V字経営研究所・酒井英之の4行日記
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2006年06月30日(金) 謙虚であることは自分を強くする?弱くする?

あなたは英語が話せますか?と聴くと日本人は「NO」という。一方外国人は「アリガト」「サヨナラ」だけが言えるだけで、「日本語ができる」と嘯く。出来ない部分を見るか、できる部分に焦点を当てるか。この違いがサッカーにも出ているとの論評が週刊文春に出ていた。1VS1になったときにドリブル突破でなくパス回しを選択するのは、逃げの姿勢だという。謙虚であることはピッチでは無意味なのだ。

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2006年06月29日(木) タバコを辞めるにはどうしたいいの?

クライアントの社長たちが次々とタバコを辞めている。この2年ぐらいの間で、8人くらいが辞めた。中には病気を契機にした人もいたが、見たところ「長期ビジョンが描けてタバコを辞めた」という人が多い。数年先の目標が描きそこから逆算したときに、体調とか考えて「タバコは無駄」と判断したのだろう。自分がタバコを辞められないのは、長期ビジョンがないからか。300円も取られて誠に情けない。

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2006年06月28日(水) タバコの値上がりを許した人々

タバコが値上がりした。「300円でもタバコを買う」との調査結果を受け手のものだが、このアンケートに答えたのはいったい誰だろう?どう考えても「値上げをしてよいかどうか?」を判定するアンケートだとわかるはず。だとしたら、自分が500円でもタバコを買うと思っていても、正直に答えず300円になったらもう買わない!に○すればいいのに。自分の首を締めることがわかってなかったんだねえ。

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2006年06月27日(火) 「原因と思われること」を考えさせてはいけない。

昨日の続き。ヒヤリハットの用紙で驚いた第2は、「原因と思われること」を選択式にしていたことだ。選択肢は「よく見えなかった」「慌ててた」「心配事が頭にあった」「疲れていた」など11項目。このとき「なぜ疲れていたのか」→「なぜ?」→「なぜ?」と繰り返すと真の原因がわかる気がするが、実は担当者を精神的に追い込むだけ。振り返りはあっさりさせて、担当者の関心を未来に向ける。同社はそれができている。

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2006年06月26日(月) 「どうしたら回避できると思いますか?」

某工場に「ヒヤリハット」と題した記入用紙があった。ヒヤッとかハッとしたことを申告させ、現場の安全性を高めるための手段だ。そして、その申告書で感心したのが2点。第1は「どうしたら回避できると思いますか」を本人が記入できるようになっていたこと。この欄があると、人は自分で対策を考えるようになる。理想的な結果に向かって「どうしたら」を問い続ける習慣が、同社には根付いている。

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2006年06月25日(日) 「語学の達人」といわれる学生の10年後は?

ワールドワイドに展開する某メーカーに学生が採用応募してくる。応募者のうち何人かは外国語がピカイチの人材。しかし、同社のビジネスは商品がハイレベルなため、一人前になるのに10年はかかる。すると、そのような語学達人をいくら採用しても、本人が10年間を辛抱できずに辞めてしまうというのだ。語学はビジネスの道具。その道具に縛られると、人は自分の首を絞めてしまうのだ。

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2006年06月24日(土) ブロードバンドバブルと機能別組織の限界

TV局の経営者と飲む。現在の課題は、ビジネスモデルが大きく変わりつつあること。ブローバンド・バブルの時代は、放送と通信の境目がなくなり、広告収入だけに頼る経営が成り立たなく恐れがある。一方で、コンテンツ活用ビジネスや、イベント、ECなどのビジネスの可能性は拡大する。どこでどれだけ儲かっているのか。事業別にそれが見える局にしないと、機会を逸し完全に出遅れるであろう。

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2006年06月23日(金) ホビースクールの申し込みに長蛇の列

