ちーちゃんままの日記

2009年09月29日(火) 予防接種

子の年齢:5歳8ヶ月

この節予防接種といえば、新型インフルかと思われそうだが、その前に受けなきゃならんワクチンがあった。
「麻疹・風疹混合2回目」という、無料権の届くヤツだ。

小学校入学前に受けなきゃならんのだが、今年は天候不順のため、体調が安定せず、なかなか踏ん切りがつかなかった。

そしてとうとう就学前健診の案内が来た。
問診票に「ワクチン終わりましたか?してない人は理由を書いてください」とある。まずい!!
このままだと冬になってしまう。

そういう訳で、夕方急に「今日注射行くよ。」と言って車に乗せた。

「えっ、イヤだ。」
当たり前である。注射好きな人いないよ。
「でも、この注射しないと小学校行けないよ。」
「じゃあ行かない。」
「来年も保育園行く?グランドでサッカーしたくないの?}
「サッカーしたい。」
「じゃあ注射しなくちゃ。」
「わかった。」

ちーちゃんは、こんな説明であっさり納得してくれた。
そして、注射針を見ても逃げないどころか、最後まで泣かなかった。

「エライッ!カッコイイ!アニキッ!泣かなかったね!」
ちーちゃんの勇気を褒めちぎったことは言うまでもない。



2009年09月28日(月) 大脱走

子の年齢:5歳8ヶ月

目覚めた時は7時だった。
しまった、ゴミの日だというのに。
あわててゴミを出しに行き、オニギリをつくり、ちーちゃんを起こし、着替えさせる。

あれ、玄関のクワガタの飼育箱が逆さに落ちてる!!
あわてて安否を確認する。
よかった生きてた。

ふとハムスターのケージを見ると、いつもの場所に毛玉がない!!!
あれっ?
廊下にヒマワリの種が散乱してる。
ケージの上フタが少しあいてる。

ちーはどこだ!
普段ならどこかでごそごそ音がするんだが、今日は全く気配がない。

遅刻しそうだというのに、どうしよう?
近所に住んでる母に応援を頼む。

到着した母は、
「ばーちゃんが見つけるからね。ところで、もう寝る時間だよね。」
そういわれてみれば、どこかで就寝しているから気配がないのかも・・・。

とその時、ジゥジゥと鳴き声が聞こえてきた。
見ると、洗濯機の隅に見覚えのある毛玉が。
そしてその周りは、壁紙が無残に千切られ、チップと化していた。

寒かったんだね。ごめんね。

さて、ケージのふたをきちんと閉めていなかったちーちゃんは、猛省のあまり自虐的になっている。
見つかってよかったよ。勉強になったね。



2009年09月23日(水) 初キッザニア(続)

子の年齢:5歳8ヶ月

Sママが作ってくれたお仕事ナビを見て、給料が高くてちーちゃんが気に入りそうな仕事を探すことにした。
ちーちゃんは日頃から、海の生き物や昆虫の研究をする、と言っている。

そのものずばり、「研究員」という仕事があった。
しかも待ち時間が短く、場所はハイチュウの隣である。

ちーちゃんは白衣を着て得意げである。
ハイチュウの時と違って、英語もない。

まずは、冷蔵庫から取り出されたシャーレを受け取り、電子顕微鏡で観察する。
シャーレの中身は、ヤクルト菌とか大腸菌とかの6種類のうちのどれか。

さあ、どれでしょう?

「わかった、サルモネラ菌!」
ちーちゃんは大興奮。自分の分の同定が終わったら、隣の人の分まで横合いから同定する。
「ヤクルト菌だ!」
迷惑である・・・。

終わったらディスプレイの前で発表する。
自分が見た菌を指示棒で挿して、「サルモネラ菌です」って言ってたみたいだ。

お仕事の合間に専属カメラマンが撮影してくれる(1枚\1,000-)。
ナントカ賞の受賞者近影のようだよ。

その後、お給料で買い物をしようとして、お金が足りず、もうひとつ仕事をすることにした。
カーデザインという仕事なのだが、後ろにある車を見て描いている。
スケッチじゃないんだってば。

他の子は、運転免許を取りに行って、レンタカーを借りている。
運転免許証は写真入り。レンタカーはゴーカートだが、レンタカー代金とは別に保険料までかかる。
料金は全てキッゾで支払い。

子供に貨幣経済を体験させる、という意味では非常によくできていると思う。
でも、何回も行くところじゃないかも。







2009年09月22日(火) 初キッザニア

子の年齢:5歳8ヶ月

シルバーウィークにキッザニアに行ってきた。
保育園のお友達5家族で、2泊3日の旅行だ。

1日目2日目はディズニーシー/ランドで、3日目がキッザニア。
想像以上にハードな旅行だった。

宿泊先がオフィシャルホテルでも、グッドネイバーでもない上に、子供9人とベビーカー4台で電車を乗り継ぐのだ。
ディズニーの中も入場制限されるほどの混雑ぶり。
それはさておき。

キッザニアである。
有楽町線の豊洲にある、ららぽーと豊洲の中のテナントなんである。
空港の出発ゲートのようなところを抜けて入ると、巨大なゲーセンのようなところに入った。
事前に計画がなかったので、とりあえず銀行に行って、入り口でもらったトラベラーズチェックを換金する。

お目当てのハイチュウ工場は、既に2時間待ちの盛況だ。整理券をもらってうろうろする。

ディズニーランドみたいに、親が変わりに待ったりできない。
一人で待てるのかな?

