2023年03月30日(木) |
吉村洋文のウソ101 |
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今、大阪では選挙期間中のせいか、書店の店頭には平積みになって大量の『吉村洋文の言葉101』という資源ゴミ(紙ゴミ)が積み上げられている。関西人の多くがその実態を「維新協賛書店」と知る紀伊國屋書店では特に大きなコーナーを作って並べている。もはや選挙ポスター状態である。
しかし、小規模の出版社から出てそこそこ売れている『維新断罪』という本はなんと、関西を代表する大型書店である紀伊國屋書店では並んでいないのである。オレは北花田のイオンモールにある紀伊國屋書店で、店内の検索端末で調べてみたが在庫もないのである。近くの書店では小さな所でも『維新断罪』は普通に並べられている。どうして大型書店なのに紀伊國屋書店は『維新断罪』を置かないのだろうか。
オレはその店内の検索端末で試しに大石あきこさんの『維新ぎらい』を調べてみた。するとこれも在庫していないのである。そのほかの維新批判本もなぜか紀伊國屋書店では在庫すらないのである。
書店がどんな本を並べるかということは営業上の問題だから自由である。ただ、今回のことから紀伊國屋書店が意図的に「反維新的な内容の本を置かない」という営業方針であることはよくわかる。どうやら都構想の住民投票の時も、大阪市廃止に賛成投票することを誘導するような陳列の仕方だったようである。
大阪では維新の会と特定企業の癒着が見られる。たとえばシャワーヘッドのミラブルとを販売する株式会社サイエンスは維新礼賛企業であることを多くの人が知っている。オレは今回の件で紀伊國屋書店がそうした「維新礼賛企業」であることを初めて知ったのである。
オレは本が好きだ。もしも今と違う職業を選んでいたとしたら、書店員や図書館司書という職業に就いていたかも知れない。だから大きな書店でいろんな本を手に取り、そして大人買いすることが楽しみの一つなのである。そういうわけでオレは自分の行動範囲内の書店にはほとんど足を運んでいる。町の本屋さんがどんどん廃業していくという風潮を残念に思う人間の一人である。
書店の店頭にどんな新刊が並んでるかということは、一つの情報源である。今どんな本が売れてるのか、読まれているのか、それをはかる物差しの一つが書店の陳列であると思っている。
本の中には価値のない本、資源ゴミレベルの本もある。安倍晋三の礼賛本とか、ゴーストライターに書かせている芸能人の本などである。書名は出さないが多くの人が知っている、ウィキペディアの記事をそのまま編集したようなクズ本もある。そういう本は買う価値がない。
今、大阪の書店の店頭には『吉村洋文の言葉101』という本が平積みで陳列されている。オレはそういう資源ゴミにゼニを払う気は全くないので買わないが、中味が気になって少し手に取って読んでみた。そこには彼が街宣の時に語るウソが大量に盛り込まれていた。たちまち気分が悪くなった。
梅田の紀伊國屋書店では巨大な吉村コーナーが設けられそこにあるPOPには「ハートに突き刺さる言葉」などと書いてあるらしい。馬鹿はそれに騙されるだろうが、オレのようなまとこな人間は「アホか」と思うだけである。そしてそんな維新礼賛書店を見捨てて他の書店で買うだけのことである。
維新礼賛本の隣に維新批判本を並べれば、相乗効果で両方とも売れるだろう。まともな書店はそうした売り方をする。しかし「大型書店の使命」よりも「維新とのズブズブの関係」を選んだ紀伊國屋書店はあえて「反維新本を置かない」という選択をしたのである。その情けなさをオレは思い切り軽蔑する。
4年前とは大きく世相が変わった。コロナ禍を経て。大阪では維新の失政の事実を多くの人が知ることとなった。大阪では医療崩壊が起きて日本一のコロナ死者が出た。身内や親しい友人をコロナで亡くした人も大勢居る。そうした人たちが医療崩壊を起こした維新の会の行政能力の低さや、「身を切る改革」と称して公務員をパソナ派遣に置き換えた結果起きたことを知っているのである。オレは政治の流れが変わったと思っている。大阪では確実に「吉村批判」「維新批判」勢力が生まれている。彼らの悪辣さをオレは4年前にはまだ理解していなかったのである。
この記事がもしも紀伊國屋書店の幹部社員が読めば、当然オレに対して抗議や反論があるだろう。その時は吉村礼賛本を並べて選挙を支援する側の論理を聞いてみたいものである。オレは二度と紀伊國屋書店では買わない。他の書店で買うだけのことである。
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2023年03月28日(火) |
サクラと和歌について |
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大阪では桜が満開だ。今年の開花はとても早く、4月を待たずして桜が満開となってしまった。入学式の時にはもう散ってしまっているだろう。もっともちょうど入学式の時に桜が満開というタイミングはなかなか実現しないことで、逆にそういうタイミングになればそれは「僥倖」として喜ぶべきかも知れない。
本州では東京の開花が一番早いらしい。桜前線を追って車で移動しつつお花見を・・・と思っても、それが南から北へスンナリ進のではないというのも日本の気候の面白さである。ソメイヨシノ以外の品種もあるし、早咲きのサクラも多い。そうなると逆に遅咲きの桜が狙い目かも知れないけど。
遅咲きと言えば京都、御室の仁和寺の桜である。また「御衣黄」という不思議な緑色の桜もある。御衣黄は平野神社や堀川沿いの桜並木などで見ることができる。いろんな変わり種の桜を見ることもなかなか楽しいのである。
自分がこれまで見た桜の中でもっともすばらしいと思ったのはどれだろうか。どちらかというとたくさんの桜が咲いている場所よりも、迫力のある一本が生えている場所の方が印象深い。それは醍醐寺にあるしだれ桜の古木であったり、奈良の大宇陀にある有名な「又兵衛桜」である。京都の円山公園の中心部にあるしだれ桜は昔はもっと枝振りがよかったのにと思う。
オレは国内でまだ見ていない桜がたくさんある。弘前城の桜もまだだし、角館の桜も見ていない。函館の五稜郭の桜も見ていない。そして東京のお花見の名所は全く行けてない。オレが知ってるのは主に関西だけである。
関西の名所はほぼ制覇できている。淀川の背割堤、京都の円山公園や哲学の道、醍醐寺、奈良の又兵衛桜、紀三井寺や和歌山城、毛馬桜之宮公園、万博公園、大阪城公園、土佐稲荷神社、奈良公園、大仙公園などほとんど行っている。奈良と三重の県境近くにあるしだれ桜の高見の郷も素晴らしい。
桜はかつて「散り際の良さ」から潔く命を捨てるもののふの心の象徴として使われた過去がある。軍歌『同期の桜』しかり、また本居宣長の和歌にちなんで、最初に出撃した特攻隊は「敷島隊」「大和隊」「朝日隊」「山桜隊」と名付けられたのだった。
敷島の大和心を人問はば朝日に匂ふ山桜花
平家物語には平忠度の辞世の和歌としてこのような歌が紹介される。
行き暮れて木の下陰を宿とせば花や今宵の主ならまし
(旅に疲れて、桜の木の下を今夜の宿とするなら、桜の花が今夜私をもてなしてくれる主人なのだろう。)
一ノ谷の合戦で討ち死にした平忠度、首を取られた後の彼のなきがらの上に桜の花びらが降り注いだのだろうか。
2月12日に亡くなったオレの父は、「今年の桜は見ることができるかな」と生前に話していた。父が最後に入院していた緩和ケア病棟の窓からは、その時期になると満開の桜が見える。ここで最期を迎えた人の中には、その満開の桜を眺めて旅立った方もいただろう。
西行法師はこのような和歌を詠んでいる。
願はくは花の下にて春死なむその如月の望月の頃
(願いが叶うならどうか桜の花の下で春に死なせて欲しい、2月の満月の頃に)
西行は河内国、弘川寺でその願い通りに亡くなったと言われる。弘川寺には「西行桜」と呼ばれる桜が植えられている。
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2023年03月25日(土) |
維新の米買収について |
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統一地方選挙が始まった。都道府県知事選挙が公示され、大阪や奈良などで知事選挙が始まったわけである。地方議員の選挙ももうすぐ公示され、4月9日が投票日ということである。その統一地方選挙を前にして、大阪維新公国ではいつもの露骨な買収戦が行われている。モノを配って恩を売れば自分たちに投票してくれるという、維新のいつもの戦術である。吉本芸人を使ってテレビで吉村知事を褒めさせたり、地下鉄の構内をデジタルサイネージ広告で吉村知事の肖像画で埋め尽くしたりして、住民に「知事は吉村」というのをすり込もうと躍起になってるのだ。残念なことに大阪には「テレビに出て放言している」だけで「頑張って仕事してる」と勘違いする人が多い。
実際の所吉村知事の成果と言えば「コロナ死者数日本一」「人口当たりのコロナ死者ワースト1」「交通事故死日本一」「児童虐待件数日本一」「少年の大麻検挙件数日本一」「中小企業倒産件数多数」「都道府県民の平均所得全国46位」など悪いことばかりなのである。これだけ失政していれば普通なら「さっさと辞めろよクズ」「おまえのせいでどんだけ死んだと思てんねん? 府民舐めるなよ」の大合唱になってもおかしくない。