夏休み期間中に、市が子供のためのいろんな親子ホビースクールを開催する。ペーパークラフトで有名な大熊先生が来るので、早速申し込むことにした。ただし、申し込みは日曜の朝10時から。それも9時から整理券を配布するという。そこで8:40に行って見ると、これが長蛇の列で驚いた。みんな、夏休みの子供との時間を何とか埋めようと必死なのだ(特に女の子向けの教室の人気が高かった)。

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2006年06月22日(木) 奈良県の医師宅放火殺人事件

奈良県で高校生が義母と義妹・義弟を惨殺する事件が起きた。ネガティブな行動に走るのは、一方で家庭内の誰かが恐ろしくポジティブになっているからだ。父親が強引に医師になることと勉強を強要したか、父と義母・妹弟の関係が、彼から見て余りにも愛情に満ちていたのか原因だろう。人は必ずバランスをとりたがる生き物。近くにネガティブな人がいれば、それはポジティブな人の影響なのだ。

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2006年06月21日(水) 【W杯】ピッチの上の寝転がった中田選手

中田がピッチの上にひっくり返って動かなかった。彼には彼にしかわからないことがあるのだろう。イチローがWBCに燃えたのは、世界の中での日本の野球の地位を高めたかったからだという。それくらい日頃からジャパンベースボールの存在の小ささを痛感していた。中田にもこの大会で世界にアピールしたかったジャパンサッカーがあったのではないか。そしてそれは、1-4という差を示して終わった。

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2006年06月20日(火) からだで感じる衛生管理

某食品工場を見学した。この工場は1Fが工場で2Fがオフィスなのだが、1Fで靴を脱いだあと、スリッパも上靴も履かない。靴下のまま上がり、廊下と部屋の中も靴下のまま歩く。これは掃除をよほど丹念にやらないとできない行為。同社の衛生委員がいかに隅々まで注意を払っているかよくわかる。その他、汚染区と衛生区の床の色分けするなど、衛生管理を足の裏や目で感じるよう工夫されていた。

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2006年06月19日(月) 朝礼の「見える化」

某工場の掲示板に、「朝礼」と題した手書きの模造紙が張られていた。内容は、朝礼の要旨をまとめたもの。生産目標個数と実績の対比、現時点での最優先課題などの他に、「1分間スピーチ=テーマは最近感動したこと」と記載されていた。「考える習慣づけと、何を考えているのかを知るために行う」と赤字で書いてあり、来週の担当者の名前もあった。朝礼内容を早速張り出すケースは初めてみた。

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2006年06月18日(日) 【W杯】ほんの少し、日本に足りないもの

「ほんの少し、足りないもの」とは何か。ひょっとしたらそれは日本人が持つ「悲劇は繰り返される」という、悲しい先入観かもしれない。ワイドショウではドーハの悲劇と今回をダブらせて放送していた。こんな編集が、この国の国民の心を重くし、人を悲観的にする。逆に「俺たちは運が良い」「ラスト10分に天使は必ず俺たちに微笑む」というように確信していたら、足が止まるなんてことはなかったかも。

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2006年06月17日(土) どうしても届かない「たったこれだけ」の差

東京のタクシーにはエコーカードというCS調査の葉書が置かれている。質問を見ると「行き先についての返事は?」「道順確認した?」「降車のとき挨拶とお礼を申しましたか?」「安全運転について?」の4つだけ。タクシーの満足度は基本的にこの4つで決まるということだ。特に、「返事」と「確認」。乗車時の「たったこれだけ」で全然違う。しかし「たった、これだけ」ができない人が多いのだ。

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2006年06月16日(金) ホテルはCSのためここまでするのか。

先日泊まった愛宕山東急インのフロント脇に「エアー・シャワー・ルーム」が設置されていたので驚いた。食品工場等の入り口でよくみかける、強力な風で人体に付いている埃や髪の毛を吹き飛ばす装置だ。こんなのがホテルに置いてあるのを見たのは初めてだったので理由を聞くと「花粉症の季節に花粉を落とすため」だという。特定季節の顧客満足のために、わざわざ設置するのかと感心した。

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2006年06月15日(木) 距離は近づいたが、溝は深まった

納期遅れが常態化している某社。部門間の連携が鍵だということで、部門をまたがる幹部会議を開催した。ここで情報交換が行われ、問題は解消に向かうかと思いきや、両者はお互いの正当性を主張し、他を非難するばかり。距離は近くなったものの、溝は深まると言う現象。解決策はただひとつ。原因追求をやめて、共に理想の実現に向けて何ができるか、できる打ち手を結果思考で考えることだ。

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2006年06月14日(水) ダイヤルQ2を健全化する逆転の発想!

