V字経営研究所・酒井英之の4行日記
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2006年07月31日(月) 前世代の信条、僕らのクレド

某工場の現場の辣腕課長の信条は「真剣だと、知恵が出る。中途半端にやれば、愚痴が出る。いい加減だと言い訳ばかり。仕事は楽しく、一生懸命やるもの。やる気とは働いて見せるもの。努力とは結果で示すもの。目標とは最後まで挑戦して越えるもの」の7つ。これを部下に配布し毎朝唱和している。すると、後輩の課長が「私はあの最後の一節が好きなんです」と語っていた。繰り返すうちに浸透するのだ。

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2006年07月30日(日) 休みを取るのも上司が率先垂範せよ

私の部で発行しているメルマガに、「休みを取るのも率先垂範。ちゃんと休めるメリハリのある部署でないと優秀な社員は集まらない」と書いたら、大変な反響を頂いた。上司が休めない不夜城のような職場には、今や誰も行きたがらないだろう。高い時間生産性を求めると言うことは、仕事をシステム化することと同義。仕事をパーツ化し、標準化し、多能工を育てる。休める管理者はその先にいる。

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2006年07月29日(土) ハウジングセンタにやってきたプリキュア

プリキュアショウをハウジングセンターで観た。アニメをどう再現するのか楽しみだったが、マスクショウだった。小さな女の子が集まるショウだけに、悪役のデザインには感心した。「モッキンウザイナー」と「フラワーウザイナー」が出てきたが、大人なら笑ってしまいそうな怖くないデザインにしてある。それでも娘は怖がったが、後でまた観たいとも言っていた。一番良い所を研究しているのだ。

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2006年07月28日(金) 辣腕支店長の「預金」と「融資」の定義

労働金庫の辣腕店長の話を聴いた。彼は、自分の商品である「預金」と「融資」の状態をそれぞれ「預金=組織の結集力の状態を表す」「融資=福祉の実現状態を表す」と定義していた。素晴らしい定義だ。営業とは商品を売るのではなく、その商品がもたらす効用を売る仕事。であれば、売上げなどその実績は、お役立ちの類型を表す数値である。こうした定義があれば職員の意欲は一層増すだろう。

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2006年07月27日(木) 誰にも響かない甘いビジョン

昨日の研修で、受講生に自分の職場の「ビジョン」を書かせている。すると出てくるのは「〜を目指します」「〜を図る」「〜したい」などで終わる言葉。「〜を達成する」「〜を実現する」といった完了形で書けない、自分に甘い言葉の連発だ。部門経営者の立場で平社員が書くような願望的ビジョンでは、部下に響かない。部下に宣言するのと上司に宣言するのは違う。その違いがまだわかっていない。

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2006年07月26日(水) 5年先より目先の一歩が欲しい

某社の新任管理者研修は、クラスを2つに分けて行っている。片方は私が受け持つが、もう片方は別の会社のコンサルタントが請負っている。私と彼ではやり方が全く違う。私は「新任の一年にやること」中心のプログラムを作り、彼は「5年後の理想像」を創るプログラムを回した。どちらが正しいわけではなく、両方必要だと感じた。彼のプログラムは私には落ちていた部分であり、参考になった。

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2006年07月25日(火) レイアウトの変更で効率36%アップ

某銀行の支店長の話。かつて就任した支店のレイアウトが、業務上なんとも非効率であった。そこで、レイアウトを変更した場合の図面を自分で引き、その変更を実施することで業務効率が36%アップすることを添えて本部に予算申請した。結果はそれが通り、行員全員もお客様も喜ぶオフィスになった。レイアウト変更に疎い本社がOKを出したのは、36%という効果計算。ここまで出来る人は少ない。

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2006年07月24日(月) 増税を公約した立候補者を始めて見た

谷垣財務大臣が総裁選に立候補した。感心したのは「消費税10%への引き上げ」を明言したこと。その必要性は誰もがわかっていることだが、それを言うと不人気になるのは確実。だから誰も言わず先送りしているのに、増税を公約するとは前代未聞だ。ただ願わくば一旦は増税し、税収増→借金返済→減税の見通しまで語ってくれると良いのだが。金利上昇時に10%程度ではそこまで見込めないということか。

