ちーちゃんままの日記

2003年12月30日(火) 出産予定日

子の年齢:妊娠39週
読んでいる本:なし

 とうとう公式の出産予定日がやってきた。時々ひどい腹痛になったりするけど、看護婦さんの言う「10分〜15分間隔」というのが何のことやら未だに解らない。
 未年も今日を入れてあと二日だ。この調子ではちーちゃんは申年生まれになってしまう。
 義母が言うには申年の元旦に生まれると(豊臣秀吉に因んで)出世するのだそうだ。元旦生まれなどとんでもない。お年を召した方々はどうしてそんな変なゲンを担ぎたがるんだろう。割増料金分を支払ってもらうぞぅ。
 年賀状はまだ宛名だけにしてあるのだが、この調子では大晦日に写真なしの年賀状を印刷することになってしまう。そしてでかい腹のまま初詣に行ったりして、キャー、もうカンベンしてー。
 今日は外来がお休みだが病棟で妊婦検診があった。お腹にモニターをつけて、30分程地震計みたいなものを取る。30分の間に3回ほどお腹が張ったが、1回だけモニターの針が大きく振れた。これが前駆陣痛らしい。ふーん陣痛ってお腹が張ることなんだ。
 内診所見では少し子宮口が柔らかくなってきた程度ということ。来週までに陣痛が来ない場合は、入院して処置をするとのことだった。
 「でも意外と大掃除しているウチに陣痛がくるかもね。」
 ええー、大掃除するんですかい?こんな飼い殺しのお正月のために掃除なんかしたくないー。



2003年12月28日(日) お正月の味

子の年齢:妊娠38週
読んでいる本:なし


 いいお天気だ。夫が正月休みに入ったので、市外の大型ショッピングセンターに散歩に行く。途中国道では雪から湯気があがっている。こんなにいいお天気なら、外のお散歩でもよかったな。
 まず、スタバでお昼ご飯を食べる。シナモンロールとバニーニサンドを頼んだ。すごくおいしい。カフェで食事して美味しかった記憶があまりないのだが、今回は十分お食事になった。シナモンロールは外がかりっとしていて、中はふんわりしていて、シナモンフレーバーもシュガーコーティングもちょっと控え目で、本当においしかった。
 さて、目的がお散歩なので、各フロア用もないのにぐるぐる巡る。とはいえ、一人でお散歩するのと、二人でお散歩するのはペースが違う。一人のときはもっとサクサク歩けるのだが、今日はなぜかペンギン歩きになる。
 夕食の買い物をして帰ることになった。デザートにヨーグルトが欲しい、とデザートコーナーを見ると、そこには「江川の水羊羹」が!
 父の郷里でお正月になると食べるもの、それがこの水羊羹だ。年末年始のこの時期にしか売られていない。何故か夏には手に入らないのだ。
 さぁ、これを買って帰るぞぅ。



2003年12月27日(土) また、雪の朝

子の年齢:妊娠38週
読んでいる本:なし

 気づいたら朝だった。
 ちーちゃんに初乳をあげている予定だったのに。あーつまんない。
 そして世の中は仕事納めらしい(夫の会社は忙しいらしく明日まで仕事)。このまま正月気分にもなれないまま、正月を迎えてしまうのだろうか。
 嫌だぁ、こんな中途半端なお正月は。年末が出産予定日になると本当につまらない。
 お米を一合床にこぼしてしまった。昨日一日床拭きをサボっただけなのに、たちまちお米がホコリまみれに・・・。これも床拭きをサボったバツなのか・・・?
 追い討ちをかけるように、コインランドリーでランドリーバッグを盗られる。バッグを乾燥機の前に置いてテレビを見ていたら、ふと振り返ると知らないオバさんがわたしのランドリーバッグに自分の洗濯物をせっせと入れているのだ。
 「あの、それわたしのなんですけど」というと、
 「いいえ、わたしが家から持ってきたのです」と譲らない。
確かにそのバッグは以前そのコインランドリーで配っていたものなので、このオバさんが同じものを持っていてもおかしくない。つまり、自分の所有物であることが証明できないのだ。結局そのオバさんはわたしに変な言いがかりをつけられたような顔をして、わたしのランドリーバッグを持って帰って行った。

 とほほ・・・。

 もともとタダで貰った物なので、なくなっても惜しくはないが、乾いた洗濯物を入れる物がないのには閉口した。
 というか、この先何を盗られるか知れたものではない気がしてきた。祖母を見習って全ての所有物に油性マジックで住所と名前を書いておかなくてはならないのか?



2003年12月26日(金) 陣痛とは?

