2005年05月25日(水) |
指を挟んだふりをする |
子の年齢:1歳4ヶ月
スイッチがあれば押し、穴があれば指を突っ込むのが人情なのか?
チャイルドシートのバックルに差し込む金具に、ちーちゃんの指ほどの小さい四角い穴が開いている。その穴が気になってしょうがない。チャイルドシートに座らせて、バックルをお腹に持ってきて、止めようとするその瞬間に、ちーちゃんはその穴を思い出す。 今日こそ右手の人差し指を、あの穴に入れてやろう。 そんなところに指を入れられたら、バックルが止まらないので、手をどけて、ぱちん、と止めてしまう。
ある朝、なかなかバックルが止まらない。力をこめて差し込むと、ちーちゃんが「ぎゃー」と泣き出した。 とうとう指を挟んでしまったらしい。 指を見てみると、なるほど赤くなっている。 あわてて抱え上げて、「ごめんね、ごめんね」と指をさすった。
以来、指を挟まないようによくよく気をつけている。 しかしちーちゃんは、毎回顔をしかめて指をさすっている。 バックルを止めた直後ならまだしも、シートの向きをかえる頃になって思い出し、さすることもある。
「あれ、今日も挟んだけ?痛い?」 おかしくてたまらない。
子の年齢:1歳4ヶ月
パパの実家近くの寺が本堂を建て直したので、落成式に稚児を募っていた。
稚児? 稚児の扮装をして、神輿に乗ったり舞を奉納するんだろうか?そんな高尚なことがちーちゃんにできる筈がない。 ちーちゃんには無理だろう、と言ってみる。 -なん、そんなんじゃないが。
ふうん。 でもなんか面倒臭そう。疲れそう。思いっきりブーイングを出してみる。
-申し込んでもいいけど、当日(パパが)出張だったら行かんよ。 ー出張断っちゃ。 という条件で申し込んだ。
で、当日。快晴。
朝8:30~受付で「お練り」が10時出発。 休日の朝なのに早起きしなくてはならない。ちーちゃんの身だしなみを整えなくてはならないし、パパはヒゲ剃り、ママはお化粧してスーツを着なくてはならない。 ママのブラウスが決まらない。白いシャツだとキチンと見えるけど華やかさに欠けるので、フリルのついたカットソーにする。 慌てて出発して、パパ実家についた時にカメラ一式忘れたことに気付く。 ママが取りに戻って、なんとか受け付け会場の公民館に付いた時には、9時半だった。
さて、公民館は幼児とその両親と祖父母たちでごった返していた。 そして、皆さんの服装は、殆どが着物か礼服。こんな色物のスーツを着ているのはウチだけだ。 まずは、お化粧。ちーちゃんの顔にオシロイを塗って、おでこに麻呂のような丸い眉を書く。書く、というよりはスタンプでポン。次に口紅、というところで半べそになって来たので、男の子だからやめとこう、ということになる。 次に着替え。衣装のレンタルを申し込んでいるので、受付で受け取る。青いひとつ身に濃い青の兵児帯をしめて、キンキラキンのカタビラみたいなのを着る。頭には烏帽子をかぶるのだが、ちーちゃんが嫌がるのでうまく固定できない。烏帽子の紐は結ぶのが難しそうだった。 厚着になったので身動きが取れない上に、暑い。 だんだんご機嫌が怪しくなる。その上なかなか始まらない。 やっと「お練り」が始まった。 とはいえまず整列に時間がかかる。2列になって紅白の紐に沿って並ぶのだが、途中で紐が交差してしまうらしく、何度も入れ替えがあった。 公民館から本堂まで1kmないと思われたが、おそろしくゆっくり行進した。10kgのちーちゃんを抱いてゆっくりと行進するのはとても辛い。 ようやく境内に入る。 馴染みのない寺なので、予備知識が全くなかったが、着いてみるととても立派な寺だった。 参道の両脇に5人の坊さんと10人のおばあさんが、楽器を鳴らしたり歌を歌ったりしている。 階段を上った所で、ちーちゃんが何かをじっと見ているのに気付き、振り返った。ひときわ豪華な袈裟の坊さんが、椅子に座っていた。
枕草子みたいでちょっと面白い(何の段?と訊かないように)。
ご本尊の左右に立った坊さんが、ちーちゃんの頭にちょん、とバチで水をつけてくれる。 それでお終い。 午後に獅子舞もあったそうだが、弁当とお土産を貰って退散した。
2005年05月20日(金) |
レッサーパンダと氷上のペンギン |
今朝テレビで、どこかの動物園のレッサーパンダが2本足で立つ様子を放送していた。 二足歩行はしないが、2本足でほぼ直立している。それも頻繁に。
なんて上手なの! ちーちゃんより上手だ。
ちーちゃんはこのごろ、氷上のペンギンみたいに床を滑って移動している。 ものすごく速い。
そのエネルギーをどうして直立二足歩行に向けられないのかしら・・・?
