2001年12月31日(月) |
日常になるコトを 畏れて |
日常になるコトを 畏れて
人混みの中 出掛けたね
色とりどりの 電飾の元
群がる人々は 夜光虫みたい
背伸びして光を捉える 私の精一杯を
助けてくれる 大きな手
本当は 二人
見上げた空の月の方が 綺麗なの知ってた
2001年12月29日(土) |
ただ それだけのコト。 |
ただ それだけのコト。
それまで存在していた人が 消えるだけのコト。
いろんな話をした人が ある時からモノを言わなくなるコト。
もう 逢えないコト。
引き留めようとした。 繋ぎ止めようとした。
でもそれは ただの ぶつけ合う エゴイズム。
僕達は ただ 黙って。
煙草に火を付ける タイミングを待った。
今日は 熱い涙 でも 明日は 違う未来。
2001年12月26日(水) |
黒いコートに 映える |
黒いコートに 映える 赤茶けた 私の髪
昔遊んだ 人形の其れに 似てる
其処に あったものは いつの間にか 遠くて
人形の 細い指も 長い脚も 夢のよう
髪をバッサリ 切り落として 泣いた 意気地の無さは そのままに
あなたの 黒いコートが滲む
2001年12月21日(金) |
[好き]とか 言わなければ |
[好き]とか 言わなければ いいのに。
そんな言葉で 描いてしまう [これから] が 嫌い。
絶対の 約束なんて 無いもの。
そうかな。 一つ位は あっても いいよ。
曖昧さと思いやりを 繰り返すのは、嫌い?
・・・何にも 分かっちゃ 居ないのよ。
[お気に入り]位に 留めておけば。
いいじゃない その距離感。
[絶対]が 欲しかった訳じゃない。
傷ついたフリばかり 楽しく無いよ。
・・・何にも 分かっちゃ 居ないのよ。
2001年12月17日(月) |
手を引かれて 歩くの |
手を引かれて 歩くの 悪くない
見失わずに 済むような気がするでしょ
『女の子』では 無く 『女』で ありたかった
いつも
手を引かれて 歩くの 悪くない
でも 時々は 振り返ってね
信号も 表情も 気持ちも
変わり易いから
2001年12月12日(水) |
空に 飛んだ 風船を |
空に 飛んだ 風船を 目で追いかけた
木の枝に 引っ掛かるのと
タチの悪いオトコに 引っ掛かるのとでは
痛みが 全然 違うよ
当たり前だけど
遠くまで 飛んでいってね
思い出さない位に 遠くまで
痛んだ心と髪を 愛しく思う
あなたの重みで 擦れたものなら
この痛みを 幸福に感じるのは 束の間
とうに 離れた 躰が
忘れなくてはと 囁く
忘れてしまえ と
|