ところが関西ではマスコミが機能不全に陥っていて、新聞社もテレビ局も松井一郎の恫喝に屈したのか事実をきちんと報道しない。吉村知事が少し前に発表した「18歳以下の人への一人当たりコメ10キロ配布」(いわゆる吉村米買収事業)に関してもテレビでは全く流れないのである。できるだけ府民には知らせたくないのだろう。そうすれば使わなかった交付金を中抜きできるからだ。
この「米買収事業」なんだが、原資は国から出てる交付金であり、感謝する相手は吉村知事ではなくて国なのである。それがいったいいつ始まるのだろうかと思って、そもそももらえないこのオレも事業内容が気になっていたのだが、なんともう始まってるということだった。大阪府のWEBサイトに行けば、その申請方法などが詳しく書いてあるということなのだ。つまり、知らなかった人.申し込みを忘れた人はもらえないのである。大阪府の場合、少し前に使われた総額がチェックできず。残りは中抜き事業者の利益になるというクーポン事業があったが、どうやら今回も似たようなスキームのようである。
この実にわかりにくい米買収、いや米配布事業を、統一地方選挙に出馬する維新の現職議員が自分への投票を呼びかけるチラシで説明していたのである。府や市の広報誌に掲載されていたり、町内会の回覧板で回ってくるのならまだ理解できる、なんでこの米配布に維新議員が関係してるのか。もしも関係してるならおかしいじゃないか。それは「府」の事業であって、「維新」の事業ではないのである。明らかに「買収」以外の何ものでもない。
現職という圧倒的な強みがあるにもかかわらず、過去の輝かしい(?)実績をアピールするよりも、吉村知事は知事選挙の直前にこの米配布というプランをぶち上げ、多くの府民に「吉村知事のおかげでお米がもらえます」と思わせたのである。なんという姑息な人間だろか。世の中にはオレみたいに「買収は買収、投票は別」と考えるようなまともな人間だけがいるのではない。かなりの大衆が「お米ありがとう、選挙では吉村さんに入れます」というアホが多いのが大阪なのだ。子ども一人当たりたったの5000円をばらまき、しかもその原資は府ではなく、もちろん維新の会でもなく。国が出してるという壮大なペテンなのである。
この5000円米買収の後にやってくるのは、カジノIRという毒まんじゅうである。その事業にかかる公費で負担させられる費用は今のところ2000億円という話だが、あの軟弱地盤に対する土壌改良事業、沈下対策というのは永遠に終わらない。きちんと山を削った土砂で埋めた関空でさえもすでに完成後18メートルも沈下したそうである。それだけ問題がある土地に対応した施設を建設するためにはどれだけ余分なゼニがかかるだろうか。それはすべて住民が負担させられるのである。たかだか米5000円分ほどの買収で、その後で生じる一人当たり25万円の負担を受け入れろと迫ってるのが吉村知事の維新行政なのである。
しかもこの米買収知事は、府民のとてつもない負担が将来発生するという可能性を指摘されてものらりくらりと逃げ回るだけ、ほんまに無責任なのだ。こんな人間には絶対に投票したらダメなのである。
大阪府民よ、目覚めろよ。選挙前にたかが5000円ほどのモノを配って投票依頼してくるようなクソ野郎になんか投票するな。ちなみにオレは府知事選挙ではたつみコータローさんに投票する。もしも吉村が再選し、カジノIRの借金を押しつけられることが確定したら、オレは大阪になど税金を納めたくないのでふるさと納税を上限まで使うことにする。みんな気付けよ。吉村なんてほんまもんのクス野郎だぜ。言ってることも嘘ばかりだぜ。もっと怒れよ。大阪の恥じゃないか。
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2023年03月22日(水) |
大谷翔平を見たということ |
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オレが今の時代を生きていてよかったと思うことは、大谷翔平という球界の常識を塗り替えたスーパースターと同時代に生きていると言うことだと思う。江夏豊が活躍した頃、オレはまだ小学生で野球が良くわかっていなかった。榎本喜八、中西太、スタルヒン、藤村富美男という人たちの現役時代をオレは視ていない。だからオレは自分のことをとても幸せな野球ファンだと思うのである。
考えたらイチローの全盛期もオレはリアルタイムで視ることができたわけだし、村神様こと、村上宗隆のすごさもリアルタイムで知ってるである。甲子園での松坂大輔も知っている。
WBCの試合中継は、なんとふだん野球を視ることがない87歳のオレの母まで視ていた。いつもは阪神の野球中継を視ているオレに向かって「勝ってるの?負けてるの?」と訊くだけだった母が、裏番組の韓流ドラマを録画しておいて、ミシンを操作しながら野球中継を視ているのである。
そればかりではない。アメリカとの試合が終わって世界一になったことが確定した瞬間に妻からLINEが入って「勝ったね」と来るのである。なんと日本中の人が関心を持ってるのだ。たかが野球である。おまえらそんなことよりも政治や選挙のことに関心を持ってくれよと思うのである。
「世界一」という結果に頭の悪い人はすぐに自分を重ねる。「日本スゲー」「大谷スゲー」「そんな日本に住んでるオレスゲー」「日本人スゲー」となるのだ。確かに大谷翔平はスゴいが、だからと言って日本人がスゴいわけでは無く、日本の政治なんて全然すごくないのである。もっともあんな茶番を延々と国会でやれてるあたり、もしかしたらすごいのかも知れないが。
人は生まれる時代を選べない。オレが阪神ファンになってからきちんと自分の目で確かめることができた阪神タイガースのリーグ優勝はわずか3回しかない。1985,2003、2005の3回である。死ぬまでにもう一度優勝してくれるのだろうか。それとも阪神ファンにとって有名なあの「阪神の優勝を3度見たモノは死ぬ」ということになるのだろうか。
野球という競技の素晴らしさは、かなりの部分が実力で決まる中で、最後の要素が「運」であることだ。どんなにすばらしい打球であっても野手の正面をついたら捕球されるし、どんなに悪いボテボテの当たりであっても、野手のいないところに転がればヒットになる。それが野球という競技の面白さなのだ。強いチームだからと言っても勝率10割ではない。弱小チームも一矢報いるチャンスが転がっている。
オレは野球を視るのが好きだ。ひいきチームでなくても面白い。だから高校野球も視るし、阪神ファンだがパリーグの試合もよく視る。オレの長男はかなりの野球オタクになってしまい、わざわざ福岡まで足を運んでソフトバンクの試合を視ていた。テレビを視ていてよく知らない選手が出てくるととりあえずLINEで長男に訊く。交流戦の時などはよくそうして阪神が対戦する相手の知らない選手のことを質問していた。
この世の中にはさまざまな娯楽が存在する。野球はそのうちの一つに過ぎない。今回のWBCを通じて知ったのは、世界の多くの国で野球が行われていて、チェコやイタリア、そしてオーストラリアといった国がちゃんと日本と対等に試合ができたということである。日本の野球人口は減っているらしいが、野球を愛する人が世界中に増えれば、いろんな国からの野球留学生を日本は迎えることになるかも知れない。戦争なんかをするのではなく、国と国がルールのあるスポーツで競い合えるのが平和な世の中の姿である。早くウクライナ戦争が終わって欲しいのである。
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2023年03月19日(日) |
大阪を滅ぼしたのは維新の会 |
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今季のNHKの朝ドラがもうすぐ終わる。オレは福原遥ちゃんが大好きだし、パイロットになろうと頑張るその健気さをいつも応援しながら帰宅後に録画した朝ドラを視るのを楽しみにしていた。その朝ドラ『舞いあがれ』のもうひとつのテーマが、東大阪の町工場のものづくりの技術だった。
大阪には中小企業の町工場が多い。そのため大阪では公立高校、私立高校の工業科がかなり多く存在し、昭和の時代は工業科卒の若者がそうした町工場に就職するという流れがあったのである。日本の高度成長を支えたのはそうした企業だったとオレは思っている。自動車産業の隆盛も下請け企業なしにはありえなかったわけだ。
ところがその大阪では中小企業の倒産が多く発生している。それはこのコロナ禍でさらに加速した。どうしてこういうことが起きていたのか。その理由の一つが大阪を支配するカルト政党、維新の会の推し進める「身(民)を切る改革」にあったのだ。
