子の年齢:5歳4ヶ月
パパの姻戚にあたる方が入院されたのでお見舞いに行くことになった。 プール帰りで寝ていたちーちゃんだが、総合病院の見慣れない景色に、すっきり目が覚めたよう。
廊下を歩きながら、「来たことある。太ったおじちゃんと、ドーナツ食べた。」 それは別の病院でしょ?
そうだった、その時はパパがドーナツを買って行って、ちーちゃんもご相伴に預かったのだった。 1年ほど前のことだが、イヤに細かいことまでよく覚えているなぁ。 病室につくと、ちーちゃんはベッドの上についているたくさんのスイッチや、装置が気になって仕方がない。 大人にとっては見慣れたものなのだが、ちーちゃんには珍しいらしい。
そこには読書灯のアームあり、ナースコールあり、酸素が必要な人用の装備などがあり、いちいち思い出すのも面倒だ。
パパがお話している間に「ね、あれ何?あれ何?」としつこい。 「デンキだよ。」 「つけて!」
点くのを見ないと納得できないのだ。 「具合が悪くて入院しておられるんだから。あれこれ頼まないの。」 他のボタンも試したそうだった。 何にでも興味をもつのはいいことだよ、ってよく言われるけど、興味ありすぎでいつも困る。
2009年05月29日(金) |
キッザニアに行きたくない!!! |
子の年齢:5歳4ヶ月
卒園旅行で保育園のお友達とキッザニアに行くことになった。
「キッザニアで何のお仕事する?」 「何すればいいか、わからんから行きたくない」
と、最初から言ってたが、コカコーラの瓶詰め工場のお仕事をすることで決着が着いたように見えていた。
「新幹線に乗れんから、キッザニアに行けん」 「何で?」 「うまくいえんけど、行けん。」
むうう・・・。そんなに嫌ならいいよ、止めよう。
「ママごめん。」 「わかった。嫌ならやめよう。謝らなくていいよ、でもどうして?」 「新幹線に毒グモおるから怖い。」 「はぁ?」
どうしてそんな風に思ったのか知らないが、それで謎が解けた。 最近やたらとママにしがみついてきて、不思議に思っていたのだ。 何かにつけすぐに泣くし。
「新幹線の中に毒グモはいません。日本には毒グモはいません。コブラもサソリもいません。だから大丈夫。」 「オバケは?」
「オバケねぇ。ママも子供の頃はオバケ怖かったけど、大人になったら自然に怖くなくなった。」 「大人になったら、オバケより怖いものがあるから。」 「やめて!言わんで!」
「ちーちゃんは怖くないよ。ちーちゃんが死ぬかもしれないと思った時が一番怖かったよ。大事な人とお別れするかもしれないことが、一番怖い。それより怖いことは他にないんだよ。」
翌朝、おそるおそる訊いてみた。
「新幹線に乗れる?」 「載れるよ。もう怖くないよ。」
まだまだ先の話だけど、無事にキッザニアに行けるのかなぁ?
子の年齢:5歳4ヶ月
保育参観で教室の様子をいろいろ観察した。 文字を練習したプリントが、紙バインダーに綴じてある。 色鉛筆は色別に長方形の箱に収めてあり、各自必要な色を取ってくる仕組み。
壁に貼ってある絵を見た。 サカナやバスが描いてあるところを見ると、このあいだの遠足の絵のようだ。 ちーちゃんの絵は・・・、と。
なんだかすごい。 幼児の絵にしては、構成がしっかりしている。 他の子の絵ば、画用紙の真ん中にサカナや乗っていったバスが描いてあって、あとはスカスカ。 ちーちゃんの絵は隅々まで描きこんである。
水槽とサカナと、水槽の底の岩と海草、水槽の柱の模様、水槽の横の通路。 水族館にこの絵を持っていけば、どの水槽のことかわかりそうな気がする くらいだ。
追記) 後で本人に確認したところ、下に見えるのは岩ではなくトンネル水槽のトンネルで、海草のように見えるのは、トンネルの壁にへばりついたエイでした。 水槽の柱のぎざぎざは、模様ではなく、階段なんだそうです。
子の年齢:5歳4ヶ月
進級してから時々「お腹が痛い」と言うようになった。
お弁当のごはんを残してきたり、卿はおやつを食べませんでした、といわれることもたびたび。 でも休日は痛くならないのだ。
保育園で何かイヤなことがあるのかなぁ?
