江草 乗の言いたい放題
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2016年01月31日(日) 北陸新幹線と高浜原発再稼働について        ブログランキング投票ボタンです。いつも投票ありがとうございます。m(_ _)m 携帯用URL by Google Fan



 高浜三号機が再稼働した。地元の反対を押し切って強引に再稼働することになったわけだが、その直前に北陸新幹線のルートが、敦賀→米原間ではなくて、敦賀→小浜→京都というルートが有力であると発表されたことと何らかの関連はないのだろうか。オレは陰謀論が好きなので、どうしてもこの二つを関連づけてしまうのである。

 若狭湾のいわゆる「原発銀座」と呼ばれる地域に新幹線を通し、なおかつその駅も設置するこという「アメ」が、原発の再稼働を受け入れるという「ムチ」と抱き合わせで地元に押しつけられたのではないのか。そして新幹線開通という大きなご褒美を受け入れることで、原発に反対する地元の勢力を宥めるのではないか、あるいは切り崩しの有効な手段になるのではないかという気がするのだ。

 ここで地元が「原発は絶対に再稼働しない」と粘ったらどうなるか。そんなに聞き分けのない地域には新幹線はあげない・・・ということになって、北陸新幹線は米原ルートか湖西ルートにされてしまうのである。そして地元の原発利権派の連中は、反対派に対して「おまえらのせいで新幹線来ないじゃないか」と怒り狂うのである。地域住民を分裂させて対立を持ち込むことで支配しやすくするというのは、古来から植民地支配などでおなじみの手法である。今回の高浜原発の再稼働を推進する中で「小浜ルートにしてあげますよ」という政治家の動きがあった可能性は高いとオレはにらんでいる。

 裁判という方法によって解決しない問題を解決するにはどうするか。日本では昔から「ゼニを払ってヤクザや政治家に頼る」ということが行われてきた。ニュータウンの建設予定地を資材置き場にして、立ち退き料を行政からふんだくろうとするヤクザは、自分たちの思惑通りに事が運ぶように甘利大臣に現金を届けた。このようなことは政治の世界では日常茶飯事であるが、実は日本のように政治献金の現金授受を認めている先進国は他にはない。他の国ではすべて「銀行振り込み」という形で受領の証拠を残さないといけないのである。政治家どもがこのルールを変更することは期待できない。連中が自分たちの不利益になるような法律改正をするわけがないのだ。

 おそらく北陸新幹線のルート決定時には二束三文の土地が大金に化ける「イナカモンドリーム」が炸裂するだろう。すでに土地を先行取得した政治家やその関係者がいるはずである。國松滋賀県元知事が新幹線の栗東駅を開業させてボロ儲けしようとたくらんで、知事選挙で嘉田由紀子さんに敗れたことがあったが、今回の新幹線ルートにからんで小浜駅周辺の土地を買い占めて再開発でぼろ儲けしようとしている政治家は誰なのかがオレは気になるのだ。

 なぜ中央リニア新幹線を建設中止できないのか。なぜ北陸新幹線や北海道新幹線が必要なのか。それは政治家の主なシノギが「あっせん利得」を中心としている日本の政治の構造的な問題を変えられない以上はどうしようもないのである。

 政治献金と賄賂はどこが違うのか。どこも違わない。なんらかの利益がもたらされるから企業や個人は政治献金を行うのだし、ゼニの掛かる政治を続ける以上その原資が常に必要なのである。

 北陸新幹線の建設費のうちの何割が政治家に還流するゼニなんだろうか。大手ゼネコンはいったいどれだけの献金をしているのだろうか。すべての政治献金を廃止するという大英断をしなければ日本の政治は何も変わらない。そして、その古い政治システムがもう限界になっていることは明らかなのに、そこから脱却できないで破滅への道を突き進んでいることもまた事実なのである。日本はこれからどこに向かって行くのだろうか。


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2016年01月25日(月) 書評 『テルアビブの犬』 何があってもあなたを愛します〜小手鞠るい         ブログランキング投票ボタンです。いつも投票ありがとうございます。m(_ _)m 携帯用URL by Google Fan

