2020年12月31日(木) |
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エンピツ日記の2021年分の
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もしかしたら2020年までにしか対応できない仕様かも
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2020年12月30日(水) |
国の借金とは何か? |
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日本は借金大国だという。国と地方の借金は合計1100兆円を超えて、その返済は未来の世代にのしかかるという。そこでオレは思うのである。本当にこの借金は返さないといけないのだろうかと。
国債を日銀が無限に引き受けている今、日銀がどんどん通貨を発行してその国債を引き取ればいいだけのことであり、この状態を放置することがいったい何が問題なのだろうか。そもそも今の状態でOKだったら、別に借金が2000兆円でも3000兆円でもいいじゃないか。今追加で国債を1000兆円発行し、そのゼニを国民にみんなバラまいたらそれだけ国民の資産が増えるということではないのか。
ところが税金は市場に流通しているゼニを国が回収する作業である。極端な話だが、借金の1100兆円を回収するために税金としてその分を国民から取り立てればどうなるかというと、それだけ全国民が貧しくなるということである。
国民は消費税という形で10%ずつ何かを買うたびに国に搾取される。こうして取り立てたゼニというのはつまり国民の資産が国家に移動してるということである。すべての税は国民をその分貧しくするのであるし、あらゆる給付はそれだけ国民を豊かにするわけだ。
国が毎年新規に120兆円ずつ国債を発行してそれを日銀に押し付け、受け取ったゼニで国民にベーシックインカムを与えるという仕組みにすれば。毎年国民の財産は120兆円ずつ増えるということになる。それで全国民に一人当たり年間100万円のベーシックインカムを支給することが可能になる。消費税としてそこから年間に20兆円国が搾取するとしても、差し引きで100兆円は国民が豊かになるわけだ。
日本と同じことがアメリカにも言える。アメリカは基軸通貨のドルを発行することができる国である。つまり、どんどん紙幣を刷ることで価値を創造することができるのだ。アメリカが貿易赤字ということは、紙切れを海外の価値ある資産と交換してるということなのである。赤字が続けば続くほど世界の財はアメリカに集まるのだ。もしもアメリカが貿易黒字になれば世界がそれだけ貧しくなってるということである。アメリカでドルが兌換紙幣ではなく信用貨幣として発行されている以上、ドルや円が政治的な意図で大量に発行されることはアメリカや日本をただ豊かにするだけではないのか。
通貨を発行できるのは日本銀行だけである。そして政府は国債を発行することで新規に流通している通貨を増やすことが可能になる。市場に流通している日本円の総量は新規に国債を発行すればするほど増えるし、国の借金が減る(税収によって国債を償却する)とそれだけ減るわけだ。今もしも課税を強化して国の借金を減らすならば、その結果国民はどうしようもなく貧しくなってしまうのである。
国がどんどん借金をしたということは通貨の供給量が増えたということであり、それが国民に均等にバラまかれていれば国民はみんな豊かになる。しかし実際は株価上昇という形で金持ちや大企業中心に資産が増加し、消費税の値上げで庶民はさらに貧しくなった。今の日本の税制度は、貧しい人から広く浅く巻き上げたゼニを金持ちが受け取るという逆資産再分配という構造になっているのである。
政府はどんどん国債を発行して国民を豊かにするべきである。国債は国民への借金でもなければ、未来の若者が背負う負債でもない。出せば出すほど国民が豊かになる打ち出の小づちである。きちんとコントロールして発行し、インフレを適度に発生させて国民をサポートすればいいのである。この令和の所得倍増計画を実行できる政治家は今のところ山本太郎くらいだろうか。現金給付しかないという彼の主張をオレは理論的に裏付けてみたい。
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2020年12月28日(月) |
安倍晋三を厳罰に |
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自分の選挙区の有権者に対してゼニを配ったり豪華な食事で接待したり旅行に連れて行ってその経費を負担したりしたらそれは「利益供与(買収)」という罪であり、公職選挙法違反である。過去には小渕優子がその行為を週刊誌で報道され、パソコンのHDDをドリルで破壊して証拠隠滅したが結局は大臣を辞任したということがあった。このような犯罪の罰というのは大臣辞任程度の軽いものではなく、オレは「逮捕」「公民権停止」「実刑」に相当するものだと思っている。そしてその原資として自分のゼニではなくて国民の税金のような公金を流用したクソ野郎(たぶん安倍晋三が該当する)のような悪質なものは死刑にすべきだと思っている。そうすれば日本の腐った政治家も少しはまともになるだろう。
桜を見る会の前夜祭の宴会の費用が安倍晋三後援会から補填されていた問題で、すべての一連の行為は安倍晋三の公設第一秘書がすべて安倍晋三には内緒で行っていて、勝手に安倍晋三の預金を引き出してその原資としていたことがあきらかとなった事実である。これに関しては疑いの余地がなく、秘書は罰金百万円を即日納付した。
今回の秘書の罪は「政治資金規正法違反」ということだが、自身の選挙区の有権者に対して飲食費を負担するというのはそれは公職選挙法で取り締まりの対象となる「利益供与(買収)」ではないのか。もしもこれが買収ではないのなら、日本には「買収」という行為は存在しないことになる。
安倍晋三は「トップ当選間違いなしの自分には買収などする動機がない」という意味の主張を行っている。動機がなくても犯罪行為が存在するのならそれは犯罪である。この言い訳というのはまるで痴漢で捕まったイケメンが「オレのような女に不自由しない男が痴漢などするわけがない」とほざいてるのと同じくらい情けないし、カンニングがバレた優等生が「こんなことしなくてもオレはいつも1番なんだ」と否認してるのと同じくらい恥ずかしいことである。そう思わないか、自民党支持者の方々よ。
日本には今でもまだまだ多くの「安倍晋三信者」という洗脳された馬鹿がいる。おそらく振り込み詐欺に騙されたり新興宗教にだまされて高額な壺を買わされるのはこういう馬鹿な人たちだと思うのだが、未だに「外交の安倍」などと持ち上げる無知な人もいる。安倍晋三が3000億のゼニをおまけにつけて北方領土をロシアにくれてやったこととか、トランプの言いなりになって巨額の武器を相手の言い値で買わされてる売国野郎であることととか、その祖父の岸信介がCIAの工作員だったとアメリカの外交文書に記載されていることとかは全く知らないのである。無知とは実に恐ろしいものである。もっとも無知と無恥が重なると安倍晋三という最強の恥知らずが完成するわけだが。
安倍晋三を即日逮捕しろ。国会で議員たちが国民のために使わないといけない大切な時間を118のウソですべて無駄にさせた彼の罪は万死に値する。安倍晋三の死刑をオレは要求したい。こんなクソ野郎のために日本は大変なことになったのである。
こんなことを主張すると「死刑にする法的根拠がない」とケチをつける人が出てくるから言っておこう。彼に適用するとしたら「外患誘致罪」である。国民のためではなくアメリカや多国籍企業の下請けとして働こうとした罪である。国家に対する反逆である。その被害は国民全体に及ぶから、一罰百戒ということで安倍晋三を死刑にしてくれということである。国会での118回のウソで国民を欺いたことは、それだけで十分死刑に相当する罪だとオレは思っている。これが重すぎるというならば、それは国会がどれだけ重要な機関であるかを理解していない馬鹿である。
嘘をつくときは必ず目が泳ぐ。あの情けない表情を見ていてなんとも思わなかった人がいるならば、それは洗脳された安倍信者であり治療が必要である。
←1位を目指しています。
2020年12月27日(日) |
