2005年06月29日(水) |
今日で3日目@夫の実家 |
子の年齢:1歳5ヶ月
スーパー農道の車のうなりを聞きながら、朝ご飯を食べる。今日も不思議な感じだ。 舅夫妻と同居、というより、子連れで民宿に泊まっているような現実感の希薄さ。期間限定だからなのか、逆説的ながら夫がいないせいなのか。 通勤途中で我が家(つまりアパート)の近くを通ると、ちーちゃんが必ず、「アパートに寄れ」というような仕種をするようになった。時間がないとか雨が降っているとかの事情で通り過ぎると、怒って暴れる。 あんなに可愛がってもらっているのに、やっぱり我が家がいいんだろうか?電車が見たいだけなのか? やっぱり電車かな?
子の年齢:1歳5ヶ月
夫の実家には白い猫がいる。ばあさん猫(11才)なのだが、まだきれいだ。 ちーちゃんはにゃあにゃあに大喜びだ。 わたしも猫は嫌いではないのだが、座敷猫となると、毛が気になる。 ちーちゃんのズボンのお尻と言わず、手と言わず、時にはまつげの上にまで、猫の毛がついている。洗ったばかりの洗濯物にさえ、もう猫の毛がついている。 日に2,3本食べているに違いない。 ちーちゃんのほっぺに白い毛がヒラヒラしているのを見ると、ため息が出る。
都合のいいこともある。 朝目覚めてすぐに、ママの通勤バッグから財布を取り出して小銭を食べようとするので、 「にゃあにゃあ、どこ行った?」 と言うと、ちーちゃんは、はっ、とした顔をして、 「にゃぁー、にゃぁー。」 と言いながら探しに行ってしまう。 猫の方もちーちゃんは家族だということを理解したらしく、いつもなら子供と見ると押入れに隠れてしまうのだが、手が届かないけれど姿は見える、という場所に避難する。
それよりなにより、犬と猫が区別できるようになったことに驚いた。 1月程前までは、むくむくした物は全て「わんわん」だったのに、「目覚ましテレビ」に出てくる「今日のわんこ」は「わんわん」、家の白猫は「にゃーにゃー」、とちゃんと区別している。
子の年齢:1歳5ヶ月
実家から追い出された。 親子で1年の半分ぐらい居候になっているので、ある意味仕方ない。おまけにちーちゃんはよく熱を出すし、吐くし、泣き叫んで暴れるし、散らかすし、階段から落ちるし、もう迷惑かけ放題。 神経質な母は、ちーちゃんが夜中に熱を出すと、心配で自分も具合が悪くなってしまう。そしてなかなか直らない。 父と弟は自分の都合しか考えていないので、母の体調には無頓着だ。 そして、たまった怒りの矛先は全てちーちゃんの親に向けられる。
あまり家移りが続くと、親子ともども疲れがたまるので、最初は聞き流していたが、とにかく出て行けというようなので、仕方なく荷物をまとめたら、二人でアパートに帰るのは許さんと言う。
実家に甘える根性を嫁ぎ先で鍛えなおして来い、という。 おい、おい、漫画じゃないんだからカンベンしてくれよ、と思っていたが、どうやら本気らしい。舅に電話をかけて、迎えに来るように頼んでいる。
突然おしかけて、はた迷惑な話だが、こうして夫の実家に居候になることになった。 親の都合で家移りばかりさせて、ちーちゃんには本当に申し訳がない。
2005年06月23日(木) |
ぞうさんのジョーロ2 |
子の年齢:1歳5ヶ月
とうとう見つけました。 別の用事で市内のデパートに行ったとき、隣の金物屋(なぜかデパートの隣!)の入り口に、ダンボールに入ったまま売ってました。 ある意味カンドー。
2005年06月22日(水) |
子供に嘘をついたとき |
子の年齢:1歳5ヶ月
今月は自分の体調不良もあって、会社を休みすぎた。 まだ1週間残っているのに、3.5日も休暇を取ってしまった。 切羽詰った仕事はないし、有給残日数も30日以上あるが、当日の朝上司に電話して休む、というのはあまり続けたくない。
という訳で、目覚めてちーちゃんが咳き込んでいるのを見た時、なるべく休まずに診察を受けたいものだ、と考えた。 家事を最小限に済ませて(というか全部母に任せて)、7:50頃病院についた。待合室には親子が一組居るだけだったが、受付された診察券は2周目に入っていた! 次に順番を取りにきたおとうさんには、「9:30頃来てください。」と言っている。
9:30かー、困ったー。
でも診察が始まるまでに、ウチより前の順番の人が来ていなければ、先に診察してもらえる。とりあえず8:30まで待って、遅くなるようなら会社に電話しよう。 それから待合室の仕掛け時計が鳴ったり、ちーちゃんの大好きなテレビ「いないない、ばぁ」がはいったり、壁の絵に魚が沢山描いてあることに気づいたりして、時間が過ぎた。 これは午前半休だな、と諦めた頃に、中待合に呼ばれた。 ギリギリセーフだ!
