子の年齢:妊娠34週 読んでいる本:なし
弟が万馬券を当てたらしい。どんなレースだったのか知らないが、2千円が30万円になったそうだ。
休みに入ってからなにやかやと毎日車に乗るので、ガソリンの消耗が早い。早くも今月3回目の給油だ(普段は月1回)。 おまけに持ち合わせがたった3千円。 給油の都度燃費計算をしているので、どうしても満タンにしたい。運良く使ってない割引券があったので、それを使って給油した。 なんでこんなにギリギリな生活をしてるんだろう・・・?
そろそろ休みに入って2週目になる。休みになった当初に急に増えた体重が徐々に戻り始めた。この調子なら出産まで+11kgぐらいでおさまりそうだ。
子の年齢:妊娠34週 読んでいる本:なし
数日前の夜、TVをつけたら『その時歴史が動いた』をやっていた。インドのマハトマ・ガンジーの「塩の行進」についてだった。 それまで、ガンジーについては、乞食のような身なりでロイド眼鏡で糸を紡いでいる姿しか知らなかったので、とても驚いた。 「塩の行進」は今のインドの紙幣(ルピー)の裏に描かれているんだそうである。イギリス支配下だったインドで、製塩権を求めたインド人達が、警官に棒で殴られながら無抵抗で製塩工場に入ろうとしたことだそうだ。 今までこの人についてあまり知らなかったことを大いに恥じ入った。いい伝記映画があったはずだから、ビデオを借りて見なくては。 そして、ちーちゃんの名前は「マハトマ」にしよう! ところが「マハトマ」というのは本名ではなく敬称らしいことがわかった。「偉大な魂」という意味なんだそうだ。赤ちゃんには荷が重過ぎる。 レンタルビデオ屋が100円セールをしていたので早速借りてきた。 マハトマと呼ばれた所以が判った。インドとパキスタンが犬猿の仲である理由もわかった。 劇中に回教徒に息子を殺されたヒンズー教の男が、仕返しに回教徒の子供を壁にたたきつけて殺した、とガンジーに告白するシーンがある。だから地獄に落ちるのだ、と。それを聞いたガンジーは、では両親を殺された子供を拾って育てなさい、と答える。回教徒の子供を拾って回教徒として育てなさい。
偉大な魂はふたこと三言話すだけで人を圧倒する力を持っているものだ。
子の年齢:妊娠34週 読んでいる本:なし
『おしゃれ工房』112月号に出ていた、水引の正月飾りを作ろうと思い、街に材料を買いに行った。 Kという紙屋に行けば置いているだろう、と思ったが、ここのオヤジは紙屋のくせに店で煙草を吸う。紙屋でなくても営業中の店で喫煙することなんてないのが普通だが、ここのオヤジは紙屋+喫煙というアマチュア野郎だ。Kの100m程南の筋向かいにI商店という紙屋があって、ラッピング材料一式がすごく安く手に入るので、そこで聞いてみた。あるにはあるが、各色2本しか必要のないところを、20本セットで100円〜200円で売っている。足りない色もあった。 もしかしたらKならバラ売りしているかもしれない、あそこで買い物すまいと思っているが、使わないものを買うよりは、と思って行ったところ、例によって店は煙草の臭いが立ちこめている。ああ臭い、早く用を済ませて帰らねば。 信念を曲げて買いに来たのに、ここでも20本セットで販売していた。値段を見てびっくりした。400円〜500円なのだ。全く同じ商品ではないので、品質が多少違うのかもしれないが、I商店から100mしか離れていないのに、値段は4倍である。全く本当にひどい店だ。
先日注文した「たまひよ名づけ博士」が届いた。月刊誌『たまごクラブ』のサービスであなたの姓にぴったりのお名前を考えます、というもの。 うーん、ピンと来る名前がない。どれでもいいような気もするし、全部ダメな気もする。判定に当り障りがなく、Aという名前は絶対ダメですとか、Bという名前をつければ無敵です、というような言い切りがない。やはり専門の占師ではないからなのか。 来週出張から戻る夫が、食事の支度はするから出産までアパートで一緒に過ごそうよ、と言う。あれれ?出発の時にこれからずっと実家だよ、って言ってなかったっけ? でも確かに、もっとパパ気分を味わいたいのかも。 母に話してみると、「折角こんなに世話してあげてるのに、今からアパートに戻る?」と機嫌を悪くしてしまった。 確かになー、夫はとても協力的だとは思うけど、家事って食事の支度だけじゃないからなー。排水溝の生ゴミの掃除とか、洗濯物を取りこんで畳んで仕舞のはやってもらえないだろうな。 と、考え直して、夫に「やっぱりずっと実家に居る」と伝えると、今度は夫が機嫌を悪くしてしまった。曰く「家族なのに冷たい。」 うーん、状況は変わらないのに両方の機嫌を悪くしてしまった。コミュニケーションって難しい。 妊娠で一足飛びに家族の絆が深まったように思っていたけど、まだまだこれからだった。
子の年齢:妊娠34週 読んでいる本:『シアーズ博士夫妻のベビーブック』(ウィリアム・シアーズ、マーサ・シアーズ共著 主婦の友社)
今日はマタニティクラスと健診の日。このところ午前中はパジャマで過ごすことが多かったので、久しぶりに朝から外出だ。 いいペースで病院に到着し、玄関近くに駐車できて「ツイてる!」と思ったら、診察券を忘れてきたことに気づいた。 再診予約票があるので、窓口で受付(通常はコンピュータ)するついでに氏名変更もしてもらうことにした。産休直前に入籍して保険証の名義変更をしたのだ。