「保育園たのしい?」 「たのしい。」 「それはよかった。たのしくなくなったら教えてね。」
ちーちゃんはお友達が大好きだから、毎朝喜び勇んで保育園に行くのだ。 でも夕方に見ると元気がない。 遊び疲れて眠いのかな〜、と思っていた。
保育参観の日も、朝は喜び勇んで教室に入り、途中用事で抜けるときも、元気よく「ばいばい」って言ってた。 でも用事が済んで、保育園に戻り、ひとしきり遊んでから、そろそろお昼ごはんの時間になってくると、くねくねし始めた。 「お腹が痛い。ごはんが食べられない。おやつも要らない。」 ついさっきまで、あんなに元気だったのに・・・? 「ママ帰ったらいやだ。」 だって今朝も風邪で病院に行ったばかりなのだ。 「どの辺りが痛いの?ここ?ここ?」 へその辺り、つまり胃が痛いらしい。
うーん、これはストレス性胃炎と考えるのが相当じゃないだろうか。
仕方がないので、食事が終わるまで付き合うことにした。 最初は食べたくない、と言っていたちーちゃんだったが、食べ始めると、もりもり食べて、おかわりまでしている。
食欲がないのではなくて、食前食後のマナーチェックが不安なだけじゃないかな。
食前食後にマナーを守るのは大切だが、食事がまずくなるようでは本末転倒である。 ちーちゃん自身は、お行儀よくすることの大切さを、頭では理解しているだけに、行動が伴わないことへのはがゆさ、罪悪感は人一倍なんだろう。 おまけに記憶力もいいので、失敗した記憶がなかなか消えない。
大人になったら、そんなに気にならなくなるから。
子の年齢:5歳4ヶ月
ハムスターのケージは寝室に置くことにした。 ハムスターを飼育した経験のあるパパは、ハムスターは夜行性だよ、と注意する。 文鳥だって夜中にごそごそしてたけど、むしろその音がいとしかった、と思う。
しかし、文鳥は夜は寝ていたんである。 ハムスターは夜に目を覚ますのである。
昼間は毛の生えたタマゴでしかないハムスターは、電気を消した途端に俄然張り切って、車を回し始めるのだ!
カタカタカタ・・・・キーキー、カタカタカタ・・・・キーキーキー しつこい!!!
おまけにちーちゃんが寝返りで攻め込んでくる。 ああ寝苦しい。 寝苦しいと思いながら、気がついたら朝陽が射していた。
ハムスターは元通り、毛の生えたタマゴに戻っていた。
子の年齢:5歳4ヶ月
以前から楽しみにしていたハムスターを、とうとう購入することにした。 アパートじゃないから、ペットを飼うのは自由だし、ちーちゃんも来年小学生だから、そろそろお世話できるだろう、ってことで。
満を持して、ペットショップの玄関をくぐると、あろうことか、ちーちゃんはカブトムシに捉えられてしまった。 もうカブトムシの成虫がいるんである(5月末なのに)。早いなぁ。 「これ見に来たんじゃないでしょ!ウチにいるでしょ!」 カブトムシの幼虫が既にいるのだ。世話してないだろ!
誘惑を払いのけてようやく小動物コーナーに行くと、そこには新たな誘惑が・・・。 ママはとっても小鳥が好きなのだ。 あー、オカメインコかわいー。
お店の人に、ハムスターが欲しい旨を伝えて、ケージなどを選んでもらうと、最後に誓約書を書かせられた。 ハムスター1匹¥980−を飼育するのに、誓約書が要るらしい。
誓約書には、「一生大事にします。」とか「飼育に必要なものを準備して、環境を整えます」とか、「病気になったらどこに連れて行けばいいか知ってます」てなことが書いてあった。 一生大事にする、環境を整える、はともかく、「病気になったらどこに連れてくか」まで考えて購入する人いないでしょ?
