シネマ日記
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2003年03月25日(火) |
キャッチ・ミー・イフ・ユー・キャン |
本来なら、デカプリ苦手、トム・ハンクス嫌いな私が、 まず観ないだろう〜っと思えるような配役ではあるのだけれど、 残念ながら(爆)コレ、初めて情報を見たときから けっこうずっと楽しみに待ってました (((((^^;) だって、なんかやけに面白そうなんだもの。
オープニングタイトルがまた凝ってて・・ と言うかなんかクラシックで平面的で、昔の映画(?)ドラマ(?)にも こうゆうのあったよねぇ〜っと面白かった。
普通の、いやむしろ豊かな家の高校生だったはずのフランク・アバグネイルが 父親の脱税容疑を発端に、さらには両親の離婚まで直面することになる。 デカプリが、高校生ねぇぇ・・・っと最初は懸念していたものの、 これが不思議とそれほど不自然じゃない。 デカプリファンなら、きっと過去の彼のもっと若い頃の作品を 彷彿とするくらいの若返りぶりに感嘆したんじゃないかしら・・・ (もちろん、私は、ほとんど未見ですが〜(^^ゞポリポリ) 父親役のウォーケン氏もまた、スゴイんだこれが、いかにも怪しそうなのは 彼の持ち味として、衰退してからの哀愁の帯びかたもなかなかで、 フランクとその父との強い結びつき、想いに、うならせてくれます。 言ってみれば、これ、母親ってのが、かなりヒドイ仕打ちですよね? フランク少年にとっても、衰退でサッサと捨てられる夫にとっても〜(爆)
両親の離婚で深く傷つき、さらには家を飛び出してしまったフランクの生きるための術は、 小切手詐欺だった〜!! なかなかに頭脳明晰、度胸も満点、普通に順調に歩んでも そこそこの成功したんじゃないかと思える人物のようだけど、 獄中もありの、さらにその後のまた大逆転人生をみても、スゴイですね。 これが実在するモデルがいるんだから、ホントにビックリ。 まだ公開されないうちの映画の情報番組でも、ご本人が撮影に協力 (チラリと出演まで果たしているのだけど)してる風景とか出てて、 ん〜?とりあえず犯罪者なんだよね?いったいどうゆう成り行き?・・ っとそのとき、さっぱり想像できなかったのだけど、 このストーリーを観て、なぁるほど〜っと。(^_^;) そそ、もうひとり、トム氏演じるFBI捜査官カール役ですが、 これもまた、フランク少年とただの犯罪者と追跡者の間柄を越えた まるで親子のような繋がり具合になっていって面白かったデス。 フランクののちの人生を生み出してくれたのは、まさに彼のおかげでしょうね。 実際にはこの人物は、何人かの人物を合わせて創作されたキャラだそうだけど〜。
ロケ地も飛びまくりで大忙しの短期集中撮影だったらしいけど、 撮影期間が短いはずなのに、冒頭あたりのフランク少年のときと、 終盤のカールのもとで任務を果たす頃のフランクのデカプリ君の容貌が だいぶ(意識して)違うように見えました。 髪型ももちろん微妙に変なんだけども(^^;、チョットふっくらしてるの。 で、その時の雰囲気を見て、デカプリ君って、 あのフィリップ・シーモア・ホフマンに面立ちが似てる・・・・・っと確信してしまいました。 目のあたりとか似てるのよ、ホラ、体型などを考えないで(笑)、 チョット比べてみて〜〜 (((((^^;)