さて、中待合にはテレビもおもちゃもない。ちーちゃんは退屈して喉が渇いてきたらしい。ママのお洋服の襟元を引っ張って、おっぱいを出そうとし始めた。 もうすぐ診察だというのに、おっぱいを飲ませるわけにはいかない。 「今おっぱい飲んで、ゲー、なったら困るから、もしもしが終わったらね。」 と言い聞かせた。
さて、ここからが問題です。 診察が終わって、おっぱいを飲ませ、遅刻せずに会社に行くことができるでしょうか? 答えは、ノー だ。 そして私は遅刻しない方を選んだ。
ちーちゃんは最近大人の話がわかるのだ。 「ばぁちゃんはどこ?」と言ったら探しに行くし、「これ、ママにハイしてきて」と言われたら、別室の私の所に持って来る。 約束されたおっぱいがもらえなかったことにも気づくのではないだろうか? 保育園でお別れするとき、怒っているような気がした。 とにかくママは後ろめたい気持ちでいっぱいだ。 子供に嘘をつくのは、他の誰に嘘をつくより後味が悪い。
子の年齢:1歳5ヶ月
実家のテレビの上に30cm程のラブラドール・レトリバーのぬいぐるみがある。かなりリアルなぬいぐるみで、お座りをしている。 飼っていた犬(柴犬だが)に表情が似ている、と言って父が衝動買いした。 ちーちゃんも気に入っているようだ。手渡すと、 「わっわ、わっわ。わわわわわわ・・・。」 などと言って、はなづらをかじる。
話は少し逸れるが、ちーちゃんの使う擬音は、大人の擬音の口真似でなく、実物の出す音の模写ではないかと思う。犬の鳴き声を「ぅわっ、ぅわっ」、電車を「ごぉトん、ごぉトん、ぷわー」なんて言うのだが、間の取り方が本物に近い気がする。
話は戻って、最近母がお祭りで柴犬の置物を買って来て玄関に置いた。飼っていた犬なんだそうだ。名前までつけた。 ちーちゃんは時々、その犬の首についた鈴を鳴らして遊んでいる。
さて、ある日、ぐずるちーちゃんをごまかすために、 「あ、わんわんが来た、ほらわんわんだよぅ。」 と言って、テレビの上のぬいぐるみを取って渡したら、しばらく 「わっ、わっ」 と言って遊んでいたが、そのうち抱きかかえてどこかへ行こうとする。 どうするのかと思って見ていると、なんとそれを玄関に持って行って、柴犬の置物に向かい合わせて置いたのだ。
並べて置いて見ると、なるほど2体は、大きさといい、顔つきといい、ポーズといい、そっくりだった。 「あ、おんなじだね、すごいねー。」 いつの間にそんなことがわかるようになったんだろう。驚いた、感心した。
2005年06月14日(火) |
予防接種の問診表vs個人情報保護法 |
子の年齢:1歳5ヶ月
今日、はしかの予防接種を受けた。 本来なら保育所に入る前に受けておくべきだったのだが、体調が安定するのを待っているうちに今日になってしまった。 病院で問診表を書いていると、看護婦が、「保護者氏名の上にこのとおり書いてください」と紙を持ってくる。紙には「富山市への提出に同意します」とかなんとか書いてある。 去年三種混合を受けたときは、こんなこと書かなかった。個人情報保護法への適応なんだろう。 それにしても、何の説明もなく、「この通りに書いてください」と言うのは問題なんじゃないだろうか。そんな文言はかけません、とか、富山市への提出に同意しません、とか言ったらどうなるんだろう、と思うが面倒くさいので言われたとおりにする。
子の年齢:1歳5ヶ月
4月中旬に保育園で水疱瘡が流行った。 保育園に迎えに行くと、ちーちゃんの背中にもぽっちり大きな水泡が。 保育士さんは、断定は避けながらも、明日は休んでほしい様子だ。