文鳥を連れて行ったことのある病院名を言ってみた。 「そこなら、ハムスターの手術したって聞いたことありますよ」とのこと。 獣医も家畜専門とか、犬猫専門とか、小動物もOKとか、いろいろある。案外小動物をちゃんと診れる病院が少ないんだよね。
さて、飼い主の資格審査も終わって、ケージもろとも家に帰る。 その間ちーちゃんは、ハムスターの入った箱をうやうやしく捧げ持っていた。
ケージの準備が出来て、ハムスターを放す。 最初はちょっと警戒してるみたい。手を入れたりすると、ジゥージゥーと、意外に大きな声で威嚇してくる。ねずみはチュウだと思ってたけど、違うんだなぁ。
名前は、アニメ「チーズスィートホーム」に出てくる仔猫に因んで、「ちー」なんだって。猫の名前をねずみにつける?ま、いっか。
かのコンラート・ローレンツ卿をして、「見飽きることがない」と言わせしめているハムスターであるが、なーんか毛の生えたタマゴみたいで頼りない。 文鳥なら歌を歌ったり、攻撃してくるんだけどねー。
2009年05月19日(火) |
インフルエンザの猛威 |
子の年齢:5歳4ヶ月
新型インフルが成田空港に到着して、約1週間で神戸、大阪で100人の患者が出た。 ってことは、単純に考えると次の1週間で、中国近畿全体に広まるだろうし、その次の1週間内に本州全土を席巻するだろうな〜。 こうしている間にも、ひたひた・・・、とウィルスの忍び寄る足音が聞こえてきそうだ。
兵庫大阪では小中高校、幼稚園、保育園が休校になっている。 ちーちゃんの保育園も、そのうち休園になったりするのかな。 お友達のママに並んでもらって申し込んだいちご狩りも、催行されるのやら怪しくなってきた。
今回の新型インフルは、弱毒性であることもさることながら、感染率>発症率>致死率であることが、あまり理解されてない気がする。 どんなに伝染性の強い病気であっても、発症率100%ということはないらしいのだ。 つまるところ、最初から最後まで発症しない感染者が、無自覚にウィルスをまきちらし、感染を広げている可能性だってある。
発症しない感染者(不顕性感染者)の上陸を食い止める策を講じない限り、今後本当のパンデミックが襲ってきても、政府はなすすべがないだろう。
2009年05月14日(木) |
気合の入らないお弁当 |
子の年齢:5歳4ヶ月
今日は保育園の遠足だ。 休みボケの頭を冷やす洗礼である・・・。
このところ天候が不順だったか、前日の午後から回復し、朝からスコーンと晴れている。
そしてお弁当なのだが、こちとら引越しや仕事で立て込んでいて、やる気がない。 もう「イシイのお弁当くんミートボール!」でいいんだよ。 あとはさくらんぼと、ブロッコリと、玉子焼きを入れておけば、見た目はおいしそう。
うずらの卵は手間がかかるわりに見栄えが悪いし、プチトマトは食べづらいので却下!
とにかくお弁当は色である。 そして今朝気づいたが、お弁当本体の色とのコントラストも大事である。 一番おいしそうに見える色は、黒か赤じゃないかな? ピンクとか白とかブルーなんかはあんまりよろしくない。 特にブルーなんて、食物の色にはないしー。
海苔をシンケンジャーの顔に切り抜いておにぎりにするつもりが、意外にベリっと破けてしまい、ちょっとヘンな感じになっちゃった。
「冷めてもおいしく、かわいく、食べやすく、食べきれる量で!」
そんなん、できっかよ・・・。
子の年齢:5歳4ヶ月
ちーちゃんは毒のある生き物を見るのが好きだ。 コブラやサソリの絵をよく描いていた。
母親としては、不気味だと思っていたが、ちーちゃんが見たがるので、コブラなどの出てくるテレビ番組をチェックしていた。 そして昨夜、オーストラリアで製作された、地球で一番最悪な毒生物は何か、という番組のダイジェストが放送された。
ダイジェストなのでハイライトシーンをつなげて、正味5分ぐらい。 毒グモが家に入り込んで、靴の中にかくれるとか、生息域の広い毒ヘビで年間2万人が死んでいるとか、とにかく人間への脅威という角度で毒性を分析されていた。
終わった途端、ちーちゃんは泣きべそをかきはじめた。 「こわい。こわかった。見たくなかった。」
ああよかった、やっぱり怖いんだ。 にしても、毒ヘビや毒グモはキケンだってこと、今まで知らなかったんだ・・・。
子の年齢:5歳4ヶ月
動物園の展示で、「かまいたち」なる架空の動物の存在を知ったちーちゃん。 保育園の前を流れる川の名前が「いたち川」なのだが、その偶然の一致が気になるようなのだ。
「いたち川に、かまいたち が来たらどうする?」 「かまいたち は風が吹いたりして空気のないところができると、皮膚がぱっくり割れることなんだよ。」 「ふ〜ん、それで、割れた人もかまいたちになるん?」
いや、割れることが「かまいたち」なんであって、ドラキュラみたいに「かまいたち」に変身するわけじゃないんだよ。
妖怪ありき、で話が始まってるなぁ。
子の年齢:5歳4ヶ月
引越しする直前に、同じアパートの同い年の男の子と仲良くなった。 部屋が向かい合わせなので、窓を開けると、その子の家のベランダが見える。 理想的な環境なんだけど、もっと前に気づけばよかったね。
引越し先もすぐ近くなんだけど、やっぱり同じ敷地内で同じ間取りに済む親近感には変えられないよね。
ともあれ、引越し先にも遊びに来てくれた。
たまたま床に落ちていたルービック・キューブを、キュッキュとやって、 「できた!」 と見せてくれた。1面だけだけどできてる。 「すごぉい。アタマいいね!」 それを見ていたちーちゃんは、劣等感を刺激されてしまったようで。 さんざんひねった挙句、 「もういい。ちーちゃんバカだもん。」 と壁に投げつけた。 ごめんね、ごめんね。よその子を羨ましがったりして。
|