ランス・ヘンリクセン主演のSFアクション。 FBI捜査官で爆発物処理担当のゲインズは、仕掛けられた爆発物の処理で 大きな被害を出した責任をとり、FBIを辞め、 今は警備会社を設立している。 その会社が担当する科学サミットに今度は核爆弾が仕掛けられ、 起爆装置は会場を占拠したテロリストのリーダーの体内。 しかも彼を始末しても爆弾は作動するとあって、絶体絶命。 科学者が苦肉の策で、被弾し瀕死状態になっている犯人の体内に ミクロ化したチームを送り、起爆装置の解除をすることに・・。 さながら、昔の「ミクロの決死圏」ばりの体内SF特撮ものを狙ったのでしょうけど その後、うーーーんと年数は経っていて、撮影技術だって進化してるでしょうに なぁんでか、安っぽい、チャチな作りは、かえって驚き(爆) ミクロ化された未来潜水艦みたいな装置に乗員が入って 体内を探索する様子など、いかにも撮影所のセット・・って感じ。 よっぽど予算に恵まれなかったのかなぁ〜? 体内での白血球の攻撃やら、ケジラミ攻撃、なんともパッとしません (((((^^;) まぁねぇ、ランス・ヘンリクセン目当てで観たから、イイけどさ。(爆) 彼の警備会社の部下(?)役の人(風邪ひいていたので、犯人の白血球沈静に役に立った人)は、名前もわからなかったけど、けっこう好み〜(*^_^*)
WOWOWにて鑑賞。 学園のアイドル、花のチアリーダー5人組が繰り広げる奇想天外 少々キレてる青春(犯罪?)コメディ。 チアリーダーのキャプテン、ダイアンは、 転校生で同じく学園の花形となった、フットボールチームのジャックと 公然と恋人同士になり、ついには妊娠してしまう〜。 卒倒する両家の親たちを放って、サッサと同棲生活に入るが 見た目の格好良さは、別として、当然ながら生活力のないジャックでは 日々の暮らしも困窮してしまい・・・。 生まれてくる赤ちゃんのためにも〜っとやがて思いついた手段は なんと銀行強盗! それもヒントは、キアヌの「ハートブルー」のビデオ鑑賞だって言うから ふざけてるでしょう〜?(笑) 協力しあってそれぞれの夢の実現のために加わり、 作戦を実行するのだが・・・。 もちろんド素人な彼女たちの突飛な行動、 まさによくやるよなぁぁ〜〜なノリで呆れ返るのだけれど、 そこはホラ、やっぱりコメディ、くっだらないけど、もちろん暗くは描いてないのよね(爆) ダイアン役は、マーリー・シェルトン。 その恋人ジャックにジェームズ・マースデン。 チアリーダーのメンバーのなかには、ミーナ・スバーリも居たりするのだけれど まぁね、彼女の獄中の母親が彼女たちの銀行強盗実現のよきアドバイザーの役目になっているのだけれども、 けっして主役ではないはず・・。 だけど、この作品の紹介記事にはミーナ・スバーリ主演〜なんて書いてあったりするみたいです。 知名度ってことですかねぇ・・。 オット、そういえば、やはりこのマーリー・シェルトン主演のはずの「バレンタイン」も 同様にデニース・リチャーズ主演〜って書いてあったっけね。 なんとも、お気の毒>マーリー・シェルトン。 (((((^^;)
2003年03月12日(水) |
ダイ・アナザー・デイ |
007、20作品目&40周年記念っと言ったら、 そりゃもうもちろん、観なくちゃなんないでしょう〜♪(爆)
今やボンドっと言ったら、すぐこの人が浮かんでくるようになったので ピアース、4作目、しっかりイメージ完成しましたね〜。 なんでも次回の5作目も続投契約決定してるとか、 うんうん(^-^)、しばらくは、ピアース・ボンドでいて欲しい〜。
で、まずオープニングから、けっこう驚かされました。 だって、あのジェームズ・ボンドが任務途中で捕えられ拷問を長々と加えられちゃうんですよ〜〜。 やがて交換となるまで、なんだかボンドじゃなく巌窟王になってるし・・・(爆) そしてあのMにまで、もうあなたは不要〜〜っとまで言われ見捨てられちゃうし〜。