待合室で読もうと思って、『シアーズ博士夫妻のベビーブック』を持って病院に入ったのだが、これが漬物石みたいに重い。総合病院なので受付、診察、精算とかなり歩き回らなくてはならないので、こんな本を持ってきたのは本当に失敗だった。 上中下の3分冊になってればよかったのに。 これがわたしの所有物だったら、背とじを章毎に切ってバインダーに挟んで、その都度必要な個所だけ外して読むぞ。
さて、検診の結果、尿糖が+++なのを除けば経過は良好だった。買い食いの影響が出たのかもしれない・・・。 例によって主治医は、「ま、あかちゃんが元気なので気にしなくていいですよ、体重もムリに減らすことはありません。」ということなんで、とっても気が楽だ。体重の増加より、やせすぎやストレスの方が害がある、という判断なのかもしれない。
次回から毎週健診になる。秒読み開始だー。
今回のマタニティクラスは夫立会い分娩の人が原則夫を連れてくる回なので、カップルばっかりだろうなー、と思っていた。でも、参加者25人中男の人は3人だけ。意外と立会い出産希望は少ないようだ。 まず、分娩の経過をビデオで見る。淡々とした短いビデオだったので、あまり怖くなかった。リアル過ぎると妊婦が怖がるという配慮なのかもしれない。 妊娠初期に、映画『アメリ』の冒頭部分を見たときは(まさかそんなシーンがあると思わないから)、「アレをわたしがやるの?」と思って恐ろしくなった。
次に、分娩室でのタイムテーブルの説明があった。 まず、点滴の管をつける(いつでも止血剤が打てるように)、剃毛する、胎児の心拍のモニターと血圧計を付ける、膀胱を空にする 次に、必要な場合は、局部麻酔や会陰切開する 分娩する へその緒を切って赤ちゃんを軽く拭く(入浴はしない) 会陰切開や裂傷の場合は縫合する カンガルー・ケア(母親の体温で新生児を温めること)をし、乳を含ませる 体重や身長を計測する 母親は病室へ、赤ちゃんは新生児室へ
ということだった。 最近の調査で、産まれたての赤ちゃんはお風呂に入れない方がいい、ということが判ったんだそうだ。だから翌日まで入浴させないらしい。 また、この病院ではカンガルー・ケアをするのが基本的な分娩方法らしい。母親が疲れたなどの理由でカンガルーケアしない場合は「インファント・ウォーマー」で温めるのだそうだ。
んー、大体希望どおりだー。あとは会陰切開しないで済むかどうかだなー。
それから簡易分娩台にのって、いきみ方の練習をする。その間にダンナ衆は前で、分娩室の中では「一生に一度だと思って」妻のワガママを全て受け止めてあげましょう、といった話を聞いているようだった。 出産を控えた人はみんなマタニティクラスに出るもんだと思っていたが、前回の夫の観察によれば、ある程度以上の学歴の人しかいないらしい。
2003年11月24日(月) |
ベビーグッズを手作り |
子の年齢:妊娠34週 読んでいる本:なし
元々裁縫好きなので、いろいろとちーちゃんグッズを作ってみることにした。 手芸のトーカイにぬいぐるみの音が出る部分のパーツが沢山売っている。
チャイム(りろりろいう音が出る) 270円(会員価格) ひよこ笛(振るとぴよぴよいう) 198円( 〃 )
他にも、ガラガラ用の鈴とか、幼児の靴底でキュッキュとなる、あの音の出るものとか、押すと鳴るオルゴールなんかがある。全部買っちゃうと大変なので、チャイムとひよこ笛だけ購入した。
あー楽しい、手芸材料店って楽しいなー。 意味もなく布を広げて、手の甲で撫でたり、肩にかけて顔映りを見たりする。 数年前までは、本と同じ色柄と素材の布を探して縫っていたが、最近は布の方に惚れ込んで、この布をどう仕立てようか、と考えるのが楽しくなってきた。
家には既にハギレの山と、出張の時に買い込んで縫っていない布があるが、新柄新素材には勝てない。マリメッコみたいな柄のプリントフリースがあったので買う。これでフード付きのケープか、ジャンプスーツを作るのだ。きっとかわいいぞぅ。
子の年齢:妊娠34週 読んでいる本:『シアーズ博士夫妻のベビーブック』(ウィリアム・シアーズ、マーサ・シアーズ共著 主婦の友社)
養老猛の新刊『まともな人』が19万部突破したらしい。 なんちゅうタイトルなんや、中央公論社も安直やなー。 そんなタイトルの本19万人も買うたんかいな。
ベビーバスを貸してくれる友達が、他にも小物をいろいろ付けて配達してくれた。 わたしを見て「太ってないねー。」とのことだったが、これから太るのかもしれない。
最近買い食いをするようになっちゃったんである。 今までは、ちょっと甘いものが食べたいなー、と思っても、買ってまで食べようとは思わなかったが、最近は出かけたついでにスーパーのお菓子売り場に行って、レジの人に恥ずかしいぐらいお菓子だけ買う。何度も買いに行くのが面倒→まとめ買い→余計に食べる、という恐ろしい悪循環にはまってしまった。 会社は休みで、家事もせず(実家なので)、寒いから外に出ないでお菓子を食べる・・・。 いかんよこれは。 体重を量ってみると、いつの間にか+10kgになっていた。むぅぅ、限界だー。
2003年11月22日(土) |
『子どもには何も残さず逝きなさい』 |
子の年齢:妊娠33週 読んでいる本:『シアーズ博士夫妻のベビーブック』(ウィリアム・シアーズ、マーサ・シアーズ共著 主婦の友社)
父が『子どもには何も残さず逝きなさい』(佐藤和利著 大和出版)という本を読んでいるらしい。コタツの上に広げてあった。 とっても不快である。 そもそも子供に残すような財産もない上に、日々無駄なお買い物(エアロバイクとか)をして、まだ足りないとでも言うのだろうか?
