ちーちゃんままの日記

2004年09月17日(金) たそがれ泣き

子の年齢;8ヶ月1週

 このところ夕食の支度がまともにできない。今度こそ本当の「たそがれ泣き」が始まったらしい。
 午後3時前後に昼寝から目覚めて少し遊ぶと、もうあまり機嫌がよろしくない。シャワーを浴びさせてなだめると少し機嫌が良くなるが、4時半ごろ食事の支度を始めると、泣きわめく。
 一緒に遊んだり抱っこしたりして機嫌を取って、さあ続きをしようと思った途端にまた大声で泣く。足元まで這ってきて、足にまつわりつく。よくよく注意していないと踏みつけてしまいそうだ。
 他のことなら仲間に入れてやってもいいのだが、お料理は危険過ぎる。やけどやら切り傷やら、料理って改めて考えてみると危険な作業だ。
 仕方ないのでおんぶして料理する。重たくて苦しいので、いいかげんに料理してしまい、固くてコゲコゲの不味いものができた。

 こんな不味いものを一人で食べるのは悲しいなー。

 ちーちゃんに泣かれてまで料理するのが馬鹿らしくなってきた。おまけに不味い。
 ラジオで(ちーちゃんが勝手につけた)、おいしそうなお弁当の紹介をしていたので、明日の夕食はそれにしようか。



2004年09月13日(月) お世話から育児へ

子の年齢:8ヶ月
読んでいる本:『離乳食』(日本母乳の会編集発行)

 今日はカレイの煮付けを食べさせてみた。
 パパママと同じ事をしたいらしく、差し出されるスプーンを自分で持ちたがる。
 ついこの間までは、ちーちゃんが眠っている間に食事をしていたものだが、今では食べようが食べまいが、一緒に食卓につく。
 スタイをつけて、「いただきます」「ごちそうさま」をする。

 離乳食からが育児なのだ。
 これまでは赤ちゃんという生き物のお世話をしていただけだった。
 ずりばい、離乳食が始まると、行っては行けない場所や自分で食べることなどを教えなくてはならなくなる。そしてどんどん、歯のみがきかた、トイレの仕方、服の脱ぎ着、挨拶などを教えていかなくてはならないのだ。そしてそれこそが育児なんだと思う。
 去年の暮れに「陣痛ってどんなの?」って会う人ごとに訊いていたのが、遥か昔のようだ。



2004年09月10日(金) ひよこまめ記念日

子の年齢:8ヶ月

 離乳食を始めて1月ほどになる。
 「食べるかな?」程度の気持ちで、サツマイモのつぶしたのや白がゆばかり与えていたせいか、喜んで食べるのを見たことがない。
 サツマイモやリンゴはよく食べるが、白がゆに至っては1口も食べない事が多い。
 栄養師さんの勧めでかゆに昆布を入れてみたりもするが、1口2口食べれば良い方で、口をぎゅっとつぐんで横を向かれてしまったり、器をひっくり返されたり。ちーちゃんだけのために白がゆを用意しているのに、食べない上にひっくり返されるので、怒鳴りつけてしまったこともあった。

 「ラ・レーチェ・リーグ」で6ヶ月児のママに離乳食の話をしたら、思いがけない答えが返ってきた。「母乳の子はあごが充分発達しているから、柔らかめのごはんから始めていいんだって、ゴックン期、カミカミ期っていう離乳食の指導法はミルクの赤ちゃん向けの指導らしいよ」
 日本母乳の会の「離乳食」という本にそう書いてあるらしい。
 おまけに離乳食は薄味が基本だが、どうせ離乳が完了したら親と同じものを食べるのに、離乳期だけ薄味にするのは無意味、とも書いてあるんだそうで、彼女の家では離乳開始から(肉や卵は別として)親と同じ物を食べさせているらしい。
 
 確かにミルクの赤ちゃんは母乳の赤ちゃんに比べてアゴの発達が遅れがち、という話は聞いたことがある。現実にちーちゃんはおかゆを嫌がって食べない。 
 やってみる価値はある。

 ということで今夜は、「パスタ・エ・チェーチ(マカロニ入りひよこまめのトマトスープ)」というメニューを薄めずにそのまま食べさせてみた。
 すると、食べるは食べるは、椅子から身を乗り出して催促までする。
 うっ、嬉しい。ちーちゃんがママの手料理を始めて喜んで食べてくれた。今日をひよこまめ記念日と定めよう!

 そこでパパが一言、「なんでこんな味が好きなん?イタリア人?」



2004年09月06日(月) 二人暮し

子の年齢:8ヶ月
読んでいる本:『日本語なるほど塾5月号』(NHK出版)

 ちーちゃんと二人暮しを始めた。
 夫が出張ばかりしているので、実家を離れてしまえば殆ど母子家庭なのだ。
 車で10分ほどの距離なので、始終実家と行き来していてもそんなに辛くない。夫が出張勝ちなら、夫の世話もしなくてよい訳で、大手を振って里帰りできる環境にはある。
 しかし、そうやって実家にべったりで暮らしていると、たまに他のママとお話しする機会があると、ドキっとする。
 実母と一緒にいる安心感で、他の子はどうしているだろう、他のママはどうしているだろう、とまったく考えていないのだ。
 そして平日の昼間も寂しくないのでママ友もいない。
 もっと悪いことには、実母というスーパーバイザーがいつも一緒に居るせいで、自分でちーちゃんを観察するということをやめてしまった。自分が見ようが見まいが、母が見て答えを出してくれるから。
 母親としての経験が浅いから、つい経験者の考えを聞きたくなってしまう。でもたとえ間違っていても、自分で考えて行動することを止めてはいけないんじゃないだろうか。

 という訳で二人暮しを始めて、1週間が経った。
 早朝、深夜も二人きりなので、ゴミ出しに行く時もちーちゃんを連れて行かなくてはならない。
 大変なこともあるけど、ようやく正面から向き合えるようになった。
 この子のお世話をしているのは私なのだ。この子のことなら私が一番詳しく知っている、と言えるようになった。


 < 過去  INDEX  未来 >


ちーちゃんまま