ちーちゃんままの日記

2005年11月30日(水) あんぱんチッチ

子の年齢:1才10ヶ月

 アンパンマンが好きらしい。保育園で覚えてきたのだろうか。小児科などで見た時にはあまり興味を示さなかったのだが、最近識別するようになった。
 何故だか「あんぱんチッチ」と呼ぶ。
 
 鼻づまりで苦しくてあまり食欲がないので、ゴハンのかわりにパンを食べさせてみようとパン屋に寄った。お約束の「アンパンマン」パンが売られていた。
 こんなもの誰が買うのだろう、と今まで思っていたが、「あんぱんチッチだよ、食べる?」と聞くと、こくんとうなづく。
 お金を払うとすぐに持たせろと言う。
 袋に入ったまま渡すと、「あけて、あけて」と言う。
 仕方がないので赤信号で停まったときにあけてやると、車から降りた時には半分平らげていた(そして顔中チョコレートで茶色くなっていた)。
 
 流石はよい子の味方アンパンマン。
 因みに、翌朝別のパン(柔らかいメロンパンみたいなの)を食べさせようとしたら、「いやいやいや」と言って食べなかった。



2005年11月29日(火) 顔が濡れても!

子の年齢:1才10ヶ月

 もともと洗髪の時にシャワーをかけても泣かない方だったが、最近はますます平気になったらしく、自分でお湯を汲んでは顔からかぶるようになった。
 頭からではなくて、天を仰いで顔からかぶるのだ。顔を濡らすのが好きだとしか思えない。

ベビースイミングの類には行ったことがないのだが、不思議なものである。

 車好きが高じたのか、シルバーメタリックのスパシオを見つけると、「パパ、一緒」と言う。
 必ずしも不在のパパを懐かしんでいるわけではないようで、黒い軽のハイルーフを見つけると「ママ、一緒」。一種の名前当てゲームなんだろう。



2005年11月28日(月) 心がざわざわ

子の年齢:1才10ヶ月

 このところ病院から足が遠のいていたが、とうとう一昨日からひどく咳き込むようになった。
 小児科の駐車場が混雑するのを尻目にしてきたが、とうとう自分も中に入ることになったか。
 
 土曜の夜だったので仕方なく、月曜の朝病院にかかることにする。
 平日の朝病院に行くのは一種の賭けだ。
 短時間勤務にしているので、うまくすれば病院に寄って、保育園に預けて通常通り会社にいける。

 その前に洗濯して干して、朝食を作って、片付けて、いつもより1時間早く家を出る。
 まず味噌汁を作り、食べる前に洗濯を干し(その間にちーちゃんが起きてしまうので、抱っこして連れてくる)、布団をたたみ、着替えて、着替えさせ、その間にじーちゃんが魚を焼いてくれる。
 食べる、じーちゃんが食べさせてくれる(あまり食べない)、上着も着せてくれる。
 その間に食洗器に食器をセットして、スタートして出かける。

 いやこんなことツラツラ書かなくてもいいんだけど、やればできるもんだな、と。
 病院に着いたら既に診察券が3枚出ていた。がんばったけどウチは4番目。
 他所のうちは多分、パパが出勤途中に受付だけしてくれるんだ。

 それから待つこと1時間。診察が終わって薬をもらって病院を出たのが8:40だった。ギリギリだ。
 保育園でお薬を飲ませてもらう時は書類を書かなくてはならない。月曜日な上に、待合室でゆったりしていたので、ちーちゃんは「今日も一日ママと一緒♪」と思っていたようで、泣いてしまう。
 おかげで余計手間取って、会社に着いた時には9:00それからトイレで化粧して、席に座ったのが勤務時間の4分前だった。

 卓上カレンダーを見てびっくりした。
 今日は職場のろう者の人が社長とのお食事会に出ることになっていて、同席するよう頼まれていたのだった。
 危うく午前半休取るところだった。