駅前再開発ビルにSeattle's Best Coffeeが入るらしい。求人広告が出ていた。 去年のGW夫の出張先のポートランドに押し掛けた時に、シアトルに1泊旅行に連れて行ってもらった。 その時に知ったのだが、シアトルにはスターバックスをはじめとした居間風の客席のあるコーヒーハウスが4系列ぐらいあって、街角のいたるところに支店があるのだ。そのうちの一つがSeattle's Best Coffeeだった。シアトルでSeattle's Best Coffeeに入ったかどうかは忘れたが、Tally'sというコーヒーハウスがスタバよりおいしかった記憶がある。 楽しみなんだけど母乳育児の予定だからしばらくはカフェイン摂取できないな・・・。
今朝BOOK OFFが50%高く買い取ると広告を出していたので、それに背中を押されて、要らない本を6冊持って行った。ハードカバー1冊と新書サイズの本3冊と文庫本1冊と漫画1冊だったと思う。買い取り価格は345円。これで本当に50%増しなんだろうか? 「あのー今朝広告に50%増しって書いてありましたよね。」 「ハイ」 「で、これですか?」 「どうされますか?」 もともといくらかわからないのだから、これで50%高値買取なんです、と主張されれば追及の仕様がない。だから嫌いなんだよ古本屋は! いつ注文が入るか判らないという点を除けば、amazonのユーズドストアの方が随分マシだ(因みにYahoo Auctionでは書籍の買い手はつかないことが多い)。
それから護国神社の参道の銀杏並木で銀杏を拾った。かがむのがしんどいので、取り敢えずくっさい外皮も一緒に拾ってしまう。今日はこの銀杏で茶碗蒸をする。 帰りがけにバラバラとものすごい勢いでアラレが降ってきた。一瞬にしてフロントグラスが白くくもる。寒くなりそうだ。
子の年齢:妊娠33週 読んでいる本:『無痛文明論』森岡正博著 トランスビュー
実家に素敵な包丁がある。 他にも沢山包丁があるのだが、その包丁しか使わない。 結婚するときに同じ包丁を買おうと思ったのだが、20年前のことなので、どこでどうして手に入れたものなのかわからず、かなわなかった。 以来、刃物売り場を通る度に探してみるのだが、見つからない。他の包丁を買う気にもならず、夫が持参した重いゾーリンゲンで間に合わせてきた。
しかし、やっぱりいい包丁で切った千キャベツは旨い。 何が何でもあの包丁と同じ物を入手して見せますわよ!とにわかに決意した。
その包丁の刃には「RUGBY KIYA CHROMOL STAINLESS No.17 Y-7」と刻印されていた。 てっきりトルソーを作っているキイヤだと思い込んでいたのだが、ネットで検索したら、東京日本橋にある「木屋」という老舗刃物屋の名前らしいことが判った。 20年も前のものなので、全く同じものは見つけられなかったが、お店に確認と後継品の紹介を依頼するメールを書いた。
さて、その時偶然見つけたキッチンウエアのオンラインショップで、バーミックスが二割引で売られているのを見つけた。 わたしはカタログハウス『通販生活』のお得意様なので、ここからバーミックスを\28,700-で買ってろくに使わないで仕舞い込んでいたのだった。 それだけじゃないぞぅ。柳宗理だって1割引、フィスラーは3割引き、WMFも2割引だー! こんなことなら『通販生活』なんかで購入しなかったのになー。
包丁の返信も楽しみだが、このサイトでいたく物欲を刺激されてしまった。
子の年齢:妊娠33週 読んでいる本:『無痛文明論』森岡正博著 トランスビュー
堅苦しくてつまらん日記を書いてしまったので仕切り直し。 昨夜amazonのユーズドストアに出品した本が早くも売れたので、早速配送してきた。 結婚式の準備のために買ってはみたが使わなかった、『ウエディング手作りアイテムつくっちゃお!』(\1,500-)を売価\600-(送料別)で売ったのだが、amazonの取り分が\190-なので実質\410-だ。BOOK OFFに売る方がいいんだろうか?でも古本屋に本を売りに行くのは気が進まないなー。買取のときに頭の天辺からつま先までジロジロ見られる感じが。 本の他にも、1回も着なかったマタニティウエアとか要らなくなったモデムカードなんかをオークションで始末したい。でも夫がデジカメを持って行ってしまったので、写真が載せられない。アタッチメントロックミシンのルビーロックIIIも邪魔なので始末したいが、これは他にも出品している人がいて、需要がなさそう。区域の小学校のバザーに来年出してもらおうっと(今年はもう終わってしまった)。 なんだか片付かないなー、古着のT-シャツでちーちゃんの肌着を作ろうと思っていたんだけど、赤ちゃん服の本を借りに行きそびれてしまう。ミシンも裁縫箱も布も広げてあるのに、里帰りしてから全く触っていない。
今日は昼間から近くの温泉に行った。母が数日前にインフルエンザの予防接種を受けてから、銭湯に付き合ってくれないので、とうとう一人で行くことにしたという訳だ。 この温泉は浴室が月替わりになっていて、露天風呂が女湯になるのは偶数月と決まっている。今までは奇数月に行くのは損だと思い定めて、行ったことがなかった。 さて、初めて左側の暖簾をくぐった。脱衣場も浴室も右側より狭くて暗い。しかし、こちらにも一応露天風呂があったのである。 なんと、樽風呂。ヒノキのかおりはする。 「北の国から」のドラム缶風呂みたいで面白い。
子の年齢:妊娠33週 読んでいる本:『無痛文明論』森岡正博著 トランスビュー
右の股関節がとても痛い。 まるで脱臼しかかっているみたいで、間接の何かが神経に触れて右大腿がしびれて立っていられない。