中小企業を応援するための予算に直結する大阪府の商工業予算は10年間でなんと9割も削減されてきたのである。大阪府の企業の98.6%が中小企業、そこに活力を与えるための商工業予算である。それが2007年度には1342億円もあったのだ。橋下徹が大阪府知事になって、そして松井一郎に引き継がれる中の10年間で1342億円から156億円に減った。88%も削減されたのである。これが維新が売り物にしている「身(民)を切る改革」である。中小企業の活力が失われるのも当然というか、維新のやってることは「補助金カットによる中小企業いじめ」に他ならない。こんなひどいことをしてるのにどうして大阪の有権者は維新に投票するのだろうか。もうわけがわからないのである。
オレがここで発信している事実は絶対にテレビでは報道されない。それどころか維新の会に不都合なニュースは全く流れないのである。彼らのさまざまな不正や疑惑、カジノIR建設予定の土地の賃料に関する官製談合疑惑と松井一郎の関与。森友学園事件の黒幕が松井一郎であった件、大阪市長選挙で維新推薦の候補者となってる横山ひでゆきの広報担当者が、かつて飲酒した上て車で人をひき殺そうとして殺人未遂で逮捕されている件(なぜか不起訴処分という大阪府警)、これらすべてが住民には全く知らされてないのである。
こうして維新の不祥事を発信し、維新行政を告発するオレは維新の会にとってきわめて邪魔な存在だ。だからなのか、オレは昨日怪しい車に尾行された。ずっと後をついてくる不審車両があったので、狭い住宅街の路地に入り込んでうまくまいてやった。しかしナンバープレートはきっと確認されてるのでオレの住所はもうバレてるのだろう。
大阪では医療崩壊が起きた。人口あたりのコロナ死者数は日本一多かった。これは維新の人災だとオレは考えている。国からのコロナ対策交付金は適切に使われずに維新のお友達医療機関に流れ、ワクチンは維新に献金した医師に優先的に回され、コロナ療養者の食費は中抜きされてアパカレーになり、保健所機能の強化を求める陳情は維新・公明議員が否決した。日本一の死者という悲劇は維新行政の人災だとオレは断言する。知事が吉村洋文では無かったらもっと多くの命が救えたのだ。維新の「入院抑制方針」のためにコロナ肺炎になったオレの母ももう少しで死ぬかも知れなかったんだ。
統一地方選挙、どうか日本中の有権者の皆様は絶対に維新候補に投票しないで欲しい。維新議員が増えることはそれだけ日本が劣化することを意味する。党勢拡大と自分たちの利権拡大した考えてない最悪の政党FCシステム、この維新の会をこれ以上拡大させてはならないのである。大阪の悲劇をこれ以上日本に広げるわけにはいかない。犠牲になるのはオレたち大阪の人間だけで十分だ。
大阪にはアホが多い。だから維新の嘘宣伝に簡単にだまされてこの悲劇を招いてしまったのである。しかし流れは変わりつつある。オレのようなまともな市民が粘り強く訴え、カジノの是非を問う署名集めをしていく中で、アホな住民の中に「もしかしたら維新ってイカサマやってるんちゃうんか」と気付く人が増えてきた。まだ過半数にはいかないが確実に流れは変わりつつある。
オレは大阪を救いたい。このまま維新の連中のやりたい放題に大阪を食い荒らされたくないのである。大阪の教育を守りたいのである。ボロボロにされてしまった大阪の公教育を建て直したいのである。どうかオレのこの記事を読んだ人は大阪の知り合いに頼んで欲しい。「維新だけには投票するな」「維新ゼッタイダメ!」これを訴えて欲しい。
マスコミには期待できない。維新は街宣でも公式youtubeチャンネルでも堂々と嘘宣伝を繰り返している。彼らが狙うのはヒトラーがやったことと同じである。「噓をそのまま信じるバカの方が、噓を見破る人よりも多ければ嘘宣伝をした方がいい」という理由で、堂々と公式youtubeチャンネルにUPしている動画の中の噓をそのまま放置しているのである。
大阪を劣化させ、ダメにしつつあるのは維新の会である。オレは大阪レジスタンスの一人として、抵抗し続ける。オレが不審死を遂げれば、弾圧されて殺されたのだと理解してもらいたい。オレの記事の更新が突然止まったら、それはオレが消された時である。
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2023年03月18日(土) |
維新ゼッタイ、ダメ! |
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大阪の教育行政は維新の会によって破壊されてきた。これはまぎれもない事実である。公立高校はどんどん廃校に追い込まれ、私立高校はマンモス化して教育の質が低下した。これはすべて維新が教育基本条例を改悪して、3年連続定員割れの公立高校を廃校にするという方針を打ち出し、その一方で「私学無償化の噓」で府民を騙してきたからである。
トップレベルの公立高校は大学受験のための予備校化し。定員を拡大しすぎた私立高校は細かい生徒指導ができなくなり、定員割れした公立高校は容赦なくぶっつぶされた。教育現場で働く人達、そこで学ぶ生徒達、その誰も幸せにしない悲惨な状況が大阪で起きてきたのである。この事実をオレは多くの人に知ってもらいたい。その上で。大阪の有権者に正しい選択をしてもらいたいのである。維新、ゼッタイ、ダメである。
大阪府は高校生の不登校の生徒数が日本一多い。誰もが好きな学校に行ける上に手厚い補助があるということならこんなことにはならない。実際に起きているのは教育現場の疲弊であり、不登校生徒の切り捨てであり、多くの中退者なのである。「無償化」の噓に騙されて私立高校に進学したものの、実際は多くの負担があり途中で授業料を払えなくなって中退してしまう生徒も多いのだ。正しい情報が住民に与えられてないのである。
これ以上公立高校を減らしてはならない。生徒が減ったから学校を潰すのではなく、そこで少人数学級を実現したらいいのである。教員の負担を減らして教育の質を上げる機会にすればよかったのである。ところが維新行政は生徒の減るペース以上に公立高校を減らしていった。過去10年間で大阪府の高校に入学する生徒は7700人減少したが、私立高校への入学者は4300人増加した。つまり公立高校への入学者は生徒の減少以上に減って12000人も減ったのである。
「定員割れする学校はつぶす」「生徒が集まらないのは学校に魅力が無いからだ」という競争原理を教育現場に持ち込んでいったい誰が得をするのか。そうやって機械的に高校を減らしていくことで何が起きるのか。どうか大阪府民は考えて欲しいのである。生徒は千差万別である。さまざまな家庭環境の元に育ち、その中で努力して自己実現を目指しているのである。その生徒を受け止め、どの生徒にもよりより教育環境を与えたいと現場の教員は願っている。そこに競争原理を持ち込まれたくないのだ。努力しても成績が伸びない生徒、進学実績の上がらない高校は淘汰されるべき存在なのか。それは違うとオレは言いたい。
たとえばある私立高校が「少人数教育で手厚く生徒を育てたい」と意図したとしたらかなりのコストがかかる。それで授業料を高く設定したとする。すると大阪府は「キャップ制」と称して授業料の上限を指示し、それよりも掛かる分は学校が負担しろ!と主張するのである。その一方で金儲けだけを考えて教育コストを下げ、先生方を安い給料で働かせる悪徳私学が存在するとする。そういう学校も「無償化で補助されるから」と授業料を上限まで上げてしまうのである。どうして補助額を一律にして後を受益者負担にしなかったのか。そうすれば「安い私学」「高い私学」を選ぶことができたのである。維新の教育基本条例が「無償化」という政治的主張を前面に押し出した結果、極端な言い方だが教育の質を問わずに同じ価格で提供するというむちゃくちゃなことが起きたのである。
自民党の参院議員である松川るいさんはこの大阪のキャップ制を「カローラもレクサスも同じ値段で売らせようとしている」と強く批判した。オレもそれと同じだと思う。このような間違った仕組みは今すぐに変えないとだめである。
政治は結果責任である。日本一の不登校生徒数、中退者の増加、私立の授業料が払えずにやめてしまって大検を受験する生徒の増加などを放置して今の教育行政を認めることはおかしいと思うのである。一刻も早く維新知事、市長を落として、維新が過半すを占める翼賛議会もぶっつぶし、大阪に民主主義を取り戻さないといけないのである。このままでは大阪はロシアや中国と同じ状況になってしまうのだ。
競争原理を持ち込めば必ず勝者と敗者が生まれそこに分断が生まれる。そんな状況が大阪をよくするとは思えないのである。大阪を豊かにするのは住民がみんな幸せになることではないのか。勝者と敗者を作ることではなく、さまざまな人が連帯して前に進むことではないのか。オレはクルマに「NO維新、NOカジノ」のステッカーを貼っている。このステッカーをクルマに貼ってくれる仲間が居れば俺に伝えて欲しい。
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2023年03月16日(木) |
ガーシー除名の意味 |
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国会に出席しなかったという理由でガーシーは参議院議員を除名になった。除名になった議員というのは過去に3人しか居ないわけで。ガーシーは憲政史上三人目となったわけである。もっとも過去に除名された2人と比較するとあまりにも理由が情けないと思うのである。