その足で小児科に行く。 症状から判断するに、まず間違いなく水疱瘡でしょう、流行ってるし。でも、水泡が5,6個にまで増えないと、断定はできないらしい。明日また診せに来てください、それまで一応水疱瘡の薬を飲ませて、と言う。 ということで、水疱瘡の薬を飲ませつつ、翌日診察へ。 水疱瘡の疑いがある以上、保育園は休むしかない。
ところが、翌日になっても、水泡は増えない。 この子は症状がゆっくり出るのかも?また明日診せに来てください、と言われる。
さて、翌日になると、赤い斑点に徐々に水泡のようなものが見え始めた。 やっぱり水疱瘡だったのか! でもまだ、完全に水疱になった訳ではないので、また明日診断しましょう、ということになる。 ここまででもう3日。これだけ仕事を休んだからには、水疱瘡を済ませてしまいたい。水疱瘡でありますように。
ところが、翌日になると、水疱になりかけた赤い斑点は、元の赤い反転に戻っていた。はぁ? 「お母さん、水疱瘡じゃないわ。」 「水疱瘡じゃないってことは、何なんですか?」 「水疱瘡じゃない。たいしたことない。でも念のために5月中旬に抗体検査しとこう。」
抗体ができていれば、あれは水疱瘡だった、ということが分かり、今後水疱瘡のウィルスに接触しても大丈夫、ということになるんだそうだ。
そして抗体検査の結果が出た。 結果は陽性。 つまりアレは水疱瘡だったってこと?えええ?
水疱瘡には母体の移行免疫は効かない、というのが通説だけど、ちーちゃんに関しては母乳の移行免疫が効いたんじゃないだろうか? とにかく、ちーちゃんの水疱瘡の痕跡は、背中に一つあるだけだ。
2005年06月12日(日) |
ある日、レストランで |
子の年齢:1歳5ヶ月
パパの飛行機のマイレージの有効期限が切れるが、あかんぼ連れでおいそれと旅行にも行けないので全日空ホテルのサービス券と交換した。 そのサービス券で「んまいもん」でも食べに行こう、ということになり、懐石料理のコースを予約した。 ちーちゃんにはお子様ランチでも、と思ったが「天麩羅とお造りのどちらがよろしいですか?」と聞かれる。どちらも食べさせられない。頼むのをやめた。 パパ、ママのお皿から取り分けることにしよう。
その日、昼食を食べ損ねたちーちゃん(お昼寝が長かった)は、レストランに着いた頃にはお腹を空かせていたようだ。 運の悪いことに、懐石料理の一皿目は食前酒と酒肴6品だった。黒作りとか、イカの塩辛とか、とてもちーちゃんに食べられるようなものではない。 困ったな、と思いながら、大人だけで食べていると、ちーちゃんの怒りが爆発した。
「まんま、まんま、まんま・・・・」 うわぁ(汗)。 もう、食前酒どころの騒ぎではない。抱き上げてなだめすかす。
ご飯だけでも食べさせて、黙らせよう。 「済みません、ご飯持ってきてもらえませんか?」 「もうすぐまんま、来るからね。」と言い聞かせ、一日千秋の思いでご飯を待つ。
ようやくご飯がやってきた。 「はい、まんまだよ。」 取り皿にご飯を入れてやると、素手でつかんで食べ始めた。 ウチのご飯とちょっとかたさが違うので、口に入るより、手につく方が多いらしく、今度はそれが気に入らない。ご飯粒のいっぱいついた手をぶんぶん振り出した。
ぎょえー。 ご飯粒が飛んでいる。 ああ、ご飯粒さん、どこへ行くのかなぁ?
連れて来た親が悪いのだ。叱っても仕方ない。 ご飯を飛ばす前に、なめて取ってやるしかない。
この次は絶対お留守番よ!と固く心に誓ったパパ、ママだった。
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