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2006年07月23日(日) 二世にしか見えない二世ならではの悲哀

某二世経営者が、パロマの若い社長(37)が記者会見で謝罪するのを観て、「あの人、本当はTVの前で『ごめんなさい!』と謝りたかったんじゃないかなあ。ところが親父とか古株とかいろいろ出てきて『お前は何も言うな』とか『言うとおりにすればいいのだ』とか言われて苦しかったんじゃないか」と語ってくれた。二世ならではの苦しみが、彼には見えるのだろう。他人の痛みが判る優しい人だ。

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2006年07月22日(土) 私の本の典型的な読者像

拙著を参考に随分会社を変えたという若い社長。決算賞与制度を導入したり、出張に若い社員を同伴したり。大変にモチベーションが高い社長でこういう方が読者層なのだと感心した。一方でハイ・パフォーマーには支持されても、一般クラスにはとっつきにくい存在になっているのではないかと反省した。それだけ難しすぎるということ。次回作はもう少し易しい内容にしていかねばならない。

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2006年07月21日(金) 社長にとっての読書の意義

講演会に招いてくれたのは拙著を熟読し、とても参考になったという二世経営者だった。彼は「私たち社長は誰からも誉めてもらえない。誰からも叱ってもらえない。それをしてくれるのが本なのです」という。「自分がやってきことはOKなんだ」「俺、間違っていたんだ」気付くのが本だからだ。彼は私の本を参考に会社の仕組みを変えたという。そんな本の役目を聞いて、再び書く意欲が沸いてきた。

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2006年07月20日(木) お客様第一を徹底させるために

某支店長から「『お客様の立場に立った応対をするように』と何度も指示しているのだが、それが本当に浸透しているか不安です。どうしたらいいでしょうか?」と質問を受けた。こうしたケースでは、部下に問いかけて確かめるより他にない。例えば「先週よりもより良い応対をするために、今週あなたにできることは何?」を毎週初に朝礼で発表させる。その気付きの積み重ねでようやく習慣化が図れる。

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2006年07月19日(水) パロマの危機ではない。業界の危機なのだ。

パロマがCO中毒事件でようやく謝罪した。対応の遅さ、不良発生時からの経年など見ているとシンドラーとそっくりだ。シンドラーの居直りは外資系企業特有のプライドかと思っていたが、日本企業も同じだ。事故原因に「経年劣化」が入っていたのだからユーザーは気が気ではないだろう。このまま一気にガス給湯を敬遠し、オール電化が進む可能性がある。リンナイも笑っていられないはずだ。

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2006年07月18日(火) 勝負は勝ち・負け・遊びである。

サッカーを嗜む営業マンから面白い話を聞いた。勝負事には「勝ち、負け、遊び」が必要だという。曰く、DFはすべてのボールを止める必要はなく、試合の中で1〜2本はわざと通すのだそうだ。すると相手がチャンスのとき、またそのコースに蹴り込んでくる。そのときはバシッと止める。つまり「隙を見せるための嘘」が必要なのだ。相手の思考を特定の箇所に導く。これほど痛快なことはないだろう。

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2006年07月17日(月) 組織を生かす「3分間スピーチ」

新聞の一面記事と自社を関連付けて考えたことを、朝礼で発表している某社。ある朝営業マンがこんな発表をした。「外資系のH社が、日本国内に工場を作ると書いてありました。原油高で輸送量が高くつくため、アジアで作って日本に輸入するよりも国内で作った方が安いようです。さっそく当社の機械を売り込んで見たいと思います」。こんな気付きを重ねる会社はトレンドを捉えて伸びるだろう。

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2006年07月16日(日) あるラーメン屋の店内看板

「他店で買われた飲食物も、ぜひ当店でゆっくり座って召し上がってください」「当店のラーメン・冷麺が、お口に合わなければスタッフに遠慮なく申し付け下さい。すぐに他のラーメン・冷麺に、つくり替えます」「ご満足されなかったお客様は、お手数ですが「お支払いチケット」にご記入いただきお帰りの際にレジまでお持ちください」。ラーメン屋『麺’S SHOP』の店内看板。約束できるということはそれだけ自信があるということだ。

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2006年07月15日(土) 鮎のオトリ屋は何を売っている?

