ちーちゃんままの日記

2007年08月29日(水) ママちょちょ,

 子の年齢:3歳7ヶ月

 引越し費用を捻出するために、有価証券を処分することにした。

 2年前に投資ブームに乗っかって、衝動買いした株が大幅に下落し、損切できずにそのままにしていたのだが、温存すると更に値下がりする。
 20万円で購入して、12万円になり8万の損失、と思っていたのだが、履歴を確認して驚いた。

 購入価格は30万円だった。つまり半値以下・・・。
 その上配当なしの株式で、証券会社預かりになっているから管理料まで取られている。

 その18万円があれば、リゾートのスイートに宿泊したり、エステに行ったりできたのに・・・。

 ママの車のことを「ママちょちょ」パパの車のことを「パパちょちょ」と呼んでいる。
 ちーちゃんが赤ちゃんの頃そう言っていたので、面白がって真似していた。
 親が 「ママちょちょ」「パパちょちょ」と言うので、疑いもなくそう呼んでいたちーちゃんだったが、ふとおかしさに気づいたらしい。

 対向車線を走ってきた、同じ車種の車を見つけ、
 「あっ、ママちょちょだ〜・・・。ママちょちょって何け〜、ちょちょって、おかしいよね〜。『ママの車だ』だよね〜。」
 
 そのとおり!
 自発的に気づけて良かったね。 



2007年08月28日(火) ピアノっていい音だね!

 子の年齢:3歳7ヶ月

 毎週土曜日はピアノ教室なので、機嫌よく行けるよう早めにお昼寝をさせるように気をつけている。が、その日はパパが名古屋から来たり、パパの実家に移動したりと
忙しく、お昼寝が遅くなってしまった。ギリギリまで寝ている。

 「ピアノ教室だよ。起きて。」

 ピアノと聞いて余計ぐずって泣き出す。困ったなぁ。
 マンツーマンのたった30分のレッスンなのだ、遅刻できない。
 落ち着いたところを見計らって車に乗せる。
 今度は教室の玄関で、ママの手を離さない。
 顔をくしゃくしゃにして泣き出した。

 こんな状態で置いていかれても迷惑だと思って、落ち着くのを待つが、先生は「なんとかなりますから、行ってください。」
 こういう時は任せた方がよい。
 教室の外からもちーちゃんの泣き声が聞こえた。

 パパが驚いて、「今日止めたほうが良かったんじゃない?」と言う。
 「先生が大丈夫と言う時は大丈夫なん!」

 レッスンの終わり頃戻ってみると、ピアノの音だけがしていた。
 生のピアノはちーちゃんのシンプルな演奏も美しく響かせる。
 四分音符のドとレとミを弾いているだけなのだが。

 「あれ、智が弾いとるがけ?」
 迎えに行ってみると、ちーちゃんがニコニコしながら出てきた。
 「頑張ったね、上手だったね〜。すごくいい音だね〜。ピアノって。」

 実はウチにはまだピアノがない。
 先生が「まだいいですよ〜」と言われるので。
 パパも感心している今が買い時かな。



2007年08月26日(日) ばいばいしたから、泣かないんだよ。

 子の年齢:3歳7ヶ月

 週末にいろいろ行事が重なったため、ちょっとムリしてパパに帰ってきてもらった。
車で移動しながら順番に用事を片付け、昼食を食べたちーちゃんは眠ってしまう、が1時間も経たないうちに目を覚ましす。眠ったらパパが名古屋に帰るのではないかと落ち着かないのかもしれない。

 少しして、時間が空いたので、パパを早めに帰すことにした。
 泣かれるのを覚悟していたが、意外にあっさりと「バイバイ、またね。」と言ってくれた。
 駅から家に帰る途中、思いついたようにちーちゃんがこう言った。

 「智ちゃん泣かなかったね。ちゃんとバイバイしたからね。」
 「いつもは起きたらパパが居なくて、バイバイできなかったから泣くの?」
 「うん。そうだよ。」
 「じゃあ、パパに言っておいてあげるね。帰る時に寝てたら起こしてバイバイしてね、って。」
 「うん。そしたらパパね、(声を変えて)『オイ、智ちゃん、帰るよ。バイバイ』って言うんだよ。」

 彼なりに、悲しい局面を分析して理解している。
 逞しくなったね。



2007年08月23日(木) 「おとうばん」の真実!