1951年に除名されたのは共産党の川上寛一衆議院議員である。日本がGHQの占領下にあった時代にその占領政策を批判したために陳謝を命じられ、それを拒否したために除名されたのである。川上寛一はその後公職追放されたが、後に大阪二区から当選して議員に返り咲き、そのまま当選を重ねている。自分の信念を貫き通した「国士」の一人であったとオレは思っている。
もう一人は1940年、帝国議会であの有名な「反軍演説」を行った斎藤隆夫である。当時のあの世相の中で、軍部を堂々と批判することができた斎藤隆夫議員は真の国士であるとオレは思っている。除名された斎藤隆夫は1942年の総選挙で兵庫5区から最高得票で当選し、再び衆議院議員となった。このように過去に除名された議員というのはそれぞれ立派な方々なのである。
ところが3人目を飾ったガーシーはちょっと情けない理由だった。国会をサボったからという理由である。なんかそれが除名の理由になるのかとオレは少し疑問を感じるのだ。だって国会には寝てる議員や、LINEでSACHIKOとやりとりしている音喜多議員など、とにかく情けない人がたくさんいるわけで、そいつらはただ国会に「居る」だけなんだが、それで議員としての義務は果たしているということになるのだ。
ところで国会議員の仕事っていったい何だろう。防衛費の大幅増とか日本が反撃能力を保有することとかは、国会を開かないでいつのまにか閣議決定で決められていた。本当なら議員達が侃々諤々の議論をして詰めないといけないテーマである。
統一教会救済法案は、野党からの申し入れで少し中味に変更が加えられたが、自民党や維新の会という壺政党・壺議員の責任には全く触れず、「被害者救済」に矮小化された形で成立した。やっぱり自民党は統一教会なんだなと思った瞬間である。始球式で岸田総理が101という背番号をつけていたが、あれは10(トー)1(イツ)という意味でやっぱり岸田や自民党は統一教会との腐れ縁を解消する気などないんだなと思ったのである。
予算案の採決時にれいわ新選組の議員が牛歩を行い、声高にその予算案の欺瞞性をアピールした。国民を本気で救済しようという気などまずない政府の予算案はクソだ。あのとき反対票を投じた野党議員の中にはれいわ新選組の山本代表と同じ気持ちの方もきっといたと思いたいのである。
誰でも国会議員になれるわけではない。世襲によって親の地盤を引く継ぐ二世ボンボン議員の中にはほんまもんのゴミ屑もいる。そういうゴミレベルの人でも「二世」というのは大事なブランドである。自民党や維新の会にはそうい
う世襲政治家が多い。
本来、除名されなければならないのはそういうゴミ世襲議員や数あわせの与党議員の中に存在するとオレは思うのだ。秘書が運転するクルマが人をはねても、「行け!」と命令する片山さつきみたいな議員もいるのである。こんな行為は一般国民の場合なら許されるはずがないのだが、議員サマという特権階級は時に法律もねじ曲げるのである。
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『カンブリア宮殿』というテレビ東京系の番組で、「ニューバランス」というスニーカーが紹介されていた。その番組を見て興味を持ったのか、母から「このスニーカー、どこで買えるの?」と質問された。
母は87歳になった。昨年3月にコロナ肺炎で一ヶ月入院したときはもう助からないかもと心配したし、無事に退院してからもしばらくは満足に歩くこともできなかった。それでホームセンタ−に行ってシルバーカート(老人用手押し車)を買ったのである。これなら疲れたらそこに座って休むこともできる。
ただ、母はそれから徐々に元気を取り戻して、しばらくするとそのカートなしでもちゃんとスタスタ歩けるようになったのである。
そんな母がテレビを視ていて、そのスニーカーを履いてみたいと言い出した。どこに売ってるかなとあちこち見て回ると、なんと近所のイズミヤにそのスニーカーがなり大きなスペースで売られていたのである。種類もかなり選べる。それで母を連れて行った。
母はひとしきりいろんなスニーカーを眺めてから、最終的にうすいピンク色のような感じのものを選んだ。一部がメッシュになっていて軽い。5000円くらいでお買い得だった。
さっそく手に入れたそのスニーカーを母は履き始めた。「歩く」といってもご近所に出かけるくらいでそれほど長い距離を歩くわけでもない。それでも帰宅した私に向かって「すごく楽」「歩いてても疲れない」とその良さを強調して話した。
前に買ったウォーキングシューズもそれほど傷んでいるわけではないからまだ履ける。でも年齢を考えれば、今欲しいものは今買った方がいい。だからすぐに手に入れようとした母の選択は正しい。
考えたら自分が母と離れていたのは大学に通っていた4年間だけである。それ以外の時期は生まれてからずっと同じ家で暮らしてきたのだ。ずっと一緒に暮らし、そして今は老いた母のことを側で見守ることになったのである。
先日、母と妹と三人で京都に出かけた。出町にあるカフェで少しおしゃれなモーニングをいただき、北野天満宮で梅園を散策し、錦小路でいろんな店を見つつ歩いた。「まるん」というかわいいお菓子ばかりが並ぶお店で、好きなものを選んで箱に詰めて母は自分へのお土産にした。ただ、歩き疲れたのか帰りのクルマの中では眠たそうだった。行きたかった湯豆腐のお店は残念なことに定休日だった。
自分が親孝行できる時間はもう限られている。父は9年前に亡くなった。母が今のように元気に動き回れる時間もそれほど長くないだろう。母の部屋は二階にあるのだが、いつも階段の手すりにつかまってゆっくり降りる姿を見ると、そろそろ部屋を1階に移動した方がいいのかとも思う。
母はふだんは自分の部屋で、録画したテレビの韓流ドラマを視たり漢字のパズルの雑誌に取り組んだりしている。わからない漢字があると私のところにその雑誌を持ってくる。昼間はご近所の老友たちの家で内職を手伝ったり、そこでお昼ご飯をお呼ばれしたりしてるみたいである。そしてこれは母の希望で部屋に石油ストーブを置いてるのだが、安全なファンヒーターにしない理由は、餅を焼いて食べるためである。
幼い頃に父を亡くした母は、鹿児島県の坊津で中3までを過ごした。戦時中は何度か米軍の攻撃があって、艦砲射撃を避けて山に逃げ込んだりしたという。母方の祖母は、私の母を含めて四人の子を育てるために丸木が浜というところにあった塩田で力仕事をして働いていたという。その祖母も亡くなったので母の兄妹4人はそろって親類を頼って和泉市にやってきた。母は紡績の工場で働くこととなった。戦後の何もないあの時代、そこにはどんな苦労があったのだろうか。その時に同じ工場で働いていた同僚とは今でも交流があってとても仲良しである。また、坊津の小学校の時に一緒だった級友たちの多くが阪神間に住んでいて、その人達との交流も続いている。
母はいつまで元気でいてくれるだろうか。今の幸せな時間がいったいいつまで続くのだろうかとオレはついつい考えてしまうのである。
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2023年03月12日(日) |
大阪府民は「自共合作」を目指せ! |
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大阪府知事選挙はほぼ三つ巴の戦いとなった。現職の噓村、いや吉村洋文と、共産党を離れて無所属で出馬のたつみコータロー、そして谷口真由美というなんかよくわからないおばちゃんである。他にも泡沫候補は居るがそれは無視しよう。
自民党支持者はどうも谷口真由美を支持できないようである。それは過去にこの方が政府に対して批判的な言動をしているからだという。それなら自民党支持者は誰に投票すればいいのか。オレは迷わずたつみコータローさんをお勧めする。
日中戦争のさなか、中国では蒋介石の国民党政府と、毛沢東率いる中国共産党が手打ちして共に日本軍と戦う、いわゆる「国共合作」という形をとった。日本軍という共通の敵に対して共に戦おうという戦略的な協力関係である。
大阪も「維新の会」という住民の敵が存在する。竹中平蔵のような「日本を貧しくし、日本人を全員派遣社員にしてしまう」という野望を持った人間にコントロールされたいわゆる「悪の結社」である。仮面ライダーに出てくる「ショッカー」みたいなものを想像すればいいだろう。統一教会との関係も深く、まともな政党組織というよりは、党勢拡大だけを目的にした日本初の政党FCシステムが維新の会なのである。住民のための政策などは全く持たず、ひたすら自党の議員を増やし、選挙運動だけを目的にしている組織なのである。維新議員が増えると議会が劣化する。大阪府議会は維新の会が過半数を支配しているためにまともな議会などは行われず、もはやナチスの一党独裁のドイツみたいな状況になっているのだ。
このような「人民の敵」を打倒するためには、自民党も共産党も手を結んで、つまり「自共合作」という戦略が有効なのである。政党を選択する選挙では無く。人々が広く連帯して「維新の会」という共通の敵を打倒することを目的とすればいいのだ。
「維新三大詐欺」というものがある。「やるやる詐欺」「コレオレ詐欺」「維新文学」の3つが維新三代詐欺である。
