ちーちゃんままの日記

2004年10月29日(金) つかまり立ち−ようやく

子の年齢;9ヶ月3週

 ちーちゃんが昨夜ようやく「つかまり立ち」をした。
 それまでもコタツの端をつかんで体を持ち上げたりしていたが、膝をつけたまま正座するような形だった。昨夜はへっぴり腰ながら、足の裏で立っていた。
 「つかまり立ち」は高いところにある何かが欲しくてするものらしい。ちーちゃんの場合は何が欲しかったか。それはパパのパソコンだった。
 近頃の子供はみんなそうなんだろうか?それともちーちゃんがパパ似の「ガジェット君(電気製品好きな人)」なんだろうか?
 
 市役所に保育所の申し込みに行く。
 入所申込書と勤務証明書を書いて持っていくのだが、入所申込書には保育所を第3希望までと各々その理由を書かなくてはならない。
 提出するだけだと思って児童福祉課に持っていくと、窓口で調書を取られた。「送り迎えは誰がするんですか?お母さんのご実家はどちらですか?お祖母さんの年齢は?お父さんのご実家はどちらですか?お祖母さんの年齢は?」
 この「送り迎え」の答えを間違えた。
 第一希望の保育所を私の実家近くにしているのだが、送り迎えは私、と言ってしまったのだ。
 「送り迎えはお祖母さんではないんですね。」
 はっ、と思ったが、時すでに遅し。第一希望は理由が明確でない印象をもたれてしまったようだ。
 次に保健婦と思しき人によるちーちゃんの面接があった。たまたま連れて行っただけなのだが、連れて行く必要があったようだ。面接と言っても、障害の有無を確認するだけで、母子手帳の健診結果を見たり、視線を合わせるか、お座りができるか、離乳食の進み具合はどうかといった、月例に応じた発達の確認のようだった。
 「かわいらしい、しっかりおすわりしてますね。表情が良いですね。」
 ちーちゃんに関しては文句無しのようだが、ママの言うことがちぐはぐ・・・。 秋晴れの空に心は晴れず。



2004年10月16日(土) ベビーフェスティバル

子の年齢:9ヶ月1週

 保健所の主催でベビーフェスティバルという催しがあったので、行ってみた。
 離乳食の試食があるということだったので、1食浮かせられる〜♪と思ったのだったが甘かった。
 ちーちゃんはお食事の環境に大変厳しいので、いつもの椅子で手づかみで食べるのでなければ食べないのだ。折角のおいしそうなチキンライスが出てきたのに、スプーンで口に持っていっても、プイっと横を向いたきり。
 混雑した会場で食べ物を投げられても困るし、自分の服に塗りたくられても困るので、どうにもこうにも食べさせようがない。

 その他には、マリンバコンサートや手遊びを教えてくれるコーナーなんかもあっ
たが、混雑していて入る気がしない。ずーっと抱っこしているのは疲れるので、どこかで「はいはい」させたいと思うけれど、おむつ替えコーナーも混雑していて長居できない。
 各コーナーが始まる前に、歯科医師と小児科医師への相談コーナーがあったので、相談をしてみた。本日最大の収穫はこれだった。
 ちーちゃんは下中央に歯が2本完全に生え切っていて、上4本と下左右2本の歯がちょっと頭を出している状態。この上2本の歯が、どうも内向きハの字に角度がついているように見えていて、どうも歯並びがよろしくないようなのだ。これを相談してみた。
 結論から言うと、乳歯の歯並びは永久歯の歯並びには全く影響しない、とのこと。乳歯は永久歯の準備のためすき間を空けて生えてくるものなのだそうだ。また、乳歯は矯正すると抜けてしまう恐れがあるので、たとえ歯並びが悪くても乳歯の段階で矯正することはないそう。
 よかった、これで矯正のために歯医者通いになる心配はなくなった。
 次の心配は頭が扁平なこと。先輩ママはそのうち治るから大丈夫、というけど、看護婦をしていた伯母が「1歳までに治さないと」と言うので、母まで早く治せとうるさい。私だってそんなに簡単に治るものならやぶさかでないが、ドーナツ枕を使ったって効果が見えない。効果が見えないのに、「治せ治せ」と言われて、ノイローゼになりそうである。これを小児科医に相談した。
 4,5歳までに自然に治る。これが答えだ。
 「お母さん、今日他にも沢山赤ちゃんが見えてますけど、頭の形見てください。いびつな頭をした子、沢山居ますよ。でも大人になってもこんな頭の人居ますか?居ないでしょ?」
 「でもドーナツ枕の説明書に1歳までに治さないと治らないみたいに書いてあったんです。」
 「そんなもん使っても、自分の向きたい方向いて寝るから無駄です。」
 「最初は気にしないようにしていたんですが、外に出るといろんな人が、頭の形を早く治さないと、1歳までに治さないと、ってうるさいんです。」
 「人は何でも言いますから、気にしないで下さい。」
 「大人になっても『ゼッペキ頭』の人が居ますけど、あれはどうしてなんですか?」
 「あれはなるべくしてそうなったので、向き癖のせいではありません。」
 そうか、ゼッペキ頭は先天性なのか、それなら心配ないな〜。
 