 私と同じか、それよりも下の世代の方なら、世界名作劇場で『フランダースの犬』を観て涙した経験があるだろう。貧しいネロ少年はやさしいおじいさんと暮らしている。パトラッシュという名の愛犬がいて、アロアというよき理解者の少女がいて、ネロは絵が好きで画家になりたいと夢見ている。アントワープに行ってルーベンスの絵を見たいと思ってるが,観覧料が高くてその夢は実現しない・・・・ 放火犯の疑いをかけられ、失意の中でネロ少年は聖母大聖堂のルーベンスの絵の前でパトラッシュと一緒に冷たくなっていたという救いのない形でこの物語は終わる。

 その『フランダースの犬』へのオマージュとして書かれたのがこの『テルアビブの犬』である。足の悪いおじいさんと二人で暮らしている少年の名はツヨシである。おじいさんとツヨシはある日、虐待され傷ついて倒れていた老犬を見つけて懸命に介抱する。その犬はソラと名付けられ、回復してからは二人のよきパートナーとなる。物語はこの老犬ソラを通して語られる。

 おじいさんは廃品回収の仕事をしていた。そうして得たわずかのお金で、ツヨシの学用品を買い、生活に必要なものを買った。二人はいつも貧しかったが、心は豊かだった。なぜなら二人には全く欲がなかったからである。しかし、ソラと出会ってからは一つの願いが生まれた。二人は天に祈った。「いつまでもいつまでも、ソラが僕らと一緒にいてくれますように。この犬が長生きをしてわしらのそばにおってくれますように。」

 ツヨシはやがて、一人の少女と出会う。彼女の名は「風砂子(ふさこ)」である。養父に育てられていた少女の実の父親の名前は「岡本康三」だった。登場人物のツヨシ、フサコ、康三・・・この名前の意味するところは何か。それはもう明らかである。この小説の題名が「テルアビブの犬」であることから察しのいい読者はもうわかっているのだ。『フランダースの犬』が救いようのない悲劇であるように、『テルアビブの犬』も、悲劇に向かってまっすぐに進んでいくしかない物語である。

 1972年5月30日、テルアビブ空港で銃を乱射して多くの犠牲者を出したあの無差別テロ事件の実行犯は、日本赤軍幹部の奥平剛士と、京都大学の学生だった安田安之、鹿児島大学の学生だった岡本公三の3名だった。事件に関係した日本赤軍の幹部には重信房子がいた。奥平剛士はなぜその事件を起こしたのか。彼の死後、その遺稿はまとめられ、出版された。その本には「天よ、我に仕事を与えよ」という題名がつけられている。

 この小説の作者の小手鞠るいさんは、この作品を「やなせたかし氏との約束の作品」と位置づけている。やなせたかし氏の代表作である「アンパンマン」の中には、共産主義的な思想が色濃く反映されている。登場人物はお金儲けのために仕事をしているわけではなく、誰かを喜ばせるために働いている。貧しい人もそうでない人も、みんなが助け合って幸せに暮らしていける、そんな理想的な社会である。しかし、現実にはそんな社会は存在しない。そうした社会を実現しようとして必死に努力した先にあるものはいったい何なのか。どうしてその夢を実現する手段がテロという悲劇になってしまうのだろうか。資本主義社会を否定して理想を実現するためには人はどうすればいいのか。

 この本はとても悲しく、そしてせつない。読み終えた後でこみあげてくるのはなんとも言えない寂寥感であり、そして苦しさである。それでも私は一人でも多くの人にこの本を読んでもらいたいと願うのである。考えてもらうために。ソラという犬の願いをかなえるために我々はいったい何が可能なのかと。

 無差別テロによって社会を変えることはできない。でもこの胸を打つ物語は、確実に読んだ人の心を変えることができる。この理不尽な社会に対して多くのメッセージを示してくれている。我々はこの訴えを理解しなければならない。

テルアビブの犬

天よ、我に仕事を与えよ―奥平剛士遺稿 (1978年)



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2016年01月19日(火) 手数料無料でゼニを振り込む方法        ブログランキング投票ボタンです。いつも投票ありがとうございます。m(_ _)m 携帯用URL by Google Fan