「やるやる詐欺」というのは「無償化やります」といいながらその中味は全然無償化ではないというものである。そして「いついつまでに」という期日を約束しないので、着手したかどうかもわからないままに終わるのだ。選挙時に有権者を騙すことだけが目的で使われるのがこの「やるやる詐欺」である。
「コレオレ詐欺」というのは「自分とは関係ない功績をまるで自分の手柄のように語ること」である。たとえば大阪市では2005年に関市長が「職員へのスーツ代支給」を廃止している。ところが吉村洋文はこんな昔のことをまるで自分の業績のように語るのである。「以前の大阪市はスーツ代支給、カラ出張、カラ残業とひどいものでした」「改革しました」「借金減らしました」これだけ聞くと吉村洋文という有能な市長がすべてを変えたかのように受け止められるが、すべて維新以前の首長が実現したことなのだ。
それに新たに加わったのが「維新文学」という詐欺である。「所得制限はあるが完全無償化を達成」「コロナ死者日本一だが完璧なコロナ対策」「医療費は無償ワンコイン(医療費は無償になったがなぜか500円は払う)」などである。この矛盾した表現を維新議員や首長は平気で使うのである。実に情けないのである。
この詐欺組織である維新の会を打倒するのは住民にとっての聖戦と呼んでもいい。これが「聖戦」であるもう一つの理由は、維新の会が統一教会と関係の深い「カルト政党」であるということである。維新の会が頻繁に行う「タウンミーティング」という信者洗脳集会に潜入捜査してみて感じたことは、この集会が「吉村教祖」への狂信的な支持を呼びかける噓まみれの洗脳システムとして機能してるということだ。信者たちは全員者たちや共産党、公務員たちへの悪口に拍手喝采し、次第に会場はヒートアップし、質疑応答のコーナーでは用意されたサクラが維新ヨイショ質問を繰り返すのである。
どうか大阪府知事選挙では自民党支持者も立憲支持者もれいわ支持者も、そして「もしかしたら維新おかしいんじゃないか」と感じ始めた維新支持者も、こぞってたつみコータローさんを支持すべきなのである。それが「自共合作」であり。共通の敵を打倒する方法なのだ。
維新代表である吉村洋文を落選させることができれば維新を壊滅に追い込めるだろう。この外道は二度と政治の世界に戻ってこさせてはならないのである。「スラップ弁護士」としてもとの世界で生きればいいのである。
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2023年03月11日(土) |
3・11を忘れない〜震災から12年 |
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東日本大震災からちょうど12年経った。日本はプレートの境界に位置するということもあって、こうした巨大災害から逃れることはできない。一定期間ごとに必ずこのような地震が起きるのである。南海トラフ地震もいつ起きてもおかしくない。その時にいかに被害を少なくするかということである。
3・11で我々は多くの教訓を得た。すぐに適切な避難行動を取れば多くの命を救うことができるということも学んだ。被害や犠牲をゼロにすることはできなくても、少しでもそれを軽くすることはできるはずである。校庭で待機しているところを津波に襲われたという大川小学校の悲劇のようなことは二度と起こしてはならないのである。
今もまだ避難生活を続けている人も居る。原発がメルトダウンするという事態は「帰還困難区域」という新たな悲劇を住民にもたらした。多くの原発が日本中で稼働しているのに、そのどれ一つとしてメルトダウン対策のための「コアキャッチャー」が装備されてないという事実も我々は知るべきだ。単にコストがかかるというだけの消極的な理由で日本の原発はコアキャッチャーを装備していなかったのである。EU基準ではとっくに当たり前のものだったコアキャッチャーのことを自民党の政治家が「今後は新たな安全装備も導入して」などとほざいてるのを聞くと、「ふざけるな!」と言いたくなるのである。
失われた命はもう戻らないが、これからの地震や津波への対策ならできる。南海トラフ地震が起きれば大阪湾でも津波被害が起きるだろう。淀川に逆流してきた海水はそのまま両岸の堤防を越えて広い範囲を水没させるかも知れない。その時にいかにして避難するかである。「何もかも捨てて逃げる」という行動を瞬時にとれるかということだ。
災害で自分の大切な人を亡くしたという悲しい記憶はいつまでも消えない。「その時」になって「どうすれば自分の命が助かるのか」ということを誰もが考えないといけないのである。
南海トラフ地震をテーマにしたドラマがNHKによって制作されて流れていた。淀川の水があふれて梅田に津波が押し寄せれば、広大な地下街は完全に水没する。ただ、地震が起きてから津波が梅田に到達するまでにはタイムラグがあるので、その間に避難行動が取れるはずだ。地震が起きたその瞬間に自分はどこにいるだろうか。クルマを運転中だろうか。高速道路を走ってるだろうか。
東日本大震災の津波被害を受けた街では、高台移転した土地にニュータウンが建設されたりして日々の暮らしが取り戻されようとしているが、過去に存在した地域コミュニティの多くは崩壊したままだ。その中核を担っていた人々を失い、人口減もあってそのまま消滅してしまうところも多いだろう。
阪神大震災と東日本大震災の大きな違いは、阪神大震災の被災地域がほとんど人口密集地域で、住人にとって「すぐに現地で復興しなければならない土地」だったが、東日本段震災の場合はその土地がすでに過疎化が起きていて、地震・津波被害を機に多くの人がその土地を捨ててしまったことである。人口減少社会の中で日本は多くの過疎地域を抱えることとなったわけだが、そうした地域を今後どうしていくのかという問題も我々の国は抱えているのである。
ワールドベースボールクラシック(WBC)に人々は熱狂し、日本は繁栄していると信じて疑わない人も多いわけだが、過疎地域では地方議員のなり手が不足していて無投票になることが多い。日本は二極分化が進んでいるのである。
農業政策がクソで、地方をどんどん衰退させてきた自民党にいつまで投票し続けるのか。北海道では大量の生乳が捨てられている。その一方で海外から大量の乳製品を輸入させられている。それに対する批判票のつもりでさらに新自由主義的な政策を進める維新の会に間違えて投票することのなんと愚かなことか、あるいは世襲議員に投票する愚かさにも気付いて欲しいのである。山口県は岸信介の子孫の持ち物ではない。
今の大阪は日本という国の「劣化」の最先端を走っている。その原因はあのカルト政党、維新の会がマスコミをがっちり押さえ込んで翼賛報道を繰り返させているからである。コロナ死者日本一や児童虐待発生件数日本一ということからもわかるように、大阪は日本で一番劣化した地域だとも言える。
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2023年03月08日(水) |
維新信者集会潜入レポート |
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3月8日夜、大阪市平野区の平野区民センターでは維新の会主催の「タウンミーティング」なるものが行われていた。オレは以前からこの集会の中味に興味があったので、潜入調査のためにこの集会に出ることにした。開始時間ちょうどくらいに会場に着き、無料駐車場にオレはクルマを駐めた。
入り口では緑の軍団が入場者を整理している。広い会場には椅子が整然と並べられ、椅子の上にはチラシが置かれている。椅子の数から考えて500人は軽く入ってるだろうか。一枚は市議選の候補者のチラシ。もう一枚は維新の会の政策を紹介するチラシである。オレはその席に座った。入場時に名前や住所を記載するようになっていて、オレは「これは必ず書かないといけないんですか?」と確認すると「名前だけでも」ということだったので、さすがに維新ジャーに知れ渡ってるかも知れない「江草乗」と書くのもはばかられたので、適当な名前を書いて提出した。松井次郎とか吉村嘘文と書いてやれば面白かったかも知れない。
維新議員の挨拶、そして大阪市長選挙に出馬予定の横山ひでゆき府議のスピーチがあった。横山府議はもとは大阪府庁の職員だったということで、大阪府と大阪市の公務員がいかに仲が悪いか、そのためにさまざまなことが進まなかったという説明をされた。その一せいで淀川左岸線の工事が進まなかったということだった。ちなみにこの淀川左岸線というのは阪神高速道路公団の事業であり、府と市の対立のせいで工事が遅れたというのはいくらなんでも無理筋だなとオレは聞いていて思ったのである。
それ以外にも横山府議は二重行政のことについてえんえんと説明され、WTCタワーとりんくうゲートタワーのことなどをその実例としてあげていた。川の右岸と左岸で管轄が違うから防災計画が進まないということも出した。それを聴く聴衆の反応だが、時々拍手が入り、ネタのとことではみんなが笑い、たとえ嘘やあいまいなことを語っていても誰にも突っ込まれることがないので自信たっぷりで話された。府庁職員と大阪市役所の職員が反目し合っていたのかどうかというのは正直オレにはよくわからない。