ダイヤルQ2と言えば、90年代に流行ったHテレホン。利用過多で多重債務に陥る人が多く、社会問題になった。そのQ2が堂々とTV広告に出ていたから驚いた。なんと「ジャワ島中部地震被災者救援募金」。「0990-513-006」にかけると、100円が課金され、それが募金になるという。早速募金したが、Q2=Hとしか思いつかない私は、この逆転の発想にただただ脱帽。考えた人に感心してしまった。

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2006年06月13日(火) 部下の個人面談を2ヶ月かけて行う狙い

某課長が40人以上の部下と個人面談をした。勤務時間後に行い、交代制勤務でもあるため2ヶ月以上の時間がかかったという。何か起きたときに部下から、『課長すみません』と言ってもらえる環境作りが狙い。面接時にも工夫し「こうして欲しいのだが」とは言わず「こうして欲しいのだが、どうだろうか」と問いかけるようにしている。近頃は部下から「お先に」との声が出るようになったそうだ。

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2006年06月12日(月) 【W杯】ハーフタイムのジーコの言葉に「???」

負けちゃった、日本。1点リードして、ハーフタイムにジーコ監督が「リードしているサッカーをしよう」と言ったそうだが、日本人には「1点なんて意味はない。負けていると思ってやれ、挑戦者の気持ちを忘れるな!」と言った方が、気合が入るのではないか。リードしている経験が少ないのだから、「リードしているサッカー」に自信が持てないはず。結果、一番見たくない負け方を喫してしまった。

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2006年06月11日(日) 2019年モデルから、自問自答を繰り返す

某社のショウルームを見学した。同社の技術は先進的であり、すっかり感心した。そのことを常務に伝えると、同社には2019年モデルという構想があるという。1998年に20年後の理想のモデルを描き、その開発に向けて進めていると言うのだ。常務は「これでいいか?」「次は何か?」と目標に向かって「自問自答する」ことが大切だという。質問をされたとき、人の頭はグルグル回り知恵が出るからだ。

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2006年06月10日(土) その男の出現で、不可能は可能に変わる

某社に天下った新社長。最初に過去10年の財務体質をチェックし、同社がいかに脆弱であるかを知った。次に全支店を回り、社員のテンションの低さを痛感した。そこで1ヵ月後に出した方針が「テンションを変える(成功体験を与える)」。そして真っ先に社内で不可能だといわれていた仕事を2件、率先垂範でこなしてみせた。以来、社員の目の色が変わった。出来るかも?!という予感が彼らを変えたのだ。

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2006年06月09日(金) ああ、女神さま in研修所

講師でお伺いする大規模研修所が2箇所ある。どちらにも、とても親切で陽気な購買部のお姉さん(50歳前後)がいる。私のことを覚えていてくれて、いつも売り場で雑談する。ところが、うち一人が先日お見えにならず、購買部は閉店状態。病気で入院されたと聞き、とても寂しくなった。すると他社の講師も同じことを言っていた。購買部のお姉さんは、隔離された研修所に咲く艶やかな花なのだ。

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2006年06月08日(木) 警察官に教える「国民からの愛され方」

警察学校で「国民から愛される警察官」を講義している人の話を聴いた。結論的に愛される秘訣は「笑顔」しかない、という。曰く「好きな人に『おはよう』というときに、『おはよう』と言ってから笑いかけるのではない。まず笑いかけてから『おはよう』というだろう。それと同じだ」「『相談に乗るときは、5%体を前に傾けること』。この聴く姿勢だけで相談者がどれだけ安心するか」。納得してしまった。

