子の年齢:3歳6ヶ月
前日の夜から微熱があったので、保育園を休んだ。 病院に行くのを非常に嫌がったが、いざ行ってみると、先生にくすぐられて笑っている。
週末に泊りがけで海に行く予定になっているので、なんとか治したい。 この日のために4月からスケジュールをたてていたのだ。
幸いノドが赤いだけで元気はある。 熱もあがらなかった。 大丈夫、と思ってお昼に海鮮丼を食べに行ったら、お店で「おえー」と吐いてしまった。 お腹は弱くないので、いつもノドがおかしくて吐く。 病気はひどくないのに、吐くことで消耗するのが心配だなー。
その後も元気にお散歩したりして、お風呂に入って寝たのだが、翌朝出かける前にまた、「おえー」
海岸でこんな風になったら大変だ。 暑い戸外や車内で吐きまくったら、脱水症状になってしまうかも・・・。 海に行くのはムリかな・・・。
そのとき、ふと思い出した。 ちーちゃんはよく吐くのだが、だいたい咳止めの薬を飲んだ直後に吐く。 あんまり吐くので、折角貰った薬を飲まずに自力で治すことが多かった。 病院の薬が効かないな〜と思っていたが、実は飲ませられないことが多かったのだ。
そんなこともあるのね〜。
2007年07月28日(土) |
ひらがなが覚えられない・・・ |
子の年齢:3歳6ヶ月
いつものようにプールに行くと、かわいい声で「ともちゃん!」と呼びかけられた。 見ると、保育園が一緒の「ここちゃん」と、「スッチー」という女の子がママと一緒に来ていた。普段からよく一緒に遊んでいるので、すぐに合流した。 スッチーは4月から幼稚園に移った(元々一時保育だったので年少から入れなくなったらしい)。ついついちーちゃんは、いつも保育園で一緒のここちゃんの方ばかり向いてしまう。 ここちゃんとちーちゃんが手をつないで走り去る。スッチーが取り残されてしまった、ごめんね。本当はここちゃんと2人で来てたのに。 プールから上がり、レストランで食事することになった。 食券を買って、番号札をもらう。27番。 それぞれ番号札を持って席に座って待ってると、スッチーが 「に、なな、って書いてある。」 と言う。 「わーすごいねー。スッチー数字読めるんだ。」 と言うと、 「え、ひらがなも読めるよ。」 とスッチーのママ。 「えっつ?ここちゃんは、読めるの?」 「ここも読めるよ。」 がーん。
二人とも12月生まれなので、月齢も同じなのに、ちーちゃんは自分の名前も読めない。
家に帰って絵本の表紙を1文字ずつ訊いてみる。同じ文字が繰り返し出てきても、さっき私が何と発音していたか全く覚えていない。お互いにイライラしてくる。 「何で覚えてないの?」 「早く読んでよ!」
そんな私たちを見て、母が一言。 「ヒロミチお兄さんもあんまり賢くないらしいから。」
子の年齢:3歳7ヶ月
あれ、本当に3歳7ヶ月だっけ?本当は3歳6ヶ月じゃない? スミマセン。まだ3歳6ヶ月でした。いつ繰り上がったんだ?? 昨日は、 「夏だぁーっ。全身全霊で夏だぁーっ。」 という天気だったのに、 今日は再び 「旦那はん、まだ梅雨明けてまへんえ。」 という天気になってしまった。 ちーちゃんは、ばぁちゃんが夜中に何回もタオルケットをかけなおしているにもかかわらず、声が涸れている。 昨日あまりにも泣いたからか。
保育園からの帰り、気まぐれで、「智ちゃんのおうち(夫の実家のこと)行きたい」といい始めた。 数日前にあかりちゃんという4歳のお友達が「あかりはもう4歳だから、一人でおばあちゃんちに泊まる」と言っていたことがあって、「智ちゃんもじーちゃんところに泊まる?」と訊いていたことがあったのだ。 ふとそれを思い出し、今日ならできる、という気分になったらしいのだが、平日の夕方にお泊りを思いつかれるのは困る。お着替えもないし、明日の保育園の準備もしてない。 途中で気が変わるだろうと思って、家まで連れて行ってみるが、知らん顔して夕食のカレーを食べ始めた。 「お泊りする。」 そうなると義母も俄然張り切って、「着替え持ってこられ。」
うーん、だから嫌なんだよ。 ちーちゃんが義父母とお泊りするのはいいが、そのあと義母が勝手にスケジュール組んで、月に1回泊まりに来いとか、○月○日ならお互いに都合がいいだろう、なんて決めてしまうのが嫌なんだ〜。 あー、やっぱりダメだ。とにかく連れて帰ろう。 無理に抱えてチャイルドシートに据付ける。 その後のちーちゃんの暴れようといったらなかった。
考えてみれば可哀想なことをした。 「一人でお泊り」をイニシエーションのように動機付けしたのはママなのに、実行しようとすると邪魔する、ように映るよな。