子の年齢:妊娠38週
読んでいる本:なし

 初めてなので、どういった兆候を待っているのかわからない。その時が来たら自分でそれと解るものなのかどうか。
 今日は夕方からお腹の張りが強くなって、お腹が張り続けている感じだ。お腹が張ると、だんだん頭がぼぅっとしてくる。でも、ハァハァ言う程ではないし、それほど痛くもない。



2003年12月25日(木) 不確実なもの

子の年齢:妊娠38週
読んでいる本:なし

 昨日の雨で雪はすっかり融けた。
 昨日は父の60回目(還暦)の誕生日だった。面白い偶然なので同じ日に出産しようと努力したが、思い通りにならないものだ。
 床磨きやら、散歩やらで精根尽き果てて、お買い物にも行かずにぼーっとしていたら、帰ってきた夫に文句を言われた。
 お腹をすかせて帰ってきたら冷蔵庫が空で、一日家にいた妻が散歩で疲れた、なんて言えば「えええ?」と思うのも無理ないだろうな。
 でも、わたしだって好きで床磨きやら散歩やらをしている訳じゃない。
 「なによぅ、二人の子供なのにわたしひとりに背負わせて〜、きぃぃ〜。」
 と言ってふて寝してしまった。



2003年12月24日(水) 能書き

子の年齢:妊娠38週
読んでいる本:『奇妙な経済学を語る人びと〜エコノミストは信用できるか』(原田泰著 日本経済新聞社)

 床の拭き掃除を始めて3日になるが、全然生まれそうな気がしない。よって本日は床拭きフルコースに加えて、ガスレンジ磨きとカーペット掃除も追加してみた。
 カーペット掃除はこの間NHKの「生活ほっとモーニング」でやっていた、ペット用のブラシで逆毛を立てて毛の間に入り込んだゴミを取り除く、というもの。実際やってみると、床磨きどころじゃなく疲れる。

 ふー、疲れて眠くなってきた。しかしここで眠るわけにはいかん。あいにく雨だが、今日は歩いて街まで行って、デパートをぶらぶらするのだ。

 デパートに着いた頃には疲れすぎて向こうズネがズキズキし始めた。しかしここで諦めて電車に乗って帰宅しては意味がない。気力で雛人形やらクリスマスケーキやらを眺め歩く。
 ふー、疲れて眠くなってきた。しかし、気力で歩いて帰るのだ。

 そして歩いて帰宅した後、化粧水を切らしていたので最寄のショッピングモールで化粧水を買うことにした。
 コスメ雑誌のスグレモノ化粧品ランキングなんかを見て、コストパフォーマンスのいい基礎化粧品を買うのが好きなので、今号の『美的』で第一位だったALBIONのスキンコンディショナーを買うことにした。

 という訳で指名買いなのだが、カウンターで能書きを垂れられた。

 これをやられると30%ぐらい買う気が失せる。その上手の甲に塗りつけられて、「すっと馴染んで、さらっとしませんか?」なんて言われた日には、そのまま帰りたくなる。
 「天然成分が多く含まれているんです、ハトムギエキスとか・・・。」
 きぃー、利いた風なことをぬかすぅ。ハトムギに含まれる何という成分が100ml当り何IU含まれているのか言ってみろ!

 なんてことは当然心の声であって、表向きは解かったような解からないような顔をして、早く能書きが終わるのを願っているのだ。

 多分これ二度と買わないだろうな・・・。



2003年12月22日(月) 床を拭け

子の年齢:妊娠38週
読んでいる本:『奇妙な経済学を語る人びと〜エコノミストは信用できるか』(原田泰著 日本経済新聞社)

 今日は検診の日。
 尿糖がまた+になり、体重が500g増えた。
 先週入れたお薬は、体質によるものなんだそうだが、溶けずにカサカサになって残ってしまったらしい。子宮口は硬いままで、陣痛や破水の兆候は全くない。

 「薬が溶けなかった、ということは効いてない、ってことですか?」
 「そういう状態でも効く場合もありますし、一概に言えません。拭き掃除するといい、ってよく言いますよね。」

 がーん。
 
 ウチの母と言ってることが同じではないか。
 それでなくても水仕事がツライこの季節に、毎日床を拭け、って?

