江草 乗の言いたい放題
コラムニスト江草乗の日記風エッセイ
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ご愛読ありがとうございます。「江草乗の言いたい放題」は読者100万人を目指す社会派コラムです。一人でも多くの方が読んでくださることで、執筆意欲は倍増します。ぜひ、お友達に勧めて読者数UPにご協力ください。掲示板へのご意見の書き込みもお願いします。
2015年12月28日(月) |
婚活サイクリングの勧め |
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最近知人からこういう話を聞いた。ある20代の女性が最近ロードバイクを買ったという。その理由が「弱虫ペダル」というアニメがものすごく好きになったからだという。そういう理由で自転車の世界にデビューする女性もいるのである。
しかし、彼女が手に入れるモノはきっとただの自転車に乗る楽しみだけではないはずだ。それはサイクリングという世界の男女比である。まだまだ圧倒的に女性が少ない世界にそうしてデビューすれば、これからお世話になる自転車屋さんや走りに行った先のさまざまな場所でいやというほど男性との出会いがある。しかもその男性は同じ趣味を持つ相手なのである。これほど婚活に役立つ趣味があるだろうか。
オレが大学生の頃に所属していた京都大学サイクリング部は、西日本大学サイクリング部連盟(略称・西サ連)というものに加盟していた。そして「ラリー」と呼ばれる交流会があって、そこで他の大学のサイクリング部員と交流できたのである。ご近所の京都女子大にもサイクリング部があった。そこの美女たちとの交流が楽しくないわけがない。京大サイクリング部の中にはそこから交際相手を見つけるものが続出した。
京大サイクリング部が男子部員が圧倒的に多く、サイクリング部女子とカップルになるためには他の大学に出撃していくしかなかったわけだが、もちろんうまくいくとは限らない。少数派の女性サイクリストはどこでもモテモテだった。
大学の中には男女比がほぼ同数というところもある。大阪教育大などである。そういう大学のサイクリング部は当然のことながらカップル製造工場というか出会い系サークルのような状況で、ほとんどの部員が部内カップルになっていた。相手を見つけられない者は新入生勧誘に精を出した。もちろん何年も交際を続けて卒業後に結婚する者もいれば、次々と相手を変えて喰いまくる肉食系の男女も居て、そういう部分は今と基本的に変わらない。それが今から約35年前の状況だったのである。
自転車(ロードバイク)の性能は格段に進歩した。スマホのおかげでまるでカーナビのような形で走行記録を管理できるようになった。自転車の世界には昔にはなかった楽しみがいっぱい生まれたのである。そしてオシャレにもなった。かつての小汚い男たちが汗まみれになって走っていた雰囲気ではなく、派手なウェアに機能的なヘルメット、乗ってるのは今風にカッコイイ男女という世界になったのである。コンビニや観光地のたまり場で見かける自転車のりたちのかっこよさにオレは驚くのである。
その世界に女性のロードバイク乗りが入っていけばどうか。親切で下心のある男性たちがすぐに接近してくるだろう。女性はその中から自分の理想に合う相手を選んだらいいのである。複数の相手に思わせぶりな態度をとって、男性が自分を争うように仕向ければいいのである。河合奈保子になった気分で「けんかをやめて〜」と唄えばいいのである。オレは自転車に乗らなくなって久しいが、もしも「夫婦でサイクリング」ということになっていればきっと今でも乗っていただろうと思うのである。
趣味がサイクリングという男性は健康である可能性が高い。少なくとも趣味がパチンコとか、趣味が麻雀よりもずっといい。これは一緒に暮らしていく上で大事なことである。
実際のところどんな趣味を持っていれば婚活に役立つだろうか。スポーツ観戦する女性は昔に比べてかなり増えた。「カープ女子」などがブームになった。スタジアムの観客席に女性は有り余っているのである。将棋はどうか。将棋人口そのものが少なすぎるのである。アニメはどうか。二次元の女性しか愛せないオタク野郎ばかりなのである。そうして考えるとやはり「サイクリング」というのはかなり結婚につながる可能性の高い趣味だと思うのである。
自分の周りに出会いの場がないとお嘆きの女性の皆さん、いますぐに書店で「サイクルスポーツ」などの雑誌を買ってよく読んで傾向と対策をつかみ、マニアックな自転車店に行って10万円以内で買えるような入門用のロードバイクを手に入れよう。できればサイクルスポーツに紹介されているようなお店がいい。結婚相談所への入会金に比べれば安いものである。そうして自分の家の周辺を走ることから始めよう。少しずつ遠くへ足を伸ばしてみてみて、自分の走ったところを地図に記録しよう。そのうちに他の自転車乗りと出会うようになるだろう。マシンの調子が悪くて立ち止まっていれば、必ず誰かが声を掛けてくれるのである。
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2015年12月25日(金) |
大阪を子育て特区にせよ! |
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「おおさか維新の会」は知事選挙と市長選挙のW選挙に勝利して大阪での地盤を固めた。住民投票で敗れた都構想に再度挑戦してくることは間違いないのだが、オレが「おおさか維新の会」にぜひともやってもらいたい政策がある。それは大阪を「子育て推進特区」にすることである。