 子の年齢:3歳7ヶ月

 「だいきくんカタカナすらすら」事件の後、ちーちゃんにひらがなを覚えさせようと躍起になったが、涙を流して抵抗され、諦めざるを得なくなった。
 わたしは割と小さいときから一人で本を読んでいた記憶があるし、パパも(最終的にはあまり勉強しなかったが)、文字の習得は早かったらしい。

 小学校2年生までには読めるようになるだろう、と思うが、この識字意欲の低さは何なんだろう。
 文字の習得の遅さが即ち就学後の学力の差にならないだろうか・・・?
 
 心配になって、保育園の連絡帳に書いてみた。
 「ひらがなを覚える気がないようです。ねこぐるーぷ(年中児)になって『おとうばん』(児童が出席をとらなくてはならない)ができないよ、と言うと泣いて抗議します。」
 すると、先生から、だいたい以下のようなお返事が来た。
 「もっと大きい子でも文字に興味がない子はいます。『おとうばん』は文字を読んでいるというより、名前を覚えて言っている子もいます。」
 なあんだ、そうなのか。差し迫った危機は回避された。
  
 というのも、「だいきくんカタカナすらすら」事件以来ちーちゃんが些細なことでつっかかってくるようになったのだ。
 
 「あのね、智ちゃん。先生がね、「おとうばん」はひらがなが読めなくてもできます、だって。」
 それを聞いて、ちーちゃんはとっても満足したようだった。



2007年08月20日(月) 食品添加物

 子の年齢:3歳7ヶ月

 お菓子作りが好きなので、我が家にベーキングパウダーは欠かせない。
 自然食品の店で偶然見つけた、アメリカ産のアルミニウム無添加のベーキングパウダーを使っているのだが、このベーキングパウダーが危険だと実母に怒られた。
 
 缶ブタに全成分が表示されていて、天然成分でないものが沢山書かれていて怪しげだ、おまけにアメリカ産!ということらしい。
 
 いや、このベーキングパウダーは、他のベーキングパウダーより安全だということなんだよ。大体お母さん、国産のベーキングパウダーに何が入っているか知っていて言ってるの?既製品のクッキーやドーナツにだって何がしかの膨張材が入っているんだよ。

 食の安全に厳しいのはいいことだが、食器洗い洗剤や洗濯洗剤には何が入っていても平気。 
 おまけに庭にふんだんに殺虫剤を撒いている。殺虫剤の安全性は気にならないのか?

 昨今の無添加ばやりにも一言言いたい。
 そんなに無添加にこだわるなら、自給自足の生活をしたまえ。
 添加物は諸悪の根源ではなく、旨さや経済性とのトレードオフなのだ。



2007年08月17日(金) かわいいだけじゃ、ダメかしら?

 子の年齢:3歳7ヶ月

 というタイトルの映画があったような気がする。
 
 昨日保育園のお迎えのときに、ちーちゃんより遅く生まれた男の子がすらすらカタカナ(!)を読んでいた。
 ひらがな→カタカナという順番に覚えるのが普通なので、
 「えっ、凄い。もうカタカナ読めるの?」
 と聞いたら、
 「ウチの子は国旗オタクなので、国旗で字を覚えたの。」
 とのこと。
 「そういえばカタカナだけ拾い読みしてるね。」
 と言うと、
 「みそしるだって読めるよ。」
 と本人が主張する。
 
 がーん。
 ちーちゃんより背が高く、ハンサムな上に頭もいいのね・・・。
 ちーちゃんなんて、自分の名前もやっとだ。

 「ねぇ、だいちゃん、カタカナすらすら読んでたよ。智ちゃんどうするの、お当番できないよ。」
 4歳からクラスの出席簿を読み上げなければならないのだ。
 「うるさ〜い。あっち行けよ。」
 「かわいい、って言われるのもあと2年だよ。あとは中身が勝負なんだから。」
 「キライだ。あっち行け〜。」
 にくたらし〜。