 しかも妊娠してから殆ど手話を使っていないので、オロオロだ。
 午前中にいくつか単語を思い出してみる。

 そしてお昼。
 なるべく書いて説明しようとするが、要約筆記は習ったことがないので、会話のスピードについていけない。途中で手話にしてみたり、わからなくなったら書いてみたり、そのうち話の流れがわからなくなったり、
ほんとにオロオロ。ろう者の人の方も、紙と手とどちらを見ればいいのかわからなくて(しかも手話は間違いだらけだし)大変だったと思う。おまけに彼女が熱心に話し出した途端、読み取りもできなくなって・・・。
文がつながらなくなってしまった。

 中途半端な手話は人に迷惑をかける。勉強する時間がない以上、手話は使わない方がいいのだろうか。



2005年11月25日(金) 卒乳とイノチェンティ宣言

子の年齢:1才10ヶ月

 自然卒乳のために今でも頻繁に授乳している。
 ご飯も食べるけど、眠たい時だけおっぱいを飲むというのが、ありがちな「断乳できない」パターンだが、ちーちゃんはもっと頻繁に飲む。
 のどが渇いたときの水代わり。朝起きたときや、帰宅した時などの挨拶代わり。
 本当によく飲むし、遊び飲みなので、飲ませている間は身動きが取れない。お風呂の支度をしている時や、料理をしている最中などに「ぱいぱい。ぱいぱい」と来られると、困るし疲れる。
 おまけに食べる量も少ないので、母などは、いい加減におっぱいやめたら?と言う。

 本人が止めたくなるように仕向けるのは卒乳ではないと思うので、一度も断乳を試みたことはない。何らかの理由があって飲ませられない時も、跡で必ず飲ませている。
 その子にとっておっぱいが本当に必要なものなら、ごまかして飲ませなかったりするのは信頼関係を損なうことになると思う。
 ママは小さい嘘をつくことはあるけど、一番大事なところでは絶対に裏切らない、ということをおっぱいを通して伝えたい。
 それが私の卒乳に臨む考えだ。

ところがその点がなかなか周囲の理解を得られない。母はわたしの健康を削る行為だというし、夫は外出先で授乳しようとすると怒る。

 ユニセフのイノチェンティ宣言(1990年)というのに、「子どもたちに適切で十分な食べ物を補いながら、2歳かそれ以上まで母乳育児を続けるようにしましょう。」と書いてあるそうで、2歳にもならないちーちゃんがおっぱいを飲んでいても、世界標準から見てなんら恥ずかしいことはないのだ。
 あーどうしてこの未開の国では、WHOで批准されているようなことを、いちいち説明して回らなくてはならないんだろう。



2005年11月22日(火) サルヂエ

子の年齢:1才10ヶ月

朝、いつものように靴下を履かせた。
廊下が寒いが、大人のようにスリッパでは歩けない。
去年の靴下をそのまま履かせているが、ちょっと無理があるようだ。
「イタイ、イタイ」と言って嫌がる。
靴下を買わなくては、と思ってはいるが、つい忘れてしまう。

と言うわけで、だましだまし小さい靴下を履かせて、台所で用事を済ませて部屋に戻ってみると、なにやら私のバッグに手を入れている。
今までなら、バッグの中身を全部取り出して撒き散らすところだが、今日はなにやら、元に戻そうとしているようだ。
開いてみると、ちーちゃんの靴下が片方だけ入っていた。
靴下を履きたくないので、脱いで隠すことにしたのか。
いつのまにそんなサルヂエを身につけたのか。



2005年11月18日(金) 一人称

子の年齢:1歳10ヶ月

保育園の帰り、初めて自分の名前を言った。
わんわ、コーキ(ヒコーキのこと)、ママ、パパ、じーちゃん、ばーちゃんはハッキリ言えるのに、ちーちゃんを指差して、「誰?」と聞くといつも、恥かしそうに黙っていた。
ママのブーツを見て、「ママ、たった(靴)。」と言うので、ちーちゃんの小さい靴を指差して「じゃぁ、これは誰の?」と聞くと「ともちゃん」と言った。家ではいつも「ともたん」と呼んでいるので、先生の呼び方を覚えたのだろう。
返事を期待していなかったので、びっくりした。
「そうだよ。上手だね。すごいね。」