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2006年06月07日(水) 人の命の重さがわからぬエレベータ屋

シンドラー社ホームページより。
「報道においてシンドラーの名前が大きく報じられているのは残念なことですが…(中略)…コメントを表明することを控えることとしています。事実が公表された時点で、シンドラーの名前が大きく報じられることはなくなると確信しています。エレベーターでは世界第2位の現地法人であるシンドラーエレベータ株式会社は、我々の製品及び保守が高い安全基準を満たしていると自負しています」。

本コメントに見られる事故後の傲慢な企業態度は、事故後の初動対応ミスとして永遠に語り告がれる材料となるだろう。ブランドをダーティイメージに変えるお手本のような対応だ。そして、同社は日本〜アジア市場を失うだろう。回転扉事件の時とはあまりにも違いすぎる。

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2006年06月06日(火) その程度の会社だったんですか?

営業指導をしている某社。開始から5月末までに通算○○件の企画書を顧客に提出する計画だったが、なんと1/3しか提出できていないという。成約は約半数で「出せば決まる」状態なのに、提出がこんなに少なくてはとても成果とはいえない。呆れた私は「おたくはその程度の会社かっ!」と怒った。期間を一か月延長し、○○件以上取り組むことを約束したが、彼らの意地に期待したい。

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2006年06月05日(月) コンビニよりも感激が多い99円SHOP

コンビニよりも近くにあり、よく利用するのが99円ショップ。ここで欲しいものを見つけたときは「え!まさか!」と猛烈に感激する。ここ一週間でも、ゼリー状瞬間接着剤。そしてステレオヘッドホン。本当に99円なのかと疑った。ヤマダ電機で一番安いものでも1500円ぐらいしたのに。100円ショップとの違いはパーツではなく、完成品が多いこと。もっともっとと、素直に応援してしまう。

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2006年06月04日(日) 村上ファンド事件を子供に語る難しさ

小さな子供に「村上世彰は何をした人なの?」と聞かれた。非常に答えに窮する質問だが…、苦肉の策ながら出たのは『どれが当たるクジかをみんなが知らないのに、この人だけは知っていて、そのクジを引いて大儲けした人。そういうインチキをしちゃいけないんだよ』との説明。それにしても出資を農作物の「株」と訳したのはいったい誰なのか。説明に混乱し、「株=難しいもの」とイメージされてしまう。

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2006年06月03日(土) カリスマ美容師の人生・苦渋の選択

美容院5店舗経営している社長。売上2.3億円はたいしたものだが、「そろそろ壁ですね」というと「そうだ」という。この人はカリスマ美容師と言われる腕の持ち主だが、自分の腕・自分の顧客に頼っているともう売上は伸ばせられない。これからは自分の1/3しか腕のない人間をどう使って収益を上げていくか、そのシステム性が問われている。売上2億円台というのは、個人技で稼げる限界の水準なのだ。

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2006年06月02日(金) 達成感を味わうためのエポックメイキング

100を達成しようとするときに、人間の最も力が出るところは、30-45と、65-90の2回。プロ野球でいれば、42−63試合目と91−126試合目だ。通算で50試合を越えるこの時期に一気に伸ばすか失速するかで今後の成績は大きく左右される。このところ巨人が連続サヨナラ勝ちとか良い勝ち方を続けている。中日ファンとして悔しいが、勢いが出る時期のこの勝ち方は若い選手の自信を何倍も深めるだろう。

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2006年06月01日(木) 秋田小1男児殺人事件の意外な容疑者

明智光秀はなぜ信長を殺したのか…永遠の謎である。組織の一員でいると、人は時に「もう我慢できない!」という瞬間を迎えることがあり、それが自分に思いもよらぬ「暴走」を招くときがある。おそらく光秀もそれだったのだろうが、秋田の小1殺人事件も報道から察するに、そのような説明不能な暴走の力学が働いたのだろうか。犯人逮捕は喜びたいが、後味の悪さがばかりの事件だ。

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