| 2006年05月31日(水) |
いくつも見逃してしまえばいいわ |
いくつもいくつも
見逃してしまえばいい
いちいちはっとなって
胸を苦しくさせる必要もない
| 2006年05月30日(火) |
あなたの選ぶ配列にはっとなる気持ち |
あの時は
あなたにはひとつの狂いもないように見えた
| 2006年05月29日(月) |
はしゃぎすぎて胸はからっぽ |
たくさん笑っていたけれど
何であんなに笑ったのかわからない
たくさんおしゃべりをしたけれど
何をそんなに語ったのかわからない
たくさん一緒にいたけれど
想っていた気持ちを思いだせない
| 2006年05月28日(日) |
何もなかったことにしてしまえばいい |
何もなかったことにしてしまえばいい
そうすれば
平気なふりをして街を歩けるわ
また普通に微笑むことができるし
時間もさほど気にならない
ただ少し立ち止まっていただけのこと
| 2006年05月27日(土) |
ページをめくりながら眠りに落ちる |
気持ちがおいつかなくて
文字を追えなくなる
だから何度も同じ文章を繰り返し読むうちに
そのまま眠りに落ちてしまうんだ
この主人公と同じ気持ちを体験しすぎて
疲れてしまうのかしら
めまぐるしいのについていけない
大人になれば少しは変わると思っていたのに
| 2006年05月26日(金) |
なみたいていでいいから |
ありふれた
ありきたりな
どこにでもある
あたりまえの
そんなかたちでいいから
しあわせは
| 2006年05月25日(木) |
ちょっとだけここでしあわせを拾い集める |
倒れそうになってしまったら
あなたを呼ぶね
名前を言葉にするだけでも
違うと思うの
| 2006年05月24日(水) |
あなたの呼吸を身近にきけてよかった |
上下する胸に耳をあてて
ぐっと近寄ったことを
忘れないでおくね
| 2006年05月23日(火) |
きらきらとしたものを集めていたいだけ |
今はとりあえず現実逃避でもいいから
守りたいのは自分ばかり
あなたに甘えない
そんなくせを身に付けない
| 2006年05月21日(日) |
そこに集うそれぞれに、それぞれのバックグラウンド |
だけど今一緒にいる時間だけは
このときを楽しむためだけに集まった
終わりがきてみんながそれぞれの場所に帰るとき
少しでも笑顔になれれば
それでいいのではないかしら
| 2006年05月20日(土) |
かかえるものが違っても |
かかえるものが違っても
大切に思うことはきっと同じ
| 2006年05月19日(金) |
もうそんな真実をこれみよがしに見せ付けないで |
さすがのあたしだって
目や耳をふさぎたくなることだってあるのよ
| 2006年05月18日(木) |
わかっているのにできないからこそ流れる涙 |
ごめんね
いつもこんなんで
おなじことを繰り返してばかりで
| 2006年05月17日(水) |
上からものを言うのは簡単 |
かわいくなさを
あとになって後悔する
| 2006年05月16日(火) |
同じはやさで歩ける？ |
簡単に頷いたな？
いつもあっさり置いてくくせに
| 2006年05月15日(月) |
こんなこたえが欲しかったわけじゃない |
求めていたのは
ほんとうのきもち
うそをつかせてごめんね
| 2006年05月14日(日) |
流れに身をまかせるのって、とても恐怖感がありませんか？ |
水面に顔は出てるから呼吸はできるけど
足は地面に触れていないような
| 2006年05月13日(土) |
反省をするだけしたら満足しちゃう |
次に生かすまで覚えていられるかどうか
が大切なのに
見据える覚悟で
まぶたをひらく
| 2006年05月11日(木) |
もしかしたらと思った時はたいてい滞納 |
時すでに遅し
ってことばっかりのような気がして
| 2006年05月10日(水) |
逃げ道は最低３つくらい脳内に用意 |
あれやこれやと考えすぎるから
人の話も入ってこないのかもしれない
| 2006年05月09日(火) |
何も考えていないわけではないと言い張ってみる |
むだなことだと
見抜かれている
| 2006年05月08日(月) |
逃げたことを否定しているわけじゃない |
ただ
私ならばそんなことはしないというだけのこと
| 2006年05月07日(日) |
もっともっとと焦がれているつもり |
そんなポーズで楽しんでいるつもり
本当のそういう気持ちに触れたいくせに
| 2006年05月06日(土) |
いつか好きになることもあるかもしれない |
きっかけが
どれになるかはわからない
どんなことだって
コロリとかえる魔法になるかもしれない
| 2006年05月05日(金) |
どのくらいの時間が流れたら笑い飛ばせるの |
またあんな日々を過ごすのはきついな
どのくらいの時間をやりすごすのかな
泣いても泣いてもどれだけ泣いても
まだ泣けてしまうような日々
何かを失うって
とてもこわい
| 2006年05月04日(木) |
古い傷ほどうずきだしたらたまらない |
よく知っている痛みだからこそ
そのあとどうなってしまうかも
いやというほどわかる
| 2006年05月03日(水) |
ここに居続けることはできないのだから |
どんなに哀しくても
たとえばすごく楽しくても
そこに居続けることはできない
何も永遠には続かない
| 2006年05月02日(火) |
ふりむかないままでどこまで行くの |
ずっと前を見たままで
ふりむかないままで
どこまですすんでいくの
もうあの毎日のことなど
忘れてしまったみたいに
ふりきって進み続けるの
| 2006年05月01日(月) |
何もしていなくたって呼吸をとめられない |
何もしていなくたって
呼吸をとめられない
ずっと止め続けることはできない
なにもない
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