子の年齢:5ヶ月3週
ポリオ接種から1ヶ月経ったので、次の予防接種を受けることにした。 予防接種そのものを忌避する気持ちもあって(副反応が怖いから)、受けなくてもいいんじゃないか、と思ったりもしていたが、予防接種率が高いから流行しないんです、と言われたらそうかなとも思う。 とにかく及び腰。 三種混合は体力がついてから受けることにして、ツベルクリン反応は陽性ならBCGを受けなくていいから、ツベルクリン反応から行ってみよう。 ってな感じで、小児科に行く。
しかし、 「三種混合の接種券はお持ちでないんですか?三種混合から受けていただきたいのですが。」 と看護婦に言われ、困惑する。 「接種券はありますけど、ツベルクリン反応を先に受けたいんです。」 「では先生とお話してください。」 うぬぬ、どうあっても三種混合から受けさせようという魂胆か。出直してくるぞ。と思いながら、しぶしぶ医者の話を聞く。
「三種混合ワクチンには百日咳のワクチンが含まれているんだけど、6ヶ月未満の赤ちゃんがかかると危険な病気なんだ。ツベルクリン反応は結核の予防接種だけれど、結核にかかる危険性より、百日咳にかかる危険性の方が高い。アフリカではワクチン不足で子供がバタバタ死んでいるけれども、折角日本に生まれて、百日咳に罹ったら損だと思わないかね。」 「そうですね。でも副反応が怖いので、三種混合はもっと体力がついてから接種しようと思っていたんです。」 「体力がついたら副反応が起こりにくくなるなんて、どこに書いてある?大人でも赤ちゃんでも副反応は出るんだよ。」 「そうですか。では三種混合受けます。」 そこで初めて気づいたが、三種混合の接種券は3枚ある。 「三枚ある・・・。これは計画立てて受けなくては・・・。」 「そうだよ。お母さんはおそらく生まれて初めて子供に予防接種を受けさせているんだ、そうだね。わたしはしょっちゅう予防接種をしている。慣れっこだ。私が代わりに計画を立ててあげる。その方がいいと思わないかね。」 「そうですね。ではお願いします。」
という訳で立てられた計画 ポリオ→4W→三種混合→3W→三種混合→3W→三種混合→1W→ツベルクリン反応・BCG→4W→ポリオ その間にも当然健診などもあり、大忙しなんである。
子の年齢:5ヶ月3週
先月の4ヶ月健診で、首が据わっていなかったので、「来月もう一度見せてください」と言われて指示された健診に行った。今回は夫と一緒だ。 受付開始時刻の5分前に行ったのだが、既に20人が受付を済ませていた。一体何のための受付時間なんだろう・・・? 中に入ってみると、首据わりどころか一人座りが出来る子や一人歩きが出来る子までいる。いろんな月齢の子が来ているようだ。つまり皆なんらかの問題を抱えているのだ。 隣り合わせた目のくりくりした可愛い女の子のお母さんに聞いてみた。 「10ヶ月なんですけど体が小さくて、何もかも他の子より2ヶ月遅いんです。」 なるほど、体が小さければ身軽で、「はいはい」も早かろうと思っていたが、そうでもないらしい。 散々待たされて、整形外科の診察、小児科の診察、保健士の問診がある。 整形外科の診察では、ちーちゃんの片足を持って逆さにしたりする。えーそんなのありぃ?これを見ると、赤ちゃんとの入浴が気楽になる。 次に小児科検診。仰向けにして腕だけを引っ張り、首がついてくるかどうか見る。 なかなか首を持ち上げようとしない。 「ゆっくりですけど持ち上げるんです(汗)。」 「えらくゆっくりだねぇ。全体的に筋力が弱い、2ヵ月後にまた見せてください。」 ええ?またなのぉ?もうウンザリだ。 大体母子手帳に「発達には個人差があります。焦らなくて大丈夫です。」と書いてあるのに、ここの人たちは「遅い」を「ゆっくり」に置き換えて話しているだけだ。 「ちょっとゆっくり過ぎますよね。」⇒「ちょっと遅過ぎますよね。」同じじゃないか。 聞いているウチにだんだんイライラしてくる。 「家に帰ったら30分間うつ伏せにしてください。」 「すぐ泣くんです。5分しか持ちません。」 「では回数を増やしてあげることは出来ませんか?」 「・・・。」