坂内川に鮎釣りに行った。オトリ屋に立ち寄ると親父が「よく来たね」とコーヒーを入れてくれた。同店内には川の地図が書かれていて、どこでいつ何匹釣り上げたか一覧になっている。それを見ながら親父が好ポイントを教えてくれた。その親切さに感心していると「オトリ屋はオトリを売るんじゃないよ。情報を売るの。そのついでにオトリを売るのだ」とサラリと言う。わかっている人だ。

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2006年07月14日(金) リードオフマンは2軍から育てよ

ジャイアンツが連敗続き。解説者の豊田氏は「せめて1・2番くらいは2軍から上がってくる選手のために空けておかなくては」と、かつての大砲主義と、それに伴う選手層の薄さを批判していた。これを読みながら、ビジネスでも、地味でも頑張って努力した人が報われるような環境を作るべきだと思った。そうした人材が期初に良い成績を上げ、部門全体を盛り上げる、そんな職場のムードを創りたい。

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2006年07月13日(木) やればできた!素晴らしい若者たち

6/6に「その程度の会社だったのですか!」と一喝した会社の社員が、その後1ヶ月間で凄まじい根性を見せた。2ヶ月で進捗率40%だったのが、残り1ヶ月で108%まで進み、企画書の提出件数及び成約件数とも目標達成率100%以上を実現したのだ。おまけに受注総額は予想を大きく上回った。困難に挑み「やればできる!」を体感した彼らはとても頼もしい顔をしていた。講師冥利に尽きる瞬間だ。

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2006年07月12日(水) 「私は社風を変えたい」と言われて。

某社で社員の意識調査を行った。その結果を役員以上に報告した後、社長が「私は社風を変えたい」と言われたので大変に驚いた。社風は、戦略を変え、組織を変え、意思決定のシステムを変え、スキルを高め、人材を投与してからやっと変わるものである。そしてこの順番に変えていかないと変わらないのだ。当社はそのスキルの部分をアウトソーシング受けている形。この言葉に身が引き締まった。

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2006年07月11日(火) 【W杯】ジダンの頭突きと日本人の洞察力

ジダンが頭付きの件で「悪いのは挑発した人間だ」と語った。しかし、彼は「なぜマテラッティが挑発したのか」まで考えが及んでいない。マテラッティは挑発しなきゃならないほど、彼に追い詰められていたのだ。それはジダンのプレーがそれほどまでに優れていたから。つまり、挑発は「形を変えた彼への賛辞」なのだ。差別的発言は酷いが、彼にそこまでの洞察力があれば聞き流せただろう。

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2006年07月10日(月) ドコモの広告はなんとかならないか。

ドコモの9シリーズ広告は、なんとかならないか。赤西仁の無気力そうなポスターを街角で見ると、こっちまで無気力になる。かつて本田健氏が『きっと、よくなる!』というタイトルの本を出した。このとき彼は、自分の本の広告が車両に張り出されることを知っていて、わざと見る人に元気を与えるようなタイトルにしたと語っていた。広告にも人を勇気付ける力がある。ドコモはその逆をやっている。

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2006年07月09日(日) 昇進・昇格に伴う任命式の効果

会社の中で「プリンシパル」という資格に昇格した。当社における職人の資格では最高峰である。その任命式で東京まで呼ばれた。正直言ってこのような堅苦しい式は好きではなくしぶしぶの参加だった。ところが、社長の訓示を聞いていると期待とかしんみり伝わってきて、気持ちよかった。聴きながら、部下にもこのような機会を作ってやりたいと思った。部下たちを出世させるのは私の仕事だ。

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2006年07月08日(土) クライアントの20代に学んでいます

