子の年齢:4ヶ月2週
その前夜、今度はママに血便が出た。 いつから潜血していたのか知らないが、気づいたのは深夜。 明け方にちーちゃんに起こされることが多いので、自然に目が覚めるようになってしまった。草木も眠る丑三つ時に、自分が血便をしていることに気がつくと、目の前が真っ暗になる。 という訳で午後から4ヶ月健診だというのに、ママは朝から総合病院で検査を受ける。 問診などで午前中一杯かかり、昼ごはんもそこそこに健診に出かける。受付を済ませて会場に入ると、既にホールは赤ちゃんとお母さんであふれていた。 カーペット敷のホールに靴を脱いで上がるのだが、赤ちゃん連れなので、皆バスタオルを広げて赤ちゃんを寝かせ、その横にママで一組。場合によってはママとおばあちゃんだったり、パパとママという家もあるし、上の子を連れて来ている家もある。 赤ちゃんを踏んでは困るので、最低でも30cmぐらいは間隔を空けないと落ち着かない。 ということで、大変な混雑だった。 どいうにか場所を見つけてちーちゃんを寝かせると、今度は問診。ちーちゃんを抱いて椅子に掛け、保健士さんとお話。それから運動能力を調べる。 前から首がぐらぐら、と言われていたので、毎日はらばいの訓練をしてきた。ここ数日で急にしっかりしてきたので「ギリギリセーフ」と思っていたのだが、保健士さんの手にかかると、あまりの首のふらつきにもう笑うしかない。 他の子はしっかりしているのに・・・。その上ちーちゃんはもう4.5ヶ月児なのだ。今迄過保護に過ぎたのかもしれない。 その後、裸にして身体計測、服を着せて医師の診察を待ち、また裸にして診察を受け、終わったのは3時だった(受付は1時)。 暑いのに授乳を控えなくてはならないし、脱いだり着たりだしでちーちゃんもママもへとへと。 最後に保健士さんから検査の結果を踏まえてお話がある。 −首の据わりを確認するために、来月また来てください。 −それって来月のコレに来るってことですか?こんなに混んでいるのはイヤです。
まあでも、なるべくいろんなお母さんとお話をして、ちーちゃんに社会性をつけていく必要もあるかもね
子の年齢:4ヶ月2週
どうやらちーちゃんは外面がいいらしい。特にお医者さんや看護婦さんに愛想を振りまいてくれる。 「鼻とのどがつまった様子で苦しそうなんです。 なんて言って病院に行っても、診察台にあがると看護婦さんに愛想を振りまくのでは 「苦しそう?ご機嫌じゃないですか。」 と言われてしまい、大変恥ずかしい。
「ま、薬出しておくか。薬飲ませたことある?」 ない、ないぞぅ。離乳も始めてない乳児にどうやって薬飲ませるんだ? 処方されたお薬は粉末で、これを水で練って上あごや頬の内側に塗りつけ、それから乳を飲ませる。これが結構難しい。 お薬は少量なので、水加減を間違えるとすぐジュースになってしまう。やわらかくしすぎたり、ちーちゃんの口のあけ方が小さいと、お薬は口の周りについてしまい、殆どのどに入らない。
2004年05月16日(日) |
ちーちゃん、愛想する |
子の年齢:4ヶ月1週
先だってポリオ(小児マヒ)の集団接種を受けに行って、保護者二人(わたしと母)がひどい風邪を引いてしまった。授乳中の服薬はよろしくないので今まで頑張ってきたのだが、とうとうやられてしまった。 それにしても、大人が風邪を引くような劣悪な環境で赤ん坊に予防接種を行っているというのはいかがなものか。体力が落ちて本当にポリオになっちゃったらどうするんだろう。
ともかく、ママとおばあちゃんは、ちーちゃんに風邪を感染さないために、必要最低限の接触しかしないようにしていた。 ちーちゃんはその変化を敏感に感じ取ったらしく、おばあちゃんの顔色を伺って愛想笑いするんだそうだ。 元々お客さんには気を遣って愛想笑いする子なんだが、いつも一緒に居るウチの母にまで愛想笑いするとは!「最近ボクと遊んでくれないのは、ボクが嫌いになったからなの?お願い、嫌いにならないで!」とでも思っているんだろうか? 家族にまで気を遣ってどうする?そんなことでは長い人生生きられないよ。
子の年齢:5ヶ月1週
先週の赤ちゃん教室で、育児に関して悩みがありますか?と言われたので、「腱鞘炎で手首が痛いが、授乳のために治療(薬物治療)できない」と話した。 母乳をやめてミルクにするか、授乳を続けたいのであれば産婦人科に相談するよう勧められた。 「ハサミや包丁を持っても痛いので、そのうち赤ちゃんを落とすのではないかと不安だ」、と言うと、皆「それは大変ね」「かわいそうね」と言う。 そう言われてみれば、今までガマンしてたけどわたしってかわいそうかも。 月曜日になるのを待って産婦人科を受診する。 「どうされました?」 「手首が痛いです。」 産婦人科で手首の痛みを訴える患者もないものである。 整形外科で授乳に差し支える薬の投与を勧められて困っていることを話すと、 「まぁ、でももうハイハイしてる頃だよね。」 「首も据わってません。」 「え??」 「もう5ヶ月過ぎましたけど、首据わってないです。」 「それは、ちょっと、遅いね・・・。」
