子の年齢:6歳6ヶ月
ママの心配を他所に、ちーちゃんは何事もなかったように学童に行った。 本当に何ともなかったんだろうか?久しぶりに女湯に一緒に入って、事情を聞いてみた。
「質問が2つあります。」 「質問1、昨日『死ね!』って言ってたお友達と遊びましたか?」 「うん。もう忘れとった。」
単純明快だ。さすがは男の子。
「質問2、学校のプールに行かない理由は何ですか?」 ちーちゃんは学校のプール解放に行きたがらないのだ。あんなにプール好きなのにどうして? 「しろがね(学童)で遊びたいから。」 「しろがねのお友達もみんなプール行くでしょ?」 「OとMは行かんもん。」
仲良しさえいればそれでいいらしい。
ちーちゃんは質問遊びだと思ったようで。反対に質問してきた。
「しつもん1 ママの好きなのみものは何ですか?} 「アップルタイザー、シャンペン、梅酒、越の寒梅」 「あと1こ」 「んー、じゃあ冷たい麦茶」
「しつもん2 ママの好きな人は誰ですか?Nさん?」 Nさんというのはちーちゃんのクラスメートの女の子。キレイで賢くてしっかりしてる。
「うん?じゃあNさん」 「あと4人」 「じゃあRちゃん。」 Rちゃんは今日も銭湯に来ていた、同じ小1の女の子。いつもにこにこしていてかわいい。一緒にハダカでお風呂入ってて平気なんだろうか?
「あと3人」 「ばあちゃん。」
「あと2人」 「パパ」
「あと1人」 「ん〜、先生かなぁ?」
そこでちーちゃんは、ぼくを忘れてるよ、ぼくのこと忘れてる、って顔をした。そうだろそうだろ、今のはワザとだよ。
「一番好きな人〜」 ってちーちゃんの顔をつねってやった。
子の年齢:6歳6ヶ月
ちーちゃんは夏休みを楽しみにしていた。 ママもワクワク感に感染して、なんだか楽しみになっていた。
ちーちゃんが夏休みだって、ママの仕事は休みにならないのだが、休んだ気になるからおかしなものである。 ちーちゃんは毎日大好きな学童で思いっきり遊ぶのを楽しみにしていた。
楽しみにしていた筈なのだが、2日目。 仲良しのお友達3人に「死ね!死ね!」と言われたとか。 怒鳴りあいになったので、声が涸れる程怒鳴ったんだそうだ。
声の大きさなら誰にも負けないだろうけど、その喧嘩、その場限りの喧嘩だよね? いじめられるから学童に行きたくない、ってことになったらどうしよう。
長いこと一緒にいる分お互いのヤなとこ見えてくるんだろうなぁ。
子の年齢:6歳6ヶ月
今日から本格的に夏休み。ラジオ体操も今日からだ。 今年はちーちゃん一人で行ってもらう。
6時20分に起こして、カードを持たせて送り出す。 ちゃんと間違えずに行ったかな?
しばらくすると、終わって帰って行く子達がウチの前を通りはじめた。
ラジオ体操終わったんだ。ちーちゃんはまだかな? 遅いなぁ、もしかして一人で公園で遊んでるんじゃあ?
自転車で迎えに行くと、ちーちゃんの声がしてきた。
「あっ、トンボだ!」
トンボがどうした。ママに心配させんじゃないよ! 後ろには、ちーちゃんをかわいがってる近所のおじさんが。
ちーちゃんを可愛がってくれるのは嬉しいが、あんまりちーちゃんのためになってないんだよな〜。 調子に乗せられて、結局ちーちゃんだけが怒られる。 悪気はないんだろうけど、ちーちゃんは子供なんだから、もうちょっと考えてあげてよ。
世の中にはこういう人もいるってのも社会勉強なんだけどね。
子の年齢:6歳6ヶ月
ちーちゃんはヘルペスで出席停止になって、終業式に行けなかった。 ママがかわりに学校に行って、通信簿(表紙には あゆみ と書いてあったが)と夏休みの宿題を貰って来た。
ちーちゃんは元気なんだけどなー。 お友達はきっとちーちゃんが大変な病気でかわいそうなことになってる、と思ってるだろうな。
さて、通信簿である。 ママになって初めての通信簿!ワクワク!
