子の年齢:10ヶ月1週

　2台目のベビーカーを購入するべく研究中。1台目のベビーカー購入で大失敗したので。
　日本ではベビーカーの安全基準が2つに分かれていて、「お座りができるまで」⇒A型「お座りができるようになってから」⇒B型となっている。お座りができるようになる目安は大体7ヶ月頃で、従来はベビーカーは買い換える、またはA型をレンタルし、B型を購入するというようになっていた。
　その2台を1台でまかなえますよ、というのがAB兼用ベビーカー。各メーカーから出ている。
　しかしハッキリ言ってこれはクズである。A型としては揺れ過ぎ、B型としては倒れ過ぎで全く使い物にならない。金を返せと言いたい！
　7ヶ月以前の赤ちゃんは、体全体がぐらぐらしている上に体重が軽いので、ホイールが大きく、重くて揺れの少ないベビーカーでないとだめだ。
　7ヶ月以降の赤ちゃんは体を起こそうとするので、背もたれが(おそらく)120°前後でなくては乗っていてツラい。AB兼用ベビーカーは130°〜170°というのが殆どでこのたった10°の角度の差が明暗を分けるのだ。
　いったいどういうつもりでこんな製品を販売しているのか？

子の年齢：10ヶ月
読んでいる本：「NHK日本語なるほど塾6月号　『対話』してみませんか」（平田オリザ著　日本放送出版協会）

　「日本語なるほど塾」の6月号テキストが予想に反して面白かった。
　何でそんなものを読んでいるかというと、本放送がなかなか見られないから。ちーちゃんのご都合で生活しているので、毎週同じ時間にテレビを見るのは難しい。でも好きなジャンルなので内容を知りたい。ということで9月に、4月からのテキストを全部購入した。
　月替わりのゲストが、日本語の今日的な課題について自説を述べる、という番組なのだが、他の月のゲストは大方似たり寄ったりなことを書いている。
　6月号ではいわゆる「日本語の乱れ」が時代の要請なのだということを、明治維新を例に説明していて面白い。更には、敬語を巧みに使う技術よりも、過度な敬語を使わなくてもいい対等な社会を作る態度の方が重要、と書いてあってドギモを抜かれた。正にコペルニクス的転回。

　昨日からちーちゃんが下痢だ。昨日一日で7回ウンチをした。
　今朝も起きてから2時間のうちに2回もウンチしたので、心配になって病院に行った。
　熱はなく機嫌も良い。風邪による下痢だろう、ということで風邪薬が処方された。
　「離乳食はしばらくお休みした方が良いですか？」
　「母乳だけにしたら赤ちゃん便に戻っちゃうよ。大人でも下痢のときに牛乳ばっかり飲まないでしょ？デンプン質のものを食べさせて。」
　確かに下痢のときに牛乳は飲まないが、母乳は牛乳と違うんじゃないか？何を言っているんだこの医者！
　「医者は育児のスペシャリストではない」と改めて思いつつ、欲しがるままにおっぱいを飲ませると「ブリブリブリ・・・」即座にウンチをした。
　下痢だから努めて水分を摂らせよう、と思うのだが、その後も乳を飲ませる度に「ブリブリブリ・・・」。おっぱいをやるのが怖くなる程だった。
　悔しいが医者の言う通り。母乳は下痢の時の栄養には向かないらしい。
　

子の年齢：10ヶ月

　6ヶ月頃からそうだったが、ちーちゃんは大人の男の人が好きだ。実家に来て、父に合うと、顔色をうかがうような顔をする。笑顔を向けられたり、遊び相手になってもらったりしたら、嬉しくてたまらないらしい。母と遊ぶときと笑顔の輝きが違う。
　言うなれば、「認められた」
　男とは赤ん坊のときから父権的なものを必要とするものなのだ。

子の年齢：9ヶ月3週

　夕飯の支度をしていると、背後で
「ぱいぱい」
と声がした。後ろでひとり遊びしているちーちゃんの声だ。
「そう、『ぱいぱい』、『ぱいぱい』欲しいの？」
と振り返って見ると手を振って「ばいばい」をしていた。「ばいばい」の練習だったらしい。

子の年齢：9ヶ月3週

　2、3日前の夕方、おっぱいを飲ませていたらパパが帰ってきた。ちーちゃんとママの二人きりでしーんとしていたところに、突然がたごとと鍵を開ける音がしたのでちーちゃんはもんどりうって驚いた。
　「大丈夫、パパだよ。」
と言うと、ちーちゃんは
　「パ、パ」
と繰り返した。
　近頃では授乳のときに「ば、ば。ば、ば。」と言うようになってきたので、そのバリエーションのひとつかもしれない、とその時は思ったが、今日また似たようなことが起こったので、ちーちゃんなりに口真似しているのかもしれない。
　カレンダーをめくったときのことだった。今日から11月なので動物の写真のついたカレンダーをめくったのだ。先月まではフクロウだったので、独特のギョロ目をちーちゃんはじーっと見ていたものだった。
　今月はペンギンだ。
　「ペンギンだよ。」
　「◎×ギン」
頭の方はなんと言ったのか分からなかったが、「ギン」だけは真似したような気がする。今まで発音したことの無い音だ。