約30分経過して、吉村知事が登場した。歓声と拍手、こういうのがあると本人が「オレはスターだ」と勘違いするのも頷ける。新興宗教の教祖にはそのカリスマ性が必要なわけで、こういう集会がそのために役立っているのだろう。
吉村知事は大阪府の借金を減らしたということを強調した。借金が5000億あって、しかも借金を返すために積み立てている手をつけてはいけない部分(減債基金)も使ってしまっていたという。これは吉村がいつも強調することである。そこで吉村知事は「太田房江は退職金2期分として8000万円もらった。ぼくは退職金を廃止しました。大阪市からの4000万円、そして知事一期分の4000万円、これをもらいません。知事をもう一期やれば1億2000万円、年末ジャンボ宝くじですね。タワマンが買えます。」とアピールしたのである。もっとも吉村知事はタワマンを複数所有しているらしいので、このアピールはそれを知ってるオレはちょっと吹きそうになった。そこで「おまえタワマン持ってるやんけ」と突っ込みたいところである。
そして橋下が知事になったときに大阪府の借金が5兆円あったのを、今がんばって返して3兆3000億円くらいまで減らしたとか、改革によって無駄を減らし借金を減らしたということを強調した。こういうスピーチを聴いていると、なんだか吉村がものすごく有能ですばらしい指導者であるかのように聴取が錯覚することもよくわかる。会場全体が吉村をカリスマとして賛美する雰囲気なのである。
前任者をdisることも忘れない。大阪市の中学校には給食が全くなかった(嘘)とか、平松市長は小中学校にエアコン設置する代わりにヘチマやゴーヤを植えさせたとか、笑いを取るための定番のネタである。ちなみにエアコン設置は平松市政のもとで設置が決定し市議会で予算案が可決された。橋下が市長の時に実際の設置工事が行われそれを吉村は「維新の成果」であると語っているわけで、前任者のやったことまで自分たちの手柄に付け替えて自慢する、いわゆる「盗んだモノに自分の名前を書く」行為である。もちろん信者達にはそんなからくりはわからない。「橋下スゲー、吉村スゲー、平松ゴミ」という結論になるわけだ。本当に悪質そのものである。
吉村知事は大阪市の職員にはスーツ代が支給されていたこともここで持ち出し。いかに厚遇されていたかをアピールした。地下鉄の売店もなんかわけのわからない天下りの会社がやっていた。そういう仕組みをなくしたと強調した。このスーツ代支給を廃止したのは実は2005年のことであり、その時は関市長である。もちろん会場の人達はそんなこと知らないのでやっぱり「橋下スゲー、吉村スゲー、平松ゴミ」となるわけだ。
維新の目玉政策である「教育の無償化」の宣伝も忘れない。行きたい学校に行けるようになるということを強調し、お金の掛かる医学部も大阪公立大で無償で行けるようになるということをアピールした。いやそもそも私大医学部のこととハム大の無償化のことはここで結びつかないだろう。現行の無償化の仕組みがさまざまな制約があるものであることには全く触れず、成果のみを強調し、公立高校がじゃんじゃん潰されていく事実はひとことも言わなかった。平野区にある平野高校もなくなるわけで、聴衆の中には近くて通いやすいそこに子を進学させようと思っていた人もいるはずだ。なんとも思わないのだろうか。
吉村のスピーチが終わると質疑応答のコーナーになった。オレは手を上げて嘘に突っ込もうと思ったが、いくら手を上げても当ててもらえない。指名された人は質問というよりは吉村を賛美し、維新の会への期待を語るヨイショコメントしかしない。もしかしたらこういう人達は仕込みというかサクラかも知れない。そのうち質疑応答のコーナーは終わってしまった。最後の一人のところで私は指名されずになんか変なおっちゃんが当たり、行政には関係ない国政のことを語っていた。
そうそう、吉村は改憲のことについて触れていて、「自民党は改憲できるのにやる気が無い。改憲勢力で2/3の議席があるのになにもしない」と自民を攻撃していた。これは国政選挙向けの信者へのアピールだろう。ついでに9条擁護の共産党を党名は出さずにけなしていた。
そしてカジノIRの話も少しだけめんどくさそうに話した。「カジノカジノって言いますけど、これはIRなんですよ。商業施設、会議場、劇場、ホテル、そうしたエンタテイメントの施設なんですよ。しかもこの土地は負の遺産、テクノポート計画をぶち上げ、オリンピックの誘致では府市の協力ができずに失敗、地下鉄テクノポート線は途中までトンネルを掘って放置、負の遺産なんです。そこを魅力的なものにしようという計画なんです。カジノはマイナンバーカードを提示して入場料6000円払わないと入れません。映画みたいにイタリアのマフィアが仕切ってるようなものではないんです。」ということだった。計画よりも大幅に縮小されたその土地に、そんなにたくさんのものがてんこ盛りに入るのかねとオレは疑問に思ったのである。
この信者達が維新真理教から抜け出すことはないだろう。彼らは狂信的に維新を盲進し、周囲にも維新への投票を勧める。この洗脳集会こそが維新の選挙での強さの秘密である。年配の人が多く、会場に来ている人達は「必ず維新に投票する岩盤層」であるとオレには感じられたのである。「維新の会は大阪を改革してよくしていってくれる」とそこで宣伝されている信者向けスピーチの内容を100%そのまま受け止めているわけだ。
オレは出口のところにいた横山府議に、3月6日の府議会のことを直接質問してみた。公約と同じ内容なのにどうして否決したのかと。横山府議の答えは「あれは自民党のいやがらせです」ということだった。財源がないのでやれっこないことをわざと提案してきたんです」ということだった。だから否決したのだという。そして「所得制限なき無償化」については「今年はもちろん無理、来年もやれるかどうかはわからない」ということだった。要するに公約には入ってるが、やれるかどうかはわからないといういつもの「やるやう詐欺」みたいなものなんだなとオレは受け止めたのである。
そうそう、吉村のボディガードというか、大男のあの入道はもちろん会場に来ていた。昨年の天王寺駅頭街宣で吉村に罵声を浴びせたオレのことを覚えてるかなと思ったのだが、直接目が合っても表情が変わらなかったので忘れているのだろう。面が割れてるかなと思っていたのでオレは少し安心した。
そうそう、定番の吉村の嘘ネタ、「昔の大阪城公園は怖かった」だが、もちろん今回も炸裂した。しかし、今回は「昔の夜の大阪城公園は怖かった」という形で「夜の」が付け加えられていたのである。まあ普通は夜に大阪城公園には行かないし、行くとしたらそこでいちゃいちゃしたいカップルとか、それを覗きたい変態とかだからあまり治安のよくないところではある。そういう意味では「怖い」は正しいかも知れないが、主観的なものである。
以上、長文になったが維新の会のやってる「タウンミーティング」の潜入レポートである。この会は信者達が結束を深め、維新の会への変わらぬ忠誠を誓う黒ミサみたいなものだったというのがオレの率直な印象だ。オレは自分の正体が会場に居た信者達にバレないようにまわりに合わせて拍手するフリをしたりしていたのである。
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2023年03月07日(火) |
マスコミが絶対に報道しないこと |
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3月6日、大阪府議会では重要な二つの条例案が審議されていた。
○議員提出第2号議案 大阪府におけるカジノを含む統合型リゾート施設IR誘致の賛否を大阪府知事選挙と同日に問う住民投票条例制定の件
これは昨年7月に20万を超える住民の署名を受けて府議会に提案されたものと同じだが、維新と公明府議はそれを否決、その時に住之江区の永井広大議員{維新所属})がヤジを飛ばして嘲笑したことは動画で拡散した。今回は同じ内容を改めて議員提案の形で提起されたのだが、やはり前回同様に多数派を占める維新・公明が反対に回って否決されたのである。
カジノ設置は公金から多くの支出を伴うわけで、土壌改良にかかる費用は多く見積もって2兆円を超えると言われる。それを大阪府、大阪市が負担するということになると将来の財政危機が懸念される。それだけに「本当にやってもいいのか」と住民投票で信を問うということは必要なことだ。ところが維新と公明はその道を閉ざしたのである。
○議員提出第3号議案 高等学校等の授業料無償化を推進する条例一部改正の件
これは現行の私立高等学校授業料支援制度の中に所得制限が存在するのを撤廃し、また大阪府外の私立高校に通う場合も支援する仕組みを作るという制度で、特に「所得制限撤廃」というのは吉村知事が再選の公約にも掲げていることである。今可決すれば4月に入学する新入生にも間に合うわけで、維新の会としても「自分たちの公約と同じ」なら賛成するのが筋である。
ところが維新・公明議員はこの議案にも反対した。その結果、せっかくの「所得制限撤廃」というのは却下され、この4月に私立高校に入学する生徒の多くが無償化の恩恵を受けられないことになったのだ。すべて維新と公明府議のせいである。