A,B,Cの3段階評価のようで、Cは一つもなかったが、ほとんどBでAは3個ぐらい。 ちょっと拍子抜けした。 Aがついているところは、意欲の高さを評価したところだった。
パパに見せたらパパも、「Bばっかりだなー」と言ってた。
でもきっと、Cが一つもないのと、意欲が評価されてるってことは、ちーちゃんはとっても頑張ったってことなんだよ。 ちゃんと褒めてあげないと。
子の年齢:6歳6ヶ月
ちーちゃんは作文がニガテ。 お手紙も書けない。
文字が苦手なのではない。 電話の取次ぎができるくらい、受け答えもしっかりしている。
書けない筈がないのだ。 でも、書きなさい、と言うと怒って暴れる。 国語の授業でもはらはら泣いているそうだ。
あんなおしゃべりな子が、書くことない筈ないのに・・・。
保育園から同窓会の招待状が届いたので、コメント欄を書かせることにした。
「何って書くのが正しい答えなのかわからんっ!」 「思ったことをそのまま書けばいいの!」 「思ったことに正しいとか間違ってるとかないんだよ。ばーちゃんよりママが好きなのは『間違いです』って言われたら、ばーちゃんを好きになるんかい!えっ?」 「ならん・・・。」
それからちーちゃんは、自分で考えて以下のように書いた。
みんなにあいたい。 Nせんせいは、なにぐるうぷのせんせいですか。
「よくできたね。出しておいてあげるね。」 ちーちゃんも晴れ晴れしてる。 これを機に苦手を克服してくれるといいなぁ。
子の年齢:6歳6ヶ月
ちーちゃんのお友達で、Nさんという男の子がいる(最近の小学校では男女の別なく「さん」をつけるらしい)。 ちょっとふっくらしてて、あどけない顔をしている。 このNさんといつも一緒に遊んでいるらしい。
いつもと違うスーパーに買い物に行くと、Nさんがお母さんとお買い物に来ているのに会った。
しきりとウチのちーちゃんの話をしている。
「Sさん(ちーちゃんのこと)に会いたかった。」
あれ?学童一緒じゃなかったっけ?土日に遊びに来てくれればいいのに〜。
嬉しいなぁ、親でもないのにそんなに好きになってくれて。夏休みに遊びに来てね。
子の年齢:6歳6ヶ月
もうセミも啼いているというのに。カブトムシの飼育ケースは静まり返ったままだ。
と思ったらある朝リッパなオスがひっくり返って暴れていた。
過去3年間の間で一番堂々たるカブトムシである。土が良かったかな?今年は専門店の土だったからなー。
翌朝これまた立派なメスが1匹ひっくり返って暴れていた。
もう1匹いたはずなんだけど。これでお終いかな?
子の年齢:6歳6ヶ月
ガソリン入れなきゃ、と思いながら先にスーパーに行ってしまった。 そうなると当然生ものなんかも購入する。
そうなると当然、寄り道できなくなる。
明日の出勤もギリギリに決まっているのに、ガス欠を心配しいしい出勤するのはイヤだなぁ。
ってことで、ちーちゃんに相談してみた。
「ご飯食べたらガソリンスタンド行っていい?ちーのチップも切らしてるし。」 「じゃあ、僕ばーちゃんに預かってもらう。」 「一緒に着てよ。」
しばらくしてちーちゃんは、「じゃあついでに一人で男湯入ってみたい。」と行った。 「そうだね。いいよ。」
一昨日まであんなに嫌がっていたのが嘘のようだ。 案ずるより産むが易しと言うことか。
今回は入り口で上がり時間を約束して、後姿を見送った。 入っている間も、男湯で騒ぎ声がしないか聞耳を立てていたが、静かなものだった。 前日に女湯で練習したとおり、忘れ物なく出てきた。
よくやった。
また一つ一人前の男に近づいたね!
2010年07月07日(水) |
ラ ストラーダ-男湯デビューへの道! |
子の年齢:6歳6ヶ月
ちーちゃんは銭湯が好きだ。 夏でも週1で銭湯に行く。
しかし、ここでひとつ問題なのが、ちーちゃんは男の子だということ。
ママと女湯に入ると、同じ小学校の女の子とばったり会うことがあるのだ。 本人達はまだ気にしてないようだが、ちーちゃんはそろそろ女湯を卒業しなければならない。
そこで、一人で男湯に入るにあたっての問題点を洗い出してみた。
・手荷物が管理できるか ・体をちゃんと洗えるか ・洗い場を走ったり濡れタオルを振り回さないか ・頭をちゃんと拭けるか ・あがるタイミング
手荷物の管理をしやすくするため、大きなプラスチックのカゴにシャンプーと泡のボディーソープと垢すりタオル(名入り)を入れることにした。 更にビニールの巾着に、着替一式とタオルを入れて、プラのカゴに一緒に入れる。
「今日から一人で男湯ね!」と言うと嫌がるので、初回は別々に女湯に入って様子を見ることにした。 洗い場でも隣には座らず、敢えて反対側に陣取る。
家の風呂には一人で入らないちーちゃんだが、一人で体を洗って、拭いて、脱いだ服をまとめて袋に入れるところまでちゃんとできた。
一人でできたことが嬉しそう。 このまましばらく女湯で練習して、来月には男湯デビューしようか。
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