてみた。
■『私のワインは体から出て来るの』宮藤官九郎 ■『おぬしの体からワインが出て来るが良かろう』宮藤官九郎 貸して貰ったんで今頃まとめ読み。隔週刊誌の連載なので、リアルタイムに読んでいると台本の上がらなさっぷりや舞台の大変さがひしひしと伝わって、変な汗を出しながら読めたかも。 しかし今読んでも結構面白かったです。「名前だけの芸能人に名字を付けてあげる企画」は笑ったー。鬼塚小雪とか。連想ゲームのように発想がポンポン跳んで行くスピード感は、このひとならでは
■『黒のトリビア』新潮社事件取材班 その名の通り、犯罪絡みのトリビア。扱うものにインパクトがあるので、ヘッドコピーだけでもう満足って感じで、補足説明が乏しいです。 灯油で焼身自殺をするとちろちろ焼けるので大変で、ガソリンで放火をすると自分も火傷するそうです(ガソリンはすぐ気化するので、引火→爆発する)。実用書としても使えるなあ(おい)
と言いつつ以下はブンブンネタ。
■音楽と人 みちゆきに酒を呑ませて沢山喋らせよう!企画。初インタビュー故くだけてもらおうと言う狙いらしい。今回初掲載多いもんねえ。そうか、「僕ら固い人間じゃないんですう」って解って貰うには、中野くんが一所懸命説明するよりも川島さんに酒を呑ませれば良かったんだ!(大笑) と言う訳で語り倒してます川島さん。イマイさんと呑み友達だったとはビックリ。そして取材日記の欄が面白過ぎた…酔うとちゃん付けになるのはオッサンの証明ですよーみちゆき35歳の春。プレゼントのポラロイドにはポエムが書いてあった
■L Magazine 大阪の雑誌なんだけど、たまたま売ってるとこがあったんで。川島さん前日呑んだだろう、69んでますよ! 川島さんと中野くんへの一問一答。何故か中野くんはタメ口です
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2005年04月04日(月) ■ |
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ブンブンのいい話+α |
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祭り中故ネタが偏っててすみません。新譜が出た前後はいつもこんななんで。
■久々に BSでやったブンブンのドキュメンタリー観返したんだけど、そうだー『OUT LOUD』〜『UMBRA』間のライヴでは結構ダイヴするひといたよねえ。この頃のリキッドのライヴで靴なくしたことがあるよ(笑)この番組でやったライヴの時だったかな? 「PUSH EJECT」辺りでぎゅうぎゅうになって足が浮いて、靴を流された。隣の知らないお兄ちゃん(しかしきっと歳下)に「く、靴が!靴が脱げた!!」って言ったら「後で探してあげるから!」と言われたんだ(大笑) 終演後友人+周りのひとが探してくれました。ステージ上に落ちていた。誰かが置いてくれたらしい。ふふふ、ブンブンと同じステージを踏んだわよ…靴だけな…。見付かった時、その場にいたひとが拍手してくれました(笑)皆いいひとだ…。 『UMBRA』『PHOTON』ツアーでは、アルバムの内容もあってか暴れるひとは結構減った。しかし今回は…また暴れん坊が増えるかもなー。ツアー初日は、とりあえず後ろで様子を見よう。で、いい感じだったら前に行こう。ガッツリ踊らせて頂きます
■GrindHouse Magazine ブンブンインタビュー。初インタビュー故、バンド結成のきっかけや過去どんなものを聴いていたか等、何だか懐かしい感じでした。最近ファンになったひとには親切な内容なんじゃないかな。にゃかのくんの「川島は幼稚なものが好き」ってな鬼発言もあります(笑) しかしFACTで「僕らそんなに固いひとじゃないんです」つってたけど、こちらのヘッドコピーでまたそのイメージを強固なものにしてますがな(笑)もういいやん、それで!
■JUICE 川島さんインタビュー。Webでも全文読めます。「タイトな道を歩む性質」。ほらほらやっぱ真面目なんだよ…真面目、いいことやん!それでいいやん!
■Guitar Wolf Bassist Hideaki Sekiguchi Dead at 38 海外のニュースにも出てる。お子さんふたりいたんだ…。 ギターウルフのライヴは楽しかった思い出しかないな。どんなにひとがぶつかりあっても皆笑ってるような。ああ何か過去形になってしまってる。まだ解散した訳じゃないのに。ビリーさん、ゆっくり休んでください。沢山の音を有難う
■あーそうだった KOOLOGI@QUATTROの感想、いろいろ見てまわって思い出した。アンコールの時、アキオに「さっさとやれー!」ってヤジ飛ばしたひといたんだよね。客がちょっと退いた時、アキオがニヤッと笑って「そんじゃ、お前の為にやるよ」って言ったんだ。……素敵だ!