2007年08月05日(日) サージェント・トムの塹壕大作戦

 子の年齢:3歳6ヶ月

 海は閑散としていた。
 浜茶屋の椅子やテーブルは積み重ねてある。

 エメラルドグリーンの海はというと、日本海の荒波と化していた。
 「遊泳禁止?」
 「いや、泳げるよ。泳いどる人も居る。」

 あまりの風の強さに、ビーチパラソルを立てるのは断念。代わりに浜茶屋のビーチハウスを借りることにした。
 途中で近くのリゾートホテルに散歩に行くと、エレベータの窓から、近くのキャンプ場のジャンボリーの様子が見えた。
 「きしゃぽっぽ!」
 なんと、アトラクションで、おもちゃの汽車みたいな乗り物がある。
 海はそこそこに、ジャンボリーに入り込んで、汽車に乗ったり、くじを買ったりした。

 トレーラーハウスに着いた途端に雨が降り出した。

 翌朝、空は晴れ渡っていた。
 そして海も、やったー、エメラルドグリーンに戻ってる。
 浅瀬に小さなお魚も見えるが、ちーちゃんはひたすら穴を掘り、バケツで水を運んでいる。
 折角イルカの浮き具も買ったのに、波打ち際で追いかけっこするのが精一杯だ。
 
 穴の中に入って、穴の砂を掘り出し、穴の横に積み上げていく。
 その砂は次第にちーちゃんの小さい体を隠していく。
 その姿は、塹壕にかくれる兵士そっくりだった。

 「おい軍曹、塹壕はできたか?塹壕を死守しろ!」 



2007年08月04日(土) うみ

 子の年齢:3歳6ヶ月

 台風一過。
 土曜の朝8時に鉢ヶ崎海水浴場に出発した。
 能登半島のほぼ北端にあるビーチで、白い砂浜にエメラルドグリーンの浅瀬が広がっている。
 とても日本海とは思えないような美しいところだ。

 但し、家から片道4時間かかる。

 そして、家族旅行なのに現地集合だ(爆)。
 
 わたしは、一人で海の用意を車に積み込み、ちーちゃんを乗せ、地図を調べて、能登空港に向かった。

 ちーちゃんはチャイルドシートに縛りつけで、ママは運転だ。
 こんな状態で3時間もつだろうか・・・?

 雰囲気を察してか、海への期待からか、ちーちゃんは2時間の間、歌ったり喋ったり上機嫌で過ごしてくれた。
 そしてそのうち疲れて眠ってしまった。

 七尾を通り過ぎたあたりから、小雨が降り始めた。風も強い。
 少し道を間違えたが、すんなり空港に着いた。

 到着ゲートから出てきたパパは、スーツに革靴!
 仕方がないのだ。直前まで会社の研修旅行に行っていたので。
 「サンダルは?」
 「ないよ。」
 現地調達するしかない。

 路面はまだ雨で濡れているが、ミッションは計画通り進んでいる。
 わーい楽しいな〜。

 そして、積荷を下ろして、ビーチに近づいていくと、あまりの強風で白い波頭が立っていた!!!



2007年08月02日(木) 雨ニモマケズ、風邪ニモマケズ・・・

 子の年齢:3歳6ヶ月

 台風が直撃するというのに、どうしても海に行かなくてはならない。
 4月から予約していたのに、何でわざわざ能登を進路に取るのだ〜。
 小笠原高気圧め〜。 

 パパの会社の研修旅行にちーちゃんの夏風邪に、更に台風まで加わって、何で私たちのささやかな家族旅行のジャマすんのよ〜。
 飛行機が飛ぶ限り、パパは直接能登空港に到着してしまう。
 どんなに台風が怖かろうと、私たちは能登空港まで行かなくてはならないのだ。

 もはや家族旅行というよりアドベンチャーであり、ミッションである。
 おそらく母に引き止められるだろうが、「止めてくれるなおっ母さん、背中のイチョウが・・・」と言って出なければならないのだ。

 まだ油断はならない。一番悪いパターンは、飛行機がとりあえず離陸して結局引き返す、とか小松空港に着陸する、という場合だ。
 引き返したことがわかっても、私たちはすでに能登半島の半分まで来ている可能性が高い。
 途中で倒木に道をふさがれて迷子になるとか、なんとか着いたところで遊泳禁止になっているとか、本当にどうなることやら。


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