 一人暮らしをしている長男が家賃を銀行振り込みで払っているのだが、毎回その手数料が432円もかかるのである。一年間で合計5000円以上になってしまうという。いくら家賃が安くてもこういう手数料も家賃と同じようにかかってくるわけで、もしかしたら振り込み手数料の安い銀行はあるのだろうかと検索して調べたらちゃんとあった。住信SBIネット銀行である。月3回まではなんと「タダ」で振り込みできるという。そして4回目からも154円で振り込めるのである。安すぎるじゃないか。オレはそれを知ってすぐに長男に「今すぐに住信SBIネット銀行の口座を作れ!」とメールした。

 このSBIネット銀行、調べれば調べるほど便利さがわかってきた。支店を持たないネット銀行なので、ATMはイオン銀行やセブン銀行のものが24時間手数料無料で使えることとなっている。幸いオレの行動範囲内には三菱東京UFJ銀行のATMと同じくらいセブンイレブンやイオンモールがある。だったら利便性は同じようなものだ。

さて、メインバンクを今まで使用してきた都市銀行から、このネット銀行に移すとして、さて資金の移動をどうやってしようか・・・と思ったのだが、考えればUFJで引き出して、それをセブンイレブンのATMで住信SBIネット銀行に入金すれば済むことである。UFJのATMからセブンイレブンまで徒歩で現金を持って移動すればいいのである。ただ、途中で暴漢に襲われてゼニを奪われるということが、治安の悪い地域なら起きるかも知れない。しかし、その資金移動もタダでできる方法があるのだ。それが株取引や為替取引の口座を使うという方法である。

 たとえばFXの取引会社やマネックス証券やSBI証券というネット専業証券会社に入金する場合、たいてい手数料が不要なように入金口座は主な都市銀行すべてのものが用意されている。そして銀行は同一銀行の支店間の振り込みは無料にしているところが普通だ。オレがマネックス証券に株取引の資金を入金する場合、マネックス証券がUFJ銀行に用意している口座に振り込むという方法をとる。そしてオレがマネックス証券に預けたゼニを引き出すときは、マネックス証券からUFJ銀行のオレ名義の口座に振り込まれるのである。証券会社やFX会社からゼニを引き出す場合の振り込み手数料は基本的に向こう持ちなのである。だったら、証券会社やFX会社から引き出したゼニが振り込まれる口座を、住信SBIネット銀行にしておけば、手数料無料で資金移動が完了するのだ。

 この方法の欠点は、証券会社からの引き出しにはタイムラグが生じるということ、そして即時入金に対応している金融機関を確認しないといけないということくらいだろうか。オレの場合はたまたま使ってる金融機関が対応していたからよかったが、マイナーな銀行を使ってる人は一度確認が必要である。ただ大事なのは、「大金を持ってATMを操作する」という行為が不要になって、すべてパソコン上(またはスマホ上)の操作で資金移動が完結するということなのである。

 証券会社の場合、引き出した資金が手に入るのは翌営業日だが、FX会社の場合は14:30までならその日に引き出せるというところもある。だったらあまり待たなくてもいいのである。

 さて、こうやってうまくやれば安くなる振り込み手数料なんだが、客から巨額の振り込み料を受け取っておきながら、節約している連中がいるような気がする。よくテレビCMで「過払い金の返還は・・・」と流している事務所の方々である。ああいうところは顧客のゼニを預かるときに「振り込み手数料」という形で一回一社あたり1080円とか要求するわけだが、全国チエーンで多くの顧客を抱えてる法律事務所の場合、顧客の代行返済をするローン会社一社あたりの毎月の振込額も数億とかになるわけである。1億円振り込む場合、100万円を100回にわけで振り込むだろうか?そんなことはありえないのである。

 たぶん客からは細かくむしり取り、その一方で自分が払う振り込み手数料は上手に節約しているに決まってるのである。もっともこれはオレの単なる憶測で、もしかしたら基本的に法律事務所は律儀に細かく分けて振り込んでいるのかも知れないのである。だったら疑ってごめんなさいなのである。ただオレが税務署の人間ならば、そういう法律事務所がどれだけ振り込み手数料を金融機関に支払ってるのかチェックして経費の不正を暴くだろう。