クライアントの20代の管理職。彼と1年ぶりに再会したら体型がひと回り大きくなっていた。彼にそのことを言うと「タバコをやめたんですよ」「で、太っちゃって」「去年は禁煙だったから、今年はダイエットです」。20代にしてこの目標、つくづく立派だと思う。禁煙で一番心配なのが太りすぎ。そこで私も禁煙と同時に食事を節制。半月で3kg落ちた。クライアントの20代の管理職に習って正解だった。

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2006年07月07日(金) ニコレットはタバコより高いが。

そんなに意志が強くない私は、自分がタバコをやめるなんて無理だと思っていた。それなのに不思議と禁断症状にならず、我慢もせずにいられるのは、ニコレットのおかげ。もし、禁煙ガムがなければ、たぶんタバコはやめられなかっただろう。未だにニコチン摂取者だから偉そうなことはいえないが、煙を吸っていた頃に比べると、体調は格段に良い。タバコより高いガムだが、健康になるなら安いものだ。

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2006年07月06日(木) 僕がタバコをやめた理由

タバコをやめた。踏み切れたのは6/29の日記に書いたように、「何かに身を捧げる身で、これ以上身体に悪いことはしたくない」という想いが強くなったから。その「何か」というのはよく分からないのだが、過去のこの日記などを読み返していると、自分は「どんな仕事の人にも誇りを持たせる」ために働くとき、無常の喜びを感じるようだ。そうした仕事をするために、身体を守る。だから、タバコをやめた。

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2006年07月05日(水) 【W杯】おめでとう イタリア優勝!

イタリアVSフランスのW杯決勝戦。どちらの優勝でも良かったが、見ていて断然イタリア贔屓になった。フランスにアンフェアな行為が多かったからだ。ジダンの頭突きに対しレッドカードが出たとき、思わず拍手をしていた。英雄と言われ引退を表明している彼のああした行為は、最も見たくないものだった。何かをされカッ〜!となってしまうのはわかるが、彼だからこその理性で押し殺して欲しかった。

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2006年07月04日(火) チャリティーの名目を着た販売促進

名古屋市の地下鉄に乗る。すると、電車全体がGAPのチャリティーコンサートの広告で占拠されていた。ただしコンサート会場は東京。こんなの名古屋で宣伝する意味があるのかなあ?チャリティーを目的とするのならば、こうした宣伝費をすべて寄付した方がよっぽど高くなるのではないか。「カンボジアに小学校を作る」をエサにGAPの売上拡大を考えている。そんな下心が見え見えで悲しくなった。

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2006年07月03日(月) 【W杯】スポーツマンシップの2つの基本

サッカーを見ていて感心することが2つ。第一は子供と手をつないで入場すること。第二は試合後に相手の選手とユニホームを交換すること。どちらも誰がいつから始めた習慣なのだろう。スポーツマンシップの基本は「自分自身に対する誇り」と「相手に対する敬意」というが、子供と手をつなぐことが前者、ユニホームの交換が後者を現していると思う。他のスポーツに同様の習慣がないのが残念だ。

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2006年07月02日(日) 【W杯】イングランドのユニホームはカッコイイね

サッカーのユニホームは、シャツをズボンの中に入れるべきなのか、出すべきなのか?いろんなW杯関係の写真を観ているのだが、どっちが正しいのかわからない。その大らかさがサッカーの良さなのだろう。最近はポロシャツやTシャツをズボンの中に入れていると親父だなどと言われるが、どっちだっていいことじゃないか、とサッカーを見ながら言いたくなる。型に嵌めるのはよくないことだ。

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2006年07月01日(土) 【W杯】サッカー中田選手の引退に寄せて

サッカーの中田選手が引退した。引退文によると「何か伝えるためにサッカーをしていた」という。それを読みながら「果たして私は何を伝えるために仕事をしてきたのだろう…」と考えた。最近、「いったい私は何にこの命を捧げるのだろう」と何度も自問自答していた。まだ、私の答えは出ていないが、私利私欲ためではなく、責任を全うするために仕事をしていたという考え方は参考になった。

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