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V字経営研究所・酒井英之の4行日記 DiaryINDEX|past|will
海外輸出企業とグローバル企業の違いを聞いた。輸出企業は、現地に事務所があってもそこは日本と化している。しかしグローバル企業の現地事務所は、現地の人が殆ど。ただし、その現地人はよく教育され、日本企業ならではの和を尊ぶような精神を持っている。そして、現地に売るだけでなく、他のグローバル企業と取引できるのが強みである。そういう違いを理解しないと、企業の実力はを正しく判断できない。
21日に楽天を5点差大逆転した日本ハム。23日に8回、2点差を逆転した巨人。CSですがる2位球団を突き放すシーズン1位チーム。私は楽天や中日ファンだが、「これぞ1位」という強さを見せてもらった。その中で楽天の田中投手や岩隅投手、中日の立浪・井上選手のように、意地を見せてくれた姿にも感動した。負けるまでいかに戦ったかが問題なのだ。「粉砕」「散る」に相応しいシーンを久しぶりに見た。
ビジネスで理想とされる「豆腐屋の精神」を聞いた。自分で作って自分で売って、自分でお客の声を聴く。その日に必要なだけを仕入れて、使い切ってしまう。売りは現金で即日回収。お客様の間でコミュニティができる。つくづく一番強い経営スタイルだ。そして高付加価値型商品でない限りこのスタイルは貫けない。中小企業はどこまでこのスタイルをベンチマークに近づけるか、挑戦する甲斐がある。
某社のSE部門で「個人別行動計画」を立てることが可能か討議した。営業部門から依頼されて初めて動く部門ゆえに、「難しい」との意見が大半だった。しかし、何もスケジュール表を作成するだけが計画ではない。1ヶ月160時間を何にどう使うのかが計画のはず。160時間を1コマを2時間とし合計80コマを作る。うち営業に何コマ、SEとして本来の支援業務に何コマ、資料作成に何コマ。こういう割り当てをするのも立派な個人別行動計画だ。
「フロントを向いて野球をするな、ファンを見て野球をしろ!」は野村監督だが、モーターショウに出る部品メーカーのデザイン担当者も「役員のためのブースを作るな!」と号令をかける。ブースの主役は小学生や大学生の来場者。彼らが主役だと思う「商品」が並んでおらず、役員が支持した商品ばかりが並んでいたら…それこそ失望する。役員は取引先の偉い人ばかり見ている。そこにズレがある。
『のどごしNo.1』の開発物語を聞く。同社では、コンセプトはターゲットの言葉で書くことになっている。今回のターゲットは日産エルグランデに乗るお父さん。言葉は「家族の笑顔に囲まれて幸せ!」だ。CMのキャラクターに使われたのは、ターゲットをそのまま映したグッサン。CMの迫力と同じ陳列を店頭で展開。会社の束縛と無縁なスッキリ感が、気持ちいい。ここまで一貫していたら売れるのも当たり前か。
キリン『アルコール0.00%のFree』には、当初メーカーが予想していなかったユーザーが飛びついたという。第一にお酒が全く飲めない人。飲めない人は宴会の席で肩身の狭い思いをしていた。その人たちを救ったという。第二は妊婦。毎日のように感謝状が届いているそう。第三に何らかの病気で酒を辞めなければならない人。酔うことはできないが、のど越しでは満足できる。大ヒット商品にはいつも想定外のユーザーがいるものだ。
キリンの工場を見学して「エビデンスマーケティング」を習った。「エビデンスマーケティング」は「糖質0」とか「カロリーオフ」など、効果に直結する成分・機能を含んだ商品特徴をトリガーに売る手法のこと。同社の今年のヒット商品『Free』は麦ではなく大豆から作ることで、アルコールなしを実現した。感心したのはキリンのどの担当者も『Free』について話すとき単に『Free』と言わず『アルコール0.00%のFree』と読んでいたこと。エビデンスの主張を全員に義務付けているところが素晴らしい。
楽天の野村監督の人事が注目されている。球団は彼を名誉監督にし、フロント入りさせようとしているが、彼はそれを固辞。あくまで現場にこだわる気だ。ビジネスマンでも本社のミドルになるか現場の責任者のままでいるかは、とても重要な選択である。部長や取締役ともなれば偉く見えるが、イコール現場から離れることであり、仕事の醍醐味からは遠くなる。野村監督は一生現場にいたい人なのだ。
市民運動会で大変な仕事のひとつが「アナウンス」だろう。当地区でも毎年同じおばさんが務めている。ときおり小学生と思しき子供に代わるけど、子供は「赤速いです」とか「がんばってください」とか、見りゃわかる実況中継が精一杯。その点おばさんは凄い。「お父さんたち、明日は大変な筋肉痛でしょう。筋肉痛という素晴らしいお土産を持って帰ってください」。そんな考え方もあるかと思わず苦笑した。