なんとか頑張って待って、1時間半が経過したところで、作業服と帽子が手渡される。
そこで何故か英語が登場!

「Here you areと言って渡しますから、Thank youと言って受け取ってください」

はぁ?何でそうなるの?
着替えが済むと英会話の先生がやってきて、英語でクイズをしたり、作業工程で使う英単語の確認がある。

「何で英語なん?」
ちーちゃんが後ろを向いて聞いてくる。
ホント、何でだろうね?

実際のお仕事は、ガラスの向こう。
ハイチュウをのしたり、丸めたり、切ったり、金属探知機で検査したりする。
終わると出口で給料をもらう。
ハイチュウ工場の給料は5キッゾ。安い方である。
「次はもっと給料の高い仕事をする!」



2009年09月13日(日) なかよし!うんどうかい

子の年齢:5歳8ヶ月

保育園生活最後の運動会の日がやってきた。
例年敬老の日の連休を予備日にして、稲荷公園というところで開催してきたが、今年はカレンダーの巡り合わせで予備日がなくなった。

こういうとき、普通の保育園なら近所の小学校の体育館を借りて、ミニ運動会をする。

ところがちーちゃんの通う保育園はそうではない。

雨天は遊戯室でミニ運動会をします。

遊戯室って、発表会でも保護者が入りきらないぐらい狭いところだ。
そんなところでどうやって運動会するんだよ。

年に1回ぐらい小学校の体育館借りれないのか?
トップの力がないのかやる気がないのか。
本当にイライラする。

そういう訳で天候に気をもんでいたところ、週末になって天気予報が怪しくなってきた。
土曜の深夜にもスコールがあったが、ポイント予報では朝には上がることになっている。

ところが、4時になっても雨は降ったり止んだりだった。

6時になってもしとしと雨が続いている。

もう遊戯室かな?と思ったが、保育園から連絡がない。天気予報もくもりの予報のまま。

う〜ん。

会場の近くに住んでいる人に、天気を聞いてみた。
「こっちは雨あがったよ。」

そうか、じゃあグランドで。
とグランドに出発し、目的地の近くに着いたところでスコールに襲われた。

あああ?

どうなってんの?この天気?

とりあえず傘を差してグランドに向う。
ちーちゃんの運動靴は一瞬にしてぐちゃぐちゃに。
そして、黙々と排水作業を行う保護者会の皆さんが。

雨はすぐに上がって、日差しは暑いくらいになってきたが、グランドはぬかるんだままだった。
Yちゃん家が持ってきてくれた一輪車やスコップで土砂を運んだり、雑巾で雨水をバケツに絞ったり。
地道な作業のおかげで、9時前にはなんとか開催できるようになった。

そうはいっても客席までは手が回らない。
水たまりの上に敷物しいて据わることも出来ないので、保育園が用意した保護者席には、あまり人がいなかった。

たまたまYちゃん家のテントに招待されていたので、人数部の椅子があってよかった。

いつもぐずぐずやっていた運動会も、今年は弁当なしということできびきび進み、昼のスコール前に終わった。

赤ちゃんの時から知ってるクラスのお友達、みんな凛々しく成長したねぇ。
ちーちゃんも入場行進で旗を持って更新してたし、本当に夢みたいだよ。



2009年09月10日(木) 方言に気づく

子の年齢:5歳8ヶ月

保育園で福音館の月間絵本を購入している。
「こどものとも」傑作選からよりすぐり。

7月の絵本が「だいちゃんとうみ」で、だいちゃんという都会っ子が長崎の海沿いの町に住むいとこと、1日遊ぶ風景が描かれている。
ママの親世代にあたる作者の、少年の日の思い出がちりばめられている。

ママの一番のお気に入りだ。

山あいの坂道から見える、三角に切り取られた海。
しらじらと明ける海面のほの明かり。

ぎらぎらとてりつける川面の照りかえしと、岸辺に生い茂る夏草。

そうした細かな夏の描写の中に、台詞は全て長崎弁である
イントネーションを真似て朗読してみる。

-いおば、もらいにきたと!(魚をもらいにきたよ)
-よかよか、ふとかとば、いれとくけん!(いいよ、大きいのを入れとくよ)

-晩ご飯のでけたよう!

「何でそんな風に読むが?」
「長崎の人ちゃ、こんな風に話すがんぜ。」

それから随分たったある日、ちーちゃんがぽつりと言った。

「キャンプ場で会った人も『晩ご飯のでけたよう』って言っとった」

キャンプ場で会った人というのは、神戸の方である。
それはちょっと違うんじゃないかな・・・?