 しかし、このままではちーちゃんの写真の年賀状を作るという夢が叶えられない。騙されて床を拭くしかないのだ。
 帰り道に早速スーパーの全ての通路を巡礼した。次に行った書店でも、ドラッグストアでも、迷路のように全ての通路をぐるぐる歩いた。
 それから家に帰ってお湯を沸かし、6畳の2間をくまなく拭いた。
 かなり疲れる。
 お部屋はとてもきれいになったが、ちーちゃんもすっかり落ち着いたみたいで、あまり陣痛の役に立ちそうもない。
 



2003年12月21日(日) 住宅屋

子の年齢:妊娠37週
読んでいる本:『奇妙な経済学を語る人びと〜エコノミストは信用できるか』(原田泰著 日本経済新聞社)





お正月用に水引細工をしてみました(松だけ夫に手伝ってもらった)


 アパートに来る訪問者は殆どが郵便屋さんか宅配業者だ。
 実家にはよくリフォーム業者とか胡乱な募金集めがやってくる。自宅を構えると、近所づきあいとともにセールスマンという迷惑なオマケがついてくるんだろう。

 さて、滅多に鳴らないウチのチャイムがお昼頃に鳴らされた。
 夫がインターフォンに出る。
 「○○ホームですが、お宅様が△△に土地を購入されたと聞きまして、もう住宅業者はお決まりですか?」
とか何とか。

 うえ〜。
 確かに数ヶ月前に郊外に宅地を買った。建築条件がなかったので、放置しておいたのだが、周りの区画で家を建てている業者が、役所でウチを調べてきたらしい。
 今は税制の優遇もあるし、家賃より安いローンの支払いで家が建てられることもわかっている。住宅屋から見れば、アパート住まいの新婚夫婦は格好のターゲットだろう。
 でも、アパート住まいも快適だ。
 夫の会社から家賃の補助が出るし、狭い分だけ掃除や戸締りが簡単で、光熱費も安く済む。通勤や買い物などの交通の便もよい。
 よく、家賃は捨て金、と言われるけど、自宅の固定資産税とか、そのうちかかってくる修繕費を考えると、あえてアパートに住む経済的な理由もあるんじゃないかと思う。
 という訳だから今のところどうするつもりもないのだが、住宅屋は許してくれないかもしれない。他の業者も順番に挨拶に来るかもしれない。ああ面倒くさい。



2003年12月20日(土) 積雪

子の年齢:妊娠37週
読んでいる本:『奇妙な経済学を語る人びと〜エコノミストは信用できるか』(原田泰著 日本経済新聞社)

 今年初めての積雪だ。ベランダの手すりに15cm程積もっているようだ。
 駅の近くに住んでいるので、交通機関の乱れはどうなんだろう、とちょっと気になる。幸い土曜日なので、朝の交通量もそんなに多くないだろう。

 このところ湯上りに水を2杯飲むと、体が重くなって眠くなるようになった。もう本当に泥のように眠くなるのだ。まだ歯も磨いていないし、パジャマに着替えてもいない。まだ本だって読みたいのに・・・。ああ、悔しい!
 きっと赤ちゃんが眠くてぐずる時もこんな気分なんだろうな。赤ちゃんなんて眠るのが仕事みたいなもんだから、泣かずにさっさと寝ればいいのに、と思っていたけど、彼らなりに本当はもっとしたいことがあって、でも体がいうこときかなくて、「悔しいよう」と思っているんだろう。
 母親のわたしが妊娠中から眠くてぐずってる、ってことは生まれるちーちゃんは更に眠いとぐずるのかな?



2003年12月18日(木) がろに

子の年齢:妊娠37週
読んでいる本:なし

 だんだん胎動が暴力的になってきた。「せまいよう、出してくれよう」って言ってるみたいな。胎動する時のお腹の隆起も、1週間程前までは柚子ぐらいだったけど、今はオレンジぐらいになった気がする。
 以前夫のアメリカ出張土産に買ってきてもらった、豆スープセットを作ることにした。6種の豆スープのキットとレシピがセットになったもので、1パックだけ作って後は忘れていた。
 当然レシピは英語で書いてある。はっきり言って何のことかわからない。多分こういうことが書いてあるんだろうなー、と思いながら読む。
 だってさー、日本語のレシピだって、小さい紙に端折って書いてあるでしょ?英語で端折って書かれてんだよ、'1/2 tsp. Worcestershire sauce'とかさー、たぶん、「ウスターソース小さじ1/2」だろう、と思うしかない。
 そんな風に拾い読みをしていたら、最後のところに、'Garnish with Parmesan Cheese.'と書いてあった。

gar・nish
n.,vt.(料理の)つま(を添える),つけ合わせ(る);(デイリーコンサイス英和辞典)