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2016年01月15日(金) カーナビ始めました!        ブログランキング投票ボタンです。いつも投票ありがとうございます。m(_ _)m 携帯用URL by Google Fan


 オレはクルマを運転し始めてからもう30年以上になる。そしてずっと一つのポリシーがあった。「カーナビなんかいらない!」である。地図は自分の頭の中に入ってるし、必要なら紙の地図を覚えておけばいい。そういう理由からオレはずっとカーナビをつけたことがなかったのだ。もちろん初代パルサーEXAも、二代目のEXAも、三菱FTOも、ナビとはずっと無縁だったのである。そして最新の愛車であるホンダS660には、そもそもナビを付けるようなスペースが存在しなかったのだ。

 しかし、最近の道路はわかりにくい。特に高速道路がそうだ。複雑なJCTやICの場合、指示に従ってぐるぐる回って走るわけだがどうも落ち着かない。そして地図もどんどん新しい道ができて更新されていく。いつまでも10年くらい前のマップルを使っていると、地図の上に存在しない道ばかりになってしまうのである。ナビっていったいどれくらいするんだろう。自分のクルマに付けられるようなものはあるんだろうかとなぜか考えるようになったのだ。いわゆる「堕落」である。

 最小限の機能がついていて、小さくてじゃまにならないもの・・・ということで、オレはオートバックスでユピテルのYPB551という機種を見つけた。17500円ほどだった。こんなに安いのかとオレは少し気持ちが動いた。しかし、まだ購入するところまでには至らなかった。ダッシュボード上に両面テープで取り付け台座を固定して、その上に止めるだけである。それくらいなら自分でできそうだ。帰宅してパソコンを開いて楽天市場で検索してみると、なんと上新のオンラインSHOPで送料無料11656円で買えることがわかったのである。なんということだ。もうこれは買うしかないとオレは迷わずクリックしてしまったのである。 

 すぐに届いたその製品をさっそくオレはクルマに取り付けた。そしてさまざまな機能を操作して確かめた。自宅の位置、勤務先の位置などを登録してから目標を入れてみる。画面の反応もよく、明るくて見やすいのである。取り付け位置は少し工夫した。前方の視界を妨げない。ハンドルの陰にならない。運転者である自分さえちゃんと見えればいいという絶妙の位置に付けることができた。そうしてオレの「カーナビ初体験」が始まったのである。はっきり言おう。こんな便利な文明の利器を使わずにいたオレは大馬鹿だった。これまでどうしてこの便利さに気づかなかったのだろうか。もうナビのないドライブには戻れないのである。

 朝、出勤する時に走るルートは登録してある。家を出て「案内開始」をクリックすると、ナビはオレが毎朝通っているわかりきった道をちゃんと指示してくれる。ここで便利なのは到着時間の表示である。ふつうにクルマが流れていればこの時間はとても正確だ。もちろん朝の通勤時は少し渋滞する箇所もあるのでこの通りにはならないが、それでもかなり便利なことは間違いない。

 知らないところを走るときにはさらに役立つ。電話番号や住所を入れるだけで目的地に行けるし、マクドを探したり、コンビニを探したり、ガソリンスタンドを探したりするのにも役立つのである。そんなこと当たり前だろ!と言われそうだが、その当たり前のことを拒否してナビをつけていなかった頑固者がついこのあいだまでのオレである。今はもうナビ様々なのだ。いやはや、こんなに便利になるなんてと驚いているのである。

 しかし、ナビに頼るとどんどん道を忘れる。すべてナビが連れて行ってくれるので全く悩む必要もない。きっとオレはこれから先、どんどん道を忘れていくだろう。忘れていてもナビが教えてくれるからなんの心配もいらない。衰えゆく記憶力を思えば、こうして機械に頼ることは必然だったのかも知れない。

いずれ自動運転も実用化されるだろう。オレももう50代半ばだ。次に車を買うときは60代である。そうなると次はエコカーを買うことになるかも知れない。もしかしたら自動運転車になってるかも知れない。次回は絶対にMT車は買わないだろう。そうしてますます堕落していくのである。人間というのはそういうものである。