ブックスタンドの電球をレフランプからパルックボールに交換しようと買ってきたら、電球がデカ過ぎて入らない。ガーン、交換に行かなくては。 省エネ窓用断熱フィルムなるものを買ってみた。結露しなくなるというふれこみだ。 明日のお昼寒くなかったら貼ってみよう。
最近大容量バッテリなどを増強したばかりだというのに、パソコンのACアダプタジャックの接続がおかしくなってしまった(しかも本体側)。 充電中にコードに触れただけでコードが抜けてしまう。しかもさっきコードを抜いたら、プラスチックのかけらみたいなものがぽろっと落ちてきたぞう。 むーん、困った。
チャイルドシート以外の出産準備品も買わなくてはならないのだが、なかなか決まらない。 要りそうなものを全部買えば良いのかもしれないが、使わないものを買ってゴミにしたり、選び間違えて買い直したりしたくない。 何度もリストアップして、取捨選択してみる。 紙オムツのゴミ箱、「におわなくてポイ(アップリカ)」はオークションに沢山出回っているので、オークションで購入しよう。 それから、体温計の「ミミッピヒカリ(ピジョン)」と沐浴剤の「スキナベーブ」もマザーズバッグの「ニンナナンナ(コンビ)」も結構出回っている。 ベビービョルンの新生児期から使えるとかいうだっこひもも気になるなー。 だっこひもおんぶひもは、買ってみたけど使いにくくて買いなおすという話をよく聞く。
出産前にしなくちゃならないことが沢山ある気がして、昨夜遅くまでかかってカレンダーを作ってみたが、殆ど空欄だった。
子の年齢:妊娠33週 読んでいる本:なし
明日から産休だ。 会社の使いやすいデスクトップパソコンとはしばしのお別れ。
今日はもう挨拶と年末調整の申請書を書くぐらいしかすることがない。キーボードでも磨いておくか。 退職するわけでもないので、なんだか変な感じだが、不在の間の席替えに備えて荷物を全部キャビネットに仕舞い込む。
明日から時間がありすぎて、アメーバみたいに過ごすんだろうなー。 小学生の夏休みじゃないけれど、予めスケジュールを書いて貼り出しておかないと、すごく後悔することになりそうだ。
2003年11月17日(月) |
思えば遠くに来たもんだ |
子の年齢:妊娠33週 読んでいる本(というよりマンガ):『ハッピー・マニア』安野モヨコ作
実家に戻った翌朝。例によって会社に遅刻しそうになる。 アパートの方が通勤に便利なので、実家からアパートまで車で行って、アパートの駐車場に車を置いて、電車で出勤することになる。 朝食の支度も戸締りもゴミ出しもしなくていいのだが、つい母のおしゃべりのペースにはまって、ギリギリの時間になってしまうのだ。化粧もしていない。
昨夜読んでいた『祗園の法則』があまりにもつまらなかったので、お口直しに読み止しの蔵書がないか探していたら、つい、昔のマンガを読みふけってしまった。例のスグレモノ読書スタンドに取り付けて読むので、眠くなったらそのまま寝て、翌朝目覚めて最初に見るものは、シゲタの顔(『ハッピーマニア』の主人公の名前)だ。これを読んでいると独身時代のことをいろいろ思い出すなー。夫のキャラクターがタカハシに似てると思ってなー。 なんて思っていると、ちーちゃんが目を覚ましたらしく、存在を主張する。
おお、今や1児の母か。 思えば遠くに来たもんだ。
めまぐるしい一年だった(もう振り返っている)。 結婚式の一ヶ月前まで喧嘩ばかりして、新婚旅行から帰って来ても喧嘩ばかりして、部屋も片付かず、料理で失敗ばかりしているうちに妊娠、出血、入院して、明後日から産休だー。 お嬢さん(一応言っとけ)から奥さんになってお母さんになった一年。 でもちーちゃんから見れば最初からお母さんなんだろうなー。
まだまだ新米だから、よろしくね、ちーちゃん。
子の年齢:妊娠32週 読んでいる本:『祗園の教訓-昇る人、昇りきらずに終わる人』岩崎峰子著 幻冬社
街が雪支度を始めた。 毎年この頃になると、融雪装置からちゃんと水が出ることを確認するために、雪がないのに水を出してみるのだ。 ために、雨も降っていないのに道路が濡れていたり、水圧が強すぎて車のフロントグラスが突然濡れたりする。 長年雪国に住んでいると至極当然な年中行事なのだが、大学の同窓生(多くが小学校の教師)には珍しいらしく、「社会の教科書で見てんけどー、融雪装置ってあんねんねー(社会の教科書で見たんだけど、融雪装置というのがあるんだってね)。」と訊かれた事がある。
『祗園の教訓-昇る人、昇りきらずに終わる人』は長い間ベストセラーになっていた本で、図書館でも貸出予約がたくさんついていた。漸く読める〜♪と楽しみに読んだが、非常につまらん本だった。わたしの次に借りる方がお気の毒だ。 養老猛の『バカの壁』もロングセラーになっているが、中身はスカスカ。最近は中身の薄い本ばかりがよく売れるようだ。あんなスカスカの本が飛ぶように売れれば、それこそ左団扇というところだ。
こんなつまらん本を借りるために図書館まで2往復もしたなんて、胸くそ悪い。 2往復というのは、財布を忘れたサザエさん状態で図書館に行ってしまったからで、悪いのは自分なんだけどね。 実家に帰って暫く戻らないつもりの準備をしていたものだから、車の中には下着の着替えから、母子手帳、パソコン、洗面道具一式と、家財道具が一式載っていたが、図書貸出カードだけがなかった。 実家に着いて母にその話をしたら、「そのツメの甘さがあんたを二流にするのよ」みたいなことを言われた。
2003年11月15日(土) |
アルバロとクリスティーナの家 |
子の年齢:妊娠32週 読んでいる本:なし
夫が3日前に随分悩んで決めたチャイルドシートが、もう配達されて来た。 アップリカの「マシュマロJフィックスサーモフルマモール998」、おそらく現在販売されているチャイルドシートのハイエンドモデルだ。 ここまでの性能をフルに使い切ることができるのか?