 てっきり骨付きハムとか日本では手に入らない食材のことかと思っていたら、「付け合せ(る)」のことだった。
 弟が以前、ハンバーグやステーキの付け合せのことを「がろに」と読んでいたのを思い出した。てっきり「がめ煮」とか「甘露煮」とかの一種だろうと思い、合う人毎に訊いてみたが、誰も知らなかった。
 弟の造語だろうと思っていたのだが、実はgarnishのことだったようだ。



2003年12月17日(水) パソコン復活

子の年齢:妊娠37週
読んでいる本:なし

 パソコンが復活した。12,000円は痛い出費だったが、部品交換できれいに直った。もうどこも壊れないで欲しいものだ。
 『おしゃれ工房12月号』掲載の水引細工をやって遊んでいるうちに、和紙で飾りたくなって、和紙の折り方を調べていたら、「折形」というものがあることを知った。武家社会のしきたりで、包み紙の折り方で中身がわかるようになっている、一種の記号のようなものらしい。
 例えば、山椒粉、塩、薬などは包み方で区別できるんだそうだ。
 伝統の折形には無駄のない美しさがあって、自分の手で折ることができるのが楽しい。



2003年12月16日(火) 検診

子の年齢:妊娠37週
読んでいる本:なし

 今日に限って初雪がフロントグラスにうっすら積もっていた。
 尿検査は糖、たんぱくともマイナスだったが、先週に比べて体重が1.2kg増えていた。この時期にこんなに体重が増えるのはよくないらしい。今まで尿糖+が出続けても何も言わなかった主治医が脚のむくみを心配してすねを押す。
 自分でもどうして体重が増えたのか判らない。実家にいた時の方が菓子パンやらみかんやらりんごやら、だらだらと際限なく食べていた気がする。
 一昨日あたりから、ゴムを最大限に伸ばした妊婦用ショーツの腹部がズルズル下がるようになった。増えた1.2kgは全部腹部についたのだ。
 他は特に問題はない。産道が相変わらずかたいので、お薬がつけられた。破水や陣痛に気づかないこともあるので、自分で判断せず変わったことがあったら連絡するようにとのこと。

 寒さのせいかいつになくお腹がはる。
 年内に生まれてほしいけど、いて座じゃなくてやぎ座にしたい。もうちょっと待っててね。
 就寝前に夫と声を合わせて「しろくまちゃんのほっとけーき」を読んだ。二人とももう暗記している。
 もう10回読んだらね、と言ってから何回読んだかな? 



2003年12月15日(月) カレンダー高騰

子の年齢:妊娠37週
読んでいる本:なし

 今年は会社宛カレンダーのおすそ分けが手に入らないので、街の卸業者に買いに行くことにした。
 高校生の頃海外文通していたのだが、日本の景色のついたカレンダーをペンパルにプレゼントするため、父が骨を折って探してくれたのがこの店だった。
 いつもは営業中か休業かわからないような有様なのだが、今年はボール紙にきちんと「一部売りしています」と書いてある。
 引き戸を開けるとチャイムまで鳴る。
 しかし、出てきた店主のオバハンだけはいつも通りつっけんどんで
 「はい、何ですか」
 わたしが訪問セールスにでも見えるのだろうか?
 「・・・あの、あそこに一部売りしてます、って書いてありますよね。」
 「そうですよ。」
 「・・・。」
 「見せてもらっていいですか?」
 「どうぞ。」
 言うだけ言うとオバハンは奥に引っ込もうとする。
 「一部おいくらぐらいなんですか。」
 「350円ですよ。」
 「どれでもですか?」
 「そうです。」
 むー、去年は200円以下だったぞ。それに10年前はタダで3本ぐらいくれたのに。ボラれている気がする。
 別のお客が入ってきたのをしおに店を後にした。
 少し離れたところにある、紙製品全般の卸業者にも少しカレンダーがあったので、それの値段を確認してみた。350円〜550円だ。
 うむむー。トイレットペーパー同様カレンダーの製造コストも上がって、価格が上昇したということなんだろうか?

朝のワイドショーの広末涼子の妊娠報道で、コメンテーターのピーコが「要するに何やっても中途半端な女の人なのね」と言っていた。オカマだけに単刀直入だが、これが偽らざる世間の感想だろうな。
 自己推薦で早稲田大学に入学したと思ったら、休学ばかりで仕事中にプッツン言動を繰り返し、ようやく収まったと思ったら、そのまま退学。これからは仕事をがんばるのかと思ったら、妊娠しました結婚します、ではまず職場の人に信用してもらえないだろう。この結婚だって何年もつやらわからない。