ユピテル 5.0型ワンセグ内蔵ポータブルナビゲーション YPB551



 


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2016年01月11日(月) 成人式ではなくてDQN式である        ブログランキング投票ボタンです。いつも投票ありがとうございます。m(_ _)m 携帯用URL by Google Fan




 今年も日本各地では「荒れる成人式」が起きていたようである。静岡県では派手なDQNカーでドリフト走行した馬鹿が式を見に来た方をはねるという事故を起こしているし、暴力事件も頻発している。ネットにUPされた成人式の写真を見ていると、なんだか馬鹿丸出しのような変なスタイルの者が多い。もうこれは「成人式」ではなくて「DQN式」である。いつから成人式はこんなむちゃくちゃなものになってしまったのだろうか。

 市のホールで行われた成人式にオレは出席した。農家の息子で土地を売ったから大金持ちになったもと同級生が派手なクルマでやってきた以外は、みんな普通の成人式スタイル、つまり男はスーツ姿、女の子は振り袖(一部はそうではない)という感じだった。小中学校まで一緒だった仲間との再会が嬉しくて同窓会のような気分でいろんな話をしたことを覚えている。

 成人式は卒業式や入学式と同じく「式典」であり、「セレモニー」である。仲間内で楽しみたいのならば別の場を作ればいい。静かに市長さんや来賓の方々のお話をお行儀良く聞いたり、市長さんが唄うAKB48の歌を聴いたりしてすごすものなのだ。

 もちろんすべての日本人が「おとなしく市長さんの話を聞く」ようなお行儀の良い人間ではない。中には俗に「ヤンキー」と呼ばれる方々もいるだろう。卒業式に変な制服を着てきたりして問題を起こす方々である。しかし、彼らは卒業式を一つの晴れ舞台と思っているわけで、式典をぶちこわすわけではない。式典そのものを台無しにするようなことを「カッコイイ」と思ってる馬鹿は本当に困るのである。

 公立の小学校や中学校の授業参観に行くと、親のマナーが大変悪い。おしゃべりはする、携帯電話で話しはするという感じで授業妨害し、我が子を動画撮影しようとしたりするのである。そしてそういう方々の喫煙率も高く、校舎内にタバコの吸い殻を投げ捨てたりするのである。オレは息子が小学生の時に行った運動会で、保護者の喫煙率の高さにびっくりしたものである。校内に喫煙所が設けられ、大量の方々がスパスパやってる光景に驚いた。「成人式」の意味を理解しないDQNたちが今度は親として授業参観にやってくるわけでもっとそうした状況はエスカレートするだろう。もしかしたら授業を見ているはずの親たちは全員後ろでスマホをいじってゲームしているかも知れない。

 どうしてこんな情けないことになってしまったのだろうか。このまま行くと将来の日本はいったいどうなってしまうのだろうか。オレはとても不安なのだ。もっともオレも人生の残りはもうあんまりないわけで、どんどんDQN化してしまう日本を横目に見つつ、ただの頑固な老人として過ごすことになるのだろう。50代半ばとなった今ではもはや世の中にために自分ができることなどほとんどないのである。日本がこうして劣化して滅びてしまう姿を前に何もできないというもどかしさの中でこれからの老後を過ごすことになるのだ。ああ、なんと悲しいことだろうか。
 


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2016年01月07日(木) 企業や金持ちは税金を払って社会に貢献すべきだ        ブログランキング投票ボタンです。いつも投票ありがとうございます。m(_ _)m 携帯用URL by Google Fan



 法人税を下げれば企業が国内回帰するのだろうか。否である。もはや大企業が税金の安い国を求めて海外に本拠を移す流れは止められない。無理に法人税を下げなくてもいいじゃないか。それよりも「税金を払うことが社会貢献」だと考えるまっとうな企業経営者が増えることが大切である。

 金持ちは相続税対策でどんどん海外に移住するのか。本当に海外での生活は快適だろうか。日本に住み、日本文化になじんでいる我々には日本での生活の方がやはり快適ではないのか。そして日本には外国にはない価値がある。テロのない治安の良さ、食べ物のおいしさ、宗教に対する寛容さなどである。むしろ我々が目指すべき価値というのは、「税金が高くてもいいから日本に住む」という外国人を増やすべきではないのか。ゼニで日本国籍が買えるような仕組みを作ってしまえばいいのじゃないか。