コロナ禍で儲けたのは誰か? |
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政治家の中には国民がどんなに窮乏していてもそんなことには全く興味がなく、常に自分たちの利益しか考えてない連中がいる。維新の会のメンバーなんかはその最たるもので、住民がコロナ禍で大変なことになっているのに「カジノ誘致」の方が大事だと思ってるわけで。こんな連中はただの害悪である。
二階俊博は旅行業界から巨額の献金を受けているが、この男が「GO toトラベル」を積極的に推進したのは自分の利益につながるからである。夏からのキャンペーンのおかげでこいつのところには巨額の利益が転がり込んでいるはずである。コロナで一番儲けたヤツというのは他でもない二階俊博だろう。こいつの地元である和歌山県では税金をかけて整備した港がただの釣り堀になってるという。税金を引っ張ってきて地元で山分けして浪費することだけが目的だからこうなるのである。
大阪では飲食店が大量に廃業している。インバウンドを当てにして拡大した大阪の経済は旅行者の激減によって壊滅的な打撃を受けた。年末も黒門市場とかは閑散としているし、忘年会シーズンで書き入れ時なのに自粛しないといけないわけである。
大阪は医療崩壊が起きている。もしも年末に救急搬送されるようなことがあれば命の危機である。基礎疾患のあるオレはとても恐れているのである。
しかし、その医療崩壊さえももしかしたら誰かに利用されてるかもしれないのだ。そして金儲けというのは常に我々国民が思いもよらない形で行われているのである。これはオレの憶測だが、医療崩壊を起こすことで儲かる誰かがそれを仕組むために政治家に失政をさせているのではないかという疑いである。
吉村洋文は何かあるとクソカード、じゃなかったクオカード配布という手段を用いるわけだが、現金でいいのになんでクオカードにするのかわかるだろうか。これは巧妙な宣伝なのである。安倍晋三が「トップ当選間違いなしだから買収する必要はない」と語ったが、吉村洋文は自分の人気を大阪中の馬鹿に広げるためにこの「維新の会宣伝クオカード」を芸能人気取りで配ってるのである。ふざけるなよと言いたいのである。ゼニには宣伝文句を入れられないので、それでクオカードを使ってるのである。ほんまにやることがせこいのである。
竹中平蔵はパソナで1000人の若者を雇用するということだが、おそらく政府からの巨額の補助金が転がり込むので実際に人件費ととして支出する金額はわずかである。人助けのようで自分は金儲けなのである。そんなものに騙されてはいけないのである。
コロナは日本人の多くが巻き込まれた災厄である。運よく巻き込まれなかった人もそれはたまたまである。いつ自分が感染者となって理不尽な差別を受けるかも知れないのである。それなのに流行で金儲けできることを喜んでいる連中に対してオレはホンマに腹が立つのである。
←1位を目指しています。
2020年12月25日(金) |
そうだ、スキーに行こう |
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コロナ禍の中でもっとも安全なスポーツは何だろうかと考えたとき、オレはフェンシングだと思っていた。きちんと防具で守られているし、剣道なんかと違って声も出さない。しかしこれは京大でフェンシングをしていた教え子から否定された。そうなると何が安全だろうか。
今年は寒波が来て雪が多い。関西のスキー場も続々とオープンしてるのである。伊吹山とか箱館山などは雪が少ないときは完全アウトだったが今年はそういうことも全くないのである。今こそスキーに行くべきなのである。
スキーは新型コロナウイルス感染の恐れがもっとも少ない遊びだとオレは思っている。密になれないからだ。スキーヤーはリフトでもゲレンデでも常にゴーグルと寒さ対策のマスクで守られているわけである。危険なのは飯を食う時くらいだが、その時だけ密を避ければ大丈夫なのだ。
そういえば長いことスキーに行ってないなあと思う。20代の頃はタイヤチェーンを搭載して、冬は必ず信州に出かけた。諏訪湖に滞在しつつ車山高原スキー場とかに出かけたものである。それが冬の習慣だったのに、長いこと行かなくなった。それは日産EXAというチェーン装着不可の車に12年くらい乗っていたことが理由なんだが。その後2000年に三菱FTOに乗り換えたときには、自分にはもうスキーに出かける習慣がなかった。
昔の若者にとってスキー場というのはナンパの重要スポットだった。原田知世が出ていた「わたしをスキーに連れてって」という映画を覚えているだろうか。そうそう、あの頃は冬の北海道でもオレはスキーを楽しんだのだった。20代の頃に勤務していた公立高校の修学旅行もスキー合宿で、生徒がインストラクターさんのお世話になってる間ずっと勝手に滑っていたことを思い出す。生徒が行かないような上級者用のゲレンデもパトロールしていたなあと思う。妙高高原とか、白馬乗鞍とかに出かけたなあ。
今の若者がスキーに行けなくなった理由は、車を持たなくなったこととゼニがなくなったことの二つだろう。修学旅行代わりにスキー合宿に出かける高校も減ったのではないだろうか。
スキーではなくスノボから入る若者も多いわけだが、オレはスノボは全く分からない。オレの頭の中にあるのはスノボ=DQNという価値観であり、それは以前にひどい服装で日本代表の名前を辱めた大麻常習者がいたからだろうか。 国母和宏という名前だったが、「国母」というよりは「国恥」という男だった。そういうDQNのせいでイメージが悪くなったスノボだが、スノーボーダーにDQNが多かったこともまた事実である。
昔のように若者が豊かになって、ウインタースポーツを楽しめるような日が戻ってきてほしいとオレは思っている。この寒波の中、ゲームを楽しむのではなくスキーに出かけてほしいと思うのである。
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2020年12月23日(水) |
いますぐ安倍晋三を逮捕しろよ |
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東京地検はクズの集団である。これほど明白な証拠がそろってるのに安倍晋三逮捕に動かない。選挙違反(有権者への供応、買収)だけではない。この男が関与した数多くの犯罪がすでに明白になってるのに動かないのである。新聞では「不起訴の公算」とある。秘書が勝手に安倍晋三後援会のゼニを使い、勝手に供応買収し、勝手にホテルオークラと契約したということなのである。なんと有能な秘書なのだろうか。だから安倍晋三は何も知れないのである。そういうシナリオで今回は乗り切ろうとしているのである。
オレは明白なウソを堂々と言える人間とは絶対に付き合いたくない。そういう人間とは人生で絶対に関わりたくないし、そういうクズ野郎は政治家にしてはいけないと思っている。まさに安倍晋三がそういう人間である。
海外報道ではもう安倍晋三は犯罪者扱いである。ちゃんと英語が読める人は検索してみればいい。どのような単語が並ぶのか見れば明白だろう。今の日本は世界から「もう法治国家ではない」「チャウシェスクのルーマニア程度の独裁無法国家」と思われてるのである。かつての武士道の国は、今は中国や北朝鮮と並ぶ恥ずかしい独裁国家となってしまったのである。正義を語らないマスコミも腰抜けなら、自民党の他の政治家もみんなクズだ。
ネット上で安倍晋三応援団や維新信者のような馬鹿を見るといつも思うのである。こういう人間がそのまま最後には振り込め詐欺に引っかかったり、認知症になってクルマを暴走させて人を殺したりするのだと。頭は使わないとどんどんボケる。自分の頭で考えて善悪を判断しなかった馬鹿の末路というのはろくなことがないのである。まともに考えれば安倍晋三がクズだということはすぐにわかるはずだ。
いつから政治家は金権腐敗の代名詞のようになってしまったんだろう。どうして国会議員は国民のことではなく自分の保身のことばかり考えているのだろうか。
百歩どころか1万歩くらい譲って、本当に安倍晋三が何も知らなかったとする。すると何百万ものゼニを勝手に使っていたということでこの秘書は業務上横領で訴えられないといけない。しかしそうしないのはなぜか。それは秘書のやったことはすべて安倍晋三の命令だったからである。