夫が「ちーちゃんのためなんだから、うつ伏せしようよ」と言う。 「自分でやれば。わたしはもうイヤだからね。」 「なんでイヤなんけ?ちーちゃんのためだって言っとられるやろう(言ってらっしゃるでしょ)?」 「わざわざ子供が泣くことをさせて、黙って見ているのがツライの。」 夫も敵に回すのか、困ったな、と思ったら、 「そうだね、人と比べてもしょうがないね。ママはよく頑張っとるよ。」 と言ってくれた。 とても嬉しかった。
子の年齢:5ヶ月1週
台風6号が接近したため、ものすごく蒸し暑い日だった。 このところ暑さを避けるため、お散歩を午前9時にしているのだが、それでも暑い。もっと早くにしなくては。 あまりにも暑いので、お昼にちーちゃんにシャワーを浴びさせるが、背中ばかりかおでこや肘にまで「あせも」ができて赤らんでいるのがかわいそうだ。 クーラーをつけているので暑くない筈なのだが、就寝時刻になるとなにやらぐずぐず言い始める。裏を流れる用水に架かる橋にいい風が吹くので、そこで揺すって寝かしつける。
子の年齢:5ヶ月1週
パパが戻ってから4日、とうとう実家を引き揚げる日が来た。ちーちゃんがパパとアパートに慣れていないから、ということでのびのびになっていたのだが、とうとう引き揚げることになった。それまで未決囚のような気分だったが、じゃあ今日の4時に、と云われると支度に手間取ってしまう。 前回ちーちゃんが2ヶ月半の時に引き揚げた時、実家の部屋を散らかしたまま帰った、と怒られたので、今回は念入りに跡形もなくなるよう片付ける。 夫が迎えに来て、では本当にありがとうございました、と挨拶して去ろうとすると、母が、ぽかん、とした顔で部屋の隅を見つめていた。 前々から、いつ帰る、もうすぐ帰る、という話はしていたのだが、いざ居なくなってみると、寂しくてたまらないらしい。 赤ちゃんのお世話にはお金もかかるし、気も遣うし、体も疲れる。居なくなって、ほっ、ともしそうなものだが、それだけではないのかも知れない。 外孫でも内孫でも、世話できることは「権利」だと、受け取ってもらえればいいのだけど。
子の年齢:5ヶ月1週
2ヶ月半アメリカに行っていた夫が帰ってきた。 「パパだよ〜、お土産だよ〜、ほーれほれほれ。」 とやってきて、ちーちゃんを抱っこする。ちーちゃんも最初はにこにこ笑っていたが、そのうち奇声を発して顔を真っ赤にして暴れ始めた。 すかさず夫から取り上げて、見えない場所で抱っこしてあやす。 「大丈夫よ。あれはパパだからね。」
2ヵ月半も留守にして、ジグソーパズルみたいに簡単にはまれると思ったら大間違いだ。ちーちゃんの認識にパパの枠などあるもんか。 開口一番に、「こんなに大きくかわいくなって、ママありがとう」と言ってくれれば溜飲が下がるのに、すぐ「パパだよう」なんて言われればむっとしてしまう。
いきなりアパートに帰ってパパと3人になるんじゃ、ちーちゃんが可哀想だから、しばらくパパが実家に通って慣れたらアパートに行くことにしない?と言うと夫が怒り始めた。 「そんなん、ウチの会社の子供達みんなその日の内に帰って来とる。甘やかし過ぎじゃない?」 「悪いことまで見習わんくていいやろ。血繋がっとれば心も繋がっとるとでも思っとんが?」 再会早々大喧嘩になる。
「喧嘩しに来た訳じゃないがに。(喧嘩しに来た訳じゃないのに)とりあえず帰るわ。」
後で冷静に考えてみれば、夫の言うとおりだ。 わたしはヤキモチをやいていたのだ。 昨日まで100%わたしものだったちーちゃんの愛着を夫と半分こするのが嫌なだけなのだ。ちーちゃんがもっともっと夫を怖がればいいと思っているのだ。
子の年齢:5ヶ月
ちーちゃんはまだ首が据わらない。 生後3ヶ月前後に首が据わるのが普通だが、満5ヶ月を1週間も過ぎようというのにまだふらふらだ。
「時々腹ばいにしてください」 小児科でも言われ、4ヶ月健診でも言われた。やってみているがあまり結果は芳しくない。 昨日の「仲間づくりの赤ちゃん教室」では 「1日3回、各20分づつ腹ばいにしてください。泣いても途中で止めないで」 と強烈なことを言われた。
