佐々蔵!
妻夫木を観に行ったつもりだったんですが、かなり楽しみにして待っていた映画なんですが、佐々木にとってかわられた気がします。 なんつーか、この映画の佐々蔵はいい!結構壊れてる。かなり。病で臥せっているときのあの顔なんて初めて見た。褒め称えたいくらいにいい加減なお兄さんだった。その後、この映画を見た数時間後に大河ドラマで真面目な顔の佐々木を観たので、ギャップが凄いです。比べるなって話なんですが、時代物という共通点のせいで気になってしまって。
観に行く前に雑誌のインタビューなんか読んでたので多少の前知識を頭に入れて観てたわけなんですが。 香川照之は最初、別の役で頼まれていたのを脚本を読んで「蕎麦屋がやりたい」って言って押し切ったそうなんですよねー。見事な蕎麦屋でしたけど(笑)。香川にこういう役をやらせたらいいですよねー。どんな役でもきっちりこなしてくれる面白い役者さんですよね。この蕎麦屋もはまってて、実際蕎麦屋演ってよかったんじゃないかと思います。
貧乏神は西田敏行。疫病神は赤井英和。死神が森迫永依。
金持ってそうな貧乏神でしたね(笑)。取り憑いた人から毟り取っていたんでしょうか。後払いで遊んでいたんだったりして。 幕末に西洋傘をさしていたところが気に掛かったかも。流行りもの好きだったりするんだろうか。 恰幅の良い貧乏神はいやに可愛らしかったなあ。それも西田だからだったんだろうけど。
赤井の疫病神は、なんでCFで四股踏んでるんだろうと思ってたら相撲取りだし。 そういうえばこの疫病神、字面の通りの疫病神だったので、「おお」と。最初は字の如く疫病の神様でしたもんね。現代の意味に変わったのはいつ頃なんだろう…。
森迫死神は、微妙にまるこの印象が残りつつも、可愛らしい死神だったなあ。 彦四郎の肩に手を添えているあたりが、見た目は子供だけど中身は結構大人なのよ的な。個人的にもう少し指が揃っていたらよかったのにと思いました。 結局一緒には死ねずひとり残っちゃったのは可哀相に。
っていうか、実はあの戦で死なずにいたんじゃないかとか想像したんだけど。そうでなくても、お上の名を騙ったりしたら打ち首なんでしょうけど。
侍姿の妻夫木にはそんなに違和感を感じずにいたんですが、慶喜姿の妻夫木には笑いを禁じえなかったというかあまり似合ってなかったというか、微妙。
この映画って、時代背景が多少重要になっているので、その辺を心得た上で見た方がわかりやすいかも。ところどころで説明は入るけど、必要最低限しか書いてないから、幕末日本をさっぱり知らない人にとっては何のこと?って感じかも。 彦四郎は新撰組やら維新志士やら、しっかりとした志を持っている人間たちが羨ましかったのかも、みたいな。
最後の最後で原作者の浅田が出てきたのにはびっくりした。 飛行機が跳んでるのを観たときは、生まれ変わった彦四郎でも現れるのかと思ったのに。
結論。 米米CLUBの「御利益」大好きです。
2007年06月20日(水) |
舞妓Haaaan!!! |
阿部サダヲのための映画でした。
まあ脚本は宮藤だし?阿部さんの使い方なんて心得てることでしょう。 うん、笑いどころが小出しに満載。ちょこちょこと、観てるこっちが追いつかないくらい細かく用意してありました。だからどこらへんをつっこめばいいのかよくわからないのでそのへんは纏めて割愛。 自分で観て笑ってきてください。
内容も大して中身はないし、素敵にくだらないので語りようもないか。 舞妓さんと芸妓さんと遊ぶにはどうしたらいいか、初心者に向けたいい映画だったんじゃないですか?(え)
情けない堤真一を観たくて観に行ったので、まさに志を果たした感でいっぱいです。 上半身裸で鴨居に手を引っ掛け、ぶらーんぶらーんて遊んでる、CFで観たあの堤が私的にいちばん素敵でした。女性に股間を爪先で嬲られているときの堤は、あのお歳で学ランだったので、大変痛々しい感じがして、別の意味で観ていられなかったかなあと(笑) その点、阿部くんの学ラン姿はあまり違和感がなかったですね。何故だろう。なんだか、それでもいいかと思わせられてしまうような感じです。
残念だったのは、折角、大好きな須賀健太くんが映っていたのに、その横でうろちょろしていたバナナマンの日村に気を取られてしまったことでしょうか。須賀くんよりも日村が目に付く。
「ななはーん、ななはーん?」と叫びながら走り回る山田孝之を見たときは、「ひっさしぶりにこんな情けないこの子を観たなあ」と感慨深くなってしまいました。 まだ学ラン着てても大丈夫なあたり凄いよね。クローズZEROで小栗旬と山田孝之は学ランで学内抗争だもんね。予告をもう一度観たいですね。
好きな具をトッピングできるあのカップラーメンは、購入者は食べたいものを選んでるだけだからいいんだろうけど、販売店側は面倒臭いですね。売れ筋をチェックして在庫切らせないし、小袋は面倒臭いし、万引きに注意しなきゃいけないし。コンビニで売ってたりしたら店員的にいちばん嫌かも。その場でお湯を入れていく客もいるわけだからさー。
舞妓さんは素敵でしたよ。何を観てたって、やっぱり着物。見所は着物。やっぱ金かけられるだけあって可愛いんだよねー。なってみたいとは思わない、むしろ連れて歩きたい。 でも、この映画観てて思ったけど、舞妓さん芸妓さんとの遊び方って本当にあれでいいんですか?遊んだことないので実際はどうなのかさっぱりわからないんですけど、舞妓さんて野球拳するのか?ってずっと疑問だったんですが。
お茶屋を切り盛りしてる真矢みきとかかなりいいです。あの人も粋な着物が似合うんだよねえ。そこの番頭さんをやってた俳優さんが誰だったかなあと未だに考えてます。すっごい見たことある顔なんです。
北村一輝がおかまの医者役で現れたときにはどうしようかと思いました。かなり動揺しちゃったんですけれども。似合いすぎる……おかまが(笑)(失礼)
結論。 三つ子の魂百まで?な話。
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