2003年12月14日(日) while you're sleeping

子の年齢:妊娠37週
読んでいる本:なし

夫は本当によくしてくれる。寝ている間に夕食が出来上がっている。



2003年12月13日(土) お腹が張る

子の年齢:妊娠36週
読んでいる本:なし

 今日は1時間周期ぐらいでお腹が張る。外出が辛い。
 午後に買出しをしてから、3時間程お昼寝した。



2003年12月12日(金) パソコン故障

子の年齢:妊娠36週
読んでいる本:なし

 とうとうパソコンが充電できなくなった。電気屋さんに持ち込んだら、アダプタとソケットのどちらが悪いのか判らないけれど、どちらを直すにしても1万2千円かかる、と言われた。
 なんてこった!産休に備えてバッテリや外付けCDドライブを買い足して、再インストールまでして増強したのに、電源が壊れるとは。
 ディスプレイが小さいとか、レスポンスが遅いとかいろいろ不満だったので、周辺装置を増強していなければ、買換えてやるぐらいなのだが、先月3万程かけて増強したばかりなので、それもできない。
 ちなみに今は夫のパソコンで書いている(会社のパソコン並に速い)。
 
 ここで修理に1万2千円かけて、また別の不具合が起きたらどうしてくれよう。

 話は変わるが、このところ毎朝膀胱が痛くて目が覚める。だいたい4時頃だ。体を起こすときに更に圧迫されて、刺すように痛い。



2003年12月11日(木) ラ・レーチェ・リーグ

子の年齢  :妊娠36週
読んでいる本:なし

 今日はラ・レーチェ・リーグ(母乳育児の会)に行った。
 最初に会の主旨について説明があった。研修を受けたリーダーが各地で会を開いているらしく、随分機構がしっかりしている印象を受けた。
 非営利の会なので、お母さん同士でフリートークする際も、「どこそこ病院の○○先生が」っていうような固有名詞を出さないのがルールなんだそうだ。
 驚いたことにこの会のリーダーは説明をしながら(口話)、癖のように手話の動きをしている。手話文をきちんと表している訳ではないが、逐語訳できる単語は全て手話付きになっている(因みに参加者にろう者は一人も含まれていなかった)。
 手話について訊きたくてウズウズしたが、新参者の上に妊婦(他のお母さんは乳児連れ)なので、あまりでしゃばったこともできない。
 それにしても、グループの目的と構成員の目的が一致したグループというのはなんと気持ちの良いものだろう。あらゆるグループは自己拡張を目指すものなのだが、この会は母乳育児の会である以上、子が母乳を飲まなくなったら顔を出さなくなる、ということが了承されている。あの人はどうして来なくなったんだろう、なんてことは誰も考えない。参加者もリーダーも赤ちゃんが健康に育つことだけを願っているのだ。
 参加者の中に久しぶりに会う知人を見かけた。共通の友人を通して出産したということは聞いていたが、実際に会うのは久しぶりだった。
 今月のテーマは「卒乳」ということで、卒乳が間近なお母さんや第一子の卒乳経験のあるお母さんが順番に体験談をした。
 さて、5ヶ月児を持つあるお母さんは8ヶ月頃に復職するのを期に、卒乳を希望している、と語った。リーダーが「働くお母さんでも授乳は続けられますよ」と、復職後も第一子に授乳し続けたお母さんにお話を促した。
 ところがこの5ヶ月児のお母さんは「働きながらの授乳」以前に大きな悩みを抱えていることが判った。夫が育児に協力しないどころか、授乳しようとすると「みっともないからあっちへ行け」と言うんだそうである。また、平日はマージャン、休日はゴルフと遊び歩き、家に居る時も食事の時間以外は部屋に閉じこもりきりで、夜泣きがうるさいからと夜も別室で寝るんだそうである。
 随分ひどい夫が居るもんだ。ウチの夫の話など自慢話ととられかねない。
 「どうしたらいいでしょう」と他のお母さんのお話を聞くと、そこまでひどくはないものの、多少似たような悩みを持ったお母さんが居るようだった。
 「父性は育ちにくい」のだそうだ。



2003年12月10日(水) 次世代携帯

子の年齢:妊娠36週
読んでいる本:『無痛文明論』(森岡正弘著、トランスビュー)

