面白かった！
とにかくこの言葉に尽きる、かも。DVDでも良さ気な内容だっただけに悩んだけど、観に行って良かった。

先ずキャストがいいよね。小栗、ユースケ、香川の名前に小躍りしたんだけど、小出と塚地も予想以上に良かった。
こういう映画って、役者の演技力と脚本の構成と監督の演出がかなり物をいうので難しいんですよねー。舞台っぽいドラマだとか映画だとか好きです。それで当たりが来ればガッツポーズです。
キサラギはキャストがいいからもうそこで拳握るっていうか。
この映画を作ろうと思った脚本家と監督、ありがとう！DVD買いそうです。ツボです。

香川って、何やらせてもはまりますねー！
あのカチューシャはなんだって思うけど（笑）似合ってないところがまたいい。カチューシャが躰の一部になってる感が更にいい。違和感ありまくりなのに自然体なのがいい。
本当に「見守っていただけ」ってところが何とも言えません（笑）

ユースケがシリアスな役やってるのも久々に観たというか、この人に泣きのシーンなんて今まであったっけ？くらいな。
あの内容で、あんなに真面目な顔を作って維持しているのって難しそう。真っ先に茶化しそうな感じがするのに（どんな印象だよ）
いや、かっこよかったですよ。ああいう役だと、普通にかっこいいって思いますよ。たとえデブッチャだとしても！（笑）

塚地が「やっくん」だって気付いたのは、二度目に「やっくん」ていう言葉が出た直後だったので気付くのは遅かった方に入るんでしょうけど。
気付いたときの人間相関図は面白い。そりゃあ家元は拗ねる（笑）
塚地がやっくんていうのは王道な展開だけど、軽トラに長靴と手ぬぐいが似合ってたけど、あれでいいんだろうなあ。

家元の過去を鑑みると、結構重いものを背負っていたりするんだけど。それに気付くのはもうすぐ終わるってところだし。
如月ミキちゃんのおかげでイジメにも耐え抜いてきたのね…これが前半戦で表に出ていれば観方も変わったかもしれない。でも製作者の意図とは違うところだろうしね。
拗ねてる小栗が可愛かったっていうか、本人も「虫けらだ」の台詞が好きだって言ってるし、役的にも可愛らしい人なんだろうなあ。

スネークは煩い。本当に煩い。彼が場をかき回してる感じもする。そしてそんなスネークを一生懸命演じてる感じがしました小出。頑張ってるなあと感じました。
ぶっちゃけ、あまり興味のない俳優さんなんだけど（それを言うなよ）

如月ミキちゃんの顔は最後までぼやけたままでいくんだと思ってました。
あまり好みの顔ではなかったです。もうちょっと可愛い子でも良かったんじゃないかとか思うけど、この映画的には売れ線を外した子でなくてはダメなんだろうからあれでいいんじゃないかなーと。
そして、ほんっとに歌が下手でした。ああいう風に歌っているのか、事実音痴な子なのか…

エンドロール中、踊ってる五人が面白いです。
かなりテンション高いです。元々ハイテンションな映画だけど、踊っているときがいちばん無心でハイテンションになれてるんじゃないかと。
アイドルの男性ファンてこんなイメージですよね…歌の合の手って一体誰が作ってるんだろうってくらい上手いですよね…
後ろで踊ってるユースケが非常に気になるんです…



結論。
Show Me！　こんなに立派に育ちました（笑）