(仮)日記
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2005年11月17日(木) 越前牛乳






カムカムミニキーナの舞台です。水10!でお馴染みの俳優八嶋智人氏の所属劇団ですね。
↑劇団初の富山公演だったんですが、舞台はちっちゃく小劇場みたいな感じで、千人入らない会館だったらしいです。その分舞台が近くて観客的にはラッキー。友人が多く取りすぎてしまったチケットを買ったので手間もなく、その上、いろはで席が並んでいるという呉川的には珍しい感触。真ん中の前よりだったので矢張りラッキー。

内容は、「牛」ですね。とにかくタイトルがそうであるように牛乳が絡んでます。とにかく「牛」が本筋です。ハイジとかおじいさんとか出てるけど(笑
10分程度遅刻して入ったので話を理解するのに少々時間を要しました。何せ、舞台を見てみれば突然戦国時代ですから。何が何やら。
その後、漸く理解してきた頃に今回の目的、八嶋の登場。

八嶋は越後屋でした。

越前屋、越後屋、越中屋。上杉謙信やら武田信玄やら、単語だけを聞くと日本の戦国時代です。
戦国時代に生きていたハイジは、おじいさんが戦の巻き添えになり、飼っていた牛と共に逃げます。逃げて五年、どこからともなくおじいさんの声が聞こえてきて、いわく「市場で牛を売れ」
ハイジの連れていた牛はドナドナって名前なんですが(笑

その牛を買うという人々がたくさん現れて、牛モッテモテ。そこへ越後屋と越前屋が現れてドナドナを取り合うんですね。バラ色の過去と、幸せな未来を提供するといって。

いやあ、笑いました。よく笑いました。
どこからどこまでが台本でアドリブなのかさっぱりわかりません。八嶋が「越後屋」と「越前屋」を間違えて言い直すシーンが合ったんですが、てっきり「間違えたんだと思った客(私含)は拍手をしたんですが、「台本通りだよ!」と八嶋氏に怒られました。「台本見せようか!」とまで言われましたが、ホントに見てみたいです。アドリブ具合を調べるために。

それと、結構叩いてました八嶋。いろんな人のほっぺたに平手がとんでいました。それがまた面白かったんだけど。
あと、動きが良くて。歩き方が滑らかなんですよね。そして腕や手の動きが優雅。表情豊かで、頭の回転が速いんだよなあ。アドリブが凄い。元々好きだったんだけど、惚れ直すね!眼鏡を掛けていない八嶋も見られたし。

サムライシロウ役の清水さんも、これでもかっていうくらい早口で台詞を言っていて、よく舌が回るなあと思ってました。目の前を走り抜けていったときは何が起こったのかよくわかりませんでしたが。早すぎて。

上演後の拍手時も、拍手がしつこくて、さすがに座長の挨拶後には出てこないだろうと思ってたんだけど、出てきてくれました。いい人たちだなあと思いました。出てくるたびに衣装を一個ずつ脱いでいる八島が気になりました。最後なんて上着脱いでくれたし。にしても、ホントちっちゃいんだなあとしみじみ思ったけど八嶋。

オペラグラスを持参して、台詞を言っていない間の八嶋を眺めていました。滅多に見られるもんでもないし(土地柄)

たまにはこういうコメディもいいな。



結論。
お目当ての俳優がいると尚楽しいよな。






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