思い出した。 今まで薬を飲まずにガマンしていたのは、そのうち首が据われば抱っこが楽になって、腱鞘炎が自然に治るだろうと思っていたからなのだ。 首も据わらないし、腱鞘炎も治らない。 すっかり落ち込んでしまった。
どんな薬をどのくらいの期間飲むのか、整形外科で聞いてきてくれれば相談に乗りますよ、と言われたので、その足で整形外科に行く。 「どんな薬って消炎鎮痛剤ですよ。」 「お薬の名前と一日の量と期間を教えてください。」 「薬はハイペン、一日2錠、期間は人によって1ヶ月で治る人も居れば、1ヶ月半、2ヶ月かかる人も居るでしょうね。」
再び産婦人科に戻って、 「ハイペンを1日2錠、最短1ヶ月だそうです。」 「1ヶ月も飲むの?ミルクに切り替えたほうがいいんじゃない?」 先生が言うには、似たような薬を産後の痛み止めに1週間程度処方しているので、1〜2週間なら服用しながら授乳しても大丈夫だろう、ということなのだ。 「でも、今からミルクなんて。首も据わらないから腹ばいにして泣かせてるのに、この上おっぱいまで止めるなんて、かわいそうで・・・。」
またしても泣いてしまう。 「どうしても授乳を続けたいのなら、薬を1週間だけ飲みたいと整形の先生に相談してみたら。それに首据わりだけど、体の向きを変えたりもしないの?」 「いえ、寝返りで頭だけ残るような感じです。」 「じゃあ、全然心配ないよ。腹ばいなんかすれば泣くに決まってるんだから、普通にしてればそのうち据わるよ。「いい子いい子」して赤ちゃんを育てるのも悪くないけど、無理しないようにね。」
子の年齢:4ヶ月1週
今日はポリオ(小児麻痺)の予防接種だ。 予防接種は基本的に個別接種なのだが、ポリオと日本脳炎だけは集団接種で、今月中に市内のどこか(地区センター)で接種しなくてはならない。 今月の対象者は平成15年7月1日〜平成16年1月31日に生まれた人。予防接種なんてなるべく体力がついてから受けたいものだ。ちーちゃんは平成16年1月7日生まれなので、損した気分だ。
会場となる地区センター(最寄の地区で受けそびれたので、隣の地区)は駐車場が極端に少ない。おまけに今日は風雨ときている。早めに行かなくては、と受付開始の10分前に到着するように家を出た。 ところが会場付近には既に縦列駐車の列が! そして会場は既に順番を待つママと赤ちゃんの熱気でむしむししていた。 みーんな考えることは同じなのね。
受付時刻の終わりごろになると、人が減ってきた。こんなことなら終わるギリギリに来ればよかった。
子の年齢:4ヶ月
4月の終わり頃から両手の親指の痛みが耐え難くなってきた。 出産直後から少し痛かったのだが、そのうち治るだろうと放置していたのだ。抱っこをサボる訳にも行かないし、早く治そうと整形外科に通い始めて1週間程になるが、治るどころか痛みがますますひどくなってきた。 確かに、赤ん坊を抱えているので、治療に専心しているとは言い難いが、治らないだけならまだしも、ますます痛くなるのはおかしいんじゃないだろうか。その上朝起きたときは、手首だけでなく、膝も痛い。 お医者さんに訊いてみた。
では、血液検査してみますか。確かに、産後はホルモンのバランスが崩れて関節炎やリュウマチになる場合がありますから。
リ、リュウマチ?
そんなことになったら、授乳を取るか治療を取るか究極の選択だ。
2004年05月11日(火) |
血便の理由は・・・? |
子の年齢:4ヶ月
血便の検査結果を聞きに病院へ。 ゴールデンウィークの終わり頃に血便をしたのだが、熱もなく機嫌もいいので休み明けを待って(つまり先週)診察を受けた。症状は何もないので、オムツの診察ということになる。ところがそのオムツ、使用から2日が経過するうちに、あんなにハッキリしていた赤いツブが、跡形もなく消えてしまっていた。
これではまたしても、無意味に医者にかかる心配性の母親!
いいや、確かに便に赤い点が混ざっていたのだ。しかもこれで3度目。周期的に血便をするからには、何かあるはず、と食い下がって培検してもらった。その結果を聞きに来たのだ。 病原菌は居ませんでした。 なーんだ、良かった。でも結局血便の理由は分からずじまい。 こんなことを繰り返して、いつの間にか症状も消えて、成長していくのかな?