 携帯電話の充電がすぐ切れるようになったので、機種変更することにした。同時に家族割引にも加入することにする。
 クリスマスシーズンの折から、何も買わなくてもショッピングセンターに行きたい気分なので、某郊外型ショッピングモールのvodafoneショップに行った。
 まずはどの機種にするか、グランドホスト風の制服を着た店員に聞いてみる。
 今回はカメラ付きにしたいので、カメラの性能とメールの表示文字数について聞いてみた。
 こういう買い物でスペックを重視する人が少ないのか、「画素数」「保存枚数」「画像転送速度」「文字数」といった質問をすると、パンフレットを開いて調べている。その様子がどうも、何というか、愛想がないんである。
 こっちもだんだん質問する気が萎えてきて、力なくも勧めるシャープの機種にすることにした。
 次に家族割引の契約だが、これがイライラする程ややこしいのだ。
 vodafoneになってから料金プランが全体的に値上がりしたのだが、全契約者の料金体系を一律変更することはせず、各々の契約者が契約内容を変更するタイミングで新料金体系に移行することになっているので、家族割引に入ると料金プランが変更になる。更に、年間割引だとかハッピーボーナス(2年間割引)だとか、機種変更の時に割安になる会だとかオプションサービスがいろいろあって、どうなさいますか、と訊いてくる。これではまるで、生命保険の特約プランである。結局自分が毎月いくら支払うことになるのかわからない。
 それだけでも頭が沸いているのに、おしまいの方になってこのおねえちゃんはこんなことを言った。「今回変更される機種はパケット通信機種ですので、パケットサービス月額400円が別途必要になります」

 はぁ?

 そんなことは料金プランの表のどこにも書いてない。
 だいたい、今使っている携帯を出して見せているのだから、機種変更の申し込みをしようとした時点でパケットサービスの説明が必要なことがわかっていたはずだ。今頃になってそんなことを言い出すのでは詐欺まがいではないか。
 パケットサービスに加入しないとvodafone以外の携帯からのメールやインターネットメールが受け取れないのだそうだ。今の携帯ならそんなもんに加入しなくても受け取れるのに、なんで?
 「2.5Gですから。」
 
 専門用語でしゃべるなー!

 2Gだ3Gだと言われれば納得して余計にお金を払うとでも思っているのかー。 
 なんでこんなお店で買い物してしまったんだろう。
 



2003年12月09日(火) 引越し

子の年齢:妊娠36週
読んでいる本:なし

 実家から引き上げることにした。
 当初は、このまま産後2ヶ月ぐらいの間実家で面倒を見てもらうつもりだったが、夫が出張から戻ってから毎日実家に会いに来てくれるので、母に夕食を出してくれるよう頼んだら、突っぱねられたからだ。
 夫は別にご飯を出してくれなくていい、と言っているのだが、わたしが納得できない。
 今までだって、友達が来てもお昼ご飯を出してくれたことなどないし、狭い家のどこかに隠れてしまってお茶も出してくれなかったことが多々あった。夫に夕食ぐらい出してくれてもいいじゃないかと思うのだが、ダメなんだそうである。父まで一緒になって、お前は嫁に行ったんだ、などと言う。
 わたしは嫁に行ったのだから、一番大切なのはおなかのちーちゃんで、次に大切なのは夫だ。夫をないがしろにしたり、おなかのちーちゃんに無意味なストレスを与える環境には居られない。

 さて、今日も検診だった。尿糖は+に落ち着いた(?)が、今まで出ていなかったたんぱくが出た。昨夜のストレスが出たのかも知れない。
 ちーちゃんの生育スピードは鈍化し始めたようだが、異常ではないらしい。
 骨盤が脱臼しそうな感覚に襲われるため、歩くのがかなり辛くなってきているのだが、母体の分娩準備はまだまだで、子宮口が厚く閉ざしているそうだ。はっきりは言わないが、おそらくこのままだと年を越しそうなようだ。来週の診察で変わりがなければ、子宮口を柔らかくする薬を処方する、ということだった。
 ひつじ年で生まれてきてくれよう。



2003年12月07日(日) ど根性ガエル

子の年齢:妊娠35週
読んでいる本:『無痛文明論』(森岡正博著 トランスビュー)

 沐浴剤「スキナベーブ」をオークションで落札した。
 500mlで2,3回使用したものが100円から出品されていたのだが、終了10分前に競り合いになり、結局280円で競り落とした。
 液体だけに送料が580円かかる。200mlの製品なら新品で1,080円なので、たくさん使えばいいけどなー。

 胎動がますます激しくなってきて、いまや胎動というよりは、ど根性ガエルみたいだ。時々前にひっぱられるような感じになる。

 昨日夫が出張先から帰ってきて、毎日おなかに話しかけている。



2003年12月06日(土) おっぱいシャツ レラック

 子の年齢:妊娠35週
 読んでいる本:『無痛文明論』(森岡正博著 トランスビュー)