さて、ここで秘書はどうするのか。もしも秘書が裏切って本当の事を東京地検にすべて暴露したら安倍が逮捕されてその悪質さゆえに実刑判決が下るだろう。安倍晋三は刑務所に入れられるのである。そうなったら困るのでおそらくは官房機密費とか、そのゼニの流れを明らかにしなくていいゼニできっとたんまりと謝礼が払われているのだろう。刑務所に1年入っても、謝礼が1億なら引き合うかもしれない。オレのような表の社会を生きてる人間は1億もらっても刑務所なんか入りたくないが、安倍晋三の配下には親分のためにならムショ暮らしも引き受けますという鉄砲玉がそろってるのだろう。
日本はいつからこんな情けない国になったのか。そして国民はいつまで自民党に投票して不正義を受け入れるのか。
消費税が導入された30年間のうちに所得税、法人税の税収は下がり続けた。その一方で消費税の税率はどんどん上がった。消費税の本質というのはこれまで企業や金持ちが払っていた税を、広く国民の側の負担に付け替える制度だったのである。その実態が明らかになった今、どうして国民が自民党政権を支持してるのかオレにはわからない。貧しい人間こそが一揆をおこすべきだ。革命を起こさないとこの国は変わらないのである。
←1位を目指しています。
2020年12月22日(火) |
万引きは親が悪い |
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万引き犯は犯罪者である。そういう生徒を退学処分にする学校があっても全くおかしくない。そういう生徒がいる学校で他の生徒は一緒に学びたいとは思わないだろうし、そもそも自分たちの持ち物さえ危険にさらされているからだ。
鳥取県で常習的な万引きを理由に退学を勧められ、それに従って自主退学した泥棒、いや元高校生がその高校に対して損害賠償を求めた裁判で、なんと和解が成立して鳥取県がこの泥棒家族に80万円を支払うということになったのである。「盗人に追い銭」とはまさにこのことである。
万引きをしてる時点でクソだ。しかもそいつが常習だったらそれは高校生ではなくて泥棒である。退学を勧める学校側の方針は全く間違っていない。百歩譲って無期停学だろうか。それでもかなり軽いと思うのである。窃盗=退学というのがオレの道徳観だし、盗まれる店の側にしてみれば断じて許せないことである。
万引きを「重大犯罪ではない」と主張するこの親子のような人間が増えれば日本はどうなるのか。「たかが万引きくらい誰でもやってる」と言いたいのだろうか。そんな発言をした時点で人間としてアウトである。オレはそんなクズとは人生において絶対に関わりあいたくない。
しかし鳥取県は和解に応じて80万円払うことになったのである。この親子は学校へのただのクレーマーである。逆に学校は威力業務妨害でこの親子を訴えるべきだったのだ。どうして正義を主張しないのか。オレが鳥取県民なら絶対に和解は許さないし、この親子を許さない。そんなことに自分が払った税金が使われることなどあってはならないと怒り狂うだろう。
不本意な自主退学とはいったい何か。いじめ加害者が退学させられるとかならそれは正義の行使である。問題を起こした生徒が退学させられるのはそれは高校が義務教育ではない以上当然のことである。ただ、女子生徒が妊娠を理由に退学させられるのは間違ってるとオレは思っている。中学生、高校生であっても妊娠出産は基本的人権の一つだとオレは思うからだ。この万引き生徒は学習権が奪われたと主張したいのかも知れないが、そもそも刑法上の犯罪を行った時点でおまえの行き先は学校ではなくて少年院である。そんなこともわからずにどうして権利を主張するのかと言いたい。
子どもが万引きをするのは学校の指導云々ではなくて親のしつけの問題である。学校から退学勧告を受けたとき、そこで親が取るべき態度は、「こんな悪い子に育てて申し訳ありませんでした、後生だからどうか辞めさせないでください」と土下座して頼むことではなかったか。そこを「重大犯罪でもないのに退学は重すぎる」とは、ふざけるなと言いたい。こんなクズ親が増えたから変な生徒が増えるのだ。万引きを「大した犯罪じゃない」と開き直るクソ野郎は地上から撲滅してほしいのである。
←1位を目指しています。
2020年12月21日(月) |
「鬼滅の刃」ではない |
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ブームになった「鬼滅の刃」の題名に関してオレは常に疑問を感じている。それは漢文を日頃教えてる教師だから思うことである。題名の「鬼滅」という熟語はそのまま読めば「鬼が滅ぶ」ということであり、決して「鬼を滅ぼす」という意味ではないからだ。もしも「鬼を滅ぼす」という意味にしたかったら「鬼滅」ではなくて「滅鬼」としないといけないのである。「キメツ」ではなく「メツキ」である。
漢字文化は中国のものであり、それを日本が輸入したわけだがそこには日本語にはない語順のルールが存在する。「私は鬼を滅ぼす」という意味にするためには「吾滅鬼」という語順になるのだ。そのあたりを高校で漢文をきちんと勉強しなかった日本人はわかっていないのである。
高校の古典の授業で漢文をきちんと教えてるところは全体の半分もない。入学試験の偏差値40前後の高校では一度も授業で漢文をやらないところもあるという。古文や漢文を学ぶ以前にまともな日本語も話せないし漢字も読めないというレベルだからだ。高校で体系的にちゃんと漢文を学ぶことができる生徒は入学試験の学力偏差値の高い高校に入れた生徒だけで、それは高校生の中でもごく少数のエリートなのである。そして国語教員にも漢文がろくに分かってない人が多いのである。オレが大阪府の教員採用試験の専門教養の学科試験を受けたとき、試験終了後に周囲のおそらくは国文科の女子学生の何人かが「漢文全然わからへんかったわ」とお互いに言い合っていた。それが普通の国語教員のレベルであり、オレのように中学生の時から「史記」や「春秋左氏伝」を読んでいる変な漢文オタクの方が異常なのである。
海外旅行に行くことを「日本脱出」というのは間違いである。その場合、主語が「日本」ということになるので「日本が脱出す」という文になる。まるでSFの世界だが日本列島が地球からちぎれて飛び出すということなのである。「私は海外旅行する。」という意味にしたかったら「吾脱出於日本。」(吾、日本より脱出す。)にしないといけないのだ。それが正しい語順なのである。
「鬼滅の刃」という題名をつけた方はおそらく高校での漢文学習をきちんとしなかった方だろうとオレは勝手に判断する。だから「鬼滅」=「鬼が滅ぶ」という語順にしてしまったのである。これだとまるで鬼が勝手に自滅するような意味になってしまう。鬼と戦って滅ぼすわけだから正しい語順は「滅鬼」(「滅レ鬼」で鬼を滅ぼす)でないといけないのである。
このような文法知識の不足から起きる過ちの最たるものはある有名なゲームの題名である「龍が如く」である。助動詞「ごとし」の接続は二通りあって、「体言+の+ごとし」とするか、あるいは「活用語の連体形+が+ごとし」である。司馬遼太郎はさすがに古典文法を理解していたので小説の題名を「翔ぶが如く」としている。この場合は「翔ぶ」(バ行四段活用動詞の連体形)+が+如く(助動詞「如し」の連用形)なのである。「龍」は体言なので、その後に「如し」を接続させるためには「の」を使わないといけない。そうなると「龍の如く」というのが文法的に正しいのである。
もう30年くらい前だが、松任谷由実が「春よ、来い」という題名のおかしな歌詞の歌をヒットさせたことがある。あの歌詞は本当にひどかった。古典文法を正しく理解していない人間が古語をいい加減に扱うと文法的にはむちゃくちゃな古文になってしまうのである。いや、そもそも古文なんかではなく、古文と現代文がまじった変な文でしかないのだ。題名からしておかしいのである。正しくは「春よ、来よ」である。現代語の「来る」は「古語では「来(く)」であり、その命令形は「来い」ではなくて「来よ」なのである。
「鬼滅」からどんどん話が発展したが、とにかくオレは国語教員である。国語の乱れにはうるさいのである。国語を軽視する馬鹿は撲滅したいのである。
←1位を目指しています。
来年は総選挙の年である。立憲の枝野は野党共闘などと生ぬるいことを言ってるが、そんなことでは選挙に勝てない。オレが選挙参謀ならきっとこういうことをキャッチフレーズにするだろう。「今こそ革命を起こせ!」と。
安倍晋三を逮捕しろ!
