加藤のメモ的日記
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2018年04月25日(水) 物忘れと記憶力のすべて ��

80歳過ぎても記憶が衰えない「スーパーエイジャー」の習慣

人間の記憶を貯蔵する「大脳皮質」は加齢に伴い縮小し、記憶力も低下していく。これが定説とされてきた。しかし高齢になっても圧倒的な記憶力を誇る「スーパーエイジャー」たちは、その定説を覆す。

90歳を過ぎても50〜65歳の人と同等の記憶力を持つ人たちがいる。脳科学の分野で「スーパーエイジャー」と呼ばれる彼らの大脳皮質は、平均に比べて著しく厚いことがわかっており、それが記憶力の維持に結びついているとされてきた。しかし、なぜ彼らの大脳皮質が厚いのかは解明されていなかった。

そんななか、今年4月に米国・ノースウエスタンだ大学のアマンダ・クック氏らが発表した研究は画期的なものだった。一般の高齢者に比べて、スーパーエイジャー」は加齢に伴う脳の萎縮率が半分以下だったことが判明したのだ。これを受け、「脳の萎縮を食い止めるスーパーエイジャーの生活習慣に注目が集まっている。

スーパーエイジャーのライフスタイルとはどんなものなのか。全然号で紹介した『老ける脳と老けない脳』(主婦の友社刊)の著書である友寄英哲氏(84)は、54歳の時に円周率の4万桁暗唱でギネス記録(当時)を樹立。昨年にはルービックキューブの全ての面を目隠し状態でそろえる競技で、自身の持つ世界最高記録を更新した。友寄氏がこう話す。

「もともと暗記は苦手でしたが、日々、空いた時間を見つけは記憶力を鍛錬し続けてきました。脳に新しい刺激を与え続けることを意識しています。例えば、新聞やネットニュースwp毎日チェックするだけでなく『その話を誰かに面白く伝えるにはどう説明したらいいのかを考える。脳に”記憶”と応用”という二つの刺激を与えることで、ニュースが頭の中で整理されて定着するんです』

奈良県大和郡山市で2月に開催された「記憶力選手権大会」の「シニアの部」(60歳以上)に出場した永井義人氏(81)もスーパーエイジャーの一人だ。「協議内容は200個の単語を記憶するというものでした。参加者の正解数の平均が30個程度だったなかで、永井さんは44個、10歳以上若い人たち相手に堂々と渡り合っていました」(実行委員会事務局)

もともとメーカーで営業マンとして勤めていた永井さんが、記憶力の鍛錬を始めたのは62歳の頃だという。「定年後、『ボケたくない』という思いから学生時代に専攻していたフランス語の勉強を始めました。1つの単語を読んではそのスペルを覚えているかどうかを頭の中で確認する。これを10年続けることで、フランス語だけでなく韓国語、中国語、イタリア語、スペイン語を習得しました。今では市民ボランティアで週に3回ほど教壇に立ち、各言語のクラスで教えています」(永井氏)

定年がない「政治家」じは、記憶力が衰えにくいといわれている。自治大臣や国家公安委員長を歴任し、昨年『冤罪 田名角栄とロッキード事件の真相』を書いた石井一氏(82)も驚くべき記憶力を誇る。「ロッキード事件の一連の出出来事については、何年の何月何日に何が起きたかを、はっきり覚えています。その理由は、私が40年来の”メモ魔”だからです。常に手帳を持ち歩き、その日に合った人の名前や会話内容m訪れた場所などを逐一メモしてきた。そのたびに、個々の事象が整理され、覚えられたのです。手帳は2か月に1冊のペースで増え、現在は600冊を超えています」

この40年間の出来事のうち、メモをとったものは手帳を見返さなくても内容を思い出せるという。「金日成とは10回ほど面会しました。最初に会ったのが75年、田村元訪朝団としての訪朝の時、2度目が1990年の金丸(信)訪朝団、3度目が日朝友好議連として行った1991年です。会話の内容も頭に入っていますが、メモを見ればさらに詳細に思い出せます」どのスーパーエイジャーたちも、記憶力維持の方法を持っている。彼らの生活は、ボケない脳づくりのヒントとなるはずだ。


『週刊ポスト』5.5


2018年04月23日(月) 物忘れと記憶力のすべて ��

体とともに海馬を鍛える

日常生活に心がけを加えることで物忘れを防ぐこともできる。重要なのは「海馬」を鍛える意識だ。『記憶力を鍛える方法』の著者で、株式会社「脳の学校」の代表を務める加藤敏徳医師の話。「意識して脳を使えば使うほど海馬は活性化させることができます。日常で生活で”思い出す回数”を増やせば記憶力の改善が期待できる。

単に「思い出す」だけでなく「プラスアルファ」を加えると効果が増すという。加藤医師が続ける。「海馬には役割が二つあり、前部分が『新しく学ぶ』機能。後ろ部分が『思い出す機能』を担います。この両方をバランスよく鍛えると、海馬がより効果的に活性化されます。例えば夫婦間の会話で、「隣に若い夫婦が引っ越してきた」という”今の話”が出たら、「そういえば昔のお隣さんは〜」など”昔の話”をセットすれば、海馬の前後を刺激して活性化できる。