子の年齢:1歳4ヶ月
ちーちゃんはおフロが大好きだ。 誰かが入っていると、服を着たまま浴室に入ろうとする。 おフロおもちゃは今のところあひるさんのみ。 湯船にぷかぷか浮かべるほか、押すと「キュウ」と鳴る。お湯を吸い込ませて水鉄砲がわりにもできる。 ぞうさんのジョーロが欲しいなぁ。 チェリーピンクでおっきなおめめのぞうさんのジョーロ。 ちーちゃんに似合いそうだなぁ。 昔はみんな持っていた気がするのに、今ではどこにも売ってない。
近所のおもちゃ屋さんに聞くと、製品はあるが、売れないので仕入れていない、とのこと。 なんで売れないんだろう?
みんなSassyの水遊びセット(価格差10倍)を購入しているのか?
子の年齢:1歳4ヶ月
ちーちゃんはまだたっちができない。 最近、「そんきょ」のような姿勢をするようになった。しゃがんだ姿勢から垂直に立ち上がろうとしているのか・・・?そんな無理なことしなくても、つかまり立ちから歩き出す訳にはいかないのだろうか?不思議だ。 さて、そろそろ夏服を着る季節になった。だんだん薄物がカジュアルになってきたので、ちーちゃんままも薄物が着たい。ピラピラした服が着たいよう。 頭の中はピラピラしたお洋服で一杯だ。 毎朝ピラピラした服を求めてクローゼットを見るのだが、昨日なかったものが今日あろう筈もない。
考えてみれば、ここ2年程服を買っていない。特に夏服。 おととしは妊婦ちゃんだったし、去年は育児に追われていたし。 流行なんてたいしてかわりばえしない、と思っていたが、2年間お洋服を買っていないと、こんなに昔の人になっちゃうものか。
子の年齢:1歳4ヶ月
ちーちゃんは食べることにあまり興味がない。 食べている大人の仲間には入りたいが、あまり飲み込みたくないらしい。口に入れてやってもぺっぺっと吐き出す。 おっぱいも最近はあまり飲んでいない気がするので、何であんな立派なウンチが出てくるのか不思議でたまらん。
それでも保育園の給食はまぁまぁ食べているようだ。1日1食でもちゃんと食べてくれて(しかも手間要らず)ほっとしているが、行事のときは給食がお休みになる。 「お弁当を持たせてください」 お弁当って言ったって、何も食べないじゃん。何を入れればいいの? 絶対食べるって分かってれば、頑張ってサンドイッチでも三色そぼろご飯でも作るけど、食べない可能性大なのだ。エビ、イカ、カニ、卵は避けなきゃなんないし。 「あまり食べませんでした」って帰りに言われるのもショックだ。 とにかく保育園のお弁当には、いつものダメダメ食生活が公式に確認されてしまう気がしてツライ。
まねしんぼ
子の年齢:1歳4ヶ月
最近、抱っこすると、小さい手で背中をトントンしてくれるようになった(肩までしか手が届かないが)。大人が抱っこのとき背中をトントンしてくれるのを真似ているようだ。こっちが抱っこされてるみたいでオカシイ。
お食事のときは、料理の温度を確かめるためにお皿に手をかざす。 誰の真似なんだろう?ママかな?