自民党議員を全員落とせ
金持ちからきちんと税金を取れ!
日銀は国民全員に直接1000万円ずつ配れ!
こういうむちゃくちゃな公約をして、とにかく「革命」を連呼するのである。国民の半数しかこれまで投票してこなかったわけである。棄権していた人たちの半分がその革命を支持すれば政権奪取が可能になる。外山恒一のようなむちゃくちゃな候補者でも当選してしまうのである。「日本革命党」とかいうのを作って、もちろんちゃんと正義を実現しようとするまともな候補者はどんどん仲間に入れていけばいい。自民党の議員から寝返らせるのもいいが、そいつが二重スパイになると困るので誓約書とか人質でもとればいいだろう。
とにかく立憲とか国民民主とかはあまりにも生ぬるいのである。こいつらが政治を改革できるとはとても思えない。もう既存の政治家ではだめだ。仕事のできる人間を全く別の世界から連れてくるしかないのである。
もしも日本でそうした革命が実現すれば何が起きるか。株式市場では空前絶後の暴落が発生するだろう。もちろんオレはそのときは全力空売りでぼろもうけするつもりである。コロナ禍で円高に推移していた為替市場は一気に円安に振れることになる。なにしろ国民全員に1000万円配るのだ。インフレにならないわけがないだろう。
日本革命党の政治に関するスタンスは過激だ。日米安保条約は即時廃棄である。在日米軍はすべて引き上げてもらってその基地はすべて自衛隊が接収する。核兵器禁止条約を批准して全加盟国と連帯し、対立しているアメリカと中国のどちらにも属さない第三極を目指すのである。
国内政治では二度と腐った政治家を登場させないために、犯罪者の集団である自民党と維新の会を暴力団と同じ反社会勢力と規定して徹底排除する。こいつらがこれまでにしてきたことを考えればヤクザよりもタチが悪い。
政党助成金は憲法違反だから即座に廃止である。消費税も廃止だ。所得税と法人税を基礎とした税制をきちんと作り直すべきだ。そもそも非正規雇用ばかりでちゃんと収入を保証した正社員でないのにどうして高額の所得税を払えるのか。年収700万円の労働者が人口の半分の5000万人にまで増やし、その人たちが払う所得税を仮に10%とすれば35兆円になるのだ。これだけで今の倍である。法人税の税率ももっと上げればいい。税率を上げても企業経営は大丈夫である。所得が増えれば空前の好景気がやってくる。クルマが飛ぶように売れ、地価も上昇し、人口も増加に転じるだろう。
可処分所得がどんどん減って若者が貧しくなったから景気が悪くなり車が売れなくなったのである。だったらどんどん可処分所得は増えるようにすればいいだけである。奨学金をすべてチャラにして、ベーシックインカムも導入してとりあえずすべての国民に月20万円は配り、そのうえで仕事をしたい人にはどんどん仕事をさせればいい。ベーシックインカムがあれば今のような状況でも誰も困らない。生活苦で自殺などする人はいなくなるだろう。
消費税という形でどんどん国民からゼニを奪い取るから国民は貧しくなったのである。株価を上げても金持ちが喜ぶだけだ。今の金融政策は根本的に間違っている。景気をよくする方法は官製相場で株価を上げることではなく、国民にゼニをじゃんじゃんばらまくことだったのだ。
オレには日本を立て直すためのさまざまなアイデアがある。オレは今の日本の教育を立て直したい。日本革命党が政権を握ったらオレには文部科学大臣をやらせてほしい。小学校の英語なんか即座に廃止だ。国語の時間を増やし、百人一首をおぼえてないようなヤツは小学校を卒業できないことにするぜ。
←1位を目指しています。
2020年12月18日(金) |
維新は大阪を滅ぼすのか・・・ |
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住民投票で大阪市廃止に賛成票を投じたのは北区などの中心部が多く、逆に反対票を投じしたのは住之江区や平野区というどちらかというと周縁部というか大阪市内のへき地が多かったことは何を意味してるのか。
「選択と集中」これが維新の基本政策である。ゼニになるところにゼニを集中し、そうでないところはどんどん切り捨てるということだ。大阪府の公立高校は橋下徹の母校である北野高校の一人勝ちになってしまったが、それは行政でも同じだったのである。
地価が高く、金持ちが住んでる地域をどんどん発展させて、貧しい人たちの住むところはサービスを切り下げ、格差を広げようとする。だから市バスの本数は減るし、ますます不便になっていくのである。病院も減らし、学校も統廃合し、ついでに住民も減らしていくという政策である。その未来に何があるのか。
オレの父は生前こう言っていた。「大阪市に住んでたら、動物園も公園も無料やし、バスもただやからええなあ」と。亡くなった伯母は大阪市内の寺田町に住んでいて、今その家は空き家になったまま放置されているのだがオレの息子が浪人時代に使っていたことがある。戦前の古い木造住宅でネズミもいるし風呂無しだしもうどうしようもない家だが、大阪市内で駅近にあるという絶妙の立地なのである。従兄弟はその家の固定資産税を払い続けているはずである。
住みよい街だったはずの大阪の下町をどんどん過疎化させたのはいったい誰なのか。どういう政策の結果そうなったのか。
バスの乗客が少ないからと本数を減らせばますます不便になって乗客は減る。過疎化はそういう悪循環によって加速するのである。どうすれば大阪市中心部だけではなくて周辺地域まで人口が流入するのか。そうした工夫を大阪市は考えないといけないのだ。考えるべきだったのだ。なぜそれができなかったのか。
ゼニになる大規模開発しか維新の会の連中は考えなかった。万博の誘致やIRが市民生活とどう結びつくのか。オレは以前の五輪誘致にも反対だったが、万博にも反対だしカジノなんか絶対反対である。大阪市にとって大切な政策はそんなことではない。今大阪に住んでいる住民のための政策をきちんと打ち出してほしいのである。
街路樹をどんどん切り倒し、大阪の顔である御堂筋でさえも植え込みに雑草がぼうぼうに生えているような無残な状態を放置し、以前はいろんなところに飾られていた花もいつのまにかなくなり、大阪市内の公園を管理する予算は大幅に削られてしまった。どうしてこんなことになったのだろうか。
住民投票というくだらないイベントに邁進してコロナ対策を怠った結果が今の大阪の医療崩壊の現状である。住民の命よりもゼニが大事、自分たちの権力を維持することが大事という連中が大阪を苦しめてきた。今こそ住民は立ち上がらないといけないのだ。どんどん馬鹿を増やして住民を洗脳しやすくしている維新の会の教育政策に対して「NO!」と言わないといけないのである。
この世にはゼニよりももっと大切なものがある。ゼニではどうしようもないものがある。それを伝えるのが教育である。この世のすべての価値をゼニに換算し、意見の違う相手を攻撃し、市民を分断して対立を生み出してきた維新の政策をオレは断じて許さない。
オレは反維新の市民と連帯したい。三回目の住民投票なんて絶対にさせない。維新の会を地上から消し去りたい。
←1位を目指しています。
2020年12月16日(水) |
女子高生に産休を |
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日本では性交同意年齢が13歳である。12歳以下の男女とセックスした場合は無条件に犯罪となるわけだが、13歳以上なら、「本人も合意していた」とされる可能性があるわけだ。この基準は平均初婚年齢が今よりもはるかに若かった明治時代に定められてそのまま変わっていないのである。
その一方で、大人が18歳未満の男女と性交することは青少年保護育成条例違反ということで処罰の対象となる。なんともややこしい話だが、同意があっても一方ではアウトなのである。以前にあった事件だが、新潟県の中学校の先生が教え子と結婚し、その生徒と在学中から交際していたことが発覚して懲戒免職になったということがあった。大阪府でも公立高校の先生が卒業後の教え子と結婚したが、子どもが生まれたことで計算上在学中に性行為をしていたことと判断され停職6か月という処分を受けた事例がある。