検品のため早速取り付けることにするが、説明ビデオなるものがついている。 説明ビデオが必要なほど、取付けが難しいのだ。 ベッド状態で使う場合、シート状態で使う場合、といちいち取付け方が違う。 車のシートベルトをクリップで留めて、こっちにもってきてあっちに引っ掛けて、と、まるでお振袖にふくら雀でも結んでるみたいにアクロバティックなんである。
本当にこんなに複雑なモン、使いこなせるんだろうか・・・。
やーになって部屋でみかんを食べていると、夫がせっせとわたしの車に取り付けている。 うーん、なんだかぐらぐら動くぞ、と思ったらシートベルトが止まっていない。 どうにかちゃんと取付けて、夫は大満足だ。さっそくちーちゃんを乗せるシミュレーションをしている。
チャイルドシートも取付けたところで、夫は出張に出発だ。 昨日までは普通に見えた部屋が、刻一刻と空家じみて迫ってくる。まるでワイエスの「アルバロとクリスティーナの家」のようだ。
子の年齢:妊娠32週 読んでいる本:なし
会社の旅行会で雅楽倶に行った。メンバーは同期の女子3人。全国の温泉を紹介する番組などでも取り上げられる人気スポットらしい。 久しぶりの好天に恵まれ、散り始めた街路樹の落ち葉を巻き上げて車で約40分。着いたところは、以前湧き水を汲みに来たところのすぐ横だった。 斜面の前のこぢんまりした建物に、どっしりした石の扉がついている。車をどこに停めたものかと迷っていると、小紋の女性が手招きする。若女将といった風情だ。 着物も帯もそんなに高価なものではなさそうなのだけれど、とてもよく馴染んでいた。 北陸の温泉旅館などに行くと、女将やら仲居さんやらは過度に丁重だが、反面妙なプライドが見え隠れしていて、こちらも気張ってお金を使わなければならない感じがするが、この女性には全くそういった無駄がない。 さて、シンドバットが見つけた石窟のようなドアを抜けると、そこはまるで「コンランショップ」のソファー館のようだった。ダム湖に向かって全面窓が取られていて、赤やら白やらの形もさまざまなソファやらカウチやらが各々コーヒーテーブルを囲んで配置されている。これがロビーなのだ。そしてフロントにせよ、ロビーにせよ、続く廊下の幅にせよ、全てがこぢんまりとまとまっていて、完成されていた。 全てがデザイナーの計算どおり、劇的ビフォアーアフターのアフターといった感じだ。音の響き方や、明るさに至るまで計算しつくされているに違いない。 さて、わたし達は小広間で昼食コースをいただくことになっている。畳敷きの掘りゴタツ式のなかに一枚板のテーブルがあって、これは「とんねるずのみなさんのおかげです」の「食わず嫌い対決」の会場のようだ。 食事の前に温泉に入る。浴室もまた完成されている。岩で作られた露天風呂からはやはりダム湖が見える。暖かい日差しの中で温泉につかる心地はまさに「小原庄助さん」だ。 よく、入浴中に胎動を感じる、と聞くが、お風呂ではちーちゃんはあまり動かない。わたしの体の血行が悪いからなんだろうか?なでたり話しかけたりするのだが、あまり反応がない。そのくせ、湯上りにぼーっと鏡を見ていると、べこっ、と足が出て来たりする。 さて、お食事は1皿づつ出てくる懐石料理。普段ギョーザやらカレーやらを食べているお口では上品過ぎて味がわからない。アワビの石焼が旨かったのが印象に残った。 最後にアロママッサージ。またしても計算しつくされた瞑想的ほの暗さの中でピロピロ音楽とアロマオイルとマッサージで癒されていく。折角お風呂に入ったのに、顔にオイルのべたつきが残ったのちょっと嫌だったけど、あんなにソフトタッチでマッサージされたのは初めてだった。 いや、まだ最後があった。それはお茶。これぞビフォアーアフターみたいな洋風茶室でお抹茶をいただく。どうして茶室まで洋風にする必要があるのか、なんてことは考えちゃいかん。 件の若女将が季節の和菓子(菊花のあんきり)の後、お抹茶を持ってくる。茶道の心得がないので、不調法だ。茶碗をどう持つんだったか。回すんだったっけ?何回で飲むんだっけ?とにかくいろいろ悩む。顔にハテナマークが浮かんでいたに違いない。
以上てんこもりコースで3時半。 どうして半日でここまでやるかといえば、会社の補助金を使い切らなくてはいけないから。 年に1回こんな贅沢する気になるのも、会社のおかげだ。
子の年齢:妊娠32週 読んでいる本:なし
まだ買っていない。 性能、適応年数などいろんなチャイルドシートがあって、決められないのだ。 ベビーカーと違ってチャイルドシートは、退院時に即必要になる。 マタニティクラスで12月初旬に生まれてもおかしくないことを知った夫はうろたえ始めた。
そもそも、わたしが呑気に構えているので決まらないのだが、夫はそんなこと忘れてしまってひたすら困っている。 自分の責任で今週中に決めないといけないらしい。 夜遅くまでインターネットで、適合車種や対応年齢やら底値で買える場所まで調べている。
そんなに焦らなくても、と言いたいところだが、逆に怒られそうだ。 心配しすぎて体を壊さなければいいけど・・・。
子の年齢:妊娠32週 読んでいる本:『失われる子育ての時間-少子化社会脱出への道』池本美香著 剄草書房
今日は始めてのマタニティクラスの日。 マタニティクラスは第2第4水曜日に2回コースで行われている。1回目の今日の内容は、分娩についての知識と呼吸法の練習、病棟の案内など。立会い分娩を望む場合は2回目に夫同伴で参加することになっている。 ウチは夫が仕事の都合で2回目に参加できないので、1回目に説明を聞いて立会いさせてもらうことにした。 まず、分娩に関する知識として、医師から異常分娩の説明がある。早産とは、前置胎盤とは、胎盤早期剥離とは、妊娠中毒症とは、などなど。わたしには全て聞き覚えのある言葉だったが、夫は初めて聞いて恐ろしくなったようだ。 大丈夫、子宮口はしまってるし、胎盤の位置も正常、尿たんぱくも出てないから。