最初は、そのうち据わるでしょ、と思っていたが、銭湯で 「1日何度も腹ばいにさせて、早く据わらせるようにしないと一生このままだよ」 と知らない人に言われ、だんだんのんきに構えても居られなくなった。 だいたいが、普通は腹ばいなんてしなくても自然に首が据わるものなのだ。
この子のため、と思って20分間の腹ばいを試みるが、7分を過ぎると大泣きする。どうにか15分までそのままにしておくけれど、気を取り直して首を持ち上げるなんてことはなく、ただ泣いているだけだ。
自分の子供をいじめているだけのような気がする。 15分経ったら抱き上げて「頑張ったね、ご苦労さん」と褒めてやるが、そう簡単に泣き止まない。しゃくりあげて泣いているのを見ているうちに、ママだって本当はこんなことしたくないよぅ、と一緒になって泣いてしまった。
2004年06月11日(金) |
「仲間づくりの赤ちゃん教室」に行く |
子の年齢:5ヶ月
今日は市が開催する「仲間づくりの赤ちゃん教室」第一回目だ。これは各小学校区の保健推進委員(市の嘱託)が中心になって行う(全6回)もので、戸別訪問でお誘いがある。 何の因果か毎月1回の開催日が「ラ・レーチェ・リーグ」(母乳育児の会)の次の日 だ。同じ目的で二日続けて外出するのは嫌なので、今月だけ両方行ってみて来月からはどちらか一方だけ行くことにしようと思う。 とはいえ、市の赤ちゃん教室には最初からあまり期待していなかった。保健士はサークル運営が上手くない人が多いので、「仲間づくり」を目的とした会の司会は不向きだろうと思ったのだ。 その点「ラ・レーチェ・リーグ」のサークル運営は素晴らしい。毎回テーマに沿って一人づつ話すのだが、そのうち自然に隣の人と雑談を始めたりしつつ、全体に場が盛り上がる。
実際に行ってみて、予想どおりだった。 しかし、身体計測もしてもらえるし、保健士に個別相談にのってもらうこともできる。近所の赤ちゃんと顔見知りにはなれるので、まあ、行く価値あるな。
子の年齢:4ヶ月4週
手作りベビースリングを参考にして、「シアーズ博士のベビーブック」に出てくる「ベビースリング」を作ってみました。身長153cmなので、ここに書いてあるのより10cm短く作ってみました(最初は長すぎてエレキギター抱えてるみたいになった)。
わたしは夏が好きだ。しかし赤ちゃんというものは、えてして夏が苦手なものらしい。 気温が26℃を超えたあたりからぐずぐず泣く。 暑くて泣くのだ。 大人なら「暑ちー、暑ちー、うへー何だよこれはー」なんて言うところなのかも知れないが、赤ちゃんには泣くか笑うしかないのだ。 気温が26℃を超えて、他に何の理由もなく泣く時、それは暑くて泣いているのだ。 そうか、暑いのか。かわいそうに。 薄い肌着一枚に着替えさせて、窓を全開にする。 すると今度は汗が急速に冷えたのか、しゃっくりを始める。
うえええ、しゃっくりだ、おっぱいを飲ませよう。 どれだけ飲ませても止まらない。体を温めるしかない。 そこでさっき脱がせたばかりの服をもう一度着せる。
しばらくしてしゃっくりは止まるが、またぐずぐず泣き始める。 もーどうすればいいのぅ? 既にママはへろへろだ。こちらがへろへろになったって、ちーちゃんの暑さが減ずる訳ではないので更に泣き続ける。 こんなとき虐待が始まったりするんだろうなー。
仕方ないので団扇であおぎ、シャワーを浴びさせ、終には扇風機を弱くまわしてやる。 扇風機をかけてやったら漸くおとなしくなった。
はー、まだ6月だぞう。8月なんて35℃超えたりするのに、どーすんだ?
子の年齢:4ヶ月3週
どこの子もそうなのかもしれないが、ちーちゃんはそよ風が好きだ。口でふー、と吹いてやっても喜ぶし、団扇でゆっくりあおいでやると足をばたつかせて喜ぶ。自然の風がそよそよと吹いてきても笑顔になる。 最近気づいたのだが、愛想よしの赤ちゃんは男の子に多い。ちーちゃんも愛想がいい方だが、友達の子供でもお姉ちゃんより弟の方が愛想がいい。他人にあやされてよく笑う女の赤ちゃんは見たことがない。
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