それにしても、邦画「宣戦布告」あたりじゃ、なぜかその国だけ別名になってた国が 今回はしっかり名指しで舞台に・・・まさにタイムリーっと言うか、 文句付けてきたのも無理もないかと・・・ (((((^^;)
ボンドの敵役。 アジア系では、「ヒマラヤ杉に降る雪」や「ワイルドスピード」のリック・ユーン。 (そうか〜あの顔に散りばめられたダイヤの原因はそうだったのか〜〜な役(爆)) そして、ウィル・ユン・リー。 観てる間はまるっきり思い出せなかったのですが、 ヤンシー・バトラーの「ウィッチブレイド」で相棒刑事を演ってた俳優さんだった〜〜。 あの時は、イイもんの役だったけど、今回は、キレまくったドラ息子・・・ですねぇ。 ロン毛じゃないし・・あたりまえか(爆)
そして、謎の大物、グレーヴス役には、トビー・スティーブンス。 チョットどことなくマイケル・ビーンを彷彿とする感じがしたのはσ(^_^)だけ?(^^;;; このかた、あの「ハリー・ポッター」のマギー・スミスの息子さんなんですってね。 そういわれて見りゃ目のあたりが似てる?
今回は、ボンドの相棒・・・っとまではいかないまでも、 鉄腕女性パートナー登場。ジンクス役でハル・ベリーが出てます。 ここまでともに組んで活動するボンドってのも珍しいくらいなのだけれども、 ハル・ベリーの活躍をもっと期待していたファンにとっては、 うーーん、もうチョット・・・っと思うくらいかも? でも、私は、もうあれだけでじゅうぶん(過ぎるくらい(^^;)だと思いました。 あくまで主役はボンド。 たとえ強力な相棒でも、やっぱり脇なんです、あれ以上目立っちゃ困る(笑) もっとも、さらなる活躍の場は、別作品で与えられそうだから、ソッチでなら いくらでも〜〜って感じですが(^_^;)
NSAエージェント役で、マイケル・マドセンまで顔を出してるんだけれど 役柄的には、けっこうショボイ・・・彼のことだからもっと重要な役なのかと思ったのに、それはチョット残念。
アッチコッチに、そーーーれはいくらボンドでも無理だろ・・不死身ったってねぇぇ〜なシーンは多々あれど、 イイのイイの、深くつっこんでたら、こうゆう娯楽作は観れませんって。(爆)
ベン・スティラー、製作&監督&共同脚本&主演のコメディ(よね?(爆))作品。 ファッション業界の陰謀が絡んだマレーシア新首相の訪米時での暗殺に 白羽の矢が立ったのは、去年までは男性モデル世界ナンバーワンと称されていたデレク・ズーランダー。 でも今年の彼は既に新人ハンセルにその座を奪われ、 しかもかなりなおバカっぷり・・・(爆) フフフ、だいたいが、パッとみモデル体型には見えなさそうなベン・スティラーが 決め顔もワンパターンにやっているから、 そもそもその時点からオカシイ〜(笑) 新人ハンセル役のオーウェン・ウィルソンなら、まぁチョット逞しすぎるけれど モデルっぽく見えなくもないけどね〜 (((((^^;) ズーランダーのどう見ても父親譲り兄譲りな(笑)あの髪型も笑えた。 ジョン・ボイトやら、ヴィンス・ヴォーンやら、もうアッチにもコッチにも オースティン・パワーズ並みの豪華ゲストカメオ出演満載。 コレって、ミラ・ジョヴォヴィッチだよね〜そうだよね〜? イイのかぁ〜こんなとんでもない役で・・・・ってのもあったり、 ストーリーより内容より、そっちがかなりメイン?(笑)
そそ、怪しげな男役に、なぁんとモルダーなデビッド・ドゥカブニーまで!! すんごいメイクだし、お腹までちとプックリさせちゃって、 でも、たしかに声は彼だぁぁ〜。 まぁぁぁ、モルダーに何て格好させるの状態だったけどね・・・・(*_*)(爆)