子の年齢:3歳7ヶ月
銭湯ではかなり泳ぐちーちゃんだが、プールでは深さ30cm程度のプールにしか入りたがらない。あんなに泳げるのに勿体ない。60cmぐらいのプールに入ればもっと楽しいのに。
なんでかな〜? 今日はくもりで気温も低めなので、屋外プールで上半身を出していると(大人には浅すぎるので)ぞくぞくする。 寒〜い。 ちーちゃんを視界に納めながら少し離れたスパに入る。 暖か〜い。ほっとしながら眺めていると、ちーちゃんはしばらく水遊びをしていたが、やがて、大人用の深いプールに向かって歩き始めた。
「えっ、智ちゃん、そこ深いよ。ムリムリ。」 深いと言っても120cmぐらいなので、小学生は沢山入っている。つまり楽しそうな声が聞こえる。 「ママと一緒なら入れるけど、入る?」 「うん。」 腰と両腕に浮きぶくろを付けて、ビート板をもたせる。 最初はわたしにしがみついていたが、お腹を支えてビート板を持たせると安心して浮き始めた。 「もう、手放したよ。大丈夫だね。」 慣れてくると、ビート板も要らないようで、腰と腕の浮きぶくろだけで楽しそうに泳いでいた。 すげー。一体誰に似たんだ? 見回してみるともう一人、ちーちゃんと同じ年ぐらいの女の子が、同じような格好で泳いでいた。意外といるもんだな。でも女の子なのに凄いな。
子の年齢:3歳7ヶ月
保育園で、数字の書き方練習をしてきたらしい。 1〜0までの数字が書かれたマス目の中に、イトミミズが沢山書いてある。
全部イチになっとるやん。
心配なので、お風呂用の数字のスポンジで数字の勉強をさせることにした。 「はい、これ(1)は?」 「いち」 「これ(2)は?」 「にー」 「これ(5)は?」 「にー」 「えっつ?」 「さーん」 デタラメだ・・・。
やる気がないのかと思っていたが、彼なりに真剣らしい。 朝食の支度をしていたら、カレンダーを見て、 「あっ、『さん』がたくさんある。ここにもここにも『さん』があるよ。ほら、ほら。」 「あ、本当だね〜。」 「『に』も沢山あるよ。ここにもここにも。」 「じゃあ、これ(6)は?」 「まる〜。」 まるってなんじゃい。
子の年齢:3歳7ヶ月
銭湯に行った。 4,5才ぐらいの女の子がお母さんと一緒に来ていた。かしこそうな子なのだが、歩き方がちょっとおかしい。 湯上りにベビーベッドの上で下着を着ていた。片足で立つのが大変なのかもしれない。
ちーちゃんが、早速見つけて大声で報告する 「あんなに大きいのに赤ちゃんのところにおる〜。おかしいね〜。」
困ってしまった。 その子がそこで着替えることに、誰も異論はないのだ。 立ったまま着替えるのが大変そうなんだもの。
「いいが〜。きっと倒れやすい子なんだよ。」
するとその子のお母さんが、 「倒れやすくないよね〜。」 と言って、女の子をベッドから下ろして床に座らせてしまった。
うーん。同情されたくないのは分かるが、他にどうすればいいんだ・・・。 同情なんかしてねーよ。そのままそこで着替えさせてやってくれよ。
女の子は脱衣場の床にぺたんと座って、パジャマのボタンをとめている。 ちーちゃんは、その女の子が珍しいので、気になって仕方がない。 「お名前は?お名前は?」 「そんなこといいから、早くパンツはきな!」
あああ、なんだかイヤな構図だな。 立ったまま着替えるのが難しい女の子と、ちんちんを出したまま逃げ回るちーちゃんと。
子の年齢:3歳7ヶ月
7月から急に梅雨らしくなり、保育園のプール開きがのびのびになった。 ちーちゃんは毎朝天気を気にしている。 今日はプールに入れるかな?
不憫なので週末にプールに連れて行った。 自分でビート板を持ってきて、一生懸命キックで進む練習をしている。 おおお、一応浮いてるぞ。
昨夜はたまたま銭湯に行くことになって、一人で子供用の浴槽に行ったちーちゃんを見張っていたら、鼻をつまんで何度も潜っている。 な、何をやっているんだ・・・。 呆れてしまった。 すると知らない人が、 「あの子泳ぐわ〜。顔が濡れても平気なんだから、ちょっとバタバタすると進むよ。」 と言う。 「だといいんですけど・・・。」 だって、ここは風呂だぞ。
しばらくすると今度は、キックで進む練習を始めた。風呂なのだから当然ビート板はない。 おおお、浮いている。しかしここは風呂だ。 「智ちゃん、上手なのはわかったから、ここお風呂だからね。のぼせるし。」 顔が赤くなっている。
いつかグラン・ブルーのエンゾみたいに、プールサイドでピアノを弾いてね!
