暖かな液体が ゆびのすきまから 流れ落ちるのを 見ていたの 流れ落ちてしまえば 全て 忘れてしまうのかな なんて このてのひら広げて 青空にかざして キラキラ光る様を 心に刻んでおこう 大切な人は あの青空の向こうに きっと 今も
何かがチガウ 穏やかな会話も 優しい言葉も 空気も 薄いフィルター越しに ひとり 見ていたのは 歪んだ空 楽しいと感じない 心が叫ばない それでも その空気が 心地よかった あの日