維新の会はどうして自分たちの公約と同じ内容の条例案を他党が提出してきたら反対するのだろうか。それは彼らが「住民のために何かをする」のではなくて、「党利党略を最優先に行動する」組織だからである。こんなものは政党と言うよりは反社、または悪の結社である。仮面ライダーのショッカーみたいなものだと思えばいい。
「党勢拡大」だけを目的として膨れ上がった政党FCシステム、それが維新の会である。議員は党本部に上納金を納める義務があるらしい。それを拒否すると除名されるらしい。そこまで行くともうヤクザと同じである。
どうしてこの「所得制限なき無償化」を維新は否決したのか。それは「そんなすばらしいことが実現したら自分たちが公約にできなくなるから」である。よいことは自分たちの手柄にしたいし悪いことは全て前任者の責任に押しつけたい。それが維新の党の日頃の主張である。だから大阪市職員に支給されていたスーツ代を廃止したのは関市長なのに、「維新だから実現した」と勝手に自分たちの手柄に付け替えて宣伝する。「盗んだものに勝手に自分の名前を書く」という成果の嘘宣伝が維新クオリティーなのである。
この維新の外道ぶり、絶対にテレビでは流れない。それは今の大阪の報道姿勢が「維新翼賛体制」だからである。もしもこの外道ぶり拡散すれば、政党としてのあり方が問われるわけで、誰もこんなクソ政党には投票しなくなるだろう。
しかしオレはこの事実を一人でも多くの人に知ってもらいたいのである。維新の会によって報道が歪められ、大阪の人が結果的に不利益を被ることをどうか救って欲しいのだ。オレはここで必死で訴えたいのである。
おそらく日本中の大阪以外の地域の人は「おまえら何も考えんと維新に投票してるからや、アホや!」と大阪の悲劇を笑ってるのだろう。しかし、実際にそこに暮らしてる人間にとっては笑い事ではない。コロナ死者数日本一、児童虐待件数日本一、交通事故死日本一、犯罪発生件数日本一、検挙率ワーストというディストピアで暮らす我々をどうか救って欲しいのだ。大阪以外の土地で「NO維新!」「維新なんか来るな!」の声を上げてもらいたいのである。
この記事をどうか拡散して欲しい。オレの訴えを知って欲しい。あなたのまわりの維新ジャーをどうか説得して欲しい。「自民がダメだから維新」という選択は絶対ダメである。「維新、ゼッタイ、ダメ!」これをどうか理解して欲しい。
竹中平蔵は小泉純一郎と組んで日本を貧しくした。規制緩和によって労働者の賃金は大きく下げられた。その竹中平蔵の考え方を政党として推進してるのが維新の会である。こんな連中をこれ以上のさばらしたら日本が滅ぶのである。
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2023年03月06日(月) |
アベノミクスは成功だった? |
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日曜討論で自民党の世耕弘成議員は「アベノミクスは成功だった。そうでなければ6回の国政選挙で勝てない」と発言した。この発言の意味をオレはあれこれと考えてみた。確かに自民党は国政選挙で勝ち続けている。しかし、その選挙戦というのは統一教会や創価学会というカルトの力を借りて戦ってきたのじゃないのか。少なくとも自民党が壺パワーで勝ってきたことは事実だろう。そして昨年12月に「統一教会救済法」を成立させてその自民党との結びつきや政策にまで影響を与えていたという事実をなかったことにして終わらせたかったというのが事実じゃないか。カルト政党が政治にまで影響を与えてきたという大問題を隠して、「被害者救済」という問題に矮小化させたのが自民党なのだ。
そして「成功」ということばの意味についてさらに考えてみた。アベノミクスがもたらしたことは何か。それは非正規雇用を中心とした失業率の改善、株価の上昇による金持ちの富の拡大、労働者の賃金の中央値の下落、若者が結婚できないことによる少子高齢化の進展などである。これらの結果がすべて「アベノミクスが目指したもの」であったのだとしたら、それが達成されたことは「成功」なのである。もしもそうなら、アベノミクスの本質は「日本滅亡計画」だったことになる。これではまるでショッカーである。
投資家のオレは確かに株価の値上がりで利益を得た。だからよく人から言われるのが「安倍さんのおかげで儲けさせてもらったのに、どうして安倍さんの悪口を言うのか」ということである。オレは安倍晋三というクソ野郎には何の恩義も感じていない。儲かったのは自分の判断が正しかったからだと思っている。金融緩和の政策を行えば株価が上昇しやすいというのは、経済や金融についての知識があれば誰でもわかることである。
アベノミクスは中間層の没落を招いた。正社員が非正規雇用に転落して収入が減ると何が起きるのか考えてみるといい。橋下が知事になったときに大阪府では公立高校の教員の月給が手取り10万円減らされた。住宅ローンが返せなくなって破産した人が大勢居た。自殺して団信でローンを払った人も居るという噂も聞いた。安定した収入の公務員が減ると言うことはどういうことなのか。社会がどんどん不安定になるということである。
子が私立大学に進学してもその学費を出すくらいの余裕のある層が減り、多くの大学生が奨学金という学生ローンのお世話になることとなった。偏差値が下がるほど奨学金を利用する学生が増える。ところがFランクの大学の中味は「ニート養成所」のようなものとなっている。借金をしてゼニを使って大学に入ってもニートになってしまう。つまりFランク大学はパチンコ屋と同じく貧民に対する搾取の装置として存在してしまったのである。偏差値の低い大学ほど親の収入水準も低いのである。
正社員で安定した生活を送れるような社会の中間層は激減した。二極分化、格差の拡大がどんどん進行したのがアベノミクスの現実だったのだ。そうしたアベノミクスの現実を知った上で世耕弘成が「アベノミクスは成功」と語るとしたら、もうこの男は悪の秘密結社の手先というしかない。日本を衰亡させることが目的で議員を務めている国賊である。こんな連中はさっさと選挙で落とさないとダメである。
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2023年03月04日(土) |
大阪は戦前です! |
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大阪は維新行政の中でどんどん衰退している。郊外の過疎化は特にひどい。私立高校の経営を守るために公立高校はものすごいペースで廃校にされ、人口が5万をこえてるのに高校のない市もある。都心部ではタワマンが林立していていかにも繁栄しているように見えるが、バスの本数はどんどん間引きされ、小中学校は整理統合が進む。生徒数が減れば少人数学級の導入など教育を質的に向上させられるいい機会だったが、残念ながら逆に質は低下している。生徒の不登校率は小、中、高どれも全国ワースト3に入っている。児童虐待認知件数は堂々の日本一である。成果どころか、どんどん悪くなってるというのが居住者の実感なのだ。
治安の悪化もひどい。大阪は犯罪の発生件数日本一でしかも検挙率は最低である。日本一治安の悪い地域なのだ。DQNクソガキの多さに呆れるほどである。深夜のコンビニ駐車場では大麻や覚醒剤の取引が行われ、その取引をめぐって殺し合いまで起きているのだ。こんな地域が他にあるだろうか。
ところが大阪を支配している維新の会の連中は「大阪の成長を止めるな」などとほざいてるのである。そして「子育て、教育の無償化を進める」と公約する。実際は単なる公約詐欺で、現場の疲弊は増すばかりなのだ。休職や退職する教員が多いために教育現場は非正規雇用や再雇用の人達が増えた。まともな予算措置もない中でオンライン授業が困難な状況を訴えた校長は処分されてしまった。事実を訴えたらこうして処分されるのである。
戦局がどんどん悪化しているのに国民にはその事実を伝えなかった戦前の大本営発表と、テレビで吉本芸人が吉村知事をヨイショしている大阪の姿とはよく似ている。実際には衰退しているのに、住民にはそれが知らされてないのが大阪なのだ。
その大阪は巨額の投資をして夢洲にカジノ・IRを建設しようとしている。松井一郎は2019年に「カジノで儲けて福祉に回す」と語っている。これは旧日本軍が戦局悪化の中で無謀なインパール作戦を始めた状況とよく似ている。夢洲の軟弱地盤の上に大きな構造物を作るためには地盤改良にどれだけお金が掛かるかわからない。80mもある沖積層を貫いて基礎工事をするなんてことは非現実的すぎる。土木工事の専門家ならこんな馬鹿なことは絶対にしないだろう。どうしてそんなことをしようとするか。それは維新利権がすなわち土木利権、土建屋ビジネスだからだ。大阪市立大と府立大の統合も、それで新キャンパスを建てて土地価格を上昇させたいという地上げ屋の論理だったのである。
住民の多くはカジノには反対だ。しかし吉村知事には投票するという。これはロシアの状況と酷似している。戦争に反対するならプーチンを支持したらダメだ。プーチンを支持しているロシア国民は、ウクライナでの住民虐殺を肯定しているのと同じである。ロシア国民は戦争犯罪の加害者と同じなのだ。