子の年齢:3歳7ヶ月
というDVDを見た。 内容は殆ど期待してなくて、主演のアン・ハサウェイが可愛いくて、お洒落な服を次々着るんだ〜というのが楽しみだったのだが、最後にガツンとやられた。
イジワルな上司役のメリル・ストリープが、ライバルを蹴落とすために、腹心の部下の昇進のチャンスをつぶしてしまう、というシーンで、非難するsアン・ハサウェイに 「そんな馬鹿げたことを言うなんて、自分のキャリアの先が見えてないのね!」といったような内容のことを言ったのが印象的だった。 結局、アン・ハサウェイはその仕事を辞めるので、その上司のやり方を是認しない、ということなのだが、その台詞は確信をついている気がした。 私のキャリアアップは私だけの幸福ではなく、同僚の幸福でもある、と考えて、わからんことがあったら、人の仕事のジャマになっても訊きまくれ。 と私の耳には聞こえた。
子の年齢:3歳6ヶ月
自分で言うのもナンだが、私は文学少女だった。 エリナー・ファージョンのように自宅の地下に図書室を持つのが夢だった。 と言う訳で出産に当たって絵本をいくつか購入した。 自分が読んで好きだった本は当然購入したが、中身を見ずに評判だけで購入した本もあった。 そのうちの1冊が「三びきのやぎのがらがらどん」なのだが、母と二人で読んでみて首をかしげた。 「これ、どこが面白いの?」 何が言いたいのかサッパリわからん。
と言う訳でこの本は部屋の隅にしまいこまれた。 ところが昨夜、ちーちゃんがこの本を自分で見つけてきて、大好きな本だから読んでくれ、と言う。 どうやら保育園で読んでもらったことがあるらしい。 「え?この本?おもしろい?」 ちーちゃんが好きなのなら読まないことはないが、なにやら外国語の本を読んでいるようで、どう音読してよいか分からない。 ちーちゃんの反応を見ながら呼んでみる。相変わらず何が書いてあるのか分からん。どこが面白いんだろう・・・? どのページで面白さを感じるんだろう、と思いながら読んでみるが、ちーちゃんの表情は変わらない。 うーん、読み手が悪くてつまんなかったかな?
ところが読み終わると、もう1回読んでくれ、と言う。 お気に入りの本らしいのだ。 どう読めばいいんだ〜。わからん〜。
子の年齢:3歳6ヶ月
2階の部屋でパパと電話していたら、ちーちゃんが追いかけてきた。 手にタオルでくるんだ小さい風船を持っている。 「あかちゃんだよ、おーよしよし。」
よくある「お世話ごっこ」だ。 と、ここまではよかった。風船がすべるので、タオルはいつの間にか床に落ちた。 階段の上り下りもすっかり慣れてきたので、わたしはさっさと階下に降りた。 ちーちゃんはおそらく、風船にタオルをまきながら階下に下りようとしたのだと思う。 ダダダダッツ、ゴン
すごい音がして、慌てて見に行くと、ちーちゃんは階段の中ほどのところにひっかかるようにして転がっていた。 慌てて抱き起こすと、わー、と泣き出した。 「どこが痛いの?」 と訊くと、股間のあたりを押さえるので、これはおちんちんを打ったのか?と思って、床に立たせてトントンするともっと泣く。 痛いのはおちんちんの上のあたりらしい。赤くなっている。 ここは何のあるところだろう? 「他に痛いところは?頭は?」 すごい音がしたわりに、打ったのは下腹だけ。それもすぐに収まって、いつの間にか布団で寝息を立てている。
本当に大丈夫なんだろうか? ちーちゃんは慎重派なので、今まで怪我らしい怪我はしたことがないのだ。
夜中に突然吐いたらどうしよう・・・。 本人は大丈夫と言っているから、一応保育園の連絡帳に階段から落ちたと書いておこう。
翌朝もけろっと起きて普通に保育園に行った。 お迎えに行くと、先生に呼ばれた。 「なんともなかったですよ。子供って上手に落ちるわ〜。」 そういうことか〜。
子の年齢:3歳6ヶ月
あーなんかもう、仕事が凄くイヤだな。 同居もイヤだ(という訳でいろいろ口実をつけて実家に非難している訳だが、表立って理由を説明していないので、義母は早く帰って来いという姿勢むき出しである)。
両方からとっても逃げた〜い。 手っ取り早く仕事を辞めて、子供と名古屋に引越そう、と考えたのだが、ママ友と話すと、今仕事を辞めて、子供が小学生になった頃には何も残らなくなるよ、と言われ、ちょっと考えが揺らぐ。 それに、ちーちゃん自身も3歳にもなると、仲良しの友達もできていて、別れがとっても辛そうだ。 それはぐずぐずすればする程、ちーちゃんの精神の中で友達の比重が大きくなっていくのだ。 折り返し地点に来ている自分の人生(鏡を見るたびに思う)。どうデザインしていくか。ここで仕事を降りれば、ますます老化が加速するかも知れず・・・。
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