3週間程前に予約していた本が戻ってきたので借りにきてください、と県立図書館から連絡が入った。 その裏山で友達が倒れ、そのまま亡くなったという県立図書館だ。 ただの偶然なのだが、葬儀の翌日にそんな場所から連絡があると、何か不思議な気持ちになる。
子の年齢:4ヶ月
来週だと思っていたが、今日が母の日らしい。母になって初めての母の日だ。 初節句ならぬ、初母の日。 ちーちゃん、「肩たたき券」ちょうだい。
フリースでちーちゃんのスリーパーを作ってみました。写真ではわかりませんが、実は布が裏表になってます。
子の年齢:4ヶ月
昨日の日記にも「子の年齢:4ヶ月」と書いたような気がするが、正確には今日で4ヶ月になる。首は相変わらず据わっていない。 うつ伏せで首を持ち上げるより、仰向けでブリッジする方が、だんぜんお得意だ。
生まれたときから左に向きぐせがあったので、勢い左手ばかり使うようになり、右手におもちゃを握らせると怒る。 このままではお箸も鉛筆も左で持つのでは・・・? 文字は右手で書きやすいようにできている。左手で字を綺麗に書くのは、右手で字を綺麗に書くより難しいのだ。
子の年齢:4ヶ月
別の友達が、昏睡状態の友達を見舞って、話を聞かせてくれた。 その日の午前中、彼女は二人の子供を連れて夫を空港に迎えに行き、その足で実家に行き、夫を家に残して伯母(叔母?)と4人で山にタケノコ掘りに出かけ、その山中で倒れたのだそうだ。 携帯電話を持っていなかったので、連絡の手段がなく、伯母は一旦家に帰って救急車を呼んだらしい。その間がよくなかったのだろう。つくづく運が悪かったと言う外はない。 現在は自力で呼吸することができないそうだが、心臓は元気だそうだ。その上、今でも定期的に乳が張るのだそうだ(下の子は1歳になったばかりなので、まだお乳を飲んでいた)。
そんなになってもお母さんなのね・・・。
見舞いに行きたければ、早めに連絡して欲しいと言う。 行きたいような行きたくないような。
この目で見さえしなければ、「最近会ってないけど元気なはず」のノリで、元気な彼女を勝手に想像できる。彼女が死にかかっている現実を直視したくない。 磐石に思えた自分の命も、ただ「死に遅れて」いるだけな気がする。
子の年齢:3ヶ月3週
端午の節句だというのに天気が芳しくない。 Yahoo!きっずの「作って遊ぶ子どもの日」を作ってちーちゃんに持ってもらいました。 あとは大人だけが柏もち食べて、こどもの日おしまい。
子の年齢:3ヶ月3週
ぶつけた覚えはないのだが、ちーちゃんのオデコの一部に赤い隆起ができた。周囲が青い。 これは、タンコブでは? ぶつけた覚えは全くない。本人もご機嫌で乳もよく飲む。 でも、痛がらない時の方が危ないような気がして、病院に行くことにした。 病院で待っている間に、同じような大きさの赤ちゃんを連れた、同じようにママとおばあちゃんがやってきた。赤ちゃんの首がまだふらついているのも同じだ。隣の長椅子に座ったので、目が合えば話をしたいと思ったのだが、どうもこちらを避けているようだ。個人主義者なのかもしれない。無理に話しかけても気分が悪いだけだ、と思い話しかけるのをやめた。しかし母はそうは思わなかったらしく、「あれ、ウチのちーちゃんと同じぐらいじゃないかしら、何ヶ月?」と無理やり話しかけた。
「7ヶ月です。」 と、ママが言って、診察室に逃げ込むように入っていった。 あ、そういうことだったのか。
さて、ちーちゃんのタンコブは確かにタンコブのようなのだが、まぁ心配ないでしょうとのこと。それよりももうすぐ4ヶ月だというのに、首がぶらんぶらんですね、と言う。「少し遅いですね。」この「少し」というのは、ボカシの「少し」であって、本当は「とっても遅い」と言いたいところをガマンしているのだ。
うつぶせにしてますか?と言う。 はぁ、たまに。 日に何回かしてあげてくださいね。
うつぶせにすれば早く首が据わるというだけで、うつぶせにしなくてもそのうち首が据わると思っていたのだが、だめなんだろうか?
うつぶせにしないと首が据わらないんですか?と訊いてみた。 据わる人はうつぶせにしなくても据わるんだけど、この人はちょっと遅いね。
「この人はうつぶせにしないと据わらないね。」とは言わない。つまり、この人は何をしても首が据わらない可能性もあるということだ。タンコブなんかよりそっちの方が心配だ。
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