ママは一旦唇にあててみて温度をみるのだが、これもちーちゃんが真似する。 料理が熱い場合は、ママがふーふーして冷ます。ちーちゃんも一緒に「ぷーっ、ぷーっ」と言う。
電話はもっと小さいときから好きで、いじっているウチにいろんなところに電話をかけてしまう、なんてこともよくあった。以前は電話機を耳に当てたりボタンを押したりするだけだったが、最近は受話器を耳に当てて、本当に話しているみたいな声を出す。「あー?んー。」 単語は少ないし、まだ文にはなっていないが、命令文や疑問文などのイントネーションが使い分けられるらしい。
子の年齢:1歳4ヶ月
保育園が決まると、面談がある。決められた日に子どもを連れて行く。 書かなくてはならない書類が3種類ぐらい渡される。入園申込書と、児童票と、あとは何だったかな? 入園申込書には、住所氏名とか家族構成とか会社名、職場の連絡先とか、ビデオ屋の会員登録とあまり変わらないことを書く。児童票には既往症とかちーちゃんの今の1日の過ごし方を書く。 そりゃそうだ。昨日までのちーちゃんを全く知らない人が預かってくれるのだ。
起床就寝は何時で、お昼寝はいつ何時間、ウンチはどのくらいの頻度でして、お食事は何時にどんなものを食べて、お飲み物は母乳かミルクかお茶かジュースか、等等。
こんな質問もあった。家では何と呼ばれていますか? この質問にはちょっとびっくりした。だって、フルネーム書くからいいじゃん。正式名よりもママの呼び方の方が名前、ということか?
家では何と呼ばれていますか?⇒トモたん(恥) ちーちゃん(胎児名)は生まれてから「ともひろ」と命名されたので、トモたん、だ。 「自分の息子を『たん』って呼ぶのは恥ずかしいよ」とパパは言うが、トモ+たんはおさまりがよく、つい呼んでしまう。 ということで、嘘偽りのないところを書いて保育園に提出。
さて、いわゆる入園準備と云えば、お名前付けとお裁縫だ。 ちーちゃんママはお裁縫が大好きなので、どんなかっこいいレッスンバッグを作ってやろうか、とてぐすねを引いて待っていたが、レッスンバッグは園から支給されてしまった。お裁縫はオシボリだけ。 白いフェイスタオルを4分割して更に半分に織り、周りにブランケットステッチをする。 タオル地はとってもほつれ易いのだ、ブランケットステッチなんかで大丈夫なんだろうか? ちーちゃんままは自慢のロックミシンでじゃかじゃか作るぞぅ。
2005年05月09日(月) |
ママの仕事ぶり+ちーちゃんの保育所での様子 |
子の年齢:1歳4ヶ月
わたしは育休後、自分の仕事をなかなか思い出せなかった。過去に自分が書いたプログラムを解析するのに時間がかかった。 実を云うとちーちゃんママは産休に入る3ヶ月程前にも切迫流産で1ヶ月半程長期休暇を取っていたので、産休前の3ヶ月もあまり仕事に身が入らなかった。同僚や上司も「流産しては大変」と気を遣ってくれたので、お気楽に産休に入れたのだ。 だって最初のお産だもの。頭の中はかわいい女の子のみつあみとフリフリの手作り服でいっぱい(女の子のつもりだった)さー。
通勤にあまり時間がかからないが、1時間の短時間勤務(無給)を申請した。これは子が3歳になるまで取得可能なもの。だいたいどこの会社でも就業規則にはあるんじゃないかな。現実に取れるかどうかは会社によると思うけど。無給というのは、短縮時間分の給与をさっ引きますよ、ということ。 本当は短時間勤務にしなくても送り迎えに差し障りはない。あえて短時間勤務にしたのは、ずるずる残業を防止するため。 お陰で上司や同僚が業務量に気を遣ってくれる。