たとえば働くために保育所に子どもを預けたくてもなかなか空きがないという現実がある。保育所の定員を大幅に拡大し、保育士の数を国の基準よりもはるかに多くして施設の環境整備に努め、「子育てするなら大阪!」ということを全国にアピールできないか。橋下知事時代から大阪は公立高校の入試改革を積極的に行い、府立高校の中で「北野」「天王寺」というスーパー進学校を誕生させたたのである。学費の安い公立高校から東大や京大に大量進学するというレールを敷いた。その成果をもっと下に広げ、公立の中学校、小学校、幼稚園、保育所の環境を整備することで「大阪は教育レベルが高い」という状況を作り出すチャンスなのである。
給料をよくすればいい人材が集まる。教員の待遇をよくしてサービス残業分の給与をきちっと支払うようにすればもっと魅力ある職場になるだろうし、生徒のためにがんばった努力が報われることとなる。
「子育て特区」ということになれば、小さい子を抱えたシングルマザーの人とか、父子家庭の人も安心して大阪に引っ越してくることができるだろう。どんどん大阪に入ってきた人を「生活保護」という形で援助するのではなくて、ちゃんと働いてもらえるような環境整備を行うのである。
「子育て特区」にするからには、子育ての環境に相応しくないものをどんどん排除しないといけない。たとえばパチンコ屋である。これを条例で禁止にして大阪では事実上パチンコ屋の営業ができないようにしてしまえばいい。パチンコ屋というのは庶民からの搾取のシステムである。貧しい人間ほどパチンコ屋に行ってそして負けるのである。もしもパチンコ屋がなかったらその分のゼニは消費に回ることになり、それは大阪の景気をよくするだろう。パチンコに1万円使うよりも、飲食に1万円使ってくれる方がはるかに景気は良くなるのである。
大阪府立大と大阪市立大を統合する話が進んでいるのだという。そうして大阪都立大学を作るならやって欲しいことがある。それは学費をタダにするということだ。今のルールの中で行うならば、大阪府民はその授業料分の奨学金を給付の形で受け取れるとすればいい。そうすれば実質無料と同じである。他府県から通う生徒には適用せずに大阪府に居住することを条件にすればそのために大阪に転入しようとする人も増えるだろう。「人口増=景気が良くなること」である。
大阪では学習塾に通うためのゼニが行政から補助されている。こういうサービスを行ってる地方自治体が他にあるだろうか。そういう形で教育を支援するなら中途半端にやらずにとことん徹底してやってもらいたい。教育を変えれば社会が変わる。国ができないことを大阪がやるのである。少子高齢化対策なんてものすごく簡単だ。保育所にいくらでも入れるから安心して子どもを産みましょう。教育費タダだから何人でも育てましょうというふうに制度を変えるだけで流れは変わるのである。
しかし国にはそういうことをしようとする政治家はいない。日本の企業人は基本的に金儲けと自分の出世や保身しか考えていない連中しかいないので、国家百年の計なんて誰も考えられないし、その大企業の献金で大企業のための政治を行ってる与党自民党の連中にもオレのような発想は全くない。 もしもこのやり方で大阪が成功すれば、他の自治体の中にはマネするところも出てくるだろう。それでいいのである。誰かが始めないと何も変わらない。そして殻を打ち破らないと改革はできない。
今、東京以外の地方都市はどこも人口減少に悩んでいる。もしもこのやり方で大阪が人口増加に転じることになったならば、それはさまざまな産業にとってのビジネスチャンスである。需要が先細りならばモノがどんどん売れなくなるということなんだが、人口が増加するということはさまざまなものがこれから足りなくなるということになり、それは新たな設備投資が生まれることにつながるのだ。
大阪市内に大量に存在する賃貸住宅の空き家も、人口が増加すればどんどん埋まっていくだろう。よりよい住居を求めて人々が移動すれば、玉突きのようにそこに新たな居住者が入ってくる。そうして街に活気が生まれるのだ。シャッター通りとなってしまった商店街も人が回帰すればよみがえるのである。保育所が足りなかったら民間の協力を得て小規模のものを増やせばいいのである。そこに雇用も発生することになるし、働きたい人が大勢いるということになれば企業を誘致することもできる。もちろん以前のシャープみたいに知事に賄賂の大型テレビを贈って200億円の土地を提供してもらうというイカサマはやめてもらいたいし、そういう方法ではなくて公正な競争で企業にきてもらいたいのである。
大阪は今、アジアからの大量の観光客によってかなり景気が良くなっている。今こそ「子育て特区」として名乗りを上げるいい機会である。日本で学びたいアジアの留学生もどんどん受け入れ、その留学生たちが日本人と恋愛や結婚することで国際交流が進むこともオレは願っている。
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2015年12月23日(水) |
プラレールに浮上式リニアが出るとは! |
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オレは子どもの頃、「プラレール」で遊んでいた。たくさんの線路を引いて、さまざまな路線の組み合わせを図に書いてはコレクションしていた。ずいぶん後になって「A列車で行こう」というゲームがアートディンクから発売されたときにたちまち夢中になったのは、子どもの頃のそうした体験があったからだろう。
