子の年齢:5歳0ヶ月
ちーちゃんは今年からスキーデビューすることになった。 パパがスキー好きなので、毎年泊りがけでスキー場には来ていたが、ちーちゃんはソリ専門だった。 5歳の今年、最初は長靴スキーでいいと思っていた。 しかし、子供用の長靴では雪が入ってしまうので、足が冷たい、と怒り出してしまったそうだ。 そんなことならホンモノのスキー靴を買ってしまえ、ということで、スキー板も購入し、しめて2万円と相成った。 何回使うのかなぁ?
折角だからせっせと行かなくちゃ。
ゲレンデに到着しても、ちーちゃんの行く先は、ソリ用の小高い丘だ。 その更に中腹で、ちーちゃんにストックをにぎらせて、そっと押し出す。 おお〜、なんとか転ばずに滑ってるよ。 ザリガニみたいにストックで地面を叩いている!ははは!
少しづつ高いところから滑り出す。直滑降でも楽しそう。 へっぴり腰も伸びてきて、ストックを体の横に構えるようになってきた。 いいぞ!
大分上手になってきたので、パパがリフトに乗せてゲレンデに連れ出した。 私はスキーをはいていないので、下で待っていた。
しばらくすると、止まりながら降りてくる二人連れが見えてきた。 ボーゲンのできないちーちゃんは、ナナメに直滑降しては、怖くなって転び、ナナメに直滑降しては、新雪に突っ込んで止まりしているのだ。
顔が見えるところまで近づいて来ると、泣き怒りしているのがわかった。 とうとう立ちすくんでしまったので、迎えに行った。 涙と鼻水で顔がぐちゃぐちゃ。 「こわかった?鼻ふいて。飴食べる?」
がんばった、がんばった。 また行こうね。
子の年齢:5歳0ヶ月
お夕飯をレトルトのかに玉にした。お夕飯の献立を考え忘れたのだ。 食事は手作りにこしたことはないが、準備に時間がかかりすぎて睡眠時間を削ってしまうのも問題だし、手作りして箸が進まないと余計に腹が立つ。 そんな訳で用意したかに玉を、大皿に盛ってレンゲで小皿に取って食べていると、
「もう5歳だから、自分でする!」 と言って自分でお皿に盛りながら、 「ずーっとママと一緒にいられますように!」 とお願い事をしている。
なぜ、かに玉で願い事を?
そして、最初に出てくるお願いはソレなのか?
「えーっ?パパは?」 「ずーっと、パパとママと一緒にいられますように!」
「ママのお願い事は?」 「じゃあねー、ちーちゃんが幸せな大人になりますように!」
さて、ちーちゃんはおかわりの時にまたお願い事をする。 「いっぱいいっぱい生きられますように。」 うーん、じーちゃんみたいな願い事だなぁ。幼児らしく即物的な願いはないのか?
「ママは?」 「えっ、ママはちーちゃんが幸せな大人になってくれればそれでいいよ。それだけ。」
それにしても、かに玉で願い事って・・・?
子の年齢:5歳0ヶ月
いつもと同じ平日の朝。 特に寒いとも思わずに外に出てみると、ツルツルに凍っていた。
駐車場で、リアウインドウが綺麗に凍っている車を見つけた。 ボディの霜には何の模様もないのに、ガラス窓には不思議な模様がある。
「まるでクジャクの羽みたいだねぇ?どうしてガラスが凍るとこんな模様がつくんだろう。」
もう少し歩くと、水たまりが凍っている。 水たまりの氷と見たら、割らずにはおられない。まずはママが、 「えいっ、バンバン」 「わー。」 どうやら、水たまりは完全に凍っていたようで、氷は割れずにちーちゃんが転んでいた。 「わーい、スケートだぁ、スケートしたい」 「ダメダメ、転んだらお尻がすっごく痛くなるよ。」
その夜、雲ひとつなく澄み切った夕空に、糸のように細い月が昇った。 「ねえ、お月さま、見える?」 「あ、ホントだ。でもなんかヘン。お舟みたい。お口みたい。」 そういわれてみれば、いつもはナナメに立っている月が、ほぼ水平になっている。 お口・・・? 笑っているお口かしら?少し右上がりに、カーブした口はにっこりというより、ニヤリ。 コバルト色のお空に、オレンジ色の三日月がニヤリと笑っている。 何かイタズラされそうな、まるでハロウィンのような月夜でした。
子の年齢:5歳0ヶ月
ちーちゃんの通う保育園では、年に4回ぐらい保育参観がある。 何でこんなにしょっちゅう、保育参観があるんでしょうね〜。成長期だからかな? 確かに、保育参観に行く度に、同い年のお友達の様子や、設備の使い方など、新しい発見がある。
さて、保育参観で午前半休を取ったので、朝ゆっくりし過ぎて、保育園の朝の会に遅刻しそうになった。
全員着席して、先生が黒板に向って、「今日は1月何日ですか〜、わかる人?」と質問する。 保育園なので、てんでにその場で答えるのかと思ったら、発言ルールが周知されているらしい。 わかった人は手を挙げて、指名された人だけが答える。
ちーちゃんはわからなかったらしく、手を挙げていない。 タテ割り学級なので、3,4歳の子はほとんど答えられないし、5歳の子でも答えられる子と答えられない子がいる。 「ハイ、かなちゃん。」 「じゅうしちにちです。」 「うーん、17日じゃないなー。他にわかる人」 「ここあちゃん」 「にじゅうしちにちです。」 「そうです。今日は27日です。」 すごいなぁ、ここちゃん。 ここちゃんはちーちゃんの仲良しの女の子で、5歳になったばかり。おうちに遊びに行ったとき、ピアノもとっても上手だった。