 お正月のテレビには渋谷109で販売される福袋を買いにわざわざオランダから来た少女たちが映っていた。「カワイイ」をキーワードに、日本でしか買えないカワイイ服を求めてはるばる遠い異国からやってくるのである。もちろん同様な目的で台湾や中国からはもっと多くの女性がやってくる。このような「日本ファン」が世界中で増殖することをオレはとても好ましいことだと思っている。観光客が増えることで日本好きな人が増え、その中に「日本に住みたい」「日本で仕事をしたい」と考える人たちがどんどん出てきたときにそれを可能にする環境整備が必要である。

 ゼニカネの問題じゃない。そんなことをすれば最初から生活保護受給目的の移民が押し寄せるだろう。日本はとことん舐められているのである。そうではなくて「好きだからそこで暮らしたい」という人間を増やさないといけないのだ。出生率を上げることよりも、海外の若者が日本で暮らしてくれるようにすることの方が効果がある。そしてどんどん日本人と結婚してくれればいいのである。そうすれば自然と子どもが生まれる。

 「安全だから日本に住みたい」「犯罪がないから日本に住みたい」という理由で海外から移住してくる人たちが、税金が高くても喜んで払ってくれるという状況を目指さないとだめだ。今世界のいろんな国を見渡したときに日本ほど治安のいい国があるだろうか。アメリカでは年間に2万人以上の人が銃器によって殺されている。日本の交通事故の死者よりも多いのである。それでもアメリカ人は「銃を持つ自由」を手放そうとしない。日本では銃を持ってるのは警察とヤクザだけという建前になっている。少なくとも銃を持った一般市民が他者を殺傷するという事件はきわめてまれである。豊臣秀吉が「刀狩り」をして以降、武士階級以外の者は武器を持たなくなったのが日本なのだ。その伝統が今に引き継がれているのである。

 安全というものは何ものにも代えがたい。もしもそれがゼニで買えるならば買った方がいいに決まっている。ゼニはなくしてもまたがんばって稼げばいいが、命はなくしたら終わりである。

 犯罪が少ない。麻薬や覚醒剤の常習者が少ない。街が清潔で美しい。公共交通機関が便利である。食べ物が安くておいしい。そうした多くの美点を日本は世界にアピールして、「だから日本に住みたい」という人を一人でも多く増やさないとだめなのである。それが日本を繁栄させる道であり、百年後も日本という国が周辺国に侵略されずに生き残る唯一の方法なのだ。

 今、中国はアフリカにどんどん進出している。ジンバブエのように人民元を通貨として採用する国も出てきた。確かにかつて天文学的なインフレを経験した自国通貨よりもインフレリスクは少ないだろう。経済の基盤が脆弱な国の中には、そうして中国の支配に取り込まれる所も出てくるだろう。

 これから先の世界はどうなるのだろうか。中国、アメリカの二大超大国が果たして世界の隅々まで人々を幸せにするだけの度量を持ち合わせているだろうか。自国の価値観を一方的に押しつけるだけのアメリカにも、金儲けしか考えていない中国にもその役割は果たせないだろう。日本文化こそがその可能性を秘めているとオレは思うのである。

日本を世界の人々の理想郷にするためにはどうすればいいのか。安倍総理には「一億総活躍」なんてちっぽけな夢ではなく、世界中の人々が生き生きと暮らせる地球を実現できるように努力してもらいたい。


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2016年01月05日(火) なぜ釣り人は吸い殻を投げ捨てるのか?        ブログランキング投票ボタンです。いつも投票ありがとうございます。m(_ _)m 携帯用URL by Google Fan


今日の日記は喫煙者に対する偏見が強く入ってることをご容赦ください。

 釣り人の喫煙率は高い。そして漁業従事者の喫煙率も高い。喫煙者の多くは吸い殻をそこらに投げ捨てる。もしも「一度も吸い殻の投げ捨てをしたことがない」という殊勝な喫煙者が居ればお目に掛かりたいものである。携帯灰皿を持参している人などごくまれだから、路上喫煙者は基本的に吸い殻を投げ捨てることになる。釣り場にも灰皿などないから釣り人は吸い殻をそこらの海や川に投げ捨てる。

