子の年齢:4歳5ヶ月
このところどうもツキに見放されていて、免停、異動、のトドメに流産した。 胎児が胎胞から成長しておらず、独立した生命体にならなかったことが原因で、何の悔やみようもないのだ。 考えてみると、独立した生命体として出生すること自体が奇跡なんだよ。 って言ってみても、パパには消化できない事態だったようで、何かと言うとメソメソする。 ちーちゃんに「男なら泣くな!」などとエラそうなことを言っているくせに、自分が一番メソメソしてんだよ! 私がどんなにお腹が痛いか、ライフプランが大きく変更になったか、分かってないのか〜。 妊婦だからとアルコールを我慢している隣でビール飲んでたくせに、こういう時だけ「がっかりした〜」と声高に言うのがムカツク。 急に妊娠を中断すると、いろんなことを諦めていたことに気づいた。 アルコールとか旅行の計画とか、激しい運動とか。 アルコールなんて、妊娠する前から飲んでいなかったのに、2ヶ月我慢したと思うと今すぐにでも飲みたくなる。 悲しいからではなく、我慢がムダになったから。 そしてこの先数ヶ月は次の妊娠を計画してもいけない訳で、妊婦になれないお墨付きが来てしまった。 こうなったら今のウチにやりたい放題やっとけ。
子の年齢:4歳5ヶ月
自動販売機でちーちゃんのジュースを勝手に選んだら、「自分で買いたかった」と暴れたので、「そんなに自分でしたいなら、(ジュースだけでなく)自分のことは全部自分でしなさい」と言い放って、以来お弁当のゴハンを自分で入れさせている。 炊飯器の釜はふれるとヤケドする、とか、ゴハンはねばつくので、きれいに入れるのは難しいとか、そんなこと全部ひっくるめて勉強じゃん。 てな感じで、よほどの事情がない限り、保育園に持って行くお弁当のごはんを自分で入れさせているのだが、それを見ていた母が、 「4歳児が自分でお弁当の用意しとる・・・。」 ちょっといじらしい図にも見えるらしい。
「自分の食べたい分だけご飯を入れるんだからいいの!」 「そうやね〜、生きる力をつけてかんなんもんね〜。」 しみじみと納得している。 いや、ま、生きる力ってのは方便で、本当は自分の発言の責任を取らせているだけなんだが、同じことか。
子の年齢:4歳5ヶ月
ひょんなことから、ちーちゃんの保育園のお友達の一家と、近郊のコテージに宿泊することになった。 最初は別のお母さんと企画し、何人か誘うという形だったのだが、いざ予約しようとすると、最初のお母さんは宿泊はしない、と言い出した。
前も会社の保養所に誘ったら、最初は行きたいと言ったのに、仕事が忙しくなったから日帰りにする、と言ったことがあった。 外泊はムリなら最初からそう言えばいいのに。
ってことで、ちょっと寂しいが2家族で夜にBBQとコテージ泊をすることになった。 「誰が来るの?」とちーちゃん。 「ゆうちゃんち。」 「え〜?ゆうちゃんだけ?」 何人か誘ったんだけどね。 ママも最近体調が良くないので、気心の知れた人だけになって、かえって安心だった。 入梅するかどうか心配していた天気は、ちょっと寒いくらいだったが、晴れてくれた。 昼過ぎにスーパーで集合して買出しをし、アルペン村でヤギに餌をやってから、BBQの準備を始めた。
パパは一生懸命炭火を起こし、ちーちゃんとゆうちゃんもうちわであおぐお手伝いをする。 ママとゆうちゃんママは肉や野菜の準備。 ゆうちゃんのパパは、ゆうちゃんの弟のおもり。 やっぱ大人4人はぎりぎりだわ、辛〜い。 なんとか火が起きて、肉やエビを焼き始めると、みんなおいしい、おいしい、ともりもり食べて、体も暖まってきて(気温が低めだった)楽しくなってきた。 辺りも薄暗くなってきて、ランタンに火を灯すと、メンバーの一体感が増してくる。 人数が少ないので片付けもさっと済んで、一台の車に乗り込んで温泉に行く。 パパたちも乗っているので、子供たちは余計に楽しい。 風呂上りにアイスを食べたりジュースを飲んだり、湯上りコーナーを走ってつかまえられたり。
なんとか楽しめてよかったよかった。 そして、ムリな企画で一番苦労させられたのは、パパ。どうもありがとう。
2008年06月12日(木) |
かぶとーむし、その後 |
子の年齢:4歳5ヶ月
取り立てて世話もしていないのだが、なんとか生き延びたかぶとーむしの幼虫くんは、2週間程前に、水槽内をモグラのように暴走したあと、急に静かになった。 時期的にサナギになったのだろう。そっとしておいてやらねば。
ん、待てよ。いつ羽化するんだ?羽化した途端に、「ママ〜お腹が空いて死にそうだよ〜」って言うんじゃないか?運悪く留守中に羽化して飢死したらどうしよう。
イ、イカン。
慌ててそのテのHPを検索してみると、何と衝撃の事実がわかった。 日本のカブトムシは垂直にサナギにならないと、変形してしまうのだそうだ。そのために、サナギになる前にコーヒーの瓶などに入れ替えてやるのだとか。 時既に遅し。ウチのかぶとーむしちゃんたちは、水槽の底にへばりつくようにしてサナギになっていた。
ちーちゃんがめそめそし始めた。 「ちーちゃんだって頭変形しているから大丈夫だよ。」 その言葉には非常に説得力があったようで、ちーちゃんは、ツノが曲がった(珍しい?)カブトムシが元気に羽化するのを楽しみにし始めた。
子の年齢:4歳5ヶ月
ちーちゃんのお洋服のポケットは小さいのでハンカチも小さいが、保育園では頻繁に手洗いをするので、すぐベタベタになってしまう。 日に数回ハンカチを取り替えるので、1日3枚持たせてください、とアナウンスがあった。毎日3,4枚持たせていたら、家のハンカチが底をついた。
あれ、随分買い足したはずなのに。最近見てないハンカチもあるな〜。お着替えの引き出しの中に沢山あるのかな?