同意可能年齢は13歳なのに、その一方で性行為そのものが罪に問われているわけでここには大きな矛盾が存在する。この整合性のなさをきちんと解決してもらいたいし、生徒と教師の間の恋愛は実際にはかなり存在するはずなのにそれを犯罪であるかのように処罰することに対してもオレは少し疑問を感じるのだ。結婚を考えて本気で恋愛してることを犯罪視すること自体がそもそもおかしいのじゃないか。
こんなことを主張すると必ず「いやいや、真剣交際と思わせて実は相手をもてあそぶ鬼畜のようなセクハラ教師がいるんです」という答えが返ってくるわけで、そういう鬼畜が存在することは事実なので反論の仕様がなくなるのである。
ただもう一つの疑問は、13歳で性交に同意できると定めておきながら、中学校や高校でろくに性教育も行われていないことである。だったらきちんと指導しないといけないのに誰も教えないから、AVなどから仕入れた間違った知識が氾濫するのである。それは若者にとってとても不幸なことである。
多くの中学や高校では女子生徒が妊娠することを想定していない。しかし現実問題として多くの中学生や高校生は男女交際の中で性行為まで体験しているのであり、全員がきちんと避妊しているわけでもない。妊娠した女子生徒には高校の場合は学校が退学勧告するという。もしも「中絶か、産んで退学か」という選択肢を学校が提示してるとしたらそれは明確に間違ったことではないのか。それ以外の「産休を取るために休学」という選択肢はなぜ与えられないのだろうか。そういう制度があってもいいと思うのだ。現実問題としてそれはどうなのだろうか。日本の高校の中でルールとして女子生徒に産休を認めている学校はあるのか。もしもどこも認めていないとしたらそれは基本的人権の侵害ではないのかとオレは思うのだ。
彼氏と性行為に至る前に「待って、学校に許可取るから」と言う女子生徒はいないだろう。そんなことにいちいち許可を出すような学校は聞いたことがないし、オレが勤務する男子校はそもそも「不純異性交遊禁止」という校則があるから性行為をしていることが学校にバレれば退学処分である。
性行為自体を禁止する校則があるなら、「妊娠=退学」というルールには整合性がある。しかしそんなおかしな校則がない学校ならば当然の結果として女子生徒が妊娠、出産する可能性があるわけだ。そこで退学させられれば、勉強して大学に入るという道が閉ざされることとなる。それは正しいことなのだろうか。
高校で出産、育児のために休学してもその後で復学して大学進学するという人生設計ができる社会であって欲しいとオレは思うのである。「託児所あります」と宣伝してパパママ学生の学びを支援する大学があってもいいじゃないかとオレは思うし、それが大学の一つの売りになるというのならそれでいいじゃないか。
少子高齢化の日本では女性の晩婚化がどんどん進み、平均初産年齢も上がる一方である。政府はそのことに関して何も対応しない。もしも高校在学中に子どもを産み育てることが可能になるならば、それは世の中にとってプラスになるとオレは思うのである。子育てしつつ夫婦二人とも大学に通うようなカップルがあれば国は生活を支援すればいいと思うのだ。若くして出産することがまるで人生の大きなつまづきであるかのように世間が受け止める社会はろくなもんじゃないとオレは思うのだ。何が間違ってるのか。周囲が支援する体制がちゃんとあるなら、若い女性が悩んだ末に子どもを殺して遺棄してしまうような悲劇はなくせるとオレは思うのである。
結婚もしてないのに子どもができるなんてふしだらな・・・という形で女性を非難する風潮は間違っている。仮に女性がふしだらであったとしても、そこに一緒にふしだらな行為に協力する男性がいないと子どもは作れないのである。結婚してない相手と性行為をする男性は咎められないのに、どうして女性にだけ大きな責任を負わせるのか。それは不公平じゃないか。
就職活動中に赤ん坊を産み、公園にその遺体を遺棄した女性が逮捕された。その子の父親はいったい誰なのか。少なくとも子のDNA鑑定をきちんと行って生物学上の父親にも刑事罰を与えるべきだとオレは思うのである。やり逃げ男性にはきちんと責任をとらせるべきだ。女性だけが一方的に罰を受ける法律は間違っているのである。
「女子高生に産休を!
かつての公立高校に勤務していた頃にそんな提案をしていればオレはまわりから「アホか!」と笑われるだけだっただろう。今こういう提案を記事にすればやはり世間の方々は笑うのだろうか。
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2020年12月15日(火) |
たばこに未来はない |
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オレは「たばこ」という産業はいずれ消滅すると思っていた。だからいくら配当利回りが高くても2914JT(日本たばこ産業)の株は購入対象とは考えなかった。その株主になることは日ごろ自分が喫煙者を批判していることと矛盾すると思ったからである。2016年には5000円近くまで上昇したJTの株価は今は2200円前後、これから喫煙者がどんどん減っていくことを考えれば将来性のない会社の代表のようなものである。そう思っていたのだがなんとオレの同僚の投資家の一人が、高配当を理由にJTの株主だったのである。一株配当154円、実に配当利回り7%となっているのだ。税引き後でも5%を超える利回りなのである。この低金利時代のそんなおいしい金融商品はなかなか見つけられない。そう考えればJT株は買いなのだろうか。
東証には配当利回りが5%前後の株はごろごろしている。この低金利時代、株には株価下落というリスクがあるとはいえ、分散投資にすればそのリスクも避けられる。一銘柄に集中するのではなくて数銘柄に分けて配当利回り5%近いものを所有すればいいのである。退職金が仮に2000万円あれば5%で回せば年間に100万円、毎月8万円以上の不労所得を手に入れることができるのだ。これはなかなかおいしいのである。
しかし、JTの株価が劇的に上がる可能性は一つだけ残されている。それは大麻である。もしも日本政府が大麻を解禁して自由化した場合、その取扱いはJTに一本化されるだろう。すべての大麻はJTが管理し、販売価格の何割かがたばこ税と同じように国にとられることになる。JTの利益は飛躍的に増えることとなり、株価が急上昇するのは間違いない。
配当利回りをあてにしてJTの株主となるという選択は、株価下落というリスクと背中合わせである。もうこれ以上値下がりしないということも考えられる。だったらこの配当利回り7%というのは「買い」である。
たばこに未来がないのは確かだ。しかもJTの経営陣は馬鹿なので海外のたばこ会社を買収したりしていた。そんなことよりもたばこ以外のしのぎを見つけるべきだったのである。しかし「桃の天然水」とかがそんなに売れたわけでもない。
とにかくJTの経営陣が馬鹿なのは確かだが、それでも高額配当できる余裕と、しつこくタバコを吸い続けてる大勢のニコチン依存症患者の存在がある。だから当分の間はこの高配当は継続できるだろうし、まだ10年程度はJT株は買いかも知れない。少なくとも0.05%しか利息が期待できない国債を買うよりは、JT株を買う方がマシだろう。非課税のNISA枠やこどもNISA枠とかを利用してJT株を買うというのはかなり賢い投資かも知れないと思うのである。