次に助産婦さんから、入院準備品の説明があり、いよいよ呼吸法の練習。ウテメリンを処方されているので実技は半分だけ。「フー、フー」「フー、ヒー」など。イマイチ効果がよくわからない。 さて、妊娠中後期に医師とコミニュケーションがうまくいかず、カンガルーケア実施していたり、会陰切開率が低いような病院に転院しようと思っていたことがあった。結局トラブルなどでつい同じ病院に通いつづけ、あきらめ半分でこのまま分娩することになった。 しかし、今日分娩の説明を聞いて、実はこの病院でもカンガルーケアをやっていることが分かった。更に、フリースタイル分娩も2,3例あったらしい。どうやら産婦が希望すればやりたい放題らしい。らっきぃ。
子の年齢:妊娠32週 読んでいる本:『失われる子育ての時間-少子化社会脱出への道』池本美香著 剄草書房
育児日記なのに、このところちーちゃんのことをあまり書いていなかった。 もーものすごく「いのいて(動いて)いる」。服の上から見てもお腹がべこべこしているのが分かる。
上司が同僚に「家族サービス」について話しているのが聞こえてきた。 曰く、「家族サービス」はほどほどにしないとありがたみが薄れる。徐々に減らして妻を馴らすことだ、とかなんとか言っている。 要は、「家族サービス」は休日出勤をしない言い訳にならん、と言いたいんだろう。
だいたい「家族サービス」ってなんだよ! そんな気持ちでつきあってもらっても嬉しかないんだよ。 俺は楽しくないんだけど妻と子どもが喜ぶから仕方なく、みたいなポーズとるんじゃねー。全員が楽しいようなレジャーを考えりゃいーじゃんかー。
休日まで仕事するより、子どもと遊びたいのがホンネかもしれない。 でも、おおっぴらに「俺は会社より家庭だぜ」とは言えないんだろうか。 それで「家族サービス」なんて言葉を使って逃げてしまうんだろうか?
それともやっぱり、バイクでツーリングに行きたいところを我慢してオムツを替えているから「家族サービス」なんだろうか?
むむむむ。
子の年齢:妊娠32週 読んでいる本:『先着順採用、会議自由参加で世界一の小企業をつくった』松浦元男著 講談社
予想通り保守新党は議席を大幅に減らしたらしい。二階幹事長では弱すぎる。支持してるわけじゃないけど、代表の首すげ替える前に幹事長を替えるべきだ。
住まいの近所の自民党選挙事務所では、昨夜の夜8時頃に続々と車が集まってきていた。周りに広大な空き地があるのだが、これが臨時駐車場として使われたらしいのだ。暗闇の中でしずしずと車が集まってくる様は、夜陰に紛れて機動隊に取り囲まれるようでブキミだった。
話は変わるが、職場で生産性向上委員なるものが一部社員にアンケートを取ったらしく(のけ者?)、掲示板に結果報告があがっていた。 「インターネットの業務外閲覧を禁止しろ」とか「私用メールを禁止しろ」とか「勤務時間中に新聞・雑誌を読むのを禁止しろ」というような回答がある。このテの回答は前回も(「社内掲示板は就業時刻の前に出社して読め」)あった。こんなこと書く人が居るのが不思議でならない。質問の意味が判っているんだろうか。
毎日8時間脇目もふらず仕事だけさせておけば、生産性が上がるとでも思っているんだろうか?ベルトコンベアで組立作業やってるんじゃないんだぞー。 家で新聞雑誌を読む暇が無い人が、会社でも読めなくなって、世の中の動静が全くわからないまま職務を遂行することになったら、その方が問題じゃないだろうか?
情報産業に従事しながらオンラインショッピングを利用したことがないとか、ホームページを作ったことがない、とかいう連中がいることを問題視している人はいないようだ。
2003年11月09日(日) |
『マトリックス・レボリューションズ』<『ドラえもん』 |
子の年齢:妊娠32週 読んでいる本:『先着順採用、会議自由参加で世界一の小企業をつくった』松浦元男著 講談社
『マトリックス・レボリューションズ』を見てきた。 パート2にあたる『マトリックス・リローデッド』は見ていない。見る必要はないだろうと思った。
『マトリックス』には大興奮してDVDまで購入していた夫だったが、今回はあまりのめりこめなかったらしく、途中で何度も「ねぇ、あのタコなに?」などと噴き出していた。 封切日の舞台挨拶で、主演のキアヌが歌舞伎町に来ていたくらい日本での反応を意識しているらしい。その時に、「新しい映像表現を生み出した日本で公開の日を迎えられて嬉しい」とかなんとか言ったそうだ。 それって、漫画『北斗の拳』のことなんだろうか? そして、『機動戦士ガンダム』風のモビルスーツで戦う船長の名前はミフネ。黒澤映画の三船俊郎を意識してんのか?着てる服も着物風だし、ひねりが足りんぞ! 『機動戦士ガンダム』の時は気付かなかったが、空襲される街で年端の行かない少年が、マニュアル見ながら戦闘機(モビルスーツ)を操作する、というのは第二次世界大戦の話なんじゃないだろうか。そりゃー、いくらハリウッドが巨額の制作費かけて作ったって、実体験に基づいた日本人の描く世界にかないっこないだろうな。 でも同時に、戦争を知らないわたしたちの世代が、知らず知らずのうちにこうしたアニメに共感していたり、また、こうしたアニメが「メイド・イン・ジャパン」として世界に浸透していったりするのは、ちょっと怖い話だ。
遊ぶ本屋−ビレッジ・ヴァンガード で『ドラえもん(恋愛編)』(テーマ別傑作選みたいな編集になっていた)を立ち読みし、不覚にも涙してしまった。『ドラえもん』は実は深〜い大人の話なのだが、子どもが読んでも子どもなりに面白く読める(た)、というところが凄い。ポケットから出てくる便利な道具に惑わされてはいけない。
『マトリックス』より『ドラえもん』の方が物語として高級だ、というのが今日の結論。
子の年齢:妊娠31週 読んでいる本:なし