 「赤すぐ」に注文していた、「おっぱいシャツ レラック」なるものが届く。
 バスト部分にコンシールファスナーがついていて、授乳時におっぱいだけ出せる、というものだ。
 冬の母乳育児は授乳時の寒さが課題になるので、買ってみたのだが、むー、どうだろう、上下に開閉するファスナーを想像していたのだが、下にしか開かない。
 勿論授乳ブラのカップが外せる程度に開口しなくてはいけないのだけど、授乳中は乳頭だけ出せるようになればいいのにー。やっぱり横方向に切り替えがあるシャツの方がいいのかなー。
 まーとにかく、産後もしばらくは普通の服など着られないし、お薬もコーヒーも飲めないし、焼きそばUFOも食べられないということだ(実はとっても食べたい)。

 夫が出張先から帰って来た。出発前より更にお腹が大きくなっているので驚いている。



2003年12月05日(金) 木口小平は死んでもラッパを離しませんでした

子の年齢:妊娠35週
読んでいる本:『無痛文明論』(森岡正博著 トランスビュー)

 イラクで殺害された外交官の遺体が帰国したニュースの取り扱いを見ていると、「木口小平は死んでもラッパを離しませんでした」というフレーズが浮かんできた。
 「お国のために滅私奉公した英雄。」そういう取り扱いだ。
 生前の業績にケチをつけるつもりは毛頭ないが、平和の使者たるべき外交官が、アメリカの戦後統治の手先にされて殺された、という事実を隠蔽するために、「死んだ人は偉かった」というのは話がおかしいと思う。
 奥大使の奥様には川口外相のむなぐらをつかんで、「こんな目に遭わせるのは、夫で最後にしてください」と言ってもらいたかったもんである(実際には「夫の仕事を誇りに思う」と言ったそうだ)。

 このままネオ・ナショナリズムが無意識下で浸透していけば、国民の総意で平和憲法が改正されてしまうに違いない。 


 話は変わるが、今年は結婚したばかりにも拘わらず、沢山本を読んだ気がする。
 結婚して2月ほど経ったある晩、「このままでは脳が腐る」と思い立って(夜9時頃だったと思うが)、近くの大きな書店で2時間ぐらい平積みの本を買い漁って読み始めたのがキッカケだった。
 折角沢山読んだので、印象に残った本を5冊程挙げてみたい。

 1.冒される日本人の脳―ある神経病理学者の遺言 白木 博次 (著)
 2.失われる子育ての時間―少子化社会脱出への道 池本 美香 (著)
 3.ルネッサンス ― 再生への挑戦 カルロス・ゴーン (著), 中川 治子 (翻訳)
 4.サラリーマンでも「大家さん」になれる46の秘訣 藤山 勇司 (著)
 5.百万分の一の歯車! 松浦 元男 (著)

 『冒される日本人の脳』はタイトルどおり、白木博次氏の広汎な業績と残された課題について書かれている。まるで『白い巨塔』の里見助教授みたいに高潔な人物のようだ。そしてタイトルの「冒される日本人の脳」というのは、全ての日本人が軽度の水俣病になっている、という意味である。
 『失われる子育ての時間』はタイトルと中身があまり一致していない気がするが、日本では親が子を教育する権利が充分補償されておらず、女性の働く権利を保障すると銘打って保育園の整備をすすめているが、実は世の母親をうまくおだてて所得税収入を増やそうとしているにすぎない、といったことが書いてある。
そう言われてみればそんな気もする。少なくともそういう考え方があってもいい。働く母親が必ずしも全ての女性の理想ではないはずだ。
 『ルネッサンス』にはカルロス・ゴーンの半生記が書かれていて面白かった。ピーター・ドラッカーなんか読むより明日の糧になる。
 『サラリーマンでも「大家さん」になれる46の秘訣』これはハウツー本なんだけど、こういう生き方もアリか、という点で面白かった。因みに著者は兼業大家さんを始めた数年後、勤めていた会社が倒産したため、現在は専業大家さんをしているということである。
 『百万分の一の歯車!』はオヤジの自慢話と会社の宣伝の臭いがプンプンする本だ。でも、若者を信用しろ、とか経営者はゴルフの練習などしている暇があったら勉強しろ、という主張には頷かされる。 



2003年12月04日(木) 妊娠線

子の年齢:妊娠35週
読んでいる本:『無痛文明論』(森岡正博著 トランスビュー)

 5ヶ月目から妊娠線防止にストレッチマーク(R)を塗っていた。あまりマジメに塗っていなかったけど、妊娠線が出なくてよかったわ、と思っていたら、甘かった。
 お腹ばかり見ていたので気づかなかったが、腰から脇腹のあたりと、脚の付け根から肝臓のあたりがどうもでこぼこしている。
 うむむ・・・。