カジノ反対なら吉村に投票してはいけない。吉村知事を支持すると言うことはカジノを支持するということと同じである。治安がどんどん悪化している大阪でカジノを誘致すると言うことはどういうことか。カジノにはもれなくヤクザが付いてくる。暴力団のような存在と不可分なのがカジノ運営なのだ。もっともそのカジノの中味は巨大なパチンコ屋だという。試算ではそこにUSJを超える入場者があるという、数千台のスロットが並ぶだけの施設に入場料6000円を払ってわざわざ行く馬鹿がそんなにいるわけがないのである。
街角に立つ維新候補にはどんどん質問をぶつけよう。「あなたはカジノIR建設に賛成ですか?」「公立高校がどんどんなくなることについてどう思いますか」「統一教会と維新は無関係ですか?」と。最後の質問は特に大事である。なぜなら維新の会の松井一郎は統一教会と実に関係の深い人間なのである。大阪の人達はその事実をほとんど知らない。必ず「全く関係ありません」という嘘が返ってくるだろう。「維新スピリッツ」とはすなわち、「平気で嘘が言える厚顔無恥さ」である。そんな嘘つきどもは睾丸をムチで打たれるべきだ。
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2023年03月03日(金) |
諫早湾干拓がもたらしたもの |
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国営諫早湾干拓事業によって有明海の水質は大幅に悪化した。干潟には水を浄化する機能があり、その干潟が広い面積に渡って失われたのだからそれは当然の結果である。漁業者達が裁判を起こしたのも納得できるし、そこで「国は速やかに水門を開け」という判決が出たのもわかる。しかし、国はこの諫早湾干拓が「間違った公共事業」だったことを最後まで認めず。その漁業者からの訴えを無効にしたのである。20年間の法廷闘争は終了し、後に残ったのは豊かな漁業資源の喪失と、使い道の決まっていない広い農地だった。
徳山ダム、長良川河口堰、そしてこの諫早湾干拓の3つは3大馬鹿公共事業として日本の官僚制度や政治家の無能さの代名詞のように語られる。「なんでこんな馬鹿なことをするのか?」という常識がそこでは通用せず、巨大な工事に税金が垂れ流され、ゼネコンが潤い、政治家には利権や献金が入ってくるのである。このような仕組みをぶち壊すには自民党政権を打倒するしか無かったのだが、残念ながら戦後の日本ではそうしたチャンスはことごとくつぶされてきたのである。
オレはこの諫早湾の潮受け堤防の上の道路を車で走ったことがある。なんで海の上にこんなもんを作ってしまったのかとあきれたのだ。日本は多くの干潟を埋め立てや沿岸部の開発で失ってきた。海岸線はコンクリートで固められ、そこにいた多くの生き物は絶滅した。瀬戸内海にたくさん棲息していた「生きた化石」のカブトガニはもうほとんど見られなくなった。たかが政治家や土建屋の金儲けのために、どれほど多くの貴重な自然がこれまで失われてきたことだろうか。そして愚かな日本人はいつまでも自民党や公明党に投票し続けるのである。明らかに間違った農業政策でどんどん衰退しているのに、それでも田舎の人は自民党や公明党に投票するのである。どうして政策の過ちを実感できないのだろうか。やっぱり馬鹿なのだろうか。
今、日本の酪農は危機に瀕している。北海道で多くの生乳がそのまま廃棄されている一方で、国は乳製品の輸入をやめない。せっかくの生乳を捨てずに活用することも考えず、昆虫食などという事業に補助金を出す。ほんまに「アホか!」と言いたくなるような農業政策が今も行われているのだ。飼料価格の高騰に苦しむ酪農家のために国ができることはいくらでもある。生乳を高く買い取らせてその分を補助金で賄ってもいいし、輸入する飼料の値上がり分を国が補填してもいい。少なくとも「酪農家がどんどん廃業する」ことは阻止しないといけないのだ。ところが今国がやってる政策は「乳牛を減らせば補助金を与える」なのである。ほんまにアホとしか思えないのだ。
その昔、米作りをやめればゼニがもらえるという「減反政策」という大愚策が存在した。それによって米の生産は大幅に減ったわけだが、どんどん作って余ればその米を輸出して、「米食文化圏」を広げていれば日本の食糧自給率は今ほど低下することは無かったし、親日的な国を増やすこともできたのである。日本のおいしい米はある意味「戦略物資」として活用可能だったのだ。買うだけの資金力のあるアメリカやヨーロッパに販路を広げることも可能だったかも知れない。どうしてそういうアイデアが無かったのか。
日本の農業や漁業という第一次産業はどんどん滅びていく。それはすべて官僚や政治家の無能さのせいである。しかし、その無能な政治家にいつまでも投票するさらに愚かな国民のせいでもある。
統一教会というKCIAの手先に操られ、その意のままに政治をしてきた自民党という売国政権に対してなんの怒りも批判もなくそのまま投票し続け、緩やかに国が滅びていくのを受け入れているのが今の日本人なのだ。もうこの国に未来はない。日本は50年後にはもう存在していないかも知れない。台中戦争が起きたとき、アメリカ軍からの指令によって先制攻撃は日本が担うことになっている。そんなヤバいことが国会の承認を経ずに閣議決定されたのだ。もちろんその攻撃の何十倍のも中国からの報復攻撃がやってくる。そして日本列島は一面の廃墟となるだけである。第三次世界大戦は日本を戦場とし、その地に居住する日本人を消滅させるという形になるとオレは予測している。
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2023年03月02日(木) |
今こそ国民栄誉賞を! |
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埼玉県戸田市の中学校に侵入して無差別殺人を企てていた高校生のテロは、身を挺して防いだ60歳の教師の命がけの行動のおかげで生徒の被害者を出さずに済んだ。その勇敢な教員の顔も名前もオレの知る限りでは報道されてないのだ、これこそ「国民栄誉賞」に値する行為だと思うのである。昨今、教員の不祥事が話題になる中でかつての「聖職者」のイメージは崩壊し、多くの教員が「生殖者」となってわいせつ行為や痴漢、盗撮などで検挙される中、このような立派な教員の存在こそが「真の教師の姿」として強調されるべきなのだ。
もしも自分が同じ立場にあったとして、そうした勇敢な行動ができるだろうか。オレなら「攻撃は最大の防御」と思ってるのでとっさに相手の顔面に頭突きを入れるとか、跳び蹴りを食らわせるとか、股間を蹴り上げるとかするような気がするのだが、たいていの人はそんな過激なことはしない。おそらくその教師は「刺されながら」必死で制止したのだろう。まさに命がけの行動である。
現場に駆けつけた先生方は「さすまた」などで押さえ込んで制止したのだろうか。相手がテロリストであっても傷つけないように確保しないといけないとオレは思っていない。それこそ教室にある椅子を振り上げてそれでテロリストをたたき殺すつもりで向かってもいいと思うし、悪いのはすべてテロリストの方である。
学校でテロ事件が起きた時、必ず身を張って生徒のために行動する教師がいる。後先を考えずにとっさにそうした行動を取ってしまうのである。しかし、そのとっさの判断は多くの生徒の命を救うのだ。学校を襲う無差別テロ事件はこれからも起きるだろう。その時に大事なのはさまざまなセキュリティシステムを完備することではなく、最終的には現場でどのような行動が取れるかである。
学校以外の場所でもテロは起きる。通園バスに乗るために並んでいる幼稚園児を襲うとか、横断歩道を渡るために待っている園児達に車を突っ込ませるとかである。そうしたテロを100%防ぐことはそもそも不可能である。
この世には「無敵の人」という者がいる。平気で人を殺せる頭のおかしい人である。こういう無敵の存在は実に厄介である。関わらないで済めばそれに越したことはないが、現実にはそういう人が存在し、そして社会のいろんなところで迷惑をかけるのである。
今、そういう無敵の人にどんどん声を掛けて、候補者としてリクルート活動に励む反社政党が存在する。オレがここで名前を出さなくても読者の方々は「ああ、あの不祥事ばっかりの政党ね」とすぐにわかるだろう。公募制度があるようだが、どうもそこでは「平気で嘘がつける」「公共心や道徳心に欠ける」という能力が認められれば選挙の時に候補者にしてもらえるようである。もともと犯罪者の資質のある人を集めているからその結果として不祥事を連発する。その党の中では痴漢もOKだし、詐欺もOKなのである。逆にまともな人なら嫌悪する組織である。
今回、身を挺して生徒を守った先生は有名になるためでもなく、それが名誉だと思ったからその行動を起こしたわけでもない。純粋に教員としての使命感からそこですべき最善の行動を知っていたのである。その行為は大きな賞賛に値するが、彼は名前をだしてもらおうとは思っていないだろう。
私利私欲のための行動しかしない自民党の政治家どもよ、おまえらなんのために議員をしてるんだ。壺問題一つまともに解決できずに逃げることしかできないクズどもが、えらそうに増税なんかしてる場合か。改めてオレはそう感じたのである。
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