 昔、小豆島に家族旅行してフェリーに乗ったとき、港の作業員の男性が吸い殻を海に投げ捨てているのを見てとてもオレは不思議に思ったのである。少なくとも海で仕事をしている人間ならば海にゴミを捨てないというマナーくらいないのかと。おそらく喫煙者にとって海に吸い殻を投げ捨てることなどごく当たり前の行動なんだろう。

 借金を背負って漁船を購入した男性が、マグロが釣れないと借金が返せないのでがんばってるという番組を見た。その男性も船の上でタバコを吸っていたが、そのたばこの吸い殻をどうするのだろうかと気になった。海釣りをしている人たちは決して吸い殻を海に捨てないのだろうか。そんなことはないのである。ネットで検索すると海にタバコをポイ捨てしている画像がいくらでも出てくる。その吸い殻をマグロがうっかり食べてしまうことなど考えもしないのだろう。杞憂かも知れないが、オレはあのマグロの赤身の中に、タバコの吸い殻のニコチンの黒っぽい染みができている光景を想像してしまうのである。そういうことも想像できない釣り人のDQNさ加減がオレはたまらなく嫌いである。どうしておまえたちはそこまで馬鹿なのか。

釣り人の多い池や川に行くと、周辺の草むらや水たまりには必ず大量のたばこの吸い殻が落ちている。釣りをしているとヒマなのか、タバコをがんがん吸う人が多いのである。もちろん吸い殻だけではなくてペットボトルや弁当ガラも捨ててある。おそらくタバコの投げ捨てをするようなマナーの悪い人は、他のゴミも平気で捨てるクソみたいな連中なんだろうとオレは思う。

 もしもこの日記を読んだ心ある釣り人の方がいれば、「海釣りの時は禁煙しよう」というようなことをぜひとも呼びかけてもらいたいものだが、釣り人の喫煙率の圧倒的な高さを思えば、逆にそういう発言をすることが「よけいなことを言うな!」と迫害されてしまうことにつながるのだろう。

海釣りをするすべての人にオレは言いたい。絶対に吸い殻を海に捨てるな。海をニコチンで汚染するな。もしも海に吸い殻を投げ捨てた者が居れば、10万円くらい罰金を払わせるべきだ。そしてできることなら「海では禁煙」というルールを確立してもらいたいのである。

 ついでに釣り人以外の普通の喫煙者のマナーの悪さもどんどん取り締まってもらいたい。クルマから投げ捨てたら罰金一万円と減点2とか、路上喫煙は日本中のどこでも罰金3000円というふうにしてもらいたい。

 喫煙率は収入と逆比例するそうである。つまり収入の低い人ほど喫煙率が高いのだという。宝くじ購入者が収入の低い人に多いことと似ている。タバコを吸うことで高額の納税をしている人間が、消費税の値上げに文句を言ってもあまり意味がない。税金をぼったくられたくないのならばタバコをやめればいいだけである。


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2016年01月01日(金) 日本は世界の王者を目指すべきである        ブログランキング投票ボタンです。いつも投票ありがとうございます。m(_ _)m 携帯用URL by Google Fan



 種をまけば数ヶ月後には収穫できる。木を植えれば10年もすれば実がなって食べられる。しかし、人を育てるということはその国を100年支えるということだ。貧乏人や老人に3万円ずつばらまくなどという目先のことしか考えてないクソ政治には訣別して、教育に力を入れて未来の日本を思い描く夢を語れる政党が政権を握るべきだ。オレは強くそう感じるのである。どうして日本の教育はこんなに荒廃してしまったのか。その実態を知れば知るほどオレは愕然とするのである。

 大学の数は今の1/3でいい。廃校にした分の補助金をあてることで学費をもっと安くできるはずだ。地方の国公立大学はすべて無償にすべきである。そういう意味では戦前の教育の方がはるかに進んでいた。師範学校や海軍兵学校、陸軍士官学校は学費がいらなかったのである。家が貧しくてもそうした道に進めば教育を受けることができたのだ。貧しい家庭の出身者が師範学校に入学して教師になることで、努力の価値を伝えることができたのである。

