日々あんだら
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2014年10月02日(木) 9月27日




その日、僕は南アルプスの甲斐駒ヶ岳にいました。
昼食をとり、山小屋を目指して登ってる途中にかすかな揺れを感じて、
でも周りの人たちはなにも騒いでないし、疲労で自分が揺れてるのかな?
とあまり気にせずに登り続けました。
そして数時間後、山小屋に着いてスマホの電源入れた時に、
友達からメールで御嶽山噴火を知りました。

びっくりした。

去年の初め頃からずっと御嶽山に登りたくて、今年のお盆にやっと登ったばっかりやったから。
でも天気が悪くて、吹き飛ばされそうな風と、進む方向さえわからなくなるような霧雨とで、
御嶽山の良さは味わえず。来年の夏にでもまた登ろうと思っていました。
山頂の神社までは行ったけど、御嶽講の人たちが一心不乱に参拝してたので、
びしょ濡れの僕は参拝せずに御守りだけ買って早々に下山したのでした。

噴火の翌朝、甲斐駒の山頂から噴煙を上げる御嶽山と、その噴煙が空を覆って行く様子が見えました。
あの下にまだ人がいると思ったら、居ても立ってもいられない気分になった。
火山の活動サイクルからしたら5週間なんて誤差みたいなもん。
自分が噴火に合ってても全然不思議じゃなかった。

下山して、TVやネットで被害の様子を見て、本当に運だと実感しました。
山で起こる他のトラブルはある程度予測できるし、対策を立てておくことも可能。
同じ天災でも、天気なら天気予報見て取り止めることもできる。
でもあんな突然の噴火なんか誰にもわからへんし、対処もできひん。
隣にいたのに生き残った人と亡くなった人がいる。
噴火が8時間ずれてたら被害者は数分の一やったやろうし、2ヶ月後やったらほぼゼロやったはず。
ホンマ運以外の何物でもない。

これから自分はどうしようか、って1-2日悩んだけど、これからも僕は登りたい山に登ります。
たとえそれが火山であっても。
自分の運に自信があるわけではないけれども。
街で遊んでて交通事故で亡くなる可能性と、火山に登って噴火に巻き込まれる可能性なら
交通事故の方がきっと高い。
家に居たって地震で潰される可能性もある。
だったら自分のやりたいことをやった方がいい、って思っただけ。

今回のことをまだちゃんと整理できてなくて、上手くまとめられませんが、
今ひとつ決めているのは、山が再び開いたら、その夏に登るということ。
お盆に御嶽山の山小屋で意気投合した5人で一緒に登ろうと約束してます。
事態は収束してないし、まだ山に残されている人たちもいる。
この後の復旧もきっと大変な困難が伴うでしょう。
そんな状態でこんなことを言うのは不謹慎かもしれないけど、その日を楽しみにしています。



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