そのプラレールは、オレが小学校の高学年になったくらいに、「もうこんなオモチャからは卒業」という意味だったのだろうか。オレよりも年下の従兄弟の家に譲られてしまったのである。それは全くオレの意志とは無関係のところで決定された方針だった。
それから40年以上の月日が流れ、まだまだプラレールは進化しているらしい。オレは新聞に入っていたチラシで、なんとプラレールに浮上式リニアが存在するということを知った。オレは建設中の「リニア新幹線」には反対の立場だが、おもちゃのリニアモーターカーには賛成である。家で遊べるプラレールがなんと浮上式リニアになっているのか。なんとしても観たいと思ってさっそくオレは近くにある「トイザらス」に行ってみたのだが、クリスマス商戦で大混乱のその店には残念ながらその浮上式リニアである「プラレール・リニアライナー」は箱に入った新品しかなかった。
買わないでただ観てみたいというオレにとってそんなものは何の意味もない。店に展示してあるのが走ってるところをただ観たかったのだ。もっとでかいオモチャ屋に行かないとだめなのか。それなら「あべのハルカス」とか「ヨドバシカメラ」に行けば展示品を観ることができるのだろうかと思ったのである。
とにかく実物が見たい。どんな速さで、どんな仕組みになっていて、どんなふうに動くのか。それが観たくてたまらないのである。
しかし、もう発売されているのだから誰かが走らせた動画をネットにUPしているはずだと思って「プラレール」「リニア」で動画検索してみるとたくさんヒットした。いやはや驚きである。なんて速いんだ。一瞬である。なんかもうオモチャの域を超えているのである。
線路には永久磁石が埋め込んであり、透明になっている。その透明な線路の上を専用のリニアモーターカー車両が浮上して走るのである。線路はどんどん買い増ししていけるので資金さえ投入すればかなり長大な路線を引けそうである。 さて、この「リニアライナー」、オレが新聞のチラシで見た値段は31500円だった。これを高いとみるか安いとみるか。たしかにプラレールにしては高い。ただ、そのオモチャの目指した先進性というものを考えればそんなに高くないのかも知れない。この「浮上式リニア」を買うのはいったいどういう層だろうか。
クリスマスイブはもう明日である。クリスマスプレゼントはすでに購入されてきっと家のどこかに隠されているのだろう。きっとかなりの数のこの「プラレール・リニアライナー」が日本中の子どもの「クリスマスプレゼント」になっているだろう。しかし、ただ走るだけのこういうオモチャに今の子どもは満足するだろうか。きっと「ニンテンドウ3DS」とかをもらう方がずっと喜ぶような気もするのである。
この「リニアライナー」おそらく日本人よりも海外のマニアやオモチャオタクが狂喜することは間違いない。日本人はなんてすごいオモチャを作ったんだという具合である。そしてきっと中国ではこの偽物が作られることだろう。そうして日本製よりもずっと安く売られるのである。いやはや、どんなものになるのか、それもちょっと見てみたい気もするのである。
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2015年12月20日(日) |
一日も早く原発を損切りしよう |
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株式投資の下手な人の特徴は「損切り」ができないということに尽きる。買った株が大きく値下がりしてしまった場合、「いつかは上がる」という期待を持ち続けたまま、そのクソ株を塩漬けにしてしまい、そうしてクソ株故にどんどんさらに下がり、どうしようもなくなってしまうのである。まず最初にクソ株を買ってしまう時点で馬鹿なんだが、その株がクソ株と気づいたのに売らずに持ち続けている時点でもっと馬鹿である。クソ株を見切って優良株に乗り換えないとだめなのである。「損切り」をできるかどうかが、株式投資で勝てるか否かを決めるのだ。
さて、オレが「クソ株」と同じ性格を持つものの代表として考えてるのが「原発」である。原発ほど建てた後で後悔する施設はない。ひとたび事故を起こせば取り返しがつかない。そもそも「いつかは事故の危険がなくなる」なんてことは地震国の日本ではありえないことであり、長期間運転していれば最後は廃炉にしないといけないわけでまた莫大な費用がかかる。そして使用済みの燃料を捨てる場所もない。もしも事故が起きればその事故処理にかかるコストは日本の年間予算に匹敵するとてつもない規模となってしまうわけでそのリスクは計り知れない。結果的にものすごく高くついてしまうのである。まさにクソ株みたいなものである。一刻も早く損切りしないといけない。それなのに原発を「再稼働せよ」などと叫んでる馬鹿は、クソ株を損切りできない下手くそトレーダーと本質的に変わらないのである。そして政治家の中にはそういう馬鹿が圧倒的に多いのだ。
オレは人類滅亡のシナリオの一つとして、大規模地殻変動のリスクに伴う世界中の原発の破壊ということを想定している。阿蘇山のカルデラ爆発のような大きな噴火は数千年に一度は必ず起きる。もちろんそれが明日起きてもおかしくないのである。そして今そうした噴火が起きれば、川内原発は一瞬のうちに破壊され大量の放射性物質がまき散らされる。もっとも九州全島が壊滅的被害を受け死者数百万という状況下では原発の被害などその中で無視されてしまうのかも知れないし、人類の過去の歴史の中でそこまでの自然災害は過去に起きていないわけでそれがどれほどの被害を地球環境に与えるかは全く想像もつかないのである。