「では、今日は何曜日ですか?」 また、一斉に手を挙げる。ちーちゃんはこれもわからないみたい。 「かようびです。」 答えたのはなんと、4歳児。すごぉい。
「では、今日は何の日かわかる人!」 これにはちーちゃんも手を挙げた。何と答える気だったのかな? 「発表会の日です。」 と答えたのは別の5歳の男の子。 「うーん、発表会ではないです。他にわかる人」 「・・・はっぴょうかいです。」 「発表会じゃないです。」 さっき違うと言われた答えを、あえて言ってしまうところが幼児なんだなー。 ここで先生は確実に答えを知っていそうな年長の子を氏名する。 「うたをきく日です。」 「うた?惜しい!ピアノとバイオリンの演奏を聴きます。」
手を挙げた子も挙げなかった子も、先生の質問の意味や発言ルールを理解していて素晴らしい。
子の年齢:5歳0ヶ月
ちーちゃんはこの頃急に身長が大きくなり始めた。 3歳頃は去年の服がまだ着れたものだから、小さくなる前に服がぼろぼろになることが多かった。 この子は長く着るから、とヒスミニの服を買うようになった途端、急にぐんぐんと身長が・・・。ううう、もったいない〜、全部ママの手作り服にしてやる〜。
そして、新しく洋服を用意する時に気になるのが、来年に控えた就学だ。 ちーちゃんは今110cmの服を着ているが、110〜120cmサイズともなると、毎年10cmオーダーでは伸びなくなる。 一度買ったら2年間着ることになるかも知れない。
これから買うズボンは総ゴムじゃなくて前開きじゃないと困るんじゃないかな?だって、小学生にもなったら、オシッコするときはお尻出さなくなるんじゃあ・・・。 ママは女なのでよくわからないが、肝心のパパは覚えていない。
早くできるに越したことはないし、まずはパンツの穴から引っ張り出す練習だぁ。
お風呂上りにやらせてみると、ちーちゃんは笑い出す。 ママは何バカなこと言ってるの?穴から出せって? いえいえママは大マジメですよ〜。
「うわぁあぁ・・・。この前りきちゃんが、ここからお○ん○ん出しとったよ。」
ここ、というのは、足の穴のこと。足の穴から出してオシッコしたら、的が外れるわな。 「真ん中から出さんと、下にオシッコしてしまうやろ?」
子の年齢:5歳0ヶ月
更新の間が開いてすみません。 ちーちゃんもそろそろ自我が芽生えてきたようなので、母親がWebにいろいろ書くことが、思春期に足かせになったりしないだろうか、などと考えて逡巡してました。 何人かの方から「続きが見たい」との嬉しいお話もあり、何よりもパパが「書くなら書く、止めるなら止める、はっきりないのが一番悪い」と言ってくれたので、もうちょっと書き続けてみることにしました。
さて、ちーちゃんは5歳の誕生日を迎えてから急に落ち着き始めました。
スーパーで手をつないで歩くようになった。 お風呂では自分で頭を洗うようになった。 早寝早起きするようになった。
シャンプーはちーちゃん用のを買いました。もともと顔が濡れるのは平気でしたが、シャンプーが目に入るのはさすがに抵抗があるので。アンパンマン泡シャンプーを購入しました。 このシャンプーは最初から泡で出てくるので、顔面にタレるようなこともなく、泡切れもいいです。価格のわりに量が少ないのが難ですが、自立の値段だと思えば安い買い物だと。 もう一つ工夫したことは、平日のスケジュールを貼り出したこと。 ちーちゃんにも読めるよう大きな字で、時刻を時計の針の形にして予定を書きました。 7:00 あさごはん 7:30 はみがき、かおをあらう 7:40 きがえ 7:50 しゅっぱつ こうすることで、ママもスケジュールどおりに準備をしなくてはならなくなるし、ちーちゃんは、どうすれば怒られずに済むか判るようになったようです。怒られた場合も、理由がはっきりするので、一方的な怒られ感ではないみたい。
さて、そんなちーちゃんは最近英語に興味があるみたいで、CATVのディズニー英語システムのCMに出てくる、こどものネイティヴくさい英語をききかじりで真似してます。 興味があるんならやらせてみようかな、なんて思うけど、既にピアノとスイミングに通っているので、経済的にも時間的にも限界。 噂によれば、ディズニー英語システムはフルに揃えると50万円するらしい。お試しビデオなんか頼もうものなら、訪問セールスされてしまいそうなので、ウカツに頼めない。 オークションに出てないかな、と思って見たら、結構沢山出ていて、メインプログラムのDVD12本セットで3〜5万円している。 う〜ん、買うべきか買わざるべきか・・・。
2009年01月13日(火) |
話があるんだけど・・・ |
子の年齢:6歳
銭湯で髪を乾かしていると、ちーちゃんがこう切り出した。 改まって何を言うのかな? 「僕に脱いだ服をたたみなさいと言うけど、ママの服はぐっちゃぐちゃだよ。」
ギクゥ!
「すみません。これからはちゃんとたたみます。」 ママなりにたたんでいるつもりだったが、不充分だったらしい。お見逸れいたしました。
|