教室に入って確かめることにした。 いつもは玄関で、「パッチン、バイバイ」するのだが、今日は靴を抜いてつかつか入っていく。ちーちゃんが手をからめてついて来る。 踊り場の鏡に映った顔を見ると、満面の笑みを浮かべて、今にも溶け出しそうだ。
そんなに嬉しいんだね。かわい〜い。 教室に入ると、色画用紙で作ったカエルとおたまじゃくしが沢山はってあった。 ちーちゃんは一生懸命説明をする。 「お口がさんかくで、『あははは』ってなってるのは、ともちゃんが描いた。」 「ふ〜ん、お腹の黒いのはなあに?オヘソ?デベソみたい。」 「ちがう、ボタン。」 「お洋服着てるの?」 「わからん。」 「おたまじゃくし、オバケみたい顔のがあるよ。」
子の年齢:4歳5ヶ月
天気が良かったので久しぶりにプールに行った。 ちーちゃんは泳げるのだが、なぜか幼児用の浅いプールが大好き。今日も幼児用の浅いプールで先客の3歳前ぐらいの女の子の水遊びの邪魔をする。 ジョウロでその女の子の使っているバケツに水を注ごうとすると、女の子は嫌がってそのバケツを横にずらした。今度は反対側のバケツに水を注ごうとすると、そのバケツも横にずらした。だいたいが女の子は警戒心が強いので、知らない子とすぐに打ち解けて遊んだりしないものだ。 するとちーちゃんは、一緒に遊んでくれない⇒イジワル⇒懲らしめてやる、と思ったようで、持ったジョウロの水を頭からかけようとした。 すると、横で見ていたその子のお父さんが、すごい剣幕で 「なにをする!嫌がっているじゃないか!」 と怒鳴りつけ、ちーちゃんのジョウロを持ったひじをつまみあげ、そのまま除去した。
や〜確かにちーちゃんが悪いけど、たった4歳の子供だよ。そんな警察官みたいな声で怒鳴らなくてもいいじゃん。 「す、すみません。」 と一応謝っておいたが、路上で水鉄砲の水をかけたならともかく、ここはプールである。
さて、ここでちーちゃんはどうするべきか。いたいけな4歳の幼児を演出するために、大声で泣き叫べばよいのである。件のお父さんもおろおろして謝るにちがいない。 ところがちーちゃんは、泣くどころか憤懣やるかたなかったのだ。
オカシイ。何でオレが怒られるんだ。ここはプールだぞ。
そして、同じジョウロで自分の頭から水をかけて見せたり、ママの頭に水をかけて見せたりした後、再び彼女の頭から水をかけようとした! え〜、何やってんだオマエ!そんな親子にもう構うなよ。ってか、とーちゃんが怖くないのか?!頼むからもうやめてくれ〜。
当然、父親に阻まれて、その女の子の頭には一滴の水もかからなかった。 「もう本当に怒るぞ!」 カンカンに怒った父親はその女の子を連れて出て行った。
なんてしつこいナマイキなんだちーちゃん。 今回はうまく行ったかも知れないが、身長100cmに満たない幼児だってことを忘れんなよ。ナマイキも程々にしておかないと、殴られて怪我するぞ。
子の年齢:4歳4ヶ月
ちーちゃんはこのごろいじけむしだ。
パパと食事の後片付けのことで口論になり、「テーブルの上片付けてよ!」と言ったら、「だって智が遊ぼう、と言うんだもん」と言い訳をしたので、「智なんかほっといてよ」と言ったのが堪えたらしく、翌朝朝食の食卓につこうとしなかった。 「智ちゃんなんかほっといて!」 え、パパに子供を言い訳にするな、と言いたかっただけなのに、ちーちゃんがいじけるとは。
「ごめんね。ママは智ちゃんを言い訳に使わないで、ってパパに言いたかっただけなの。」 それを聞いてちーちゃんは怒った顔から甘えた顔になった。
そういえばこのごろ、クラスのお友達に比べてあれができない、これができない、と言い過ぎたかも。 「角を矯めて牛を殺す」とはこのことだ。 ちーちゃんにはちーちゃんの、明るさ、優しさ、真剣さがあるもんね。
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