原発事故で人類は滅びてもいいのか? オレが主張したいのはそこなのだ。大きな小惑星の衝突とかが起きれば地球上のほとんどの建築物は破壊され一瞬のうちに人類は壊滅的な被害を受けるだろう。そうして人口が百分の一くらいに減ってしまったとしても、そこから文明を再建していくことが不可能なわけではない。しかし、そのときに世界中に原発が存在し、そのすべてが破壊されて大量の放射性物質をまき散らしていれば人類はそこで滅びる。これは間違いないことである。つまり原発というのは人類という種にとってのリスクなのだ。
欧州の諸国の中にはすでにドイツのように「脱原発」に舵を切った国もある。なぜ原発をやめられないか・・・それは「地球温暖化」というもう一方の事情を避けようとするからだ。しかし、地球温暖化で人類は滅亡しないが、原発事故では人類の存続が脅かされる。そうして二つのリスクの比較をした場合、原発のもたらすリスクの方が比較できないほど大きい。温暖化で海面が上昇しても、人類が居住地域を変えれば済むことである。しかし原発事故が起きればもうその土地には住めなくなる。
日本が福島原発の事故処理に今後掛かる費用はおそらく年間の国家予算を超える規模になるだろう。そして、それだけの金額をたとえ掛けたとしても事故処理が終わるかどうかはわからない。コアキャッチャーを装備しない欠陥原発(残念ながら日本のすべての原発はそうなのだが)で起きたメルトダウン事故のために地中に溶け落ちた燃料デブリを回収することなど不可能だ。
ではそうしてメルトダウンにつながった東日本大震災という地震が人類史上想定外の特別な大地震だったかと言えばそうではなく、世界中で普通に起きている規模の地震である。それだけで原発は簡単に破壊される。そんな危険なものがこれからインドや中国で建設されるのである。日本製の欠陥原発は国内で造れなくなったために海外に輸出されるのだ。もちろんコアキャッチャーは装備されていない。絶対にメルトダウンしないつもりの日本製だからである。実に馬鹿げた話である。輸出先のインドなどで将来同様の事故が起きるかも知れない。その時は日本がその責任を取れるのか?
実に過激な意見だが、オレは福島原発の事故の責任者、つまり東京電力の会長は死刑にすべきだったと思っている。それだけの事故を起こせば企業トップは責任を取って詰め腹を切らされる、日本では切腹という伝統がある。それをただ復活させるというだけのことだ。なんのための高年棒だ。おまえらが「津波対策」を怠った結果がこの事故だろう。しょせんはゼニの問題で危険を先送りしたんだろう。だったら少なくとも「業務上過失」による事故であることは間違いない。
「もしも大規模な原発事故が起きれば電力会社の会長は死刑になります」ということが暗黙のルールになれば、おそらく日本中の電力会社は脱原発に舵を切るだろう。誰だって命は惜しいし、特に電力会社の会長なんて腰抜けばかりだから命が惜しいはずだ。
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2015年12月17日(木) |
豊橋市はなぜ63億の土地を放棄したのか? |
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2015年9月、経営再建中のユニチカはそのほとんどがすでに遊休地になっていた豊橋事業所の跡地、27万平方メートルを積水ハウスに63億円で売却するということが報道された。積水ハウスはその土地に商業施設や病院などの複合型の都市開発を行うという。この豊橋事業所では不織布の自動車内装材や健康キノコのハナビラタケなどが生産されていたという。豊橋市の中心街からは南に2キロほど離れたところである。
さて、この土地は戦後復興の時期にもともと豊橋市から無償でユニチカに譲渡されたものだったという。豊橋市の側からみれば、そこに企業が誘致できれば雇用も生まれるし、大きな経済効果をもたらすものとして大いに役立ったわけである。実際2000人の雇用が生まれたという。
ただ、繊維産業が好況だったのも高度成長の前までで、その後どんどん業績は悪化し最近は日本の繊維産業はほぼ壊滅状態であるわけで、この豊橋事業所も閉鎖して撤退するしかなくなっていたのである。しかし、この土地はもともとタダでもらったものであり、もしもユニチカが土地の一部を使用しなくなった時は無償で返還するという取り決めが豊橋市との間に昭和41年に確認されていたということである。そんな昔のことを誰も覚えていないということなのか、あるいはなんらかの意図があってか、あるいはウラで陰謀があったのか、この「ユニチカが土地を豊橋市に返還せずに積水ハウスに売却」といういきさつに対して豊橋市議会でさして大きな問題にされることもなくなんとなくスルーしてしまったという。質問した議員がいたが、特に陰謀を匂わせて追及するという態度でもなかったという。
オレは豊橋市議会議員の長坂なおと氏がその件について書かれているブログを読んだが、どうもうさんくさい陰謀の香りがするのである。これはオレのただの憶測だが、なんらかの密約が豊橋市の幹部とユニチカと積水ハウスの間に存在し、それが明るみに出ると困るので議会も問題にしないということではないのか。