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1989年(平成元年)12月29日の大納会に、日経平均は38915円87銭を付けた。ところが年明けから株価は暴落した。湾岸危機による原油価格高騰、そして公定歩合の引き上げが株価をどんどん下げ、1990年10月1日には20000円を割り込んだ。それから30年、日本は長い不況の時代を過ごすことになる。その後安倍晋三が首相になって、黒田東彦が日銀総裁となり「アベノミクス」と呼ばれる大胆な金融緩和を軸にした経済政策を導入した。円安になって株価は上昇し、見かけの景気は回復したように見えたが、雇用増のほとんどは非正規雇用であり、正社員はむしろ減少した。労働者の平均賃金は下がり続け、国民はどんどん貧しくなった。一部の金持ちと多数の貧しい人々というように国民は二極化していった。結婚して子どもを育てローンを組んでマイホームを買うという中間層の激減は少子高齢化を加速させることとなったのである。
江戸幕府は各藩を貧しくするために参勤交代の制度を設けた。支出が多いと余裕がなくなり、軍備拡張などできなくなるからである。農民は搾取され生かさず殺さずの状況に置かれた。江戸時代の日本の人口はほぼ横ばいである。平和な時代でありながら人口が増えなかったのは、農村にはそうした余剰人口を食わせる余裕がなかったからである。「間引き」という形で生まれた子はすぐに殺された。
どうしてバブルを崩壊させたのか。日本政府は常にアメリカの支配下にある。日本がこれ以上豊かになってはいけないというアメリカ政府の意向でバブル崩壊が仕組まれ、日本の馬鹿な政治家がそれに乗せられたのだと思っている。経済政策を適切に行う能力は残念ながら今の政治家には期待できないし、もちろん歴代の総理にも無理だ。池田勇人の「所得倍増計画」が成功したのは、ベビーブームで人口が増えたことが背景だったと思っている。人口というパイが増えれば市場が拡大するのは当然である。人口の伸びが緩やかになった時、地価の上昇を背景にして担保価値を拡大し、企業に潤沢な資金を供給するという形でさらに日本が豊かになろうとしたことは正しかったとオレは思ってる。もしもバブル崩壊ということが起きなかったら、つまりオレのようなすべてを見通した人間が日銀総裁となり適切な金融政策を行うことで市場をコントロールできていたら、今の日本はとてつもなく豊かな国になっていたはずである。物価の上昇以上に国民所得は伸び、日本企業は時価総額で世界のトップ10のほとんどを独占していただろう。日本が経済成長の結果として世界の覇権国家となっていれば軍産複合体が今のように幅を利かせることはなかったはずである。軍需以外の産業で富を稼ぎ出せるのだから。
アメリカの属国として支配されることを選んだ自民党のクズどもは指示通りにバブルを崩壊させ日本を長期不況に落とし込んだ。国民を貧しくすることで自民党が手に入れたのが長期安定政権である。小泉純一郎がむりやりに推し進めた郵政民営化の結果、350兆円という巨額のゼニがアメリカの思い通りに使えることになり、そのうち約100兆円が米国債の購入にあてられたのである。小泉純一郎というのは実は売国クズ野郎だったわけだ。そうした政治家の本質にはいつも国民は気づかないのである。ちなみに息子の進次郎はただの馬鹿である。こいつには全く政治の能力はない。
日本の国債は国民への借金である。日銀が無限に国債を引き受けるという方法で通貨をいくらでも発行できるようになった今、とりあえず国民全員が豊かになれるようにゼニをバラまくべきである。コロナ禍で苦しむ医療従事者への臨時ボーナスは毎月100万円、看護師は20代で年収1000万を超える人気の職業にすればいい。
国債の金利は0.1%程度だが、国債を発行して手に入ったゼニで東証一部の株を買えばその配当利回りは平均で2%である。日銀は低利で借金して株を買うだけで利益を出すことができるのだ。もしも1%程度の低金利で資金調達できるならば配当利回りのいい株を持ってるだけで巨額の不労所得を得ることができる。誰かオレに年利1%で100億円ほど回してくれないだろうか。そうすればJT(配当利回り7.09%)やみずほフィナンシャルグループ(配当利回り5.63%)の株を購入して配当金で金利を払ってもかなりのおつりがくるのである。日銀は現物株ではなく巨額のETFを購入しているが、直接個別株を買っていれば信託報酬を証券会社にピンハネされることもなく配当金だけで数兆円の収入を得られるはずである。
こうした錬金術を使うことも思いつかず、愚かな金融政策を継続してるのは日本政府がアメリカ政府のいいなりであり、多国籍企業の下請け機関に過ぎないからである。今の状況を打開する方法は国家を転覆させるしかない。共産党やれいわ新選組がオレを参謀にして選挙を戦って国民の3割の票をとれば政権交代が起きる。誰か三顧の礼でオレを迎えてくれないだろうか。
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2020年12月09日(水) |
高校がタワマンになる日 |
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維新の会は大阪市立の22の高校を府立に移管するということを市議会で維新+公明の賛成で可決した。22校の資産価値はおそらく土地代だけでも2000億円くらいになるだろう。何のためにこんなことを行うのか。誰も気づいていないようなのでオレが教えてやろう。それはただの利権目的である。
大阪府立の高校には、3年連続して定員割れが続いたら廃校にするというルールがある。このルールを適用されて多くの高校が廃校になった。少子高齢化でこれからの生徒数の減少を考えた場合、廃校にしていくこと自体はある意味納得できる。しかもそれらの高校の多くは1980年前後に開校した新設校であり、郊外の交通不便な場所に立地するものが多かったのである。
もともと入学者の学力偏差値が低かった高校の一部はエンパワーメントスクールという名称になり、小学校4年程度から勉強をやり直して職業教育に力を入れるという形にモデルチェンジした。ただ、現場で教えてるのはもともと高校に勤務していた教員である。もしもオレがまだ大阪府立高校で教員を継続していればそうした学校で生徒に教えていた可能性もあったのである。今オレが日々取り組んでいる共通テスト対策や東大や京大の二次対策とは全く違った世界である。
もともとあまり人気のなかった高校はこうしてエンパワーメントスクール化することで廃校を免れて生き残った。それを果たして高校と呼んでいいのかは疑問が残る。むしろ職業訓練学校とでも名称を変更すべきである。
さて、22校の大阪市立の高校は1校を除いてすべて大阪市内にある。それらにも「定員割れが3年連続したら廃校」というルールを課した場合何が起きるのか。それは大阪市内の交通至便な場所に巨大な土地が生まれるのだ。この土地を不動産業者はタワマン用地として狙うだろうし、巨大な利権が発生するのである。維新の目的はまさにそこだ。府立の新設校と違って大阪市立の高校の資産価値ははるかに大きいのである。
その巨額の資産を大阪市は無償譲渡させられた。大阪市議会では公明党と維新の会の賛成によってこの「市立高校タワマン法案」は可決されてしまったのである。何のためにこんなことをするのか、それについて書いてる人は今のところオレ以外には誰もいない。大阪府民、大阪市民の多くは維新の陰謀について気づいていない。そして住民投票で大阪市廃止に反対した良識派の市民でさえも、まさか維新の会がこんなとんでもないことを狙ってるなんて予想もしないだろう。
オレのこの記事をおそらく維新の連中は「デマ」と決めつけて攻撃してくるはずである。確かにオレは確かな根拠があって書いてるわけではない。オレの記事はあくまで憶測である。しかし、明浄学院高校の理事会がいつのまにか暴力団関係者に乗っ取られ、不動産屋がその土地を取得してタワマン用地として売り飛ばそうとした事件では東証一部のプレサンスコーポレーションの社長が逮捕されている。そうした可能性が今度は大阪市立のすべての高校に発生するのである。