テレビを観る時や新聞を読む時も同様だ。「例えば小池百合子知事のニュースが出たら、彼女がどのような経緯で知事になったかを思い出しつつ、現在の都政についての意見をまとめる。そうした”今と昔の話”を妻など他者に話して、キャッチボール的に感想を言い合えば、脳が最大限に活性化されます」(前出・真鍋医師)

ウォーキングなどの適度な運動が、海馬の体積を増やし機能を向上させることは全豪で紹介したが、運動の中でも加藤院長が勧めるのは「8の字スクワット」だ。「ポイントは両手を使ってタオルを目で追うことです。脳は複数の感覚器官を同時に使ったほうがより活性化するといわれています。

この運動では、決まった順番を守ろうとすることで海馬などの『記憶系』を、そしてそれを目で追うことで後頭葉なのどの『視覚系』を刺激できる。さらに両手を使うことで左脳と右脳の神経線維のネットワーク強化に繫がり、記憶を司る海馬が活性化します」(前出・加藤医師)日々の積み重ねが「若い脳」を作る。


『週刊ポスト』5.5


2018年04月08日(日) 外国移民受け入れの亡国 ��

今回総選挙で争われるテーマは「北朝鮮」「森友・加計問題」だそうである。だが、重大な争点が抜け落ちていないか。先ごろ成立した「改正国家戦略特区法」だ。外国人労働者の流入を認めたこの法律は日本の姿をガラリと変えてしまうのだ。

世間が「森友・加計問題」とやら時間を費やしていた背後で、日本国を根底から破壊しかねない驚くべき法律が国会を通ってしまったのをご存じだろうか。外国人の就農を可能とする「改正国家戦略特区法」である。(2017年6月16日に参院本会議で可決。この法律が成立したことで、わが国は初めて外国人を「労働者」として受け入れることになった。農業特区において、外国人を「技能実習生」ではなく雇用契約に基づき受け入れる。より正確に書くと、外国人労働者に対し、国家戦略特別区域「農業支援」外国人受け入れ事業として在留許可を出すことが可能になったのだ。特区限定とはいえ、我が国が「移民国家化」する第一歩が踏み出されたのである。

もっとも、ご存知のように、すでに全国各地の農地では、外国人が働いている。とはいえ、彼らは「技能実習生」であり、外国人「労働者」ではない。先人国である日本がアジア諸国から「実習生」を受け入れ、現場で働くことで技能を身に着けてもらう。通常3年、最長5年間の「実習」の終了後は帰国させ祖国に貢献してもらう。これが技能実習生の考え方だ。建前ではあるが。

日本はこれまで、外国人労働者、特に単純労働者の受け入れを認めてこなかった。理由は、日本の移民国家化を回避するためだ。「国民国家」である我が国が移民国家に転換する。これは「国の形」の根底にかかわる問題であり、最低でも長期の国民的議論を経る必要があるはずだ。少なくとも日本は単純労働者については「期間限定」どいう条件をつけてきた。厚生労働省の外国人雇用の届出し状況によると、2016年10月末時点で本で働く外国人は108万人。留学生が20万9000人などとなっている。留学生も、資格外活動許可を受けることで週28時間以内を限度とし、アルバイトとして働くことが可能だ。コンビニや飲食産業で見かける外国人店員は、実は留学生なのである。

また、2017年3月から東京、大阪、神奈川の国家戦略特区で解禁となった「外国人の家事代行」の場合、外国人メイドの日本における滞在期間は最長3年だ。3年が過ぎると、彼女らは帰国せねばならず、同じ在留資格での再入国はできない。ちなみに、彼女らは外国人労働者ではなく「外国人家事支援人材」と呼ばれている。

さらに我が国は、「国内の資本・労働とは補完関係にあり、代替することができない良質な人材」について「高度外国人人材」として受け入れいている。高度外国人人材にしても、在留期間は5年と設定されているのだ。(更新はできる)。かくの如く、我が国は様々な制限をかけることで、「国民国家」と外国人雇用を両立させようとしてきたのである。それが、国家戦略特区に限定されているとはいえ、外国人を本格的に雇用可能な法律が、一切の国民的議論なしで通ってしまった。

農業特区における外国人雇用について。政府は以下の通り説明している。〈農作業や農業に付随する業務を行う一定の要件を満たす外国人を「特定機関」が雇用契約に基づき受け入れる場合に、在留資格を付与する〉将来の歴史書には、2017年6月16日が「移民国家日本」の始まりであったと記されることだろう。


『週刊新潮』10.26


2018年04月06日(金) 物忘れと記憶力のすべて ��

脳の神経細胞は、成人になっても新たに生まれ続けている。これは日々の対策によって物忘れが防止できることを示している。人間が得た情報はまず脳の中心部に位置する海馬と呼ばれる部位に一時的に保存される。この情報が「短期記憶」だ。短期記憶は海馬で「必要か否か」に分けられ、不要と判断されれば消去される。横浜新都市脳神経外科病院内科認知症診断センター部長の真鍋医師は、「短期記憶のうち8割は一か月もすれば忘れてしまう」と説明する。