豊橋というのはオレにとってけっこうなじみ深い土地である。大学生の時の恋人が豊橋にいて、遠距離恋愛していて何度も京都からクルマで行ったことがある。会うときは高速など走らずに一般道路をのんびりと向かったのである。当時のオレは中古で買ったジェミニに乗っていた。貧乏学生だったので仕方がなかったのである。その後別れてしまったが、保母さんをしていた彼女はいったい今はどうしているだろうかと今もときどき思い出すことがある。
土地の売却価格の63億円というのはどうだろうか。27万平方メートルというのはかなり広い。東京ディズニーランドの約半分と言えばわかるだろうか。それだけのまとまった土地が、渥美線というローカル線とはいえ駅から500mのところに出現するのである。さまざまな利用方法が考えられる。そこをどんなふうに使うのかというのは一企業が決定すべきものではなく、豊橋市の今後の街作りにとってものすごく重要なことである。その大切なことがどうして議会で喧々囂々議論されないのだろうか。
本来ならば無償で豊橋市に返還され、その土地の売却益を豊橋市は手に入れることもできたし、その土地を市のために使うこともできた。それがなぜかユニチカという一企業の利益とされ、ユニチカは来年の決算にこの売却益を「特別利益」として計上しているのである。オレは「待てよ!」といいたくなるのだ。
この話には絶対にウラがある。そしてこのような時には必ず賄賂を手にしてる人達がいる。もちろんそれはオレのただの憶測だ。そして関係したユニチカや積水ハウスの人達にとってもそれは贈賄という犯罪になってしまうだけに触れられたくないことのはずである。あるいはそうしたオレの下衆な憶測をはるかに超えた高尚なところでなんらかの紳士的な決着をみているのかも知れない。それは部外者のオレにはわからない。
この世界には触れてはならない数多くの闇の部分がある。ライブドアが上場廃止になった一連の事件の時に沖縄で謎の死を遂げた野口英昭氏はなぜ死ななければならなかったのか。彼を殺すことで口封じしなければならなかった事実はいったい何なのか。堀江氏によれば、野口氏は堀江氏の無実を証明できる唯一の人間だったという。その後堀江貴文氏が実刑判決を受けて収監されたことは誰もが知っている事実である。野口氏の死によって多くの事実が闇に葬られることとなった。それによっていったい誰が得をしたのか。
オレはこうして日記を書いている中で何度かそうした闇の勢力の関わりに気づいたさまざまな事件がある。大規模なインサイダー取引の金主が実は某大手都市銀行だったとか、それには暴力団が深く関わっていたとかいう事実である。もちろんそんなことをオレが日記で書いても証明するのは困難を極めるだろうし。下手をするとオレは拉致されて殺され、コンクリ詰めで大阪湾に沈められるなんてことになってしまう。
マスコミはどうでもいいことしか報道しない。芸能人の覚醒剤疑惑は報道しても、与党政治家の中国がらみのスキャンダルや広告料をくれる大企業の不祥事はごまかしてしまう。消費税の軽減税率は食料品以外になぜか宅配の新聞が加えられた。そんなところで恩を売って置いて、報道に手心を加えてもらいたいというのは明らかである。政治もマスコミも本当に腐った連中ばかりである。
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2015年12月12日(土) |
大暴論・いますぐエコカー減税をやめろ! |
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ガソリンが安い。とにかく安いのである。オレは車を燃費のいい軽自動車に買い換えたのでそその恩恵を余り被ってないのだが、それでも毎月のガソリン代は以前の半額以下になった。おそらくトラック輸送をしている運送業界や、バスやタクシーは安くなったガソリン代でホクホクしてるのではないだろうか。その恩恵をきちんと従業員の給与に還元してるだろうか。業績の悪いときは給与を削るくせに、こうして燃料代がコスト削減できている時はその分を会社の内部留保に回してしまうのは日本企業の悪弊だ。ちゃんと社員の方に還元してもらいたいのである。
そうしてガソリンが安くなった以上にクルマは燃費がよくなった。今、各メーカーは燃費のいいハイブリッドカーを発売していて昔に比べて平均燃費はどんどんよくなってるわけで、そうなるとますます国の税収は減ってしまう。エコカー減税という方法で燃費のいいクルマを減税した上に、そういうクルマはガソリンの消費も少ないのでガソリン税や消費税として国に入ってくるゼニも減ってしまうという悪循環が起きているのだ。こんなことでは政府の財政に大きな打撃が発生するのである。
ではどうすればいいのか。ガソリン税を上げて、原油の値下がり分を国が掠め取るというのがまず考えられる。オレはこんなことされるとイヤだが、官僚どもの中にはこういう考えを持っている人間もいるだろう。「こんなに安いんですよ、少しくらい税金分を増やしても大丈夫ですよ」ということを発言する財務官僚がいたら全くもって許せないのであるが、そういう考えが出てこないとも限らないのだ。
そこでオレが提案するのが、どんどん走れということである。この安いガソリンをじゃんじゃん使って使って使いまくれということである。日本中にたくさん張り巡らされた高速道路をどんどんみんなが利用するように、期間限定でもいいから遠距離割引を積極的に導入しろということだ。たとえば高速道路の料金の上限を1万円とかにすれば、それ以上は走った分だけお得ということになるので、大阪から富山までマイカーで家族旅行しようと思っていた人が、無料分をちゃっかり利用しようとして青森まで走ってくれるかも知れない。そうすればガソリンもたくさん消費するし、途中のサービスエリアやハイウェイオアシスでじゃんじゃん買い物や飲食をしてくれるはずだ。