でも、方言というものの存在に気づいたみたい。



2009年09月09日(水) ごはんつくってくれて・・・

子の年齢:5歳8ヶ月

今日はお弁当のいらない日。
その上夕方ピアノ教室があるので、夕食は手早く済ませなきゃいけない。

ってことで、ご飯を炊くのは止めにして、朝はコンビニのサンドイッチにし、夜は近くの中華料理店で食べることにした。

「夜は旺勝でいいよね〜♪」

するとちーちゃんは、玄関に貼った母の日の絵を眺めた。

ちーちゃんが描いた似顔絵の下に、手書きのメッセージが添えられている。
「いつもごはんつくってくれてありがとう」

「ぼくさー、『いつもごはんつくってくれてありがとう』じゃなくて、『いつもやさしくしてくれてありがとう』にすればよかった。ママご飯作ってくれないもん。」



2009年09月07日(月) 増長するにも程がある

子の年齢:5歳8ヶ月

ちーちゃんが一人でラジオ体操に行っている間に、近所のおばさんと友達になったらしい。
そのおばさんが数日前に、宇奈月温泉で見つけた珍しいクワガタをわざわざ届けてくれた。

お礼にお土産の赤福を持っていくことにしたのだが・・・。

ちーちゃんは大ハリキリである。
ついでに隣の家の呼び鈴まで鳴らしかねない勢いで、とりあえず目指す家のインターホンを押した。
鍵がかかっていないのをいいことに、勝手に玄関のドアを開ける。
おいっっっっ!

玄関ドアをあけてびっくり。
掃除のいきとどいた玄関にゴルフクラブがびっしり並んでいる。
敷居の高そうな家の敷居を、今正にまたいでいるのだ・・・。

「まー、ちーちゃん。来てくれたの?おばさん嬉しいわ〜。パパのところのお土産?」
突然やってきたちーちゃんに、心底嬉しそう・・・?

一体ちーちゃんのどこが、そんなに気に入ったのか???

無事にお土産を渡して、さあ帰ろうとしたところ、
「みたい!」

えっつ?何を?何を見たいの?
ちーちゃんは靴を脱ぎだした。こらー。

そして困ったことに優しいおばさんは、
「家の中見たい?いいよー」

わー、癖になったら大変だぁー。
あんまり増長すると、蛇蠍のように嫌われそうで心底怖いのであった。ご近所の方だし。



2009年09月06日(日) ETCの恩恵

子の年齢:5歳7ヶ月

民主党のマニフェストに高速道路無料化というのがあるらしい。
一大事である。
最近ETCをつけたばかりなのだ。
一度も週末千円の恩恵にあずかっていない。

鳩山内閣が発足する前に、何が何でも車で四日市に行ってやる!
とママは決意した。

ちーちゃんは抗議した。
「すぐ帰ってくるがなら、行きたくない。車よりバスがいい」
ママは方向音痴なので、怖いのである。
おまけに、方向音痴克服のために取り付けたカーナビくんが、とんちんかんだ。

「ママは行くよ。ちーちゃん一人で留守番する?」
こう言われては、ちーちゃんも諦めるしかないのだ。
おとなしくまな板の上の鯉になった。

さて、パパが事前にルートを設定してくれたんだが、どうもカーナビくんが信頼できない。
印刷された地図で事前にルートを確認する。

初めての道なので、本当は陽のあるうちに着きたいところだが、夕方まで用事があるので、土曜の未明に料金所を出るスケジュールで出発することにした。

さて、いつもの北陸自動車道を抜けて、小矢部JCTを過ぎ、トンネルだらけの道に出ると、あたりは暗く、対面交通になる。
うかうかしていると後ろからどんどん煽られる。
標高も高いので、霧が濃く前が良く見えない。おまけに長い下り坂なので、井戸に落ちていくような恐怖にとらわれる。

でも後ろの車は待ってくれないのだ。前に進むのも怖いが追突も怖い。とにかく進むしかない。
歯の根が会わない。ガチガチいう。
ハンドルを持つ手に変な力が入っているようで、手首が痛い。

でもとにかく進むしかない。
Uターンはできないのだ。
通るPA全てに順番に止まりながら進むが、PAからPAの間は案外距離がある。
遠いなぁ。
本当に行けるのかなぁ?
このままPAで朝日を待とうか?

なんてことも考えながら、再び出発する。
これの繰り返し。

ひるがの高原を抜けると、標高が下がって霧が晴れた。道路の両側に夜景が広がり、追い越し車線もある。
もう大丈夫。
そんな気がした。

岐阜羽島ICで高速を降りたのが、午前2時頃。
出発してから約5時間が経過していた。近くの道の駅にパパが迎えに来てくれて、そこからパパの誘導について一般道を走った。
目を覚ましたちーちゃんも、パパが登場したことで俄然元気になる。
ママがダウンしてもパパがなんとかしてくれる!
こう思ったに違いない。

パパの家に着いて、日が高く昇るまで爆睡した。
あー、これでなんとか。
冒険の片道は終わり。
帰るのはできるかなぁ・・・。


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