夫は料理がうまい。 いわゆる男の手料理風の時もあるが、この間の豚汁にはカボスの皮がちょっと添えられていて、なんとも上品な味わいだった。 おまけに出張から帰ると長い代休消化に入ることが多いため、たいがい夕食を作って待っていてくれる。とってもありがたい。 昨日夫が実家でいろいろ用事を片付けて、気付いたら夕方の4時だったそうだ。「まだ買い物もしてないのに」と慌てて帰ろうとすると、義母に「あれ、もう4時やぜ、ご飯も炊かんなんがやろ、早よう帰らんと間に合わんよ(ご飯も炊かなくてはいけないんでしょ、早く帰らないと間に合わないよ、の意)」と言われたそうだ。 「俺って主夫なのか?」と夫は愕然としていた。
木曜日10:00の『白い巨塔』を欠かさず見ている。 前作が名作ドラマの誉れ高いので、リメイク版の今回も、物語としての面白さ、キャスト、スタッフとも素晴らしいと思う。しかし、いかんせん、リアリティーがない、平成の物語としては。 夫の地位の浮沈に伴って妻の地位が浮沈する、ということは、昭和40年代にはリアルな話だったのかもしれないが、妻が宇宙飛行士とか、大臣とかいうこともアリな時代なんである。化粧の匂いでむせそうな奥様サロンの物語にはうすら寒いものがある。
子の年齢:妊娠31週 読んでいる本:『失われる子育ての時間-少子化社会脱出への道』池本美香著 剄草書房
私の誕生日に夫が出張中だった(新婚なのにぃ)ので、遅れてプレゼントを買ってもらった(因みに夫の誕生日にはわたしが入院していた)。 そのプレゼントとは、コレだ(Sの方ね)。 慣れるまで本を破壊しそうになるが、慣れれば快適。 ただし、夜中にトイレに起きる時など頭をぶつけないように気をつけましょう。
子の年齢:妊娠31週 読んでいる本:『失われる子育ての時間-少子化社会脱出への道』池本美香著 剄草書房
そういえば、保育園の入園申し込みに行ったことについて、まだ書いていなかった(温泉の行きがけに寄った)。 結論から言うと、今受け付けているのは4月入園だけで、それ以外の月から入園したい場合は前月に申し込んでください、とのことだった。 「11月に申し込んだのでは、混んでいて入園できないのではないですか?」と訊いたのだが、「だからといって今から予約を受けることはできないです」。
母にこの話をしたら、 「ふーん、それでー、入れなかったらどうすんのー?」 私にお鉢を回さないでね、と言いたげである。
おかしいなー、独身時代には孫が欲しい孫が欲しいと言っていたくせに、いざ孫が生まれるとなるとこの態度だ。親と言えども他人の言うことなどアテにならない。
保育園に預けるときに不利だからといって、受胎調節をして4月生まれにするというのもちょっと首を傾げる。ちーちゃんの首が据わったら、月1回程保育園を覗きに行って、10月頃に空きがあったら育児休業を切り上げる、といったことも考えようと思う。
ところで、もうすぐ1歳になる女児を育てている友達が、「産後は育児書を読む暇がないから今のうちに育児書を読んどいた方がいいよ」というので、せっせと本を読んでいるのであるが、一番読みたい『シアーズ博士夫妻のベビーブック』を市立図書館で8月末から予約しているのに、未だに連絡が無い。わたしが待ち行列1番なので、ずっと同じ人が借りっ放しにしているのだ。
市の財産を占用しないでいただきたい。
仕方が無いので育児件名で蔵書を検索して、出版年数の若い順番になめるように読むことにした。 意図しないで「周辺読書」をすることになった。
「周辺読書」(と名づけてみた)とは、テーマからちょっとズレた読書という意味である。意外と得る所が多い。 『乱読のススメ』なんて本も時々あるが、要は周辺読書のススメなんじゃないかと思う。
効率よくピンポイントの知識だけ得ていたのでは、気付けないことがある。効率良くトンデモ本ばかり読んでいると、せっせと集めた知識が実はトンデモ知識だったということになる、ということだ。
さて、こんな書き方をすると、育児書はトンデモ本だと言っているみたいだが、そういう意図ではない(玉石混交だ)。 ただ、今読んでいる『失われる子育ての時間-少子化社会脱出への道』は、いわゆる育児書(ハウツー本)ではないが、これから親になる人は読むと良いと思う。
子の年齢:妊娠31週 読んでいる本:『失われる子育ての時間-少子化社会脱出への道』池本美香著 剄草書房
今日も妊産婦健診があった。長袖のスキッパーとジャンパースカートで病院に行った。 産婦人科の待合室は今日もいっぱいだ。 処置室で血圧と体重を測定し、トイレで採尿し、しばらく待ってから診察。受付でカルテを受け取って、会計カウンターに出すべく1Fホールへ行った。
この間大勢の人がわたしの背中を見た筈だ。 産婦人科の待合室なんて女の人ばかりだった筈なのに、どうして1Fホールに行くまで誰も「ファスナー開いてますよ」って教えてくれなかったんだろう。 1Fホールで親切なお母さんが教えてくれるまで、わたしの背中のファスナーは全開で、腰のリボンの下からブルーのぶかぶかショーツまで見えていたのだ。
そりゃ自分が不注意なのは認めますけど、産婦人科の待合室には女の人がいっぱいいるんだから、誰か教えてくれたっていいじゃんかー。 それまで誰も気付かなかったとでも言うんだろうか。
夫がこの日記を久し振りに読んで、「俺が藤原紀香と握手したことが書いてない」と文句を言う。 あたりまえだー、これは新妻の夫観察日記ぢゃないんだー。 ちーちゃんままの育児日記なの。あんまりちーちゃんのこと書いてないけど。
そんなにぼくちゃんの日常生活をWebで暴露したければ、「あのオヤジがインターネット?」のCMみたいに「○○のお部屋」、なるサイトを自分で作ればいいのである。
2003年11月03日(月) |
シンデレラ・エクスプレス |
子の年齢:妊娠31週 読んでいる本:なし
夫は雨の中バイクで東京モーターショーに行ってきた。吹雪の日にスキーをしたみたいに顔を真っ赤にしている。 そんなに車が好きなのか、と思いきや、おねえちゃんの写真ばかり撮ってきている。そんなモン、オフィシャルWebサイトで見たらいいじゃんか。 しかも、見逃したおねえちゃんがいないかどうか、チェックしているぞ!