通行量が増えれば田舎に作った高速道路もムダにはならないのである。昔民主党がやった一律に1000円とかにするというバラマキはただ交通渋滞が増えただけで何のメリットもなかったわけだが、オレの提案する「料金上限制度」ならば、遠距離利用が増えることと途中で休憩に立ち寄るSAやHOが繁盛するのでかなりのメリットが期待できると思うのである。もちろん九州や東北といった地域の観光客も大幅に増えるだろうし、日本中で「ドライブ旅行しよう」という機運が高まるのは間違いない。
さらにドライブ旅行する人を増やすプランがある。それは政府が大量のキャンピングカーやトレーラーハウスを「災害住宅」用に備蓄しておいて、それを平常時は観光向けにレンタルすることである。粗末なプレハブの仮設住宅よりも、しっかりとしたトレーラーハウスの方がはるかに居住性は高いはずである。ふだんはそれを旅行用にじゃんじゃん使ってもらい、数年に一度の災害時は仮設住宅として使うのである。借りる人には「災害発生時にはそちらでの使用が優先されます」ということで了解してもらって貸し出せばいいのだ。取り壊してしまう仮設住宅と違って長期間利用でき、しかも空き地さえあれば設置できて工事の必要もないのである。
税収減にしかならないエコカー減税なんて即座に廃止するべきだ。そういうクルマに乗る人達はすでに十分ガソリン代がかからないというメリットを享受しているのである。むしろ大量のガソリンをムダに浪費してガソリン税をじゃんじゃん払ってくれる燃費の悪いクルマこそ減税してやるべきなのである。そういう燃費の悪いクルマを「エコカー」に対して「バカカー」(馬鹿みたいに燃費の悪いクルマ)と呼ぶとしたら、バカカー減税をオレは提唱したいのである。馬鹿みたいにガソリンを無駄遣いするクルマをじゃんじゃん走らせて国にガソリン税を納めてくれる優良納税者が増えれば、国家の財政にとって大きなメリットだ。
街を走るクルマが「アクア」や「プリウス」ばかりになってしまうのはガソリンの消費量を減らしてしまうという意味で決定的に景気にはマイナスなのである。そんなクルマを優遇してしまったからガソリンの消費量は減り、ついには合理化のために石油元売りの合併という事態を招いてしまったのである。通常のガソリンスタンドがどんどんセルフ式にとって代わられたことで若者の雇用機会が大幅に減少するという悲劇が起きたが、「バカカー減税」とはムダにガソリンを消費するクルマを優遇するという画期的な制度である。それによってガソリンの消費量が増加に転じれば、セルフ式ではなく有人スタンドへの回帰も起きるかも知れない。巨乳のおねえちゃんが胸を押しつけて窓を拭いてくれるというオプションも復活するかも知れないのである。そういうスタンドがあれば高くてもオレは絶対に行くのである。
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2015年12月11日(金) |
靖国神社爆弾男に関する私感 |
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靖国神社に爆発物を仕掛けた男の名前や顔が公表されたことに関して、韓国では批判が起きているらしい。オレは以前から書いていることだが、多くの死者が出るような無差別テロの実行犯に関しては必ず死刑にしてもらいたいし、このような政治的な意図を持ってテロを行ったヤツも基本的に重罰を与えるべきだと思っている。しかし、そうした行動の背景に存在するのが韓国の反日教育であることを思えば、韓国国内での反発も十分に予想できるのである。
たとえば日本の国旗を焼いたりして侮辱する行為は、韓国国内では英雄的行為だとして賞讃されるらしい。国旗を損壊する行為はその国に対する侮辱であり、どの国の国旗に対してであっても許しがたいことだが。、韓国では大いにほめられることなのである。だから靖国神社に爆発物を仕掛けた男は韓国では国家的英雄であり、その男を日本の警察が取り調べするということは彼らの感覚では納得できないのだろう。
そもそも教育の場で、隣国に対する敵対心を植え付けるなんてことがまともな教育だろうか。従軍慰安婦のことに関して研究した本を出版した作家が慰安婦を侮辱したとして訴追されるなんて国にそもそも公平な感覚など期待できないのである。正しい歴史的事実よりも、自分たちにとって都合のよい歴史の物語の方が韓国の政府や国民にとっては重要なのである。
オレは中国や韓国が「反日」のスタンスを続けていることに関しては「政治家が馬鹿だからしかたない」と思ってあきらめている。そうした間違った価値観の刷り込みが国民をダメにすることに気づいていない時点でかなりの馬鹿である。日本が本当に恐れないといけないことは、中国や韓国の指導者に本当に頭のいい人が登場して、突然国家の方針を「親日」に変え、そうして日本国民を安心させていつのまにか完全に支配してしまっているという状況である。それに比べれば「反日」の方がまだマシなのかも知れない。
もしも韓国にすごく頭のいい大統領が出現して「我々はくだらない反日意識のために多くのものを無駄にした。これからは日本と仲良くやっていくことでおたがいに発展していきたい。」と発言したらどうだろうか。おそらく韓国の経済状況は劇的に好転するだろうし、日本からの観光客も増えるだろう。日本の単純な政治家たちはみんなだまされるだろう。それが政治的な意図からなされた発言であるということを読み取れずにみごとにその罠にはまるだろう。もちろんそのような信念を持った人間が韓国で政治指導者の地位に就くことはありえないのでオレの心配はただの杞憂なんだが。