森友学園事件でそのすべての財産を奪われた籠池夫妻は、住之江区に所有していた幼稚園を固定資産税のカタに取られてしまい、その土地は維新の関係者が取得して転売したそうである。学校法人は固定資産税は非課税である。どうして税滞納を理由に億単位のものがたった1000万のために奪われたのか。本当の悪はいったい誰なのか。大阪府民、大阪市民は知っておく必要がある。
オレは正義のために戦いたい。そしてオレの愛する大阪を単なる金儲けの手段としてめちゃめちゃにしようとしてる竹中平蔵や、その手下として動いてる維新の会の連中がとにかく許せないのである。
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2020年12月08日(火) |
女だけの罪なのか? |
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若い女性が出産した子を殺し、その死体を遺棄するという事件がたびたび起きている。就職活動中に出産してしまうという痛ましい事件も起きた。もちろん母親である女性が逮捕されるわけだが、その子どもは一人でできたわけではない。その子の生物学上の父親には罪はないのかと思うのだ。そもそもの原因はその男が妊娠する可能性のある性行為を行ったからではないのか。なんで女性だけを処罰するのか。
交際中の女性が妊娠すると逃げてしまう無責任な男に対して、きちんとペナルティを与えられるようなルールを設定してほしい。強制的に税金の形で養育費を国が徴取するとかいう仕組みを作り、給料の一部が20年間女性に支払われるような仕組みを制定すべきである。
そして女性が子どもを殺すような事態に至れば、男性にも同じ罰を与えることにすればいいとオレは思うのである。生まれた赤ん坊を殺した場合は生物学上の父親も「未必の故意による殺人」という扱いにして同様の罰を受けてもらうという仕組みである。父親の候補が複数いる場合はそれぞれをDNA鑑定して親が誰かを確定すればいい。
もちろんこんな方法で悲劇がなくなるとはオレは思っていない。しかし、女性だけにペナルティを与える現行法はあまりにも理不尽ではないか。子どもは一人ではできないのである。妊娠の可能性がある行為を行った男性は生涯その責を負うべきだ。
このようなことを主張すると、「きちんとコンドームを装着しても妊娠することはある」というくだらない反論やいちゃもんをつけてくるヤツがいるが、そういうヤツにはこう言い返したい。「おまえの付け方がへたくそなんだ」と。そういう馬鹿はきちんと装着できるまで練習すべきである。コンドームの装着すらできない馬鹿は最初から性行為などする資格はないのである。
コロナ禍で収入を失った女性の中には、パパ活や出会い系サイトを通じた援助交際に走る人もいるという。もちろんそこには妊娠や性病の危険が付きまとう。オレはこのコロナ禍は人災だと思っている。初期段階で適切な政策が打ち出されて、感染が収まりかけたときに無症状感染者をきちんと発見して隔離していれば今のような状況にはならなかったのだ。すべてオリンピック開催のために検査数をしぼって見かけの感染者を少なくしようとした官邸の責任である。だったら国がきちんと面倒見ないといけない、若い女性の自殺者が増えているというのを聞くとオレはいたたまれない気分になる。
間違った政策のために大勢の人が死ぬというのは戦争だけではない。若者の貧困を増やしてしまったのは国家の政策の過ちである。竹中平蔵みたいなクソ野郎を国家の中枢に入れて政策に関与させてしまった結果、彼は自分の会社がもうかるような世の中を作ってしまったのである。こんな人間はさっさと国外追放し、パソナは分割解体してしまわないといけない。派遣社員はそのまま直接雇用に切り替えさせ、企業はこれまでパソナに払っていた手数料をすべて従業員に支払うべきだ。搾取されていた側からの一揆を起こさないといけないのである。
今の選挙制度ならたった2割の得票で政権をとれる。投票をいつも棄権している5割の人の半分の票を集めることができればそれだけで政権奪取が可能なのだ。現行制度の中で虐げられてる女性たちは絶対に自民党や公明党、維新の会に投票してはいけない。こいつらが労働者を貧しくしてしまった張本人なのである。
子育てに関して男性にも同様の義務を持たせ、果たさない男に対しては社会的制裁を科すという世の中が実現するようにオレは今後も主張していきたい。
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今の日本でもっとも有名なだめんずといえば秋篠宮真子様の婚約者である小室圭である。彼は今留学中なんだが、母親の借金問題が暴露されてたちまち集中攻撃された。もちろん母親がどんな人間であるかということは本人の責任ではない。ひどい母親を反面教師に立派な人間になる場合もある。
小室の母親の問題点は、息子の進学のための費用という巨額の援助を受けるために「婚約」しておきながら後にその婚約を解消し、援助してもらったお金を返さなかったということである。彼女はそれを「贈与」であると主張するわけだが、そもそも何の理由もなく400万をあげるような気前のいい人間はいない。「将来の結婚」を理由にそのお金を受け取って、結婚しなかったのならそれは一種の結婚詐欺であるし、それを「もらったものだから返さない」と堂々と主張するならそれはただの物乞いである。
小室圭がまっとうな人間ならばその母親のことを恥ずかしく思うだろう。親がダメな親でも、自分が責任をもって返済しようとするだろう。そのためにがんばって働くだろう。それが人間としての矜持である。しかし、親同様に「もらったものだから返さない」と主張するならばその時点でただのクソ野郎だ。おそらく世間一般の見方はオレと大差ないと思うのである。
オレの定義する「だめんず」とは、女にゼニをもらったり養ってもらったりすることに対して何の後ろめたさも感じない人間のことである。ヒモになることで大学院生活を送ることができたのに大学教員として採用されるとすぐに自分を支えてくれた女を捨てて、教授の娘と婚約する人間とかである。
小室圭は早くに父親を亡くして貧しかった。しかし父親が自殺したその真相はわからない。世間が疑惑を抱くもう一つの部分はそこである。父親が自殺したその理由について、母親はなんらかのカギを握ってるのではないか。その理由が語られないということはそれは母親にとってかなり不利な事実だからではないのかとオレは憶測するのだ。小室圭の父が亡くなってから一週間後に祖父が、そして一年後に祖母がどちらも自殺で亡くなり、小室圭の母親は元暴力団関係者の男を交渉人にして祖父母の遺産を要求する。そうしたくだりは週刊誌などでよく取り上げられた内容である。
もしも小室圭がまともな人間ならば、そうした母親の行動を非常識だと思うだろう。しかし彼が母親の行動を肯定するならば、そこにオレは彼の「だめんず」らしさを感じてしまうのである。心の中で「自分を愛する人間が自分のためにしてくれる行動はすべて正しい」という合理化をしてしまうのである。
さて、日本にはもう一人有名な「だめんず」がいる。こちらはフィクションの存在なんだが日本人の誰もが知っているおなじみの人物、のび太である。のび太は勉強もできないし運動もできない。そのうえ根気もやる気もなく無責任でいつもドラえもんに失敗の尻拭いをしてもらっている。本当にどうしようもないクズ男である。そんなのび太とどうしてしずかちゃんは結婚するのだろうか。出木杉くんの方が結婚相手にははるかにふさわしいのである。どう考えてものび太にはジャイ子が似合う。それこそが似つかわしい組み合わせではないのかとオレは思うのだ。
しずかちゃんがのび太と結婚すること、真子様が小室圭と結婚すること、この二つはとてもよく似た現象であるとオレは思うのだ。もしかしたら二人とも、目の前の男がどうしようもなくダメな人間であることを承知のうえで、そのダメな部分こそが個性だと思って受け入れてるかも知れないのである。
