2010年05月31日(月) |
カーナビのバミューダ |
子の年齢:6歳5ヶ月
台所に蟻が発生し、実家の母に退治してもらったお礼に近江八幡に行くことになった。 なぜ近江八幡なのか? テレビの影響らしい。 昔ながらの美しい街並みが残っているとか、大方そんなところだろう。
そして、こっちには、福井の恐竜博物館に寄る、という目論見があった。 初めてではない。初回はちーちゃんが嫌がって、30分ぐらいで出てきた。
数年成長したちーちゃんは、「アノマロカリス」というマニアックな恐竜?の化石が見たいのだという。
そんなこんなで、3人で恐竜博物館に到着し、目的の「アノマロカリス」の化石を見て、高速のICを目指したところ、ナビが空を指し始めた。
ナビの指示どおりに左折すると、地図のないところを通って、再び恐竜博物館に戻ってしまうのである。
はっ?
運転できるのはママだけという長距離ドライブである。 2周目に差し掛かったときに、黄色い中央線を無視してUターンすることにした。 すると、後ろを走っていたプリウスも、Uターンしてついてきたのである。
想像するに、ここはカーナビのバミューダなのだろう。
ナビが信用できないので、母に地図を見させようとするが、老眼だから読めないとか何とか。 ヤル気あるのか?
その後どこをどう通って帰ってきたのかよくわからないが、途中から往路で見た目印を見るようになって、なんとかICに到着した。
子の年齢:6歳4ヶ月
今日は水泳教室の日。 ばーちゃんちに迎えに行くと、ばーちゃんがしぶい顔している。
着替えが一番最後だった。 更衣室が空になっても裸のままだった。 もうこの子はどうしようもない。
このばーちゃんは実母なんだが、昔から点が辛い。 全てにおいて減点法で採点する気難しい人間だ。
まだ一年生なんだからしょうがないじゃない。
とはいうものの、小学校の体育の時間はどうしているんだろう? 今では体操服に着替えているのだ。
-体育の着替えは遅くならないの? -大丈夫。 -じゃあ、どうしてスイミングの時は遅くなるの? -お話するから。他の人はお話してても着替えできるけど、ぼくはお話しながら着替えできんがー。
そこまでわかってんのか! 小学一年生にしてその分析力はすごいよ。
話に夢中になって手がお留守になることはよくあることだ。 ちーちゃんは頑張ってる。他の子より遅いかもしれないけど、前進している。 自分を育てた母が、人の努力をコケにする人間だったなんて本当にがっかりだよ。
子の年齢:6歳4ヶ月
ちーちゃんが行ってる学童保育でBBQが企画されてた。 が、その日は雨。 BBQ会場は屋根付なので雨天決行だったんだが・・・。 つまるところ、子供が集まったら、天気なんて関係ないのである。
この催しは、メンバーの誰かが言い出したのではない。 市役所の指導で半年に一回親子行事をしなきゃならんらしいのだ。
半分ぐらいのご家庭では普段BBQもしないようで、市内の有名なBBQ場の場所もわからない方がちらほら。
準備も後片付けも段取りが決まってなくて、大人数の割になんとなく始まってなんとなく終った。 横並び組織というのはすごいもんである。
食べるのに飽きると、子供たちは三々五々雨の中飛び出して行った。 ちーちゃんは雨ガッパ用意してなかったので、心配になって見に行くと、林の中の小さいガケに5人ぐらいしゃがみ込んでいる。
-何してるの? -あの穴の中にばけもんがいる -Nくんが中を調べに行って、途中で転んだ。
見上げると、木の根元の土がえぐれて、大人の頭ほどの穴があいている。 雨で土がゆるんでえぐれたに違いないのだが、子供のイマジネーションにかかると、探検のネタになるらしい。
毎日こんなことして遊んでるんだ。そりゃ宿題してるヒマないな。
子の年齢:6歳4ヶ月
進研ゼミ小学講座についてきたカタログに、蟻の巣観察キットが載ってて、 ちーちゃんが欲しがるので、次のお手伝いシール集めの商品はそれにしよう って考えてた。 探すと安いのもあって、蟻の捕まえ方なんかも載ってて、あとはお手伝いシールを集めるだけ、だと思っていたら。
なんと既にアリンコの方から我が家に出向いていて、壁やら床やら蟻だらけだった。
食事している間にも、足をのぼってくる。
わー、なんで家の中でピクニック気分味わわなくちゃなんないのー。
ものすごい蟻の多さに気づいたちーちゃんは、怖くなって泣き出した。 何が怖いのかよくわからんが、布団に入ってきたら困るとかそういうことかな?
蟻の巣なんてもういらないよね? ママももう蟻はこりごり。
子の年齢:6歳4ヶ月
会社の人に「ヨコミネ式育児法」というのを教えてもらった。 具体的には「子供を叩けるのは親だけ」という言葉にシンパシーを感じたので、読んでみることにした。
育児のハウツー本は、これまでにも何冊か読んだが、どれもやる気にならないものばかり。
そういう訳で、使い捨てになる育児本をお金を出して買う気がなかったのだが、図書館で16人も予約が入っていたので諦めて購入した。
数ページ読んでモウレツにイライラした。
全編に溢れる男尊女卑、懐古主義、非科学的で一方的な主張。
こんな理事長のいる保育園には絶対に通わせたくない。
批判するからには精読しなくては、と思って頑張って読むが・・・。読むのがツライ。
文字の練習のさせ方はウマイと思うが、あとは小学校やら親やらの批判ばかり。
だいたい、読んでいて疑問なんだが、天才児を育てる保育を25年もやってれば、卒園児に一人ぐらいメダリストいないの?有名人がヨコミネ式だったって話は聞いたことがないぞ? 小学校の学力調査やスポーツテストで、鹿児島がトップランクに入ってるってのも聞かないし。そんなすばらしい保育園が3つもあれば、上位にランクインしそうなもんじゃない?