夜におばあちゃんが、保育園にどんなお友達がいるの?と聞くので、「だいちゃんがいるね。」とヒントを出すと、「だいちゃん、だいちゃん。」と言うのだが、「ココちゃんも居るよね。」と言うと必ず「あっち行って。」と言うのはどうしてなんだろう。
ココちゃんはかわいい女の子なんだが、いつもお友達をどついている。その時に「あっち行って。」と言ってるんだろうか?子供の印象は正直でおかしい。



2005年11月06日(日) ヒトより動物


子の年齢:1才10ヶ月

 久しぶりの晴れた週末、家族で動物園に行った。
 着いてすぐにキリンを見に行った。
 -大きいねー、首が長いねー。
 とにかく大喜びで駆けていく。来園者が餌(木の葉)をやれる時間で、運良く1番最初に餌やりができた。
 ちーちゃんはキリンを全く怖がらず、背伸びしてキリンに葉を与えていた。
 次の順番の5才ぐらいの男の子は怖がって、後じさりして逃げてしまった。
 キリンはその葉が大好物らしく、どうにかして食べようとするのだが、男の子はますます怖がって泣きそうになりながら逃げる。
 キリンが可哀相だ。
 他にも怖がっている子がいた。
 スゴイじゃん、ちーちゃん。

 お昼になって、芝生広場の古い消防車で遊びに行った。
 -ちょうぼうちゃ、ちょうぼうちゃ
 と走っていくのはいいのだが、他の子供たちを見て、立ち止まってしまう。消防車が大好きなのに、先客がいるだけで躊躇してしまうのだ。割って入って勝手に遊ぼうとか、他の子と一緒に楽しもうとか、そういう考えはないらしい。
 
 キリンは平気なのに。

 そういえば私もそうかも。
 知らない人やあまり親しくない人と接するとき、心理的距離がうまくつかめなくて、面倒くさくなって無視したり、冷たい人だと思われたりしがちだ。
 ただの赤ちゃんだった筈なのに、いつの間にそんな処世術を身につけてしまったんだろう。

 ちーちゃんにはそんなつまらない大人になって欲しくない。
 私からお手本を見せなくては。今日から始めなくては。



2005年11月02日(水) としおんな

子の年齢:1才9ヶ月

 夕方のローカルニュースを聞くともなく聞いていたら、年賀状の発売日のニュースをやっていた。
 −犬をさまざまにデザインした葉書が発売されました。
 というニュースに、「何で犬なんだろう、犬かわいいけどなー。」
 なんてずうずうしくも思っていたら、来年は戌年、つまり年女なんである。

 35+1=36(才)

 ってことは分かっているのだが、改めて「としおんな」と言われると、24才には見えない以上、「おおどしま」と、言われているような気がするんである。

 会社の健康診断でもバリウムを飲み始めるしね!押しも押されぬ中年だ



2005年11月01日(火) ぱりっとしない・・・

子の年齢:1才9ヶ月

 脱水機で脱水して干しても、あまりパリっとしない。
 それだけ寒くなってきたってことかな。

 数日来義母が体調を崩して、先週の金曜訳の分からない言いがかりをつけてきた。
 夕食に40分も遅刻した、と言って怒っている。

 事前に20分程遅れる、と連絡して、20分だけ遅れたのに、間違いなく40分遅れた、と言い張って譲らず、部屋から出てこない。
 別に出てこなくてもいいのだが、また出てきて何か言うかと思うと、気分が悪くなってくる。

 もう家事をしない、と言うので週末にまとめて食材の買出し⇒下ごしらえをしたら、日曜の夕方から頭痛と吐き気に見舞われた。
 過労とストレスだ。

 引越しが完了した途端にこんなことを言い出すなんて信じられない。かと言って実家にも戻りづらい、どうしたもんやら・・・。


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ちーちゃんまま