朝鮮戦争の時、突如北朝鮮側として参戦し、朝鮮半島に侵入してきた中国の人民解放軍は大勢の韓国の人民を虐殺し、略奪や暴行の限りを尽くした。それは侵略ではないのか。韓国の人民は日本に支配された恨みは忘れなくても、人民解放軍に殺された恨みはすぐに忘れてしまったのだろうか。中国の軍事パレードに嬉々として参加する大統領を見ていてオレは思わず失笑するのだ。要するに中国は好きだが日本は嫌いなのである。馬鹿は馬鹿同士で仲良くつるんでいたいのである。
靖国神社は戦争で犠牲になった多くの人々のための鎮魂の施設だ。そこには朝鮮半島出身の戦死者たちも2万数千柱以上が祀られている。そこを破壊しようとするのは死者の魂への冒涜ではないのか。そのような情けない行為をする連中をそれこそ終身刑にして(オレは死刑にしてもいいと思ってるわけだが)、日本という国家の怒りの感情を示すことは国際的にも意味のあることだとオレは思っている。
爆弾テロによってアピールできることなど何もない。ただのテロリストは見つけ次第射殺してもいいとオレは思っている。靖国神社の池にオシッコをしてやったとか自慢話している馬鹿は5、6年刑務所にぶちこんでやればいい。この靖国神社爆弾男に対して、きちっと日本の裁判所は重い刑罰を下してもらいたいのである。執行猶予など断じて許さないのである。
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2015年12月09日(水) |
謎のダンゴムシ混入男 |
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買ったお弁当にダンゴムシが入っていればびっくり仰天するだろう。日本では虫の混入というのはかなり忌み嫌われる現象である。しかもそれが「ダンゴムシ」である。見つけた瞬間にそのお弁当を食べる気を無くしてしまうに違いない。
店頭にあるお弁当にダンゴムシを混入するという「店先テロ」を行っていたオッサンが逮捕された。本人は否認しているが、監視カメラにはしっかりと写ってるらしい。そうなるともう言い逃れはできないのである。それにしてもいったい何がしたかったのだろうか。朝日新聞の記事を引用しよう。
スーパーに並ぶ弁当にダンゴムシを入れたとして、岡山県警は5日、岡山市南区新保、自称アルバイト事務員中俣昭美(てるみ)容疑者(61)を業務妨害の疑いで逮捕し、発表した。中俣容疑者は「入れていない」と否認しているという。 岡山南署によると、中俣容疑者は10月11日、岡山市南区のスーパーの弁当にダンゴムシ1匹を入れ、弁当を製造した会社(広島県福山市)に工場の臨時安全点検をさせ、業務を妨害した疑いがある。 弁当を買った客からスーパーに通報があり、同署が防犯カメラの映像などから中俣容疑者を特定したという。近隣のスーパーでも同様の事案が複数確認されており、関連を調べている。
このオッサンの悪戯のために、弁当を製造した工場で操業を停止しては臨時の安全点検が行われたのである。どれほどのゼニと手間がかかったことだろうか。もしもオレが経営してる工場がそんな目に遭えばオレは断じてこのオッサンを許さないだろう。しかし不思議なのはその動機であり、方法だ。なぜ他の虫ではなくて「ダンゴムシ」なのか。もしかしたらこのオッサンが「ダンゴムシ愛」なんだろうか。全くもってわからないのである。
食品テロというのはターゲットとなった企業に対して甚大な被害を与えることが多い。昔起きたグリコ森永事件に於いて、狙われた企業の株価は暴落した。別に誘拐して身代金を受け取るなどというリスクのある方法ではなくても、株式市場でその銘柄を空売りしてからこうして企業の評判を落としてやれば、それだけで簡単にぼろ儲けすることができる。あの時結局犯人はわからずじまいだったが、オレは絶対に犯人グループは空売りで儲けたと思っている。残念ながら警察の捜査はその方向には進まなかったのである。
ダンゴムシ混入野郎にそこまでの大きな計画はなかったと思うが、それにしても何がしたかったのか。この男は「自称アルバイト事務員」なんだが、61歳にもなっていったい何をしてるんだよと思うのである。
最近意味のわからない馬鹿な事件をおこすヤツが多い。女性の顔にコーヒーを吹きかける馬鹿とか、赤ん坊に覚醒剤を飲ませる馬鹿とか、友人の車を線路に乗り捨てる馬鹿とか、本当に迷惑で悲惨な事件が頻発してるのだ。日本人のレベルはここまで下がってしまったのか。あるいはもともとそういう馬鹿が多かったけど目立たなかっただけだったのか。度を超した馬鹿であることはもはや犯罪であるとオレは思うのだ。もうそういうのは「馬鹿事件発生罪」とかいう特別な名称をつけてどんどん死刑にしてもらいたいと思うのである。このダンゴムシ混入男ももちろん死刑にしてくれ。そういうワケのわからないことをしでかす馬鹿がこの世に存在することそのものはリスクである。
そのような「馬鹿」は憎むべき存在だが、「アホ」は違う。「アホ」というのは見ていてついついほほえましい気分になる。アホのしでかすアホな行為は「おまえほんまにアホやなあ」と笑ってみていられることが多い。