一方、海馬から必要と判断され、倉庫の役割を持つ大脳皮質に貯蔵されるのが「長期記憶」だ。長期記憶は短期記憶と比べ忘れにくい代わりに、必要に応じて海馬が大脳皮質を検索して情報を取り出さねばならないため、思い出すのに時間がかかることがある。また、海馬の機能が低下すると貯蔵場所がわからなくなり、記憶がはっきりと思い出せなくなってしまう。

これらが老化による物忘れだ。誰にでも起こりうるこうした物忘れには、すぐ実践できる対処法がある。学生時代の友人の顔は思い出せるのに、名前が思い出せない場合、名前を使ったダジャレを考える。これは長期記憶を思い出せないケースだ。加齢などにより海馬の機能が低下すると、長期記憶が検索できなくなる、長期記憶の中でも。固有名詞は最も思い出しにくい情報の一つされる。

前出・真鍋医師によれば、「固有名詞を思い出しやすくするためには、「覚え方を工夫すればよい」という。「名前だけを覚えようとせず、関連した情報を同時に覚え塊にすると効果的です。覚える情報を増やすことで、一つの情報を忘れても、他の関連情報芋づる式に思い出せる」(真鍋氏)例えば「山下さん」の顔と名前を覚える際、「やましい顔した山下さんと、名前に関連したダジャレと一緒に脳に焼き付ける。すると、思い出す際に顔を思い浮かべれば”やましい顔だから”山下さんだ”と思い出せるようになる。

歴史の授業で「鳴くよ(794)ウグイス平安京」と覚えた”語呂合わせ”もチャンクを利用した記憶法の代表例だ。昔話を何度もしてしまう場合、話し相手の顔をよく観察する。こちらは過去の行動を思い出せないケースである。「これは長期記憶のうち、自分の体験や行動にまつわる『エピソード記憶』が思い出せないケースである。「これは長期記憶のうち、自分の体験や行動にまつわる『エピソード記憶』が思い出せない状況です。

このものわすれをしないためには何かを話すときに相手の表情やリアクションに注意することです。相手がうんざりした表情になったりイラついたりすれば、脳の前頭葉が”あ、同じ話をしたことがあるんだ”と類推して気づくことができ、再発を防げます。ただ、固有名詞などと比べてエピソード記憶を忘れるケースは決して多くない。そのため、この場合は”危ない物忘れ”、すなわち認知症である可能性もあるので、医師に相談してください。(同前)



『週刊ポスト』5.5


2018年04月05日(木) 幸せという問題

しかし変われば変わるもんです。かっては映画の現場は、常にたばこの煙がもうもうとしていました。監督はもちろん、俳優も喫煙者でしたし、女性スタッフも両切りのたばこを吸っていました。それが今や現場は禁煙で、吸う人もめっきり減りました。その昔、FIグランプリのスポンサーは、たばこのブランドが花盛りだったものです。当時はセナやプロスト、ピケといったスタードライバーがいましたが、たばこ会社が撤退するのと時を同じくして、スターもいなくなったように思います。

僕自身は、それでもたばこは決してなくならない信じているところがあります。万が一、時代が変わって「たばこやめますか?仕事やめますか?」って詰め寄られたら、僕なんか仕事をやめかねないところがありますね。とはいえ、周りの人に嫌な思いをさせてまで吸おうという気はありませんよ。ただ、できれば家の外でも吸いたい。そういう時に、たばこの臭いや煙が苦手な人たちに迷惑をかけずにいられるような道具ができたらなあと思うことはあります。

例えば、ハワイなどで海中散歩のときにかぶるヘルメットのようなものがあるでしょう。喫煙者がそういうヘルメットをかぶってたばこを吸うと、煙が自動的に処理されるような。そんな道具がもし発明されたら、僕はかぶりますよ。恰好なんか気にしないで。そういうものを作ってもらえないかなあ。また、部屋の中で誰かが吸ったら、その煙草を察知してピンポイントで吸い込んでしまうような機械とかね。だって、吸う人と吸わない人が一緒にいられるような世の中がいいに決まっていますから。

でもね、嗜好品を規制するというのは、それが好きな人にとっては幸せの問題に関わってくると思うんですよ。花を見るのが好きな人がいるように、たばこを吸う時間を大切に思う人もいるんです。人それぞれなのに、その選択肢が否応なく減らされていくというのは、僕のようなたばこ好きには納得できない。だって仕事ってやはりストレスじゃないですか。だからこそ一服したいわけで、たばこがある幸せってとても大きいと思うんです。

ただ、そうはいってもマナーは守らなくちゃいけない。この点については僕も断固としてそう思います。でも、マナーを徹底させるなら、酒やたばこに関してのマナー教室をたくさん作って徹底的に教えたほうがいいんじゃないでしょうか。喫煙のベテランが責任を持って、しっかり次の世代に、マナーを伝えていかなくてはならないと思いますね。



『週刊新潮』10.26


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