 日本の教育が目指すべきものとは何か。オレは自由とか平等とか言う西洋の嘘くさい価値観が大嫌いだ。自由と言いながらそれは自分たち白人だけの自由であり、黒人を奴隷として虐待しながら「自由の女神」なんてものをありがたがっていたクソみたいな国がアメリカであり、インカ帝国を侵略して住民を殺戮したのがスペインであり、オスマン帝国の領土だったイスラム世界は英仏ロの3大国が1916年に「サイクス・ピコ協定」という密約で国境の線引きを勝手に定めてしまっている。(実はそれが今のISの問題の原因である。)資本主義というのは人々がゼニの奴隷となることであり、ベルリンの壁が崩壊する前の東側諸国を見れば、社会主義は全然平等なんかじゃなくて独裁者とその側近以外が全員貧しくなる統治システムであることがわかるだろう。

 日本にはそうした「自由」や「平等」というまやかしではなく、「公」という精神が存在した。「個人」よりも「公」を優先するのが日本的な価値観であり、そうして秩序が保たれてきたのである。西洋文明が奴隷を容認し植民地の搾取にいそしんでいた頃、日本では町人の子弟も寺子屋で文字やソロバンを習っていた。庶民でも「お伊勢参り」という旅行をすることが可能だったのだ。安い宿屋が存在し、女性が一人旅することもできたのである。あの時代、そのような国が日本以外に存在しただろうか。

 黒船によって日本は開国させられたが、軍事力以外の部分では日本が世界で最も進んでいたのだ。特に教育の分野は誇るべきものであった。日本が西洋から学ぶ必要があったのは蒸気機関とか電気とかだが、それらを学んだらすぐに自分たちで工夫して作ることができるようになった。考えたら1543年に伝わった鉄砲だってたちまち大量生産したのである。日本人には海外の文物を受け入れて発展させられるだけの能力が備わっていた。それもすべて高い教育レベルがあったからである。

 高度成長の時代にテレビも自動車も作ることができるようになった我々日本人はどんな工業製品も作り出すことが可能だ。唯一まともなものが作れなかったのは原発だけである。医療技術も世界の最先端だ。アメリカでは日本人の留学生が減って中国や韓国の学生が増えているということだが、それがすぐに日本人がバイタリティを失った姿だとはオレは思わない。海外にわざわざ出かけなくても日本で研究が可能だからかも知れない。

 憲法9条の改正論が自民党の政治家によって語られ、「テロとの戦い」「民主化」などという名目で言いがかりを付けて他国に戦争を吹っかけで人を殺すことを国是としているならず者国家、アメリカとの友好関係をすべてに優先するために自衛隊を海外に派兵しようとしていることにオレは納得できない。

軍を強くして「覇者」となろうとしている王に向かって、孟子は「覇者」ではなくて「王者」になることの方が大切だと説いた。中国やアメリカと違って軍事国家ではない日本は「覇者」となることは不可能だ。しかし、世界中に日本製品が行き渡り、メイドインジャパンがすぐれた工業製品の証であるという状況はひとつの世界制覇ではないのか。そうした製品を作り出す日本人が世界で賞讃され、さまざまな国で活動する日本人の行動が真に評価されたとき、それは日本が「王者」として認められたことではないのか。

 オレが日本に目指してもらいたいのは、「武」ではなく「徳」によって世界を支配することである。中国やアメリカの行う「覇道」ではなくて「王道」によって世界の人々に愛される国となることである。「覇者」ではなく「王者」ならば、何も大国である必要もなく、強大な軍事力も必要としない。「覇者」の国の民は世界中で一番自分たちが偉いのだと傲慢だが、「王者」の国の民はただ悠然と構えている。自分たちの国をただ信じている。オレは日本がそういう国を目指して欲しいのである。日本を訪れる多くの外国人が「この国で暮らしたい」と思ってくれるようなすばらしい国を目指してもらいたいのである。


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