2003年12月03日(水) ささやかな贅沢

子の年齢:妊娠35週
読んでいる本:『無痛文明論』(森岡正博著 トランスビュー)

 最近お番茶で贅沢している。
 今まではずっと200g300円のスーパーのお番茶を飲んでいたのだが、最近は職場の近くのお茶屋さんで200g800円の特上品を購入して飲んでいる。
 500円の差だが、味も薫りも全く違う。
 嬉しくなってお番茶ばかり飲んでしまう。失礼ながらお客さまにもお番茶を出す。

 医師の予言どおり、近頃お腹が張ることが多くなってきた。
 この時期のお腹の張りは、もはや「早産」の徴候ではないので、お薬などは出ない。
 以前にも増して、お腹がべこべこ動く。
 お腹でこんなにも暴れている赤ちゃんが、あのぐにゃりとした新生児として産まれてくるなんて信じられない。
 産まれてすぐにでも歩けそうな勢いだ。

 昨日、母の留守にあれやこれやと用事をしていたら、急に腰やら背骨やらが痛くなって、立っていられなくなった。
 これが陣痛の徴候だろうか?
 マズイ、まだ肌着ができていないのに。だいたい一人で留守番しているときに限ってこんな。
 いろいろな思いが頭の中をよぎった。そしてとにかくこう言い聞かせた。
 「ちーちゃん、まだ出てきたらダメ。まだご本あんまり読んでいないからね(読み聞かせ)。あと10回『しろくまちゃんのほっとけーき』読んだら出てきていいよ。」
 納得したのかどうか知らないが、どうにかおさまった。
 夜になって、またお腹がぐねぐね動くので、「じゃあ『しろくまちゃんのほっとけーき』読んであげるね」と読み聞かせを始めたら、不思議なことに静かになった。聞いているんだろうか?
 本当にこの調子で10回読んだ後で陣痛がきたらどうしよう。



2003年12月02日(火) 睡魔

子の年齢:妊娠35週
読んでいる本:『無痛文明論』(森岡正博著 トランスビュー)

 日中、睡魔に教われるようになった。
 元々遅寝早起きだが、あまり昼間に眠くなることはなかった。
 しかし、最近は縫い物をしていても眠くなることがある。
 最初に妊娠に気づいたときも、運転中に眠くなるので、オカシイと思ったからだった。

 産後に赤ちゃんの睡眠リズムに適応できるように、体が準備を始めているのかもしれない。

 病院に向かう途中の交差点で信号待ちをしていたら、信号が青に変わる直前に左側から紺のアウディがフルスピードで走ってきて、左折しようとした。
 減速せずに左折するのだから曲がり切れる筈もなく、(私から見ると)対抗車線で信号待ちしていた白いミラにぶつかりそうになって止まり、左折しなおしていた。

 ミラの人はさぞびっくりしただろう。あんなのに巻き込まれたら、こちらがいくら安全運転していても逃げようがない。

 さて、その後わたしはこの神風アウディくんの後ろを走ることになった。あんなに無茶な左折をしたのだから、相当急いでいるんだろう、とどきどきしていたが、その後は何もなかったように50km/h前後で走って行った。

 検診で医師に「とうとう10ヶ月目に入りましたね(上の週数は月経周期から算出しているので1週遅い)」と嬉しそうに言われ、思わず「お蔭様です」と口から出た。
 転院を考えたのが嘘のようだ。
 
 今日の尿糖は++。先週よりはマシだが、まだちょっと問題アリ。
 ちーちゃんの体重は約2,600g。万一転んで破水しても、自力で生きられる大きさになったようだ。



2003年12月01日(月) 人柱

子の年齢:妊娠35週
読んでいる本:『無痛文明論』(森岡正博著 トランスビュー)

 とうとうイラクで日本人が死んだ。
 政府の連中は誰かが死ぬまで判らんだろうな、と思っていたが、誰か死んでもまだ判らんらしい。

 まるで、誰か死ぬのは先刻承知だったみたいな反応だ。
 その上、亡くなった二人が規定の安全対策を講じていなかったために死んだかのような発言をしている。
 つまり、派遣した政府には過失がなく、安全対策をとらなかった個人に過失があったかのように言い逃れているのだ。

 このままではこの二人は人柱にさえなれん。
 遺族には是非に国家賠償を求めて訴訟を起こしてもらいたい(公務員だからムリか)。

 せめて父親の顔を見ることのできなかった井ノ上書記官の子供が、長じて戦争に巻き込まれないで済むようにならないもんだろうか。


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ちーちゃんまま