スーパーで販売されているお弁当にダンゴムシを混入させる男は「馬鹿」だが、そのお弁当をダンゴムシに餌としてあげようとするのは「アホ」である。赤ん坊に覚醒剤を飲ませるのは「馬鹿」だが、覚醒剤を買おうとしてメリケン粉を買わされて、中味が違うとも知らずにいい気持ちになるのが「アホ」である。女性の顔にコーヒーを吹きかけるのは「馬鹿」だが、女性に見とれていて自分の膝に熱いコーヒーをぶちまけて火傷をするのが「アホ」である。
オレは世の中の馬鹿たちに言いたい。馬鹿をやめてアホになれと。アホになれば今度はきっと多くの人から愛されるはずである。アホは人畜無害である。世界中の人がただのアホになれば国際紛争や戦争もなくなってしまうだろう。ああいうことを引き起こすのは馬鹿だからである。アホになるということは、そうした行為の空しさに気づくということなのだ。オレは馬鹿には死んでもなりたくないが、面白いアホにならなってもいいかなと時々思うのである。
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2015年12月03日(木) |
プレミアム商品券という馬鹿政策 |
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政党や政治家は選挙で勝つためにくだらない政策を行う。昔配られた「地域振興券」というのはその最たるものである。こんな馬鹿馬鹿しいことに税金が浪費されるのをオレは我慢できないのである。そういう政策を実行する政治家や政党には絶対に投票したくないのである。それが形を変えた有権者に対する「買収行為」であることにどうして気づかないのか。もらってる側はホイホイ喜んでいるのか。
滋賀県甲良町で販売された「プレミアム商品券」もその馬鹿政策の一つである。1万円分商品券を購入すれば1万3000円分買い物できるという仕組みだが。もちろんその3000円分は税金からの持ち出しである。商品券のそのプレミアム分余分に消費が拡大するというものでもない。ただ家計費が少し節約できるという程度の効果しかない。もちろん販売枚数は限られていて、購入時には「一人2冊」という制限があった。ところが甲良町の町長らが上限を超えて大量に買っていたことが明らかになって問題視されているのである。なんともセコいことをする町長だなとオレはあきれたのだが、町長よりももっと上手がいた。それは町議会の議長である建部孝夫氏の行動だ。
今回の町長の大量購入事件に関して彼は「黙秘なんですよ」と語っていた。犯罪者が黙秘する場合はたいてい自分に不利なことをしゃべりたくないからである。建部議長はなんと一人で30冊も購入していたのである。いやはや、なんとも豪快なオッサンである。一冊あたり3000円儲かることになるので、30冊ということだから9万円分このオッサンは儲かったようなものである。
しかも全体の販売冊数には限りがあるわけで、町長や町会議長が大量に買ったということはそのせいで手に入らなかった町民がいるということなのだ。本来町民に還元されるべき税金を、町のトップ2人がフトコロに入れていたというなんともお粗末な出来事なのである。
そんな恥ずかしいことをしていながら、この甲良町の町長も町会議長も「辞職は考えてない」ということである。たぶんこいつらの頭の中の感覚は「その程度のことでいちいちガタガタ言うなよ」という程度なんだろう。町の有力者である自分たちが多少得をしたってかまわねえじゃないかということを思ってるのかも知れない。こいつら、「反省しています」と言ってるものの、やめるようなそぶりは一切ないのだ。実は全然反省などしていないのである。
よくある実例だが、スーパーが客寄せのために目玉商品の特売をやるとする。卵1パック99円とかいうふうに原価割れの商品を設定し、それを購入するついでに他の商品も買ってもらおうとする戦略である。一人1パックというふうに限定すれば原価割れの損失も少なく効果的に客寄せができる。しかし、その原価割れの商品をそのスーパーの従業員や家族が確保してしまい、実際に店頭に並ぶ数が少なかったらどうだろうか。何のためにその商品があるのかという意味を理解しない馬鹿従業員のために店の利益は失われてしまうのである。それと同じことを甲良町の町長や町会議長はしているのだ。それもほんの数万円の私利私欲のためにである。ものごとの軽重がちっともわかっていないこういう馬鹿が行政のトップにいるというのはなんと嘆かわしいことだろうか。
もっとも、「プレミアム商品券」という馬鹿政策を導入した時点で町長も町議会も馬鹿の集団であり、その構成員が個々に馬鹿なことをすることは自明のことかも知れず、そうなると今回のことも至極当然の結果のような気もするのだが。
どうすれば町を活性化させられるのか。どうすれば税収が増えるのか。創意工夫には知恵が必要だし、実際に行動することが必要だ。石川県羽咋市が山村の棚田でとれたコメをローマ教皇に献上して有名になった結果ブランド化に成功したように、誰も思いつかないようなことができるのはごく一部の自治体だけである。多くの地方自治体では減少する人口と進む高齢化の中でたいした政策も打ち出せずにゆるやかに滅びの道を進んでいるのが今の日本の現状である。
今回の「プレミアム商品券」のような税のバラマキの愚策で町おこしを狙った馬鹿自治体が日本の至る所に存在する。きっとこれからも同じようなことは繰り返されるだろう。そしてこの「買収」を多くの有権者は喜んで受け入れるのだろう。もしもオレの住む自治体でそういう動きがあれば、オレはそんなものは絶対に買わないということをここに宣言したい。
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