(仮)日記
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2007年09月15日(土) スキヤキ・ウエスタン・ジャンゴ







好き放題やったなこの映画。
というのが観始めから終わりまでの全体的な感想。まあ、設定からして好き勝手だもの、なんでもありだよなあ。

香取が出るなんて聞いてないよ!……と思ったけど、そういやジャンゴの雑誌の撮影話の隅っこに1コマだけ写真があった。カメオ出演て書いてあったそういえば。散らしでも予告でもローソンのメイキングDVDにも名前はないんだよなー見た限りでは。

木村佳乃が良かったなあ。
ダンスも、襲われているところも、伊藤に跨ってるところも良かった。荒んだ感じが素敵だった分、小栗とのらぶらぶシーンだけは落ち着かないや…。
そう、清盛に襲われている静の場面が凄かったと思う私的に。何か生々しいっていうか。引き摺られる木村佳乃も凄いけど、足引き摺る佐藤浩市も凄いやな。
這い蹲ったりなんだりで、全身痣だらけになりそう。

清盛がガトリングガン抱えて暴れるって聞いてたけど、これが期待してたほど暴れてないのが残念。私の期待しすぎなのかもしれないけどさ、もっと大暴れするのかと思ってたのに。

ガトリングで大暴れって、どちらかというと石橋貴明の方なのかも。
まさか最期がああなるとは(笑)あんなのに迫られたら、そりゃあ自称モノノフの義経も怖くなってとどめさすよ(笑)なあ

伊勢谷にはとんと興味がないんだけど、今回の義経だけは妙に好きかも。なんでだ、日本刀か?日本刀なのか?それともあのピアスか?

田中要次さんはねー、もっとちょい役なんだとばかり思ってたのよー。いや、充分ちょい役なんだけどさ、名前のない村人1とかその辺りだとばかり思ってたのに平氏側にいるからびっくりした(笑)好きです田中要次。山田辰夫と同じくらい(笑)

小栗がなんでひとりだけ茶髪っていうか金髪っていうかになってたのは外人さんとのハーフっていう設定だったからなのねー…彼でまともなレンアイモノって見たことないから違和感ありまくりだったなー花男は見てないし花君はちょっと違うと思うしさー

桃井かおりさんは素敵でした。
あの、どうにも歳が隠せていない若かりし頃の場面は置いといて。
微妙に手馴れてない必死さの見え隠れするガンアクションも置いといて。
血まみれの弁天――なんて言葉負けしない存在感がね。
でも最期のトシオとの場面はなくてもいいかも。トシオ的には必要かもしれなくてもルリ子的にはどうでもいいかなって。

どうでもいいっていったら、あのアニメ映像も私は要らないなあ。ピリンゴがアニメ好きだからアニメなの?あれ。異様に浮いてた。初っ端の絵に描いたフジヤマより浮いてた。スキヤキもどうかと思ったけど、アニメよりマシかなあ。

風塵雷神図とか、襖絵の仰々しさとか、板絵とか天井画とか、非常に好みでした。平家側の衣装とかね。義経の背中の刺青も。
埋蔵金のあのチープさは何かと眼を疑ったけど。建物内の妙に凝った造りを考えると、抜けるところでは手を抜いたのか美術。それともわざとああなのか。

伊藤はねー、ガンアクション随分練習したんだろうなーと思う。そこらじゅうでくるくるくるくる回してたから。ああいう、小手先器用そうな、別になくてもいいんじゃねえ?余計手間がかかって回してる間に狙い撃ちされるよ?っていう無駄な動きは大変好きなんですけども。ウエスタン的に重要だよねあれ。どうやって回すんだろうって気になるけどあれ。

伊藤の演技は英語だろうと日本語だろうとあんまり変わんないけどねー…

皆さん、一生懸命乗馬の練習したんですって感じ。まだ乗り慣れない風なのが気になって気になって。

香川さんの、鏡を使ったあの場面は考えたなと思った。
もう、この人の演技については何も言うことなし!っていうかどう言えばいいのかよくわからないっていうか。ちょっとコメディ色の入った役がうますぎるっていうか。花よりもなほの浪人とか、憑神の蕎麦屋のオヤジとか、キサラギのいちご娘とかね。

安藤政信はさ、知ってなきゃちょっと首を傾げたくなるようなご面相になってたね。かっこいいのに勿体無いと思わないでもないあの歯茎。



結論。
三池映画でした。






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