夫の友達でわたし達より1ヶ月後に結婚した人が、グチばかり言っているんだそうだ。ウチは夫が時々出張に行くお陰で大手を振って実家に帰れるので、いい息抜きになっている。
子の年齢:妊娠31週 読んでいる本:『失われる子育ての時間-少子化社会脱出への道』池本美香著 剄草書房
体重増加曲線が、「たまごクラブ」6月号付録の標準体型の曲線をオーバーしてしまった・・・。温泉でぱくぱく食べ過ぎちゃったからかしら? この連休、天気がよくなりそうなので温泉旅行に行かないか、と先週末になって夫が言い出したのだが、内心、「1週間前にそんなこと言い出して、ムリに決まってんじゃん」と思っていた。 どうせムリだろうけど、と思いながら会社の保養所の空室状況をチェックしてみたら、なんと2部屋空きがある。早速申し込むことにした。 秋の旅行シーズンだというのに、3連休に空室を出しているなんて心配になってくるぞ。
その保養所というのは漆器の産地としても有名な山中温泉にある。 山中温泉というのは元禄時代から著名な湯治場で、松尾芭蕉の『奥の細道』の終着地だったそうである(句碑で知った)。温泉街の裏にはちんまりした渓谷もあって、トレッキング気分も味わえる。お土産に漆器を買ってもいいし、小旅行にはおあつらえむきではないかしら。
さて、2時半ごろ宿に着いて、夕食まで何をする?というので、とりあえずこおろぎ橋まで歩いてみることにした。 こおろぎ橋というのは渓谷にかかる木造の小さな橋だ。本当に小さな橋なんだが、風情があるのでテレビドラマのロケに使われたりするらしい。 そこまで行ったらなんだか鶴仙渓も歩けるような気がして、結局川沿いをあやとり橋まで歩いた。あやとり橋はこおろぎ橋とは対照的に鉄骨で作られた、あやとりみたいな橋で、実際に渡ってみると、カーブしているし、坂になっているしで橋としての機能は「?」である。 あやとり橋から住宅街を抜けて、元禄から続く湯元の「菊の湯」に出る。ここは温泉の湯元でありながら温泉宿ではなく銭湯なので350円払えば誰でも入れる。湯屋の構えも歌舞伎座か国技館のようで面白いのだがまだ入ったことはない。その角を曲がったところで、衆議院選挙のポスター掲示板を見つけて夫が喜んでいる。 元総理の森喜朗のポスターが貼ってあったのだ。そうそう、この人は山中出身なのだよ。おい、選挙ポスターの写真を撮ってどうする?!
あっちふらふらこっちふらふらして結局何も買わずに宿に戻ったら5時半だ。夕食前に一風呂浴びる。
夕食には例によって食べきれない程料理が出る。残さず食べる悪い癖で、動けなくなる程食べるが、フルーツも諦められない。 満腹感がおさまるまで席を立たずに居ると、ボーイが「天つゆでございます」と言って、天つゆを持ってくる。なぬ?今から天ぷら?ちょっと遅いでしょー、もうデザートまで食べたのよ、と思うが、ついまた食べてしまうのである。
夫もすっかりこの施設が気に入ったようで、レクリエーションルームなども見て回りたいというので、ぐるりと回ってロビーに行くと、セルフサービスでコーヒーメーカーが置いてあった。追加料金を気にせずフロントでコーヒーを飲めるというのもこういう施設のいいところだ。 カウンターの後ろから、おもちゃを持った小さい男の子が走り出してきた。ボタンを押すとバイクに乗った人形がダッシュするというおもちゃなんだが、子供の不器用な手ではうまく扱えないらしい。誰に言うともなく「うまく走らん」とつぶやいている。 「うまく走らんけー、ちょっと貸してみられー」と夫が話しかけている「ほら、こうやってここ押せば、うまく走るやろー。」まるで親戚の子供と話しているみたいで実に自然だ。どうやら夫は気に入られたらしく、子供はソファーまでついてき て、隣でせっせと遊んでいる。 ここにも一人居る(ちーちゃん)からよろしくねー。 就寝前にもう一風呂浴びることにする(お風呂で少しカロリー消化したいので)。 サウナと大浴槽1つと露天風呂1つで豪華ではないが、混まないのでのんびりできる。湯上りコーナーのマッサージチェアで「金澤」(という月刊誌)を読み耽っていると、部屋で漫画を読んでいた筈の夫がやってきた。 「あ、ヘンな人来た、ヘンな人。」 「ヘンな人じゃないちゃ、1時間も戻って来んから倒れとんがじゃないかと思って心配したねかー。(ヘンな人じゃないだろう、1時間も戻って来ないから倒れているのではないかと心配したじゃないか、の意)」 そういえば、マッサージが気持ち良いので(無料だし)2セットもやっていた。 「まー折角だから風呂でも入ってこられー」
そして朝食のバイキングも前夜の食べ過ぎを忘れさせてしまうのだった・・・。お昼ご飯ヌキにしなくちゃ。
|