■マニックス ロッキングオンのインタビューにしみじみ。次作へのモチベーションはニッキーの詩かあ。ずっと詩先のバンドなんだよね。あんまりないよねこういうバンド。いつかまた『KNOW YOUR ENEMY』からの曲が聴ければ、それはそれで嬉しい
■ファインズさんの『ジュリアス・シーザー』 ウェストエンドでやった後ヨーロッパツアーやるんだって!極東ツアーもどうですか!?来ませんか!?(泣)
■食玩 然るべきところを教えて貰いました…大人って賢い。有難うございます!もうちょっと頑張ってどうしても当たらなかったらここで…!
■RAMMSTEINがくーるーぞー Rammstein ―One Night Only Showcase Live 2005@CLUB CITTA' 6月3日(金) チケットの一般発売:5月7日(土) イベンターはクリマンとのこと。 一度は観てみたいんですが…
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2005年04月02日(土) ■ |
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『隣人13号』 |
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『隣人13号』@シネクイント
えーとね、すごくいい作品です。巧い!と思った。でも、ひとに勧めるのは難しい。5つに項目を分けます、ネタバレあります、原作は未読です。
■話・構成 娯楽作品としてとても巧くまとめてある。でも問題提起はしっかりある。この作品R15なんですが、むしろ15歳以下の子供に見せたらいいんじゃないのと思ったのですが。が。 今の自分の年齢で観たからそう思えるのかも知れないなとも思うんだよね…。その歳の子供が観て、「いじめはよくない!」「いじめられてる子は勇気を出して抵抗した方がいい!」と受け取ることが出来るかどうか。子供のいじめって、正直それ自体に意味を見い出せてるとは思えないので…。13号(大人になっている)の殺人は目的意識がハッキリある。そこの違いをどう受け取るか。 いじめた方が全面的に悪いか、いじめられてる子が抵抗しなかったから悪いかと言う微妙な問題もあります。 そこを、ふたとおりに分かれるラストで、バランス良く着地しています。13号と言う人格が生まれていた場合の結末と、生まれていない場合の結末。卒業アルバムのエピソードが巧く使われています。
■演出 殺害シーンが巧み。引きの撮影、加害者の背中に覆われて被害者が全く見えない構図。刺してる、殴ってるシーンは巧妙に隠されている。これが効果的!個人的にいちばん怖かったのは、13号が関くんを殺すシーン。真っ昼間で、外(建築現場)で、すぐ側の通りをバイクが走り抜ける。数メートル先で殺人が起こっているのに、誰も気付かない。残酷なシーンもありますが、過程を隠して結果だけを見せるところが多く、その過程を観客が想像することになり、恐怖感が増します。
■ビジュアル 事前に何かで読んだ記事でミシェル・ゴンドリーとスパイク・ジョーンズの名前が出てきていたので、トリッキーな面があるのかなと思っていたのですが。使い方が巧い!奇をてらってない、適材適所。アニメの導入も自然だし、小屋の中で向かい合った十三と13号が踊るシーン(しかし何故小栗くんだけ全裸なんだ。獅童さんも脱ごうよ!(笑))も、イメージの視覚化として効果的。小屋の扉から外にはねとばされるとそこはアパート、と言う掴みも巧い!
そうそう、演出とビジュアルに、いい意味で隙間がないんです。無駄もない。機能的と言えるくらい。
■役者陣 不思議とだんだん似て見えてくるんです、獅童さんと小栗くん。入れ替わる部分をCGで混ぜてるところは勿論あるんですが、そうでないシーンでも似てる…と感じたところが沢山あった。 獅童さんが…マジで怖かった…きっとあの子役くんはマジ泣きしてた!イタコかってくらい13号が降りてるー。声の使い方がすっごく気持ち悪くて、怖くて、不快だったー!役者って怖い!(泣) 小栗くんは役の性格からして大人しめの演技なのですが、その抑えっぷりが巧いなあと思った。元々華のある役者さんだと思うんだけど、それを封じてるのがむしろ凄い。地味〜です。 新井くんはうわーホントこいつワルかったやろとつい思ってしまうような…。追いつめられてる時も変に落ち着いてるところとか。「わああ!」とか「ひいい!」とか極力言わないところが、肝据わってる感じで迫力ありました。それにしてもこのひと、ウンコがらみの芝居多いねー(笑) 由美ちゃんは特攻服がとても似合ってました。さ、流石(笑)
■個人的事情 現在正に隣人(上の住人)がヤヴァくて参ったなと思ってるところに観たから凄く、凄く怖かった!パンフレットで、原作の井上三太さんが「以前近所に住んでた頭おかしいひとのことがヒントになってて」「警察がいて、法律があって守られてる筈なのに、サイコが相手だとこっちも原始的に闘うと言う対処しか出来ない」と言っててますますブルブル。三池監督みたいに「うるせー!」って言ったら刺されちゃうかなあ…。 上のひと、ホントはいいひとだといいなあ、単に痴話喧嘩してるだけだったらいいなあ(泣)最近は静かになってます。そのまま仲良く暮らしてくれ!
■おまけ 三池監督と言えば、キャラクターの仕込みが面白過ぎました。その姿の意味は!(笑)
うーん、いろいろ考えちゃったな…。気持ちが落ち着いてる時にリピートしたいようなしたくないような。でも観て良かった、ホントに。
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