ちーちゃんは最初の2,3日は泣いてばかりいたらしい。お迎えに行くと必ず保育士さんに抱っこされていた。そのうちおもちゃに気を取られて下に降り、泣くのは朝のお別れの時だけになった。 「西原博士のかしこい赤ちゃんの育て方」に感化されて、なるべく母乳中心に育てたいと思っている。保育園にも、動物性タンパク質は2歳まで食べさせたくない、という意向を伝えて、そのようにしてもらっているが、本人はといえば、動物性タンパク質どころか、ご飯やおかゆもろくすっぽ食べない。 あんまり食べないので、食べるものなら何でも(但し甲殻類、蕎麦は除く)食べさせよう、と思っている今でも、魚の白身などをペッペッと吐き出している。母乳中心という当初の思いがテレパシーのように伝わってしまったんだろうか・・・。赤ちゃん特有のぽっこりお腹は、ちーちゃんにはない。 そしてちーちゃんは、1歳4ヶ月だというのに直立二足歩行する気がないらしい。伝い歩きやつかまり立ちはするのだが、歩く練習をさせようとすると、怒って座り込んでしまう。保育園のほかのお友達は殆どあんよができる(1歳未満でも)のだが、悔しくもないらしい。 ママは悔しいんだけど・・・。そしてちょっとアセリ・・・。 でも保育士さんに相談すると「大丈夫ですよ、高這いが長い方が足腰しっかりしますしね」。かかりつけ医も特に気にしていない様子だ。 しかし、1歳6ヶ月健診までに歩くんだろうか(チェック項目にある)・・・。
保育士さんは新米ママのよい相談相手!入園準備については、また今度。
子の年齢:1歳4ヶ月
ちーちゃんがパソコンを壊そうとするので(キーボードむしられた)、書く気が失せていたどころか存在を忘れていた日記だが、「最近更新してないね」と言われ、仕事にも少し余裕が出てきたので、再び書いてみることにした。 入園、復職も新たな、そして大きなハードルだ。これが理由でますます日記から遠ざかっていた。
保育園の選択については、以前書いたかどうか忘れたが、①立地条件、②保育内容という条件がある。立地条件より保育内容を優先させたいところだが、朝夕は5分でも時間を節約したいので、立地条件で選ばざるを得ない。 ①立地条件:a.自宅近く、b.職場近く、c.実家近くのどれにするか。わたしはc、b、aの順で希望を出したが、bに決まった。そもそも実家は通勤途上になく、送り迎えが時間のロスだ。呼び出しがあった時や残業しなくてはならない時などは便利だが、今のところ1時間の残業が1回あっただけ(延長保育を依頼)で済んでいる。 延長保育!保育園を選ぶ時、延長保育が何時までか?という条件で選びがちだ。しかし、延長保育を利用しても、食事の支度や入浴、寝かしつけが省略できる訳ではなく、翌朝の出勤時刻が遅くなる訳でもない。延長保育を利用すると、残業で疲れている上に帰宅後も忙しくて大変だ。なるべく利用しなくてよいようにやりくりした方が、ママが楽できる。 復職について。 ちーちゃんがある程度しっかりしてきた11月頃、家にばかり居るのにウンザリした。夫も出張ばかりで留守がちで、話し相手といえば赤ちゃんだけ。日中に聞くのは童謡とテレビの音だけという生活。本当につまらん。 ちーちゃんがかわいくない訳ではないけど、早く復職したいなー、と思っていた。 そうは言っても、来週から定刻に出社です、ってことになるとアセる。短時間に自分とちーちゃんの支度を済ませて出かけられるかしら。帰ってからの夕食は・・・。不安は尽きない。 そのうえちーちゃんの誕生日が1月7日だったので、復職1週間前がお正月。専業主婦気分に名残を惜しんでいる暇などなかった。ちーちゃんも馴らし保育に行かせたいけど、年末年始をはさんで慣らし保育しても意味がないので、年始から3日しか馴らし保育に行けなかった。
復職日の前日、職場にお菓子を配りに行った。一人一人に、「ご迷惑をおかけするかもしれませんが、よろしくお願いします」と挨拶をする。 以前はこういう紋切り型挨拶+世間話が苦手だった私だが、この日の私はしゃべるしゃべる。大人との会話に飢えていたのね。
ママの仕事ぶり+ちーちゃんの保育所での様子については、また後日。
|