原発銀座とも呼ばれる日本海敦賀半島沖で座礁した国籍不明の潜水艦。 すぐさま中を調べると武装した乗員の死体も発見され さらに十数人と思われる武装工作員が上陸した模様 ・・・に一気に緊張が走る日本。 国名としては、”北東人民共和国”っとされているけれど、 その他の国々はもちろん韓国とか中国とかアメリカなど実名。 当然ながら某国を指しているわけですね〜。 なんだかこの時期、あまりにもタイムリーと言うか、スゴイな・・・っと思いつつ。 対処にあたる内閣、自衛隊、警察陣などなど、 もちろんこれまでに無い緊迫した時を迎えているのだけれど、 なんだか見てて、ホントにそんなんでイイの・・・?っと思える部分が多々。 危機管理面のズサンさもきっと風刺しているのでしょうね?っと思いたい。(爆) たった一隻の潜水艦から、どんどん事態は急転していき、 あわや核戦争勃発に・・・・のギリギリのところまで進んでしまう。 その間、チョット公邸に戻って休息を〜(なんてとっても取るタイミングじゃなさそうに見えるのに(^^;;;) なんて総理大臣くつろいでたりするし、 途中で、もう手におえない〜などとどんどん投げ出すような態度の警察やら大臣やら ・・・・その間に、全ての命令体系を守ることのみ指示され どんどん現場で命を失っていくSAT隊員や自衛隊員・・・ それに対して数からしたら、圧倒的に少数なはずなのに、 なんだかとてつもなく訓練されて強い敵側。 ほとんど机上論で右往左往する政府陣営に ココで「踊る〜」の青島だったら、「事件は現場で起こってるんだっ!!」 ・・・っと怒鳴りたくもなるってもんでしょうに(爆) 最悪の事態の収拾には、相手側が情報を入手していたところから 偽情報をつかませ・・・・ギリギリのところでセーフ〜。 (・・・って、結局、この部分がいったいどうゆう意味合いが あったのか、イマイチ理解できませんでしたが〜(^^ゞポリポリ)
けっこう豪華配役で作られているし、扱ってることも決して絵空事ではない ・・わけだけど、なんだか、部分部分がブチブチと繋がっていかず かったるかったのは、なんでだろう〜 (((((^^;)
2003年03月02日(日) |
ディーン・クーンツの ブラック・リバー |
WOWOWにて鑑賞。 ベストセラー作家ディーン・クーンツ自ら 製作総指揮をしたと言う短編TVドラマ。 (ちょっとSFタッチな作品)
都会を離れ、小さなある町に足を踏み入れた途端、 本人の意思とは裏腹に、なぜかことごとくその町から出ていけなくなってしまう作家ボー。 小さなのどかな田舎町なのに、なぜかいたるところに監視カメラが稼動してる。 そして、彼が、町を離れようとすればするほど、 何かまわりに起こってしまうわ、黒塗りの(しかも中は無人!)の車には 終始つきまとわれ・・。 そんななかやはり他所から来たばかりの女性建築家とも知り合うが、 彼女は、いたってその町が気に入っただけの様子。 行動全てを監視され、謎の電話も〜。 いったいこの町に何があるのか、自分をどうしようと言うのか・・ やっと彼が突き止めた正体とは〜。
まぁ、ともかく、この町で落ち着けば、何不自由無い生活が保証されてるようなもんなのよね〜?彼にとって。 見込まれた・・ってとこでしょうか? そして、ラストには、また彼と同様に、新規加入メンバーが。 コワイコワイ(爆)
主人公の作家役には、ジェイ・モーア。 彼が知り合う女性建築家役は、「アリーmyラブ」で、マークが付き合う 実は♂だった美女シンディを演じてた人。
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