この人には私が必要だ・・・・
そう、それが実は「だめんず」がこの世に存在してしまう根源的な理由なのである。客観的に考えて間違った選択を多くの女性がしてしまう。世の中にはもっとまともな男性がたくさんいるのにあえてそうでない人を選んでしまう。そういう自分の行動にもしかしたら女性たちは酔ってるのかも知れないのだ。自分にはたくさんの選択肢や可能性がある。でも彼にはわたししかいない。
真子様としずかちゃん。この二人は自分の愛情こそが純愛だと信じている。その至高の愛は他のどんなものよりも崇高であり、不可侵のものであると思っている。フィクションの世界である「ドラえもん」のバッドエンドは読者が許さないわけだが、現実世界の真子様と小室圭にはどんな未来が待ってるのだろうか。
そもそもそんなことがオレのような庶民に何か関係あるのだろうか。全く無関係なのである。そんなことどうでもいいのである。オレのような庶民の発想は単なる嫉妬である。真子様という高額持参金付きのプリンセスをゲットできるだめんずに対し、多くの男性が感じる嫉妬心ゆえに彼は叩かれるのである。
そう考えるとなんだか小室圭ものび太もかわいそうに思えるのである。
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2020年12月03日(木) |
「なごり雪」の時代 |
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私が働く職場に新しく入ってきた若者は「冬馬(とうま)」という名だった。その名前で連想するのは、かつて「なごり雪」という曲をヒットさせたイルカというシンガーソングライターであり、その息子さんの名前が「冬馬(とうま)」くんだったことである。
きっと彼の命名の由来は、おそらくは私と同じ世代であろう彼の両親がイルカのファンだったからだろうと思って私は「イルカという歌手は知ってる?」と訊いてみた。すると彼は「知らない」と答えたので、私は同じ方向に帰る彼をクルマで送る時に「なごり雪」を聴かせてあげた。はじめて聴くということだった。
「なごり雪」の歌詞にはこのようなフレーズがある。
東京で見る雪はこれが最後ねと寂しそうに君がつぶやく
東京で一緒に過ごした恋人たちの関係は、女性が郷里に帰ることで終わりを告げる。彼女は田舎に帰ってそこでお見合いをして結婚するのかも知れない。
いや、この二人はそもそも恋人同士でもなく、ただの友人関係であり、おたがいが密かに恋心を抱いてることさえ自覚できない、そんな二人であったかも知れないのだ。
いま春が来てきみはきれいになった 去年よりずっときれいになった
別れの瞬間にやっとそのことに気づく。でももう二人の時間は残されていないのである。
京都で4年間の学生生活を送った私は、周囲にそうしたカップルを見てきた。どうしてそれ以上の関係に進めないのだろうと思ったが、今とはいろんな価値観が違う。
結婚するまで純潔を守ろうとする処女童貞カップルさえいたのである。
仮に結ばれて男女の関係となったとしても、その先の「結婚」に進めるかどうかはわからない。それは当時、同様に多くの人に愛されたフォークソングの歌詞をよく読めばいい。同棲していてもいつかは別れる。それが若いカップルの日常だったのだ。
「神田川」「22才の別れ」
この歌詞に登場するカップルはいずれも別れてしまう。その悲劇に我々は感情移入して共感したのである。もう一人の自分をその中に感じたのである。
狭い風呂無しアパートで肩を寄せ合って暮らす若い男女が貧しさの中で手に入れたささやかな幸福と、それがおそらくは永続することがないという別れの予感やせつなさは、当時を生きた若者たちが深く共感するものだった。
当時のフォークソングには必ずそれぞれの物語があり、そこに描かれた状況を思い浮かべながら我々は感情移入し、そして涙した。
「なごり雪」が多くの人々に支持されたということは、そうした別れを多くの人が経験したからである。春は別れの季節だったのである。東京で迎える3月下旬の別れの日に雪が降ったこともあるだろう。
私の持つipodには「なごり雪」が入っている。クルマを運転中にそれを再生しながらはるか昔の大学時代のことを思い浮かべる。自分には当時、遠距離恋愛していた恋人がいた。
きみが去ったホームに残り 落ちては溶ける雪を見ていた
思い出の中の恋人は年を取らない。ずっとその時のままである。「なごり雪」を聴くたびによみがえるのは学生時代のさまざまな出来事であり、たった一度だけその恋人が京都の私の部屋に泊まった夜のことである。
こたつが唯一の暖房器具だった部屋はとても寒かった。
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2020年12月02日(水) |
江草乗、危機一髪 |
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オレは昨日の朝、寺田町駅近くで玉突き衝突に遭遇した。
もっともオレが事故に巻き込まれたわけではなく、オレの数台前でたまたま事故が起きたのである。もしもものの1分でも早くそこを通れば、巻き込まれたのはオレだったのかも知れないのである。ただ単に運がよかっただけである。
オレは交通事故に遭いたくない。しかしオレがいくら安全運転していても他の無法者のクルマに突っ込まれたらどうしようもないのである。また世の中には駐車中のクルマにぶつけるようなスーパーど下手ドライバーもいる。だから駐車場に置いてる時も安心できないのである。だから商業施設でクルマを停めるときは慎重に周囲のクルマを選ぶことにしている。傷だらけのクルマの隣には絶対に置かないのである。できれば周辺に何も停まってない場所か、両隣に高級車が止まってるような場所を選んでいるのだ。
オレが今一番怖いのはやはり暴走老人である。認知症の老人が踏み間違いで突っ込んできた時、オレは逃れようがない。逆走してくる心神耗弱者とか、自分が何をしてるのかわからなくなってる上級国民とか、アル中とかシャブ中とか、自殺志願者とかが道路には溢れている。無免許で暴走する奴もいれば、ポルシェで暴走する医師もいる。そういうバトルロイヤルが常に道路上では起きているのだ。
そのうえ大阪を危険にさらすのは白線が消えた道路である。この道路行政の放置状態はすべて維新の会の責任、吉村知事と松井市長のせいである。こいつらが予算を使ってくれないから道路の白線は消えたまま放置されているのだ。オレは谷町筋を走るたびに「維新の馬鹿」と思うのである。街路樹は伐るし、御堂筋のイチョウは伐る。こいつらは本当にろくなことしないのである。せめて白線はちゃんと引いてくれよと思うのだ。
交通事故を防ぐためにオレは常に慎重に運転している。狭い道路はゆっくり走るし、交差点では信号無視してくるヤツが存在することを常に想定して走っている。横断歩道でないところに飛び出してくる歩行者や自転車があっても回避できるようにしている。
大阪は医療崩壊が起きている。もしも今交通事故で重傷になった時、ちゃんと診てもらえるかどうかはわからないのである。大阪は吉村洋文がトリアージと発言しているわけで、「もう助からないなあ」と見捨てられる可能性も十分にある。なおさら事故になるわけにはいかないのである。オレの日ごろの反維新の発言から考えた場合、「この江草乗という維新の会にとって危険な人間には死んでもらった方がいい」という判断がどこかでなされるかも知れないのだ。オレは死ぬ方に選ばれたくないのである。絶対にまだ生き延びて、大阪の市民の維新との戦いを見届ける必要があるのだ。だから絶対に交通事故は回避したいのである。オレに交通テロを仕掛けてくるヤツもいるかも知れないので運転は命がけである。
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