大掃除をしていたら、今から15年位前の『TVチャンピオン』のビデオが大量に出てきた。新婚当時、カミサンと週の唯一の楽しみとして観ていた番組だ。その中から温泉通や魚通、ペーパークラフト王選手権などの名作を選りすぐって家族全員で鑑賞。この頃のTVチャンピオンは競技指向よりキャラを立たせるパフォーマンス指向が強い。その変化を見ながら、世の中この15年間で、プロ意識が強くなりすぎ笑う余裕がないと感じた。
台風に伴う休校で学校が休みになり子供は大喜び。しかしこのところ、シルバーウィークに、今回の臨時休校、そして10日−12日も3連休と休みが続き、もしここでインフルエンザに伴う学級閉鎖など起きたら、2学期になってまともに授業ができた日は数えるほどしかなくなってしまう。祝日を土日にくっつけて3連休にするのは賛成だが、「休み癖」がつくことや「運動のし過ぎによる疲れ」だけは避けたい。
超大型台風の襲来。私の住む地区は明け方上陸で朝から激しい暴風雨に見舞われた。しかし、被害は思った以上に軽微だった。公立学校全休、会社も無理に出勤に及ばず、交通機関も全面運休、通行止め箇所多数など適切な手を打った効果だろう。気象衛星で台風を「見える化」し、その動きから次に起きることを事前予測し手を打てばこんなにもリスク回避が出来る。見える化の凄さを実感した。
地区運動会にスーツ姿のイケメン男性が登場。上着を脱いだかと思うと白いシャツで颯爽とラムネ飲み競争に最終組で参加した。彼の名は柴橋正直。先ごろ初当選した民主党の衆議院だ。しかし場内アナウンスで「議員の柴橋先生です!」というアナウンスもなくほとんどの人が気が付かないうちに去っていった。そういう宣伝の見返りもないの来るところが彼のいいところ。その謙虚さを失わないで欲しい。
地域の運動会。この運動会は競技に出るたびに調味料などの商品がもらえるのが魅力。そのようなオマケがあると競技後に誰もが整然と並び、同じ出口から順番を守る。その光景を見ながら、人間は終わりに自分へのメリットがあるとそのために乱れることなく行動するものだと知った。研修でも、やりっ放しに終わらずに成果検証−フィードバックがあれば人はそこまで確実に進むはず。効果が薄い研修は検証&フィードバックがないのだ。
リオの勝因は地元の熱意。そう考えると、地元の熱さはオバマにも環境にも勝るのだろう。パ・リーグ首位を行く日本ハム、2位楽天、3位ソフトバンク。いずれも地元の熱狂が強く、それが個性となっているチームである。その姿は、ドラゴンズファンから観ても選手とファンの距離が近さは本当に羨ましい。ドラゴンズが常勝軍団であることはありがたいが選手や監督との接点に乏しい状況では熱くなれない。
某社から相談。同社は自動車産業に素材を提供しているが、過去の受注内容を見直すと、例外的に自動車産業以外からも受注していることがわかった。そこで「なぜわざわざ当社に発注しているの?」と発注者に意図を尋ねたところ、同社品には同社ですら気が付かなかった特別な効果があることが判明。そこで同社はその業界に向けて新サービスを展開することにした。まさにドラッガーの言う「予期せざるオーダー」からイノベーションを産んだ例だ。
五輪誘致を勝ち取った、ブラジルのルラ大統領の言葉。「オバマ大統領や鳩山首相は悲しくて、私が幸せであることを申し訳なく思う。でも、五輪はこれまで何度も何度もあなた方の国でやってきた。今私たちに、喜ぶ権利がある」「私がオバマ氏に勝ったのではなく、リオの開催計画が今回認められたのだ」。貧しい農家に生まれ、労組の闘士になった人ならではの慈愛に満ちた言葉。そんな人の国に負けて幸せではないか。
2016年の五輪誘致で東京が落選した。環境や財政面での優位性も、『南米で初めての五輪を!』の理念には勝てなかった。この結果を見て、世界には「皆さん平等に機会を与えよう」という意識が残っていることがわかった。また、どの国も米国にOKを出すわけではないこともわかった。日本は敗北したのは残念だが、世界市民のひとりとして、IOCの人たちが人間らしい点を失っていないことに安心した。
某ソフト開発会社から、新商品開発の相談を受ける。従来は特定業界向けの受発注システムを販売してきたが、昨今の不況で需要は頭打ち。新規開拓は見込み薄なので、これまでの商品に付加するオプション商品を考案したのだ。それはリスク発生を未然に防ぐ商品。目の付け所はいいが、リスク管理商品は「リスクの見える化」があってこそ有り難味が増す。その機能を付加するようアドバイスした。
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