2007年05月27日(日) |
パイレーツ・オブ・カリビアン3 ワールド・エンド |
キャプテン・バルボッサ!!
という感じの話でした(私的には) あれだねー、なんだかデップの影が薄いや(あらら)
設定を詰め込みすぎなんだと思う。あれもこれもと欲張っていろいろくっつけてみたら二時間で収拾つかなくなって、それでも四十分伸ばしたのにまだ足りない。最終的にはあれだ、完全版とかディレクターズカット版とかで出すんだ。
取り敢えず、前作を一度観てから三作目を観た方がいいように思う。それでもついていくのは大変かもしれないけど。あっち行ったりこっち行ったりで…展開が早すぎるのかな? デッドマンズ・チェストの最後にバルボッサが出てきたー!っていう印象が強すぎて他のことを余り覚えていない私が悪いんでしょうけれどね。ああ、東インド会社はばっちり。海賊連合軍VS東インド会社だなあとは思ってたし。
元々がディズニーのカリブの海賊だからそれほど話の内容に期待はしていなかったんだけど矢張り気になるところは気になるいろいろと細かいところが。 例えば、サオ・フェンの行動とか。簡単に海賊を裏切ったと思えば、海賊長の継承っていう決まりごとはちゃんと守るし。襲っておいてあっさり謝ったり。あの蒸気はいったいなんだったのかとか。
ディヴィ・ジョーンズの跡を継いでフライング・ダッチマン号の船長になったウィルはいいんだけど。 あれって私、カリプソが人間に封じ込められたときに、自分の代わりに海での死者を悼む役目をディヴィ・ジョーンズに与えたんだと思ってて、カリプソが解放されてしまえばダッチマン号もお役御免なのかと考えてたんだよね。ああなんだ違うんだ、じゃあダッチマン号はいったいいつから在るんだろうとか、ディヴィ・ジョーンズとカリプソの関係性は評議会以前からなんだろうかとか。
っていうか、ジャック・スパロウの持ってた海賊長の印がそのまんまコインだなんて。そう見せかけておいて、実は違うものを懐に持ってるとかかと思ってたよ。
ああ、そういえば。 キース=リチャーズがほんとに出てる!うわ、貫禄が違う!似合う! しかしまさかまだ父親が生きているとは思わないじゃないですか。私はてっきりジャックは樹のまたとか岩場のふじつぼとか、その辺から生まれてきたんだくらいに思ってたよ(酷) 海賊連合軍と東インド会社の宣戦布告の場面で流れていたギターはもしかしてもしかしなくてもキースだったりするのかなあ…。
東インド会社ベケット卿、あなた前面に出過ぎ!なんで最終決戦てときにのこのこと自分の乗る船を最前線に出してくるかなあ。狙ってくれと言っているようなものじゃないのさ。総司令官は最後列で偉そうに指示を出していればよかったのに。 そしてこの人、微妙に蟹股っぽいなあと思った。階段を下りているときの足がね、膝が多少開き気味なのね。折角衣装が16世紀なのに勿体無い。
勿体無いといえば、ジェームズ! 二作目のあのくたびれた有様が非常に似合っていたのに、なんでまたカツラかなあ。しかもこれまた微妙な死に方してるしね。あれ、実はキャプテン・ウィルのダッチマンに船員として乗ってたりしたら面白いよね。次作の出演はウィルと揃って、みたいな。
揃ってといえば、バルボッサとジャックは結局また同じ船ですか。案外いいコンビなんじゃないのって。ウィルとエリザベスの結婚についても、ノリがいいバルボッサ。バルボッサいいなあ。 わかってたことだけど、バルボッサの猿がかなり有能です。あんな猿が近くにいたら凄い迷惑だけど、遠くから見てる分には可愛いよね。そっちよりも、あの犬がどうやってあの島から逃げ出してきたのかが気になるけど。
エンドロールの後のおまけ映像に出てきた子供。あれを、私の友人と職場のおじさんは女の子だと思っていた。どっからどう見ても男の子だと思うんだけど。いや確かに可愛い。あの子供は可愛い。だけど顔が男の子だよ。パンフレットにも少年ってあるし! パターン的に、ウィルは歳とらないでしょ。で、逆に普通の人間として老いていくエリザベスってところかしら。
展開が速すぎて話についていけないながらも結構あっという間でした。座りすぎで尻が痛かったけど。ただ、戦闘シーンが長いと飽きる。 バルボッサとウィル、エリザベス、サオ・フェンにベケット卿、ティア・ダルマとディヴィ・ジョーンズ。これだけのキャラがいるとそりゃジャックも追い遣られるというもの。それぞれの狙いがどこなのか、それがいまいちはっきりしないせいで余計にこんがらがる話だったよなと思う。
結論。 クラーケンはタコか、或いはイカか。私はイカ派。
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