保育園では9割の子供が逆立ちだとか掛算だとか、って書いてあるけど、統計的な根拠が何もない。
はっきり言って「トンデモ本」の部類である。
ハウツー本で育児しようという安直な考えが、やっぱり間違ってるのかな? 私はちーちゃんを「天才児」なんかにはしたくないし。 どちらかといえば市役所の職員に採用されるような、普通な人になって欲しい。
育児の答えは目の前の子供の中にある、ということを改めて確信した。
2010年05月19日(水) |
授業参観 しゅくだいはなに? |
子の年齢:6歳4ヶ月
2回目の授業参観の日だった。思ったより中途半端な時間だったので、帰宅してからお料理などしてしまい、結局慌ててばたばたと小学校へ。 途中で内履きを忘れたことに気付くがもう遅い。
児童玄関を上がるとすぐに、水彩絵の具セットが展示されてて、申込書が山積みになっていた。
算数セットと違って、15種類ぐらいある・・・。 選ばなきゃいけないのぉ? カタログ見るだけで疲れるよ↓
さて、ちーちゃんの教室へ行くと、汗だくになったちーちゃんがにこにこ近づいてきた。 夏日だというのに、昨日忘れていった長袖Tシャツを下に着込んでいる! これじゃあ眠くなっちゃうよ!
さて、授業が始まると、先生からいろいろ指示がある。
筆箱をしまいなさい。 教科書の○○ページを開きなさい。 赤いおはじきを6個取り出しなさい。 おはじき入れはしまいなさい。 机と椅子の向きをかえなさい。
ちーちゃんが先生の指示に従うのは、いつも一番最後。 一番最後だけど落ち着いている。わからないわけじゃないみたい。
手を上げて気付いたことを発表することになった。
ちーちゃんだけが、手の形が答えになっちゃっている。 他の人が指名されたのに、ちーちゃんが勝手に答えている。
うーん、予想通り・・・。
さて、とうとうちーちゃんが指名される番が来た。
足して6になる2つのおはじきのグループは階段状に並ぶ、といったことを発表してた。 終ってから席に戻るとき、誇らしそうにママを見てる。かわいいー。
授業が終って、初夏のさわやかな風の中を手そつないで帰った。
さて、家に帰って、連絡帳を見て宿題をしなさい、と言ったところ 「こくごどりるあかるい?はどこだ?こくごどりる?ない!できん!」 泣きべそをかいていた。 確かに。 連絡帳には「こくごどりる」と書いてあるが、「すうじとあいうえお」という、右から開くと算数で、左から開くと国語になるワークブックが1冊あるだけ。
これのことかな? 開いてみると、案の定「あ」「か」「る」「い」の練習が並んでいた。 こんな伝え方じゃあ宿題できないよ。
連絡帳に書いておくことにした。
「こくごどりる」というタイトルの本はないので宿題が解らなくて困っていました。「あいうえお」をやってくるように、と指示してください。
子の年齢:6歳4ヶ月
初夏らしい天気が戻ってきた。 週末にピクニックに行きたいなぁ、行き先は動物園なんかどうかな?
と思ったが、今週の遠足の行き先が動物園。 1週間に2回も動物園に行くのはいやだよね・・・。
動物園以外にピクニック向きな場所は・・・。
アルペン村なんかどうだろ?
ポニーとヤギがいて、ニンジンを食べさせるところなんだ。 田んぼにオタマジャクシがいたり、小川が流れていたり、気持のいいところだ。
ちーちゃんも大喜び。 ニンジン代300円を予め渡して、自己管理してもらう。
勘違いして細入まで行ってしまうアクシデントもあったが、なんとか到着〜。 既に家族連れで賑わってる。
柵の間から首を伸ばしたヤギの目が血走っている。 あっという間に200円分のニンジンがなくなる。
ちょっと一息入れて、ウシの放牧を見に行くことにした。
電流の流れた柵の中をのぞくと、水たまりのなかにオタマジャクシがわいている。 わわわ。
まだ田植えが終わったばかりなのに、こんなにオタマジャクシがいるんだ〜。 プラケース持って来ればよかった。
と思っていたら、知らないおばちゃんが、ニンジンの空袋に捕まえたのをくれた。
考えてみると世話するのが面倒だよ。
子の年齢:6歳4ヶ月
提出物づくめの4月が終わり、GWが明けるとちーちゃんは随分小学生らしくなった。
何が一番違うかというと、時間で区切られることが平気になってきたのだ。
それまでは、「ご飯の時間だよ。」「ピアノの時間だよ。」って言ってもなかなか動かなかった。 特にピアノなんて、最初から嫌いだから「ピアノ行かない。やめたい」というのをなだめすかして連れて行っていたのだ。
ところが昨日は、「ピアノの時間だよ」って1回言っただけで出かける支度をしたのだ。
すごぉい。 ちーちゃんすごいよ、その適応の速さ!
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