 心も軽く、パパママ健康チェックコーナーで骨密度を測定してもらって(これも良好)帰るのだった。



2004年10月10日(日) きんもくせい、咲いた

子の年齢:9ヶ月

 今日は気持ちの良い天気だった。きんもくせいの甘い香りがどこからともなく漂ってくる。
 ちーちゃんを前向きにだっこして、用水沿いにお散歩する。
 この用水にはカルガモやシロサギなど水鳥が多く生息している。カルガモがいるかしら、と用水をのぞきながら歩いていくと、今日に限って腐ったような臭いがする。
 それでも横目に見ながら歩いていくと、目の端に魚影が。
 あれれ?
 よく見ると大きさ別の群れになって沢山居る。ウグイかしら。いつもは濁っている川が、今日はなぜか澄み切って川床まで見えていた。
 通りすがりのおじいさんが「魚がいるね」と話し掛けて来る。
「ウグイでしょうか」「ウグイだね」
 ちーちゃんも負けじと「あー」と叫んで会話に参加する。
 しばらく行くと大きなマゴイがフチに潜んでいた。
「話には聞いとったけど、本当に松川からあがって来とるがやね。こんな大っきい蟹も居るよ。」
 他にも、ハゼみたいに川床にはりついては離れて泳いでいくような魚も居た。



2004年10月09日(土) 卵アレルギー

子の年齢:9ヶ月

 パパママの今日のお昼ご飯はオムライスと南瓜の煮付け。ちーちゃんに南瓜の煮付けを分けてあげたら、珍しく一生懸命食べた(ちーちゃんは食べさせられるのが嫌いなので、自分で手づかみして食べる)。鼻からアゴまで真っ黄っ黄になって食べている。
 ご飯も食べてほしいので、ママのオムライスの中からチキンライスを取り出して少し分けてあげた。普通のご飯よりもつかみ易いらしく、これも一生懸命食べている。
 だんだん機嫌が悪くなってきたので、お皿を取り上げて、顔を拭いたところ、顔全体が真っ赤になった。両手の甲も真っ赤になって、所々白いプツプツがある。
 アレルギー反応だ。
 オムライスの卵がちょっと混じっていたのだろうか。
 
 幸い赤くなったのは顔と両手だけだった。30分すると自然に消えて行ったが、念のために小児科を受診する。
 「それは卵だね。オムライスってのはレアなところがあるから。」ということで念のために血液検査することになった。
 今まであんなに気をつけていたのに、ちょっと気を許すとこんなことになっちゃう。



2004年10月08日(金) 初めての家族旅行

子の年齢:9ヶ月

 初めて赤ちゃんが生まれたママにとって、「お泊り旅行」は大きな関門だ。「そろそろいいかな?どうかな?」と思っていたところ、出張から戻った夫がしばらく家でゴロゴロしていたので、会社の保養所に行く事にした。
 会社の保養所と言っても、ちーちゃん連れドライブ圏内なのは親会社の保養所なので、平日しか利用できないのだ(休前日利用だと一般料金になる)。
 ママが育児休業でパパが家でゴロゴロしている今がチャンス!

 赤ちゃん連れ旅行で一番気になるのはお食事。ベビーチェアありますか?と聞いたところ、幼児用のハイチェアはありますとのこと。ちーちゃんはひとりすわりはできるので、チェアベルトで幼児用椅子にくくりつけるかベビーカーに座らせておくか、になる。
 荷物は、件のチェアベルト、ベビービョルンのプレートとスプーン、お茶用哺乳瓶、ベビービスケット、オムツ2日分、おもちゃ、暑かった時のための半袖の服、薄手の長袖の服2、3枚、厚手の長袖の服2、3枚、パジャマ、お食事エプロン2枚、バスタオル1枚、フェイスタオル2枚、ととにかく大変な量になった。更に、ベビー布団一式

 保養所までの約一時間半のドライブ、ちーちゃんに耐えられるんだろうか。パパの運転でママがチャイルドシートの隣に座る。ちーちゃんはゴキゲンで、途中で寝入ってしまい、到着までそのまま。
 さて、到着してまず驚いたのは、入り口の自動ドアが手動になっていて、張り紙がしてあったこと。曰く
「今年の熊騒動は当館も例外ではありません。熊の侵入を防ぐため、入り口ドアは手動で開閉してください。また、早朝の散歩はご遠慮下さい。」
のわー、ウカツ。毎晩地元ニュースで熊が出た、と言っていたのはこの辺りのことだった。赤ん坊連れで旅行デビューの行き先が、熊スポットなんて間抜け・・・。
 結果的に滞在中は目撃情報もなく、安全に帰って来られました。

 交替でちーちゃんのおもりをして、お風呂に入ることにする。まずママから。
 部屋から出ようとするとちーちゃんが泣きながらついてくる(ずりばいで)。「何泣いとるがんけ、パパおんねか(何で泣いてるの、パパが居るでしょ)」と言って、振り切ってお風呂に行く。
 しばらくして今度はパパがお風呂に行くことになった。部屋を出るパパにちーちゃんは振り向きもしない。これにはパパがヤキモチをやいて、「ほうら、パパお風呂に行くよう」と何度も言って、泣かせようとするのだが、全く意に介さない。

 夕食後3人でくつろいでいると、ふすま下の通気窓をさも面白そうにのぞき込んでいたのがかわいくておかしかった。
 初めての旅行なのでドキドキしたけど、大過なくてよかった。また行きたいな。


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