Movin'on without you
mako



 神様のことば。


神様にね。

聞いてみたくて、おみくじ引いたんだ。

どう思ってるのか。
どうすべきなのか。

教えてください、って。

知りたかった。


そしたらね。

恋愛のところに。

「深入りはするな」って。


あたしね。
思わず笑っちゃったよ。

神様ごめんなさい、と思ったけど、
でも、神社で笑いが止まらなかった。


なんで、わかるんだろう。
神様は何でもお見通しなんだね。

その通りだと思ったから。

ほんとに、その通り。


深入りしちゃだめって
自分でも思うし、
それより何より、神様が言ってるし、

だけど、

なんでなのかなあ。

止められない。


だったら、おみくじなんて引かなきゃいいのに。


あたしは、神様に、
なんて言ってほしかったの?

突き進みなさいって
言ってほしかったの??


やっぱり、
やめなさいって言ってほしかったんだと思うよ。


だけど、止められない。


なんなんだろうね。人って。

人っていうか、あたしかあ。

理性より感情が、いつも勝つ。


怖くて仕方ないとわかっているのに、
ジェットコースターに乗ってしまう。

怖いなら止めておけばいいのに、
乗ってしまうんだよね。どうしても。
乗りたくなる。

乗って後悔して、
あの時やめておけばよかったって思うくせに
時が経つと、また乗りたくなって。


ってことは、
やっぱりすきなんだろうか。



2009年09月21日(月)



 分かれ道。

「避けられた」という過去の一度の記憶から、

人間ってのはおかしなもので
全ての人が、同じ行動パターンをとるものだと
勝手に予測ができてしまう動物らしくて

あなたがどう出るのか、
本当はすごく、怖かった。


別れ際、
「キスしていい?」って聞いたあたしに
あなたが「だめ」って言ったから

だからもう、間違いないなって。
そんな風に勝手に。


無かったことにされるのか、
ごめんって謝られるのか。

どちらになっても大丈夫なように、
覚悟だけはして、心だけは強く持って、

そんなところだけ、過去の経験が
活かされたり、活かされなかったり。


でも実際は、
ちゃんと、あたしは愛されてるんだなあって。
この人は、好きでいてくれてるんだなあって。

なんか、感じられて、
それが嬉しくて、涙すら出そうなほどに。


いっこ前の恋愛も、そうだったね。

怖くて、わざと避けて、
そしたら、「もう会えないかと思った。」って
あの人がそう言ってくれたから、

大丈夫。
あたしとおんなじだけの、好きの気持ちを
持っていてくれているんだ、って。
すごく、ほっとしたことを思い出した。

なんかその時のことを、
強く強く、思い出したよ。


今のあなたから読み取れるのは、
不安でも嫌悪でもなくて、ただ、戸惑い。

どちらに進めばいいのか、
どちらにでもまだ進める場所にいるからこその
戸惑いの感情。

それは、あたしも同じ。

向こう側に行きたいわけじゃなくて、
今なら戻れる、っていうのが
本当は、正しいのかもしれない。

好きなんだと思う。
すごくすごく、好きなんだと思う。
だけど、これ以上進んじゃだめだって
その、せめぎあい。その、戸惑い。

それは、あたしだけじゃなくて、お互い。
自惚れと言われようとも。


背中を押したい自分がいる。
もの凄く。
だけど、押して拒絶されるのは怖い。
押して、戻れなくなるのも怖い。


人間って、勝手だね。
その覚悟もできてないのに、
前へ進んだあたしが。

だけど、進んでみないとわからないことも確かにあって
だから、進んでよかったと心底思ってる。

死ぬときは前のめりで死にたいって
ずっと前から、そう決めてる。

2009年09月20日(日)



 ちゃんとちゃんと。


春になりかけの、土曜日に、
あたしが好きだと告げたあの日から
あなたの中では、何かが変わったんだろうね。


そうだった。
あなたみたいな人には、
ちゃんと、告げないと、
気がついてもらえないこと、

気がついてたようで、気がついてなかったし
わかったようで、わかってなかったし

ほら、また忘れてた。


あたしは、あなたが好きです。

その一言から、関係は変わってく。
良くも、悪くも。


ちゃんと言おう?

ちゃんと始めよう、って。
ちゃんと好きだよ、って。

好きだから、いっぱい愛し合おうって
言ってみよう?すべてはそこからだから。

不安の中での駆け引きが
好きな人もいれば、ただの不安な人もいる。

あたしはそれを、知ってるはずだ。


でも、なんて言えばいいんだろうね。
やっぱり、「ちゃんと、始めよう」かな?


2009年09月19日(土)



 予言のチカラ。


「もうすぐ」じゃなかったけど

予感は、確信に変わり
確信は、事実に変わった。


ほら。やっぱりね。

その事象が起こった後に、
昔、書いた、自分の日記を読んで
自分自身の「勘」に驚いた。

勘?
予言?


少し、あきらめていたから。
きっと、あたしたちの間には
何事もないまま、時だけが過ぎるんだろうって。

そんな予感も、少しだけしてたから。


切ないけど、
知る前より、確かに切ないけれど、
でも、知る前より確かにしあわせなんだ。

矛盾してるかな?


肌と肌を、触れ合わせていることで
目の前に、誰も知らないあなたがいることで
あたしは幸せだと、感じた。

あなたに触れたくて仕方がないのは、
あとから訪れる、切なさの波よりも
その瞬間の、幸せが勝ってしまうから。


やっぱり、こういう日が来るって。
お互い、なんとなく、
解っていたのかも、しれない。

それは、あの夏の日からかもしれないし、
あたしがあなたに、好きだと
告げた、あの日からかもしれない。



2009年09月17日(木)
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